cat_oa-rp89662_issue_25a769e859b1 oa-rp89662_0_25a769e859b1_ジャニーズ元MADEリーダー・稲葉光(29)が元Berryz工房アイドルと“渋谷ホテルデート”《スクープ撮》 25a769e859b1 25a769e859b1 ジャニーズ元MADEリーダー・稲葉光(29)が元Berryz工房アイドルと“渋谷ホテルデート”《スクープ撮》 oa-rp89662

ジャニーズ元MADEリーダー・稲葉光(29)が元Berryz工房アイドルと“渋谷ホテルデート”《スクープ撮》

2020年10月13日 21:00 文春オンライン

 ジャニーズJr.内の人気ユニット「宇宙Six」の山本亮太(30)が違法な闇スロット店に通っていたという文春オンラインの報道を受け、10月2日、ジャニーズ事務所は山本との専属契約を解除。その2日後、「宇宙Six」は解散と発表された。

渋谷のホテルから出てきた稲葉と須藤

「山本が抜けた『宇宙Six』には、江田剛(33)、松本幸大(31)、原嘉孝(25)の3人が残っていました。一部報道では、メンバーから解散の申し入れがあったかのように書かれていますが、彼らの本音は『3人でもグループの活動を続けていきたかった』。でも、事務所のある幹部が『甘いよ』『わかってるよね』と……。解散は仕方ないにしても、せめて、ファンのために予定していたコンサートだけでもやりたいと3人は懇願したのですが、それも結局許されなかった。それだけ“あの方”は本気でした」(ジャニーズ関係者)

滝沢氏から「女性スキャンダルに気をつけろ」とお達しが

“あの方”とは、滝沢秀明副社長(38)のこと。昨年9月にジャニーズ事務所副社長に就任した滝沢氏はジャニーズJr.たちの育成も担当している。これまで、滝沢副社長は所属タレントにスキャンダルが報じられると、それが違法行為だった場合はもちろんのこと、女性スキャンダルに対しても厳正な処分を下してきた。

「山本の件は違法な闇スロット店通いだけでなく、女性に奔放な姿も明るみになり、ファンは二重に驚いた。山本は30歳でいい年だったとはいえ、ジャニーズ事務所所属である以上、やはりファンにとっては“アイドル”は“アイドル”。コンプライアンス(法令順守)はもちろんのこと、女性スキャンダルにも気をつけるよう、改めて所属タレントに対して事務所から“お達し”が回りました」(同前)

 だが、実は取材班は山本の取材中に、別のベテランジャニーズタレントがあるタレント女性と一緒に渋谷のホテルに入っていく姿を目撃していた。その人物は、今月17日で30歳の誕生日を迎えるジャニーズJr.歴18年の大ベテラン、稲葉光(29)である。

神田沙也加との不倫疑惑がタッキーの逆鱗に

「稲葉は、茨城県出身。2002年、小学6年生の時にジャニーズ事務所に入所しました。身長182センチの長身で、独特のオトボケキャラで人気です。コンサートでは、イナバ物置のテレビCMのキャッチフレーズになぞらえて、『イナバは100人乗っても大丈夫』とファンと掛け合いをするのが恒例となっています。プライベートでは同世代の山本や、NEWSの増田貴久(34)、Kis-My-Ft2の宮田俊哉(32)と仲がよく、宮田が主宰する食事会『宮田会』にも山本とともに頻繁に呼ばれています」(ジャニーズ担当記者)

 稲葉は今年1月に解散した実力派ユニット「MADE」のリーダーとしても知られている。

「『MADE』は2008年に結成されました。当初のメンバーは7人でしたが、数年で3名が脱退。なかなか日の目をみることができませんでした。それでもコツコツと嵐やNEWSのライブのバックダンサーを務めるなど活動を続け、ついに単独でライブが行えるまで人気も出てきたところだった。

 ところが、やっとこれからという昨年12月、人気メンバーだった秋山大河がまだ離婚が成立する前だった神田沙也加と不倫疑惑を報じられ、滝沢副社長の逆鱗に触れてしまった。結果、秋山は退所、グループは今年1月解散となってしまいました」(同前)

「MADE」のリーダーとして11年活動していた稲葉は、グループ解散後、舞台を中心に活動している。現在、稲葉を含む元「MADE」のメンバーは、「A.B.C-Z」が座長をつとめる舞台「オレたち応援屋!! On Stage」(日本青年館ホール 10月3~28日)に出演しているが、稲葉はグループ解散以降、仕事に対しての愚痴が多くなったと関係者は話す。

MADE解散で自暴自棄になり酒量が増えた

「もともとは、礼儀正しく好青年だったのですが、もうすぐ30歳という節目を迎えるということに焦りもあったのでしょう、事務所を退所するかどうかの相談を何度か周囲にしていました。本人としては長身を活かすことができるモデルの仕事や、歌って踊るアイドルらしい仕事をしたかったようです。滝沢さんにそういう仕事がしたいと直訴したこともあるのですが、結局、受け入れてもらえなかった。

 グループ解散直後は過呼吸で倒れ、仕事に行けなくなったり、山本同様、自暴自棄になって酒の量も増え、1日10本ちかく缶ビールを飲むこともあった。プライベートでは2年ほど前から渋谷のアパレルショップで働く茶髪女性との恋仲がたびたび噂され、最近でも自宅付近の飲食店で親しげに食事をする姿がファンに目撃されたり、2ショットの写真がSNS上に出回ることもありました」(前出・ジャニーズ関係者)

 舞台本番3日前の9月30日夜、稲葉は渋谷の繁華街を歩いていた。派手な黄色い上着に黒マスク、ダメージジーンズ姿で、繁華街の坂道を1人で上がった後、ある飲食店の前で、上下ピンクでコーディネイトしたファッションの髪の長い女性と合流した。

 女性の名前は須藤茉麻(28)。かつて人気アイドルグループ「Berryz工房」で活動していた元アイドルだ。

2人はまっすぐホテル街へ

「小学生の頃からハロー!プロジェクト・キッズに所属していた須藤は芸歴も長く、アイドル時代には“Berryzの母”と慕われていました。2015年にグループが無期限活動停止となり、アイドルを卒業してからは舞台をメインに活動しています。稲葉とは昨年10月に大阪で上演された音楽劇『トムとジェリー』で共演しています」(スポーツ紙記者)

 午後9時、合流した稲葉と須藤は、すぐに互いに距離をとり、周囲を警戒。飲食店に入ることはなく、まっすぐホテル街へ。裏路地で人気がないことを確認すると、身体を寄せ合い、吸い込まれるようにホテルへ入っていった。

 それから2時間30分ほど経った午後11時30分、2人は周囲を警戒しながらホテルを出てきた。その後、2人は別れると、須藤は電車を乗り継ぎ、実家方面へ。稲葉はホテルから程近い自宅マンションへ徒歩で帰宅したのだった。

「2人は芸能界入りしたのもほぼ同じ時期で、小学生の頃からアイドル活動を続けてきたという境遇も似ていたことから、共演した舞台の稽古中から親しげでした。公演が終わったあと、皆で食事をした際も2人の距離が妙に近かった」(舞台関係者)

 10月13日午後、取材班は、仕事に向かう途中の稲葉を直撃した。(#2へつづく)



 10月14日(水)21時から放送の「文春オンラインTV」では、担当記者が直撃動画と共に本件について詳しく解説する。

《ジャニーズ元MADE・稲葉光を直撃》元Berryz工房との“渋谷ホテルデート”から滝沢秀明副社長まですべて聞いた! へ続く

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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宇宙Six賭博でジャニーズの若手派閥「宮田会」メンバーが“事情聴取”された! “オタク系J”キスマイ宮田俊哉の正体とは?

2020年10月13日 21:00 文春オンライン

 10月2日、ジャニーズ事務所はJr.内ユニット「宇宙Six」の山本亮太(30)の専属契約解除を発表した。残りのメンバーである松本幸大(31)、江田剛(32)、原嘉孝(25)の3人が“連帯責任”という形で解散を申し出たこともあり、3日付で宇宙Sixは解散することになった。理由は山本が“闇スロット店”に頻繁に出入りしていた事実が「文春オンライン」の取材で明らかになったからだった。同時に、乱倫な女性関係も発覚した。

【画像】闇スロット店から美女と出てきた宮田会メンバー

山本も一員だった「宮田会」メンバーへの事情聴取

 ジャニーズタレントが起こした前代未聞の違法賭博事件。闇スロット店に複数回通っていたことが裏付けされた場合、3年以下の懲役が科される常習賭博罪で立件される。複数回通っていたことの裏づけが難しくても、50万円以下の罰金が科される単純賭博罪にあたる犯罪行為だ。報道後、ジャニーズ事務所は他の所属タレントにも“事情聴取”を行ったという。スポーツ紙芸能記者が明かす。

「事情聴取を受けたといわれているのは、Kis-My-Ft2の宮田俊哉(32)を慕うメンバーで構成されている『宮田会』です。元宇宙Sixの山本も宮田会の一員だった。この会のメンバーはとても結束が強く、仲が良いので、“違法賭博”が仲間内で蔓延していないか、事務所も気が気ではなかったのでしょう」

 宮田会はKis-My-Ft2の玉森裕太(30)と北山宏光(35)をはじめ、Snow Manの目黒蓮(23)と佐久間大介(28)、Travis Japanの川島如恵留(25)と吉澤閑也(25)、元MADE稲葉光(29)ら同世代ジャニーズを中心に構成されている。

 A.B.C-Z塚田僚一(33)も、自分でも「塚田会」という集まりを持っているが、アニメ好きなHey!Say!JUMP薮宏太(30)とともに「宮田会」の集まりに強引に合流。2人が宮田会に参加する際は「宮田会改」と呼んでいるという。

宮田会の実態は“宮田くんファン”の集まり

 違法賭博に関して事情聴取を受けたと聞くと、危ない遊びに手を出している“ヤンチャ系ジャニーズ”の集まりなのではないかと勘ぐりたくなるが、内実は少々違うようだ。

「宮田会メンバーはみんな宮田くんのことが大好きで、実態は“宮田くんファン”の集まりと言っていいかもしれません。『宮っち大好きジャニーズが集まってご飯を食べる会』です。プライベートで一緒に食事をしたり、頻繁に連絡を取り合ったりしています。LINEグループもあって1日に何十通もメッセージが飛び交っているそうです。中心になっている宮田くんがヤンチャとは程遠いキャラクターなので、宮田会自体はほのぼのとした集まりですよ」(女性誌編集者)

「オタクでもジャニーズになれる」を証明した宮田

 宮田が所属するKis-My-Ft2は、結成が2005年。今年は結成15周年にあたる。デビュー前は主にタッキー&翼、嵐、KAT-TUNのバックダンサーを務め、2011年に「Everybody Go」でCDデビュー。SMAP、嵐、少年隊、TOKIOと、次々に看板グループが活動を休止していくなか、1人もメンバーが脱退することもなく続いている稀有なグループで、ジャニーズ事務所の次なる屋台骨のひとつとして大きな期待がかかっている。

 しかしスポーツ新聞芸能デスクは、「グループのなかでも宮田くんはちょっと異質」と解説する。

「宮田くんは“筋金入りオタク”なんです。女性アイドルを描いたアニメ『ラブライブ!』シリーズのファンである“ラブライバー”を自称していて、声優らが出演するコンサートに通っては、過激な応援ダンスのオタ芸も披露しています。フィギュアについての造詣も深い」

“オタクの聖地”秋葉原での目撃情報も多数ある。「ぴったんこ★カンカン」(TBS系)のロケで秋葉原を訪れた際には、スタッフを差し置いて宮田がハイテンションで案内していた。

「ジャニーズがロケをすると、たくさんの女性から声をかけられるものなのですが、宮田くんに声をかけてきたのは“秋葉原系”の男性ばかり。『俺らもラブライバーですよ』と声を掛けられて、『ヨーソロー』(「ラブライブ!」キャラの決めゼリフ)と返したのには驚きました。オタクでもジャニーズになれることを証明したのが宮田くんなんです。ヤンチャなジャニーズが宮田くんを慕っていることが意外なくらいです(笑)」(テレビ関係者)

「宮っちは大好きな友達です」と話していた山本

 そんな“ジャニーズの異分子”宮田の人望は厚い。2018年に宮田のサプライズ誕生パーティーが行われたことがあったが、企画したのは契約解除になった山本だ。

「山本くんは『宮田くんはセンスがいい。仕事の事も話せるし、本当は宮っちは大好きな友達です』(2018年8月「Kis-My-Ft2キスマイRadio」文化放送)と話していました。Travis Japanの川島くんも『どんなときも笑いや後輩のことを考えて場の雰囲気を動かしてくれるムードメーカー』(2018年8月「Kis-My-Ft2キスマイRadio」文化放送)と絶賛していましたし、吉澤くんにいたっては、実兄と宮田くんが小学校の同級生だという縁で、赤ちゃんの頃に宮田に抱っこしてもらっている仲だそうです」(スポーツ紙芸能記者)

Snow Man佐久間の“宮田愛”

 Snow Manの佐久間は自身もアニメ好きの“ラブライバー”であることもあり、4歳年上の宮田とは自他共に認める大親友だという。

「佐久間くんはオフの日に宮田くんを海外旅行に誘ったことがあったのですが、宮田くんが忙しく断られてしまった。すると佐久間くんも『宮っちが日本にいるなら、僕も日本にいよう』と旅行を取り止めたそうです。2人は多い時だと週5回は会い、連絡も毎日のようにとっているそうです。佐久間くんは『宮田くんは後輩が粗相をした時でも、怒ったりせず、冗談っぽく注意して優しくフォローしてくれる』(2019年11月「素のWoman」文化放送)と“宮田愛”を語っていたこともあります」(同前)

玉森は“宮田の嫁”と呼ばれることも

 なかでも宮田を最も愛していると言われるのが、同じKis-My-Ft2の玉森だ。

 そもそも、Kis-My-Ft2は北山、藤ヶ谷太輔(33)、横尾渉(34)のいた「Kis-My-Ft.」と宮田、玉森、二階堂高嗣(30)、千賀健永(29)のいた「A.B.C.Jr.」が合体して誕生したという経緯がある。そのため、当初からフロントが玉森、北山、藤ヶ谷で、バックが宮田、横尾、二階堂、千賀とグループ内に“格差”があるのだ。

「バックの4人があまりに目立たないということで、中居正広プロデュースで2013年に『舞祭組(ぶさいく)』としてユニットを組んでデビューしました。それでも取材などではフロントの3人に質問が集中してしまいます。舞祭組メンバーは笑顔も少なく、暗い雰囲気がにじみ出てしまうときもある。だけど、宮田だけは必ず笑いをとって和ませてくれるんです。

 フロントとバックと格差が生まれても、宮田はA.B.C.Jr.時代から態度が変わらない。フロントの中で一番若い玉森にとって、宮田は昔から頼れるお兄ちゃんなんでしょうね。『小学校の時からの友達』と宮田に信頼を寄せています。2人は互いの家にお泊まりする仲ですよ」(アイドル誌記者)

 2人で歌う「BE LOVE」で宮田が玉森にプロポーズするパフォーマンスを見せる事から、ファンのなかで玉森は“宮田の嫁”と呼ばれることもあるほどだ。

 同じくKis-My-Ft2北山が宮田と仲を深めたのは、宮田が主催するフットサル大会「宮田カップ」に参加した事がきっかけだ。

「一時期、北山が『ネコを飼いたい』と言っていたことがあったのですが、それを聞いた宮田が九州土産でネコの置物をプレゼントした事がありました。宮田も同じものを持っているそうで、北山は『お揃いだ』と喜んでいました。でも、そのネコの置物の名前は『タマ(玉森)』。ここにもグループ内格差はあるようです(笑)」(テレビ関係者)

恵まれない状況でもオタクを貫く“ブレない強さ”

 宮田がこれほど人望を集める理由はどこにあるのだろうか。

 宮田は「堂本光一くんみたいな王子様になりたい」と12歳でジャニーズに入所したが、その道のりは恵まれたものではなかった。

「ジュニア時代は『田組』や、その後継ユニット『田んぼ組』に入れられていました。田組は名前に『田』が入っているからという理由だけで集められた適当すぎるユニットでした。しかも念願叶ってデビューしたKis-My-Ft2でもバックメンバーだった。だが宮田は、迷うことも腐ることもなく、ブレずにオタクを貫いたんです。商売柄、格好を付けざるを得ない同世代のジャニーズにとって、宮田くんの飾らないところがうらやましく魅力的に見えるんでしょうね」

 10月2日に公開されたアニメ映画『劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~』では念願のアニメ声優デビューも果たした。“ブレない強さ”を武器に、各方面で活躍する宮田。9月に発売された最新シングル「ENDLESS SUMMER」では、かつてほどフロントとバックの格差は感じられない。

宮田はジャニーズの潤滑油

「後輩が先輩を『くん付け』で呼んでいるのでフランクそうにも思えるジャニーズですが、体育会気質もしっかりある。しかし入所年月やデビューの順番で、その関係は結構複雑なんです。そんな中で宮田くんは後輩と『宮田会』で交流する一方、ジャニーズを去った中居や堂本光一、滝沢副社長、嵐の二宮和也と先輩からもかわいがられている。先輩、後輩に関わらず、フランクに笑顔で接する宮田くんはジャニーズの潤滑油になっているんです」(テレビ誌記者)

 ジャニー喜多川氏が亡くなり、現在もジャニーズ事務所は大きな変革期の只中にある。 “オタクの星”宮田俊哉は、そんな次世代ジャニーズの隠れたキーマンなのかもしれない。

(川田 南雲/Webオリジナル(特集班))

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cat_oa-rp89662_issue_25a769e859b1 oa-rp89662_0_8d377a0b0b06_《平手派また卒業》欅坂46・佐藤詩織が書いた「活動のなかで悲しかったこと」 櫻坂46の“急勾配”を運営も懸念 8d377a0b0b06 8d377a0b0b06 《平手派また卒業》欅坂46・佐藤詩織が書いた「活動のなかで悲しかったこと」 櫻坂46の“急勾配”を運営も懸念 oa-rp89662

《平手派また卒業》欅坂46・佐藤詩織が書いた「活動のなかで悲しかったこと」 櫻坂46の“急勾配”を運営も懸念

2020年10月13日 18:00 文春オンライン

《皆さんこんばんは。今日はいつも応援して頂いている皆様にお伝えしたいことがあります。私、佐藤詩織は、ラストライブをもって欅坂46と共に活動に区切りをつけ、新しく歩んで行く櫻坂46には参加しないことを決めました。突然の発表で驚かせてしまったファンの方、ごめんなさい》

【画像】卒業発表のブログに載せた平手のイラスト

 欅坂46の佐藤詩織(23)が自身の公式ブログで卒業を発表したのは、ラストライブの3日前のことだった。10月12日、13日に行われる欅坂46「THE LAST LIVE」を最後に卒業し、14日に誕生する「櫻坂46」には参加しないことになった。

倒れ込んだ平手に駆け寄って涙した

「佐藤の卒業は時間の問題と見られていました。というのも、佐藤は欅坂の中でも元センターの平手友梨奈(19)を信奉していたメンバーの1人で、『平手がいたからここまで欅坂は大きくなった』と公言して憚らなかったという経緯もあります。2015年の活動スタートから、徐々に精神的に不安定になっていく平手を支え続け、『黒い羊』のミュージックビデオ撮影では、倒れ込んだ平手に駆け寄って『よく頑張ったね』と涙を流したこともありました。

 しかし、その平手がグループから脱退を決意した今年はじめ頃から佐藤は周囲に辞意を漏らしていたようです。モチベーションはほとんど燃え尽きていたと思います」(欅坂関係者) 

「センターが平手友梨奈の欅坂」が好きだった

 2018年4月11日の公式ブログには、その平手への敬意がストレートに表現されている。

《センターが平手友梨奈の欅坂46がわたしは大好きで、たまらなくカッコよくて、わたしここにいれてるんだ、良かったなとか、センターがてちだったら欅は勝っていけるんじゃないかとか、なんていうんだろう。どこか多分勝手に安心しちゃってる部分もあって。。てちは本当に天才で、やればできちゃう子なのかなとか勝手に思っちゃってたりもしました》

「てち」は平手の愛称、「勝つ」は欅坂用語で成功するという意味である。

 実際に佐藤は、1月23日に平手が脱退を発表するのと同時に、「美術を学ぶ留学と活動休止」を発表していた。

「欅坂における『留学』は、事実上の『卒業』を意味するといっても過言ではありません。2019年秋には、鈴本美愉(22)がマルタ共和国に留学しましたが、帰国と同時に卒業しています」(同前)

 だが結局、佐藤の留学は新型コロナウイルスの影響で延期になり、欅坂46の活動に復帰した。それでも、「平手のいない欅坂」から佐藤の心は離れていたようだ。

怪我で万全の状態で踊れない時も

 佐藤が「平手がセンターの欅坂」を愛するようになる過程には、彼女自身の怪我も大きく影響していた。

「佐藤は欅坂の中でもかなりの“お嬢様”で、幼少期からバレエを習っていて、グループの中でもダンスのキレは群を抜いています。しかし足に古傷を抱えていて、万全の状態で踊れない時期も長かった。

 公開中のドキュメンタリー映画(『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』)のパンフレットでも、『活動のなかで悲しかったこと・悔しかったこと』という質問に『怪我』と答えています。『夏の全国アリーナツアー2018』の福岡公演で、左足の状態が理由で公演を欠席したこともあります。

 そんな自分が満足のいくパフォーマンスができない時でも、最年少の平手がセンターでグループを引っ張る姿を見て、彼女に心酔するようになっていったのです」(別の欅坂関係者)

 佐藤は2019年3月に武蔵野美術大学を卒業したことも話題になった。武蔵野美術大学は入試の倍率が10倍ともいわれる名門美大で、リリー・フランキーや西原理恵子、草野マサムネなども卒業している。

 佐藤はその造形学部、視覚伝達デザイン学科を卒業している。2017年には「第102回二科展」のデザイン部で「自由テーマ:マルチグラフィック部門(D部門)」初入選と奨励賞初入賞という快挙を達成している。

「ダンスに加えて、デザインもできる、欅坂の中でも確固たる個性があるメンバーでした。顔もいわゆるアイドル顔というよりは"美人顔"で、土生瑞穂(23)と並んで女性ファンの支持が強い。ブログの更新が滞りがちなメンバーも多い中で、長い文章を頻繁に更新するのも魅力の1つ。

 不器用で頑固なところもあり、思っていることが顔に出やすい一方、まっすぐでグループへの思いも人一倍強い。周囲が思っている以上に、佐藤の卒業は欅坂にとって大きなダメージだと思います」(スポーツ紙記者)

親友・石森虹花の熱愛と卒業

 櫻坂46への“脱皮”に伴う佐藤の脱退。櫻坂はスタート前から内部崩壊寸前とも言える状態だ。

「2019年の織田那奈さん(22)の熱愛発覚が他メンバーのモチベーション低下や恋愛に繋がったように、石森虹花さんの熱愛も佐藤を含めた他メンバーにとってショックは大きかった。グループの解散という選択肢も浮上する中で、二期生の親たちを中心に強硬な反対があって活動続行が決まった経緯もありますから、一枚岩とはいいがたい状況です。櫻坂46としての活動に参加することにはしたものの、『心機一転がんばろう』というメンバーばかりでもないようで、卒業が連鎖するのを運営が必死に抑えているというのが現状だと思います」(別の欅坂関係者)

 佐藤の卒業で、21人いた欅坂46の1期生メンバーも残るは11人となった。櫻坂46の前途にどれほどの急勾配が待ち受けているのだろうか。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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20歳年上の“美魔女”61歳と“心中”した元ヤクザ…なぜ二人は死ななければならなかったのか

2020年10月13日 18:00 文春オンライン

 九十九里浜に面する千葉県長生村。午前4時前、暗闇を裂くような「パーン」という音を聞いた住民が外に出ると、JR外房線の踏切内に停まったままの白いトヨタ・アクアを見つけた。

【画像】拳銃で頭を撃ち抜かれた“美魔女”

「おい、大丈夫?」

 呼びかけても車内の男から応答はない。400キロ以上も旅をしてきたその男は、約7キロ離れた茂原市内の農道で内縁の妻を射殺した後、自らの頭を撃ち抜いていたのだ――。

◆◆◆

 事件翌日の9月23日、茂原署は二人の身元を愛知県愛西市の梅田慎二(41)と、同県蟹江町の金正枝さん(61)と発表。

「正枝さんの死因は頭と首を撃たれたことによる外傷性ショック。梅田の車の中からは回転式拳銃が見つかった」(全国紙記者)

 梅田は幼い頃に一家で宮崎から愛知に移り住んだ。母親思いの子供だったが、中学卒業後にはバイクや車で暴走するなど地元では“ワル”として有名に。

「一時は組に所属していた元ヤクザで、全身イレズミだらけです」(捜査関係者)

 約20年前、元妻との間に息子をもうけたが離婚。建設会社を興し、5人以上の従業員を抱えるようになったが、身辺ではトラブルが絶えなかった。

“年上好き”の慎二と正枝さんとの出会い

「とにかく“瞬間湯沸かし器”のようにキレやすく、プライベートでも仕事でもすぐ手が出て、暴れると誰も止められない。傷害罪などで何度も逮捕され、金沢や府中の刑務所で服役した経験があります」(知人)

 正枝さんとの出会いは12年以上も前。彼女がママを務めるスナックだった。

「慎二は仕事が終わると仲間とよく正枝さんの店に行って飲んでいました。年上好きでマザコン気質の慎二はすぐに、気立てがよく、カラコンを入れた“美魔女”ホステスの正枝さんを気にいった」(同前)

機嫌が悪くなると「ババア」

 2人は10年ほど前から交際をスタート。正枝さんは梅田の世話を甲斐甲斐しく焼き、お互いを「正枝さん」「慎ちゃん」と呼び合う。だが、機嫌が悪くなると「ババア」に変わった。

 時に暴力の矛先は正枝さんに向いた。耐えかねた正枝さんが警察に被害届を出し、示談に及ぶことも。正枝さんの親族は交際に猛反対したが、ついたり離れたりの関係が続いていた。

 そして最近、梅田の身に“不幸”が続く。今年1月、会社の寮として外国人従業員を住まわせていた元の自宅が火事で焼失。加えて最愛の母親を病気で亡くし、ひどく落ち込んだ。

「前々から『おかんがいなくなったら俺はあかん』とこぼしていた」(別の知人)

追い詰められて「何もかもうまくいかない」

 さらに6月25日には、覚醒剤を使用した容疑で逮捕されている。

「搬送された病院で暴れたため『様子がおかしい』と病院が警察に通報。尿検査で陽性反応が出た。実刑判決が確定し、9月の連休明けに収監される予定でした」(前出・記者)

 追い詰められた梅田は「何もかもうまくいかない」と周囲に漏らし、正枝さんに「一緒に死のう」と持ちかけた。20歳の息子にも「一緒についてこい」と誘ったが断られたという。

なぜ千葉だったのか?

 だが何故、千葉にまで出向いたのか。

「慎二はUSJなどのテーマパークが大好きだったので、ディズニーランドに寄ったんじゃないか。正枝さんにその意志があったのかはわかりませんが、慎二は死に場所を求めて彷徨ったのだろう」(前出・別の知人)

 シルバーウィークの二人旅は、最悪の終着点に辿り着いた――。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年10月8日号)

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「正月くらいうちのジヨンを…」あの大ベストセラーついに映画化 「82年生まれ、キム・ジヨン」を採点!

2020年10月13日 17:00 文春オンライン

〈あらすじ〉

大学の先輩にあたるデヒョン(コン・ユ)との結婚を機に会社を辞めたジヨン(チョン・ユミ)は、2歳になる娘の子育てと家事に追われ、心身ともに疲弊していた。お正月、釜山にある夫の実家に帰省し、義母への気遣いと家事の手伝いで心も身体も休む暇がない。台所に立ちっぱなしだったジヨンは、自身の母が乗り移ったような口調で「正月ぐらいうちのジヨンを実家に帰してください」と、義母に文句を言い放つ。その後も、亡くなった祖母や夫婦の共通の知人などが乗り移り、そのときの記憶が抜け落ちる現象が続く。デヒョンは他人が乗り移ったような言動は伏せながらも必ず病院に行けとジヨンに告げるが……。

〈解説〉

現代女性の生きづらさを描き、日本でもベストセラーとなった同名小説の映画化。キム・ドヨン監督の長編デビュー作。118分。

中野翠(コラムニスト)★★★☆☆働く女にとってのケース・スタディ的な物語展開。些細な憤懣も巧くすくい上げている。憑依場面(?)はもっと強くても。

芝山幹郎(翻訳家)★★★☆☆答の出しにくい難問には違いないが、語りをもう少し工夫してほしい。自身のエゴを点検できない登場人物が多すぎる。

斎藤綾子(作家)★★★☆☆社会的に自立していた女性の、子育てに没頭する幸せでもあり異常な束縛の時間を描く。感受性の扉が憑依の入り口に。

森直人(映画評論家)★★★★☆原作を平易に咀嚼した映画化。他者視点を立体的に取り入れ、「無意識の暴力」とも言える抑圧の棘を丁寧に描いている。

洞口依子(女優)★★★☆☆儒教の影響が強い韓国ゆえ、女性蔑視表現の数々はさすが梨花女大出身の著者。療法としてのブレインダンプにも注目。

『82年生まれ、キム・ジヨン』(韓)
10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
http://klockworx-asia.com/kimjiyoung1982/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年10月15日号)

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cat_oa-rp89662_issue_25a769e859b1 oa-rp89662_0_7174a8635b8a_渡瀬・半蔵に立ちはだかる悪と狂気の緒形拳を見よ!――春日太一の木曜邦画劇場 7174a8635b8a 7174a8635b8a 渡瀬・半蔵に立ちはだかる悪と狂気の緒形拳を見よ!――春日太一の木曜邦画劇場 oa-rp89662

渡瀬・半蔵に立ちはだかる悪と狂気の緒形拳を見よ!――春日太一の木曜邦画劇場

2020年10月13日 17:00 文春オンライン

 横浜市歴史博物館にて、緒形拳の企画展が始まった。ここでは、緒形拳の実際に使用した台本や映画ポスター、書家や陶芸家としての作品が展示されている。

 そこで、しばらくは緒形拳の出演作を取り上げてみたい。緒形拳は主役・脇役を問わず多彩な役柄を演じ、その大半において、配役の中で当人に求められる役割を完璧に果たしてきた。

 それは、悪役を演じる時も変わらない。徹底して悪く、強く、賢しく。敵としての強大さを見せつけ、主人公に立ちはだかっている。

 今回取り上げる『影の軍団 服部半蔵』は、そんな緒形拳の悪役としての魅力を味わえる一本だ。

 舞台となるのは、徳川将軍が三代から四代に代わる頃。主人公は伊賀忍者の頭領である三代目・服部半蔵(渡瀬恒彦)だ。

 徳川家に尽くしたにもかかわらず幕府が安定されるや家を取り潰された二代目の無念を受け、半蔵は手下たちと盗賊に身をやつしながら権力に牙を剥き続ける。老中・松平伊豆守(成田三樹夫)はそんな半蔵を利用して、自らの権力を磐石にせんとする。が、半蔵はその誘いを拒んだ。

 すると突然、「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」と印を結ぶ呪文を低く響かせながら、半蔵の前に謎の黒い人影が現れる。少しして気づく。この者、物陰にいるから黒く見えるのではない。頭の先から足先まで、全身を本当に真っ黒に塗り固めていたのだ。

 そして、その塗料が剥がれ飛ぶと、中から出てきたのが、全裸に坊主頭の緒形拳。

 カッと見開いたその目の狂気も合わせて、驚いて一目散に逃げ出した半蔵が「バケモノだ……」とおののくのも納得できる、異様な恐ろしさを放っていた。

 緒形拳が演じるのは、甲賀忍者・四郎兵衛。伊豆守の下で、その陰謀のために暗躍する。ここでの暗躍ぶりが実に妖しくて魅力的。顔に化粧をほどこして法衣をまとえば、高僧として幕府重役や将軍の生母に近づいて催眠術で意のままに操る。鎖帷子に黒マントをまとえば、忍者軍団を手足のように動かして半蔵たちに襲いかかる。その間、緒形は瞬き一つすることなく、目を開いたまま悠然とたたずむ。その様を見ていると、四郎兵衛が世の闇の全てを支配しているようにすら思えてきた。

 作品としては、伊賀と甲賀の対決がなぜかアメフトそのものだったりと、トンチキな部分も少なくない。が、この緒形の徹底した悪役ぶりの恐ろしさが、半蔵は勝てないのではと本気で感じさせてくれて、物語をスリリングに盛り上げていた。

(春日 太一/週刊文春 2020年10月15日号)

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警察官に唾吐き公務執行妨害で逮捕 読売新聞がソウル支局記者を懲戒処分

2020年10月13日 14:25 文春オンライン

 読売新聞ソウル支局の記者(34)が7月中旬、公務執行妨害の容疑で韓国当局に逮捕されていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

【画像】「週刊文春」への回答翌日に掲載されたお詫び記事

 逮捕されたのは、ソウル支局のA記者。7月14日未明、ソウル市内の自宅マンション前で泥酔したA記者は、駆け付けた警察官の顔面に唾を吐いたという。公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕され、数時間後に身柄は釈放された。

 読売関係者が明かす。

「A記者は逮捕されたことを支局に報告していませんでした。逮捕後も署名記事を書くなど、何食わぬ顔で仕事を続けていたのです」

 ところが、9月7日を最後に署名記事の出稿はストップ。その3日後の9月10日、A記者はソウル中央地方裁判所に公務執行妨害罪で在宅起訴された。

「この段階でようやくA記者は会社に事案を報告。それを受け、出勤停止処分が下されました」

 A記者は2008年に入社後、地方支局を経て、2013年に政治部に異動。二階俊博総務会長(当時)の番記者や、防衛省の担当記者などを務めた。

「もともと国際部志望だったA記者は2017年9月、念願叶ってソウル支局に赴任します。日韓関係の悪化や北朝鮮情勢の緊迫化もあって、連日のように署名記事を出稿していた。将来的には、ワシントン支局やニューヨーク支局への異動も期待されるなど、“国際部のエース記者”と言っていい存在でした。今回の不始末で、エリートコースからは外れてしまうことになるでしょう」(別の読売関係者)

 ただ、事態を把握してからおよそ1カ月、読売新聞はA記者の逮捕及び在宅起訴を発表していこなかった。

「読売新聞は社員の不祥事に厳しい。自社の記者が逮捕・起訴された事案はこれまで率先して報道してきました。ところが、今回は一切報道がなかった。社内では『日韓関係の悪化を危惧しているのか』などと取り沙汰されるほどでした」(同前)

「週刊文春」への回答翌朝に掲載されたお詫び記事

「週刊文春」は10月12日(月)午前10時、読売新聞にA記者の逮捕及び在宅起訴に関して事実確認を求める質問状を送付。読売新聞グループ本社広報部からは同日夜の午後11時41分、以下のような書面回答があった。

「お尋ねのソウル支局記者については、今年7月14日未明、酒に酔って帰宅したソウル市内の自宅マンション前で騒ぎ、駆けつけた警察官に唾を吐くなどしたため、現行犯逮捕され、数時間後に釈放されました。9月10日付でソウル中央地裁に在宅起訴され、読売新聞東京本社は同25日付で出勤停止15日の懲戒処分にしました。

 なお、逮捕容疑、起訴罪名は公務執行妨害だけであり、記者本人の精神的な状況や懲戒処分期間が終了していなかったことを踏まえ、これまで報道を控えていたものであって、日韓関係を考慮したわけではありません。本紙記者が在宅起訴されたことを重く受け止め、ご迷惑をおかけした方々に深くおわびします」

 この回答が「週刊文春」編集部に届いた翌朝、読売新聞10月13日付朝刊社会面で、A記者の懲戒処分を発表。「記者本人の精神的な状況や懲戒処分期間が終了していなかったことを踏まえ、これまで報道を控えていました」と、逮捕の事実などを発表してこなかったことを釈明する記事を掲載した。

 10月15日(木)発売の「週刊文春」では、A記者の人柄や担当記事、事件の経緯などについて報じている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年10月22日号)

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cat_oa-rp89662_issue_25a769e859b1 oa-rp89662_0_0eb95f651626_「みんな将棋をどうやって観ているの?」会議 0eb95f651626 0eb95f651626 「みんな将棋をどうやって観ているの?」会議 oa-rp89662

「みんな将棋をどうやって観ているの?」会議

2020年10月13日 11:00 文春オンライン

 指す、観る、読む、書く、描く……将棋の楽しみ方は自由である。

 棋士の姿だけを観てもいいし、「将棋めし」だけに注目してもいい。好きな戦型のときだけ観てもいいし、最新の指し手を追求してもいい。

 大切なのは、どの見方が「偉い」ということはないことだ。

 古参の方々が「楽しみ方はこうあるべきだ!」と、強制してくる分野というのは、遅かれ早かれ衰退する。誰もが気ままに楽しめなければ、そこに新しい人はなかなかこない。

自分なりの将棋の見方を聞く

 観る将が増えている。

 これはひとえに、将棋を観てきた方々の「誰でも楽しんで」という優しい雰囲気と「寝癖の形だけでも面白い」「バナナを何本食べるか注目」という誰でも楽しめる着眼点をたくさん面白がってきた風土ゆえだろう。

 このように気ままに楽しめる「観る将ライフ」であるがゆえ、他の人が「どのように将棋を観ているのか」は意外と知らないものだな――と思う機会が先日あった。

 私も著者の一人である『将棋「初段になれるかな」大会議』(扶桑社)のイベント用にサイン本を作る会があり、その打ち上げの席に私たち(高野秀行六段と漫画家のさくらはな。さんと私)のほか、版元や書店の将棋好きが集まった。そこで、棋力が異なる人たちが「自分なりの将棋の見方」を話していたのが面白かったので、ここで紹介してみたい。

プロ棋士・高野秀行六段の見方

 まずは席上、ただ一人のプロ棋士であった高野秀行六段の話からご紹介しよう。

――他の棋士の将棋は見ますか?

高野 プロはデータベースが見られるので、全部チェックします。年間、2千局以上ありますから、全部は並べきれないですけど。

――それはやはりお仕事という感じですね。「観る将」的に楽しむとか応援するといった感覚はありませんか?

高野 応援する気持ちはないですねぇ。

――飯島先生(栄治七段)が木村先生(一基九段)を応援するといったような感じはない?

高野 木村九段が、王位を取ろうかってときは、同世代ですから応援しました。ただ、飯島七段のような愛はないですね。あれは愛でしょう(笑)。まあ、飯島七段にとっては師匠みたいな存在なんでしょうね。

 やはりプロ棋士ゆえ、一般の「観る将」とは視点は違うようだ。ちなみに高野六段は、すべての対局に目を通すなか「どういう意図でこれを指しているのかわからない」ということが、たびたびあるという。そういったとき、一般の人と同じように戦術書を買って目を通し「なるほど。こうなってるのか」と理解するという。
 

 私が高野六段と一緒に本作りをしていて、すごいなと思うところは「わからない」ときっぱり言うことだったりする。プロだからと見栄をはってわかったようなふりをすることが一切ない。だから「プロにもわからないんだから、アマチュアはわからなくても大丈夫ですよ」というメッセージを込めやすい。学ぶべきことが多すぎる将棋では、「わからなくてもいいこと」を伝えることもけっこう大事なことなのだろうと感じている。
 

「観る将」にとって気になる「解説」のことも聞いてみた。

昔にくらべて、解説はすごくわかりやすくなった

――普段の解説は、どれくらいの棋力の方を想定してされるのですか?

高野 基本的には5級くらいを対象にしていますね。昔にくらべて、解説はすごくわかりやすくなったと思います。ただ終盤は、ある程度、難しいことを言わないと仕方ないので、ここは観る方の棋力ももう少し必要になるでしょうか。

――投了図以下がわからないことも多いです。

高野 アマチュアの人にとって投了図以下がわからないのは普通のことですよ。実は僕もたまにわからない(笑)。「えっ? 投げちゃうの?」って思うことはあります(笑)。

――ちなみに投了図以下、全部わかる人はどれくらいの棋力ですか?

高野 プロですね。あれが全部わかったらプロですよ(笑)。

――あと、解説の先生が「6二角、1四歩、3四銀……」などと符号だけでその先の指し手を示すことがありますよね。あの符号だけで指し手がわかれば、どれくらいの棋力ですか?

高野 符号だけで、5手でも脳内で進められたらすごいと思いますよ。二段、三段でも難しいかもしれませんね。四段以上必要かもしれません。それくらい難しいことです。

――「評価値」についてはどういうご意見ですか?

高野 誰でも形勢がわかるようになって、観る将の人が増える要因になっていると思います。ただ、そこまでの差があるとは思えないなということがよくありますね。数字がすごく離れているから、ひっくり返ると「大逆転」と思われるかもしれませんが、そんなことはないというケースも少なくありません。

――あれは「詰み」が生じたら絶対に間違えないAI同士の対局ならば意味はあるけど、人間同士では、なかなか数値通りにはいかないと。

高野 そういうことですね。詰みが生じると「99対1」となりますが、詰まさないと
逆に「1対99」になってしまう。人間の戦いではよくあることです。

――では評価値にも改善の余地はあると。

高野 理屈としては正しいかもしれませんが、それがすべてではないです。「人間の感覚では+300点ぐらいですね」という解説も多くなるのではないでしょうか。

「観る将」といえば、毎日のようにトップ棋士同士の将棋を楽しんでいる人種だ。将棋を観ることで将棋は強くなるのだろうか。そんな素朴なことも聞いてみた。

――将棋というのは、観るだけで強くなるものですか?

高野 もちろん観ることで強くなりますよ。ただ、今のトップの将棋を観るだけで強くなるかといえば少し疑問ですね。手が難しすぎて、僕にもわからないところがありますから。

――なるほど。

高野 私、ゴルフ好きなんですが、男性プロのスイングを見てもあまり参考になりません。あんな風にできないですから。それよりも女子プロとか、YouTubeなどでスイングを上げている上手なアマチュア女性のスイングのほうが参考になります。

――やはりアマチュアが観て参考になる棋士という方がいると。

高野 渡辺明名人、豊島将之竜王、藤井聡太二冠、永瀬拓矢王座……。こういった方々は「観賞用」ですね(笑)。

――以前、アマチュアの方が見て参考になる棋士として鈴木大介九段や村山慈明七段の名前を挙げておられましたが、今、オススメの棋士の方はいますか?

高野 うーん……。あ、いましたよ! 加藤結李愛女流初段です。居飛車党なんですが、対振り飛車などはお手本となるような急戦を指されていて、とても参考になると思います。初段を目指す方は、ぜひ見てください。

棋力が上がって、プロのすごさがよりわかるように

 漫画家のさくらはな。さんは、7年前に将棋を始めたときは「歩」の動かし方も知らなかったという。そこから教室に通ったりしながら腕を磨き2年前に初段になった。今でも、家にいて中継があれば一日中見ているという筋金入りの「観る将」でもある。

――見ていて楽しいのはどういったところですか?

さくら 楽しいのは、メールコーナー。棋士の一日の紹介とか、将棋の内容よりも、解説と聞き手の先生の会話が面白いですね。

――でも、ちょっと将棋がわかると見方も変わりませんか?

さくら 手筋の解説が勉強になるなと思ったり、終盤、どうやったら詰むのか考えたりするようになりました。お昼の休憩のとき出題される詰将棋もするようになりましたね。棋力が上がると、少しずつ指し手がわかるので、プロの先生のすごさがよりわかるようになった感じがします。

――今、注目している先生はいますか。

さくら 聞き手の先生だと、今、一緒にお仕事もしているので山口恵梨子先生(女流二段)。あと、お話が面白いので貞升南さん(女流初段)。棋士の先生だと、お世話になっている戸辺誠先生(七段)、藤森哲也先生(五段)、そしてもちろん高野先生。ただ、もう観ていてドキドキするようになって。

――中継されていた対局が、怖くて途中で観られなくなったって言ってましたね(笑)。

さくら 負けちゃったらどうしようって(笑)。

――そうやって熱心に観ていると、いろんなことがわかるようになりますよね。

さくら 私は、一日中観ているので、画面を観なくても声だけで、だいたい誰かわかるようになりました。観るほうは、たぶん三段くらいありますよ(笑)。

アプリ「棋譜中継」なら進行がわかる

 私の観る将歴は、AbemaTVが企画した「藤井聡太四段 炎の七番勝負」から始まった。息子が教室に通いだして将棋がちょっと気になりだした頃、藤井聡太四段とトップ棋士との対局を見て、すっかりその面白さにハマった。

 それから中継される対局があれば見るようになったのだが、一度見始めると夢中になって仕事が進まない。とはいえ目を離すと、どのように進行したのかわからない。そんなとき「棋譜中継」なるアプリがあることを知って登録した。これでちょっと目を離しても進行がわかるので、今では要所、要所で中継を見ている。

 好きな棋士は、どんどん増えている。高野秀行六段はもちろんだが、取材などでお会いした棋士はみんな大ファンになる。野球やサッカーと違って、好きな棋士の対戦相手を嫌いになるということはまったくない。みんな好きになるのが、将棋の稀有な魅力ではないだろうか。

 そんななかでも深浦康市九段、豊川孝弘七段の解説と、武富礼衣女流初段の聞き手はとりわけ楽しみにしている。対局者よりも解説者を楽しみにしている傾向があるので、やはり私も完全な「観る将」だと思う。

同じ“アマ二段”でも見方は違う

 この場に参加してくれた他の方々の意見も面白かった。

「棋譜中継されている対局は、すべて目を通しています。最近は中継局も多くなったので時間的に大変ですが、強くなれると思うのですべて見ます」(Kさん/アマ二段)

「振り飛車党なので、棋譜中継されている対局でも振り飛車のものから優先して見ます。角換わりとか横歩取りは、タイトル戦以外はほとんど見ません。好きな棋士? 藤井猛九段です」(Iさん/アマ二段)

 同じような棋力の人でも、このように見方が違うのが面白い。性格が将棋の見方に出るのだなぁ。最後にまだ将棋を始めたばかりという、推定棋力10級のOさんの話を紹介しよう。

「指し手のことは、全然わからないのですが、人が一生懸命考えている姿を見るのが好きです。棋士の考える姿を見ていると自分も集中できるような気がします」

 思ってもみなかった答えだが、人が集中している姿を見ていると、自分も集中できるというのは、なんかわかるような気がする。「作業用DVDといった感じですか?」と聞くと、「考えたことなかったですが、そうですね(笑)」とのこと。思わぬ楽しみ方があるものだ。

 やはり、将棋は棋力に関係なく観て楽しめるものだ。ただ、棋力が上がれば、楽しみ方も増えていくだろう。棋力を上げたいけれど、棋書は難しくて――という方がおられたら、「将棋の通訳になりたい」という高野秀行六段の解説がわかりやすい『将棋「初段になれるかな」大会議』がお勧めだ。

(岡部 敬史)

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欅坂46ドキュメンタリー映画に見た「悲劇」と「未来」 新グループが目指すのは‟再開発後の渋谷”ではない

2020年10月13日 11:00 文春オンライン

 欅坂46がきょう10月13日、昨日に続いて代々木第一体育館で無観客配信ライブ「THE LAST LIVE」を開催し、いよいよこのグループ名での活動を終了し、新たに「櫻坂46」の名で再出発する。

【画像】スキャンダルが報じられた石森虹花などメンバーの写真を見る

 7月の配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!」の終演時にキャプテンの菅井友香から改名が発表されてから約3ヵ月。気になる新グループ名は、9月20日夜に渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンで発表された。新体制への移行に向けて着実に準備は進み、今後の展開に期待が高まる一方で、欅坂という名前との別れにちょっと名残惜しさも感じる。

 きのうから始まった「THE LAST LIVE」は、欅坂46公式サイトでの説明によれば、1日目と2日目はそれぞれ“静”と“動”ともいえるまったく別のセットリストになるという。昨夜の1日目は、デビュー曲の「サイレントマジョリティー」に始まり、「不協和音」「黒い羊」など、シリアスでどちらかといえば“動”というべき曲を中心に組まれていたが、そうなると2日目の今夜は落ち着いた選曲となるのだろうか。

 いずれにせよ、代々木第一体育館の広い空間を存分に生かし、照明やプロジェクションなども駆使してのドラマチックな演出は、これまで多くのライブで観客を魅了してきた欅坂の集大成にふさわしいものであった。曲のあいまには、各メンバーにひとりずつスポットが当たり、過去の映像や声が流され、グループの歴史を振り返る趣向も目を引いた。

映画で見えたメンバーたちの葛藤と新事実

 グループの歴史といえば、先月4日には、欅坂46の結成から5年間の足跡を追ったドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』(高橋栄樹監督)も公開された。多くの劇場では今週木曜(10月15日)には上映が終了するようだが、ここでは、グループ改名後の展望を見出すうえでも、本作を振り返ってみたい。

 欅坂は昨年2月発売の「黒い羊」以降、新譜が1年以上もリリースされず、また、すべてのシングル表題曲でセンターを務めてきた平手友梨奈がたびたび休業した末、今年1月にはグループを脱退するなど波乱が続いた。それだけに、グループ内で一体何が起こっていたのか、ドキュメンタリーではどこまであきらかにされるのだろうかと、制作が告知されて以来、筆者は気になっていた。

 いざ封切られて観てみると、思いのほか踏み込んだ内容だったので驚いた。たとえば、「黒い羊」のあと、欅坂では初めてニューシングルの表題曲を歌うメンバーの選抜を行ない、ミュージックビデオ(MV)の撮影も進められたものの、結局、センターだった平手友梨奈の事情から発売延期となったという。ほかにも、2017年暮れの紅白歌合戦の直後に平手が一旦グループから離れたいと、ほかのメンバーに直接打ち明けていたことなど、この映画によって初めてあきらかになった事実は多い。

「異色」だった欅坂46のドキュメンタリー

 欅坂のドキュメンタリーと前後して、8月には姉妹グループである日向坂46のドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』が公開されている。同作とくらべると欅坂のドキュメンタリーがいかに異色かがわかる。日向坂のドキュメンタリーには、欅坂のアンダーグループとして結成された同グループ(当初の名前はけやき坂46)が、当初は位置づけもあいまいでメンバーたちも悩んでいたのが、しだいに存在感を増し、3年目にして現在の名称となって独立するにいたるという明確な物語があった。これに対し、『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』は、さまざまな要素が交錯し、ひとつの物語には収まり切らない。

 欅坂には、デビュー以来、先日のとおり平手友梨奈という絶対的なセンターがおり、グループは彼女に牽引されながら一躍注目を集めるも、やがてメンバーたちが常に先を行く彼女についていけなくなり、活動が行き詰まってしまう。今回の映画は、その過程を記録した部分だけをとれば、“悲劇”にも読める。

 とにかく、ある時期を境に変わってしまったグループ内の「以前」と「以後」のギャップがはなはだしい。結成当初は、平手をはじめみんなあどけない顔つきで、日々新たな体験をするたび無邪気にはしゃいでいたのが、しだいに平手の孤立感が強まり、グループの現場には常に緊張が走るようになる。劇中では、メンバーが新規にインタビューに応えて、当時の様子を語っているのだが、当の平手はそこでの登場はない(監督の高橋栄樹は映画のパンフレットで、何度かインタビューを依頼したものの快諾を得られなかったと話している)。そのため、孤立していくなかで彼女が何を考えていたのかは、結局わからずじまいだ。

際立つ平手の存在感とほかのメンバーの苦悩

 それでも本作における平手の存在感はやはり圧倒的だ。とりわけ、昨年のグループ初の東京ドームのコンサートで、欅坂の代表曲のひとつ「不協和音」でメンバー全員ですべてを出し切ったかに思われたのが、そのあと今度はひとりでステージに立ち、ソロ曲「角を曲がる」を一心不乱に踊る姿にはすっかり魅入られてしまった。じつはこのとき舞台裏では、彼女は終始ステージに上がるのを拒んでいた。だが、いざステージに上がると、人が変わったように全力でパフォーマンスを披露するそのギャップには驚かされるばかりだ。この映画をもって、欅坂46の平手友梨奈は伝説になったと言いたくなるほどである。

 その平手は、ケガなどを理由にたびたびライブを欠席してきた。最初に公演を欠席したときは、グループに激震が走ったが、その後、平手の穴を埋めるべく、ほかのメンバーたちがそれぞれ試行錯誤しながらも代役を務めるようになる。

 そのひとり、小池美波は、シングル曲「二人セゾン」で、平手に代わってソロのダンスパートを担当することになったが、どうしても彼女のようにはできないと思い悩む。それに対し振付師のTAKAHIROが向き合う様子がよかった。このとき彼が小池を励まそうと、自分とくらべるべき対象は、平手やほかの誰でもなく、それまでの自分だけであり、少しでもよくなったと思えばその分だけ前進したことになると語りかけていたのには胸を打たれた。

 TAKAHIROは、劇中のインタビューで、「子供(メンバー)に対する大人の責任とは何か」と問われ、「ずっと見続けることじゃないでしょうか」と答えていたのも印象深い。

改名後のグループに感じる「希望」

 このように本作はまた一面では、当初は平手の不在に動揺していたメンバーたちが、周りのスタッフからサポートを受けつつ試行錯誤を重ね、ついには、たとえ平手がいなくてもステージをきちんと務め上げるようにまでなる……という一種の逆境からのサクセスストーリーにも読める。その意味では、改名後のグループにも希望を抱かせるものとなっている。

 劇中のキャプテンの菅井友香らメンバーへのインタビューを見るかぎり、グループや平手について彼女たちのなかでもまだ整理し切れていないところもうかがえた。しかし、それでも彼女たちはあくまで前へ進もうとしていることは、十分に伝わってきた。
 

『僕たちの嘘と真実~』のラストシーンでは、渋谷パルコの屋上公園に菅井友香が立っているところから、カメラがドローンを使って徐々に上昇し、最後は渋谷の街が俯瞰で映し出される。渋谷パルコは2016年に建て替えのため一時閉館に入った際、欅坂の当時の全メンバーが旧ビルの屋上で写真を撮影したグループゆかりの場所でもある。昨年には新ビルが完成し、3年ぶりに営業を再開した。

 パルコ以外にも渋谷一帯では各所で再開発が進められていた。欅坂のデビュー曲「サイレントマジョリティー」のMVのロケ地となった工事現場は、もともと東急東横線の旧渋谷駅などがあり、撮影から2年後の2018年、渋谷ストリームとして生まれ変わった。欅坂の5年間は、渋谷の街とともに変貌を遂げた歴史であったともいえる。

 考えてみれば、日本の都市とアイドルの世界は、片や建物、片やグループもメンバーも絶えず入れ替わり、スクラップ・アンド・ビルドが繰り返されてきた点で共通する。残念ながら再開発後の渋谷は、ひとつひとつの建物には魅力的なところはあるものの、全体的にはかつての面影を失い、不便な点もあって、人々が慣れ親しむようになるまでにはまだしばらく時間がかかりそうだ。しかし、欅坂46改め櫻坂46にはそうなってほしくない。これまでファンやスタッフとともに培ってきたものを土台に、よいところは残しつつ、改名後はできるだけ長く人々に愛されるグループをぜひ、目指してほしい。

(近藤 正高)

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「神様が味方してくれた」ドラゴンズ待望の正捕手、木下拓哉はもう一人のMVPだ

2020年10月13日 11:00 文春オンライン

 ペナントレースも終盤ですが、ついにAクラス入りしたドラゴンズ。まだシーズンは終わっていませんが、ドラゴンズの今年のMVPは誰だろうと考えると、まずは大野雄大さんの名前が挙がると思います。とにかくすごかった。

 MVPをもう一人挙げるとしたら、僕は木下拓哉選手の名前を挙げたいと思います!

 正捕手はドラゴンズの長年の課題でした。今シーズンも当初は併用が続きましたが、9月6日からは2試合を除いたすべての試合で木下拓哉選手がスタメンマスクを被っています。

 しかも、消去法の起用ではなく、即戦力ルーキーの郡司裕也選手、破壊力を誇るアリエル・マルティネス選手との高いレベルでの争いを勝ち抜いて正捕手の座を掴みました。1年間フル出場したわけではありませんが、扇の要がしっかり決まりそうなのが本当に嬉しいです。

 やっぱりキャッチャーはチームの土台。前日、負けた反省を活かすことができるのもキャッチャー。どれだけデータが揃っていても、現場で感じ取ったものを蓄積して、次の試合に活かすことはキャッチャーというポジションにしかできないことです。でも、日替わり捕手ではそれが難しい。

 ドラゴンズは木下拓哉選手が捕手に固定されてから、チームの成績もどんどん上向きになって、ついにAクラス入りを果たしました。僕にとってはMVP級の活躍なんです。

盗塁阻止率は12球団ナンバー1!

 木下拓哉選手は「打てる」キャッチャーです。

 10月6日のヤクルト戦ではチャンスを広げるフェン直の2ベースを打っていますし、11日の巨人戦でもとどめを刺すタイムリー2ベースを放ちました。3日のDeNA戦でハマスタのレフトスタンドに叩き込んだ特大3ランも忘れられません。長打が打てるのもいいですし、チャンスに強いのもすごく頼もしいです。

 もともとキャッチングやフレーミング技術に定評がありました。守備は日々の積み重ねであって、なかなか急には上達しないと思います。その点、木下拓哉選手は、守備はできていて、打撃が追いついてきた形なので、安心して見ていられます。やっぱり捕手は守備が第一ですからね。

 でも、打てるキャッチャーがいるチームは強い。木下拓哉選手が打撃でも活躍することによって、8番、9番が簡単にアウトにならない打線が組めるようになりました。また、あれだけ打てたら、相手から見ても怖いバッターになってきているでしょう。

 もう一つ、何と言っても大きいのは盗塁阻止率の高さです。

 木下拓哉選手の盗塁阻止率は12球団でダントツ1位の.475! 10月10日の巨人戦では若林選手とウィーラー選手の盗塁を刺しました。リードや配球は不確定要素が多くて評価が難しいのですが、スローイングの良さと肩の強さは誰でもひと目でわかります。

 接戦の試合の終盤で、盗塁が決まるかどうかは非常に大きな意味を持ちます。足の速いランナーが塁に出れば、相手のバッテリーにはプレッシャーがかかりますし、バッターも有利になる。そこで盗塁が決まれば味方のベンチは盛り上がるでしょうし、決められた側はダメージが大きい。首位を独走する巨人には走塁のスペシャリスト・増田大輝選手がいます。

 でも、木下拓哉選手はそんな増田選手を刺しましたからね!

 9月26日の巨人戦、8回に自ら勝ち越しホームランを打ちましたが、9回裏に増田選手が代走で登場しました。点差は1点。盗塁を決められたらワンヒットで同点です。ここで増田選手を刺せたのは本当に大きかった! 試合を決めたバッテリーの1球です。巨人に対抗できるのはドラゴンズだけだと強く思わせてくれた試合でした。

 ランナーが1塁に出たとき、肩とスローイングに不安があるキャッチャーでは、ピッチャーも落ち着いて投げられないのではないでしょうか。木下拓哉選手は投手に安心感を与えて、本来の力を引き出すことができるキャッチャーだと思います。

自信をつけるために必要なのは「結果」

 もう一つ嬉しいのは、キャラクター性です。ドラゴンズの選手は実際に会うと明るい方が多いのですが、それをあまり表に出しません。お立ち台でもちょっと真面目ですよね。そんな中、木下拓哉選手はムードメーカーとしてチームを明るくして、いい雰囲気を明日につなげることができる選手です。

「試合前の練習の後にシャワー浴びてたら誰かの絆創膏が落ちていたので、神様がチャンスくれたと思って、本当に神様が内野安打にしてくれました(試合後に拾って捨てたと説明)。神様、ありあしたっ!」(9月22日)

「今日、ホテルで朝食食べた後、エレベーターで傘入れてるビニール袋が落ちてて、それを拾って捨てたので、神様が味方してくれたのだと思います。神様、ありあしたっ!」(9月26日)

 ヒーローインタビューを聞いて、こんなにひょうきんやったんや、と驚きました。何より、これだけ木下拓哉選手のヒーローインタビューを見られているのがすごいことですよ。それだけヒーローになっているってことなんですから! ちょっとお調子者の部分もあると思いますが、試合中のミスも「お調子者だからしょうがない」と思えてしまうのがいいですよね(笑)。

 今の木下拓哉選手を見ていると、一つ一つのプレーに自信が満ち溢れていると感じます。

 自信をつけるために必要なのは「結果」しかありません。チャンスを与えられたとき、お立ち台に立てるぐらいの結果を出すことができれば、きっと選手としてものすごく成長できるのでしょう。

 僕にとっては全国放送に出ることが大きな勝負でした。結果を出せば次も出してもらえますが、結果が出なければそれまで。『最強スポーツ男子頂上決戦』という番組に呼んでいただいたときは、プレッシャーで1カ月ぐらいまともに食事ができませんでした。でも、そこで結果が出せれば自信につながりますし、次も呼んでもらったときの喜びは他では味わえないものです。

 プロ野球選手は毎日が勝負です。相手との勝負の前に、レギュラーを獲得するための仲間との勝負がある。チャレンジして、結果が出て、スタメンで使ってもらえるかどうか判断される。毎日そんなプレッシャーがあるかと思うと……僕だったら吐きそうになります(笑)。立浪和義さんに聞きましたが、実際、プレッシャーのあまり、ベンチ裏でえづいている選手はたくさんいるそうです。

 だからこそ、レギュラー争いを勝ち抜いた木下拓哉選手は、勝負どころでも強いのでしょう。優勝争いをするには、プレッシャーにも勝たなければいけません。そのためには高いレベルでのレギュラー争いに勝ち抜いて、さらにその先の実力と強い気持ちが必要になります。

 来季はケガが癒えたアリエル選手らとまた横一線からレギュラー争いが始まるのかもしれませんが、これだけの活躍を見せてくれている木下拓哉選手には大いに期待したいと思います! 正捕手がガッチリ決まって、今のような戦いを続けていければ、来季のドラゴンズの優勝も見えてくると思います。

 あと、親友の柳裕也の復活も、来季のドラゴンズの優勝争いには欠かせないことを付け加えておきます!

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(辻本 達規(BOYS AND MEN))

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