任意保険である自動車保険はソニー損保・アクサダイレクト・SBI損保・チューリッヒをはじめとして、多くの保険会社から販売されています。できるだけ安い自動車保険に加入するためにインターネットで一括見積もりをしても、人身傷害保険や車両保険など補償の内容も複雑で、どれに加入すればよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
今回は、インターネットで人気の自動車保険12商品を、2つのポイントで比較して徹底検証。あなたにおすすめの自動車保険をランキング形式でご紹介します。mybestが定義するおすすめの自動車保険は「事故の初期対応力が高く、保険料が安い商品」。徹底検証してわかった自動車保険の選び方も解説しますので、ぜひ契約の際の参考にしてください。
売れ筋の人気自動車保険全12商品を徹底比較!
mybestではおすすめな自動車保険を「事故の初期対応力が高く、保険料が安い商品」と定義しました。そんなおすすめの自動車保険を探すために、人気の自動車保険12商品を徹底検証。以下の2つのポイントから、各項目を5点満点で評価しました。検証①:事故の初期対応力検証②:保険料の安さ(普通乗用車)
おすすめ人気ランキング
【1位】セコム安心マイカー保険(セコム損保)
おすすめスコア:4.98(2024/05/10時点)
事故対応は24時間。保険料も割安なダイレクト型の自動車保険
セコム損保から販売されている「セコム安心マイカー保険」。代理店とインターネットに加え電話でも申し込みできます。インターネットから申し込みすると保険料が3,500円割り引かれる自動車保険です。24時間事故対応しているため、深夜や土日の事故でも保険会社に初期対応をまかせられます。また、現場かけつけサービスもついており、事故対応力は充実しているといえます。事故相手への賠償や自分の治療費などの一般的な補償は揃っているため、特約をつけずとも最低限の補償は確保可能です。ロードサービスは雪道のスタックには対応していないものの、レッカー搬送は約250kmまで無料で対応しています。普通乗用車の保険料の検証では、23,800円と全商品の平均よりも10,600円ほど安い結果となりました。また、軽自動車の保険料でも26,890円と全体の平均より10,500円ほど安い結果となっています。事故の初期対応力が充実しており、保険料が安い自動車保険を探している人は検討してみましょう。
【2位】ドライブアシスト(楽天損保)
おすすめスコア:4.86(2024/05/10時点)
最安価格:0円(2024/05/10時点)
楽天ポイントが活用できる。継続でもネット割引がある保険
楽天損保から販売されている「ドライブアシスト」はダイレクト型の自動車保険です。年間で支払った保険料の一部が楽天ポイントとして還元されるうえ、保険料の支払いにもポイントを利用可能です。また、インターネットから手続きすることで、新規契約だけではなく継続契約でも保険料が25%割り引きされます。事故の初期対応時間は24時間なので、土日や深夜の事故でも当日対応が可能。現場かけつけサービスも利用できます。自動車事故による事故相手と自分への補償は確保でき、人身傷害保険は基本補償に含まれている保険です。ロードサービスでは、レッカー搬送は60kmまで無料ですが、雪道のスタックには対応していません。普通乗用車の保険料を試算したところ、29,720円と全商品の平均よりも4,700円ほど安い結果となりました。軽自動車の保険料は、平均より800円ほど安い36,680円でした。日常的に楽天のサービスを利用している人は検討するとよいでしょう。
【3位】&e(アンディー)(イーデザイン損保)
おすすめスコア:4.85(2024/05/10時点)
弁護士費用補償が自動付帯。保険料は平均より低い
東京海上グループのイーデザイン損保から販売されている「&e(アンディー)」は、医療相談サービスが付帯されている自動車保険です。インターネット割引やWeb証券割引などの一部割引は、あらかじめ保険料に織り込まれています。事故の初期対応時間は24時間で、セコムの現場急行サービスがついています。また、事故相手や自分への一般的な補償は確保できるうえ、弁護士費用特約が自動付帯されているため、もらい事故でも心強い保険といえます。ロードサービスは、雪道のスタックには対応していませんが、レッカー搬送は100kmまでなら無料です。普通乗用車の保険料の試算では、30,207円と全体の平均より4,200円ほど安い結果に。軽自動車の試算結果では平均より3,900円ほど安い33,494円でした。保険料は平均より安く、もらい事故の備えも自動でつくため検討してみてください。
【4位】THE クルマの保険(損保ジャパン)
おすすめスコア:4.4(2024/05/10時点)
事故連絡方法を豊富に選べる保険。保険料は割高な結果に
「THE クルマの保険」は損保ジャパンの自動車保険です。加入は代理店でのみ対応していますが、保険料の見積もりはインターネットからできます。事故連絡は電話のほか、インターネットやスマホアプリからでもできるため、自分の都合に合った連絡方法を選択できます。事故の初期対応時間は24時間なので、土日や深夜の事故でも当日に初期対応を受けられる保険です。また、補償内容では事故相手と自分への補償は確保できるうえ、ドライブレコーダーをレンタルできるドラレコ特約を付帯できます。ロードサービスでは雪道のスタックには対応していないものの、レッカー搬送は約180kmまで無料対応です。普通乗用車の保険料の検証では、45,888円と全商品の平均よりも約11,500円高い結果でした。軽自動車の試算でも48,264円と平均より10,800円ほど高い結果となりました。保険料は比較的高いものの、代理店でのみ申し込みできる商品なので、相談しながら補償プランを決めたい人は検討してもよいといえるでしょう。
【5位】おとなの自動車保険(セゾン自動車火災保険)
おすすめスコア:4.12(2024/05/10時点)
保険料は平均より割安な結果に。ロードサービスはオプション追加が必要
「おとなの自動車保険」はセゾン自動車火災保険から販売されている商品です。インターネットから手続きすることで、新規契約では13,600円、継続契約では10,600円が保険料から割り引かれます。事故の初期対応は24時間ではありませんが、平日と土日ともに20時までに受けつけた事故なら当日対応してもらえます。現場かけつけサービスがついていて、こちらは24時間365日対応。また、自動車事故に関係する補償はひと通り揃っており、人身傷害保険は基本補償に含まれています。ロードサービスは、レッカー搬送は約180kmまで無料なうえ雪道のスタックにも対応可能です。しかし、ロードサービスは自動付帯ではなく特約である点に注意しましょう。普通乗用車の保険料の試算結果は28,590円で、全商品の平均より約5,800円安い結果となりました。また、軽自動車の保険料は31,450円となり、平均より6,000円ほど安い結果でした。ロードサービスが不要だと考えている人は検討してもよいといえるでしょう。
【6位】ソニー損保の自動車保険(ソニー損保)
おすすめスコア:4.02(2024/05/10時点)
くりこし割引で保険料が安くなる。事故対応は20時まで
「ソニー損保の自動車保険」はソニー損保から販売されているダイレクト型の自動車保険です。年間の走行距離に応じて翌年度の保険料が割引になる「くりこし割引」を受けられます。インターネットから申し込むことで、新規契約なら10,000円、初回継続で5,000円、3年目以降の継続でも2,000円が保険料から割り引かれます。事故の初期対応時間は24時間ではなく、平日と土日ともに20時まで。現場かけつけサービスは24時間365日対応のものが付帯しています。保険金の請求や問い合わせがスマホアプリからできるため、日中忙しくて電話が掛けづらい人でも手軽に連絡できるでしょう。基本補償の内容は他社と変わりなく、事故相手と自分への一般的な補償は確保できます。ロードサービスは、レッカー搬送の無料距離が100kmである一方で雪道のスタックには対応していませんでした。普通乗用車の保険料の検証では、34,300円で平均と比べて100円安い結果となりました。また、軽自動車の試算結果でも平均より900円ほど高い38,290円でした。日常的には運転をしない人や、日中電話する時間を確保しづらい人は検討するのもありでしょう。
【7位】タフ・クルマの保険(あいおいニッセイ同和損保)
おすすめスコア:3.95(2024/05/10時点)
最安価格:0円(2024/05/10時点)
レッカー搬送距離は最長クラス。保険料は割高の自動車保険
あいおいニッセイ同和損保が取り扱っている「タフ・クルマの保険」。申し込みの手続きは代理店でしかできませんが、保険料の試算はインターネットでできます。事故の初期対応時間は24時間なので、土日や深夜の事故でも心強い保険といえます。ただし、現場かけつけサービスはついていません。補償内容は、自動車事故に備えられる一般的な補償に加え、ドライブレコーダーをレンタルできる「ドラレコ特約」も付帯可能です。ロードサービスは、雪道スタックには対応していませんが、レッカーは約500kmまで無料で搬送できます。普通乗用車の保険料の試算では、52,200円で平均より17,800円高い結果に。軽自動車の保険料の試算結果は54,590円と平均より約17,200円高い結果となりました。代理店でしか申し込みできない商品なので、保険のプロと相談しながら補償プランを決めたい人は検討してみるのもよいでしょう。
【8位】トータルアシスト自動車保険(東京海上日動火災保険)
おすすめスコア:3.89(2024/05/10時点)
健康面を保険会社に相談できる。保険料は平均より高め
東京海上日動火災保険が販売している「トータルアシスト自動車保険」。加入できるのは代理店のみですが、保険料はインターネットで試算できます。メディカルアシストや介護アシストといった、健康状態を相談できる無料サービスがついている保険です。24時間事故対応しているため、土日や深夜の事故でも当日に対応可能です。ただし、現場かけつけサービスはついていません。自動車事故の補償は、事故相手への賠償や自分の治療費などの一般的な補償は確保できます。加えて、ドライブレコーダーをレンタルできるドラレコ特約を付帯できるため、もしものときでも心強い保険といえるでしょう。ロードサービスは、レッカー搬送は約180kmまで無料で対応している一方で、雪道のスタックには対応していません。普通乗用車の保険料の検証では、53,400円と全体の平均より約19,000円高い結果となりました。軽自動車の試算結果は57,230円で、平均より19,800円ほど高い結果に。健康や介護など、自動車以外の面でも保険会社に頼りたい人は検討してもよいでしょう。
【9位】SBI損保の自動車保険(SBI損保)
おすすめスコア:3.54(2024/05/10時点)
保険料は平均より割安。事故対応は平日19時・土日17時まで
「SBI損保の自動車保険」はSBI損保から販売されているダイレクト型の自動車保険です。インターネットから申し込むことで、新規契約なら14,000円、継続契約でも10,000円が割引されます。事故の初期対応時間は平日は19時まで、土日でも17:00までで、夜間の事故には対応しづらいでしょう。現場かけつけサービスは付帯していません。補償内容は、事故相手への賠償や自分の治療費などの一般的な内容が揃っています。また、3年以上継続するとロードサービスの内容がグレードアップするため、長期間加入するほどメリットがあるといえるでしょう。しかし、2年目まではレッカー搬送が50kmまでしか対応していない点に注意が必要です。普通乗用車の保険料の試算結果は23,080円で、今回検証した商品の平均より11,300円ほど安い結果でした。軽自動車の試算結果は25,970円で、平均より約11,500円安い結果となりました。長期的な契約を予定している人は検討してもよいといえます。
【10位】強くてやさしいクルマの保険(三井ダイレクト損保)
おすすめスコア:3.49(2024/05/10時点)
継続のたびに割引率が大きくなる。保険料は割安な自動車保険
三井ダイレクト損保の「強くてやさしいクルマの保険」は、割引制度が充実しているダイレクト型の自動車保険。契約を更新するたびに「継続割引」「無事故割引」の割引率が大きくなる自動車保険です。インターネットから申し込むことで、新規契約なら最大10,000円、初回継続で最大6,000円、3年目以降の継続でも3,000円が保険料から割り引かれます。また、スマホアプリから契約内容の確認や継続手続きができるため、毎年の継続手続きが手間なくできます。事故の初期対応時間は24時間ではなく、平日・休日ともに19時を過ぎた事故は翌営業日対応です。現場かけつけサービスはついていません。事故発生時の一般的な補償は揃っており、他社と変わりない備えを確保できます。ロードサービスは、雪道のスタックに対応しており、レッカー搬送の無料距離は50kmまでです。普通乗用車の試算結果は28,980円で、平均より約5,400円安い結果となりました。軽自動車の保険料の試算では32,720円となり、平均よりも4,700円ほど安い結果に。長期だと割引が適用されるため、同じ保険会社で継続加入を考えている人は検討してもよいでしょう。
監修者:松浦建二(CFP ®認定者・1級FP技能士)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/mybest クレジットカード・ローン・証券・保険・キャッシュレス決済担当)
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