cat_oa-rp43309_issue_cbbae60c7b41 oa-rp43309_0_cbbae60c7b41_青森山田中学校の監督に聞くサッカーの育成Part.1「育成年代で伸びる選手に共通するポイントとは?」 cbbae60c7b41 cbbae60c7b41 青森山田中学校の監督に聞くサッカーの育成Part.1「育成年代で伸びる選手に共通するポイントとは?」 oa-rp43309

青森山田中学校の監督に聞くサッカーの育成Part.1「育成年代で伸びる選手に共通するポイントとは?」

東京都府中市を拠点に活動する府中新町FCが、クラブの保護者に向けた講演トーク会を実施した。ユース年代でトップクラスの育成実績を誇る青森山田高校に有望選手を毎年輩出し、全国大会での実績もある青森山田中学校の上田大貴監督と、サッカージャーナリストの川端暁彦氏をゲストに招いたこの会の主な内容(一部編集)をテーマ別に構成。パート1のテーマは「育成年代で伸びる選手に共通するポイントとは?」。司会は、府中新町FCの葛谷智貞監督が務めた。

出典:『サッカークリニック』2020年7月号

取材・構成/石田英恒 写真/Getty Images、BBM、石田英恒 協力/府中新町FC

上の写真=近年、U-18年代の各大会で輝かしい成績を残し続ける青森山田高校 写真/Getty Images

KEYWORD 01「覚悟」

司会 今、各地域におけるナンバーワンの子供たちは、地元にあるJクラブの下部組織に行くケースが多いと思います。青森山田中学校に行く子は、必ずしもナンバーワンではない子、あまり目立たなかった子です。しかし、その子たちが中学校と高校を経た6年後には、Jクラブに行ったナンバーワンの選手たちをしのぐ結果を出したり、成長を果たしたりしています。そこにはどんな秘密があり、伸びる選手のポイントはどこにあるのでしょうか? ぜひ教えていただきたいと思います。

上田 青森山田中学校と高校には、現在活躍中、あるいは卒業後にプロになった選手がたくさんいます。伸びる選手に関して、何が共通しているのかと思い返すと、やはり性格的な部分なのかなと思います。単純に言うと、素直な性格です。サッカーの技術面で言えば、みんなさまざまで、最初からうまかったわけではなく、伸びる時期もまちまちでした。

 青森山田に入りたい子供は全国にたくさんいます。その中には、いい意味でやんちゃな子供もいます。当然のことながら、そういう選手にしても、入ったあとに一度挫折しそうになったり、くじけそうになったりする場合があります。

 活躍する選手は、そういったところからもう一段頑張る子供たちです。人の話を聞く耳をしっかり持ち、目を見て話を聞き、人の話をしっかり受け入れます。自分に足りないものは何かと分析し、指摘を受け入れるのです。中学校と高校で活躍したり、大学で活躍したり、プロになったりする選手の共通点は、サッカーをやめて仕事で頑張っている選手も含めて、素直で誠実であること、これが第一かと思います。

川端 入ってきた当初から、すべての選手が素直で誠実なわけではないと思います。

上田 もちろん、100人いれば100通りの性格があるわけです。お山の大将でオレがオレがというタイプもいれば、引っ込み思案なタイプもいます。彼らに共通するのは覚悟を持ってやってきた子供たちであることです。そして、覚悟を持って送り出した保護者の方々がいます。

 そういう意味で言えば、共通点を持った仲間たちがそろい、志の高い子供たちがそこで切磋琢磨する環境になってくると、性格的に頑張れない子だとしても、これではダメと自ずと気付きます。青森山田中学校と高校はそういう環境にあります。そこが1つのポイントです。

川端 青森山田の場合、県外出身選手の割合は中学校入学段階で7割くらいを占めます。東京から行く選手もいますが、東京から青森に行くこと自体が大変ですから、何となくという気持ちで青森山田に入る子は少ないと思います。最初から志の高い子がそもそも行くイメージがあるのですが、その点はどうでしょうか?

上田 その覚悟はあるでしょう。しかし、小学6年生でまだ12歳です。人生をかける覚悟と言っても漠然としていますし、予想通りにはやはりいきません。こんなはずではなかったということが、あとからたくさん出てきます。12 歳で親元を離れて寮生活をするのは大変なことで、私たち大人から見てもリスペクトに値します。

 当然のことながら、サッカーも私生活も最初から順調にいくわけはないのです。エラーが必ず起きて、ストレスがかかることが出てきます。人間関係で悩むこともありますし、むしろ悩まなければいけません。寮ではいろいろなことが起こります。単純なケンカもありますし、僕のほうがサッカーで頑張っているのに何でこの選手が試合に出るのかと思う場合もあります。

 寮生活の中で起こる、ストレスを含めたさまざまな問題を自己解決したり、問題を解決するために人の手を借りる力を養ったりしていきます。高い志の子供たちと一緒にサッカーをすることで技術が伸びるのはもちろんですが、私生活で精神的な成長があると、それに比例してサッカーにおいても成長が見られます。ピッチでの成長につながる私生活での成長があることが、Jクラブと比較した場合のウチのいい点です。一年365日、一日24時間をしっかりとサッカーに向かわせる中で、勉強、私生活、人間関係、社会勉強もそこに含まれてくるところが私たちの強みです。

KEYWORD 02「自己解決力」

講演トーク会に登壇した、左から葛谷智貞監督(司会/府中新町FC)、上田大貴監督(青森山田中学校)、川端暁彦氏(サッカージャーナリスト)

川端 私の中学生時代を振り返っても、彼らの挑戦の大変さが想像できます。青森山田の子供たちは、同年代の選手たちと大部屋で一緒に過ごします。そこで人間関係を築いてうまくやっていくのは難しいはずです。それをいかに乗り越えるか、そこにポイントがあるのでしょうか?

上田 一人では乗り越えられないことが多くあります。離れた保護者に電話して相談する子供がいたり、同じ悩みを抱えた子供たち同士で相談し合ったり、いろいろです。

 この4月に新しく入学してきた子たちは、北海道の子から沖縄の子までいて、一人ひとりが持っている地域の文化が違います。関西の突っ込み文化に初めて触れた純朴な東北の子供が、関西の子供とケンカになることがあります。いろいろな子供たちが集まる中で、いろいろなトラブルが起きます。そういう文化的な摩擦についても、自分一人で乗り越えるのは無理です。

 そこで、仲間の大切さを知ることや指導者に相談することなどの選択肢が出てきます。自分から発信や主張ができれば、仲間や指導者の助けを得て自分で解決することを覚えていきます。自分の生活をサッカーに向かわせるために、他人の助けを得て自分で解決することを学ぶのです。

 今までは保護者が解決してくれたことを自分でやらなければいけないという状況が最初の壁になります。それを乗り越えて中学3年生くらいになると、身の周りのことを全部自分でできるようになります。そして、自己解決能力や問題発見能力が身についていきます。子供たちが成長していく重要な要素の一つです。

川端 指導者は、子供たちが自分で自分のことを解決するように促しつつ、子供たちがヘルプを出したら助けに行きます。指導者や仲間に対して自分がこういうことで困っているのだと伝えるのも、自己解決能力の一つになります。

上田 最初から言える子と、まったく言えない子がいます。こんなことがありました。母親から電話があって、「寮生のAの親です。ウチのスリッパがないようです。探してもらえませんか?」と言うのです。「お母さんのスリッパがないんですか?」。「いえ、ウチの息子が、スリッパがなくて困っているみたいなんです」。

 そこで私は、「それは少し違うと思います。スリッパがなくて困っているのは本人なのだから、『スリッパがない』と本人が自分で伝えなければなりません。寮監に相談したり、夜の点呼で『スリッパを探してほしい』とみんなに発信したりすればいいのです。それを保護者の方がやってしまうと、その子は何もしないですべての問題解決を親御さんにやってもらうことになります。スリッパがなくて困っているのだったら、その子が成長するために、自分で言えるようにならなければいけません」と話しました。

 その後、保護者から電話はありませんでした。自分自身で問題を解決することは、大人になっても大切です。そして、身近な問題を解決する力はサッカーにも通じる力です。

KEYWORD 03「要求する力」

2019年度は、フジパンカップ関東少年サッカー大会優勝、東京都U-12サッカーリーグ優勝などの成績を収めた府中新町FC(写真は18年のもの)

川端 確かに「自分が困っている、こうしてほしい」と伝えるのは、ピッチ上のことにも通じます。自分の要求を伝え、人の要求を聞く、つまり互いに要求し合わなければなりません。

上田 サッカーのピッチは、その子の本性が出る場所です。本性を隠すことはできません。寮で寮監の言うことを聞けない子、学校で先生の言うことを聞けない子は、一番大事ないざという場面で指導者の指示を聞く耳を持てません。

 ピッチの中では、さまざまな興奮状態があります。ギリギリの場面です。そこで冷静になれと指導者は言いますが、冷静になるとはどういうことでしょうか。それは、とんでもない興奮状態の中で話を本当に聞けるかどうかということです。青森山田中学校もそうですが、青森山田高校では、黒田剛監督が「集合」と言えば、誰一人として目をそらすことなく、全員が監督を見ます。何かをやりながら聞くということはありません。

 府中新町FCの5、6年生と話したとき、選手たちは「こんにちは」と言ってリュックを下ろしました。人の話を聞く教育が徹底されていて、府中新町FCの指導の質の高さを感じました。選手たちは人の話をよく聞き、しっかり理解して自分で実行しなければなりません。そこにあるのは感じる心です。感じる心を持つとは、先ほどの素直で誠実であることにつながります。自分で養っていけるものです。

川端 2019年度の高円宮杯JFA U– 18 プレミアリーグEASTで青森山田高校と対戦した大宮アルディージャU18の丹野友輔監督は、「青森山田と対戦すると勉強になります。選手たちに発信力があるからです」と語っていました。「彼らはピッチ上で互いに話をし、指示を出し合っています」と。ピッチ上のコミュニケーションは、苦しい時間帯になればなるほど難しくなります。そして、苦しい時間帯に間違った指示をすると、負ける可能性が高まります。少なくとも、声が出なくなるのはありがちな状況です。しかし、青森山田の選手たちは逆です。

 その試合では青森山田に退場者が出て、アルディージャがイケイケになりました。しかし、青森山田の選手たちは、自分たちで情報を共有し、ベンチから何かを言われなくても、それぞれの選手が的確に指示を発信していました。

 アルディージャの丹野監督は、「そういう部分を見習わないとダメだろう」と話していました。「そういう部分」をどうやってつくっていくのでしょうか? 中学生のときから積み上げてやってきたことが出たのかなと思います。

上田 声を出すのは、青森山田の大きな特長の一つであると思います。高校生も中学生も普段のトレーニングからかなり声を出しています。

 全国高校サッカー選手権大会決勝の埼玉スタジアム、5万6000人の大観衆の中で監督が何かを言っても、選手には聞こえません。そういうときにこそ、ピッチ上での選手同士のコミュニケーション力が活きてきます。

「もう少しこうしよう、ああしよう」と大声で話したり、味方を鼓舞したり、そういうものをいざというときに出せるのは、普段から高い意識を持ってトレーニングをしているからです。「声を出せない選手は、いざというときにいいプレーができない」と言い続けているので、トレーニングは常にすごい活気の中で行なわれています。

川端 2月、福岡で行なわれた九州高校サッカー新人大会に取材に行ってきました。熊本県立大津高校が優勝したのですが、大津の選手たちも声をものすごく出していました。「チームカラーが少し変わったのですか?」と古閑健士監督に聞くと、「青森山田と昨年の夏にインターハイで対戦して負けたのですが、私たちに足りないのはこれだと気付かされたのが選手同士の声でした。(青森山田は)気合や指示の声を普段から出しているからこそ、言うべきときに言わなければならないことを言えるのです」と話してくれました。

 それから、声をもっと掛け合うという方針にしたところ、選手たちが変わったそうです。ピッチで声を出して要求し合うようになり、自分たちで問題を解決できるようになったとのことでした。

上田 全国的にそういうチームが増えて、みんなが強くなってしまうと、青森山田としては困ります。ほどほどにしてほしいという思いもありますね(笑)。

青森山田中学校監督プロフィール


上田大貴(うえだ・だいき)/ 1985年9月25日生まれ、北海道出身。青森山田高校から仙台大学へ進む。社会人としてプレーしたあと、2011年に青森山田中学校の監督に就任。17年度までに全国中学校サッカー大会で5回の優勝を果たした(14年度から17年度まで史上初の4連覇。18年度と19年度は準優勝)。18年度のJFA 第22回全日本U-15サッカー大会では、中体連として史上2校目となる決勝進出に導いた

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ブル中野が伝説の金網ギロチンドロップ「リングに上がったら“女”を捨てているんだ」【週刊プロレス昔話】

1990年11月14日、神奈川・横浜文化体育館でおこなわれた全日本プロレス女子プロレスで“伝説”となるシーンが生まれた。

ブル中野vsアジャコングによる金網ノーレフェリーデスマッチ。結果はブルがエスケープルールによる闘いを制して、アジャに雪辱を果たしたが、その中でブルは4メートルある金網のテッペンからギロチンドロップを敢行。

今でこそ高所からのダイブを見舞う選手は多くいるが、当日としては衝撃度が絶大。ブルは「リングに上がったら“女”を捨てているんだ。女子プロを甘く見るなよ」という名言を残したのだった。

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週刊プロレスmobileプレミアムにて週プロ最新号が配信開始

「週刊プロレスmobileプレミアム」にて本日(7月6日)発売の週刊プロレス最新号(2022年7月20日号/No.2191)が配信されました。

ハヤト復帰戦で東北ジュニア奪取
GLEAT1周年、KUSHIDA国内復帰

 今週号の掲載内容は…フジタ“Jr”ハヤト、ガン闘病から復帰戦でいきなり東北ジュニア奪取! 高橋ヒロム、拳王へ対戦要求の行方は…/GLEAT旗揚げ1周年、新日本にリベンジならずもエル・リンダマンG-REX王座V3/KUSHIDA国内復帰戦/樋口和貞KOD初優勝、遠藤哲哉来場/なつぽい、中野たむに執念勝ち、ほか。


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拳王がフジタ“Jr”ハヤトの対戦要求に返答「優先順位第1位は高橋ヒロムじゃなくて拳王だろ。これがライオンマークの見えない力なのか…」【週刊プロレス】

5日、NOAHの拳王がみちのくプロレス・フジタ“Jr”ハヤトの対戦要求についての見解を語った。

ハヤトは2017年4月に左ヒザ負傷で欠場し、2018年夏に脊髄腫瘍髄内腫瘍上衣腫…つまりガンと診断された。5年の闘病の末にみちのく7・1後楽園ホール大会で本格復帰。MUSASHIの東北ジュニアヘビー級王座に挑戦し、30分55秒の激闘を制し、9年ぶりとなる同王座返り咲きを果たしていた。

その際にリング上からマイクで「このリングに立てなくなる日がいつくるかわからないから。これからのプロレス人生、ひとつも悔いの残らない相手として…拳王! そして新日本、高橋ヒロム! お前ら2人がカッコよくてカッコよくて仕方がないから、お前らをいつか絶対に俺の前に立たせてやるからな!」と対戦表明。5日正午にプロレス専門週刊誌「週刊プロレス」の表紙をハヤトが飾ったことが明らかになり「ただいま フジタ“Jr”ハヤト、ガン闘病から復帰戦でいきなり東北ジュニア奪取! ヒロム、拳王へ対戦要求の行方は…」との文字が躍った。

これについて、拳王は自身のツイッターで「ハヤトかっこいいな。てか、名前逆だろ。ハヤト戦の優先順位第1位は高橋ヒロムじゃなくて拳王だろ。リング上で呼んだのも俺が先だし、五十音順でも俺が先だろ。これがライオンマークの見えない力なのか…」と苦言。現在、NOAH所属の拳王だが、2015年までのみちのく所属時代にハヤトとライバル関係にあった。さらに、NOAH7・16日本武道館では新日本プロレス・小島聡の持つGHCヘビー級王座に挑戦が決まっていることもあり、「(新日本プロレス・)ヒロム、拳王」の順番に言及し「これがライオンマークの見えない力なのか…」との発言につながったようだ。

ハヤトとのシングルが実現すれば、2013年6月30日のみちのく仙台大会以来9年ぶりとなる。そんな世紀の一戦に対する期待感にプロレス業界が沸き立つ中、拳王は「まずはライオンマークの見えない力に立ち向かうべく、7月16日、日本武道館で新日本プロレス・小島聡を倒す」とGHCヘビー級王座奪取を誓った。

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cat_oa-rp43309_issue_cbbae60c7b41 oa-rp43309_0_p41v9t1h1z0p_【ボクシング】比嘉大吾、堤駿斗ら、井岡一翔VSニエテスの前座を飾る俊英たちが公開練習 p41v9t1h1z0p p41v9t1h1z0p 【ボクシング】比嘉大吾、堤駿斗ら、井岡一翔VSニエテスの前座を飾る俊英たちが公開練習 oa-rp43309

【ボクシング】比嘉大吾、堤駿斗ら、井岡一翔VSニエテスの前座を飾る俊英たちが公開練習

 13日に東京・大田区総合体育館で行われるWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、井岡一翔(志成)対ドニー・ニエテス(フィリピン)のアンダーカードに出場する志成ジムの精鋭たちが、オンラインで記者会見、公開練習を行った。元世界チャンピオンの比嘉大吾、アマチュア出身のスーパーホープ、堤駿斗のデビュー戦など、前座から注目のカードがそろっている。

 最も大きな注目を集めるのは堤駿斗の初陣かもしれない。試合前日に23歳になるフェザー級は、特例として初戦から8回戦に登場する。日本人選手として初めて世界ユース選手権優勝など輝かしいアマチュア実績を誇る堤は、いきなり勝負の戦いだ。ジョン・ジェミノ(30歳=フィリピン)は19連勝不敗だったアメリカのトップホープ、トカ・カーン・クレイリーを初回KOするなどアメリカでの実績を持ち、日本のリングでも鋭い左フックの使い手として知られた中澤奨(大橋)を2回で倒している。昨年秋にはフィリピンのナショナル・チャンピオンにもなった。身長160㎝と小柄ながら、左右ともパンチには爆発力をはらむ。

デビュー戦から強打のジェミノと対決する堤

 プロデビューに備えて3週間、アメリカ・ラスベガスで武者修行した堤は、オリンピック連覇のロベイシー・ラミレス(キューバ)と複数回、スパーリングをして手ごたえもつかんできたと、試合発表の記者会見では語っている。ジェミノ戦決定後も週3回、6ラウンドをベースに、ときには8ラウンドのスパーを重ねてきた。

「次も見に来たいと思わせるような試合をします」

 大学時代の盟友、今永虎雅(大橋)が6月29日にKO勝ちでプロでの好スタートを切ったばかり。

「お互い切磋琢磨して強くなっていきたい。自分もいい試合をします」

比嘉は「KOを期待されているのだから、KOで勝ちます」

 WBC世界フライ級チャンピオン時代は剛腕をほしいままにした比嘉大吾(26歳)は昨年、保持していたWBOアジアパシフィック・バンタム級王座を失ってから、1年3ヵ月ぶりの再起戦になる。8回戦で対戦するのはWBOアジアパシフィック・タイトルを2階級制覇しているベテラン、フロイラン・サルダール(フィリピン)。

「KOを期待されているので、KOで勝ちます」と言葉少なに決意を語っている。

14ヵ月ぶり再起の森は「全体的にレベルアップしたところをみせたい」

伊藤は6年ぶりにボクシングに復帰してプロ初の試合に臨む

 スーパーフェザー級8回戦に出場する森武蔵(22歳)もWBOアジアパシフィック王座を失ってから1年2ヵ月ぶりのリングだ。対戦するプレスコ・カルコシア(26歳=フィリピン)は10勝9KO(1敗1分)、“アイスマン”との異名をとる強打者だ。ブランクの間、全体的なレベルアップに努めてきたと言うサウスポーは「また、世界を目指したいと言えるような勝ち方をしたい」と語った。

 かつての女子アマチュアスター、伊藤沙月(31歳=バンタム級)は6年ぶりの実戦がプロデビュー戦(6回戦)になる(相手はサオワラック・ナリーペンシー=タイ)。「いい感じで仕上がっています。ブランクを感じさせない試合をします」

 いずれの戦いも期待度特大である。

文◎宮崎正博 写真◎志成ジム提供

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急きょカード変更、東京女子7・9大田区でvs水波綾。この大一番に向け“ぶん回す”宣言の渡辺未詩は「ここで勝てたら人生変わる」【週刊プロレス】

 東京女子の夏のビッグマッチ、7・9大田区大会が迫るなか…参戦を予定していたウィロー・ナイチンゲールが来日できなくなり、急きょ欠場となってしまった。予定されていた渡辺未詩とのシングルは中止となり、カードに穴が開いてしまった形となるが…ここで水波綾の参戦が緊急決定。東女初参戦の“アニキ”が、未詩との一騎打ちをおこなうことになったのだ。

 この一戦にさきがけ、DDT道場にて2人を直撃。それぞれの大田区への思いを聞いてみた。


水波「(参戦を聞いて)ホントに初めて出る団体で。AEWで坂崎(ユカ)さんと伊藤(麻希)さんとの対戦はあったんですけど、対戦しただけで東京女子さんに関しては参戦もなかったので、率直にビックリしました。連絡もらって『自分が!?』ってかんじで(笑)。(団体へのイメージは?)実は3月に両国国技館大会があったんですけど、それを私は見にいってて。動画では見たことがあったんですけど、生で見るのは初めてで。その時に、最初から最後まで見てすごくグッときたというか。みんな一生懸命なんですけど、東京女子プロレスを誇りに思ってリングで試合をしているっていうのがすごく伝わってきて。とにかくグッときました。(両国観戦のきっかけは?)志田(光)が出てたので、それを見にいきました。でも全部見ている人の気持ち、ハートをつかむような試合で。感動しましたね。みんな向上心の塊で、若い選手が多いなかで試合するのって、環境とか状況として一番レスラーとしては伸びるじゃないけど…そういった場に感じたので。自分も上がってみたいなとも思いました。

(未詩の印象は?)まず、ブレない軸っていうのをただロープワークしてるだけでも感じるというか。タックルする時もジャイアントスイングする時も軸がブレなくて、それが長所だなって。これだったらどんな重い選手でも担げるんだろうなっていうのは思いました。あと、闘ってる時の目がすごくまっすぐで。例えがよくないかもしれないけど…部活動を一生懸命やる、みたいな。決して部活ではないと思うんですけどね。それだけまっすぐな印象があります。(未詩は『ぶん回す』と宣言していました)試合を何回か見て、ホントにできるんだろうなって感じたので、あれはけっこう脅威だと思います。最近、ああいった技をやる選手も少ないので。そこは阻止したいと思いますけど。(なかなか回される機会はない?)ないですね(笑)。

(パワーファイター対決と言われています)そういう風に見られるんだろうなとは思いますけど、そこももちろん楽しみなんですけど…渡辺選手は東京女子の中でも闘いたいなと思っていた選手の1人なので。今回、こうやってできるということなので、パワーはもちろん、気持ちの部分でも闘いたいなと。(パワーファイターとして負けられない部分もある?)負けたくないですよね。その上ですべて制して勝ちたいなと。パワーにしろ気持ちにしろ。まぁでも、率直に楽しみではあるので。(大田区の空気を持っていくくらい?)そうですね。アニキっていうのを刻み込んで帰りたいですよね。ファンの方はいろいろ困惑すると思いますけど(苦笑)。

(キャリアもだいぶ離れているが、未詩に闘いの中で伝えたいことはある?)リング上がっちゃえばキャリアは関係ないって思いで自分はずっとやってきたので。ホントに私は私のすべてをぶつけるので、是非渡辺選手もぶつけてきたうえで制したいなと。(東京女子の闘いに寄せるわけではない?)ですね。そういう器用なことはできないので(笑)。自分は自分のプロレスをやってっていう風に思ってます。(では最後に意気込みを)とにかく、ナイチンゲール選手が来日できなかったのは残念ではあったんですけど、そういうこともあって今回私が初めて東京女子に出て渡辺未詩選手とシングルをやるということなので。もちろん、ただじゃ絶対帰らないつもりでいるし、なんなら私が全部持っていくくらいのつもりでやろうと思っているので。楽しみにしていてもらいたいです」


未詩「(ナイチンゲールが来日できなくなってしまいました)ナイチンゲールさんに会いたい気持ちが日に日に増してましたし、実際に会えなくなった途端にその気持ちがより大きくなったというか。また日本に来たいっていう風にもツイッターに書いてくれてましたし、闘いたいっていうのは一番にあるんですけど、日本を楽しんでほしいなって思っていたので。また日本に来て、おもてなしできたらなって気持ちです。逆にもしホントに会えなかったら、私が(海外に)いけるくらい頑張るって気持ちになったらいいんだろうなって思いました。

(カード変更で、水波とのシングルになりました)とてもビックリしたというか。他団体の選手とシングルするのは初めてのことなので、すごい緊張してます。あと伊藤さんがAWEの日本トーナメントで闘った時とかに見てて、とんでもないすごい方だなっていう印象が濃く残っているので。そういう部分で頑張らないとなってすごく思いました。(どういった印象?)技の説得力とかはもちろんすごいんですけど、プロレスの強さにプラスしてパフォーマンス力というか。見せ方とかがズバ抜けてる方なんだろうなっていうのは、初めて見た時に感じたので。そのへんは力では負けたくないって思いつつ、吸収できるように挑めたらなって思います。

(ぶん回す発言もありました)自分より明らかに大きい選手が東京女子にはそんなにいないので。そういう意味では回したいですし、担ぎたいですし。どこまで自分の力、体力が通用するかなって部分はありますね。(以前、大田区でアジャを回せませんでした…)あの大田区で闘って以来、人生のうちに死ぬまでにやりたいことリストにアジャさんを回すっていうのができたので。復帰されて今回も出てくださるということで、だんだんと段階を上げていく第一歩に今回の水波選手を回すことがあるのかなって思うので。ここは絶対に回さないといけないです。

(相手が変わってより試練という印象も強まりました)やっぱりナイチンゲールさんだったら海外のファンの方の声が多くて、今回は日本のファンの方の『東京女子でアニキさんが見れる!』みたいな声を見たので。なので、日本のプロレス界のなかでもご活躍されているということで、挑むっていう気持ちはあるんですけど、負けたくない、勝ちたいって気持ちを第一に頑張ろうと思います。(東京女子を代表しての対他団体という形にもなります)自分が他の団体の方とやるのが未知すぎて…まだカードも決まったばっかりですし、ここから時間がないんですけど。探って自分のできることを。キャラクターっていう部分でものすごく闘わなければいけない部分もあると思うので。普段よりかわいく、強くを目指して頑張ろうと思います。さいたまスーパーアリーナとかを経て、ホントにいろんな人に『あんな入場をした子が2人同時に回すの?』みたいな声をすごく聞いて。やっぱりそう見てくださってるんだって思って、そこは自分の強みだと思うので。そこを強化して、いけたらなって思います。

(他団体に自分の力がどこまで通じるか、という場にもなります)エルボーひとつにしても警戒しなきゃいけない部分は大きいと思っていて。自分は割と体力はつくように頑張っているので、それがどこまで通用するのかっていうのが未知で。まだ4日前なんですけど…まだ、ギリびびってるんですよ(笑)。すっごいビビりなんですよ。でも残り3日くらいまでにはいけるぞっていう体勢に持っていこうと。いつもこのくらいのペースなんですけどね。(気持ちを切り替える?)ですね。対策と自己暗示で言い聞かせてみたいなのをやって。120%の状態で挑めたらなと思います。

(失礼かもしれませんが、勝ったら番狂わせになります)海外でも日本でも強い方なので、ここで勝てたらだいぶ人生変わるくらいですよね。それくらいの規模だと思うので、やっぱり勝ちを目指していきたいと思います。(この大会は声援OKになります)それはものすごく大きいですよね。この2年間、私がプロレスを見にいってもアイドルを見にいっても、このコールしたいとか、声出したいって。そういう苦しい気持ちっていうのがやっぱりあるので。そういう部分が苦しくなく、心の底からこの2年間分の声を出せるっていうのはすごく嬉しいですし。オープニングの歌のコーナーから大会を盛り上げて、私がリードして声を出しやすい環境を作れたらなと思っています。みんなに声を出させるので、覚悟しておいてください(笑)。

あと、このコロナ期間で声が出せないけど漏れてしまう声にすごい喜びを感じてしまって。それこそ開花式(ジャイアントスイング)の時に、笑い声が聞こえたんですよ。たぶん、すごすぎて笑っちゃってて。それが嬉しすぎて。なので、それが逆に声ありで聞こえるのが楽しみなので。みんなをゾクゾク、ワクワクさせたいなって思います。(では最後に意気込みを)今回急きょ出てくださるということで。すごく嬉しいなと思います。自分としては力でもパフォーマンス力でも負けないように、飲み込まれないように爪跡を残せるように頑張るので、応援していてほしいです。アニキをぶん回します!」

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cat_oa-rp43309_issue_cbbae60c7b41 oa-rp43309_0_2vkrli8e8z40_【泣き笑いどすこい劇場】第9回「力士の気持ち」その4 2vkrli8e8z40 2vkrli8e8z40 【泣き笑いどすこい劇場】第9回「力士の気持ち」その4 oa-rp43309

【泣き笑いどすこい劇場】第9回「力士の気持ち」その4

2011年、「どうしてこんなことを?」と耳を疑い、目をこすりたくなるような凄惨な事件が多発しています。人間性や、人間関係が崩壊してきているんでしょうか。悲しいですね。その点、丸い土俵に青春のエネルギーをぶつけている力士たちはまだまだ純です。このところ、不祥事やトラブルが相次ぎ、「馬鹿野郎、いい加減にせえ」と怒鳴りつけたくなるときもありましたが、少なくとも彼らが垣間見せる言動は理解の範囲内。「いや、その気持ち、よくわかるよ」と肩をたたき、抱き締めたくなるようなことが多い。そんな力士たちの素直な気持ちがにじみ出たエピソードを紹介しましょう。黒星は雨のせい?

忘れ得ぬ喜びを
 
負けて覚える相撲かな。では、勝った場合は――。

平成21(2009)年夏場所12日目、東前頭6枚目の琴奨菊(現秀ノ山親方)は東前頭15枚目の翔天狼(現北陣親方)に得意の左四つからのガブリ寄りで快勝し、3場所ぶりの勝ち越しを決めた。勝ったときの琴奨菊は目を糸のように細くし、心底うれしそうな顔をする。この日も満面に笑みを浮かべると、

「まさかこんなに早く勝ち越せるなんて。うれしいですね。でも、忘れちゃうんだよな、このうれしさ」
 
と話し、我が身を戒めた。
 
言われてみれば、確かにうれしいこと、楽しいことは人生の上っ面を流れ去ってしまうことが多い。でも、今度の場所(平成23年名古屋)はしっかり覚えておかないと。なにしろ大関取りがかかっているんだから。

月刊『相撲』平成23年7月号掲載

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cat_oa-rp43309_issue_cbbae60c7b41 oa-rp43309_0_2zmhqzgelbps_週プロ早版7・20号(No.2191)フジタ“Jr”ハヤト、ガン闘病から復帰戦でいきなり東北ジュニア奪取!/GLEAT旗揚げ1周年/KUSHIDA国内復帰戦。7月6日(水)発売 定価560円 2zmhqzgelbps 2zmhqzgelbps 週プロ早版7・20号(No.2191)フジタ“Jr”ハヤト、ガン闘病から復帰戦でいきなり東北ジュニア奪取!/GLEAT旗揚げ1周年/KUSHIDA国内復帰戦。7月6日(水)発売 定価560円 oa-rp43309

週プロ早版7・20号(No.2191)フジタ“Jr”ハヤト、ガン闘病から復帰戦でいきなり東北ジュニア奪取!/GLEAT旗揚げ1周年/KUSHIDA国内復帰戦。7月6日(水)発売 定価560円

毎週水曜発売(一部地域はことなります)の週刊プロレスの内容、見どころを発売一日前の火曜に紹介します。

 今週号の表紙はみちのく後楽園大会でガン闘病から5年ぶりの本格復帰を飾ったフジタ“Jr”ハヤトです。復帰戦でいきなり東北ジュニア王座を奪取したハヤトの復活&快挙に感動の嵐となった試合リポートは必読。

 巻頭カラーは旗揚げ1周年記念大会を昨年と同日同会場で開催したGLEATの東京ドームシティホール大会リポート。旗揚げイヤーのMVPといえるリンダマンが井土徹也を退けてG-REX王座V3達成したほか、LIDET UWFルールの2試合など、各選手がGLEATしまくった大会を詳報。巻末言では鈴木裕之社長に1年の総括と今後の展望を聞いてます。

 新日本はKUSHIDAが3年半ぶりに国内復帰戦を勝利した後楽園大会を詳報。WWEから新日本へ戻った理由を語った試合後コメントも再録。新日本関連ではアメリカ・シカゴでおこなわれたAEWとの合同興行もリポート。

 DDTは後楽園でKODトーナメント準決&決勝を開催。悲願の初優勝を達成した樋口和貞はKO-D無差別王者となりDDTの強さの象徴に。欠場中の前王者・遠藤哲哉も来場するなど注目の大会は必読。企画ものではついに復帰が決まった竹田誠志、ブードゥ入り後の諏訪魔、仙女の絶対王者・橋本千紘のインタビュー。伊藤麻希の福岡凱旋ものなども注目。

 そのほかスターダム後楽園&大阪、NOAH郡山&山形、ドラゲー神戸、大日本・後楽園ほか、アイスリボン川口、ガンプロ新木場など掲載。水曜発売(一部地域は発売日は異なります)。
 
みちのく7・1後楽園~東北ジュニア◎フジタ“Jr”ハヤトvsMUSASHI「生きる」


 「マジで、あきらめなくてよかった」

 ガンと闘いながら、それでもリングに戻ってきた。命を燃やすような5年ぶりの本格復帰戦を終え、フジタ“Jr”ハヤトは男泣きに泣いた。

「怖かった…(涙)。でも、また生きてあのリングに帰れるんだって思ったら、やっぱ嬉しくて…」

 17年4月に左ヒザじん帯完全断裂という重傷を負った。その治療過程で脊髄腫瘍髄内腫瘍上衣腫、つまりガンがわかったのが翌18年夏だった。19年12月、闘病のモチベーションとして一夜限定復帰を果たしたが、ハヤトのなかでは「あれで最後だと思ってた。思いっきりやって、思いっきり散ろうって」。事実、体調は悪化し、復帰を視野に抗ガン剤治療を続けていたハヤトは、年が明け、ついにメスを入れた。

 手術しても体調が劇的に良くなることはなかった。俺ならいける。リングに戻る。ガンが再びハヤトを襲う。もう無理かな。何度も葛藤した。気づけば5年が経っていた。

 今年に入り、復調を見せた。ガンは10年再発しなくて、はじめて治ったと言える病。正直言えば痛みは常に付きまとう。それでもいましかなかった。5・8滝沢にサプライズ登場したハヤトは復帰宣言とともに「みちのくので一番強いヤツ」、つまりかつての後輩で現東北ジュニア王者・MUSASHIに挑戦表明した。

 舞台は7・1後楽園ホール。左ヒザのケガから、じつに1895日ぶりの本格復帰戦に向け、ハヤトは戦前から強気発言を連発していたが、それは闘いを盛り上げ、自らを鼓舞するため。誰よりもプロレスを愛するハヤト。プロレスのリングが半端じゃないことは当然わかっていた。新世代のエースと言われるMUSASHIが強いことは百も承知。嗚咽とともにもらした「怖かった」という言葉は間違いなく本音だった。

 だけどやっとリングに帰ることができる。恐怖も喜びも怒りも絶望も夢も希望も。プロレスラー、フジタ“Jr”ハヤトのすべてをさらけ出せるリングこそ彼が生きる場所だった。(松川)

 ◇  ◇  ◇

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 さらに、2015年9月より約7年間分の「週刊プロレス」のアーカイブも閲覧できます(一部を除く)。その他のバックナンバーも随時、追加中。各号に目次機能もついており、読みたいページにすぐアクセスできます。また、ワード検索もあり、お気に入りの選手や団体の記事にすぐたどり着けます。

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【アメフト】X1エリアも日程決まる スーパー超える総当たり7試合 開幕は電通 vs 富士フイルム

アメリカンフットボールのXリーグが、今秋のリーグ戦と、ポストシーズンゲームの日程を発表した。上から2番目のカテゴリー、X1エリアは、9月3日に開幕する。オープニングカードは電通キャタピラーズ‐富士フイルムミネルヴァAFCの一戦(川崎)となった。
 X1エリアは、所属8チームが9月第1週から11月最終週まで、総当たりリーグ戦7試合を戦う。レギュラーシーズンの試合数だけなら、最上位のX1スーパー(5試合)よりもハードな日程となる。リーグ戦の1,2位がX1スーパーとの入れ替え戦に出場する。また7、8位が、X2エリアとの入れ替え戦に出場する。

<2022年X1 エリア秋季リーグ戦日程>

■第1節
9/3(土)
@川崎
電通キャタピラーズ vs 富士フイルムミネルヴァAFC(14:00)
9/4(日)
@エキスポ
名古屋サイクロンズ vs 三菱商事クラブ トライアックス(12:00)
アズワンブラックイーグルス vs ペンタオーシャン パイレーツ(15:00)
@川崎
警視庁イーグルス vs 品川CC ブルザイズ(13:30)

■第2節
9/17(土)
@習志野
パイレーツ vs ブルザイズ(13:00)
9/18(日)
@王子
サイクロンズ vs 電通(12:00)
@習志野
富士フイルム vs 三菱商事(13:00)
9/19(月)
@習志野
警視庁 vs アズワン(13:00)

■第3節
10/1 (土)
@川崎
警視庁 vs 富士フイルム(14:00)
10/2(日)
@エキスポ
アズワン vs ブルザイズ(12:00)
サイクロンズ vs パイレーツ(15:00)
@川崎
電通 vs 三菱商事(13:30)

■第4節
10/15(土)
@エキスポ
サイクロンズ vs 警視庁(12:00)
アズワン vs 三菱商事(15:00)
@川崎
電通 vs ブルザイズ(14:00)
10/16(日)
@川崎
パイレーツ vs 富士フイルム(14:00)

■第5節
10/29(土)
@ヨドコウ桜
アズワン vs 富士フイルム(12:00)
サイクロンズ vs ブルザイズ(15:00)
@川崎
警視庁 vs 三菱商事(14:00)
10/30(日)
@川崎
パイレーツ vs 電通(13:30)

■第6節
11/13(日)
@川崎
警視庁 vs 電通(13:30)
富士フイルム vs ブルザイズ(16:00)
パイレーツ vs 三菱商事(18:30)
@王子
アズワン vs サイクロンズ(12:00)

■第7節
11/26(日)
@岡崎
サイクロンズ vs 富士フイルム(13:00)
11/27(日)
@エキスポ
アズワン vs 電通(12:00)
@川崎
警視庁 vs パイレーツ(14:00)
ブルザイズ vs 三菱商事(17:00)



<入替戦>
■X1スーパー/エリア入れ替え戦
12/10(土)@川崎
12/11(土)@ヨドコウ桜
X1スーパー 順位決定戦敗者対X1エリア 1、2位チーム

■X1エリア/X2入替戦
12/17(土)、12/18(土)@川崎/西日本会場(調整中)
X1エリア 6~8位チーム対X2各ディビジョン優勝チーム

※入替戦は出場チームによって日時と場所が決定。

<スタジアム略称>
川崎=富士通スタジアム川崎(川崎市)
習志野=第一カッターフィールド(千葉県習志野市)
王子=神戸市王子スタジアム(神戸市)
エキスポ=エキスポフラッシュフィールド(大阪府吹田市)
ヨドコウ桜=ヨドコウ桜スタジアム(大阪市)
岡崎=岡崎市龍北スタジアム(愛知県岡崎市)

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cat_oa-rp43309_issue_cbbae60c7b41 oa-rp43309_0_itros1hmjaey_【ボクシング】「積み重ねて成長した姿で必ず勝つ」。井岡一翔、リベンジに向けて練習を公開 itros1hmjaey itros1hmjaey 【ボクシング】「積み重ねて成長した姿で必ず勝つ」。井岡一翔、リベンジに向けて練習を公開 oa-rp43309

【ボクシング】「積み重ねて成長した姿で必ず勝つ」。井岡一翔、リベンジに向けて練習を公開

 13日、東京・大田区総合体育館で行われるWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦で5度目の防衛戦に臨むチャンピオン井岡一翔(33歳=志成)が4日、オンラインでの会見と公開練習を行った。挑戦者は2018年12月に王座決定戦で惜敗した前王者で同級1位のドニー・ニエテス(40歳=フィリピン)。世界4階級制覇者同士の対戦だ。文_本間 暁 写真提供_志成ボクシングジム

 116対112、112対116、110対118。1-2のスプリットデシジョンで敗れた3年7ヵ月前の“マカオ決戦”。アメリカ進出も果たし、アグレッシブさをアピールするスタイルを築き始めた矢先の不覚だった。
 試合は世界最高峰を争うにふさわしい珠玉のテクニック・バトル。距離と空間を巧みに操る者同士の、数センチ、数ミリを探り合う展開だったが、わずかに届かず。結果はともなわなかったものの、だが、この戦いを経て井岡一翔のボクシングはいっそう明確に、骨太になった。それは、この後の戦いぶりにはっきりと表れている。

「前回の試合で自分を見つめ直して成長できている。具体的にどれがと訊かれても、ひとつではないから言葉にしづらいです」と井岡は語る。初回で向き合った相手の戦力を読み取り、“押し”と“引き”のバランスを保ちつつ、決してペースを渡さない。傍目から見れば劣勢に見える場面でも、実は相手をコントロールしている術など、ベースとしてきた匠の技を、さらにしっかりと貫く。スーパーフライ級を制してからの戦いで、実践できたことがさらに自信を深めることにつながっているのだろう。

派手さはないが、毎度唸らされるトレーニング

「家族、チームのみんなの協力を得て、いい準備ができている。かなり良い状態に仕上がっています。これまで積み重ねてきた過程がある。そこに対しての自信。相手がどうではなく、自分自身がやってきたことをパフォーマンスで出したい」。同僚の比嘉大吾、ホープの飯村樹輝弥(角海老宝石)らを中心に、100ラウンド以上のスパーリングを重ね、着々と“求める自分”を体現してきた。あとはそれをリングで披露するだけ。そうすれば、自然と“ニエテス越え”は叶うはず。「必ず勝って、ニエテスと決着をつけます」。いつもどおり、落ち着いた口ぶりだからこそ“王者の強い意志”を感じさせられる。

 公開されたトレーニングは、ゆったりと、手の先から足の先に至るまで、全神経を集中させて機能させる体操から、流れるように移行していくシャドーボクシング。速さにこだわらない“井岡流”のスタイルは、見た目のみの派手さこそないが、抜群の安定感を支える礎をくっきりと伝えてくれる。3日後に来日するという名匠イスマエル・サラス・トレーナーとともに、長年築いてきたもの、プラス自らの追求によって形成されたもの。10日を切った“至高の戦い”が待ち遠しい。

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