cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_f12f898d86ca_3つの異なる顔を持つアシュラ粒子の作製に、東北大学などが成功 f12f898d86ca f12f898d86ca 3つの異なる顔を持つアシュラ粒子の作製に、東北大学などが成功 oa-rp75450

3つの異なる顔を持つアシュラ粒子の作製に、東北大学などが成功

 東北大学の藪浩准教授らの研究グループは旭川医科大学と共同で、ナノサイズの粒径を持ち、3つの異なる「顔」を持つ「アシュラ粒子」を含む多様なナノ構造を持つポリマー微粒子の作製法を発見し、さらに実験結果を再現・予測できる数理モデルの構築にも成功した。

 ポリマー微粒子は塗料への混合による光の散乱抑制、ディスプレイの厚みを規定するスペーサーや潤滑剤、免疫検査・診断用の担体など多様な用途がある。近年、これらの用途ではポリマー微粒子の光学特性や表面特性の高度な制御が求められている。従来ポリマー微粒子は乳化重合などにより、単一のポリマーから均一な粒径の微粒子を作製する手法が盛んに研究されてきたが、その表面形状や内部構造の精密な制御は困難だった。

 研究グループは今回、表面張力の異なる8種類のポリマーを用意し、そのうち2種類を組み合わせてみた。表面張力が近いポリマーの組み合わせでは、ポリマーの相分離により、2つの異なる表面を持つヤヌス型の相分離構造が得られ、表面張力が大きく違うとコア−シェル型の相分離構造が形成された。さらに表面張力が同程度の3種のポリマーを組み合わせると、それぞれのポリマーが表面の1/3を占め、3つの異なる「顔」を持つ「アシュラ粒子」が形成されることを初めて発見した。同時に、独自の数理モデルにより、これらの実験結果を再現・予測できることを証明した。

 今回開発したアシュラ粒子などのポリマー粒子群は、塗料やフィルムなどへの混合による光学特性の向上、異なる生体分子の各表面への結合による免疫検査や診断の高感度化や多様化など、多方面での貢献が期待される。

論文情報:【ACS Omega】Ashura Particles: Experimental and Theoretical Approaches for Creating Phase Separated Structures of Ternary Blended Polymers in ThreeDimensionally Confined Spaces

外部リンク

cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_9afc84b5795b_英語のLとRの聞き分け力、瞳孔反応で客観的に推定 豊橋技術科学大学 9afc84b5795b 9afc84b5795b 英語のLとRの聞き分け力、瞳孔反応で客観的に推定 豊橋技術科学大学 oa-rp75450

英語のLとRの聞き分け力、瞳孔反応で客観的に推定 豊橋技術科学大学

 豊橋技術科学大学情報・知能工学系、エレクトロニクス先端融合研究所の研究チームは、日本人に難しいとされる英語のLとRの聞き分け能力の違いを瞳孔反応から客観的に推定する新手法を開発した。

 豊橋技科大によると、瞳孔はさまざまな認知状況を反映することで知られている。研究チームは音の違いによって瞳孔が散大する反応に着目し、英語のLとRの聞き分け能力の推定を試みた。

 連続して再生するLightなどLを含む単語の間にRightなどRを含む単語をときどき混ぜて実験参加者の瞳孔がどう反応するかを聞き分け能力が高い集団と低い集団に分けて調べたところ、高い集団が大きな瞳孔反応を示すことが分かった。

 瞳孔反応は事前に行った英語聞き取り能力の結果を高い精度で反映しており、研究チームは瞳孔反応だけで能力推定ができるとしている。

 母国語に存在しない音の聞き分けが学習の障害となるのは、英語話者の中国語習得をはじめ、日本語話者の英語学習で見られる。特に日本人はLとRの聞き分けが苦手で、効率的な英語学習を進めるうえで大きな障害になってきた。

 研究チームは研究成果がLとRの聞き分けを効率的に学ぶシステム構築を後押しするとともに、応答なしで言語の習得状況が推定できることから、運動障害や発話障害を持つ患者の言語学習に役立つと期待している。

論文情報:【Scientific Reports】Pupil dilation reflects English /l//r/discrimination ability for Japanese learners of English: a pilot study
投稿 英語のLとRの聞き分け力、瞳孔反応で客観的に推定 豊橋技術科学大学 は 大学ジャーナルオンライン に最初に表示されました。

外部リンク

cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_3baa4eacb4a9_実践女子大学、10月実施の「総合型選抜」I期試験をオンライン化 3baa4eacb4a9 3baa4eacb4a9 実践女子大学、10月実施の「総合型選抜」I期試験をオンライン化 oa-rp75450

実践女子大学、10月実施の「総合型選抜」I期試験をオンライン化

 実践女子大学と実践女子大学短期大学部は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、2021年度入学者選抜の「総合型選抜」のオンライン化を決定した。年3回実施予定の総合型選抜のうち、10月に試験を行うI期選抜をオンラインで実施し、受験生が大学に来なくても面接や模擬授業を自宅で受験できるようにする。

 総合型選抜(旧AO入試)は、受験生の人物像を大学側が求める学生像と照らして選抜する入学者選抜方式。面接や書類選考などを行い、学力試験だけでは測れない受験者の個性や熱意も評価して合否を決める。2021年度入学者選抜において、実践女子大学は3学部9学科すべて、短期大学部も2学科すべてで総合型選抜を実施する。

 日程は、10月のI期選抜、12月のII期選抜、来年1月のIII期選抜に分けて3回キャンパスで試験を行う予定だったが、交通機関や会場内での感染リスクに配慮し、I期選抜についてはオンラインで実施する。対象となるのは、大学の3学部9学科、短期大学部の2学科のすべての面接と、文学部美学美術史学科、生活科学部生活環境学科、人間社会学部の模擬授業。

 2021年度の総合型選抜による募集定員は、大学で74人、短期大学部で30人を予定。このうち、I期選抜の募集定員は大学で54人(短期大学部はI~III期の区分はなく総計)。出願書類は、7月1日から同大学のWebサイトでダウンロードできる。また、II期やIII期、2022年度入学試験での総合型選抜の扱いは現時点では未定。コロナ禍の拡大状況などを考慮しながら今後、判断する。

参考:【実践女子大学】総合型選抜の出願について
投稿 実践女子大学、10月実施の「総合型選抜」I期試験をオンライン化 は 大学ジャーナルオンライン に最初に表示されました。

外部リンク

cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_887bbfc5a4d6_大学の産学官連携活動、文科省・経産省・経団連がファクトブックで紹介 887bbfc5a4d6 887bbfc5a4d6 大学の産学官連携活動、文科省・経産省・経団連がファクトブックで紹介 oa-rp75450

大学の産学官連携活動、文科省・経産省・経団連がファクトブックで紹介

 文部科学省と経済産業省、経団連は、大学の産学官連携活動の実態を紹介する「大学ファクトブック2020」をまとめた。2017、2018の両年度に特許の出願や活用実績がある国内438校の情報を網羅し、ファクトブックの活用で産学官連携のさらなる拡大を期待している。

 文科省によると、掲載している情報は大学の経営理念や産学官連携活動の取り組み方針、各大学の得意分野とその取り組み事例など基礎情報をはじめ、産学官連携部署の体制、共同・受託研究の実績、特許出願とその活用実績、ベンチャー企業支援体制など多岐にわたる。

 各大学別のページでこれらの情報をまとめており、企業側が各大学の産学官連携の実情をひと目で分かるようにしている。掲載した情報は2017、2018の両年度に文科省、2019年度に経産省が実施したアンケート調査の内容を基にした。

 政府が提唱するソサエティー5.0の実現に向け、産業構造が資本集約型から知識集約型に変化しようとする中、産学官連携の拡大によるオープンイノベーションの必要性が広く認識されるようになり、政府は2025年度までに大学などに対する民間企業の投資額を3倍増とする目標を立てている。

 文科省、経産省、経団連は2018年、産学官連携による共同研究の実態を可視化するため、「産学官共同研究におけるマッチング促進のための大学ファクトブック」をまとめているが、最新データを基に内容を更新した。

参考:【文部科学省】大学ファクトブック2020-「組織」対「組織」の本格的産学連携の拡大に向けて-
投稿 大学の産学官連携活動、文科省・経産省・経団連がファクトブックで紹介 は 大学ジャーナルオンライン に最初に表示されました。

外部リンク

cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_34b6d7ff73d7_大学入試センター、共通テストの要項公表 3日程で実施 34b6d7ff73d7 34b6d7ff73d7 大学入試センター、共通テストの要項公表 3日程で実施 oa-rp75450

大学入試センター、共通テストの要項公表 3日程で実施

 大学入試センターは2021年の大学入学共通テストの実施要項を公表、大学と都道府県教育委員会に通知した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、1~2月に3つの日程を設定した。現役生は学校長が学業の遅れを認めれば、出願の際に第2日程を選ぶことができる。

 大学入試センターによると、第1日程は予定通りに1月16、17の両日に行う。病気や事故などから、第1日程で試験を受けられなかった受験生向けの第2日程は、1月30、31の両日に実施する。

 出願は9月28日から10月8日まで。新型コロナで高校の休校が続いた点を考慮し、現役生は学習の遅れを学校長が承認すれば、出願時から第2日程を選択できる。休校の影響を受けていない浪人生は第2日程を選択できない。第1日程と第2日程間で得点調整はしない。
ただ、大学入試センターは学習遅れの判断基準を示しておらず、高校側から困惑の声が上がっている。

 第3日程は2月13、14の両日。病気や事故などで第2日程の試験を受けられなかった受験生が対象で、第1、第2日程が全都道府県に試験会場を置くのに対し、原則として全国を2地区に分け、各地区1カ所で実施する。
受験は各大学が申請理由を審査して許可する。試験問題は大学入学共通テスト問題作成方針によらずに作る。試験の時間割も第1、第2日程と異なり、独自のものとなる。

参考:【大学入試センター】令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項(PDF)
投稿 大学入試センター、共通テストの要項公表 3日程で実施 は 大学ジャーナルオンライン に最初に表示されました。

外部リンク

cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_582e2b219f04_東海大学、新型コロナで航空操縦学の新入生受け入れ中止 582e2b219f04 582e2b219f04 東海大学、新型コロナで航空操縦学の新入生受け入れ中止 oa-rp75450

東海大学、新型コロナで航空操縦学の新入生受け入れ中止

 東海大学は新型コロナウイルスの感染拡大で留学先の米ノースダコタ大学がすべての飛行訓練を中止したのを受け、2021年度の工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻の新入生受け入れ中止を決めた。

 東海大学によると、工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻の学生は2年次から3年次にかけた約15カ月間、ノースダコタ大学へ留学して飛行訓練を受けているが、米国で新型コロナの感染拡大が続いているのを受け、ノースダコタ大学は飛行訓練を中止している。
このため、留学していた学生は3月に訓練半ばで帰国したのをはじめ、4月から新規留学を予定していた学生は留学延期の状況が続いている。

 米国での感染拡大に終息の見通しが立たない中、飛行訓練が早期に再開されるのは困難と予想されることから、受け入れた新入生が4年間の教育課程で操縦士のライセンスを取得し、卒業するのが難しいとして、2021年度の新入生受け入れが中止されることになった。2022年度以降の受け入れは新型コロナの感染状況を見たうえで決める。

 山田清志学長は「受験を考えていた人には大変申し訳ない。今般の事情を理解してほしい」とのコメントを発表した。

参考:【東海大学】工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻の新入生受け入れ中止について
投稿 東海大学、新型コロナで航空操縦学の新入生受け入れ中止 は 大学ジャーナルオンライン に最初に表示されました。

外部リンク

cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_48e4f439a0ef_大阪大学が第1回「女子大学院生優秀研究賞」表彰 48e4f439a0ef 48e4f439a0ef 大阪大学が第1回「女子大学院生優秀研究賞」表彰 oa-rp75450

大阪大学が第1回「女子大学院生優秀研究賞」表彰

 2020年6月22日、大阪大学は、第1回となる女子大学院生優秀研究賞の表彰式を開催した。受賞した11名の女子大学院生に西尾総長から表彰状と副賞の目録が手渡された。

 女子大学院生優秀研究賞は、優秀な女子大学院生が博士後期課程進学、及び将来的に研究者を志すことの後押しするもの。自然科学研究科に所属し、優れた研究成果を挙げた女子大学院生を表彰することで研究意欲を高め、将来の学術研究を担う優秀な女性研究者の育成を促す。豊田政男名誉教授・元工学研究科長による大阪大学未来基金「女性活躍支援事業」への寄付により創設された。

参考:【大阪大学男女協働推進センター】大阪大学女子大学院生優秀研究賞の表彰式が執り行われました

投稿 大阪大学が第1回「女子大学院生優秀研究賞」表彰 は 大学ジャーナルオンライン に最初に表示されました。

外部リンク

cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_0d442df0aadf_不育症に関わるとみられる新しい自己抗体を発見 神戸大学と大阪大学 0d442df0aadf 0d442df0aadf 不育症に関わるとみられる新しい自己抗体を発見 神戸大学と大阪大学 oa-rp75450

不育症に関わるとみられる新しい自己抗体を発見 神戸大学と大阪大学

 神戸大学と大阪大学は、2015年に発見した「ネオ・セルフ抗体」が不育症の女性に高頻度に検出されることを見出した。

 不育症とは、妊娠することはできるが流産や死産を繰り返し、元気な赤ちゃんを産むことができない病気をいう。日本では推計140万人の不育症患者がいると考えられているが、その半数以上で原因がわからない。

 神戸大学と大阪大学は、血栓症や流産、妊娠高血圧症候群などを引き起こす「抗リン脂質抗体症候群」の原因となる全く新しい自己抗体「ネオ・セルフ抗体」を2015年に発見した。流産を繰り返す不育症の症状は、抗リン脂質抗体症候群と共通していることから、今回、不育症とネオ・セルフ抗体の関係を明らかにするための臨床研究を行ったという。

 神戸大学を中心とした全国5つの大学病院において外来を受診した不育症女性227人について、ネオ・セルフ抗体を測定した。その結果、52人(23%)がネオ・セルフ抗体陽性となり、この頻度は、子宮形態異常、甲状腺機能異常、染色体異常といった他の不育症原因よりも最も高かった。さらに、227人の女性のうち過半数の121人は、従来の検査を行っても不育症原因がわからなかったが、そのうちの24人(20%)でネオ・セルフ抗体が陽性となった。つまり、ネオ・セルフ抗体が不育症を起こす重要な原因になっている可能性が示唆された。

 今後、ネオ・セルフ抗体の研究により、不育症の発症メカニズムの解明が期待される。また、本研究グループでは、ネオ・セルフ抗体の産生を抑えたり、その働きを阻害したりするような薬剤の開発も視野に入れているといい、少子高齢化問題の解決につながる可能性がある。

論文情報:【Arthritis & Rheumatology】The β2-glycoprotein I/HLA-DR complex is the major autoantibody target in obstetric antiphospholipid syndrome投稿 不育症に関わるとみられる新しい自己抗体を発見 神戸大学と大阪大学 は 大学ジャーナルオンライン に最初に表示されました。

外部リンク

cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_4aa259b90ebf_大脳皮質運動野への光刺激でサルの手を動かすことに成功 4aa259b90ebf 4aa259b90ebf 大脳皮質運動野への光刺激でサルの手を動かすことに成功 oa-rp75450

大脳皮質運動野への光刺激でサルの手を動かすことに成功

 自然科学研究機構生理学研究所と東北大学の研究チームは、光によって神経細胞を制御する技術(オプトジェネティクス)を用いてサルの手を動かすことに世界で初めて成功した。

 光で活性化するチャネルロドプシンという物質を特定の細胞群や神経経路に発現させ、光照射により神経の活動を制御するオプトジェネティクスは、脳機能の解明に大きく貢献し、ネズミなどにおける研究で盛んに用いられている。しかし、霊長類における研究では成功例が少なく、眼球の運動など限られた研究でしか報告がなかった。

 本研究者らは、霊長類でオプトジェネティクスを活用するために、まずチャネルロドプシンをサルの脳内で効率的に発現させる遺伝子導入法を検討した。そして、サルに適したアデノ随伴ウイルスベクターを探索し、大脳皮質運動野のうち手の運動に関与する領域にウイルスベクターを投与したところ、周辺の神経細胞にチャネルロドプシンを発現させることに成功した。

 大脳皮質運動野では、刺激を加えると刺激の場所に応じた体の部位にはっきりとした運動が生じる。本研究者らは、チャネルロドプシンが発現している神経細胞に光照射を行い、光刺激で引き起こされるサルの運動を観察した。その結果、光照射は運動野の神経細胞を効率よく興奮させ、目で見て分かる手の運動を起こすことに成功した。また、この運動は電気刺激によって引き起こされる運動と同程度の強さであることがわかった。すなわち光刺激は、古くから神経細胞を活性化させるために用いられてきた電気刺激と比較しても遜色のない有効な刺激方法であることが確認された。

 周囲の全ての細胞を活性化させてしまう電気刺激に対して、オプトジェネティクスは特定の神経細胞のみ活動させることができるという利点がある。今回の成果は、霊長類を用いた脳研究においてオプトジェネティクスの活用の扉を開くものであり、ヒトの病気治療への応用にもつながると期待される。

論文情報:【Nature Communications】Forelimb movements evoked by optogenetic stimulation of the macaque motor cortex投稿 大脳皮質運動野への光刺激でサルの手を動かすことに成功 は 大学ジャーナルオンライン に最初に表示されました。

外部リンク

cat_oa-rp75450_issue_f12f898d86ca oa-rp75450_0_88473197d76e_大阪府立大学、大阪市立大学統合の新大学名「大阪公立大学」に 英語名で混乱も 88473197d76e 88473197d76e 大阪府立大学、大阪市立大学統合の新大学名「大阪公立大学」に 英語名で混乱も oa-rp75450

大阪府立大学、大阪市立大学統合の新大学名「大阪公立大学」に 英語名で混乱も

 大阪府立大学と大阪市立大学が統合して2022年4月に開学予定の新大学の名称が、両大学を運営する公立大学法人大阪と大阪府、大阪市の最終協議で「大阪公立大学」に決まった。英語名は「University of Osaka」としたが、大阪大学は、この英語名について「海外等で大阪大学の名称として広く使用されている実態がある」として再考を申し入れている。

 大阪市立大学によると、最終協議には、西澤良記公立大学法人大阪理事長と吉村洋文大阪府知事、松井一郎大阪市長が大阪市役所で行い、新大学名称検討委員会が新名称案として挙げた「大阪公立大学」「公立大学大阪」「大阪総合大学」の3案から大阪公立大学を選んだ。

 西澤理事長は「12学域・学部、15研究科の多彩な学問領域を有する日本最大規模の公立大学になる。若い方々が生き生きと学べる大学にしたい」とコメントした。

 大阪府立大学と私立大学は2019年に運営法人を統合、内部に新大学名称検討委員会を設けて新名称案の検討を重ねていた。10月に文部科学省へ設置の認可を申請する。新大学の学部入学定員は約2,800人で、全国の国公立大学では3番目の規模になる。

 これに対し、大阪大学の西尾章治郎総長は新大学の英語名が大阪大学と似ていることを問題視し、「特に海外の研究者や学生に大きな混乱を招き、両大学の未来に非常に大きな障害となることは必至。双方の意見交換がないまま、決定されたことは非常に残念で、混乱を招かないよう配慮をお願いしたい」との声明をホームページで公開した。また、海外において「University of Osaka」が大阪大学(Osaka University)と同義で使われている実態を複数挙げ、再考を求めている。

参考:【大阪市立大学】新大学名称が決定し、会見を行いました
【大阪大学】「University of Osaka」が大阪大学の英語名称として使用されている実態
投稿 大阪府立大学、大阪市立大学統合の新大学名「大阪公立大学」に 英語名で混乱も は 大学ジャーナルオンライン に最初に表示されました。

外部リンク