cat_oa-rp53865_issue_6203ac51ae43 oa-rp53865_0_6203ac51ae43_「媚びない、錆びない。」女優・真木よう子が大人論を語ったら、その奥深さにぐっときた! 6203ac51ae43 6203ac51ae43 「媚びない、錆びない。」女優・真木よう子が大人論を語ったら、その奥深さにぐっときた! oa-rp53865

「媚びない、錆びない。」女優・真木よう子が大人論を語ったら、その奥深さにぐっときた!

2019年2月2日 05:05 東京カレンダー

“魅力的”といわれる大人の女性たちは、いかにして32歳を迎え、通過していったのか。

女優として、そしてひとりの女として多くの経験を積んできた真木よう子が、自身の32歳を振り返りつつ、赤裸々な“大人論”を語ってくれた。


自由奔放でクール、飾らない、意志が強くて、言いたいことははっきりと言う、美しい、そしてどこかミステリアス……

真木よう子、と聞くと頭に思い浮かぶイメージはこのようなものだろうか。それはどれも、男性に限らず女性にとっても、魅力的なものだ。

それは彼女が演じる役柄ゆえなのか、それとも彼女がこれまで積み重ねてきた、波乱万丈な人生から滲み出てくるものなのか。

現在、36歳。ひとりの大人の女として、ひと通り経験した〝今〞の彼女だから語れる大人像に、迫ってみた。


「笑顔でいても、クールな顔を切り取られることが多いんです」
「若かりし頃は、30代っていうとひとりでバーに行ってシャンパンをいただくような、そういう格好いい女性を思い描いていた気がする。それか、母親として家庭に入っているか」

自身の20代を振り返って、当時イメージしていた大人の女性像を、淡々と語りだしてくれた真木さん。しかし直後に、「実際は反面教師にしていましたけどね」とニヤリと笑う。

「当時、たまにバーで年上の女優さん方と一緒になることとかがあって、『目が覚めたら車の下だった』とか『駐車場で寝てた』とか、20代の頃にそういうエピソードをたくさん聞いて、自分はそうはならないようにしようって思っていました(笑)。酒豪が多いんで、この世界は。楽しい人たちばかりでしたね」

ちょっと皮肉めいたことを言いつつも、その年上の女性たちは真木さんの瞳には、とても魅力的に映ったのだろうと感じる。

「30代でも年齢を感じさせない、よくいえば20代に見える無邪気さがあって、年下の私にもフレンドリーに接してくれるような、可愛らしい方たちばかりで、大人の品格を持ちつつもチャーミングな部分も残っている、素敵な女性が多かったですね」

当時を思い出しながらくしゃっと笑う真木さんを見て、彼女もまた大人のチャーミングさを持ち合わせた女性になっているのだと気付く。

憧れる大人の女性の輪郭がぼんやりと見え始めた20代後半を経て、30代に突入すると、遊び方も徐々に変わっていった。


「30前後は一番遊んでいましたね。ちょうど32歳くらいの頃に、秘密にしておきたい隠れ家のようなお店を知って、ひとりでも行くようになりました。周りにグルメな方も多くて、美味しいお店にたくさん連れてってもらってはそこでまた繋がりができての繰り返しで人脈も広がりました」

ドラマや映画の俳優チームで食事に行くときの店選びは、ほとんど真木さんが担当していたのだとか。

「三宿も行くし中目黒に西麻布に、駒沢も行くし……エリアも店のレパートリーも、おのずと豊富になっていくのが大人なんでしょうか」

そんな側面でいえば、真木さんが大人になって変わったことが、またひとつあるようだ。

「歳を重ねて店のレパートリーは増えつつも、反比例して、最近は以前ほど外へ繰り出さなくなりました。飲みに行く店だって、もはやウーロンハイがあればどこでもいい(笑)。

遊び尽くすとそうなりません?『東京カレンダー』に載っているようなラグジュアリーなお店も制覇したけど、結局は赤提灯が一番落ち着く(笑)。こういうのもきっと、大人になったってことなんでしょう?」


今回のテーマでは、32歳を大人としてのひとつの分岐点と掲げているが、真木よう子なりの32歳は、「教わることが楽しくなる時期」だと話してくれた。

「20代の時より年上と話も合うようになってくるし、徐々に大人の階段をのぼるというか、いろんな場所へ連れてってもらえるようになる年代なのかも。また、それを楽しめる年。

年上と付き合うと、仕事の捉え方も変わってきますよね。先輩の俳優さんにお仕事の相談をしたときに、ぽんっと言われた言葉にハッとさせられたりすることもよくありました」

大人への道が開けていくと同時に、仕事や人生の正解を探し求めて、もがいていたのもこの頃だった。

「実は、プレッシャーに弱かったんです、私。与えられた仕事を最後までやり遂げられるか、周りの期待を裏切らずにちゃんと応えられるか、とかを執拗に考えてしまう時期だった。今はだいぶ変わりましたよ。子どもができてからかな、もう無駄なことは考えなくなったのは」

女、妻、母。若くして三役を担った彼女だから、言えることがあった。


「まだ分からない未来を考える時間なんて、もったいない」
結婚、出産、離婚を経験し、妻、母、女の三役も担った。人生の酸いも甘いも知る真木よう子だが、今は「娘が笑って幸せでいることが一番の幸せ」と柔和な表情で話す。

「子どもは本当に宝物。娘を産んだとき、このために私、頑張って生きてきたんだなって思いました。自分の命より大事な命がそばにあるって、ものすごく大きいこと」

その存在は、母としてはもちろん、ひとりの人間として、そして女としての生き方にも大きな影響を与えた。

「自分のことばっかり考えていられませんから。未来や過去のことについて悩まなくなりました。マイナスなことを考えること自体が時間の無駄、と思えるようになったんです」

結婚と離婚を経験したことで、恋愛観も変わってきたという。

「結婚っていう契約はもうしなくていいかな。するなら事実婚でいい。契約の意味がないと思うんです」

と、バッサリ。そんな真木さんが、ママ友との間で話題なのが〝卒婚〞。

「要は離婚のことなんですけど結婚を卒業するから〝卒婚〞。卒婚する人、籍を入れずにパートナーといる人、シングルママだって多いし、ライフスタイルが多様化していますよね」


とはいえ、「好きな人と結婚するっていうことは素敵なこと」とも話す。

「継続は力なりって言葉があるように、それをクリアできる人間はほんとひと握り。でもダメならダメで、少し柔軟に考えてみてもいいと思うんです。自分の選んだ道こそ正解って」

固定観念に捉われず、周りに媚びず、自分を強く持っている真木さんは恰好いい。その自信は、周りよりもスピーディに経験値を延ばし、36歳にして、女としての三役すべてを担ったからなのだろうか。

「いや、自信を持てるようにと、心がけて生きるんです。自ら意識していないと自信はつかない。自分を信じられなければ他人も信じてあげられないし、何を言っても薄っぺらくなっちゃいますから。

私の尊敬する大人の女性は、みんな強い自尊心を持っていて、でも肩の力は抜けている。大人としてやるべきことをやったうえで、『まぁどうにかなるか』と思えるようになるんです。

それって、もちろん、これまでの経験があったから。なんとかなってきたんだから、なんとかなるでしょうって。過去の積み重ね、こそがそうさせる」

そういうことか、と腑に落ちる。〝経験〞こそ、大人の魅力を形成するのだ。彼女の言葉は、大人にならなくてはと足掻きながら32歳を迎える者たちの肩の荷を、きっと軽くしてくれるに違いない。


■プロフィール
真木よう子 千葉県出身。1982年10月15日生まれ。2001年に映画出演を果たしデビュー。2006年の映画『ベロニカは死ぬことにした』で初めて主演を務める。2013年映画『さよなら渓谷』で日本アカデミー主演女優賞、『そして父になる』で助演女優賞のダブル受賞を果たす。主演を務めるドラマ『よつば銀行原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』が1/21(月)スタート。

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cat_oa-rp53865_issue_6203ac51ae43 oa-rp53865_0_6e8ebdba2b52_「夜遅いけど、来ちゃった…♡」元カノの影に焦る女がしてしまった、ありえない行動 6e8ebdba2b52 6e8ebdba2b52 「夜遅いけど、来ちゃった…♡」元カノの影に焦る女がしてしまった、ありえない行動 oa-rp53865

「夜遅いけど、来ちゃった…♡」元カノの影に焦る女がしてしまった、ありえない行動

2020年7月6日 05:04 東京カレンダー

知りたくないのに、知りたい。

恋人と過ごす幸せな毎日に、突然あらわれた忌まわしい存在。

愛する恋人の過去を自分よりも知っている、妬ましい人。

「気にしなければいいクセに、どうしても気になる…」

これは“元恋人の影”に鬱々とする、男女の物語。

◆これまでのあらすじ

京太郎のスマホに、元カノ・梨子からメッセージが来ているのを見てしまった麻衣。

一度は見て見ぬふりをしたが、どうしても気になってしまい京太郎に電話をかける。すると電話口から梨子の声が聞こえてきて…?


「ちょっと京ちゃん、何してるの?」

京太郎に電話をかけたときに聞こえてきた声。それは間違いなく、梨子のものだった。

―会社で仕事してるって言ってたけど、どうしてそこに元カノもいるの?

不安や悲しみを通り越し、怒りがジリジリと胸の奥から湧き上がってくる。麻衣は腕に着けていたカルティエのタンクソロをちらりと見た。

時刻はもう、21時を過ぎている。

―このままずっと夜中まで、元カノと一緒にいるなんてことがあれば…。

そう想像するだけで、身震いがする。麻衣はすぐさま自宅を飛び出した。

タクシーに乗り込み、京太郎のオフィスを目指す。麻衣の会社からも近く、打ち合わせで何度も足を運んだ場所。

しかし今日は土曜日で、夜も遅い。大きなオフィスビルはセキュリティがかかっていて、カードがなければエレベーターホールに入ることもできない。

麻衣は薄暗いビルの中を見つめ、小さくため息をついた。

『いま、会社なんだよね?来ちゃったんだけど…』

京太郎のLINEにメッセージを送ろうとするが、しつこい女だと思われるかもしれないと一瞬、指先の動きを止める。

しかし本能には抗えず、送信マークをタップした。

職場まで押し掛ける女に、彼氏は…

既読が付くまでのたった数分が、恐ろしいほど長く感じる。

「…あっ!既読、付いた」

しかし、いつまで経ってもメッセージは返ってこない。麻衣はトーク画面をジッと見つめながら、唇を噛みしめる。

―やっぱり迷惑だったよね。でも、どうしよう。このまま帰りたくない…。

麻衣がスマホを握りしめ、ビルの前をウロウロしていると、自動ドアの奥に人影が見えた。

「京太郎…!」

社員通用口を抜けて麻衣の前に姿を現した京太郎は、さきほどまでと同じ服装であるにもかかわらず、まとっている雰囲気は完全に仕事モードだった。

そんな姿を見た瞬間、会社まで来てしまったことに対する後悔がドッと押し寄せてくる。

「ねえ麻衣。こんな夜遅くに、会社に来るなんて…。もし、俺がもう帰っちゃってたらどうするつもりだったの?」

「ごめん…」

こんな時間に真っ暗なオフィスビルの前で立ち尽くし、小さい子どものように叱られる自分が、恥ずかしくてたまらない。しかし京太郎は、オドオドする麻衣のことを気にもかけず、畳み掛ける。

「なんでこんなとこまで来たの?俺、仕事だって言ったよね?」


「電話口から元カノの声が聞こえて不安になったから」という理由は、あまりにも幼稚すぎて口に出せなかった。

「んー、困ったな。とりあえず雨は上がってるけど冷えてきてるし、ロビーで話そうか」

黙り込む麻衣に気を利かせた京太郎は、そう提案してくれた。いつの間にか、普段の優しい京太郎に戻っている。そんな彼に促され、静けさが広がるロビーのベンチに2人は腰を下ろした。

するとその瞬間、エレベーターホールに軽快なチャイムの音が鳴り響く。

開いたドアの中から、スッと姿を現したのは…梨子だった。

「あぁ、京ちゃんいた…!」

梨子の手には、京太郎のリュックがぶら下がっている。“本物の”梨子は、インスタの写真で見るよりも華奢で可愛らしかった。

「もう終わったから帰ろうと思ってたのに、京ちゃん全然戻ってこないから、荷物持ってきちゃったよ」

「あぁ、悪いな。ありがとう」

「っていうか、お取り込み中だった?彼女?」

「うん、まあ…」

京太郎が明らかに動揺しながら梨子と会話している姿を、麻衣はまるで他人事かのように、ぼんやりと眺める。

「車で送ってもらおうかなあって思ってたのに、残念。今日はありがと!また今度、何か奢るね」

―彼女がいる目の前で、すっごい無神経な発言なんですけど…!

さらに去り際、梨子はチラリと麻衣のことを見たが「全く興味ナシ」と言った様子で、麻衣の気持ちをかえって逆撫でしてくる。

でもそれよりも、麻衣の怒りは京太郎に向いていた。

こんな夜遅くに、仕事とはいえ元カノと2人きりでいたこと。それに自分のことを「彼女だ」とはっきりと紹介してくれなかったこと、全てが気に食わない。

「私も帰る」

麻衣は不貞腐れたように言い、ビルの出入り口へと向かう。スタスタと怒りに任せて早足で歩いていると、京太郎にキュッと手を握られた。

「送っていくよ」

元カノではなく自分を送ると言ってくれて嬉しいはずなのに、麻衣は素直になれない。「タクシーで帰るからいい」と、ぶっきらぼうに言い放つ。

そんな麻衣の手を、京太郎はギュッと力強く握り直した。

「いいから」

その手から「絶対にひとりで帰さない」という強い意志が感じられて、麻衣は仕方なくうなずいた。

不貞腐れる麻衣に、さらなる事件が…

車を停めた地下の駐車場で、京太郎は助手席のドアをそっと開けてくれるが、今日は心が動かない。むしろ、京太郎の優しい行動1つひとつが本心を隠しているようで、麻衣のモヤモヤとした感情は募るばかりだ。

そんな京太郎に反抗するかのように、マンションに到着するまでの間、麻衣は一言も口を聞かなかった。

麻衣の方から何も言い出さなかったのは、京太郎が何か言ってくれるのではないかと期待していたからだ。

せめて京太郎から言い訳や弁明があれば、“怒る”ことができる。

それなのに。

ー何も話してくれないと、まるで私だけが悪いことをしたみたいじゃない。

「麻衣、着いたよ」

そんな、京太郎の何事もなかったかのようなそぶりに、ずっと抑えつけていた怒りがついに爆発した。

「ねえ、なんで何も説明してくれないの?今の女の人って誰だったの?どうして私とデートした後に2人で会ってたの?」

麻衣が京太郎に噛みつく。車内がシンと静まりかえったところでまた、ポツポツと大粒の雨が降ってきた。

京太郎はギアをパーキングに切り替え、フットブレーキをかけると小さくため息をつきながら麻衣に向き直った。

「俺、最初に電話でちゃんと仕事だって説明したよね?あの人は職場の同僚。それに私とデートした後にって言ったけど、麻衣がもう帰るって言ったんだよね。…体調悪いからって心配してたけど、そうでもなさそうだし」

京太郎は淡々と言うが、全くその通りだった。

ーなんにも、言い返せないや。

「…そうだよね、勝手なことしてごめん」

麻衣はボソリと小さな声で謝ると、うつむきながら京太郎の車を降りた。

自分の不安を取り除くよりも、元カノをかばうような京太郎の説明と、言いくるめられてしまった悔しさで、胸の奥がギュッと押しつぶされそうな気持ちだった。




部屋に戻ると、電気をつけっぱなしで出て行ってしまったことに気づく。よっぽど冷静さを失って家を飛び出したのだろう、と今は冷静に考えられた。

ー元カノからの着信に気付かなければ、こんなことにならなかったのに…。せめて、会社に押し掛けるのは我慢しとけばよかったな。

麻衣の心は後悔でいっぱいになり、涙が溢れてくる。その涙を拭こうとバッグからタオルを取り出そうとすると、スマホが震えているのに気付いた。

着信中の画面には、懐かしい名前と写真が表示されている。

…麻衣の、元カレからだった。


▶前回:デート直後から、彼氏と連絡がつかなくなった…。そのとき彼は、何をしていた?

▶︎NEXT:7月13日 月曜更新予定
元カレからの連絡をきっかけに、京太郎と…?

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cat_oa-rp53865_issue_6203ac51ae43 oa-rp53865_0_0ef1ae5ae0b5_周囲に結婚を急かされるアラフォー独身男。その時母から言われた、切なすぎる一言とは? 0ef1ae5ae0b5 0ef1ae5ae0b5 周囲に結婚を急かされるアラフォー独身男。その時母から言われた、切なすぎる一言とは? oa-rp53865

周囲に結婚を急かされるアラフォー独身男。その時母から言われた、切なすぎる一言とは?

2020年7月6日 05:03 東京カレンダー

「僕は、彼女のことを何も知らなかった…」

プロポーズした直後、忽然と姿を消した彼女。捜索の手掛かりは、本人のものだと思われるインスタグラムのアカウントだけ。

―彼女が見せていたのは、偽りの姿だった?

インスタグラムに残されていた、慎ましやかな彼女の姿からは想像もできない世界とは…。

◆これまでのあらすじ

2019年4月。プロポーズの数日後、前触れもなく消えた敏郎の恋人・明子。手掛かりは、彼女のものと思われるインスタグラムだけだが、なかなか消息が掴めない。

そんな中、敏郎のスマホに見知らぬ番号からの着信が。恐る恐る出た敏郎は…。


「トシ君、お父さんの七回忌はいつ来るの?せっかくだからゆっくりしていきなさいよ」

電話の主は、故郷・富山に住んでいる、母の典江だった。敏郎はガッカリしつつも、こうやって母の声を聞くのも久しぶりだなと、どこか懐かしい気分になる。

「ママさ、何なのこの番号」

「ふふ。安いって電気屋さんがいうからスマホにしたの。で、どうなの」

典江も敏郎と久々に話せたからか、声が弾んでいる。しかし、敏郎は振り払うかのように言い放った。

「忙しいし、朝行ってとんぼ返りだよ。時間、連絡するから迎えに来てよ」

冷たい態度だとは分かっている。頑固でプライドの高い歯科医だった父親に、似ている部分もあるのだろう。

それに上京するまでワガママ放題に育ってきた彼にとって、今さら親孝行をしたり優しく接するのは、どこか気恥ずかしさがあるのだ。

専業主婦一筋の典江も、自分に対して好んで世話を焼いているようだし、それに乗じて甘えている部分もある。

すなわち、典江のような母親の背中を見てきたからこそ、明子のような家庭的で尽くしてくれるような女性に敏郎が惹かれるのは当然のことだった。

親戚から襲い掛かる結婚の圧力。独身男の肩身は狭く…

5年ぶりの帰郷と、母の姿

富山駅近くの駐車場に着くと、敏郎を待っていたのは母ではなく、姉・智子だった。

「あんたさ、その年になって、お母さんに迎え頼むってどういうこと?自分でタクシーくらい呼びなさいよ」

軽乗用車の中からぶつくさ文句を言いつつも、結局来てくれるあたりが姉の優しいところだ。

「だって迎えに来てくれるっていうんだもん。断られたらそうしたさ」

敏郎は当然のように智子の車の助手席に乗り込む。車はすぐに寺に向かって発進した。

智子は地元で父と同じ歯科医の男性と結婚し、2人の子供がいる。若干口うるさいところはあるが、それも敏郎をかわいがるゆえのことであり、彼もそれを十分理解していた。

「ママは最近どう?スマホ買ったとか言ってるけど、必要なのかね」

北陸新幹線が開通し、変貌する富山の市街を車窓から眺めながら、敏郎は智子に切り出した。


「ああ、母さんね。最近K-POPにハマったらしくて。仲間と連絡とるのに必要なんだってさ」

「K-POP?なんでまた」

「あの人、昔からアイドルとか好きでしょ。遠征とかコンサートの情報とか、グループ作って仲間とやり取りしてるみたいよ」

彼女がアイドル好きだというのは初耳だ。何かのコンサートに姉と一緒に行くこともあったが、それは単に付き添いだと思っていた。

それを話すと智子は笑って言う。

「むしろ私が付き添いだったの。父さんが亡くなってからそれに拍車がかかっちゃって、毎日忙しそう」

「そうなんだ…」

「あと最近、ハンドメイドでブローチを作ってるんだよ。道の駅に出したらよく売れるみたいで、スマホからネットで売って遠征費稼ぐって張り切っちゃって」

智子の口から聞かされる彼女の充実ぶりは、敏郎にとって嬉しくもあったが、どこか複雑な寂しさをおぼえた。

ふと最近、それと似た感情をおぼえたことを思い出す。

―明子のインスタを見た時だ。

自分の知らないところで、親しい女性が充実した生活を送っていることに対する、モヤモヤ。

それは、自分がそこにいない寂しさからくるものなのか、知らされていなかったことに対する失望なのか、それともまた別の感情なのだろうか。

敏郎は煩悶した。

「トシ君、おかえり!」

寺の駐車場で出迎えてくれた母の満面の笑みは、敏郎が知るその笑顔よりも輝いて見えるのが切なかった。



「トシならテレビ局の人だし、芸能人にモテモテだろ」

法事を終えたあと、近所の料亭で開かれた小さな会食。その席で、敏郎の叔父は豪快に笑った。

「手なんてだせないよ。大事な商品なんだし」

「でも、あわよくばって思ってるだろ。なぁ?」

叔父は親戚の中でも一番下世話で厄介な人間である。彼の絡みから逃げようとするものの、上京後ほとんど帰郷していない敏郎は、物珍しさからどうしても親戚の輪の中心になってしまう。

「芸能人と結婚したら典江さんも大喜びよ。ねぇ?」

さらに厄介な存在である叔母が、典江に言葉を促した。おそらく、結婚を急かす言葉を引き出したいのだろう。

結婚の“圧”から逃げる男に、ショックな出来事が次々降りかかる…

―余計なこと言うなよ、ママ。

実は2年ほど前、典江が縁談の話を持ってきた時に、敏郎は明子について話したことがあった。その際の彼女の喜びようは半端なく、何度か富山に連れてくるよう依頼されていたのだ。

当時は交際1年も経っていない時で、明子にいらぬ期待を抱かせないためにも実現はしなかったが。

敏郎は、典江にその記憶が残っていないよう祈った。そんな無言の圧が伝わっているのか、彼女は静かに笑うだけだ。

―あれ以来明子のことを話さないから、色々察しているのかもしれないな…。

しばらくして、智子の子供たちが話題の中心になったことを見計らい、敏郎は静かに席を立った。

「新幹線の時間があるから」

典江も立ち上がり、心配そうに彼に尋ねた。

「駅まで送る?」

「いいよ。子供じゃないんだし」

敏郎は、逃げるように部屋を出た。

「でも…」

「いいって。じゃあ、また」

だが何か言いたげに典江は敏郎を追いかけてくる。玄関に差し掛かった頃、典江はそっと口を開くのだった。

「あのね、トシ君。こっちには智子もいるし、あなたはゆっくりでいいんだから。むしろ、あなたはひとりの方がうれしいから」

深入りはせずとも、何もかもを悟ったような母の言葉が、敏郎の胸に刺さった。



見覚えのあるワンピース

敏郎が東京駅丸の内口に降り立った頃には、辺りは既に暗くなっていた。

ー法事の料理がまだ腹の中に残っているけど、何か軽く飲みたい気分だ。

敏郎は駅からほど近い建物の1階にある『P.C.M. Pub Cardinal Marunouchi』に入った。


ここも明子のインスタにあった店だ。

敏郎はオーダーしたハイネケンを傾けながら、しばらくぼんやりと店内の様子を眺める。

訪れている客たちは、スーツを着込んだビジネスマンや、エレガントで洗練された雰囲気の女性が多く、まさに都会の社交場。

―さっきまで、立山連峰を望む静かな故郷にいたことが信じられないくらいだ。

訪れている客の中には欧米系の客もチラホラ見受けられる。テラス席にはひときわ目を引く、大柄なアメリカ系の外国人がいた。

アルマーニのスーツを堂々と着こなし、連れの仲間たちと楽しそうに会話をしている。

仲間たちは日本人の男女らしかったが、身振り手振りを交え英語で会話をしているように見えるあたり、この近辺の外資系企業に勤務する同僚同士というところだろうか。

そんなことを考えながら彼らを眺めていると、その中の女性の後ろ姿に、どこか見覚えがあることに気づいた。

彼女の着ているワンピースが、明子のものとそっくりだったのだ。

オレンジ色の、大きく背中のあいたワンピース。

クローゼットの中でしか見たことがなく、見るたびに「いつ着るんだろう」と疑問だったのでよく覚えている。

―もう病気だな。こんな小さなことでも、明子を思い出してしまうなんて。

敏郎はそんな自分にため息をつきながらも、テラス席の女性をもう一度見た。

「明子…?」

不意に向いた横を向いた彼女の輪郭が、間違いなく明子そのものであったのだ。

敏郎は彼女のインスタに掲載されていた店だということを忘れてうろたえた。

―嘘だろ、なんでこんなところに。

いつの間にかハイネケンは空になっている。2杯目を頼むか、敏郎は躊躇するのだった。


▶前回:「あなたに話があるの」5年振りに再会した女から突然の連絡。彼女が伝えたかったこと

▶Next:7月13日 月曜更新予定
ついに明子と再会する敏郎。明子は彼に気づくのか、それとも…?

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cat_oa-rp53865_issue_6203ac51ae43 oa-rp53865_0_9a0acd3aa6bd_「父親は授乳に口出ししてはいけない」育休中に夫に突きつけられたタブー 9a0acd3aa6bd 9a0acd3aa6bd 「父親は授乳に口出ししてはいけない」育休中に夫に突きつけられたタブー oa-rp53865

「父親は授乳に口出ししてはいけない」育休中に夫に突きつけられたタブー

2020年7月6日 05:02 東京カレンダー

新しい命をお腹に宿し、赤ちゃんとともに過ごす十月十日。

花冠をつけて、マリア様のようにやわらかく微笑むマタニティーフォトの裏側には、さまざまな物語がある。

たくさんの笑顔と涙に彩られるマタニティーライフ。

あなたに会える、その日まで。

◆これまでのあらすじ

市川優は、独立したばかりのテキスタイルデザイナー。結婚5年目の33歳だ。

不妊治療の末、念願の赤ちゃんを授かるも、切迫流産での入院や、母親の孫フィーバーと、前途多難だ。

「出産まで性別を聞かない」と決めた2人だったが…

▶前回:「お腹の子の性別、知りたくないです」産婦人科で宣言した夫婦の本心


いよいよ臨月。優は今日の出勤を最後に産休に入ることになっていた。

とはいえ、フリーランスのデザイナーの優は、企業勤めのようないわゆる産休や育休というシステムや保証があるわけではない。

周囲のデザイナーを見ると、出産後、保育園の入園前からできる範囲で仕事を再開している人が多い。

―この子は12月生まれだから、4月入園を待つと、1歳4ヶ月か…。もう少し早く仕事は再開したいかな。

とはいえ、0歳4ヶ月で保育園に預けるということも、今の優にはイメージが湧かない。そもそも東京の保活激戦区では、認可保育園に預けられる保証もない。そうなると、認可外保育所やベビーシッターだろうか。

子育てと仕事の両立という全く未知の世界のことを、優は懸命に想像する。

「今は仕事のことより、無事に出産できることを祈ろう」

焦りはあるものの、結局はいつも通りの結論に落ち着く…というのを、ここのところ幾度も繰り返していた。

すっかりお腹も大きくなり、冬の厚着でも一目で妊婦とわかるようになった。

電車内で席を譲ってもらうことも多く、ありがたさを感じる。子育て経験がありそうな女性のほかにも、とくに、若いサラリーマンの男性が気にかけてくれることが多いのは意外な発見だった。もしかすると、小さい子供を持つお父さんなのかもしれない。

聞けば夫の亮介も、最近はマタニティーマークがよく目に入ってくるようになり、車内で席を譲ることが多いと言っていた。

「急に妊婦さんの人口が増えたわけじゃあるまいし、それまで自分があまり意識していなかったってことだな。反省して、今は積極的に席を譲ったり、混んでる電車で妊婦さんが立っていたら、防御壁のつもりになって勝手に守ってるよ」

亮介が、妊婦が潰されないように必死に体を張っていることを想像すると、頼もしくもあり、微笑ましくもあった。

産休前最後にオフィスを訪れた優を待っていたのは…

「亮介もどんどん”パパ”らしくなっていってるってことかなぁ」

駅からオフィスまでの道のりで優は、仕事に向かう途中だというのに思わずニヤニヤしてしまい、慌てて口元を隠した。



表情を引き締めた優がオフィスのドアを開けると、目に飛び込んできたのは予想もしない光景だった。

「え?…すごい…」

優は思わず言葉を失う。

カラフルな風船でオフィス内が飾り付され、中央には大きなダイパーケーキ。かわいらしいテーブルセッティングには、ベビーグッズ型のアイシングクッキーなどのたくさんのおやつ。その横にはプレゼントの山。

アルファベット型の風船の文字は、「BABY SHOWER」と書いてある。

産休に入る優をオフィスで待っていたのは、嬉しいサプライズのベビーシャワーパーティーだったのだ。

目を丸くして仰天している優を、仲間たちが拍手で迎える。

そのデザイナー仲間たちの姿を見て、優は大きなお腹を抱えて大笑いをした。優のブランドMini mi by Yu Ichikawaの布を使ったスタイ…、赤ちゃんのヨダレ掛けをつけているのだ。

「ほら、早く入って入って」と、沙樹に促されて中に入ると、あまりのおしゃれで可愛い装飾にめまいがする。ベビーシャワーは欧米では定番の、安産祈願のパーティーだ。優も、海外ドラマの中でしか見たことがない。

驚きと嬉しさで言葉が出ず、ただオロオロしている優にも、いつの間にかスタイがつけられている。

「みんなありがとう…。びっくりして言葉が出ないよ」

全員が第一線で活躍しているデザイナーなのだ。飾り付けのセンスもクオリティーもあまりにも高く、圧倒される。随所にMini meのアイテムを使ってくれていることにも愛を感じた。


「優、元気な赤ちゃんを産んでね」

と、仲間たちから口々に言われ、うっかり涙をこぼしてしまう。涙もろくなったのも、妊娠してからだ。

「だから、沙樹はずっと赤ちゃんと私の体調を聞いていたのね」

ここ数日、やたらとお腹の子の様子を気にかけてLINEしてくるのを不思議に思っていたのだ。

「だって、優も赤ちゃんも元気じゃないと、こういうサプライズってできないから慎重になるよ。でもよかった、元気そうで。ねえ、ほら、プレゼント開けて」

こんなにも、赤ちゃんの誕生を待ちわびてくれている仲間たちがいる。たくさんの飾り付けと、プレゼントと、仲間の笑顔に囲まれて、優は心の底から幸せを感じていた。

先の見えない不妊治療。切迫流産。そして無神経な母親との諍い。

正直、不安や孤独感を感じたことは一度や二度ではない。

―きっとみんなが手を差し伸べてくれる。安心して、赤ちゃんを産もう。

優は仲間たちの笑顔を見ながら、心からそう思えた。

ベビーシャワーの時間は夢のようにすぎて…

ちなみに、このベビーシャワーをプロデュースしたのは、帰国子女でアメリカ暮らしの長い陽平だ。

「普通は女友達が主催するのが一般的だけど、どうせやるならアメリカと同じくらい本格的にしたいだろ」と、張り切って仕切ってくれたのだ。

ベビーフードを味見して、中身当てゲーム。優と亮介の写真を使って赤ちゃんの顔を予想する、モンタージュゲーム、優のお腹のサイズ当てゲームなど、パーティーは終始大盛り上がりだった。

「皆、ありがとう。準備も大変だったでしょう。こんなに本格的なサプライズパーティーをしてくれるなんて、本当に夢みたい」

優の感謝の言葉に、プロデュースを買って出た陽平が照れ臭そうにする。

「日本だと、出産前のお祝いはタブーっていうか…ほら、出産ってなにがあるかわからないから。避けるだろう?だから迷ったんだよ」と、心のうちを明かしてくれた。

「ううん。私、すごく嬉しいよ。何度も体調を確認して気を使ってくれていたし、私、鈍感でよかった。全然気づかなかったもの」

「妊娠してるせいで頭が働かない、って言わないの?」沙樹が軽口を叩くき、優は笑って否定した。

「私がいつもぼんやりしてるのを、妊娠のせいにしたら赤ちゃんに怒られちゃう」

一同大きく頷いて、大笑いし、幸せな時間は過ぎていった。

「妊婦を無事に家に送り届けるまでがベビーシャワー 」という仲間たちのコンセプトのもと、優は、たくさんのプレゼントと、引き上げる仕事道具を車に積んでもらい、沙樹の運転で自宅まで送ってもらった。


無事に帰宅した優は、プレゼントとおむつケーキと、持ち帰った装飾の風船などを綺麗にリビングに並べ直す。

会社から帰宅した亮介は、優がそうだったのと全く同じように、ベビーシャワーを再現した装飾を目の当たりにし感嘆の声を上げた。

「優は良い友達に恵まれたな。ベビーシャワーなんて言葉、初めて知ったよ。流行ってるのか?」

そう言いながら物珍しそうに、スマホでおむつケーキの撮影をしている。

もともと亮介はどちらかといえばドライで、淡々としている。…というより、「仕事のとき以外は、ぼーっとしている」と周りから笑われるタイプだ。

それが、お腹の赤ちゃんに会える日が近づくにつれ、よく笑いよく喋り、感情が豊かになっているように見えた。

ひとしきり装飾の写真を撮影した亮介は、優に報告をした。

真剣な表情で伝えたこととは?

「無事に育休を取得できることになった。人事と研究室の部長と話し合って、3ヶ月貰えることになったよ。その後もしばらくは、時短やフレックスで流動的な勤務もできる」

「亮介、ありがとう。きちんと取り合ってくれて、会社にも感謝だね」

亮介は同意するように頷くと、言葉を続ける。

「とはいえ、完全に業務から離れると復帰するのにも負担がありそうだからね。育休中も、月2回の定例会議には顔を出させてもらうことにしたよ」

「うん。それもありがたいね。白衣や実験道具とずっと離れ離れも寂しいでしょ」

「やっぱり恋しくなるかな」

亮介はほがらかな笑顔を見せると、決意を語った。


「父親学級で育休中の心得として保健師さんにオススメされたのは、授乳やミルクについてお母さんに口出ししないこと。そんなことより、せっせと哺乳瓶の消毒をして、使ったおむつの処理をする。お風呂掃除やトイレ掃除、家事全般を担うこと。食事の負担もかけないようにすること…だって。どうも、育休中の夫が邪魔って意見って少なくないみたいなんだ。自分がそうなるって想像するだけで、恐怖で震えたよ」

亮介は大げさなくらい真剣に言った。

「亮介、研究熱心だから、子育て論を色々調べたいでしょ。その欲求を抑えるの大変よ、きっと」

「その通り。でも、俺は家事担当だな。赤ちゃんのお世話は、軍曹に従います」

「軍曹ですって?!ま。本当は鬼軍曹って言いたいんでしょ」

「ばれたな」

2人が笑い合うと、お腹の赤ちゃんも足をバタバタさせたようだ。

激しい胎動に、「痛てて」とお腹をさする。

「今日も元気に動いているな」

「うん」

優はそう答えるも、少し様子がおかしいことに気づく。

―あれ。なんかすごく痛い。収縮してるみたいな…。

「ちょっと横になろうかな」

優が、一歩踏み出した瞬間だった。

―え?!

生ぬるい液体が、足を伝い、床に流れた。

―え?私、漏らした?

そう思った瞬間、違うことに気づく。

「亮介。もしかしたら、破水したかも…」

「え?!」

36週。赤ちゃんの産まれる準備が整う<正産期>を目前にしての破水に、優はパニックを起こしそうになりながらも懸命に心を落ち着かせる。

「大丈夫、大丈夫」

何度もそうつぶやく。

自分に、亮介に、そしてお腹の赤ちゃんに、語りかけけるように。


▶前回:「お腹の子の性別、知りたくないです」産婦人科で宣言した夫婦の本心

▶vol.1はこちら:結婚5年目33歳。待望の妊娠。幸せと同時に訪れた違和感とは?

▶NEXT:7月13日 月曜更新予定
予期せず破水してしまった優、いよいよ出産に…?

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お肉とワインで乾杯!都内最大級のルーフトップテラスで至福のひと時を

2020年7月6日 05:01 東京カレンダー

今年も、開放的な空間で冷たいビールを堪能できる「ビアガーデン」の季節が到来!

今回紹介するのは、東京の夜景を一望できるルーフトップテラスを備える、『NoMad Grill Lounge(ノマド・グリルラウンジ)』のビアガーデンプラン。

スパークリングワインやビールなどお酒と合わせて、ステーキハウスならではのボリューミーな料理も楽しめる4つのプランを用意。

居心地・雰囲気ともに抜群のテラスはデートでも人気のスポット。都内屈指の優雅なビアガーデンを、ぜひ満喫してみては?

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最高の夜景と料理が囲む、大人のためのビアガーデン
永田町駅直結、まさに東京ど真ん中の「東京ガーデンテラス紀尾井町」内にある『NoMad Grill Lounge』。

天候に左右されず利用できる100坪を超える広さのテラスを舞台に、夏の風物詩となっているビアガーデンが今年もスタートした。

赤坂界隈を中心とする煌めく夜景をバックに冷えたお酒で乾杯すれば、本格的な夏の訪れを肌で感じることができるはずだ。

お昼の開放感もまた良し!ランチビアガーデンプランが新登場
『NoMad Grill Lounge』のビアガーデンといえば、ステーキをはじめとする本格的な肉料理が自慢。

そんな食べても大満足のプランの中に、昼下がりからプレミアムなひと時を堪能できる「ランチビアガーデン」プランが新登場。

予算や時間帯で選べる計4つのプランから、あなたにぴったりのシチュエーションで楽しもう!

『NoMad Grill Lounge』のビアガーデンプラン詳細はこちら!
※価格はすべて税・サ込

【予約先】
https://www.tablecheck.com/shops/nomad-grill-lounge/reserve


「8,000円プラン」
価格:8,000円

前菜には人気の「NoMadバーガー」のミニバージョンや「バーニャカウダ」など人気の品を。「シーフードのフリット」を楽しんだ後は「山形県産米澤ポーク」のグリルで満足度大!

【内容】
・ミニバーガー
・バーニャカウダ
・カプレーゼ
・生ハムグリッシーニ
・シーフードフリット(キス、エビ、イカ、ホタテ、ズッキーニ)
・山形県産米澤ポーク


「10,000円プラン」
価格:10,000円

「フレッシュオイスターのキャビア添え」とスパークリングワインで乾杯がスタート!メインには「アメリカ産のプライムステーキ」を楽しめるイチオシのコース。

【内容】
・フレッシュオイスター キャビア添え
・ミニバーガー
・バーニャカウダ
・カプレーゼ
・生ハムグリッシーニ
・シーフードフリット(キス、エビ、イカ、ホタテ、ズッキーニ)
・USプライムステーキ


「15,000円プラン」
価格:15,000円

「フレッシュオイスター」と「ウニのフラン」でお食事スタート。豪華な「Tボーンステーキ」をメインに『NoMad Grill Lounge』でしか楽しめない特別なビアガーデンを堪能!

【内容】
・フレッシュオイスター
・ウニのフラン
・ミニバーガー
・バーニャカウダ
・カプレーゼ
・生ハムグリッシーニ
・シーフードフリット(キス、エビ、イカ、ホタテ、ズッキーニ)
・島根県産大国牛のTボーンステーキ


「ランチビアガーデン 5,500円」
価格:5,500円

前菜には人気の「タスマニアサーモンのマリネ」を用意。「シーフードのフリット」を楽しんだ後は「山形県産米澤ポーク」のグリルをお供に、贅沢な昼飲みを楽しんで!

【内容】
・タスマニアサーモンのマリネ
・シーフードフリット(キス、エビ、イカ、ホタテ、ズッキーニ)
・山形県産米澤ポーク

共通ドリンクメニュー

<アルコール>
スパークリングワイン/ビール/赤ワイン/白ワイン/ハイボール/酎ハイ

<ノンアルコール>
ウーロン茶/レモン、アイスティー

※90分後ラストオーダー

赤坂のモダンステーキハウス『NoMad Grill Lounge』
海外にいるようなゴージャスな雰囲気の店内と、都心の夜景を一望できる首都圏最大級のルーフトップテラスを有するステーキハウス。

国産食材にこだわったモダンでスタイリッシュな創作料理とNYスタイルで焼き上げた絶品和牛ステーキを、ソムリエ厳選のワインと共に堪能できる、大人のための美食スポット。

『NoMad Grill Lounge』では、コロナ対策を徹底しながら店舗営業を実施中。

十分なスペースで開放感たっぷりのテラスなら、より安心して飲食を楽しむことができるはず。

■店舗概要
店名:NoMad Grill Lounge(ノマド・グリルラウンジ)
住所:千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 4F
営業時間:ランチ 11:30~15:00(L.O.14:00)
     ディナー 17:30~23:30(L.O.22:00)
     テラス 17:30~22:30(L.O.22:00)
     バー 18:00~23:30(フード L.O.22:00、ドリンク L.O.23:00)
定休日:年末年始(12/31~翌1/3)
電話番号:03-5226-1129
席数:178席 (メインダイニング 64席(個室10席×2)、ダイニングテラス 36席、テラスソファー 43席、テラススタンディング 7テーブル、バー 24席)
HP:http://nomad-grill-lounge.com

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先週のアクセスランキング!1位は、「35歳の美女より、25歳のダサい女…!?」男から屈辱を受けた女が、幸せになった理由

2020年7月6日 05:00 東京カレンダー

「東京カレンダーWEB」の1週間分のランキングから、人気記事ベスト5をご紹介!

“男から屈辱を受けた女が、幸せになった理由”に“予定を確認した女が、男から言われた衝撃の言葉”から“デート直後から、連絡がつかなくなった彼の行動”まで。さて、栄えあるベスト1は?

★第1位
「35歳の美女より、25歳のダサい女…!?」男から屈辱を受けた女が、幸せになった理由
手放しでモテるなんて若いときだけだなんて、頭で考えればわかること。だけどモテに甘んじていた私は、そんな簡単なことにすら気づけなかった。あの時に戻りたいなんて後悔したって、後の祭りなのだ。

だけど、一気に歳をとった浦島太郎にでもなったかのような絶望感に見舞われていた、あの頃の私に教えてあげたい。

大丈夫、アラフォーになってもモテる方法があるよ、と。

続きはこちら

★第2位
「2人は付き合ってるの?」イケメンから聞かれた、交際したての男女。その時、女の答えは…
花奈がメモを取っているのをチラリと見ながら、健人はふとこう思った。

−“恋人らしい”ことが出来ないって焦ってたけど…。

こうして、お互いに高め合っている。これも十分に“恋人らしい”と言えるのではないだろうか。むしろ、真面目な会話もできる自分たちは、一般的なカップルよりも深い付き合いができているのかもしれない。

健人が幸せを噛みしめようとしたとき、不意に後ろから声をかけられた。

続きはこちら

★第3位
「今夜の約束、どうするの?」デートの予定を確認した女が、男から言われた衝撃の言葉
もう16時だというのに、修太からは一向に連絡が来ない。忘れられていることはなかろうと思いながら、奈々美は不安な気持ちを打ち消そうと携帯を手に取る。

-奈々美:今日どうする?-

送ったあと少しばかり携帯を見つめていたが、何の返事もこないのを確認し、奈々美は鏡に向かって化粧を始めた。

20分ほどすると、携帯の画面が光ったのを視界の端で確認し、奈々美はパッと携帯を手に取った。

続きはこちら

★第4位
「お腹の子の性別、知りたくないです」産婦人科で宣言した夫婦の本心
お腹の赤ちゃんは、逆子が治ってからも結局”隠し続けて”いる。その様子を玉木医師とエコーで見ながら、「もしかしてサプライズ好きな子?」と、夫婦で笑ったのだ。

「先生、こうなったら生まれるまでのお楽しみにします。ねえ、亮介」

「そうだな。赤ちゃんもきっとサプライズをしたいんだよ。その計画に乗ろう」

玉木医師は笑顔で頷いた。

続きはこちら

★第5位
デート直後から、彼氏と連絡がつかなくなった…。そのとき彼は、何をしていた?
―なんで、デート中なのに元カノと連絡取ってるの?

京太郎の車で自宅まで送り届けてもらった麻衣は、悲しみと不安で心がいっぱいになっていた。

それなのに、今はただソファに寝転がって天井を見つめるくらいしかできない。…京太郎は、もうメッセージを見たのだろうか。

麻衣は、ついさっきのことを思い出す。車のコンソールボックスの上に置かれた京太郎のプライベート用携帯に、梨子からのLINEが来ているのをはっきりと見てしまった。

続きはこちら

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「勘弁してよ…」男をジワジワ追いつめる、“オカン系”彼女の実態とは

2020年7月5日 05:07 東京カレンダー

スパイシーデイズ。

それは、自分を見失うほどの恋に苦しんだ日や、
仕事のミスが悔しくて涙を流した夜、
もう来ないとわかっているはずなのに返事を待つ、あの瞬間。

ほろ苦いように感じるけれど、
スパイスのように人生の味つけをしてくれる。

前回は商社マンの彼からの好意を勘違いした彼女が、目を覚ました出来事を紹介した。

今回紹介する彼女が過ごすのは、どんなスパイシーデイズ...?


オレンジ色に照らされた丸の内のビル群が、ふわっと優しく浮かび上がる。

金曜日の仕事終わり、丸の内ディナーを終えた一馬と皐月は、定番コースである皇居の周りを歩いていた。

「夏の夜は、虫の声も聞こえて気持ちいいね。一馬の実家に行った時のこと思い出す」

目を閉じて精一杯息を吸い込む皐月に、一馬はそうだな、と返事をすると、急に何かを思い出したかのように、あっと声を漏らした。

「そういえば俺、明日実家帰るわ」

「え?明日?急すぎない?」

それまでの穏やかな気持ちが一転し、一馬の突然の報告に皐月は怪訝そうな表情をした。

「父親の誕生日だから、もともと帰るのは決めてたよ」

「いやいや。決まってたなら言ってよ」

「今思い出したから言ってるんじゃん」

皐月からの反論に、一馬はいじけた子供のようにボソッと返す。

「今じゃなくて、もっと前から言えたはずじゃない?」

「なんでいちいち言わないといけないの?」

皐月の怒りに釣られたように、一馬の表情が一気に曇り、皐月の方を思いっきり睨みつける。

「いちいち予定報告する必要ないだろ。なんでいつも俺の行動把握しようとするの?何してるの?誰と行くの?とか、いちいち干渉しすぎて、うざい」

予想外の一馬の怒りに、皐月は怯みながら「でも...」と言葉を発しようとする。だが一馬はこの後、さらに言葉を被せてきた。

一馬ってもしかして私のこと...皐月が察した一馬の想いとは

「もういいよ、俺こっちから帰るから。また連絡するわ」

そう言うと一馬は一人、来た道を戻るように歩いて行った。



翌日、皐月は実家のベッドに横たわりながら、一馬とのやりとりを思い返して、ぼんやりと天井を見つめていた。半年前にようやく実家を出て以来、久しぶりの実家だ。

「久しぶりね」

声の元を振り返ると、母・洋子がドアからひょこっと顔を出している。

「うん、なんとなく」

皐月はまた天井に視線を戻すと、ボソッと返事をした。

「今日の予定は?」

「お昼ご飯は家で食べるけど、夜はちょっと出かけるかも」

「ふぅーん、誰と?」

「友達」

「どこ行くの?」

久しぶりの実家だというのに、取り調べを受けているような窮屈な気持ちになり、皐月はうーん、と言うと洋子の質問には答えず、そのまま目を閉じた。



その日の夜、友人との食事を終えて実家に帰ると、皐月がドアを開ける音に気がついた父親が、寝ぼけながら玄関まで歩いてきた。

「おかえり」

「ただいま」

そう呟くと、皐月はいそいそと自分の部屋に向かった。

-もう28歳なのに、なんでいちいち帰ってきたタイミングで起きてきたり、その日の予定を親に言わなくちゃいけないの?

自分が子供扱いされているような気がして、皐月は苛立ちを感じながら、部屋のドアを勢いよく閉めた。

翌朝、ダイニングテーブルに座って、皐月は目の前にあったクッキーを手に取る。

「それね、この間雑誌で紹介されてた『OVGO Baker』っていうブランドのビーガンクッキーなんだけど、気になってお取り寄せしたの!」

ニコニコと話す洋子の話に、ふぅ〜んと言いながら、皐月はクッキーを口に運んだ。

柔らかい食感とともに、ほんのり香るブラックペッパーのピリッとした味とクッキーの甘さに、思わず皐月は目を大きく開け、「美味しい」と呟く。


「で、彼は元気なの?」

「うーん。喧嘩した」

「えぇ〜!なんで?」

「まぁ、色々あったのよ」と洋子の言葉を雑に交わしながら、皐月は大きくため息をついた。

-なんでいちいち干渉されないといけないわけ?

そう心の中で呟いた途端、皐月はクッキーを食べる手を止めた。

-干渉...。

その途端、皐月は自分の行動を急に思い返した。「いつ行くの」「誰と行くの」「どこに行くの」「なんでもっと早く言わないの」一馬の全ての行動を把握しようとした皐月の言動が、両親のそれと重なるように思えた。

-もしかしたら、一馬もこんな気持ちだったのかな。一馬がうざいって言うのも納得だし、これじゃあオカン系彼女じゃん...

皐月は急に自分が恥ずかしくなって、両手で顔を覆った。

「何、どうしたの?」

皐月の態度に違和感を感じた洋子が心配そうに聞いてくる。

「ねぇ...。お母さんはさ、お父さんと付き合ってた頃、何してるかなとか誰とどこ行くんだろう、とか気になった?」

母との会話で、皐月が気がついたこととは

思いもよらなかった皐月の質問に、洋子は少し不思議そうな表情をしながら、うーんと顎に手を当てて考える。

「そうねぇ。気になったけど、でも気にし始めたらキリがないじゃない」

「ふーん。じゃあなんで私にはいちいち聞くの?」

「あんたは幾つになっても子供だからよ、心配だから気になるの」

呆れたように笑う洋子に、皐月は「ふぅーん」と素っ気なく返事をした。

-私も一馬のこと、心配だったのかな。

過去、一馬も皐月もお互いに嘘をついて異性の友達と2人きりで出かけたことがあり、何度か別れては復縁してを繰り返していた。

-あんなことしてたから、信頼関係とか無かったな。

そんなことを考えてぼーっとしていると、その様子を眺めていた洋子が何かを察したように、言葉を続けた。


「恋人が何してるのかなって考えて、不安になったり毎回疑ったり、推測してばっかりの関係なんて、不健康よ。相手には相手の人生があるってこと、忘れちゃいけないんじゃない」

その言葉を聞き、皐月は胸をズドンと押されたような気持ちになる。

それと同時に、居ても立っても居られない気持ちになった。

-今すぐ、一馬に謝らないと。

そのままパッと携帯を取り皐月は勢いよく立ち上がった。洋子は皐月の姿を穏やかな目で眺めている。

「ごちそうさま」

ニコッと洋子の方に笑顔を向けると、皐月は自分の部屋に急いで戻りながら、電話履歴から一馬の名前をタップした。

「もしもし」

すぐに電話に出た一馬の声はいつもより声のトーンが低い。

「あの...考えたんだけど...」

一馬の警戒心を感じ、皐月は緊張して喉が乾くような感覚に襲われた。ゆっくりと、深呼吸をするように息継ぎしながら、皐月は言葉を続ける。

「ごめん。私いちいちうるさかったよね」

皐月の言葉に、一馬は、「うん」とだけ返事をした。

「私、一馬のこと、信じてるからもう干渉しないよ」

「うん...」

そう呟いた後に、一馬はボソッと付け足した。

「俺もうざいとか言って、ごめん」

一馬の声色が柔らかくなったのを感じ、皐月は思いきり息を吸うと、「うん」と笑みを浮かべながら大きく頷いた。


▶前回:「今夜の約束、どうするの?」デートの予定を確認した女が、男から言われた衝撃の言葉

▶︎NEXT:7月12日 日曜更新予定
独身コンプレックスを抱いたアラサー女子の苦悩

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cat_oa-rp53865_issue_6203ac51ae43 oa-rp53865_0_739ddb0d9765_とろける食感のぷるぷるオムレツは家ではできないプロの味!都内の名店4選 739ddb0d9765 739ddb0d9765 とろける食感のぷるぷるオムレツは家ではできないプロの味!都内の名店4選 oa-rp53865

とろける食感のぷるぷるオムレツは家ではできないプロの味!都内の名店4選

2020年7月5日 05:06 東京カレンダー

見た目も美しくふわふわとろ~り食感のオムレツは、見ているだけで幸せになれる!

家ではなかなか作れないトロふわスフレオムレツを、早め時間からシャンパンをあわせてさくっと楽しみたい。

都内のおすすめレストランをご紹介しよう!

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・甘辛い焼肉ダレと肉汁が染みた白米って最高!食欲そそる人気「焼肉弁当」9選

7種類のチーズMIXした「チーズオムレツ」は女性に人気
7種類のチーズを使った贅沢チーズオムレツ『トロワ』
三軒茶屋の名物と言えば、昭和レトロな飲み屋街「三角地帯」。ディープなお店が集うエリアを抜けた先に、こじんまりとした店構えと洒落た雰囲気を醸し出しているのが『トロワ』だ。

老舗の飲食店が集まるビルの1Fにオープンして11年。気軽にフレンチとワインが楽しめる空間をコンセプトに続けてきただけあり、雑多な周囲の雰囲気とはうってかわり、店内はゆったりとした空気が流れる。

料理は安全な食材を提供したいという思いから、野菜は栃木の有機野菜農家「ベジファーム」や無農薬やさい「きくち農園」から旬のものを取り寄せ、扱うワインもナチュールをセレクト。

白とウッドを基調にした店内は女性ひとりでも入りやすい雰囲気。暖かい季節はドアを開け開放感のある空間に
メインのお肉は小羊や蝦夷鹿などヘルシー志向の女性にも嬉しいラインナップ。中でも女性に人気のメニューが、モッツァレラ・ゴーダなど7種類のチーズMIXした「チーズオムレツ」。芳醇な香りととろけるチーズがたっぷり味わえる。

「女子会も多いので来る人数に合わせて量と値段を調整できますよ」とシェフの植木さん。

仲間と来るも良し、仕事帰りにひとりで立ち寄るのも良し。優しい味わいの料理とワインで1日の疲れを癒してみては。

ゆったり寛げるテーブル席やカジュアルなカウンターも完備
フワフワとろ~り!モンサンミッシェル風オムレツ『BISTORO TORICOYA』
恵比寿の駅前を歩いていると、ビルの2階に開放感あふれるオープンテラスを見つける。

カフェのような雰囲気の中、本格的なビストロ料理が楽しめる『BISTORO TORICOYA』。

フランス版ローストチキン「プレロッティ」。みんなで取り分けてワイワイ楽しみたい。
名物は、鶏を一羽丸ごと石釜で焼くフランス版ローストチキン料理「プレロッティ」。

高温で焼き上げるために表面はパリっと中身は柔らかくジューシー!

昼下がりからワインとともに楽しみたい絶品メニューだ。

そして、女性を虜にするのが「モンサンミッシェル風オムレツ」だ。

「モンサンミッシェル風オムレツ」※7/12まではサマートリュフを使ったメニュー
しっかり泡立てた卵を丁寧に焼き、ふわふわの驚きの食感に仕上げたオムレツ。高さ5cmほどあるふんわり膨らんだオムレツにナイフを入れると、とろ〜りきめ細かい泡があふれ出る!

本格的なビストロメニューとワインをリーズナブルに楽しみたいなら、おさえておきたい店だ。

口に入れたらシュワッととろけるスフレオムレツがたまらない!

前.香るソースが卵と好相性の「スフレオムレツ ポルチーニとトリュフのクリームソース」。奥.ハーブなどでマリネしたマグロが美味しい「熟成マグロとアボカドのタルタル」。季節などによりメニューは異なる。写真は一例
トリュフが香る名物のスフレオムレツ『ビストロチック』
2015年秋にオープンした『ビストロチック』は、“ニューヨークでフランス人が営むビストロ”がコンセプト。

「鴨胸肉のポワレ ペリグーソース」など王道ビストロメニューはもちろんだが「〆にパスタが食べたい」という欲望もかなえられる。

トリュフが香る名物のスフレオムレツは必ず注文したい一品。

内観
ナチュラルなものから国産、ハイレンジまでそろったワインもお楽しみだ。

神業級の「元祖スフレオムレツ」ならこの店へ!
世界遺産のレストランに女子も思わず食いつく『ラ・メール・プラール』
フランス西海岸サンマロ湾上に浮かぶ小島に築かれた世界遺産「モン・サン・ミッシェル」。

その地で歴史と伝統を受け継いだ『ラ・メール・プラール』初の海外店で2011年にオープン。

地下鉄有楽町駅とJR京葉線東京駅から駅直結、アクセス抜群だ。

東京店限定の「キノコのクリームリゾットとフォアグラのオムレツ」。約25cmと巨大だが、メレンゲのように軽くて食べやすい
本店の創業は1888年。マダム・プラールがモン・サン・ミッシェルを訪れる巡礼者のためにホテルを開業し、栄養価の高いオムレツでもてなしたのが始まりという。

ふわふわのスフレオムレツはたちまち評判となり、世界中に知られるようになった。

東京店も本店の温かい雰囲気が受け継がれた空間。本場仕込みのふっくらしたオムレツは、目でも楽しめて優しい味わい。

本店があるノルマンディー地方の煮込み料理やムール貝の料理なども評判。特産シードルと共に味わいたい。

オープンキッチンなので、調理シーンも楽しめる。卵を泡立てる音なども素敵な演出に

地下鉄有楽町駅、JR東京駅から地下コンコースで連絡、雨の日も安心

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「もしかして、男として自信ナイ・・・?」たった1回で女が見破った、男の行為

2020年7月5日 05:05 東京カレンダー

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

今週のテーマはたった1回のデートでNGを食らったのはナゼ?という質問。さて、その答えとは?


泰造と出会ったのは、半年ほど前に開催された、友人のお店のオープニングパーティーだった。

その時私は、女友達と一緒に参加をしていた。そして泰造の友人も含めて、皆で仲良くなったのがはじまりだった。

「こちら、泰造さん。色々な事業を展開されている方だよ」

パーティーの後、友人からそう紹介されたが、泰造は優しそうな雰囲気を醸し出しており、女性陣はみんな興味を持っていた。

「へ〜。例えば何をされているんですか?」
「いや、色々だけど・・・地方の再生事業とか諸々。コンサル関連が多いかな」
「すごいですね!!」

その後、彼の方から誘ってきてくれたものの、出会った当時私には彼氏がいたため、二人でのデートが実現することはなかった。

ところが、その半年後。彼氏と別れてからタイミング良く連絡が来て、泰造とデートをすることになったのだが、このたった1回のデートで生理的に無理だと思ってしまったほど、とにかく最悪だったのだ・・・。

1度きりのデートで男がやってしまった大失態とは!?

A1:“行きつけのお店”自慢。女からするとそんなにもテンションは上がりません

初デートの場所は、彼が行きつけだというカウンターのイタリアンだった。

「いや〜愛理ちゃんと二人で食事へ行けて嬉しいよ」
「本当ですか?泰造さんから久しぶりに連絡が来て、ビックリしました」

最初からストレートに褒めてくれるのは嬉しかったのだが、だんだん私の中で疑問が生まれ始めた。


「ここさ、行きつけのお店だからシェフもスタッフもみんな仲良くて。あ、田中くん!こちら愛理ちゃん」

彼の“行きつけのお店”には、全部で8名くらいしか入らない。狭い店内に、泰造の大きな声が響きわたる。

「こんばんは。泰造さん、ものすごく綺麗な方連れていますね・・・ゆっくり楽しんで行ってくださいね」

大声で呼ばれて慌ててやってきた店員さんはいい人そうで、褒めてくれたものの、彼からするとそう言うしかないだろう。

「さすが。泰造さんって顔が広いですね」
「いやいや、全然だよ。さて、ここのお店に来たらこの“シェフズスペシャル”は絶対食べた方がいいから、それ頼んじゃうね。あとこれも食べて欲しいなぁ・・・」
「全部美味しそう!お任せします♡」

—何だろう。この“俺の店”って感じは・・・

だがすぐに、“別に悪いことではない”と考え直すことにした。美味しいものを勧めてくれるのは、きっと常連さんならではの良い行動だから。

けれども、食事を進めていくとさらに彼の行動は鬱陶しさを増していく。

「ここのシェフが作る料理は美味しいからね〜。どう?」

—もう少し、静かに食事をさせてもらっていいですか?

「美味しいでしょ?」
「本当だ!!美味しい!!」

一口食べるたびに、泰造は反応を求めてくる。ちゃんと私もリアクションしていたが、だんだんと疲れてきた。

「でしょ?シェフ、美味しいってさ」

しかもまた大声で、シェフに話しかけている。

他のお客さんの料理を一生懸命作っている最中なのに、お構いなしに“常連感”を見せつけたい感が満載である。

—あれ?なんだかこの人って・・・・

その疑問は、2軒目に移動する前に明確になったのだ。

一回目のデートで、女がアッサリ帰宅した理由とは

A2:ペラい。男なのに、色々と人の噂話をしすぎ。

私の中で徐々に疑問が膨らんできた矢先のこと。会話は、出会ったパーティーのことになった。

「そう言えば。出会った時のパーティー、愛理ちゃんは誰の知り合いで呼ばれたの?」
「私はあのお店の社長さんと知り合いで」
「そうなんだ!そこ繋がっているんだね。俺すごく仲が良くてさ」
「さすが泰造さんですね〜」

適当に相槌を打つが、実は私はそこの社長とけっこう仲が良い。だが泰造のことを、その社長は“ただの知り合い”としか認識していなかった気がする。

「この歌手の子とかも知ってる?そことも俺、仲が良いんだよね。あと、最近売れているこの俳優の子とか」

そう言って、次々と有名人の写真を見せてくる泰造。私は口が固いからいいものの、これをミーハーな人達に見せたらどのような反応をするのだろうか。

きっと“すごい!”とか“泰造さん、有名人とお知り合いなんですか?”とかいう反応が欲しいのだろうが、プライベートの写真を勝手に公開されている芸能人の人達が可哀想である。

「お名前は聞いた事があるかもです。本当に泰造さんって、有名人のお知り合いが多くてすごいですね!」

その場しのぎで答えたけれど、心の中ではすっかり呆れていた。

—あれ?この人やっぱり面倒かも?

しかも泰造は、無意識のうちにこの行為をしているようだ。本人は、自慢げではあるが悪気は一切なさそうである。

「愛理ちゃん、この後時間はあるのかな?もう1軒行かない?」
「いいですよ。どこ行きますか?」

面倒だなと思いつつ、断ったら更に厄介なことになりそうなので、とりあえず行くとは言ってみた。しかしこの後、“どうしても無理!!”と思ってしまったのだ。


外へ出ると、夏の夜のうだるような暑さに耐えかねて、近距離だがタクシーに乗る事にした。

「さっきのお店、どうだった?」

そしてタクシーの中で、泰造に聞かれた質問に返答をしようとした、その時だった。

「ここだけの話、あの店員の子最近フラれたからちょっと暗かったでしょ?(笑)」

—え・・・??また人の噂話ですか!?

ここまでくると耳を塞ぎたくなってきた。永遠に続く人の噂話には、もうウンザリだ。

「そうなんですか?全然分からなかったです。でも本当に素敵なお店でした!さすがだなぁって思いましたよ」

たった1回しかデートをしていないが、気がついたことがある。

この人はきっと、男として自分に自信がない。もしくはモテてきていない。

だから、自分が中心にいられるようなお店に行きたがる。

安全パイの行きつけのお店で縄張りを守り、しかもそこで常連客である事をアピールし、一緒にいる人や、お店に来ている人の中でも優位に立とうとする。

知り合い自慢も同じこと。

自分に自信がないから、有名人の名前を出してその力(女性がキャーキャー言う力)を借りるしかないのだろう。

だけど、一体この人は何に対して勝負を仕掛け、そして誰に対して勝とうとしているのか、さっぱり理解できなかった。

「ごめんなさい!ちょっと今日はもう酔っぱらっちゃったみたいで・・・やっぱり帰ろうかな」
「え?ここまで来たのに!?」
「すみません」

もはや一緒にいるのも嫌になり、私は早々にタクシーを降りて切り上げた。

悪口を言う人には関わらないのが一番である。そして何よりも、誰かの話題をすることでしか話が持たない人なんてつまらない。

「あ〜面倒くさいデートだったなぁ・・・」

タクシーを降りると、ドッと疲れが押し寄せてきた。

—自分の話題で、勝負をすればいいのに。

どんなに話が面白くなくても、永遠に人の噂話をするようなペラい男よりはマシである。



ちなみに、東京・・・というよりも港区は狭い。また女子の方が意外な人と繋がっている可能性も高いため、迂闊に人の悪口や噂話は言わない方が賢明だ、ということを彼に教えてあげたいと思った。

だって泰造が自慢げに見せてきた俳優の男の子は、私の男友達だから。


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調子に乗った女のミス

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「私が結婚する男って、実は…」美女が明かす婚約者の素性に、男たちが凍りついた理由

2020年7月5日 05:04 東京カレンダー

夫婦や恋人でもなく、家族のような血のつながりもない。それでも人が生きていく中で求めるもの—。それは「友情」だ。

「たった一人の親友(バディ)がいれば、他には友達なんていらない」。

そう豪語する男がいた。

互いを信じ合い、揺るぐことのない二人の友情。だが、彼らが好きになったのは、同じ女性だった…。

◆これまでのあらすじ

「僕」こと小暮喜八は、就職活動で知り合った親友・片桐とは10年来の親友だ。

二人がひそかに想いを寄せていた女性・舞が結婚すると知り、小暮は「片桐こそ舞とお似合いだ」と一肌脱ぐことを決意する。


あれは4年前の夏の夜。

僕は片桐に誘われ、着飾った美しい女性たちが客席に溢れる渋谷の劇場で、とある芝居を観た。

それは、映画やドラマも手掛ける人気劇作家の意欲作で、天才画家・ゴッホと同時代に生きた画家たちの友情と葛藤を描いた物語だ。

女性たちの笑い声やすすり泣く声で、劇場が充満する中、僕だけは愕然として笑うことも泣くこともできなかった。

失礼を承知で無理やりに端的に表現するならば、この物語は「凡人がどれだけ努力しても、絶対に天才には勝てない」というテーマを描いていたからだ。

―これって、まさに僕と片桐の関係じゃないか!

片桐は天才肌だ。

色々と考えすぎる性格の僕と違って、片桐は思い立ったら即行動するような大胆さがある。そして僕はだいたい失敗し、片桐はほとんど成功する。

「そんなことないよ!」

観劇後に向かった松濤のビストロで、そのことを吐露した僕に対し、片桐は大袈裟に言った。

「だって俺たち、ライバルだろ?」

僕と片桐はそれぞれ別の大手商社で働いている。たしかに会社はライバルではあるが…。

「それでも、僕と片桐じゃ能力に差がある。認めたくないけど、認めざるを得ない…」

「いやいやいや…年収だって、ほぼ同じだろ?」

「年収の問題じゃない」

二人の共通の趣味である、映画、演劇、音楽ライブ…そして美味しい店巡り。どれもこれも「片桐が僕を誘ってくれたモノ」ばかりだ。

片桐はいつも、僕の前を走っていて、後ろを走る僕を振り返りながら「小暮!早く、こっち来いよ!」と言ってくれている気がする。

「そんなことないと思うけどなあ…」

僕がどれだけ本音を伝えても、片桐は首をかしげるばかりだった。

―もっとも顕著な例が、舞のことなんだぞ。

本音・オブ・本音が口から出かかったが、そのときの僕はギリギリで押しとどめた。

しかし、あの演劇作品を見て愕然とした、最大の理由がこれだ。

僕はどれだけ努力しても、舞には好かれない凡人だ。対して片桐は、努力をせずとも舞から好かれる天才だ。

これは、否定しようのない真実なのだ。

あるミッションを思いついた小暮は、舞に久々に会うことを決意するが…。

就職活動中、ほぼ同時に知り合った僕、片桐、そして舞が、初めて三人で飲んだ日のこと。

学生としては背伸びしたようなスペインバルを予約したのは、僕だった。それなのに4人掛けテーブル席で舞は、僕の対面ではなく、片桐の対面の椅子に腰を下ろした。

凡人が天才に勝てないことは、あの時から決まっていたのかもしれない。

というより「予約したのは僕。“それなのに”」なんて思っている時点で、凡人は絶対に勝てっこない。

晴れて社会人になったあと、舞と二人きりで食事したのも、僕より片桐が先。しかも片桐とはディナーだったのに対して、その後僕が二人で食事に行った際はランチだった。

そして、社会人1年目のゴールデンウィーク。三人でドライブで那須高原へ行ったとき、レンタカーを手配したのは僕だったが、運転席には片桐が座り、舞が助手席、僕は後部座席だった。

舞の誕生日のときだって、そうだ。僕は日頃の舞の言動を思い起こし、分析し、最善のプレゼントとして名刺入れを用意した。ブランド品で新入社員の給料としては値が張ったものだった。

しかし片桐は「あ、そっか、今日って舞の誕生日だのか」などと言い出し、食事会が始まる直前に慌てて立ち寄ったドラッグストアで、大量のフェイスパックを買ってプレゼントしていた。

「ちょうどパックを切らしたところだったんだ。ありがとう!」

舞は無邪気に喜んだ。名刺入れよりも嬉しそうだった。

あれから10年ほどが経ったが、このような事例は枚挙にいとまがない。一事が万事、こんな調子だ。

舞に好かれる能力において、凡人の僕は、天才である片桐には勝ち目がゼロだ。だからこそ舞が、片桐ではなくまったくの別人と付き合い、結婚することが想像できなかった。

舞が付き合う相手は(※僕でないのであれば)片桐でなければならない。

舞を幸せにするのは(※僕でないなら)片桐だ。

10年間ずっと身勝手にそう思っていた。知らない男に舞を取られるぐらいなら、片桐と一緒になってほしい。

僕はミッションを開始した。


「久しぶりに、舞と三人でご飯でも食べない?」

僕は、片桐にそう提案した。

「結婚するってLINEを貰っただけで、直接報告を受けたわけじゃないだろ?会って一緒に祝ってやろうぜ」

祝いたくない。それが本音だ。しかし今はそう言っておくしかない。

「そうだな。直接お祝いしてあげないとな」

僕の言葉の裏には、重大なミッションが秘められているとも知らず、片桐は提案に乗ってきた。

片桐と舞をくっつけよう。これは戦争だ。と、僕は決意したが、舞の結婚相手をいきなり呼び出して「別れてほしい」なんて言えるわけがない。まずは敵をよく知る必要がある。

だから、どんな人と結婚するのか舞から話を聞こうと考えたのだ。

「いつなら空いてる?」

僕はスマホで、カレンダーアプリを開いた。

片桐も同じようにカレンダーアプリを見ているが「うーん」と渋い顔をしている。

「ちょっと、ここ最近は厳しそうだな。俺、忙しいわ」

「忙しいって言っても、夜2~3時間なら大丈夫だろ?」

「ステイホーム期間の影響で、仕事が立て込んでいてさ」

ここで引き下がるわけには行かない。僕は食らいつく。

「土日は?」

「土日は…」と片桐は首を横に振る。そして「舞が無理だろ」と言った。

「舞が?どうして?」

「普通、土日は婚約者と一緒に過ごすだろ。男友達のためにスケジュールを空けるなんて、俺がその婚約者だったら嫌だけどな」

片桐は冷静に答えたが、先が思いやられた。戦争は始まったばかりなのに、これでは敵に塩を送るようだ。

「それは舞が決めることだから」

僕がそう言うと、片桐は「たしかに」と頷いた。

「まあ、聞いてみるだけ、聞いてみるか」

さっそく片桐は、LINEで舞にスケジュールを尋ねた。するとすぐに返信が来る。僕が舞に送っても、この速さで返信は来ない。

「今度の土曜の夜なら大丈夫だって。婚約者も友達に結婚を祝われるそうで、舞は空いてるってさ」

愚かなヤツだ。僕は、まだ見ぬ敵に向かって内心で毒づいた。君が友達に結婚を祝ってもらっている間に、片桐が舞を奪ってしまうぞ?

「じゃ、決まり」

こうして、久々に三人が集うことになった。

久々に再会する舞は、やはりとんでもなく魅力的だった。そして彼女の結婚相手の正体を聞かされて…。

ステイホーム期間があったせいもあり、僕ら三人が集まるのは新年会ディナーをした以来だ。麻布十番にある、絶品ラムチョップの人気店『ウルトラチョップ プリュ』に集合することになった。

「久しぶりね」

結婚を決めた舞は、一段と綺麗になっていた。ただでさえ以前からツヤツヤだった肌も髪も、尋常でないレベルに昇華していた。

「前に会ったときは、彼氏がいるとも言ってなかったのに、急に結婚なんて驚かすなよー。なあ?」

僕は片桐に同意を求めながら、舞に嫉妬まじりのクレームを伝えた。

「ごめんね。あのときは、なんか別れるつもりでいたから」

「別れるって、今の彼氏と?」

「うん。でもそのあと、すぐにやり直すことにして。そのときに“結婚を前提にやり直そう”って話になったの」

「それがプロポーズ?」

「まあ、そうなるね」

舞は照れ隠しにグラスを飲んで、表情を読み取れないようにした。その姿が、とても愛おしい。

こんな舞を独占できる敵が、いよいよ憎たらしくなる。


「それで、相手の人は、どんな男性なの?」

僕より先に、片桐が尋ねた。いいぞいいぞ。その調子で片桐も嫉妬心を燃やしてくれ。

「どんなって…説明が難しいなあ。とりあえず年下」

「年下ぁ?」

思わず、素っ頓狂な声が出た。

「そんなに驚くこと?」

「いや、なんか意外だなーって思った」

サラリーマンとしては高年収を自負する僕や片桐より、さらに年収の高い舞が、年下の男と結婚するなんて…。まさか相手はヒモなのか?

「相手はウチの会社の、社長なの」

「…は?」

舞は、僕と片桐が落ちた大手商社の内定を蹴って、ITベンチャーに営業職として入社した。そこは、いまやアプリ開発で業界有数の企業だが、もともと創業者は高卒のエンジニアで、界隈ではちょっとした有名人だ。まさか、その人と…?

動揺しているのを悟られないよう、僕は冷静を装って尋ねる。

「笠原さん、とか言ったっけ?」

片桐に確認したつもりだったが、先に舞が頷いた。

「うん、笠原拓人」

「すっげえな!」

片桐はわがことのように喜んでいる。

「そんな人と結婚する舞はホントすげえよ!なあ、小暮?」

さらに僕に同意を求めてくるが、やめてほしかった。

敵は、僕だけでなく、片桐にとっても勝ち目がない相手のように思えた。心に秘めていたミッションは、実行する前から計画倒れになりそうだ。

「彼には前から、二人のことを話していてね」

舞が嬉しそうに言った。二人とはもちろん、僕と片桐のことだろう。

「今度一緒に四人で食事しましょう、って言ってるんだけど、どうかな?」

「いや、ちょっと待っ…」

「もちろん!」

いったん落ち着きたかった僕の言葉を遮り、片桐は声を張り上げた。

こうして一週間後の週末には、僕と片桐は、舞とその婚約者・笠原拓人と食事をすることになってしまったのだ。


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いきなり舞の婚約者と会うことになってしまった、親友コンビ。そこでまさかの大事件が発生…。

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