予約困難店のシェフに教わるカンタンかつ楽ちんレシピを紹介!
はじめに
「料理合コン」だけでなく、男が通う料理教室も盛況だ。そこで、予約が取れない超人気レストランや知る人ぞ知るビストロ、さらにはマニアックなトラットリアなど、飲み食い賢者・愚者が通いつめる料理店の味に注目! 気鋭のシェフにカンタンにマスターできる料理のレシピを教えてもらった!
薬味次第で七変化! アレンジ自由自在の激旨納豆チャーハン
超予約困難店、四谷・荒木町「南方中華料理 南三(なんぽうちゅうかりょうり・みなみ)」のレシピ第3弾は納豆チャーハンだ! 水岡孝和が考案した納豆入りなのにサラリとしてクサみなしのさっぱりしたチャーハンは、フライパンを“あおらない”のがキモだそう。超スピーディーに作ってアチアチの状態で食べよう! 第1弾の餃子、第2弾のラーメンもチェックしておこう!
(材料:1〜2人分)
納豆 1パック
※納豆のタレも使用
卵 1個
ミョウガ 3個
大葉 5枚
生姜 5g
白飯 茶碗1,5杯
油 大さじ1/2
塩 小さじ1
【手順】
1)米を炊く。米は浸水させずに米と水が1:1の割合で固めに炊く。
米を研ぎ、浸水させずに米と水の割合を1:1で炊く。次に分量のミョウガと大葉、そして生姜をみじん切りにする。卵は溶いておく。2)ミョウガ、大葉、生姜をみじん切りにする。
3)卵を溶く。
炊けた白飯は平皿に盛り、手に水をつけ軽くほぐしておく。これがダマにならないポイントだ。4)納豆を熱湯でほぐし、ザルに取り水気を切る。
納豆は軽く混ぜ、熱湯をかけて粘りを取る。ザルで水気を切っておく。5)フライパンに油を引き、溶いた卵、白飯を炒める。
フライパンに油を引き、中火で十分に熱する。溶き卵を入れ、すぐに白飯も入れる。卵だけ火が入ると油の味が強くなるので、熱した油→卵→白飯→炒めはじめを瞬時におこなう!
卵で白飯をコーティングするように炒める。この時、フライパンをあおらないこと! フライパンが火から離れると温度が下がりベチャッとしてしまう。ヘラで混ぜて、塊は切るようにつぶして炒める。
白飯と卵を混ぜ、塩をふる。卵を入れてからこの状態まで約1分30秒。スピーディーに作るのがおいしいチャーハンを作るコツだ。
納豆とみじん切りしたミョウガ、大葉、生姜を入れ、20秒ほど混ぜるように炒める。6)2)と納豆を入れ、塩と納豆のタレで味付けをして出来上がり。
納豆のタレを入れ、軽く混ぜる。味が足りなければ、塩で調整する。水岡流家庭で作るチャーハンの極意
1)米は固めに炊く。炊き上がり後、平たくして手に水をつけほぐしておく。
2)油を引き、中〜強火でフライパンを熱し、卵を入れてすぐに白飯も入れる。卵が半熟のうちに白飯を絡ませる。油と卵と白飯が均一に混ざるとおいしくなる。
3)フライパンをあおらない! 家庭用の火力は温度を下げずに短時間で炒めることが重要だ。
4)ヘラで米を返しながら切るように混ぜる。塊はヘラで軽くつぶして切る。
器に盛り付け完成。炒め時間は約2分。短時間で炒めると湯気があがり、うまさが倍増する。挽肉やパクチー、たたいた梅干しを入れても良い、アレンジが効くお役立ちレシピだ。いろいろな具材でオリジナルチャーハンを作ってみよう。
水岡孝和
1981年生まれ。千葉県出身。20歳から中国料理の道へ進み、「天厨菜館 渋谷店」「メゾンドユーロン」「A-jun(現在は閉店)」「御田町 桃の木」を経て、「黒猫夜 銀座店」では料理長を務める。台湾や中国の各都市で現地の食文化を学び、白金「蓮香」、神楽坂「エンジン」で働きながら独立準備。2018年5月に「南方中華料理 南三」をオープン。
南方中華料理 南三
住:東京都新宿区荒木町10-14 伍番館ビル2F B
TEL: 03-5361-8363
営: 18:00〜21:00(最終入店)
休: 日曜・祝日
URL: https://www.facebook.com/tokyoyeshi/
文・高橋綾子 写真・八木竜馬