売れ筋の人気辛口日本酒25商品を全て購入し、徹底的に比較しました!
食事のお供にぴったりな、キレ味のいい辛口日本酒をお探しですか?辛口の日本酒は、刺身や干物、塩味の強い料理との相性がよく、食中酒として活躍します。ひとくちに「辛口の日本酒」といっても、酒蔵や特定名称によって風味や味わいは様々ですから、どれが本当に美味しい銘柄なのか気になりませんか?
そこで今回は、久保田や新政、十四代など、Amazon・楽天・価格.comなどで売れ筋上位の辛口の日本酒25商品を全て購入し、最もおすすめの銘柄を決定したいと思います。
検証には、日本酒のスぺシャリストである唎酒師3名にご協力いただき、全ての商品を実際に飲んで、「美味しさ」を軸に比較・検証しました。また、各銘柄の特徴がわかりやすいよう、「甘辛」「香りの強弱」「味わいの強弱」の点でも評価をつけています。
果たしてどの商品が最もおすすめのベストバイ商品なのでしょうか?ぜひ購入の際の参考にしてくださいね!
全商品を自社施設で比較検証しています!
mybestでは、一般の消費者と同じように実際に商品を購入して、自社の施設で徹底的にテストして比較・検証を行っています。
検証結果の中から、優れた品質と購入する価値がある商品を見極め、おすすめの商品をご提案しています。
日本酒のスぺシャリストが検証協力!
「辛口の日本酒」とは?
「辛口の日本酒」とは、糖分の少ない日本酒のことです。一般的には酒蔵が「辛口」とうたっている銘柄や、後述のとおり、「日本酒度」がプラスに振れたお酒のことを指します。
とはいえ、「辛口」「甘口」とは、「純米吟醸酒」や「純米酒」などの特定名称による分類とは違い、正式な種別ではありません。消費者が選ぶ際に味をイメージしやすいよう、酒蔵がはじめた分類で、法律などではっきりと定められている基準ではないのです。
そのため、ある人には「辛口」と感じられるお酒でも、別の人には「甘口」に感じられることも多々あります。
辛口の日本酒の選び方
比較検証の前に、まずは辛口の日本酒を選ぶ際にチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
●①「日本酒度」がプラスに振れるほど辛口
「日本酒度」とは、「特定の日本酒の中にどれくらい糖分が残っているか」を表した数値です。
日本酒度を目安に甘辛を判断するときは、マイナス(−)の数値が大きければより「甘口」、プラス(+)の数値が大きければより「辛口」ということになります。例えば、日本酒度が+1.5~+3.4のお酒は「やや辛口」、+3.5〜+5.9なら「辛口」、+6.0以上なら「大辛口」と表記されます。
とはいえ、プラスの数値が大きくても甘口と感じられるような日本酒は存在するので、あくまでもひとつの目安と理解しておきましょう。
●②特別な日には「純米大吟醸酒」、普段の食卓には「純米酒」
日本酒には「特定名称」と呼ばれる種類区分があります。これは「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」を原料や製造方法、精米歩合によってさらに8種類に分類したもので、香りや味わいを数値で判断したい時の基準にもなります。
中でも「最上級」とされているのが「純米吟醸酒」で、価格も高く、特別な日やお祝いの席にぴったりのお酒です。日常的に飲むなら、「純米酒」や「特別純米酒」など、リーズナブルかつお米の味わいがしっかりと感じられるお酒を選ぶといいでしょう。
●③フルーティーな香りが好きなら「薫酒」、スパイシーな香りを楽しむなら「熟酒」
香りも日本酒を楽しむ際の重要なポイントです。
果物や花のようなフルーティーな香りの「薫酒」、フレッシュで軽やかな香りの「爽酒」、ドライフルーツやスパイスのような、熟成された香りが魅力の「熟酒」など、さまざまな香りのお酒があります。香りを嗅いで心地よい、好きだと感じられるお酒を選ぶのもいいでしょう。
逆に、料理が主役の食事時には、香りの強いお酒を飲むと、料理の香りが消されてしまうと感じる人もいます。香りに特徴のあるお酒をじゅうぶんに楽しむには、食前や食後など、お酒単独でじっくりと飲むことができるタイミングを選ぶのがおすすめです。
●④産地や米の種類で選ぶ
日本酒の産地や、米の種類でも味わいが大きく異なります。地域に根ざした蔵元が独自の味を追求してきた日本酒は、その土地ならではの特産物や名物料理に合うように造られていることも少なくありません。
特に、寒さの厳しい東北地方の蔵元が造る日本酒は、長期保存のできる漬物や干物と一緒に飲むためか、辛口のすっきりしたお酒が多いことで知られています。
原料に使われている米の種類によっても味わいが異なるため、日本酒を飲み慣れてきたら、ラベルで米の種類を確認するのもいいでしょう。
使用されているお米ごとの詳しい特徴は、以下の記事を参考にしてください。
●⑤銘柄ごとの味わいの違いを知るには、少量ずつの比べ飲みがおすすめ
ひとくちに「辛口の日本酒」といっても、味わいは様々。飲んだ瞬間からハッキリした辛味が感じられるもの、後味にキレがあるもの、エグみや苦味を感じるものなど、銘柄ごとに特徴があり、数値や特定名称だけではなかなか判別しづらいのが事実です。
自分好みの味の日本酒を選ぶには、まず実際に飲んでみましょう。酒売り場での試飲や飲食店を活用すれば、店員さんに自分の好みを伝えておすすめの銘柄を勧めてもらうこともできます。可能であれば、唎酒(ききざけ)のように少量ずつ飲み比べると、それぞれの銘柄の個性がよくわかりますよ。
●⑥プレゼントには木箱入りの純米大吟醸や純米吟醸を
お祝いやプレゼント用に選ぶなら、純米大吟醸酒や純米吟醸酒など、最高ランクの日本酒がおすすめです。
目上の人へのプレゼントや、仕事でお世話になった人へのお歳暮として贈る場合には、木箱に入っているお酒を選ぶと、よりフォーマル感を演出することができます。
日本酒好きの人に贈るのであれば、お気に入りの銘柄をヒアリングしておき、同じ酒蔵のよりランクが高い銘柄を選ぶか、酒屋で「◯◯が好きな人におすすめのお酒を選んでください」と伝えてもいいでしょう。
売れ筋の人気辛口日本酒全25商品を徹底比較!
ここからは、Amazon・楽天・価格.comなどで売れ筋上位の日本酒25商品を全て購入し、どれが最もおいしい日本酒なのか検証していきます。
<今回検証した商品>
- 久保田 千寿
- 久保田 萬寿 純米大吟醸
- 久保田 碧寿 純米大吟醸
- 多満自慢 純米無濾過
- 北鹿 北秋田 大吟醸
- 上善如水 純米吟醸
- くどき上手 吟醸酒 超辛口 ばくれん
- 越乃景虎 龍
- 出羽桜 桜花 吟醸酒 出羽桜酒造
- 梵 吟撰 純米大吟醸
- 錦鯉 にしきごい 純米酒 今代司
- 大山 特別純米酒 十水
- 東光 純米
- 黒龍 大吟醸
- 黒龍 純吟 純米吟醸
- 真澄(ますみ) 純米吟醸 辛口生一本
- 大山 燗麗辛口
- 加茂錦 純米大吟醸 荷札酒 中汲み 生詰原酒 無濾過
- 神亀 純米酒 辛口
- 農口尚彦研究所 山廃吟醸無濾過生原酒
- 新政 No.6 R-type 特別純米 無濾過生原酒
- 春鹿 超辛口 純米酒 黒ラベル
- モダン仙禽(せんきん) 無垢 無濾過生原酒 中取り
- 東洋美人 純米大吟醸 一番纏
- 十四代 特吟 生貯蔵 純米吟醸
なお、検証項目は「美味しさ」とし、同時に「甘辛」「香りの強弱」「味わいの強弱」を基準に各銘柄ごとの特徴をチェックしました。
●検証:美味しさ
全ての辛口日本酒について、「美味しさ」を検証します。
銘柄を伏せた日本酒全点を専門家3名が唎酒し、風味や香り・喉越しを確認した上で、5段階で評価しました。
【検証結果ハイライト】辛いだけで旨みのないお酒は低評価!
検証の結果、辛口の中にも酸味や旨味が感じられる、キレのいいお酒が上位にランクインしました。一方、辛いだけで旨味がなく、エグみ・苦味・アルコール感が目立っているお酒は低評価に。
多少辛さの度合いは低くても、濃厚な味わいやしっかりとしたキレがあれば、満足感も持って味わうことができます。
【最終結果】辛口の日本酒のおすすめ人気ランキングBEST25
ここからは、検証結果を踏まえた、辛口日本酒のおすすめ人気ランキングを発表します。
25位 出羽桜酒造出羽桜 桜花 吟醸酒 720ml
焼酎のような後味が残念。甘みはあるがバランスがいいわずかに甘みを感じるものの、全体にキレがありバランスのいい味わい。後味に苦味が残り、焼酎のような微妙な余韻が残る点で、評価を落としました。
旨みは弱めなので、単品で飲むよりは、魚介ダシの利いた料理などと合わせるといいでしょう。
- 特定名称: 吟醸
- 酒度/酸度: +5/1.2
- 米の種類: 出羽燦々
- 甘辛: 超辛口
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 2.3
- 総合評価: 2.3
24位 亀の井酒造くどき上手 吟醸酒 超辛口 ばくれん 1800ml
香りは甘いがしっかり辛口。酸味由来のキレが魅力黒糖のような甘い香りがするものの、味わい自体はキリッとした辛口です。酸味由来のキレもあり、「ザ・辛口」が好きな人からは人気。
アルコール添加らしい独特の風味なので、好き嫌いが分かれるお酒と言えそうです。
- 特定名称: 吟醸
- 酒度/酸度: +20/1.0
- 米の種類: 美山錦
- 甘辛: 辛口
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 2.3
- 総合評価: 2.3
23位 今代司日本酒 錦鯉 にしきごい 純米酒 720ml 今代司
口当たりの甘さが強く印象に残る。後味にキレがほしい飲み始めに感じる甘みの印象が強く、後味のキレも少ないので、辛みが目立ちません。トロッとした舌触りながら、喉にカッとくるアルコール感もあり、評価はいま一歩。
酸味のある食べ物と一緒に飲むと美味しくなりそうです。
- 特定名称: 純米
- 酒度/酸度: 非公開
- 米の種類: 非公開
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 濃厚
- 美味しさ: 2.7
- 総合評価: 2.7
22位 小嶋総本店東光 純米 720ml
すっきりした辛口だが、醸造アルコールの風味が目立つキレがあり、すっきりとした印象の辛口。ただし醸造アルコールの味が目立つので、飲み慣れない人には違和感があるかもしれません。甘みは控えめです。
全体のバランスはいいものの、もう少しこなれた風味がほしいという声も上がりました。
- 特定名称: 純米
- 酒度/酸度: +4/1.4
- 米の種類: 山形県産米
- 甘辛: 辛口
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 淡麗
- 美味しさ: 2.5
- 総合評価: 2.5
21位 黒龍酒造黒龍 大吟醸 720ml
アルコール感と苦みが気になる。香りは甘口甘口の日本酒のような香りがするので、「辛口のお酒です、と言って出しづらい」という声が聞かれました。味にアルコール感が残り、苦み・エグみも際立つ通好みの味わい。初心者にはハードルが高そうなお酒です。
- 特定名称: 大吟醸
- 酒度/酸度: +4/1.2
- 米の種類: 山田錦
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.0
- 総合評価: 3.0
20位 春鹿春鹿 超辛口 純米酒 黒ラベル 720ml
米感が強く、酸味が際立つエネルギッシュなお酒。インパクトのあるラベルデザインに負けない、エネルギッシュな味わいです。お米の風味が強く、キレがあるしっかりとした辛口。
熱燗にして飲むと香りがふくらみ、より美味しく楽しめそうです。
- 特定名称: 純米
- 酒度/酸度: +12/1.4
- 米の種類: 五百万石
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 淡麗
- 美味しさ: 2.7
- 総合評価: 2.7
19位 朝日酒造久保田 萬寿 純米大吟醸
コクがあり美味しいが辛口としては微妙なところ同じ久保田の「千寿」よりもコクがあり、味のインパクトが感じられます。日本酒としては十分に美味しいものの、甘みが感じられるので、「辛口」のカテゴリーとしては物足りないという評価になりました。
- 特定名称: 純米大吟醸
- 酒度/酸度: +2/1.2
- 米の種類: 五百万石
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 淡麗
- 美味しさ: 2.7
- 総合評価: 2.7
18位 朝日酒造久保田 碧寿 純米大吟醸 720ml
キレは感じられるが「しっかり辛口」とは言い切れない同じシリーズの「萬寿」よりはキレが感じられるものの、他の辛口日本酒と並んだ時にはいまいち存在感を発揮できませんでした。
お米の味がしっかりしているので平坦さがなく、普通の日本酒としては優秀です。
- 特定名称: 純米大吟醸(山廃仕込み)
- 酒度/酸度: +2/1.2
- 米の種類: 五百万石
- 甘辛: 辛口
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 2.9
- 総合評価: 0.0
17位 大山大山 燗麗辛口 1800ml
豊かな含み香と爽快な酸味。米感しっかりで味わい深い燗酒口に入れた瞬間、ふわっと含み香が立ち、しっかりとした米感が感じられる口当たりです。甘みのトーンが控えめで、キレが引き立っています。
ブラインドテストながら、「熱燗で飲むと美味しくなる」と、お酒の用途をズバリ言い当てる意見が挙がりました。
- 特定名称: 本醸造
- 酒度/酸度: +3~4/1.1~1.2
- 米の種類: はえぬき
- 甘辛: 辛口
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 2.7
- 総合評価: 2.7
16位 農口尚彦研究所農口研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒 720ml
ほのかな酸味と苦味。インパクトのある後味が特徴酸味があり、キレもありますが、辛口にしては口当たりがやや甘め。もったりとした印象も感じられるため、評価が分かれました。しっかりとしたインパクトがあるので、個性の強いお酒が好きな人におすすめです。
- 特定名称: 山廃吟醸
- 酒度/酸度: 非公開
- 米の種類: 山田錦・美山錦
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 2.7
- 総合評価: 2.7
15位 宮坂醸造真澄 純米吟醸 辛口生一本 720ml
控えめな辛さ。すっと体に入っていく味わいごく標準的な日本酒の味わいで、すっと体に入っていくような自然な味わいです。ただ、「辛さの良さが弱い」という評価もあり、辛口ならではの魅力を完全に引き出せていない点で上位に及びませんでした。
- 特定名称: 純米吟醸
- 酒度/酸度: +3前後/1.4前後
- 米の種類: 美山錦・山田錦・ひとごこち
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.0
- 総合評価: 0.0
14位 澄川酒造東洋美人 純米大吟醸 一番纏 720ml
甘みが出そうで出ない。キレのあるお酒さらっとしたクセのない印象で、ややフルーティーな風味もありますが、全体的にはすっきり辛口。「甘みが出そうで出ない、いい辛口」と上々の評価を受けました。
後味がさっぱりしているので、食後酒として楽しむのもおすすめです。
- 特定名称: 純米大吟醸
- 酒度/酸度: +5/ー
- 米の種類: 山田錦
- 甘辛: 辛口
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 淡麗
- 美味しさ: 3.0
- 総合評価: 3.0
13位 神亀酒造神亀 純米酒 辛口 720ml
濃厚辛口。旨みとキレのバランスがいい「ザ・米」ともいうべき濃厚な味わいの辛口日本酒。旨みと酸味由来のキレがバランスよく共存し、癖になる美味しさです。50度〜60度程度のお燗にすると更に香りや風味が引き立ち、美味しく嗜むことができます。
- 特定名称: 純米
- 酒度/酸度: 5~6/1.5~1.6
- 米の種類: 五百万石
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 濃厚
- 美味しさ: 3.0
- 総合評価: 0.0
12位 新政No.6 R-type 特別純米 無濾過生原酒 740ml
フルーティーな酸味と甘み。キレがあるが辛さは控えめフルーティーな酸味のあるお酒。口当たりの甘みも感じられます。無濾過生原酒らしい発泡感とキレはありますが、明らかに「辛口」という風味ではありません。
- 特定名称: 特別純米
- 酒度/酸度: 非公開
- 米の種類: 秋田県産酒造好適酒100%使用
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 淡麗
- 美味しさ: 3.2
- 総合評価: 3.2
11位 加藤吉平商店梵 吟撰 特別純米酒 720ml
甘みと苦味がより目立つ「ちょい辛」のお酒辛口というよりも甘みと苦味が目立ち、どちらからというと「ちょい辛」。
ジューシーさも感じられ、特別悪いところがあるわけではないものの、「好き嫌いが分かれそう」と評価が伸び悩みました。
- 特定名称: 特別純米
- 酒度/酸度: +3/1.4
- 米の種類: 山田錦
- 甘辛: 甘口
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 濃厚
- 美味しさ: 3.2
- 総合評価: 3.2
10位 黒龍黒龍 純吟 純米吟醸 720ml
ややフルーティーで甘みを感じる「薄辛口」同じ黒龍の「大吟醸」と比べるとかなりクセが弱まり、ややフルーティーかつ甘さも感じられる味わいです。辛さはそれほど目立ちません。
こってりとした甘さのある料理やお菓子などに合いそうです。
- 特定名称: 純米吟醸
- 酒度/酸度: +4/1.3
- 米の種類: 五百万石
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.3
- 総合評価: 3.3
9位 十四代十四代 特吟 生貯蔵 純米吟醸 300ml
味自体は美味しいが、辛口としては評価しづらいコクがあり個性の強い味わいのお酒です。「味自体は美味しいけれど、辛くない」「甘口の部類に入るくらい」と、「辛口」ジャンルでの評価は難しいという結果に。
味にパンチがあるぶん、料理と合わせるよりも単品で飲むのがおすすめです。
- 特定名称: 純米吟醸
- 酒度/酸度: 非公開
- 米の種類: 非公開
- 甘辛: 甘口
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.2
- 総合評価: 3.2
8位 朝日酒造久保田 千寿 720ml
クリアで刺激感のある淡麗辛口甘みが弱く、キレ感のある淡麗な辛口。ピリッとするような刺激が適度に感じられ、食欲増進効果も。煮物など味の濃い料理に合いそうです。
- 特定名称: 吟醸
- 酒度/酸度: +5/1.1
- 米の種類: 五百万石
- 甘辛: 超辛口
- 香りの強弱: 非常に弱い
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.3
- 総合評価: 3.3
7位 加藤嘉八郎酒造大山 特別純米酒 十水 (とみず) 720ml
香り・味ともに甘めだがスパイシー。白ワインのような味わいスパイシーな味わいですが、香り・口当たり共にほんのりと甘みを感じます。しっかりとした辛口の日本酒が好みの人には物足りなく感じるかもしれません。
白ワインのような飲み口なので、冷やしてグラスで飲んでもお洒落です。
- 特定名称: 特別純米
- 酒度/酸度: -7/1.6~1.7
- 米の種類: はえぬき
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.2
- 総合評価: 3.2
6位 白瀧酒造上善如水 純米吟醸 720ml
ヨーグルトの香りと淡麗な辛み。まとまりがいいヨーグルトに似た発酵臭がありますが、飲んでみるとすっきりとした淡麗な辛口です。辛口好きの人からすると、やや甘く感じる可能性も。
雑味がなくまとまりがいいので、万人ウケする飲みやすいお酒です。
- 特定名称: 純米吟醸
- 酒度/酸度: +5/1.3
- 米の種類: こしいぶき・五百万石
- 甘辛: 辛口
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 淡麗
- 美味しさ: 3.3
- 総合評価: 3.3
5位 せんきんモダン仙禽 無垢 無濾過生原酒 中取り 720ml
甘さも感じるが、キレがあり華やかな味わいフルーティーな香りと口当たり。シュワっとした発泡感の中に甘さも感じるので、「しっかり辛口」とは言い切れません。
とはいえ爽快なキレがあり、華やかな味わいなので好印象。「『派手なお酒ください』と言うと出てくるお酒」という評価も挙がりました。
- 特定名称: 非公開
- 酒度/酸度: 非公開
- 米の種類: ドメーヌさくら・山田錦
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.3
- 総合評価: 3.3
4位 諸橋酒造越乃景虎 龍 720ml
お米の風味しっかり。辛口として優秀なお酒お米の味が強く感じられ、やや甘みのニュアンスもあります。さーっと流れるようなフラットな印象のお酒。「辛口として優秀」と高評価でした。
アーモンドのような独特の芳醇な香りも魅力です。
- 特定名称: -
- 酒度/酸度: +6/1.2
- 米の種類: 五百万石・こしいぶき
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.7
- 総合評価: 3.7
3位 北鹿北鹿 北秋田 大吟醸 720ml
キレのある濃いめの味。バランスがよく飲む人を選ばない濃い目の味わいで後味にキレがあり、わずかな苦味も感じます。「口当たりが甘いので、お店で『辛口』として出すといろいろ言われる」という声もありつつ、全体的に高めの評価でした。
好き嫌いが分かれないバランスのよさがあり、万人ウケしそうな味わいです。
- 特定名称: 大吟醸
- 酒度/酸度: +3/1.3
- 米の種類: 山田錦
- 甘辛: 辛口
- 香りの強弱: 弱い
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.7
- 総合評価: 3.7
2位 加茂錦酒造加茂錦 純米大吟醸 荷札酒 中汲み 生詰原酒 無濾過 720ml
甘みと柔らかいキレ。辛みは控えめだが抜群に美味しいフルーティーな甘みと酸味のバランスがよく、豊かな余韻が残る美味しいお酒。辛みはごく控えめですが、生原酒特有のパンチのある味わいが強い印象を与えます。
キリッと冷やして飲むことで、更に風味が引き立ちます。ワイングラスでじっくり飲むのもおすすめです。
- 特定名称: 純米大吟醸
- 酒度/酸度: 非公開
- 米の種類: 山田錦・秋田酒こまち
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 4.0
- 総合評価: 4.0
1位 東京 石川酒造多満自慢 純米無濾過 1800ml
辛さと酸味のバランスよし。おつまみが進む個性的な味わい辛さの中に酸味とわずかな甘みもあり、味のバランスが秀逸です。しっかりとした個性を感じられる味わいなので、チーズや燻製などのおつまみがどんどん進みそう。
コスパがよく、お酒仲間との飲み会など、大勢でわいわい飲むシチュエーションにもおすすめ。
食中酒にするにはインパクトが強いため、お酒だけでじっくりと飲みたい1本です。
- 特定名称: 純米
- 酒度/酸度: -7/1.8
- 米の種類: コシヒカリ
- 甘辛: 標準
- 香りの強弱: 標準
- 味わいの強弱: 標準
- 美味しさ: 3.9
- 総合評価: 3.9
人気おすすめ辛口日本酒の検証結果比較表
まとめ
今回はプロの唎酒師にご協力いただき、売れ筋上位の辛口日本酒を徹底的に比較・検証しました。
比較検証の結果を参考に、ぜひ自分好みの1本を見つけてくださいね。
取材/文:鈴木紗綾子、写真:三浦晃一、稲垣佑季、瀧川寛