多くの選手を獲得してきたアーセナルであるが、ビッグクラブであるだけにトップチームの層は厚い。若手にとってはなかなか出場機会を得るには難しい場所だ。
アーセナルに所属していたもののブレイクできず、他のクラブに移籍してから飛躍を遂げた9名のスター選手とは?
セルジュ・ニャブリ
2015-16シーズンにWBAに貸し出された時には1試合しかプレーできず、20歳で苦しい時代を過ごしたニャブリ。
しかし2016年にブレーメンへ移籍したあとドイツでブレイク。2017年にはバイエルンへステップアップし、貸し出されたホッフェンハイムでも活躍。昨季バイエルンに復帰し、10ゴールを決めた。
イスマイール・ベンナースル
おそらく彼がアーセナルに所属していたこともあまり知られていないのではないか…。アルル=アヴィニョンでプレーした後、2015年にアーセナルへ加入したものの、トップチームでは1試合も出られなかった。
しかし2017年にエンポリへと放出されたことで飛躍を遂げ、イタリアで評価を高めた。今季からはACミランでプレーしている。
ジョヴァンニ・ファンブロンクホルスト
オランダの名選手であるファンブロンクホルスト。グラスゴー・レンジャーズから2001年にアーセナルに加入したが、決してプレミアリーグでは高い評価を受けたわけではない。
しかし2003年に移籍したバルセロナでは左サイドバックとして定着し、チャンピオンズリーグ優勝にも貢献。世界トップクラスの選手として飛躍を遂げた。
カルロス・ベラ
メキシコのストライカー、ベラ。アーセナルを離れて以来、そのポテンシャルの高さを見せつけている選手の1人だ。
2006年から所属したアーセナルではなかなか安定した出場機会を得られずに終わったが、ローン先のレアル・ソシエダで大ブレイク。現在はアメリカのロサンゼルスFCでエースとして活躍しており、新興クラブのレジェンドになりつつある。
アンディ・コール
あのイングランドの名FWアンディ・コールは、実はアーセナルのユース出身である。フラムやブリストルへのローン移籍を経て退団し、ニューカッスルで大ブレイクした。
その後はもちろんマンチェスター・ユナイテッドでドワイト・ヨークらと共にエースとして活躍。多くのタイトル獲得に貢献した。
ジェフ・レーヌ=アデレード
アーセナルではわずか8試合の出場に終わっていたレーヌ=アデレード。2018年に彼がアンジェへ売却されたときには、ファンから引き止める声は出なかった。
しかしリーグアンで一貫性あるプレーを見せたことで、今季リヨンへ2500万ユーロ(およそ29.6億円)で移籍する事になった。
ドニェル・マレン
オランダの輝かしいヤングスターであるマレン。アヤックスからアーセナルに加入し、アカデミーでは多くのゴールを奪い続けた。
しかし彼はトップチームに上る前にPSVへと売却された。ウイングとして大ブレイクを果たし、19歳でレギュラーを奪取。オランダ代表にもデビューした。
ラサナ・ディアラ
ラスのイングランドでのキャリアは奇妙であった。ル・アーヴルから2005年にチェルシーへ移籍し、2年後にアーセナルへと加入した。
しかしあまり出場機会を得られず、2008年にポーツマスへ。そしてレアル・マドリーへと驚きの移籍を果たし、スペインでなかなかのプレーを見せた。
オウザン・エジャクプ
エジャクプはアーセナルで2試合しか出場せず、そのどちらもリーグカップであった。彼は2012年にロンドンを去ることを選択し、トルコのベシクタシュで主力に定着した。
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トルコリーグで屈指のアタッカーとして評価されるようになり、現在はマンチェスター・ユナイテッドやトッテナムが狙っていると言われる。