『いきなりマリッジ3』第6話ーー出会って16日目の新婚生活、新郎の“些細な言葉”に新婦が激怒して家出!?
初対面の男女が出会ったその日に婚姻届を書き、そのまま30日間の“新婚”生活を送る“新婚”観察リアリティーショー『いきなりマリッジ』待望の第3シーズン。その第6話が、12月21日よりAbemaビデオにて配信されている。
(関連:『いきなりマリッジ3』第5話ーー出会って10日目の新婚生活、新婦が涙の訴え&新郎は困惑)
「バカにしとる言い方」
楽しく食事をしていたはずの新郎ジュンペイ(39歳)と新婦ヒナ(24歳)。しかし、ジュンペイのある質問がきっかけで二人は口論になり、ヒナは怒りを露わにする。
“新婚”生活15日目。30日間の“新婚”生活の折り返し地点であるこの日、ヒナは幼馴染と会う約束をしていた。ジュンペイとの結婚生活を語るヒナは穏やかな表情を見せるが、幼馴染の前で「(ジュンペイが)話を聞いてくれない」と愚痴をこぼすシーンも。この言葉を聞いて、前話でヒナが「最後まで話を聞いてほしい」と涙を流す姿を見ているスタジオMCの陣内智則と紗栄子、ゲストの小林よしひさは「根に持ってましたね」と苦笑い。
夜になると、内装の仕事を終えて、静岡から戻ってきたジュンペイが合流する。ヒナの幼馴染はジュンペイに「今までどんな人と付き合ってきた?」「ずっと東京なんですか?」など、さまざまな質問を投げかけていく。親しげに質問に答えていくジュンペイだが、隣に座るヒナはどことなく不安げな表情を浮かべていた。30日後に住むところなど、まだ二人で話し合いができていないことも答えていたからかもしれない。
「イチャイチャしないんですか?」との問いに、二人は照れ笑い。「出かけるとき、手繋ぎたいけどね!」「俺、繋いでんじゃん!」とじゃれ合うような言い合いをするが、ヒナの幼馴染に「遠慮してるんですか?」と問われたジュンペイは、恋愛をしてこなかった期間やヒナとの年の差から、彼女に対して遠慮があることを打ち明けた。
その後のインタビューで、ヒナの幼馴染はジュンペイを「気が利いて優しい方」と評したが、二人がお互いに遠慮していることが気になったようだ。ヒナは手を繋ぐことをはじめ何にしても「言わなきゃいけない」ということにモヤモヤしている。一方ジュンペイは手を繋ぐことに対して、安心感ではなく恋愛の刺激を求めてムードを気にしているのかもしれないと自己分析した。ジュンペイは「俺から手を繋いでたりしてるんですけどね」と笑っていたが、ヒナの想いを受け止めようと、本心を探ろうとしたり、彼なりに考えを巡らせたりしていることが伝わってくる。
だが、ヒナを深くまで知りたいゆえに「何でも話し合いたい」というジュンペイのこの姿勢が、口論の原因となってしまう。
“新婚”生活16日目。ヒナは手料理を作って、ジュンペイの帰りを待っていた。帰ってきたジュンペイが、手料理を頬張り「美味しい」と言うたびに、ヒナは心の底から嬉しそうだ。しかし、ジュンペイが「直してほしいところ」の話題を切り出すと、ヒナの表情が曇り始める。
ジュンペイは、ヒナの浮き沈みの激しいところが、元々の性格なのか、それとも自分がそうさせてしまっているのかを探りたかったようだ。しかし、ジュンペイの“先生”のような問いかけは、ヒナにとって気分の良いものではなかった。ジュンペイが口にした「昔から」という言葉は、ヒナと出会う前の時間を埋めたいという気持ちの表れのように感じるが、彼女は「昔むかしって言われてもずっと変わりません」と苛立ちを隠しきれない。ジュンペイから「バカにされている」と感じたヒナは無言で家を出ていってしまった。
「まともに話もできないんじゃ、さすがにちょっと厳しいですね」と頭を抱えるジュンペイ。彼は結婚を強く意識しているからこそ、対等に、もっと深く話し合いたいだけだった。
追いかけるべきか迷うジュンペイだったが、スタッフの「何も声をかけなくていい」「ただ横に立っていればいいんだよ、帰りたくなるまで」という助言に従い、ヒナを探しに家を出る。寒空の下、階段でうずくまるヒナを見つけたジュンペイは、ただ隣に座り、彼女の気持ちが落ち着くのを待った。「バカにしたつもりはないけど、ヒナがそう感じたならバカにしたことと一緒だから」「ごめんね」。ジュンペイの言葉を静かに聞いていたヒナは、彼の「行こう」の声に促されるように顔を上げ、「ご馳走様だけ言って」とようやく笑った。
初めてぶつかった二人について、ゲストの小林は「互いの結婚に対するスピード観がズレたのでは?」と考察。続けて、「ご馳走様だけ言って」という言葉から、ヒナはただ一緒に晩御飯を楽しみたかっただけなのではないかと優しく指摘する。30日後の決断のため、対等でありたい、深くまで話し合いたいと思うジュンペイの気持ちもわからなくはない。結婚を意識するからこそ起こる衝突を、二人はこの先どう乗り越えていくのだろうか。(文=片山香帆)
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Amazonがなぜか“美容室”をロンドンにオープン 最新技術に触れられる場所に
4月20、Amazonは、初の美容室「アマゾンサロン」をオープンした。サロンはおしゃれな若者が集まる街、ロンドンのスピタルフィールズに構えられ、美容業界の最新テクノロジーに触れられる場となるようだ。
【写真】ロンドンにオープンしたAmazonのヘアサロン
この「アマゾンサロン」では、来店客はAR(拡張現実)を利用してさまざまなヘアスタイルやカラーを試すことができる。施術を担当するのは、パリファッションウィークやカンヌ映画祭などでも活躍するスタイリストたちだ。施術中はFireタブレットを利用できるので、退屈することもないだろう。
また最新の「point-and-learn(ポイントアンドラーン)技術」も導入されており、棚に陳列された商品を指差すだけで、ディスプレイに商品情報が表示されるという。QRコードを読み取ってAmazonの商品ページにアクセス、購入することも可能だ。
今回の試みについて、同社は「『アマゾンサロン』は、新しい製品や技術を紹介する体験的な場所であり、店舗を拡大していく予定は今のところない。英国でのAmazon Professional BeautyStoreに続く、美容業界をサポートするための最先端の試みだ」と述べている。同社のサロン業界への進出を意味しているわけではないようだ。
サロンはまず従業員のみが利用でき、その後一般客に開放される予定だという。
Amazonはこれまで美容業界の専門店に対するアプローチに苦戦してきたが、「アマゾンサロン」はその打開策となるのだろうか。(堀口佐知)
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テレ東深夜ドラマ2作がコラボ 栗山千明×小関裕太と江口のりこが互いの作品にクロス出演
テレビ東京にて毎週水曜深夜1時10分から放送中の水ドラ25『ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~』と、毎週金曜深夜0時52分から放送中のドラマ25『ソロ活女子のススメ』がコラボし、それぞれのキャストのクロス出演が決定した。
参考:栗山千明主演『ラブコメの掟』に超特急 草川拓弥、堀田茜、吉沢悠が出演 主題歌は倉木麻衣
4月30日放送の『ソロ活女子のススメ』第5話に、『ラブコメの掟』から綺麗でスタイル抜群、仕事も優秀な“百戦 錬磨”風パーフェクトウーマンなのに、実際は彼氏いない歴15年の超ド級な恋愛初心者・九条瑠璃役の栗山千明と、“見た目も中身も百戦錬磨”、なのに振られ続けてきたという後輩・真宮亮役の小関裕太が出演。そして、『ラブコメの掟』に、『ソロ活女子のススメ』から好きな時に好きな場所で、ひとりでしか味わえない贅沢な時間を過ごすため、新たな“ソロ活”を探し求める五月女恵役の江口のりこが出演する。
コミック配信出版社に勤める瑠璃と亮、同じくネット系出版社に勤める恵が役柄はそのままでカメオ出演。片や男女2人の王道ラブストーリー、片やひとりで動きまくるソロ行動の作品。全く違うジャンルの作品がどう混じり合うのか。どのタイミングで出演するかは放送で明らかになる。(リアルサウンド編集部)
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TOKIO 城島茂、リーダーから社長になりトークに変化? 松岡昌宏「本当に感無量」
株式会社TOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏が、4月21日に東京・渋谷ヒカリエホールにて行われた丸亀製麺「うどんで日本を元気にプロジェクト 合同記者会見」に出席。“株式会社TOKIO”としての第一歩を踏み出した。
(関連:【写真】調印式で笑顔溢れるTOKIO城島茂)
株式会社丸亀製麺とTOKIOは、両社の“日本を元気にしたい”という強い思いと「手づくり・モノづくり」にこだわる姿勢に共鳴し、「共創型パートナーシップ」を締結。今後はうどんで日本を元気にするべく、両社はディスカッションしながら、さまざまなプロジェクトを企画していく。
会見の中ではまず調印式が行われた。それから、丸亀製麺の印象について聞かれた城島は「47都道府県で全国展開されていることもあり、それぞれの街の皆さんに愛され、親しまれている印象があります。自分自身もプライベートでお世話になっていますが、お店で粉から製麺されているというのは本当にすごいことだなと改めて思います。丸亀製麺さんには“生きているうどん”というキーワードがありますが、あのモチモチ感を味わうと、まさにその通りだなと。僕ら株式会社TOKIOもモノ作りというのは強く意識していますので、今回“共創”ということで何が出来るだろうと、非常にワクワクしながらこの場にいます」と話した。
続けて「共創型パートナーシップ」のオファーを受けた感想について聞かれ、城島は社長としての見解を述べた。この堂々とした姿に副社長の国分は「タレントとしてこういう場所に立つことはこれまでありましたけど、会社の副社長として立つのは初めてです。今までリーダーと呼ばれていた人が社長になりまして、リーダーの頃はよく噛んでいたんですけど、社長になったら噛まなくなっていて、ちょっと驚いています」と感想を述べた。松岡も「うちの城島がこれだけ滑らかに喋れるようになったのは本当に感無量。後でうちのマネージャーに完パケの動画をもらおうと思います」とコメントして、会場を沸かせた。
会見の中では当プロジェクトにおいて日本を元気にするための具体的なアイデアを発表する場面も。城島は「キッチンカー全国行脚」、国分は「うどん食育」、松岡は「トッピング開発」と提案した。国分のアイデア発表後に司会者から「この国分さんのアイデア、城島社長はいかがですか?」と聞かれると、「い、いや……ぴったりじゃないですか」と一言。これに松岡は「うちの城島はアドリブがちょっとアレなんで、急に振るのはやめてもらっていいですか(笑)? そういう仕事は僕らがやるので」と求め、会場を笑わせた。
最後に城島は「株式会社TOKIOとして、新たなプロジェクトに参加出来て、第一歩を踏み出せました。うどんで日本を元気にするというプロジェクト、株式会社TOKIOとして全力で頑張っていきたいです」と述べ、国分は「自分たちのアイデア、丸亀製麺さんのアイデア、そして生産者さんのアイデアも柔軟に取り入れて、日本全国のみんなでこのプロジェクトを考えていきたいですね。これからも丸亀製麺さんとディスカッションして、良いモノを作っていきたいと思います」と話し、そして松岡は「やはり元気になるためには食べることが一番だと思います。我々もそうしてきました。ご飯を食べると、美味しい・楽しい・うれしいという気持ちが感じられる。我々はそのシンプルの中にある難しさを勉強させてもらうつもりですし、株式会社TOKIOとしてもこのプロジェクトを思い切り楽しみたいと思います」と意気込んだ。(リアルサウンド編集部)
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新しいiPad Proは次期iPhoneを先取り? AirTagは独占禁止法違反の新しい火種? 海外の反応まとめ
日本時間4月21日未明、Appleが新製品を発表した。Apple純正チップであるM1チップを搭載した2つの新製品が発表されたのに加えて、先行製品のない新規製品も登場した。こうした新製品に対して海外メディアはおおむね好意的なものも、新規製品に関しては不穏な動きが報じられている。
【写真多数】カラフルなiMacに紫のiPhone……発表されたAppleの新商品たち
・M1チップファミリーが拡大
今回Appleが発表したのは、5つのハードウェア新製品と1つのアプリのアップデートである。発表内容の要点をまとめると、以下のようになる。
・新しいiPad Proは、M1チップを搭載し5GとWi-Fi 6に対応。画面サイズは11インチと12.9インチであり、12.9インチのみミニLEDバックライトを採用して画質の向上を実現した(トップ画像参照)。ビデオ通話時に自動的にユーザを追尾するカメラ機能「センターフレーム」も実装。
・新しいiMacもM1チップを搭載。注目は7色のカラーバリエーションが用意されたこと(下の画像参照)。一部のiPhoneまたはiPad アプリが利用できるようになったほか、iPhoneやiPadとスムースに連携して、電話やメッセージの受信も可能に。
・以前から噂のあった忘れ物防止タグ「AirTag」が満を持して登場。超広帯域無線(UWB)に対応しており、iPhone11/12シリーズを使って探す時は同タグまでの距離と方向がiPhone上に表示される。Bluetooth経由でコマンドを送信して音を鳴らしたり、ユーザから離れた時に通知を受けたりもできる。
・iPhone 12/12 miniに新カラーバリエーション「パープル」が追加。同モデルにはiOS14.5が搭載予定。
・Apple TV 4Kも新しくなった。処理能力が向上して高フレームレートの4K HDR動画にも対応し、リモコンも変更されてタッチ対応のカーソルキーとなった。
・Apple Podcastsアプリもアップデートして、デザインなどが変更されるほか、サブスクサービスも開始予定。
以上で今回の発表内容のすべてを網羅したわけではない。さらなる詳細に関しては、Apple公式サイトを参照のこと。
・iPad Proは未来を先取りしているものも……
今回のApple新製品発表で注目された新しいiPad Proに関して、多くの海外メディアが好意的に報じている。例えばテック系メディア『ZDNet』の記事では、同タブレットがApple製品の未来を先取りしていると論じられている。新機能のセンターフレームは、次期iPhone Proに実装されるだろうと予想している。また、外部接続ポートがUSB Type-Cに加えてThunderbolt/USB 4にも対応したことによって、Lightningポートがますます時代遅れになるだろう、とも述べている。
インドのテック系メディア『The Indian Express』は、M1チップがiPad ProとiMacの両方に搭載されたことによって、AppleはタブレットとデスクトップPCのカテゴリーをブーストした、と指摘している。さらにこうしたブーストに対して、Samsungのような競合他社は独自に純正チップを開発する必要があるかも知れない、とも書いている。
テック系メディア『PCMag』は、新しいiPad Proが高性能ではあるものも、時代を先取りし過ぎていると主張する。同タブレットは5Gに対応しているものも5Gが普及するのは2024年頃と見られており、強力なAR機能は2025年頃に発表と噂されているApple製ARメガネによって真価を発揮するだろう。同タブレットの性能を余すところなく引き出すアプリも不足している。こうした状況から、新しいiPad Proは「2024年の最高のタブレット」と形容している。
・AirTagは競合他社潰し?
AirTagに関して、CNNは同タグが及ぼすAppleの収益への影響を報じている。この報道で引用されている調査会社CanalysのシニアアナリストBen Stanton氏は、Apple純正アクセサリーは利益率が高い傾向にあるため、AirTagは同社のアクセサリー部門の売上増に貢献するだろう、と指摘している。また市場調査会社ABI ResearchのディレクターDavid McQueen氏は、同タグは家の鍵だけではなく乗用車の鍵やバッグなどのために、一人のユーザが複数購入するだろう、と予想している。
一方で、AirTagをめぐって不穏な動きもある。US版Tech Crunchは、同タグの競合製品を製造・販売しているTileがAppleを独占禁止法に違反していると批判していることを報じた。TileがAirTag発表に合わせて出した声明では、Appleはプラットフォーマーという立場を利用して忘れ物防止タグをめぐる公正な競争を阻害している、と述べられている。
Tileの声明をうけてAppleが出した声明では「競争こそが顧客に素晴らしい体験を届けるベストな方法であるとわたしたちはいつも考えている」と語られ、Tileの訴えを否定している。
以上のように今回のApple新製品発表イベントは、海外メディアと市場関係者におおむね好意的に評価されているものも、AirTagが独占禁止法違反の火種になり兼ねない状況である。AirTag問題は、「フォートナイトの乱」のような同社が直面しているほかの独占禁止法違反案件にも少なからず影響を及ぼすかも知れない。(吉本幸記)
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『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』日本公開日は8月13日 ティザーポスターも
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』の日本公開日が8月13日に決定し、あわせて日本版ティザーポスターが公開された。
『バットマン』や『ジョーカー』を生み出したDCコミックスの実写化プロジェクト。『フューリー』のデヴィッド・エアーが監督を務め2016年に公開された『スーサイド・スクワッド』を、監督・脚本に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンを迎え、再構築した。主人公は10人以上の“極“悪党たち。
ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、ブラッドスポート(イドリス・エルバ)、キング・シャーク(スティーブ・エイジー)、ポルカドットマン(テヴィッド・ダストマルチャン)、サヴァント(マイケル・ルーカー)、シンカー(ピーター・キャパルディ)、ブラックガード(ピート・デヴィッドソン)など、10人以上の主人公たちは、何をしでかすかわからない“極”悪党の“スーサイド・スクワッド”。首の後ろには爆弾が埋め込まれ、裏切ったり間違ったりすれば容赦なく吹っ飛ばされてしまうという状況の中、とあるデス・ミッションのために集められたのだった。
このたび公開されたティザーポスターには、世界を救うはずのクレイジーでクセの強いド級の悪党たちの姿が描かれている。向かって右側、ロケットランチャーを手に笑顔をみせるのは、ジョーカーと別れ、彼氏募集中のハーレイ・クイン。そして上段に位置するのは、幼い頃から戦闘訓練を積んできた最強スナイパーの ブラッドスポート。百戦錬磨の彼にとって、身の回りのものは全て凶器。そして向かって左、大きな銃を軽々と片手で構える強面はピースメイカー。調停者の名を持つ彼だが、平和のためにはケンカも殺しもいとわないという超矛盾キャラだ。そして中央で銃を構えるのは、“スーサイド・スクワッド”のリーダー、リック・フラッグ。自殺級のデス・ミッションのために集められた悪党を束ねる彼は、戦闘能力がずば抜けて高い職業軍人。ノリだけで行動をするメンバーたちに常に目を光らせている彼は、世界の平和にとって正に頼みの綱だ。さらに、ネズミが相棒の(マスクを外せば実は女性の)悪党ラットキャッチャー2や、虹色の水玉模様がポップなボディスーツを身に着けているのに、性格は陰キャラのポルカドットマン、そしてお腹を満たすことしか考えていない半分人間で半分サメのキング・シャークなど、ビジュアルに描かれる悪党たちはみな個性的だ。
この他、サヴァント、シンカー、ブラックガードなど、10名以上の悪党たちが新生スーサイド・スクワッドとして集結。決して一つにまとまらず、何をしでかすか分からない彼らに、果たして本気で世界を救う気はあるのだろうか。
(リアルサウンド編集部)
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人気YouTuberグループ・コムドットが『anan』に登場 メイクでバージョンアップした姿と熱いインタビューをチェック
4月21日発売の『anan』2247号にいま最も勢いに乗る5人組YouTuberグループ・コムドットが登場。同誌の「肌トレ&髪トレ」という大特集に合わせて、メンバーが「肌と髪バージョンアップ作戦」に挑んでいる。
(参考:ヒカキンは後輩にベンツをプレゼント、ヒカルは盟友に豪華新居を提供……トップYouTuberの粋な大盤振る舞い)
「伝説を生む男たち=コムドットがメイクでバージョンアップ!」という見出しで始まる記事は、人気ヘア&メイクアーティスト・Gearge氏のプロデュースのもと、メンバーが男子メイクに挑戦するというもの。もともとの素材の良さを活かし、韓流風とも言えるスマートでキレのいいメイクが施されており、写真もたっぷり掲載されている。
また、メンバーそれぞれがお互いの印象を語り合ったり、スキンケアのこだわりを明かしたり、テキストのボリュームも十分。最後は好きな女性の髪型や、「YouTubeのトップを獲ります!」(やまと)と“らしい”強気な宣言も飛び出したインタビューも掲載されており、ファンは忘れずにチェックしておきたい。
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『おちょやん』における“子ども”というつながり 千代、一平、灯子それぞれの苦しみ
灯子(小西はる)のお腹には新しい命が宿っていた。浮気の段階では一平(成田凌)とやり直すことを考えていた千代(杉咲花)だったが、灯子の腹の中の赤ん坊の存在が事態をより深刻にする。連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合)第98回で描かれたのは、赤ん坊を巡る灯子、一平、そして千代の苦しみだった。
子どもが生まれてくるということは、本来ならば祝福されてしかるべき出来事だ。だが灯子の妊娠の相手は人様の夫なのだから、事はそう簡単に行くはずもない。灯子は、家に事情を尋ねに来た一平に、子どもを生んで働けるようになるまでの間、生活するためのお金が欲しいと切り出す。「愛情はいりませんから」と話す灯子だが、その表情からは自分1人で子どもを育て生きていこうとする決意のようなものが感じ取れた。
一平は岡安に戻ると事情を話し、金を貸してほしいと頭を下げる。「できるだけ多く持たせてやりたい」と話す一平をみつえ(東野絢香)はきつくなじった。するとそこに寛治(前田旺志郎)が、千代からの離婚届をもって現れる。千代はついに離縁を決意したのだった。心配して千代の元を訪ねるみつえだが、千代の心が変わる気配はない。
これまで千代と一平のあいだには子どもがおらず、それが千代の心のどこかに引っかかっていたことは度々描かれてきた。今では千代と一平の間には我が子のような寛治の存在があり、夫婦の関係も安定していたが、今回の一件は千代を深く苦しめることとなる。“魔が差した”などとよく言うように、愛についての問題は気持ちの持ちようで乗り越えることもできたかもしれない。実際に千代は、一度は一平を許すつもりでいたのだから。しかし夫の浮気相手の女性が子どもを妊娠しているとなると話は別だ。その子が大きくなるまで、またなってからも一平には父親としての責任があり、千代には自分は子を持てなかったという苦しみがついてまわる。
それに、灯子はともかくとしてもお腹の中の子になんら罪がないということは、不甲斐ない父親に苦労をかけられてきた千代が一番理解しているのかもしれない。だが頭で理解することと心が受け入れることは、また別の話。だからこそ千代は辛く苦しいし、一平との関係を修復するのは簡単なことではないだろう。
「もっぺんだけ話がしたい」とみつえに伝言を託した一平。はたしてふたりの関係はどうなるのか。これまで喜劇を介して支え合ってきた絆に思わぬ亀裂が入り、胸が痛む。
(Nana Numoto)
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直島翔『転がる検事に苔むさず』第3回警察小説大賞に 相場英雄や長岡弘樹らの選評も
小学館が主催する第3回警察小説大賞に、 直島翔の『転がる検事に苔むさず』が決定したことが、4月20日に明かされた。
第3回警察小説大賞では、数多の応募作の中から二度の選考を経て4点の最終候補作を選出。 最終選考会で相場英雄、 長岡弘樹、「STORY BOX」編集長・幾野克哉によって受賞作が選ばれた。
■受賞の言葉
稚気の抜けなかった二十代、三十代の頃、警察や検察、ときには弁護士の方にずいぶんご迷惑をかけました。事件の話をしながら人生を説かれたこともあります。といっても捕まったわけではありません。新聞社に勤めてはや四半世紀が過ぎ、フィクションであっても書いていると、過ぎし日々からお世話になった人たちの顔がトンボのように飛んできて、文字を連ねていくのを助けてくれたように思います。警察と検察の間のことを書こうというのが当初のもくろみでした。
警官や検事が組んずほぐれつ、どんな顔で、どんな思いで二つの捜査機関の間を行き来しているか──という意識のもとに始めながら、検察にずいぶん傾いてしまった拙著です。警察小説大賞という看板を仰ぎ見つつ、「およびでない!」という昭和のギャグを何度も思い浮かべました。審査委員の方々の寛容に感謝申しあげる次第です。
■プロフィール
直島 翔(なおしま・しょう)
1964年生まれ。新聞社勤務。社会部時代、東京地検など司法を担当した。
■選評(※抜粋)
・相場英雄
最終候補作中、もっともキャラクター造形が巧みな作品だった。主人公や準キャラたちへの負荷のかけ方、影の造り込みがうまく、一番感情移入できる作品となった。一方、ストーリーの回し方がスピード感に欠ける場面も。キャラクターの造り込みがうまかった分だけ、物語の展開のピッチを上げる工夫が必要。単行本化に際して、さらなるレベルアップを目指してほしい。
・長岡弘樹
検察官の視点から警察を描くというのは、手法として意表をついており、なかなか刺激的な試みだ。とはいえ、途中でいったん若手巡査が退場する形になるため〝警察〟というよりは〝検察〟小説の方へ傾き、本賞の趣旨からやや外れた作品になってしまったように思われる。筆致は丁寧で、どのシーンもじっくりと作り上げられていた。
・幾野克哉(「STORY BOX」編集長)
取材経験と知識に裏打ちされた検察、警察に関連するディテールだけでも、ぐいぐい読ませる上手さがある。主人公の窓際検事・久我はもちろんのこと、同僚の倉沢、警察官の有村、ヤメ検弁護士の常磐、ヒール役の検事・小橋まで、キャラクターの立ち方も申し分ない。登場人物に躍動感があるから、物語に臨場感がある。検察・警察小説としての完成度としては充分に及第点で、中嶋博行氏の江戸川乱歩賞受賞作『検察捜査』を初読した際の興奮を呼び覚ましてくれた。
■最終候補作
『警察孤児』天野行隆
『ドリフト』竹中篤通
『転がる検事に苔むさず』直島 翔
『黄金の土地』水原 徹
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スナフキンとムーミンが表紙「FRaU」MOOK第3弾 テーマは「私の働きかた改革」
女性誌初の「1冊丸ごとSDGs特集」を創り続ける「FRaU」のMOOK、第3弾が4月19日講談社より発売された。第3段のテーマは「WORK 今日からはじめる、私の働きかた改革」。自分に合う働きかたを見つけるために、リモートワーク、ワーケーション、複業、二拠点生活、新しい仕事道具など様々な視点から取材したヒントとアイディアを紹介している。
関連:【画像】滝川クリステルが愛犬と一緒に登場
巻頭では「働くを考える人」と題し、橋本愛、片桐仁、滝川クリステル、市川染五郎、内山理名、田中貴(サニーデイ・サービス)といった面々に、働くことや新たなキャリアへのチャレンジについてインタビュー。日常が大きく変わった今だからこそ感じる「働く」ということの意味について改めて語ってもらった。
橋本愛の撮影テーマは「仕事風景」。彼女の仕事風景(この日の撮影風景)をそのままシューティングしたというもので、その日の撮影スケジュールなども紹介している。インタビューでは自分と仕事との向き合い方、壁にぶち当たったときの対処方法、渋沢栄一を描いた大河ドラマに出演していることについてなどを中心に語ってもらった。10代から俳優として活躍しつつも、25歳になってからアクティングコーチに師事して改めて演技を学び始めたことが大きな転機になったと告白している。
ラーメンズの片桐仁。学生時代から抱えてきたあるコンプレックスにより、肩書に向き合えなかったこともあったが、「受け身になって流されていた」うちに、それが”片桐仁業”になったと話す。
キャスター・ラジオパーソナリティなど多方面で活躍する滝川クリステル。2014年には一般財団法人を立ち上げ、アニマルウェルフェアの向上、犬猫の殺処分ゼロ、野生動物の保護への協力など精力的に活動している。
また本誌では「理想の働きかたをつくる」3つのスタイルをQ&Aと実例で紹介している。1つめは好きな場所で働く「リモートワーク」。場所や時間にとらわれない働きかたは、コロナ禍の後押しもあって今急速に注目を集めている。ここではワーケーション(work ✕vacation=workation)にフォーカスし、初めてのワーケーション体験記、ワーケーション聖地巡礼と題した南紀白浜、長崎壱岐、淡路島の3スポットを掲載。
2つめは「複業」。収入UPのための副業だけでなく、まったく違う職種を同時に働くスタイルはパラレルワーク(=複業)と呼ばれ、収入だけでなく信頼や知識、やりがいなど精神面も豊かにしてくれる働きかた。「私とフクギョウ」ではさまざまな複業事例を紹介。
3つめは、暮らしから考える「二拠点生活&移住」というスタイル。近年、都心から自然や田舎暮らしを求めて希望者が急増しています。暮らしを変えたことで新しく見えてきた仕事への向き合いかたなど、新しい生き方を手に入れた3組を紹介している。
今回の「FRaU」の表紙に抜擢されたのはなんと、ムーミン谷の人気キャラクターでもあるスナフキン。自由を愛し、多様性を尊重するスナフキンの言葉には、これからの働きかたのヒントがいっぱい。フィンランド在住のムーミン研究家である森下圭子が解説している。
特別付録は作家トーベ・ヤンソンの原画をそのまま使用したFRaUオリジナルシール。新版『ムーミン谷の彗星』(講談社)からスナフキンとムーミン谷の仲間たちとの交流シーンをピックアップ。一つ一つのシーンに対話を大事にするスナフキンの姿が垣間見られる。
【SDGs号編集長 熱田千鶴より】
働き方は、生き方です。人それぞれ人生が違うように、働くスタイルも多種多様、正解はありません。
会社や周りの力を借りながらも最終的には、どのように働くかは自分の意思で改革していくしかありません。このMOOKでは、「私の」「私のための」働き方を改革するためのヒントを集めました。誰のためでもなく、自分自身のために、新しい働き方を探しにいきましょう。