cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_cde52f190d16_iPhone SE2(iPhone 9)&iPhone 12、新型コロナウイルスの影響で生産見通し立たず cde52f190d16 cde52f190d16 iPhone SE2(iPhone 9)&iPhone 12、新型コロナウイルスの影響で生産見通し立たず oa-rp92670

iPhone SE2(iPhone 9)&iPhone 12、新型コロナウイルスの影響で生産見通し立たず

2020年2月15日 07:00 Real Sound

 Appleの発表が間近とされる小型で低価格のiPhone新機種と、今秋発売されると見られているiPhone 12だが、新型コロナウイルス「COVID-19」の影響で、どうやら明確な見通しが立っていないようだ。

(参考:iPhone 9(SE2)は約44,000円で販売か? Apple中国工場の再開はまだ不透明

 『9To5Mac』は、TF International Securitiesの著名アナリストであるミンチー・クオ氏が行なった、新たな報告を紹介している(参考:https://9to5mac.com/2020/02/09/iphone-9-coronavirus-kuo-prediction/)。

 AppleがiPhoneの製造を委託している、中国にある鴻海精密工業(フォックスコン・テクノロジー・グループ)とペガトロン・コーポレーションの工場の操業再開が、新型コロナウイルス「COVID-19」の影響で更に遅れていることが明らかにされた。

 製造の遅れがこのまま続けば、iPhone 9あるいはiPhone SE2と呼ばれることが予想される、小型の新機種の発売日は、遅れることが不可避になるだろう。

 フォックスコン・テクノロジー・グループは、当局からの指示を待っているとし、顧客から生産を早く再開すべきだというリクエストは、受け取っていないとしている。

 遅れが2週間に及べば、生産に大きな影響を与える可能性があり、Appleにとって打撃だ。しかしAppleは「最優先事項は、中国全土のチーム、サプライヤーパートナー、顧客の幸福だ」としている。

 iPhone 9は、元々、2020年3月に発売されるのではないかと見られていたが、いつ発売するかといった正式発表は、まだ行なわれていない。

 販売価格は2016年にiPhone SEが発売された時と同じ399米ドル(約4万4千円)になると言われている。

 高性能カメラを搭載した超ポータブルな携帯で、エントリーレベルのiPhone 11(64GB)よりも300米ドル(約3万3千円)安い。サイズについては、iPhone SEの4インチより一回り大きい4.9インチになるという。

・徐々に工場閉鎖は解除へ?

 一方、『CNBC』は2月10日、徐々に工場の閉鎖が解かれていくと伝えている(参考:https://www.cnbc.com/2020/02/10/coronavirus-leaves-status-of-apple-manufacturing-in-china-uncertain.html)。

 匿名の情報筋の話として、「iPhoneを製造するフォックスコン・テクノロジー・グループの工場の閉鎖を解除することが承認された」という情報がある。しかし、今のところ、約16,000人の労働力の10%しか確保できないという。

 このことについて、フォックスコン・テクノロジー・グループは次のように声明を発表している。

「従業員の健康は最優先事項です。コロナウイルスに関連する課題を注視しています。安全・衛生対策は、行政機関の取り組みに沿って実施されています。中国の各施設のチームは、それぞれの地方行政機関と緊密に協力し、生産スケジュールを進めています。商業的な理由により、特定の生産についてコメントできません」

・台湾で生産しリスク分散?

 どちらにしても、中国では当初の予定通りに生産は進んでいないことが予想される。『DIGITIMES』は、Appleが2020年のiPhone生産を、台湾の組み立て工場に発注し、リスクを分散させることを検討していると伝えている(参考:https://www.digitimes.com/news/a20200212PD204.html)。

 Appleは、生産が遅れている状況でも、次世代のiPhoneを予定通り発表する可能性があるという。小型で手頃なスマホが欲しいという人にとっては、iPhoneを待つべきか、あるいは他の携帯機種を選ぶべきか、悩ましいところだ。

(Nagata Tombo)

外部リンク

cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_f5dfe30c26b2_『エール』第9話では、安隆(光石研)の不在に光子(薬師丸ひろ子)と三姉妹が途方に暮れる f5dfe30c26b2 f5dfe30c26b2 『エール』第9話では、安隆(光石研)の不在に光子(薬師丸ひろ子)と三姉妹が途方に暮れる oa-rp92670

『エール』第9話では、安隆(光石研)の不在に光子(薬師丸ひろ子)と三姉妹が途方に暮れる

2020年4月8日 08:15 Real Sound

 毎週月曜日から土曜日まで(土曜日は1週間の振り返り)放送されているNHKの連続テレビ小説『エール』。4月9日放送の第9話では、光子(薬師丸ひろ子)と三姉妹が途方に暮れる。

参考:柴咲コウ「音楽には人生を変える力がある」 『エール』オペラ歌手を演じる上での取り組み

 音(清水香帆)が環(柴咲コウ)に多大な影響を受けた第8話。第9話では、音が『竹取物語』に出演する学芸会までには戻ってくると約束した父・安隆(光石研)だったが、帰ってくることはなかった。安隆が不在となり、途方に暮れる母・光子と三姉妹。関内家にいても仕事がないと言って、馬具職人の岩城(吉原光夫)も去って行こうとする。光子の窮状を見て、仕事の口利きをしている打越(平田満)は、光子に近づこうとする。一方、『竹取物語』の稽古では、かぐや姫を演じる良子(田中里念)が問題を起こし……。

 昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一とその妻・音の物語。主演の窪田正孝のほか、二階堂ふみ、光石研、薬師丸ひろ子、清水香帆、本間叶愛、新津ちせらがキャストに名を連ねる。(リアルサウンド編集部)

外部リンク

cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_f87f28057b31_『BNA ビー・エヌ・エー』は世界を見据えた意欲作に 注目を集め続けるTRIGGERの戦略 f87f28057b31 f87f28057b31 『BNA ビー・エヌ・エー』は世界を見据えた意欲作に 注目を集め続けるTRIGGERの戦略 oa-rp92670

『BNA ビー・エヌ・エー』は世界を見据えた意欲作に 注目を集め続けるTRIGGERの戦略

2020年4月8日 08:00 Real Sound

 TRIGGERが世界を狙いにきた。

 Netflixで先行配信されているTVアニメ『BNA ビー・エヌ・エー』を鑑賞した際に、一番に思ったことだ。『プロメア』の大ヒットも記憶に新しいアニメスタジオ・TRIGGERは、時にはバカバカしいほどにけれん味のある、熱いバトルアニメを制作するスタジオという印象が一般的だろう。だが、近年は緻密な世界展開への戦略など、新たなる客層を呼び込むことをより重視しているようにも感じられる。今回はTRIGGERの作品から垣間見える、ファン層拡大に向けての戦略について考えていきたい。

参考:『プロメア』は大衆娯楽映画の最先端に 強烈な生のエネルギーを描くTRIGGERの手法とは

 今、アニメ業界は大きな転換期にある。これまでも日本アニメが世界中で人気を集めた事例は数多くあるものの、それがビジネスとして成功するに至った例はそう多くない。スタジオジブリの世界的な知名度の高さや、1996年に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のビデオ売り上げがアメリカビルボード誌で1位を獲得するなどの例があるものの、その人気はアニメ業界で一般的な現象であるかと問われると、言葉に困るのが現状だろう。

 そんな中、現在の日本アニメを取り巻く状況の変化として顕著なのが、世界市場へのアピールだ。これはNetflixなどの配信サービスの充実化と、それにより日本アニメの世界的な人気が可視化されたことにより、より世界市場へのアピールが容易になってきている。Netflixは視聴者数などは公表していないものの、日本国内でのランキングTOP10には日本アニメ作品も数多く並んでおり、世界的にみても決して軽視できないほどの視聴者がいることは想像に難くない。プロダクションI.GをはじめとしたいくつかのスタジオはNetflixと業務提携を結ぶなど、世界に向けて大きな変化を始めている。

 そんな中で面白い試みを行っているのが、フジテレビのアニメーション放送枠「+Ultra」だ。公式サイトにも明確に「海外にアニメカルチャーを広げていきたい」と書かれており、Netflixでも配信することで、世界視点で人気を集める作品を取り揃え、放送枠としてのブランド価値を高めようとアピールを続けている。作品も『コードギアス 反逆のルルーシュ』など多くの人気作を手掛ける谷口悟朗監督の『revisions リヴィジョンズ』や、『カウボーイビバップ』などで世界的にファンの多い、渡辺信一郎監督の『キャロル&チューズデイ』など、アニメファン垂涎の面々を揃えている。今回『BNA ビー・エヌ・エー』も「+Ultra」内で放送されている。

 この世界展開が一般化している中で、いち早くその可能性を見出したのがTRIGGERだったのではないだろうか。過去作『リトルウィッチアカデミア』は、若手アニメーター育成支援プロジェクトの一環である「アニメミライ2013」の作品として制作された、30分弱の短編アニメだ。続編制作のためにクラウドファンディングで資金を募ったところ、初日で目標金額達成、最終的には62万ドルが集った。これは『この世界の片隅に』がクラウドファンディングを利用するよりも前の話であり、多くのアニメファンを驚愕させたが、最も衝撃を受けたのはTRIGGERの経営陣だったのではないだろうか。

 なぜTRIGGERはそれほど注目を集めるのか? その特徴の1つが、オリジナル作品の多さだ。初の元請制作を行ったTVアニメ『キルラキル』以降、オリジナル作品を多く手掛けているスタジオであるが、これは前身にあたるGAINAX時代から受け継がれてきた文化の1つであると、大塚雅彦代表と今石洋之監督が『月刊MdN 2017年5月号』で語っている。オリジナル作品は大変な労力がかかるうえ、原作の知名度に頼れない以上ヒットの可能性も未知数になるが、それがTRIGGERでなければ発揮できない魅力を生み出す原動力となっている。

 『BNA ビー・エヌ・エー』もオリジナル作品だが、人間と獣人の世界を舞台とした差別が明確なテーマとなっている。世界的な関心の高い差別問題を描くことで、広い視野と深い社会批評性を内包した作品にしたいという試みが伝わってくる。

 ディズニーアニメーション『ズートピア』や、同じ「+Ultra」で放送された『BEASTARS』も同じような図式の作品であったが、2作品が草食獣と肉食獣の生態を描くことで、差別問題を描き出していたことに対し、『BNA ビー・エヌ・エー』は元人間が獣人になってしまうという差異を出してきた。この点を中心に、いかにTRIGGERらしい作品を生み出すことができるのかどうか、今後の展開を楽しみにしたい。

 TRIGGERは国内の男性アニメファン向けなスタジオという印象が強かったものの、それを覆したのが『プロメア』だろう。新千歳空港国際アニメーション映画祭にて行われたトークショーでは、事前に用意された椅子がなくなり、立ち見客が出るほどの盛況具合であったが、観客の8割が女性だったことも驚かされた。応援上映などに駆けつける熱い女性ファンを獲得することで、興行収入10億円以上のヒットを記録している。

 また『プロメア』の英語吹替版では、スタッフたちが中心となり演技の方向性などを指示しており、女性と海外という既存のファン層とは異なる人たちを取り入れる、強かな戦略を感じさせた。今回の『BNA ビー・エヌ・エー』では動物の動きも可愛らしく、子供たちからも受けいられる可能性も感じさせ、ファミリー層からも支持を得る作品になりうるのではないだろうか?

 近年『羅小黒戦記』など、中国のアニメーションの一部作品にはすでに日本アニメと見分けがつかない作品が生まれている。日本アニメはすでに国境を超え、少なくとも東アジア全体のテイストになってきている。独特なルック故に、ヨーロッパアニメーションが中心となるコンペディションなどと比べると、日本アニメはガラパゴス化しているのではないか?という声も散見される。しかしそれは、日本アニメが世界へのアピールが足りていないが故の声といえるかもしれない。日本アニメが“世界のアニメ”になるかどうかによって、今後のアニメ業界の先行きが決まる。その鍵はTRIGGERが握っている。

■井中カエル

ブロガー・ライター。映画・アニメを中心に論じるブログ「物語る亀」を運営中。

外部リンク

cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_524717166162_ジャニーズが「無観客コンサート」と「手洗い動画」で見せた“いま世の中に為すべきこと” 524717166162 524717166162 ジャニーズが「無観客コンサート」と「手洗い動画」で見せた“いま世の中に為すべきこと” oa-rp92670

ジャニーズが「無観客コンサート」と「手洗い動画」で見せた“いま世の中に為すべきこと”

2020年4月8日 07:00 Real Sound

 3月29日から配信されたジャニーズYouTube公式チャンネルの『Johnny’s World Happy LIVE with YOU』。直前に告知され、出演者も前日発表というスクランブルな動きながら、最終的には追加日まで実施となり、嵐がトリを務めた。

(参考:嵐、YouTube配信に登場し全国にエール 人々の希望を呼び起こす“国民的アイドル”の力

 公演は「感染予防を呼びかけると共に少しでも笑顔と元気を届けたい」の理念を元に、メンバー出演の手洗い動画やオリジナルマスク作成動画を挟みながら、横浜アリーナの無観客ライブをさながらジャニーズのフェスのように配信した。

 出演者だけが発表された状態で配信が開始され、観ていて真っ先に驚いたのは、無観客とは思えない横浜アリーナの様子だった。ステージ上にはいつものコンサートで見るような超巨大なビジョンがあり、その脇を階段のような装飾とライトが並ぶ。照明も四方から照らし、もちろんカメラはクレーンを使って動き回る。センター席には十字に花道が伸び、中央にはセンターステージ。そして観客席には、無数のライトが張り巡らされる。それは無観客とは関係ない、本気のコンサートだった。

 この日程の横浜アリーナは、3月27日と28日が『NEWS LIVE TOUR 2020 STORY』、30日が『Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.』の予定で、元々ジャニーズが抑えていた。そして3月中の公演を延期・中止発表したのが3月17日で、3月24日まではジャニーズではないイベントが実施予定だった。つまり、公演中止が決まった上で、改めてあの会場内を準備したのだ。これは、無観客配信のために各コンサート関係者に仕事を発注したことを意味する。通常のコンサートと遜色ない数のライトにカメラも、センター席に観客がいない中のセンターステージと十字に設置された花道も。

 もちろん、実際のコンサートよりは小規模になった部分もある。しかし可能な限り、今回の新型コロナで大きな損害を真っ先に受けたコンサート・エンターテイメントに関わる人へ最大限の仕事を回そうとしたのだろう。

 これはコンサート業界をリードする、背負っているというジャニーズの自負のなせる技だ。もちろんコンサート関係者がいないと、自分たちの今後の興行が実施できないからという部分もあるだろう。しかし彼らが関係業界の仕事を回すこと、自身が負える「公共性」をどう世の中に活用するかを念頭に置いて今回の企画を進めたことは確かだ。

 各グループのライブ配信の間には、ジャニーズメンバーによるオリジナルの手洗い楽曲とダンス、オリジナルマスク作りの映像を流していた。この楽曲「Wash Your Hands」は「勇気100%」を生み出した松井五郎と馬飼野康二による“ジャニーズど真ん中”楽曲であり、振り付けもジャニーズ事務所の屋良朝幸によるもので、歌詞もダンスも厚労省推奨の手洗いを取り入れている。しっかりとした手洗いで手首まで洗った方がいいことは知っていても、この曲で親指をぐるぐるWashした方がいいことを知った人も多いのではないだろうか? 正しい洗い方の認知を最も広げたのではこの「Wash Your Hands」と言っても過言ではない。

 そして、『Johnny’s World Happy LIVE with YOU』の最終日には嵐が出演した。

 嵐はデビュー以来、ずっとファン・視聴者に寄り添い続ける存在だった。時が経ちそれは「自然体である」という嵐にとって最大の特徴となり、国民的アイドルとなった。

 その点はもちろん、今回も変わっていない。ファンに向けて、コンサートと同じように手を振り、煽っていく。二宮が叫んだ「これを見ているあなた! あなたの笑顔を我々は見たいんだ!」が、こんなにも観る人の心に響くのは、彼らがずっと傍にいたからに他ならない。ライブ配信後の「Wash Your Hands」も嵐バージョンになっており、この歌の後には実際にメンバーが手を洗う映像も配信された。嵐はずっと、寄り添って伝わることを大事にしてきた。だからこの映像が、嵐の取り組みがただのエンタメコンテンツではなく、行動変容を促し想いをしっかりと届けるものとなった。

 新型コロナで個人も企業もダメージを負う状況下で、ジャニーズが関わる人、企業に対して自分達に何ができるか・何をすべきかを基に動いてくれたことはとても大きいし、本当に意義のあることをしていると思う。これがジャニーズが背負う”公共性”だろう。

 耳に残った歌を口ずさみながら、行動を変えていこう。彼らの想いと共にあるためにも。

(布村壮太)

外部リンク

cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_af00d8303af2_ソニーが100億円超「新型コロナ支援基金」設立 コンサートやアニメ業界など“クリエイティブコミュニティ”も支援 af00d8303af2 af00d8303af2 ソニーが100億円超「新型コロナ支援基金」設立 コンサートやアニメ業界など“クリエイティブコミュニティ”も支援 oa-rp92670

ソニーが100億円超「新型コロナ支援基金」設立 コンサートやアニメ業界など“クリエイティブコミュニティ”も支援

2020年4月8日 07:00 Real Sound

 ソニーは4月2日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に苦しむ人々を支援する、総額1億ドル(約108億円)の支援ファンド「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」の設立を発表した。

(参考:Googleが新型コロナ対策に“ユーザーの移動データ”公開 プライバシーはどうなる?

 医療関係者、学校閉鎖などの影響を受ける子どもや教育関係者、エンタメ業界のクリエイティブコミュニティの3つの領域で支援を行なう。

 「医療関連」の支援では、1000万ドル(約11億円)を国連財団とスイス慈善基金会がサポートするWHO(世界保健機構)のCOVID-19 Solidarity Response Fund(COVID-19連帯対応基金)、国境なき医師団(MSF)、国際連合児童基金(UNICEF)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に寄付する。また、社外パートナーと提携し、感染拡大防止や治療につながる支援活動も行なう。

 外出制限や休校で学習機会に制限が生じている「教育」領域では、ソニーのテクノロジーを使った教育支援を、教育関係者とも協力し実施する。

 コンサートの中止や映画、テレビ番組、ゲーム、アニメの制作の中断の煽りを受けている「クリエイティブコミュニティ」も支援する(参考:https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/202004/20-027/)。

 ソニーの社長兼CEOである吉田憲一郎氏は「全世界が直面しているこの困難な状況に際し、新型コロナウイルスとの戦いの最前線、未来を担う子どもたち、クリエイティブコミュニティなどへの一層の支援を実施します」と述べている。

・UNHCRに3億円、民間部門から初となる寄付

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は「このパンデミックの脅威から難民を保護するために、ソニーから300万ドル(約3億円)が寄付されます。UNHCRのCOVID-19アピールに対して、民間セクターから大規模の寄付が行われたのは、ソニーが初めてのことです。難民とホストコミュニティーの間で感染拡大を防ぐために、 UNHCRがCOVID-19のパンデミック対策を行なうには、タイムリーに資金が必要不可欠です」と述べ、ソニーの支援を歓迎する(参考:https://www.unhcr.org/news/press/2020/4/5e86eaf14/sony-provides-first-major-corporate-contribution-unhcrs-covid-19-appeal.html)。

 なおCOVID-19連帯対応基金には、Facebook、Google、Microsoft、Cisco、American Express、Spotify等も寄付している(参考:https://www.zdnet.com/article/sony-establishes-100m-global-relief-fund-to-support-covid-19-affected-individuals/)。

・Netflix、Facebookも100億円規模の支援

 エンターテイメント業界やテクノロジー業界の大手企業が、他にも同様の支援を行なっている。

 Netflixは仕事のないプロダクションの制作者に1億ドル(約108億円)を、Live Nationはコンサートのクルー支援に1000万ドル(約10億円)、Facebookはニュース業界に1億ドル(約108億円)を充てると発表していると『The Hollywood Reporter』は伝えている。(参考:https://www.hollywoodreporter.com/news/sony-launches-100-million-coronavirus-relief-fund-1288137)。

 日本では4月7日、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に5月6日まで、初となる緊急事態宣言が発令された。期間は5月6日までだが、日本でも更なる支援の輪が広がることが期待される。

(Nagata Tombo)

外部リンク

cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_94efd4e4eb3d_ヒカキン、緊急事態宣言を受けての帰省や“疎開”に警鐘「今一度よく考えて行動してください」 94efd4e4eb3d 94efd4e4eb3d ヒカキン、緊急事態宣言を受けての帰省や“疎開”に警鐘「今一度よく考えて行動してください」 oa-rp92670

ヒカキン、緊急事態宣言を受けての帰省や“疎開”に警鐘「今一度よく考えて行動してください」

2020年4月8日 07:00 Real Sound

 人気YouTuberのヒカキンが4月7日、自身のYouTubeチャンネル「Hikakin TV」に、「僕の地元でコロナが。緊急事態宣言が出ても帰省は控えよう【拡散希望】」と題した動画を投稿。緊急事態宣言をきっかけに地元や感染者の少ない地域に行くのは控えようと、強く訴えた。

(参考:ヒカキン、街で働く“店員さん”への気配りを呼びかけ 「感染拡大の中でも戦ってくれている」

 この動画を撮影したのは4月7日の15時頃だという。冒頭でヒカキンは「東京をはじめとした感染者の多い地域に今夜にも緊急事態宣言が出されると言われています。そんな中、僕の目にすごくショッキングなニュースが飛び込んできました。それは『上越市で初の新型コロナ感染者確認。東京から帰省の30代男性会社員』。この上越市というのは新潟県上越市、僕の地元です」と語った。

 『上越タウンジャーナル』によると、この男性は公共交通機関は利用せず家族にも会わなかったとのことだが、東京で感染してしまい、地元の病院を受診したところ新型コロナウイルスの感染者だということが明らかになったそう。現在は同市内の病院に入院したとのことだ。この報道を受けヒカキンは“家族が心配”と複雑な胸中を明かしていたが、「緊急事態宣言が出る中で感染者の多い地域から実家に帰ろう、田舎に帰ろうと思っている皆さん、やめましょう。いろんな感情や人それぞれの理由もあるとは思います。もしかしたら田舎のおじいちゃんやおばあちゃん、お父さんお母さんが『早く帰ってきなさい』って言うかもしれない。ですが、ただそこで無症状で帰ってしまって、もしうつして(家族や接した人を)亡くしてしまったら一生後悔します」と強く訴えた。

 ヒカキン自身も不安があり本音を言えば“家族と過ごしたい”というが、自分が無症状で感染しているかもしれないという意識を持って、日々自宅で過ごしているという。「テレビでもやっていますけど、感染者の少ない鳥取や島根に“コロナ疎開”と言って逃げるとか、安全そうな沖縄に逃げようという方が増えているみたいなんですよ。東京の感染者が毎日100人を超えていて不安になる気持ちはすごくよくわかります。ただ、そこで地方に行って広めてしまうと全国で感染爆発してしまう。緊急事態宣言が出たら田舎に帰ろうと迷っている方・決めている方、今一度よく考えて行動してください。その判断で一生後悔してもしきれないようなことが起きてしまうかもしれません」と呼び掛けた。

 その上で「僕自身も緊急事態宣言が出てしまったら、どう生活が変わるのかわからないので、不安はあるんですが、今自分にできることは“家で過ごすこと”。前から動画で『#うちで過ごそう』を広めてきました。今はそれに尽きるなと思います。そして改めて、不要な外出だったり、人が集まる場所に行ったり、友達で会ったりはせず、3密(密集・密閉・密接)を避けて生活しましょう」とコメントした。

 この動画に視聴者からは「大切な人の命 自分の命 我慢すれば一生 油断すれば一瞬」「感染してからじゃ遅いから本当に意識しながらの行動が重要なこと。影響力のある人が言うだけでまた変わってくるから本当にありがたいです」「自分の行動が、家族を救います。友人を救います。自分を救います。不要な外出はやめましょう。どうか、よろしくお願い致します」「本当に外出しないでくれ。中学生や高校生。外に遊びに行きすぎだ。遊ぶのはコロナが収まってからでもできる。今、外で遊んでいて感染して命を落としたら将来遊べなくなるんだぞ」などといったコメントが続々寄せられている。

 先日も街のスーパーやコンビニの店員さんに「優しくしてあげよう」と訴えたヒカキン。今回は人の命に関わる内容のメッセージ動画だった。ヒカキンもこの思いが1人でも多くの方に届くようにと、動画の中で“この動画の拡散をお願いします”と呼び掛けている。ぜひこの動画をSNSなどでシェアしてみてはいかがだろうか。なお「Hikakin TV」には「※この動画は収益化しておりません。」と注釈が記述されている。

(中山洋平)

外部リンク

cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_fbcc83dd88af_志村けんさんと映画の深い繋がり サイレント映画をテレビで再構築した最後の芸人に fbcc83dd88af fbcc83dd88af 志村けんさんと映画の深い繋がり サイレント映画をテレビで再構築した最後の芸人に oa-rp92670

志村けんさんと映画の深い繋がり サイレント映画をテレビで再構築した最後の芸人に

2020年4月8日 06:00 Real Sound

 日本を代表するコメディアン、志村けんさんが3月29日に逝去された。ザ・ドリフターズのメンバーの一人として、多くの人々を笑いにいざなってきたが、コントでの演技を通し、“俳優”としての類まれなる資質を評価していた声も非常に多い。俳優としての活動は決して多くない志村さんだが、映画とは深い繋がりがあったと、映画評論家のモルモット吉田氏は語る。

「志村さんは1968年にザ・ドリフターズの付き人となりましたが、翌年には早くも映画に初出演しています。当時製作されていたドリフ映画の1本『ドリフターズですよ!冒険冒険また冒険』(1969年)にゲイっぽい風貌で登場します。名画座で上映されると、このわずかな登場場面がいちばん盛り上がっていました。その後、荒井注さんの脱退で志村さんが正規メンバーとしてドリフに入ってからは、末期のドリフ映画に主要な役で出演していますが、『東村山音頭』でブレイクする前ということもあって、存在感が際立つとは言い難いところがあります。

 その後、人気者になった志村さんと映画の接点は薄いように思えますが、映画を積極的にコントの中に取り入れていました。『8時だョ!全員集合』の前半コントでは、志村さんが金田一耕助に扮するコントがシリーズ化されていましたが、今から見ると、70年代後半の横溝ブームの中で、『獄門島』(1977年)や『八つ墓村』(1977年)の設定を上手く取り入れているのがわかります。『全員集合』後半コーナーで加藤茶さんと演じたヒゲダンスは大ブームとなりましたが、当時、『世界の喜劇人』などの著書がある作家の小林信彦さんが「あれは、扮装といい、ひげといい、グラウチョ・マルクス(グルーチョ・マルクス)ではないか」と指摘しています。マルクス兄弟の喜劇映画が志村さんに与えた影響は大きく、『全員集合』時代から『志村けんのだいじょうぶだぁ』『志村けんのバカ殿様』に至るまで繰り返し再演された鏡に向き合って互いに動きを真似るコントは、マルクス兄弟の『我輩はカモである』(1933年)に元ネタがあります」

 多くの人が親しんできた志村さんの“鉄板ネタ”の背景には、サイレント映画があったのは間違いないと吉田氏は続ける。

「志村さんがサイレント喜劇映画も熱心に観ていたことは、70~90年代にかけてオフシアターでの上映会に志村さんが現れたという目撃談が複数残されていることからも明らかです。ビデオ時代になってからも、かなりのソフトを買い込んで研究していたといいます。近年の仲本工事さんのインタビューに『加藤は天才、志村は秀才』という言葉がありましたが、加藤さんは閃き型で、志村さんは研究して試行錯誤する努力型ということでしょうね。既存のものにインスパイアされて、アレンジして自分の色にするというタイプ。実際、Mr.ビーンも日本で話題になる前からいち早く取り入れていました。そうした新しいものに目を付ける一方で、『チャップリンの黄金狂時代』(1925年)の有名な掘っ立て小屋が傾く設定をそのまま『バカ殿様』でやったりする。これらの中にはオチまでオリジナルと寸分違わないものがあり、インスパイアと呼ぶには苦しいものがある気がしますが、今後コメディアン・志村けんを、功罪も含めて丁寧に検証して論じる人が出ててきてほしいと思います。とはいえ、こうしたサイレント映画をテレビで再構築する芸人は、志村さんが最後ではないでしょうか。若い芸人にもそうした素養がある方もいるでしょうが、大がかりなセットを建てる余裕は今のテレビにはないでしょう」

 出演シーンが短いながらも、「俳優・志村けん」の実力をしらしめたのが高倉健主演の『鉄道員』(1999年)だ。高倉健から直接オファーを受け、酔っ払いの炭鉱夫の役を引き受けたという。吉田氏はその演技を次のように語る。

「抑制した無駄のない動きと表情が素晴らしい。こうした特別出演のシーンは、そこだけ雰囲気が変わってしまったり、悪目立ちすることが多いのですが、志村さんは自身の存在感も示しつつ、周囲と調和した見事な演技の均衡を作り上げています。公開当時、これから俳優業を増やしてくれないものかと思ったものです。これは想像ですが、志村さんは同じく高倉健さんが主演した山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)のあるシーンが脳裏にあったのではないかという気がします。それは、チンピラのたこ八郎に因縁をつけられた武田鉄矢を健さんが助ける場面です。たこ八郎さんは、元ボクサーだけあって俊敏な動きで殴ったり、殴られたりするんですが、車のボンネットに顔を叩きつけられるときも自分から頭を激しくぶつけてリアクションを取っていて、コメディアンとしてのたこ八郎の見事さを感じることができます。それでいて悪目立ちしていない。前述したように研究熱心な志村さんは、この場面を参考にしつつ自分なりの演技プランを考えたのではないでしょうか」

 志村さんは、山田洋次監督作『キネマの神様』で映画初主演を務めることが決まっていた。その演技を観ることができなくなったことが残念でならないと吉田氏は続ける。

「『キネマの神様』の出演は突然という感じがしますが、ここ数年、志村さんはナンセンスに殉じる“生涯一コメディアン”から、“喜劇俳優”としての変化を模索していた気がします。NHKの『となりのシムラ』シリーズや、同局の『志村けん in 探偵佐平60歳』はドラマとコントを融合させた等身大のキャラクターで、硬軟自在な演技を次々に見せてくれました。山田監督もこのあたりの番組の演技力を買ったのではないでしょうか。おそらく、晩年の渥美清さんにも近い、年齢を重ねた味わい深い存在感と、爆発的なおかしさを併せ持った演技を見せてくれたのではないかという気がします。それにしても実現していれば、ハナ肇、なべおさみ、渥美清といった山田洋次作品を彩ってきた喜劇人たちの系譜に志村さんも加わっていただけに、その寸前に亡くなられたのは悔やんでも悔やみきれません。言っても仕方のないことですが、もう10年前に喜劇俳優としての活動を始めていてくれれば……と思ってしまうのですが、慎重な志村さんのことですから、従来の活動も行った上で新たな挑戦ということだったでしょうし、NHKの番組の手応えを踏まえてのことだったのではないかと思います。次の大きな可能性を残したまま亡くなられたことで、いっそう忘れられない存在になったのではないでしょうか」

 当たり前のようにその活躍を見ることができた存在が、突然いなくなってしまう事実に、大きな喪失感を持った方は多いと思う。志村さんの出演作を振り返りながら、哀悼の意を捧げたい。(石井達也)

外部リンク

cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_2152c270068b_大槻ケンヂ楽曲と久米田康治原作アニメはなぜ相性が良い? 『さよなら絶望先生』と最新作『かくしごと』から考察 2152c270068b 2152c270068b 大槻ケンヂ楽曲と久米田康治原作アニメはなぜ相性が良い? 『さよなら絶望先生』と最新作『かくしごと』から考察 oa-rp92670

大槻ケンヂ楽曲と久米田康治原作アニメはなぜ相性が良い? 『さよなら絶望先生』と最新作『かくしごと』から考察

2020年4月8日 06:00 Real Sound

 4月2日から放送がスタートして話題を集めている、アニメ『かくしごと』。原作が久米田康治、主人公・後藤可久士の声を神谷浩史が担当ということで、思い出されるのはアニメ『さよなら絶望先生』だろう。そこで、もうひとり忘れてはならないのが、“大槻ケンヂと絶望少女達”として同作のOPテーマ「人として軸がぶれている」などを手がけた大槻ケンヂの存在だ。アニメ『かくしごと』とでも、久米田康治ワールドと大槻ケンヂのコラボが実現し、6月17日にコラボCD『愛がゆえゆえ/あれから(絶望少女達2020)』がリリースされる。久米田作品と相性抜群の大槻ケンヂ楽曲。両者を引き寄せ合うものとは?

(関連:ピノキオピー、4thアルバム『零号』で“泥臭さ”を追求 ナゴムや大槻ケンヂからの影響も語る

■話題のアニメと大槻ケンヂがタッグ

 アニメ『かくしごと』は、講談社『月刊少年マガジン』で連載中の久米田康治による漫画が原作。主人公でマンガ家の後藤可久士が、小学4年生の娘・姫に自分がマンガ家であることを隠しながら暮らす様子をコミカルに描いた内容で、マンガ家という職業の裏側を描いたコメディでありながら、ほのぼのとした親子のホームドラマという側面も持つ異色作だ。人気マンガ家である自身をネタにしたシニカルさと、洗練されたタッチの絵も相まって幅広い読者から人気を得ている。

 この『かくしごと』と大槻ケンヂのコラボCD『愛がゆえゆえ/あれから(絶望少女達2020)』は、両曲の作詞を大槻ケンヂ、作編曲を特撮のメンバーで、アイドルからアニソン、ドラマの劇伴などを手がけて活躍するNARASAKIが担当している。「愛がゆえゆえ」は、歌唱を“大槻ケンヂとめぐろ川たんていじむしょ”が務めた。めぐろ川たんていじむしょとは、可久士の娘・姫が小学校のクラスメイト=古武シルビア、東御ひな、橘地莉子と結成した4人組で、劇中では小学生らしい好奇心と可愛さで可久士らを翻弄する。

 メンバーには、『からかい上手の高木さん』や『LISTENERS リスナーズ』などで人気の高橋李依(姫)を筆頭に、『BanG Dream!』の氷川日菜などで人気の小澤亜李(シルビア)、『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』のメイプルで話題を集めた本渡楓(ひな)、そして1月にソロデビューも果たしている和氣あず未(莉子)といった、今をときめく声優陣が名を連ねる。それぞれ数多くのキャラクターソングを担当しており、歌唱力に定評があるだけに期待度も非常に高い。

 もう1曲の「あれから(絶望少女達2020)」は、2007年からアニメ放送された久米田の代表作『さよなら絶望先生』の主題歌などを担当した、大槻ケンヂと絶望少女達が約10年ぶりにタッグを組んだことで話題だ。“絶望少女達”は、アニメ『さよなら絶望先生』シリーズに登場する女生徒役を務めた、野中藍、井上麻里奈、小林ゆう、新谷良子、沢城みゆきらの声優によるキャラクターソングユニット。大槻ケンヂと絶望少女達として主題歌や挿入歌など数多くの楽曲を歌い、2009年にイベント『Animelo Summer Live 2009 -RE:BRIDGE-』に出演した他、東京・日比谷野外大音楽堂でワンマンライブを開催するなどして人気を集めた。その大槻ケンヂと絶望少女達の約10年ぶりの復活とあって、当時ファンの間で期待が高まっている。

■シニカルさの共鳴で生まれたコラボ

 アニメ『さよなら絶望先生』シリーズの例からも、久米田作品と大槻ケンヂは非常に相性が良い。それはシニカルという両者共通の持ち味が、共鳴しているからかもしれない。まず久米田の作風として、社会風刺とパロディ精神が挙げられる。ブラックコメディ漫画として現在も根強い人気のある『さよなら絶望先生』では、仲間の漫画家の作品をネタにしたり、その時代のニュースを揶揄したり、次はどんなネタが飛び出すか、ファンはそれを楽しみにした。アニメ『かくしごと』ではマンガ家である自らをパロディしながら、第1話では人気おしゃれスポットや有名コーヒーチェーンが、サブカルの対極にあるものとして描かれた。皮肉を辛辣に、しかし決してシリアスに陥ることはなく、思わず笑ってしまうユーモアで包み込んだ表現手法は、可愛く例えると、甘いのに舐めると口のなかでハジけて舌を刺し、そんな刺激が癖になるパチパチキャンディーのようだ。

 一方、大槻ケンヂは、サブカルの代表格として知られる。漫画、アニメ、小説、映画、アイドルなど多岐にわたる分野に造詣が深く、自身でSF小説を執筆するほど。大槻原作の『縫製人間ヌイグルマー』は、中川翔子の主演で映画化もされた。また、2018年にメジャーデビュー30周年を迎えたロックバンド・筋肉少女帯では作詞を手がけ、メジャーデビューの翌年の1990年には初の日本武道館公演を開催するなど人気を博した。その人気の一端を担ったのが、大槻のキャラクターと一筋縄ではいかない歌詞の世界観だ。

 「踊るダメ人間」(1991年)などでは世の中を斬り、「トゥルー・ロマンス」(1996年)では最愛の恋人がゾンビになっても愛せるのか? と命題を投げかけ、独自の視点が光っていた。そうした大槻節は、大槻ケンヂと絶望少女達でもいかんなく発揮された。『さよなら絶望先生』OPテーマ「人して軸がぶれている」では、アッパーのハードなサウンドに乗せてアイデンティティというものについてシュールに歌い上げ、『俗・さよなら絶望先生』OPテーマ「空想ルンバ」では、ヘヴィメタルサウンドに乗せて、人の価値というものについての疑問を投げかけていた。重いテーマも決して重く聴こえないのは、人気女性声優によるユーモラスで可愛らしいコーラスによるものだろう。また「人して軸がぶれている」は、昨年開催された『平成アニソン大賞』で、企画賞にノミネートされている。

 久米田作品と大槻ケンヂの歌詞の世界観は、非常に近しい感受性が感じられ、出会うべくして出会ったと言って良いだろう。『かくしごと』とのコラボは、もはや必然だ。大槻ケンヂと“めぐろ川たんていじむしょ”の4人が、「愛がゆえゆえ」でどんな新たな化学反応を起こすのか。また、絶望少女達との10年ぶりのコラボによる「あれから(絶望少女達2020)」は、どんな新たな衝撃を与えてくれるのか。シニカルの共鳴から生まれた2曲のコラボソングに熱い期待が寄せられている。(榑林 史章)

外部リンク

cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_6343e7a508c0_乃木坂46 秋元真夏に聞く、“自分らしさ”を活かしたキャプテンシップ「積み重ねてきたことに自信がついた」 6343e7a508c0 6343e7a508c0 乃木坂46 秋元真夏に聞く、“自分らしさ”を活かしたキャプテンシップ「積み重ねてきたことに自信がついた」 oa-rp92670

乃木坂46 秋元真夏に聞く、“自分らしさ”を活かしたキャプテンシップ「積み重ねてきたことに自信がついた」

2020年4月8日 06:00 Real Sound

 乃木坂46 秋元真夏が、ソロ写真集『しあわせにしたい』を4月8日に発売した。同作は、2017年に発売された1st写真集『真夏の気圧配置』から3年ぶりのソロ写真集となる。

参考:乃木坂46 秋元真夏 1万字インタビュー「後輩グループも背負っているという責任感が芽生えてきた」

 同写真集の撮影はイタリアと沖縄で行われ、沖縄では「今までの真夏」、イタリアでは「大人に向かう今の真夏」を表現。大人な一面と無邪気さを兼ね揃えた彼女の魅力を堪能できる一冊に。2019年、桜井玲香の卒業に伴い、新キャプテンに就任した秋元真夏。インタビューでは、キャプテン就任から約半年間を振り返りつつ、『しあわせにしたい』で見せた成長した姿について話を聞いた。(編集部)【最終ページに読者プレゼントあり】

■乃木坂46の枠に当てはまらなくても、それがウケる可能性もある

ーー3年ぶりの写真集『しあわせにしたい』が発売されます。1st写真集『真夏の気圧配置』を出したのが23歳の頃だと思いますが、2019年にキャプテンに就任したことをはじめ、環境は大きく変わっていますよね。

秋元真夏(以下、秋元):2017年の時も「インフルエンサー」で初めて1列目に選ばれて、『日本レコード大賞』も取らせていただいたりと、グループにとっても、私にとっても節目の年でした。そこからこの3年間で一番変化を感じたのは、やっぱり2019年ですね。キャプテンに就任したこともそうですし、舞台『サザエさん』のようなお芝居の仕事ができたこと、色々なジャンルのお仕事に挑戦できた一年だったと思います。

ーーキャプテン就任から半年以上経ちます。もともと、秋元さんの中で理想のキャプテン像のようなものは持っていましたか?

秋元:私の中の理想は、やっぱり桜井玲香ですね。玲香と同じことはできないとは思うんですけど、彼女のグループの見守り方は乃木坂46にすごくぴったりだったんだなって、キャプテンになってから感じることが多くて。こと細かく指示を出すようなわけではないんですけど、大事なところではしっかり締めてくれる。メンバーにかける言葉も、心に刺さるものが必ずあるんですよね。多分、玲香もすごく考えて悩んでいたと思うんですけど、結果的には要所要所でキャプテンとしての役割を果せる人だったので。メンバーからよくいじられるタイプでもあったんですけど(笑)、それでもキャプテンとして頼られて、メンバーが付いていきたくなるところが、かっこよかったなと今でも思います。

ーー「引っ張っていくようなタイプではない」と過去のインタビューでも発言されていますが、先陣を切って後輩メンバーに道を示そうとしているような印象もあります。例えば『乃木坂工事中』の企画「VTR QUEEN決定戦」では、ここまでやって大丈夫なのか、と思ってしまうくらい大胆な企画にも挑戦していて。既存のグループのイメージも大切だけど、そこからはみ出すことの大事さみたいなものを感じました。

秋元:私のやり方が絶対に正しいとは思わないし、個性の出し方はいろいろあると思います。逆に、私はやりすぎてしまって、メンバーに申し訳ないくらいなんですけど……(笑)。後輩メンバーの話を聞いていると、みんな乃木坂46を本当に好きでいてくれて、「私が好きだった乃木坂46に近づかなきゃ」と思ってくれている子がすごく多いんです。それは嬉しいことなんですけど、逆に自分の個性を出せないことに繋がったりしないか心配でもあって。乃木坂46の枠に当てはまらなくても、それが意外とウケる可能性もあると思うんです。その機会を失うのはもったいないので、あまり枠にとらわれなくてもいいよって、後輩メンバーに伝えることは多いですね。

ーーそういう言葉だけでなく、自分から率先してやるところがかっこいいですね。

秋元:ありがとうございます。もともと他の人とはちょっと違うことに挑戦したくなるところはあって。だから、玲香にもキャプテンになる時に心配されたんですよ。「キャプテンになって、真夏が今まで出してきた良さはなくならない?」って。彼女も私がそういう子だって分かってくれていたから。でも、「キャプテンになっても真夏の良さは残してもいいと思う」と玲香が言ってくれて、それがキャプテンになる時にすごく後押しになりました。(就任前は)もう少しキャラを抑えないといけないかなって思いかけていたけど、そう言ってもらえたおかげで、自分の積み重ねてきたことに自信がついたというか。

■キャプテン就任から一番大変だったのはナゴヤドームでの4日間

ーーキャプテンとしてグループ全体を見ることも意識的になったと思いますか?

秋元:いつもスタッフさんとメンバーの間にいる気分です。仲介役のような。メンバーから意見を聞いて、活動に活かせるものであればスタッフさんに共有して、もちろんその逆もあります。これまでは自分のことだけでいっぱいいっぱいで、いつも自分のことを優先的に考えていたんですけど、今は乃木坂46全体のことを自然と考えられるようになりました。

ーー現状、グループには年齢もバラバラな40名以上のメンバーがいて、彼女たちの意見を聞いたり、まとめたりするのは大変な仕事だと思います。特に『BIRTHDAY LIVE』のような大規模な公演では、全員の意思統一をとることにも一苦労では?

秋元:キャプテンになってから一番大変だったことが、ナゴヤドームでの4日間(『8th YEAR BIRTHDAY LIVE』)だったんです。全曲披露ということもあってリハーサルもいつも以上に長い期間で行ったんですけど、後輩メンバーに伝えなければいけないことはなにか、という話し合いを先輩メンバー同士でよくするようになって。1期生がたまたま集まった時も、「ここはこうしたほうが良くなるよね」みたいな話が自然と出てくるんです。そこで乃木坂46全体の方針が出てきた時、誰がみんなに伝えるのか。それってやっぱり私の役目なのかなって。

ーーキャプテンとして、グループ全体を整えていかなければならない。

秋元:後輩メンバーにもその都度伝えるようにはしています。けど、何かを訂正するというか、もともとその人がやっていたことを変えてもらうことが、私はすごく苦手で。自分が言われる分にはいいんですけど、その逆は申し訳ない気持ちになってしまうんです。でも、きちんと伝えられた時は、後輩メンバーもすぐに分かってくれるし、ちゃんと対応してくれる。どう伝えるべきか悩んでいる時も、1期のメンバーがいつも相談に乗ってくれて。やっぱり長年一緒にいるので信頼もできるので、周りのメンバーを頼りながら今頑張れていると思います。

ーー素直に頼れることも強みなのかなと思います。先輩でキャプテンだから頼っちゃいけない、完璧を目指そうみたいに思う方もいると思うんです。

秋元:だいぶ、周りの方々には助けられてますね。1期2期生だけでなく、3期4期生にも。それに、だんだん後輩の方からも、悩んでることや要望みたいなことを相談してくれるようになりました。そこから私も考えて、スタッフの方に交渉できるようになってきたので。キャプテンには恐れ多いから言えない、みたいなことも無くなっていると思うし、みんなが相談しあえる空気感は今後も作っていきたいなと思っています。

■1st写真集の時に出し切れなかった部分が入っている

ーーそんな2019年を経験した秋元さんですが、今回の写真集には前作からの成長や変化が詰まっていると思います。実際、写真集を撮影してみていかがでしたか?

秋元:写真にすごい自信があるタイプではないんですけど、写真集はいつも以上に撮影の量も増えるので、普段は見ない角度から自分を見ることができて楽しかったです。1st写真集の時に出し切れなかった部分が、この2ndには入っている気はしています。

ーー1stで出し切れなかった部分とは?

秋元:わかりやすい部分なら、おでこ(笑)。1stでは前髪を死守しているというか、寝起きのカットですら全然見せていないんですよ。そういう前髪のセットも含めて1stの時はメイクを自分でやっていたんですけど、今回はメイクの方にすべてお任せしました。だから、前髪なしで顔を出していたり、やったことない髪型にも挑戦しています。自分のこれまでのこだわりをすべて捨ててみて、いろんな一面を出せたかなって。

ーーおでこを出せるようになったのは、自分に自信がついた裏返しかもしれません。

秋元:そうかもしれないですね。去年一年で内面の変化も多かったのと、キャプテンに就任して環境も変わったし、いろんなことに挑戦し続けていたら、何事にも恐れがなくなったような気がします。

ーータイトルの『しあわせにしたい』にはどんな意味が?

秋元:候補のタイトルはいくつかいただいていて、その中から自分が一番大事にしてきたことに近い言葉が『しあわせにしたい』だったんです。こういう活動を始めた時から、ファンの方や周りの方に何かしてあげたい、身近な存在でありたいという気持ちが強かったので。たぶん、幸せにしてもらうよりも幸せにしたい、という思いがそのままタイトルになったのかなって。ひらがなの“しあわせ”も温かい雰囲気が伝わってきていいですよね。

■自分を削っても、絶対にまた幸せを得られるという自信がある

ーー人に何かを与えるには自分が満たされている必要があるのかな、と思います。そういう意味で、今秋元さんは幸せで満たされているんですか?

秋元:どちらかというと、キャプテンに就任してからは「大丈夫かな?」って思いながら一歩ずつ進んでいるので、すごい幸せ、安定しているというよりも、気持ち的には不安定なことの方が多いかもしれません。でも、たとえ自分を削ったとしても、絶対にまた幸せを得られるという自信があるんです。昔から私はファンの方々からいろんなものをもらってきたから、その分をお返ししたいという気持ちも強いんですけど、そもそも“幸せにしたい”という気持ちは自分の心情とは別のところにあるような気もします。

ーー潜在的なものなんですかね。子どものころからそういうタイプですか?

秋元:そうですね。私のしたことで両親や周りの人が喜んでいるのを見て、私自身も幸せになるようなタイプでしたね。でも、きっといつかは与えてももらえるんだろうなって信じているところもあって。何か返ってきたらいいなって期待している自分もいます(笑)。

ーー撮影はイタリアと沖縄で行われました。個人的にお気に入りのカットはありますか?

秋元:うーん、どれだろう。たぶん、ファンの方々に喜んでいただけそうなのが、大きめのシャツを着てパスタを作っている写真かな。

ーー一緒に生活しているような雰囲気ですね。

秋元:私も身近な感じが出ていて好きなんです。たぶん、私のファンの方々は高嶺の花というよりも、親近感のある私を好きになってくれたのかなって思っていて。自分のシャツじゃなくて、彼氏のシャツを着ちゃったような雰囲気とか、作ったご飯を目の前で食べてるとか、そういう距離感な写真はいいなって思います。個人的にも、シャツ一枚だけの格好は憧れがあったので、ファンの方にも早く見てもらいたいです。

ーーあごにクリームをつけていたり。

秋元:ついちゃってますね(笑)。いつもの私っぽいですね。

ーーこういう日常的なカットがありつつ、ラグジュアリーな写真も多いですね。

秋元:3年経ったので、大人らしい姿は見せたかったんです。前回は水着がメインだったんですけど、今回はランジェリーをメインにして、大人な表情を見せたいという話は制作前に伝えていました。そういう衣装で好みに寄せてもらったものもいくつかありますね。ただ、沖縄でのカットは、ポロシャツにスカートで、初々しい姿を撮っていただきました。髪の毛も沖縄は少し暗くしたりしているので、パッと見の印象にもギャップを感じてもらえると思います。

■いつものあざとい秋元真夏もたくさん詰められた

ーーたしかに、これまでの乃木坂46の写真集の中でも、ランジェリーカットは多いかもしれないですね。秋元さんは、以前からグループの中でも色っぽさ、みたいな部分も担ってきた方だと思います。

秋元:普段から肩出しの服を着たりとか、たぶんそういうのが好きなんだと思います。乃木坂46にはそういうメンバーもいないので、ファンの方がそれにリアクションしてくれるのも楽しいなって。あとは、こういう口の周りにクリームをつけるみたいな、あざといかなって思うこともファンの方々は大きい器で受け止めてくれるんです。そうすると、私もまた調子に乗っちゃうんですけど(笑)。沖縄の方には、清楚で幼そうに見えるけど、大きめのパーカーだけしか着ていないように見える、みたいなカットもあって。いつものあざとい秋元真夏もたくさん詰められたかな、と。

ーーそういったキャラクターに関しては、どういう経緯で生まれたんですか?

秋元:最初は絶対に乃木坂46っぽくないから、よくないんだろうと思っていたんです。でも、乃木坂46に入る前から、肩出しの服装やミニスカートも好きで着ていたので、特に隠さずに出して言ったら徐々に受け入れていただけて。秋元はそういうキャラだ、みたいに。だんだん衣装でも、肩出しのものを用意してもらえることも増えたし、定着してきた嬉しさはありますね。

ーーキャラではなく素の部分も大きいんですね。外側から見ていると、壁をひとつ壊したかっこよさを感じます。

秋元:そうですかね……でも、何事も続けた方がいいとは思います。「ズッキュン」(秋元の定番フレーズ)も最初は意味がわからなかったと思うんです、誰も。必殺技ってなんだろうって。でも、20歳くらいから永遠にやり続けていたら、今ではファンの方も一番わかりやすいレスになっていて。「ズッキュンして!」っていうボードを持ってくれる方もいるです。今では他のメンバーもやってくれますし、やり続けることの大切さ、諦めちゃいけないんだっていうことを定着した今だからこそ思います。

ーー継続は力なり的な。

秋元:続ければ、勝てるかもしれない、みたいな。

ーーそういう気持ちは、アイドル活動や他の芸能活動、プライベートでも思うことですか?

秋元:思います。認めてもらえない時代もあったんですけど、私があまり心が折れないタイプなので、がんがん続けられちゃうんですよ。そのまま続けて、最後に実りました。

■私が土台を固めていかなければいけない

ーーあと、気になったのは涙を見せるカットです。これはどんな心情から出た涙なんですか?

秋元:これは、2日目の最初の撮影だったんです。撮り始めて、数分後には突然私が泣き出してしまって。その時は、林の中でカメラマンさんとほぼ二人きりの状況だったんですけど、カメラマンさんからも気持ちを開放してほしいというリクエストがあって、別に何かを話したわけではないんですけど、自然と涙が。知り合いがいない海外という環境でもあったし、撮影がキャプテン就任直後だったので、日本で抱えていた悩みや葛藤から一気に開放されたんだと思います。

ーー込み上げてくるものがあったんでしょうね。

秋元:自分でも涙を流すまで気づいていなかったんです。キャプテンという役割に向き合わないといけないという思いが、自分の中ですごく大きかったんだなって。

ーーそんな秋元さんの今が詰まった写真集ですが、改めてどんな一冊になったと思いますか?

秋元:すごくバランスよく、私の8年間が詰めこめたと思います。やっぱり、沖縄とイタリアで撮れたことが大きかったのかなって。実は身近な部分を見せたらって提案してくれたのが秋元(康)先生で。日本で撮影するとなった時に、子どもの頃から家族と何度も訪れている沖縄だと思ったんです。馴染み深い場所は自然な表情も出てきますし。沖縄は乃木坂46加入前、イタリアは後期から現在みたいな一冊になりました。

ーーこういう8年間が詰め込まれた作品ができたことによって、今後の目標や活動も整理されたと思います。

秋元:キャプテン就任直後に撮影がスタートして、そこからこっちに帰ってきて吹っ切れた部分もあるんです。考え過ぎていた部分がなくなって、乃木坂46をキャプテンとして歩む決意が固まりました。私にとって乃木坂46は居心地のいい場所だったんですけど、今はふわふわしている状態というか。私が土台を固めていかなければいけない状況に差し掛かっているとは思います。でも私自身、ずっと挑戦を続けていきたい性格の人間なんで。白石麻衣ちゃんが卒業する今、きっと大きな挑戦がすでに始まっていると思いますが、そんな節目のタイミングにこの写真集を出せて本当によかったです。

ーー白石さんの卒業もありますが、新しい4期生も加入します。

秋元:4期生がようやくグループに馴染んできたところで、新しく5人が入ってくるんです。その子たちにも乃木坂46に馴染んでもらえるように頑張りたいです。キャプテンとして全力でサポートしたいし、メンバーとしても寄り添っていけたらと思います。(泉夏音)

外部リンク

cat_oa-rp92670_issue_cde52f190d16 oa-rp92670_0_cb7da17fee75_SixTONES、予定調和に収まらないトーク炸裂 『オールナイトニッポン』初回放送を振り返る cb7da17fee75 cb7da17fee75 SixTONES、予定調和に収まらないトーク炸裂 『オールナイトニッポン』初回放送を振り返る oa-rp92670

SixTONES、予定調和に収まらないトーク炸裂 『オールナイトニッポン』初回放送を振り返る

2020年4月8日 06:00 Real Sound

 人気ジャニーズグループのSixTONESがパーソナリティを務める『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)が、4月4日にスタートした。今年1月22日に、念願のCDデビューを果たした6人。デビュー後、初の冠レギュラーラジオ番組となるが、そんなことを微塵も感じさせない、勢いのある放送となった。

(関連:SixTONES、“ずぶ濡れ”の「Imitation Rain」MVに海外からも反響 ワールドワイドな活躍への期待

 それもそのはず、彼らはこれまでも公式YouTubeチャンネルにて『すとーんずのらじお』と称し、ラジオ形式の動画をいくつも投稿。ライブ配信の経験もある。さらに、髙地優吾、松村北斗のふたりは、同番組の直後に放送される『オードリーのオールナイトニッポン』のリスナー(=リトルトゥース)であることが明かされた。

 髙地は『スクール革命!』(日本テレビ系)にて、長年オードリーと共演しているものの、自分がリトルトゥースであることはこの日まで伏せられていた(それが「粋だ」とオードリーも番組内でコメント)。さらに、松村はリトルトゥースとして全コーナーにメールを送っているというエピソードからも、ラジオ愛がひしひしと伝わってくる。

 そんなトーク経験も、ラジオへの想いも揃ったタイミングでの『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』。とはいえ、初めて彼らの声をラジオで聞く人にとっては、6人の聞き分けが難しいだろう。ということで、初回放送はランウェイ式で1人ずつメンバーがブースに登場するという斬新なスタイルでスタートした。

 MC役を務めるのは、「ラップ担当&ピンクの髪」と自己紹介をした田中樹。「こいつらが、SixTONESだ!」の掛け声と共に、ビリー・アイリッシュの「bad guy」の重低音が響き渡る。最初に現れたのは、身長184cmとも4m超とも噂される長身のジェシー。アメリカ人の父を持ち、英語が堪能。「どうも、SixTONESの寺田心です」と、突発的なボケでさっそくかき乱していく。

 続いて、登場したのは「その歌声はSixTONESの宝」とアナウンスされた京本大我。京本政樹の実の息子である、まさに芸能界のサラブレッド。6人の中でも最もキャリアがあるにも関わらず、ブース内を猛ダッシュするという、まったくラジオでは伝わらないボケを披露。そんなフワフワなところが、ファンからは「姫」とも呼ばれる所以。

 そして、先述した通りリトルトゥースであることを明かした松村は、『オードリーのオールナイトニッポン』リスナーなら、思わずニヤリとしてしまう「ちょうだいよ、バカタレ!」のフレーズを叫んで登場。加えて「なんとなくリーダーに選ばれた」最年長の髙地もブース内へ。最後にジャニーズ入りした髙地がリーダーというフラットさが、このグループのバランスの良さを表している。

 ラストに飛び出したのが、最年少の森本慎太郎。最近『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)にも出演し、浜辺の海藻を躊躇なく口に運び、貝を獲ろうと冷たい海にも半袖短パンで潜っていく野性味溢れる大胆な言動で話題を呼んだ、ワイルドボーイ。だが、森本もジェシーに負けず劣らずのボケたがり。脳天から高い声を出して挨拶をして、せっかくの声を聞き分けてほしいと願って設けられたランウェイ自己紹介が水の泡に……。

 そう、決して予定調和になんて収まらないのが、SixTONESのトーク。「番組の愛称を決めよう」と田中が言うなり、「“あいしょう“っていうのは哀川翔さんとは関係ない?」と京本がボケずにはいられない。「違います、だったら俺“あいしょう“とか絶対言わない」と田中がツッコみをしているそばから、「どうも、哀川翔です」とジェシーがモノマネをぶっこむ始末。さらに「髙地モノマネうまくなったね」と髙地がまさかのモノマネドロボーに。田中はリスナーが混乱すると考え「髙地じゃない。ジェシーだよ」とすかさず訂正。

 すると森本が「しゃべっていいですか? 僕も同じこと考えてました」とニヤリ(の顔が思い浮かぶ声)。「わざわざ、そんな間を作ってしゃべんないで」と田中がツッコミ終わらないうちに、今度は京本が「京本と森本はね、ちっちゃいころから、仲いいですから!」と嬉しそうに報告していく自由っぷり。

 ボケ合戦がいったん落ち着き、番組の愛称を決める狙いを説明する田中に、今度は松村が「(最初に決めるほうが)円滑だと思うよ」と賛同したかと思えば、またもやジェシーが「やろうよ、だから、ぜひ!」と大ボケをかまし、「だから、やるんだって!」と田中が一括。「やるのか! HAHAHAHA!」とジェシーの必殺技である、誘い笑い100%の“HAHAHA”笑いが飛び出すのだった。

 そんなやりたい放題な6人の雰囲気と、冒頭で流れたBGMの「bad guy」がピッタリだと感じた6人とリスナーは、番組の愛称を「バッドガイラジオ」にしてはどうかと、大盛り上がり。英語が堪能なジェシーが「bad guy radio(スタッフの計らいで多めのエコーあり)」となめらかな発音をしてみせては「いい!」と大爆笑。「バッガイレディオにしたらカッコいいよな」「第一候補だな」「なったら全員、発音練習しよ」「毎週土曜に英語のレッスン入れよ」と、ヒートアップ。

 さらに、メンバーもそれぞれ考えてきた案を発表。田中→「男石(メンロック※SixTONESの由来が「原石たち」であること+“6″人であることのダブルミーニング)」、ジェシー→「ストールJAPAN※スト+オールナイトニッポン)」、京本→「オラストラジオ※オラオラ+SixTONESのラジオ」、松村→「ゴロラジ※SixTONES=荒削りな石=ゴロゴロ+ラジオ」、髙地→「石談※石ころたちの談笑を略して」、森本→「はらいしさんのラジオ※原石(はらいし)読みから」と、宿題を忘れてその場の思いつきで作った京本も含めて、それぞれしっかりと考えられたネーミングに。

 すると、今度はリスナーから「変なのが1個もねーじゃないか。真面目か!」とツッコまれる、まさかの事態に。散々自称していた「バッドガイ」な6人ではないところが露呈してしまって恥ずかしいやら、初回にしてリスナーからしっかりイジられるコミュニケーションができてうれしいやらで、全員「あ~~~!」と絶叫。

 結局、いろいろな案が出たものの番組の愛称はとりあえず保留に。これだけワイワイやったのに、「ま、今後のノリで!」という柔軟な展開は、まさしくこの6人らしいところだ。果たして、今後どんなふうにこの番組が育まれていくのかが実に楽しみな初回放送だった。(佐藤結衣)

外部リンク