cat_oa-rp92670_issue_c7f7041183af oa-rp92670_0_c7f7041183af_「LINE Pay」が決済アプリリリース アンバサダー・今田美桜が新機能「クーポン」「マップ」機能を体験 c7f7041183af

「LINE Pay」が決済アプリリリース アンバサダー・今田美桜が新機能「クーポン」「マップ」機能を体験

2019年4月17日 12:00 Real Sound

 4月17日、LINE株式会社は「LINE Pay」にまつわる記者発表会を実施。女優の今田美桜がアンバサダーに就任したことを発表した。

(参考:スターバックスでLINE Payが使用可能にーースタバとLINEが“包括的な業務提携”を締結

 まずは開会の挨拶とともに、LINE Pay株式会社 取締役COO 長福久弘氏が登壇。大きな話題を呼んだ「Payトク20%キャンペーン」「春のPayトク祭り」の反響があったことを紹介し、「令和へと変わる中でさらにバージョンアップを。交通系やお財布携帯など、電子決済が飛躍した平成でしたが、令和ではテクノロジーがお金のあり方そのものを変える」と宣言。昨年は決済可能箇所数100万箇所を目標にし、それを達成した。

 これにより、国内ユーザー数は3200万人に到達したが、今年は1000万ユーザーを目指すそうで、そのなかでもPayトクは核となるキャンペーンだという。長福氏は同キャンペーンを始めてから、コード支払いのMAUが2110%成長したことを明かしたうえ、ユーザーを対象に『ここがヘンだよLINE Pay』というアンケートをとったことを報告。そのうえで頻出した「クーポン」「キャンペーン」「お店マップ」という要望をうけ、LINE Payの決済アプリを本日よりリリースすることを明かした(iOS版は後日リリース)。

 同アプリでは、これまでの課題だった「立ち上げ時に毎回パスワードを要求される」仕様を改善。スムーズに立ち上がるUIになったうえ、セキュリティ面を気にするユーザーは従来通りの仕様で使用することも可能。マップ機能については、現在地の近く・検索したエリアから店舗を探すことができる(QUICKPAYについても後日対応予定)。クーポン機能については、コード決済の画面からも保有クーポンを確認できるUIに。さらに、アプリリリースを記念して、アプリ利用ユーザーの還元上限額が10000円にアップすることになったと明かされた。

 その後、アンバサダーに就任した今田美桜がステージに登場。今田は「アンバサダーに選んでいただいて嬉しかったです。LINE Payをアピールできるように頑張りたいです」と語り、キャンペーンについて「最大1万円、20%還元って、こんなにお得な買い物があるのか、使わないともったいないと思いました」とコメント。今田自身はコンビニで利用することが多いそうだが、今回のキャンペーンでは「コンビニよりも高いものを買いたいです。家電製品とかもいいですね」と、家電製品の購入に意欲をみせた。

 続いて、今田は「LINE Pay」アプリを使って決済フローを体験。決済やクーポン、マップ機能などを行なった今田は「楽しくお買い物ができるし、いっぱい使っちゃいますね」と感想を語った。また、「平成最後にやりたいことは?」「令和になってやりたいことは?」という質問に、いずれも「LINE Payを使いこなしたい」「LINE Payのスペシャリストになりたい」と回答し、ステージを後にした。

 最後に、長福氏による質疑応答のコーナーへ。今回アプリをリリースした経緯については「日常使いが進んで、より便利に使っていただく中で、アプリという選択肢が出てきた。また、キャッシュレス決済を使ってこなかった新規ユーザーから『どのようにやっていいかわからない』という声も出ていたので、決済特化のアプリを作ることで瞬時に決済をしていただけるのではないかと考えた」と回答。また、パスワードが不要になったことでセキュリティ面でリスクが高くなったのではという指摘については「社内で議論をしてきた。ただ、QRの世界だと多く起きるのはクレジットカードの情報に紐づくもの。我々は口座と連携したサービスなので、起こりづらいと考えている」と答えた。(リアルサウンド 編集部)

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cat_oa-rp92670_issue_c7f7041183af oa-rp92670_0_4fd11954f31a_『なつぞら』広瀬すず×中川大志、夫婦として新たな挑戦 なつは優と共にどんな人生を描く? 4fd11954f31a

『なつぞら』広瀬すず×中川大志、夫婦として新たな挑戦 なつは優と共にどんな人生を描く?

2019年8月25日 06:00 Real Sound

 『なつぞら』(NHK総合)第21週「なつよ、新しい命を迎えよ」で、なつ(広瀬すず)は出産を経て職場復帰を果たした。

参考:『なつぞら』第127話では、なつ(広瀬すず)がテレビ漫画の作画監督の打診を受ける

 週の初めである第121話、なつは十勝の柴田家に妊娠を報告する。受話器を置いたなつに坂場(中川大志)が「もしお義母さんのそばにいられたら安心だろうな、君も」と声をかける。なつは「でも仕方ないよ。北海道は遠いし、仕事は産むギリギリまで休めないし、ここで頑張るしか」と自身に言い聞かせるが、その思いが十勝にまで届いていたのか、陣痛を前に富士子(松嶋菜々子)、泰樹(草刈正雄)、剛男(藤木直人)の3人がなつの元に駆けつける。

 坂場はすっかり立派な主夫として、なつを支える存在に成長。その一端を担ったのが、富士子からなつへと託されたレシピノートだった。「適当な料理で驚いたっしょ」と富士子が声をかけながら坂場と2人キッチンへ。演じる松嶋菜々子と中川大志は、2011年に社会現象を巻き起こしたドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で家政婦と派遣先の長男として共演している。時が経ち、こうして義理の親子関係を演じているのも不思議だが、正直な坂場の性格と少しズレた富士子のキャラが上手く噛み合っているのも面白い。

 なつに会いたい気持ち一心で東京にやってきた泰樹になつは、「じいちゃんの夢を少しはこの子にも継がせてやってよ」と命名をお願いする。なつの頼みとあって、東京にとどまり7日間考え抜いた泰樹は、なつのように優しい子になるようにと願い、夢を乗せ、「優」と名付ける。思い浮かぶのは、やはり主題歌のスピッツ「優しいあの子」。脚本が先か、主題歌が先だったのかは不明だが、〈切り取られることのない 丸い大空の色を 優しいあの子にも教えたい〉という歌詞に、いつか優が十勝の大地を訪れる姿を想像してしまう。そして、なつの娘、自身のひ孫でもある優にデレデレの泰樹も容易に思い描かれる。

 産後6週間で職場復帰したなつに対し、坂場は優との距離をどんどん縮めていく。初めて笑顔を見せたという坂場の報告になつが嫉妬する一幕にはホッコリさせられる。24日放送の『土曜スタジオパーク』(NHK総合)に生出演した中川大志。スタッフにも内緒で、「坂場」の表札を持った雪次郎(山田裕貴)、レミ子(藤本沙紀)が登場するというサプライズもありつつ、赤ちゃんをあやす演技では、広瀬すずに対して、自分だけがなかなか上手くいかず、特別に赤ちゃん稽古の時間が設けられたと撮影裏のエピソードを明かしていた。

 「また一緒に夫婦でアニメーションを作れたらいいな」と若干のネタバレを予感させつつ、中川は今後の子育て問題にも言及。第22週「なつよ、優しいわが子よ」では、成長した優に育児と仕事の両立で悩むなつと坂場の姿が描かれる。同じ母親として茜(渡辺麻友)の協力、今後も富士子や泰樹らの手助けは必須になってくるだろう。

 また、雪次郎と夕見子(福地桃子)の間に第一子、照男(清原翔)と砂良(北乃きい)に第二子が産まれ、ベビーブームが到来。今後大きくなっていく優を含め、誰が演じるのかといった期待や、どんどん賑やかになっていく坂場家、柴田家の画も楽しみな要素だ。第22週の予告で少し天陽(吉沢亮)の姿がインサートされるが、靖枝(大原櫻子)との間にも子供が生まれている。

 『なつぞら』も残り1カ月。クランクアップも報告され、最終回が少しずつ迫ってきている。子育てと仕事の両立を経て、なつは坂場と優とどのような人生の続きを描いていくのか。(渡辺彰浩)

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cat_oa-rp92670_issue_c7f7041183af oa-rp92670_0_30697f5fddee_横浜流星が獲得した“ふたつの芝居”のやり方 『あなたの番です』と『はじこい』の共通点は? 30697f5fddee

横浜流星が獲得した“ふたつの芝居”のやり方 『あなたの番です』と『はじこい』の共通点は?

2019年8月25日 06:00 Real Sound

 まぎれもないキラキラネームの俳優・横浜流星。当然ながら悪い意味ではない。なにしろ「星」だから。むしろ、このように芸名のような名前(本名)を持った以上、スターにならずには済まされない。ブレイクするのは必然だったのだろう。しかも所属事務所がスターダストプロモーションとは徹底している。

 横浜流星はデビューが2009年。大ブレイクのきっかけになった『初めて恋をした日に読む話』(19年・TBS系)に出会うまでには10年かかった。もっともデビューはまだ少年のときで、ティーン誌のモデルだったのだが、その後、俳優として活動し、去年まではたくさんいる若手イケメンのひとりだった。現在22歳、そこからみごとに抜け、花開いた、そのわけとはなんだろう。

 若手イケメンはまずテレビドラマや映画の特撮ヒーローものや青春群像ものなどに出演して、そこで同年代の俳優たちと切磋琢磨しながらそれぞれの道に進んでいく。そのなかであるときブレイクポイントに出会ったり、出会わなかったり、そこが運命の分かれ目だ。横浜流星の分岐点は、今年の頭に放送された『初めて恋をした日に読む話』のゆりゆりこと由利匡平だった。

 ピンクに髪を染めた不良高校生が、深田恭子演じる年上の教師に恋したことによって勉強に精を出し、東大に受かるという役どころがハマり、一気に注目された。こういう役割は簡単なようで難しいもので、勉強のできる役というリアリティーがなかなか出ない。俳優はたいていクレバーだが、それと勉強ができる、教養や知識量が多いこととは別で、その差が難しいところなのだ。

 横浜流星は高学歴を売りにしているタイプの俳優ではないが勉強のできる役に説得力が出たわけとは、思うに、子供の頃から極真空手をやって心身を鍛えてきたからこその凛々しさが頭の良さとリンクしたのではないだろうか。スポーツばかりやっていると勉強には縁がなくなるという意味合いで「脳みそ筋肉」という言葉があるが、横浜流星にはなぜかそれがない。むしろ、彼が鍛えあげた腹筋背筋の、ムキムキというよりも繊細に育まれた強さが脳にも影響しているような印象を受ける。大きな筋肉で大きな打撃を加えるのではなく、細かい筋肉がまるで弓矢が的を射るような鋭い一撃を生み出すような、それが頭の良い印象に繋がっているように思うのだ。

 しなやかな弓から放たれると矢の鋭さをもった横浜流星は、現在放送中の『あなたの番です−反撃編—』(日本テレビ系・日曜よる10時30分~)で、正真正銘頭の良い、工学部大学院生役でAIを研究開発している二階堂忍役を演じていて、これもまた当たり役となった。横浜流星の成功は、ゆりゆりといい二階堂といい、うまいこと外しを入れてくるところにある。ゆりゆりは勉強のできない不良がじょじょに賢くなっていく意外性があり、二階堂も頭が良すぎて日常生活がヘンという落差があり、そこが魅力だ。

 “頭が良すぎて変人”という属性は、女子的に大好物で、過去にそういう役でブレイクした俳優は少なくない。代表的なところでいうと、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(14年・フジテレビ系)の斎藤工。昆虫が好き過ぎて生き方は不器用な教師役でブレイクした。再放送中の朝ドラ『ゲゲゲの女房』(10年・NHK総合)の向井理は、漫画一筋のやっぱり不器用な人物で大ブレイク。ほかに、『トリック』(2000年~・テレビ朝日系)の阿部寛。天才的な頭脳を持ちながら、どこかいじまじいところが人気に。朝ドラ「梅ちゃん先生」(12年)の高橋光臣も勉強はできるが理屈っぽい変人で、脇役ながら人気が出てスピンオフも作られた。いまの朝ドラ『なつぞら』の中川大志が演じている役も東大出身の、なんでも根拠を求める理論派だ。このように、何かを極めるあまりほかのことには気が回らない人物が時々見せる隙がたまらなく魅力的に思える。『あなたの番です』の二階堂も、他者のニオイが嫌いで消臭スプレーを欠かさないとか、ひとの作ったものを食べられないとか、潔癖過ぎるところがかわいい。なにより、ジャージにトップスをインしているところがたまらない。お世話したくなってしまう。

 横浜流星が、突出した才能がありながら取り付く島のある役、その振り幅のある役を演じることができるようになったのは、様式性の高いヒーローものをやった後に、廣木隆一監督の青春恋愛映画でナチュラルな演技をたたきこまれ、ふたつの芝居のやり方を獲得したからだろう。ヒーロー過ぎても、ナチュラルな等身大の青年過ぎても物足りない、自分なりのハイブリッドの塩梅を見つけた者に道は拓かれる。

 8月23日に『あさイチ』(NHK総合)に出演し、自身は二階堂とは違い、他者と鍋をつつけないようなことはないと言っていたし、共演者の田中圭が、「まっすぐ」「クール」「根暗」(家で壁を見ている)などと証言しているなかで「クソガキの部分もある」と言っていて、そこにも、こう見えて意外にも……というくすぐりがあった。

 なかでも私が推したいのは、端正で涼しげな顔ながら、眉間に水疱瘡の跡みたいなものがあるところ。そこに横浜流星というスター然とした存在にふと日常性が垣間見えるようで、ホッとするのだ。(文=木俣冬)

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cat_oa-rp92670_issue_c7f7041183af oa-rp92670_0_4f3ea1ade90d_“金持ちYouTuber”ラファエル、口座からいくらなくなったら気づく? 計4800万円を抜き取られる 4f3ea1ade90d

“金持ちYouTuber”ラファエル、口座からいくらなくなったら気づく? 計4800万円を抜き取られる

2019年8月24日 16:00 Real Sound

 人気YouTuberのラファエルが8月22日、自身の公式チャンネルで、銀行の預金口座から少しずつお金を抜き取られるというドッキリ動画を公開した。

(参考:ラファエル、ドンキホーテ社長に2000万円のベンツをおねだり! まさかの「OK」

 YouTuberでありながら会社をいくつも経営する資産家としての顔も併せ持っているラファエル。今回は、彼の口座からいくらのお金を抜いたら気づくのか、経理全般を任されているマネージャー・イーサン主導のもと検証していくことになった。

 最初にATMから引き下ろしたのは、300万円。銀行から出てきたイーサンは札束を片手で鷲掴みにしてカメラに見せつけ、「これだけだと絶対に気づかれない」と余裕綽々の構え。活動拠点であるラファエル宅へ戻ると、大胆にも、リビングの天井付近のヘリに並べて家主の帰りを待った。

 その後、“主役”がリビングに登場。イーサンとカメラマンから預金残高を見るよう巧みに誘導されると、ラファエルは素直に残高をチェック。カメラマンから「いつも通りな感じですか?」と聞かれても、「いつも通り」と、イーサンの予想通り、全く気付くそぶりを見せない。ちなみにラファエルいわく、月収は最低5000万円に達しているのだとか。

 その後、1週間後に500万円、もう1週間後に1000万円を抜き取ったイーサン。もちろん、その札束はすべてリビングのヘリに綺麗に並べたのだが、ラファエルは無反応。気づかれることはおろか、疑われることすらないまま時間だけが過ぎていった。

 そして、検証開始から3週間が経過した時に、イーサンが賭けにでる。小旅行にでも行くようなボストンバッグ持参のうえ銀行へ訪れたイーサンが引き出した金額はなんと3000万円。今までに引き下ろした金額は、これで4800万円に到達した。これはさすがに気づくだろう……鈍感なラファエルに対して、そんな期待感を抱きながら、イーサンたちはラファエル宅へと戻っていった。

 リビングにやってきたラファエルは「イケメン以外言われたことない」「毎年夏前がモテ気」とたわいもない自慢話を披露。少し話し疲れたのか、「はぁ~暑いわ~……」と天を仰ぐと、そこにはヘリに整然と並べられた福沢諭吉のご尊顔が。ついに気付いたラファエルは「暑いわ~……って何アレ!」と目を丸くした。

 「なんやねん!?」と訳が分からないといったふうのラファエルに、イーサンが実は3週間かけて口座から少しずつお金を抜き取っていたことをネタバラシ。イーサンが「よく気付かなかったですね」と言うも、「意味わからんて!」とラファエルの怒りは収まらず、引き下ろしの際にかかった手数料を要求し、さらには「金入れるの大変やねんぞ。1回で200万ずつって。何回やらなあかんねん……」と愚痴っていた。

(こじへい)

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cat_oa-rp92670_issue_c7f7041183af oa-rp92670_0_89fc2701c815_『火口のふたり』柄本佑&瀧内公美、“塗れ場のリアリティ”の秘密明かす 荒井晴彦監督は批判に反応 89fc2701c815

『火口のふたり』柄本佑&瀧内公美、“塗れ場のリアリティ”の秘密明かす 荒井晴彦監督は批判に反応

2019年8月24日 15:00 Real Sound

 映画『火口のふたり』の公開記念舞台挨拶が8月24日に新宿武蔵野館で行われ、キャストの柄本佑と瀧内公美、監督の荒井晴彦が登壇した。

参考:『火口のふたり』柄本佑×瀧内公美が語る、荒井晴彦への挑戦 「“身体の言い分”に正直に生きること」

 満席となった劇場を目にした荒井監督は、「昨日、(アップリンク)吉祥寺を覗きに行ったんですけど、観客が20人ぐらいで。今日はこんなに入ってて……。今日だけじゃなきゃいいんですけども(笑)」と登場早々に皮肉を交えたコメント。さらに客席を見回しながら、「おじさん多いよね。若い女の子に観てほしいんだけど」と、10日後に結婚式を控えた直子と、直子の昔の恋人・賢治の不確実な愛を描いたR18+指定作品となる本作をアピールした。

 キャストが賢治役の柄本と直子役の瀧内の2人だけということも話題になっている本作。「実験的」だと言われていることについて、荒井監督が「単純に予算がないだけです」と話すと、会場からは笑いがこぼれる。続けて、映画監督の青山真治から「傑作」とメールをもらったことを明かし、「『本当?』と返したら、『嘘でも忖度でもありません。佑がいれば百人力かよ、とは思います』と。瀧内入れて二百人力です。2人のおかげです」と、柄本と瀧内の力量を絶賛した。MCの奥浜レイラが「本当に『役者の2人がよかった』という声もたくさん聞かれていると思うんですけど……」と口を開くと、荒井監督は「そればっかりですよ」と反応。すると、柄本がすかさず「そんなことないですよ!」とツッコミ、「青山監督が『70過ぎの高齢者にこんな若い映画を作られてはたまらない』とおっしゃってましたから」と反論すると、荒井監督が「若葉マークから急にもみじマークになっちゃって(笑)」と話し、会場は再び笑いに包まれた。

 そんな柄本との撮影について、瀧内が「現場でそんなに会話をすることもなく、最終日かその前日ぐらいにやっと喋ったという感じでした。『あそこで風車が回ってるのすごいよね』っていう話を(笑)」と振り返ると、頷きながら柄本も「『あれ風の力なんだぜ』みたいな」と、撮影中の2人のやり取りを明かした。

 本作では、10日後に結婚式を控えた直子が、故郷の秋田に帰省し、昔の恋人・賢治と久しぶりの再会を果たす中で、身体を重ねていく模様が描かれていく。そんな直子の行動について、柄本は「『結婚前に一回昔の男に戻りたいという直子の気持ちに共感できる』という声を試写で結構聞いて、そこに驚愕しました。『え!? そうなの? 怖い』って(笑)」と女性の共感度が高いことを明かす。瀧内も「初日に観に行ってくれた友達がいて、『エモくて泣いた』って言ってました。その子は結婚前で、直子と同じ状況なんですよ。みんなそういう思いをしてるんだなって感じがしました。伝わってるんだなって嬉しかったです」と友人とのエピソードを披露した。

 さらに瀧内は、撮影中の荒井監督とのエピソードも披露。「初日に荒井さんがバババッと来て、『賢治はよくわからない返事ばっかりしてるじゃん。直子はどう思ってるの?』ということを言われて、『あぁ』と思って。そのまま答えずに頷いて、荒井さんは戻られたんですけど、その気持ちはすごく大事にしなきゃいけないと思って、泣くシーンに繋がりました」。そんな荒井監督は「泣かせようとは考えてなかったんですけどね。『泣かないで』って言うんだけど何度も泣くので。でも出来上がったら瀧内の方が正解だったなって反省しています」と、瀧内の泣くシーンを絶賛。柄本も「僕は隣で寝ていたんですけど、カットがかかると瀧内さんのところに監督が来て、『もうちょっと淡々とできない?』(荒井監督)、『やっぱり泣いちゃいますね』(瀧内)、『え~泣いちゃう? なるだけ泣かないように』って(笑)。でも僕もあそこは意外でした。『そうか、泣くんだ』って」と、劇中の重要なシーンの秘話が明かされると、撮影当時を思い出した様子の瀧内の目には涙が浮かんだ。

 MCの奥浜から濡れ場のリアリティについて問われた柄本は、「台本に全部動きが書かれているんです。最初のベッドシーンにしても、キスして、愛撫して、挿入して、そっから移動して……とかが事細かに全部書かれているんです。そっちの動きを覚える方が大変でした」と回答。「ああいうのって理にかなっているというか、シミュレーションしてるわけじゃないですもんね?」と柄本に問いかけられた荒井監督は、しばらく沈黙したのちに、「ちょっとAVを観たりね。ロマンポルノの頃から書いてた。初めてそういうことをする時と、別れる最後の時とで、対位は絶対違うじゃん。初めてでバックはさすがにいかないでしょ。気持ちとそういうことって絶対関連してるから、2人の関係性の中でどういうセックスなのかは書くべきだと思う」と自身の考えを述べた。瀧内も「本当に細かかったので。アクションシーンのようでした。一個一個覚えていくという感じで。荒井さんの書いている本が生々しかったんだと思います」と、濡れ場の生々しさは荒井監督の脚本によるものだと力強く語った。

 鑑賞者の中では様々な議論があるという本作。荒井監督は気になった反応を聞かれると、「悪口は頭にきて覚えてます。この野郎って。プロでも素人でも嫌なんだけど、素人にTwitterで『説明台詞が多い』とか書かれると、『うるせぇよ! 俺、50年書いてるんだよ。言われたくねぇよ。わかってやってんだよ』って。本当にこれ言いたかった(笑)。『火口の“かこう”を“ひぐち”って読んでる奴らには言われたくねぇんだよ』って」と“荒井節”を炸裂させながらも、「批評とかよりも僕が一番嬉しかったのは、娘に『お父さん、三度目の正直だね』って言われたこと」と明かすと、会場は和やかなムードに包まれた。

 最後に挨拶を求められた3人は、「2人しか出ていなくて、これだけ“欲”を映し出している作品もなかなかないと思うので、本当に多くの人に観てもらいたいなと思っています。良かったら『良かったよ』って伝えていただければと思います」(瀧内)、「きっといろんな感想などあると思いますが、良くても悪くても宣伝してください。良かったと思われたらマストですよ。むしろ知らない人にトントンと『火口のふたり』って言ってみたりね(笑)。憧れの荒井晴彦脚本でありしかも荒井監督の作品に出られた、僕としては大事な映画ですので、皆さんで広げていっていただけたら幸いです」(柄本)、「良くても悪くても、とにかく劇場に来てもらわないと。制作会社が危ないんですよ。僕らもギャラもらってないし(笑)。お客さんが来てくれれば、4作目撮れることに繋がると思うので。今日だけじゃなくて普通の日も来てほしいな。三度目(の鑑賞)ぐらいは寝てても構いませんので、とにかく来てください。よろしくお願いします」(荒井)とコメントし、舞台挨拶を締めくくった。(取材・文=宮川翔)

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cat_oa-rp92670_issue_c7f7041183af oa-rp92670_0_25b291e1dc7e_武田真治演じるママの愛情たっぷりの指摘 『凪のお暇』それぞれが自分の課題に気づきはじめる 25b291e1dc7e

武田真治演じるママの愛情たっぷりの指摘 『凪のお暇』それぞれが自分の課題に気づきはじめる

2019年8月24日 12:40 Real Sound

 「あんたが会話のボールを投げられない理由は何でしょう? ……あんたが、相手に興味ないからよ!」

参考:『凪のお暇』はセオリー通りには進まないからこそ面白い! “人間の多面性”を映し出す巧みな構成

 『凪のお暇』(TBS系)第6話。物語はいよいよ折り返し地点を迎え、登場人物たちはそれぞれ自分の中にあった課題に気づきはじめる。

 凪(黒木華)はスナック『バブル』で、“しばしのお暇“をお暇して、ボーイとして働くことに。そこで気づかされたのは、自分が人間関係の根底である“興味を持つ“ということが、著しく欠けていたこと。

 「そもそも、なんで相手に会話のボールを投げてもらう前提なの? 何様!? あんたってもしかして自分のこと“私って聞き上手なタイプ~“とか思ってない? 本当の聞き上手っていうのは、相手の打ちやすいボール先に投げてあげてるから! あんたの場合は、あんたが相手の顔色うかがうばっかりで、何のボールも投げてこないから相手が気を使って話題を作ってくれてるだけ!」

 ママ(武田真治)からの、的確勝つ愛情たっぷりの指摘を受けて、やっとなぜ自分が人と関わったときに息苦しくなるのかを理解する凪。同調はしていたけれど、本当の意味で共感はしていなかったということ。「わかる~」と語調を合わせたところで、本当に心の波長が合っているわけではなかったということ。

 “興味を持つ“なんて、実にありふれた言葉だが、改めて考えてみると、何をもって“興味

“というのか。その概念は実にあやふやだ。「この人に気に入られなければ」と怯えるのも、「この人を打ち負かしたい」とマウントを取るのも、“興味を持っている“状態にも見える。だが何か違う。それは、きっと興味ではなく干渉というのだろう。

 ママのいう“興味を持つ“とは、“愛情を持って接する“の入口に立つということなのだ。興味を持つ→相手を知ろうとする→知ることができた相手の考えを理解しようとする→相手の想いを尊重しようとする→愛情を持って接する……。興味がなければ、そのスタートの位置にも立っていないということ。そこに、凪は気づけていなかった。

 そつない対応をとることが空気を読むことだと思っていたが、本質的に空気を読むとは相手の心のドアにノックして、どんな状態なのかをうかがうこと。その反応次第では、そっとしておくこともある。それが、空気を読むということだ。

 慎二(高橋一生)が、「こういう店はもてなす側のやさしさで回ってる」と言ったのも、きっとママの愛情ある接客に救われた1人だからだ。凪のことが好きなのにうまく気持ちを伝えられず、どんどん離れていく歯がゆさに泣き崩れていた日々も、思い返せばいつだってママは慎二の本音を引き出すことに徹していた。

 相手の愚痴を聞くことも、涙を流した相手に肩を貸すことも、小さな愛情のキャッチボール。人間とは、そんなふうに持ちつ持たれつで生きている。自分が苦しいというときに「苦しい」と言える相手がいるかどうかは、もしかしたらそれまで興味を持ってきた人がいるかどうかなのかもしれない。

 凪は、ハローワークで知り合い、ちょっと空気の読めない龍子(市川実日子)がブラック企業に転職したことを知ると「ほっておけない」と走り出す。詐欺まがいなことをしているという実態を知りながらも、誰にも相談できず、頑なに前を向くしかないと思っていた龍子。その手を取り、一緒に逃げ出す。そこに慎二が駆けつけたのも、慎二にとって龍子は、大事な凪の大事な人だとわかったからだろう。

 では、なぜ凪がこんなふうに“興味を持つ“ことに、消極的になってしまっていたのだろうか。それは、母・夕(片平なぎさ)との関係に原因があるように見える。母の「ちゃんとしてるの?」という強いしつけの結果。興味を持つことと、干渉することの差がわからなくなったからかもしれない。会話のキャッチボールで「自分から投げるのはハードルが高い」と感じるのは、凪自身がきっと求めていないボールを受け続けたせいではないか。

 現実でも、その干渉こそが愛情だと思いこんでいる人は少なくない。「興味(愛情)」と「干渉」は、“相手を知りたい“という衝動が非常に近いものに感じる。だが大きく異なるのは、そのボールの先に、相手を理解しよう、尊重しようという想いがあるかどうか。そして、抑えきれないほどの“うふふ“な笑顔と、一緒に「わかる」と言い合えるかどうか。

 似ているようで違うことを改めて見つめ直し、丁寧に1つずつクリアにしていく『凪のお暇』。ゴンは「好き」と「恋」の違いに驚き、慎二は「サラサラヘアだったころの凪」と「オフィスラブの彼女」の間でもがいている。果たして、それぞれがどのような展開を迎えるのだろうか。そして、登場人物1人ひとりの抱く本音を知りたい、理解したいと願う視聴者とこのドラマこそ、すでに愛が芽生えているのだ。

(文=佐藤結衣)

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cat_oa-rp92670_issue_c7f7041183af oa-rp92670_0_e589fea6294f_星野源、過去の意外な一面を明かす「最初の頃、スピーカーの裏で演奏してました」 e589fea6294f

星野源、過去の意外な一面を明かす「最初の頃、スピーカーの裏で演奏してました」

2019年8月24日 12:20 Real Sound

 8月23日に放送された『ぴったんこカン・カン』(TBS系)のゲストに星野源が出演。先週に引き続き、「星野源と安住アナのやりたいことをやりきるツアー!後編」がオンエアされた。

(関連:星野源は現代日本ならではのポップスター “POP VIRUS”を最大限に発揮した東京ドーム公演

 序盤では、星野がずんの飯尾和樹の家に伝わるキャベツを丸ごと入れるカレー、通称「キャレー」を作る。映画『引っ越し大名』での共演をきっかけに仲が深まった星野と飯尾。星野は以前から飯尾のファンだったらしく、「僕は中学生の時に『コサキンDEワァオ!』っていう、小堺一機さんと関根勤さんのラジオを毎週聞いてたんですよ。その頃に、まだ『ずん』になる前の『ラ・おかき』の飯尾さんが出演してらして、その頃から好きで」と安住紳一郎アナウンサーに説明する。飯尾のどういった部分が好きなのか聞かれると、「お酒を飲むと男らしくなるんですよ。かっこよくなるんです」と話すと、飯尾はスタッフに向かって「録れてますか?」と確認。「スーパースローで見たいくらい」とご満悦の様子であった。

 キャレーを食べながら安住は、星野に「完璧主義だから映画の曲も星野さんがやるんじゃないかなと思って、これまた倒れるぞみたいな」と伝えると、「完璧主義じゃないですよ。今、本当に仕事したくないですもん。なんにも。働きたくない」と星野は明かす。星野をよく知る安住はさらに、「星野さんの音楽活動は現代の商業ベースの世界の中ではおかしなことをやってるわけじゃないですか。シンガーソングライターって言っても、作詞作曲をして、結局アレンジャーがいたり、プロデューサーがいたり、ほかの楽器の楽譜はちゃんと誰かが書いてくれている。それを全部自分でやっているんですよね」と力説する。それに星野は、「めちゃくちゃ時間かかるんです。肩書きも歌手じゃなくて音楽家ってしてるんです。元々、歌を歌う人じゃなかったので、インストバンドをずっとやってたので」とSAKEROCK時代に触れると、安住は「知ってますよ。ボーカル恥ずかしかったんですよね」と振り返り、星野も「そうです。最初の頃、スピーカーの裏で演奏してました。人前に出るのが怖くて」と今では意外な一面を述べた。

 後半では、以前『ぴったんこカン・カン』で古田新太が開いた「砂肝コンフィ会」が羨ましかったと語る。「砂肝コンフィ会」とは、古田が主催の藤井隆と石田ゆり子が参加した美女を呼び語り尽くす会。ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の面々が集う場所に自身が呼ばれていないことに、星野はいつか出たいと思っていた。そこから、星野と安住は古田を探す旅へ。世田谷の若林にある「Pizza Restaurant Poco」で古田を見つけた星野ら。そこで古田は「砂肝コンフィの会は安住の名のもとに半年以内にやる」と明言した。

 安住が「砂肝コンフィの会は半年以内に石田ゆり子さんをもう一度ってことですか?」と確認すると、「ゆりちゃんじゃなくてもいいですよ。ガッキーでもいいよね」と古田。新垣結衣との関係性を聞かれた星野は「たまに『逃げ恥』のご飯会みたいなのがあるんです。そこでお会いするくらいです。あの人はリーダーシップを表に見せないのに、みんながまとまっていくみたいなタイプのリーダーですよね」と話し、安住が「今度は新垣さんにお声がけして」と開催することを誓う。古田は「ガッキーの番宣がある時に、映画でもドラマでも他局でもいいですよ」と乗り気の様子であった。

 次週の『ぴったんこカン・カン』では、ゲストに高橋一生、武田真治、大泉洋、松たか子、大谷亮平、川田裕美、アストロズメンバーが登場する。(向原康太)

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s**t kingzが語る、令和版「スーダラ節」を踊る意義 「いかにもダンサーっぽいことはしたくない」

2019年8月24日 12:00 Real Sound

“体は人間で頭は魚”のサラリーマンを主人公にしたアニメ『ビジネスフィッシュ』(TOKYO MX・BS11)とs**t kingz(シットキングス)のコラボレーションが話題を集めている。

 昭和36年の大ヒット曲にして、植木等を昭和のスターに押し上げた「スーダラ節」(ハナ肇とクレージーキャッツ)をプロデューサーのXLII(シリー)、ラッパーのDOTAMAがサンプリング。この“令和バージョン”の「スーダラ節」(「スーダラ節feat.BUSINESS FISH」)のMVにs**t kingzが出演し、令和のサラリーマンとしてキレキレのダンスを披露しているのだ。またアニメ『ビジネスフィッシュ』の主人公が踊りまくるCGバージョンのMVにもモーションキャプチャーを利用してs**t kingzのメンバーが参加。昭和と令和のエンターテインメントをつなぐ、意義深いコラボとなっている。

 リアルサウンドでは、s**t kingzのメンバー4人にインタビュー。令和バージョン「スーダラ節」MVの制作を軸にしながら、10周年を経た現在のモードについても語ってもらった。(森朋之)

・「こういう動きは初めてだな」と思った(NOPPO)

ーーアニメ『ビジネスフィッシュ』とs**t kingzのコラボレーションによる、令和バージョン「スーダラ節」のMVが話題を集めています。このMVのオファーがあったときは、どう思いましたか?

shoji:最初に話を聞いたときは、すぐにイメージが浮かばなかったんですよ。「令和バージョンの『スーダラ節』で魚が踊るので、カッコいいダンスをお願いします」と言われて、「何を言ってるんだろう?」って(笑)。

kazuki:そうだね(笑)。

shoji:でも、『ビジネスフィッシュ』のビジュアルだったり、キャラクターを知るにつれて、プロジェクト自体がすごくおもしろいなと思って。ここにカッコいいダンスがあったらいいだろうなということも理解できたし、ぜひやらせてください、と。

ーーまずは楽曲が解禁されると同時に、CGによるMVが公開されました。この映像はモーションキャプチャーを使って制作されたとか。

shoji:はい。シッキンにとって、初モーションキャプチャーだったんですよ。

kazuki:ダンサーの方でモーションキャプチャーをやったことがある方もいらっしゃると思いますけど、僕らはいままで経験がなくて。実際に撮影する前は、「動きに制限があるんじゃないか」「実際の人間の動きほどは細かく表現できないんじゃないか」と勝手に思ってたんです。でも、やってみるとぜんぜんそんなことなくて、自分たちの踊りがそのままCGに反映されて。すごくおもしろかったですね。

shoji:頭が魚だから、ちょっとの動きのズレが大きく出るんですよ。それもぜんぶリアルタイムで確認しながら撮影できて。

NOPPO:画面を見ながら踊って、CGの動きをチェックして。ゲームをやってるような感覚でしたね。

Oguri:オフィスとか居酒屋の映像もすでにできていたから、そのなかでCGのキャラクターが踊るのがめちゃくちゃおもしろくて。背景のビジュアルもすごく凝ってるんですよ。ちょっとVRに近い感覚もありましたね。

kazuki:キャラクターが暖簾をくぐるところとか、リアルだよね(笑)。

Oguri:そうそう。しかも360度で撮っていて。

Shoji:どのアングルからも見られるんですよ。あれはすごくおもしろいし、今後、いろんなことができそうだなと思いました。たとえば360度、好きな角度からダンスを見られる映像作品とか。

Oguri:いろいろ遊べそうですよね。

ーー実写バージョンのMVも素晴らしかったです。ダンスのクオリティの高さとコミカルな動きの組み合わせがレアだなと。

kazuki:自分たちにとってはけっこう得意なことなんですよね。振り付け自体はCGとほとんど同じで、s**t kingz っぽい感じになってるし、実写のほうは自分たちの顔で踊ってるので(笑)、いつも通りにやれて。

Oguri:曲もカッコいいですからね。音についても事前にみんなで話し合ったんですよ。いかにもダンスミュージックという雰囲気ではなくて、ちょっとダンスホールっぽいところもあって。

NOPPO:確かに。そこは新鮮だったかも。

kazuki:こういうストレートな日本語のラップの曲で踊るのも初めてでしたね。歌詞がガツンと響く曲だし、踊り甲斐がありました。

shoji:映像にもちょうどいい“昭和感”があるんですよ。制作を担当してくれた「ピンクじゃなくても」の監督が色味やアングルに昭和っぽい感じを入れてくれて。ダンスは今のダンスなんだけど、撮影方法や映像には懐かしさが感じられるというか。そのあたりもぜひ見てほしいですね。

ーー昭和を想起させる映像は、植木等さんが歌った「スーダラ節」に対するリスペクトの表れなんでしょうね。

shoji:そうですね。撮影前に植木さんが「スーダラ節」を歌った映画(『ニッポン無責任時代』)の映像も監督に見せてもらったんですけど、その雰囲気も入っていて。いきなり画面が一色に染まったり、文字がドーンと大きく出てくるところとか。当時の植木等さん、最高にカッコいいんですよ。

kazuki:オシャレだよね。僕も今回、初めて「スーダラ節」を歌っている映像を見せてもらったんですが、「この感じでやりたい」と思いましたから。

NOPPO:植木さんが歌っている場面を見て、「こういう動きは初めてだな」と思いました。いい意味でおもしろくて、頭に残る動き方なんですよね。サラリーマンの役だから衣装はスーツなんだけど、どこかカワイイところもあって(笑)。

Oguri:宴会のシーンのなかで、いきなりミュージカルみたいに歌って踊り出すのもいいなって。最近のミュージカル映画のような(演出的な)飛躍ぶりがすごいなと。こういう映画が昭和の日本にあったことを知らなかったんですよね。

kazuki:うん。海外のミュージカル映画の名場面、たとえば「Singin’in the Rain」の映像を目にする機会はあるけど、日本の作品はほとんど知らなかったので。まだまだありそうですよね。

ーー植木等さんもそうですが、“おもしろくてカッコいい”パフォーマンスが出来るのもs**t kingz の魅力だと思います。ただカッコいいだけではなく、何か違う要素を入れたいという気持ちもありますか?

shoji:うん、ありますね。

kazuki:世間のみなさんが想像するストリートダンサーみたいなことをやりたくないというか(笑)、ちょっと抵抗があるんですよね。それが「おもしろいことをやりたい」という気持ちにつながってるのかなと。

NOPPO:普通には踊りたくないところはあるかも。ヒネくれてるんでしょうね(笑)。

kazuki:今回の『ビジネスフィッシュ』とのコラボの場合、キャラクターもシュールだし、実写版のMVでカッコつけてダンスしても合わないですから(笑)。

ーーさらにアニメではすでにオンエアが終わってしまいましたが、s**t kingzが登場キャラクターとして踊っているTikTok風のエンディング映像も話題になりましたね。

kazuki:「スーダラ節」は全員“タイ”ですけど、こっちの曲はいろんなキャラクターに扮してるんですよ。shojiくんは女性役です(笑)。 

shoji:はい(笑)。そのほかにイカとエビもいるんですけど、アニメでは大人しいキャラが激しく踊ってたり、ギャップもかなりあって。

NOPPO:撮影現場は爆笑でした(笑)。

Oguri:(笑)「スーダラ節」のCG版のMVもそうでしたけど、誰がどのキャラクターになって踊ってるのかというクイズ企画をTwitterでやったのですが、これがけっこう当たってるんですよ。それぞれに踊りのクセがあるので、わかっちゃうみたいで。

・自分たちが「おもしろい」と思うことをやることが大事(Oguri)

ーー植木等さんが演じたサラリーマン役には、高度経済成長期のなか、“もっと気楽にやりましょうよ”というメッセージが含まれていたと思います。“踊りたい”という純粋な気持ちを持ったまま活動を続けているs**t kingz のスタンスとも近いような気がするのですが。

kazuki:遊びからはじまってますからね。誰に何を言われたわけではなく、「一緒に踊りたいね」ってやりはじめて、勝手にクラブでショーをやって、気づいたら、それが仕事になっていて。いまも「仕事に行かなきゃ」という感じではないんですよ。

Oguri:確かに「働いてる」という感覚はないですね。

NOPPO:リハでもワーキャー言いながらやってますから(笑)。

kazuki:普通の仕事場だったら怒られるよ(笑)。そう考えると、遊びの要素はかなり多いですね。

shoji:うん。何かを作り上げるときは「どうしよう?」と考え込んだり、頭を抱えることも多いんだけど、「連休が終わって、明日から仕事か……」みたいな感じではないので。生活のためにやっているわけではなくて、やっぱり踊ることの喜びが先にあるんですよね。ベースに「ダンスが楽しい」という思いがあって、それがいろんな枠組みのなかでビジネスにつながっているというか……。

kazuki:そうだね。確かにいまは仕事としてやってる部分もあるけど、そこに遊びを取り入れることも多くて。きっぱりと分けられないんですよ。

shoji:クラブでショーをやっててもまったくお金にならないけど、その動画を観てくれた人から「すごくカッコよかったので、お仕事をお願いしたいです」と連絡をもらうこともあって。最初からビジネスにつなげようとしているわけではなくて、むしろ遊びが仕事につながる世界なんですよ。

NOPPO:さっき「いかにもダンサーっぽいことはしたくない」という話をしましたけど、そのことがいろんな方から声を掛けてもらえるきっかけにもなっていて。

ーー遊びから生まれる発想が、新しい活動に結びつくわけですね。

Oguri:ほとんどがそうですね。自分たちが「おもしろい」と思うことをやることが大事というか。

shoji:ガチガチに作り込んでも、観てる人にとっては意外とおもしろくないんですよ(笑)。みんなでおもしろがりながら形にしたほうが、お客さんにも喜んでもらえるんじゃないかなって。

ーー最後に今後の活動について聞かせてください。昨年は結成10周年を記念した公演『The Library』を開催。10周年を経て、現在はどんなビジョンを掲げていますか?

shoji:10周年のタイミングは、「シッキンって何だろう?」と考えるいい機会になったんですよね。そこで考えたことを頼りに、「次はどんなことにチャレンジしようか?」とみんなで話しているところなんですが、シッキンはもともと、計画性では成り立たないんですよ。突発的な出会いだったり、自分たちの思い付きで方向性が大きく変わることも多いし、いろいろな人やアイデアとの掛け算で、おもしろいものを生み出していけたらなと。今年出した絵本(“絵本×ダンス”をテーマにした『あの扉、気になるけど』)も、俺とOguriがやった“朗読とダンス”の舞台(『My friend Jekyll』)も、自分たちにとっては新しい挑戦で。これからもそういう活動を続けていきたいですね。

ーー12月には東京、大阪で『メリーオドリマX’mas』が開催されます。テーマは「シッキン史上最も“踊りまくり”のダンスライブ」だとか。

shoji:2017年にビルボードで生バンドと一緒にライブ(『s**t kingz 10th anniversary show in Billboard Live』)をやったんですけど、12月のクリスマスライブは初めての”ダンスライブ”なんです。

kazuki:10年のキャリアのなかで、踊ってないのに、踊っているように見える技を身に付けてきて。たとえば去年の無言芝居(『The Library』)も、アクティング(演技)がダンスっぽく見えることもあったと思っているんですよ。それを踏まえて、今回のクリスマスライブでは、「自分たちが“踊りまくる”というショーをやったら、どうなるか」を汲み取っていただけたらなと。これまでに培ってきたものも使いながら、シンプルにダンスを見てもらいたいんですよね。

ーー「シッキンが本気で踊るとこうなる」というライブなんですね。

shoji:そうですね。ダンスの量がすごくて、「ちょっと休んだら?」って心配になるかもしれないです(笑)。

NOPPO:まだ具体的なことは言えないけど、ライブのなかで新しいことにもチャレンジしたいと思っているんですよ。

ーーリハのなかで、また新しいアイデアも生まれそうですね。

Oguri:そうですね。普段のリハのときも、何も考えずにスタジオに行って、4人で「さあ、どうする?」から始めることもあって。一人だったら「どうしよう……」と頭を抱えるかもしれないけど、「4人いるから大丈夫」と全員が思っているんですよね。さらに最近はいろんな方がお話をくれて、「ここにダンスを入れてほしいんですけど、どう料理しますか?」と投げてもらえることが増えて。この先も楽しみしかないですね。(取材・文=森朋之)

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『モンハンワールド:アイスボーン』TVCM「新モンスター篇」「新要素篇」「ストーリー篇」オンエア

2019年8月24日 12:00 Real Sound

 9月6日に発売する、超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターワールド:アイスボーン』について、本日8月24日よりTVCM「新モンスター篇」「新要素篇」「ストーリー篇」が全国でオンエアされる。

(参考:『モンハンワールド アイスボーン』強敵・イヴェルカーナ戦レポ ブレス&氷柱に要注意

 『モンスターハンターワールド:アイスボーン』TVCM「新モンスター篇」では、バフバロなどの新たなモンスターをはじめ、イヴェルカーナの神々しい姿も見ることができる。一方、「新要素編」「ストーリー篇」では「渡りの凍て地」と呼ばれる寒冷地に赴く調査団の姿や、まだ見ぬ環境生物やモンスターの生態を調べる様子をみることができる。

 なお、超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の新情報は今後も続々と公開予定だ。(リアルサウンド 編集部)

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「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『火口のふたり』

2019年8月24日 10:30 Real Sound

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は元「映画芸術」編集部の石井が『火口のふたり』をプッシュします。

●『火口のふたり』

 本稿を書くにあたり、そもそも自分が「荒井晴彦」の名前を知ったのはいつだろう? と振り返る作業をしてたところ、封印していたイタイ思い出とセットでその名前を知ったことを思い出しました。

 今からおよそ15年前の高校生の頃、生まれて初めて交際したクラスメイトのIさん。お互いの部活が終わる時間を合わせ、学校から駅までの帰り路が、唯一2人きりで話をすることができた時間でした。しかし、いわゆる奥手であった当時の自分は、手を握ることにも躊躇し、男らしさがないところなどを怒られ、なんやかんのあった後に「私に頼るのは辞めた方がいいと思う」という痛烈な一言を浴び、その恋は終わったのでした。

 平気なフリをしつつも食欲がまったくなくなるようなショックを受け、憔悴仕切ったところに、映画通のラグビー部の友人・A君が映画という助け舟を出してくれました。A君の影響もあり、ゴダールやヒッチコックといった“名作”には触れ始めていましたが、過去の日本映画はほとんど観たことがありませんでした。当時、その友人がVHSで貸してくれたのが、澤井信一郎監督、そして荒井晴彦脚本による『Wの悲劇』。薬師丸ひろ子さん演じる若手女優・静香が、とある代償を支払い、スターへの階段を昇っていき……という物語ですが、静香に捨てられてしまう昭夫(世良公則)の姿に自分を重ね、映画のセリフひとつひとつがたまらなく突き刺さったのを覚えています。スケールの違いはあれど、「あれ、これと似たようなことを言われたような……」と。映画を作る人=監督程度の認識しかなかった当時の自分にとって、初めて「このセリフを書いている人はどんな人なんだろう」と思ったのが「脚本家・荒井晴彦」でした。

 以後、新作を追いかけ、手掛けていたロマンポルノを観るために、新橋ロマン劇場にも足を運びと、荒井晴彦の名前をきっかけに映画の沼へと誘われていきました。一貫して描かれているのは、男性の弱さと女性の強さ、嫉妬という感情を持つことの無様さ。ともすれば汚く醜く、別の角度から見れば極めて潔癖でもあり、そんな恋や愛が絡んだときの人間のリアルな内面を、荒井作品から教えてもらったように思います。

 紆余曲折を経て、私は2012年に「映画芸術」の編集部で働くようになりました。「キネマ旬報」とならぶ戦後から現在まで続いている老舗雑誌である「映画芸術」。その編集長は、脚本家の仕事の傍ら1989年に前編集長・小川徹から引き継いだ荒井晴彦なのです。

 「映画芸術」は、毎年恒例のベストテン&ワーストテン(特に一昨年は大きな波紋を呼びました……)に象徴されるように、ほかメディアではなかなかできない大作への辛辣な批評も厭わず、自主映画、ピンク映画もいい作品は取り上げるという、徹底的に作品と向き合うのが特徴の雑誌です。

 映画の中の人だった荒井さんと、「映画芸術」を通して直接関わるようになり、正直最初は戸惑いの連続でした。ただ、実際に触れて感じたのは、いろいろと厳しい一面はありますが、とにかくたくさん勉強していること、そしてとてもキュートで正面からぶつかる相手には優しいということ。なかなかまっすぐぶつかることができずいた映芸の約4年間ですが、それでも荒井さんの側にいることができた時間は貴重だったなとしみじみ思います。紛れもなく自分にとっての青春でした。

 と、長すぎる前置きになってしまいましたが、そんな荒井さんの新作『火口のふたり』が公開中です。当サイトに掲載しているレビューに巧みな分析が書かれているので多くは語れないですが、試写で観たときに自分が強く感じたのは“優しさ”でした。主人公の2人は快楽にふけり、現実から目を背け続けます。背けることができたのも、それは期間限定だからこそ。しかし、期間限定のはずだった時間は終盤のとある展開で無限になります。2人を繋いでいたルールが壊れてしまえば、関係は崩れてしまいがち。でも、本作は関係を壊すどころか、そんな無限を受け入れてしまえばいいと高らかに突きつけてきます。エンディングテーマ「紅い花咲いた」の歌詞「とっても気持ちいい」の通り、本能のままに行動していく2人の姿がとても清々しく映りました。

 荒井晴彦入門作としても本作は入っていきやすいと思いますし、痛みを伴う失恋を経験したことがある方は、強く響くものがあるかと思います。『火口のふたり』を気に入った方は、『海を感じる時』『共喰い』『身も心も』『赫い髪の女』もオススメです!(リアルサウンド編集部)

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