cat_oa-rp35774_issue_6216e4598da0 oa-rp35774_0_6216e4598da0_沢尻エリカ「別に」騒動から12年、NHK大河初抜擢も変わらぬ「自己チュー」ぶり 6216e4598da0

沢尻エリカ「別に」騒動から12年、NHK大河初抜擢も変わらぬ「自己チュー」ぶり

2019年4月9日 05:59 デイリー新潮

「別に」騒動から、はや12年。ワガママ女優と呼ばれた沢尻エリカ(32)が、NHK大河ドラマに初抜擢された。ところが、早々に「自己チュー」を危ぶむ声が……。出演者発表会見の場でも、大御所を差し置いて、1人だけ目立ってしまっていたという。

 来年1月スタートの「麒麟がくる」は、主人公の明智光秀を長谷川博己が演じ、沢尻は織田信長の正妻で斎藤道三の娘、濃姫の役。これまで、大河ドラマでは松坂慶子、菊池桃子、内田有紀ら錚々たる美人女優がその役を演じてきた。沢尻で9代目の濃姫である。

 芸能担当記者によれば、

「沢尻は会見で、“12歳で芸能界に入ってがむしゃらに生きてきて、ようやく大河に出演させていただくことができました。沢尻エリカの集大成をここで捧げたいと思います”と感極まって涙ぐんでいました」

 2007年に主演映画の舞台挨拶で、「別に」と不貞腐れていたのに比べれば、ずいぶんと殊勝な態度だったという。

「しかし、他の出演陣から浮いてしまうのではないかとの声も、すでに上がっています。あの場で涙ぐむのは、どうも必要以上に目立とうとしているように見えて、わざとらしさを感じました。あくまでも、ドラマの主役は長谷川で、ヒロインは光秀が京で出会う町娘役の門脇麦です。それなのに、沢尻は、門脇を尻目に“私が、私が”と前に出ようとしている印象を受けました。結局、“自己チュー”は変わっていないのではないでしょうか」(同)

キワモノ扱い

 芸能レポーターの城下尊之氏の話。

「“別に”騒動後間もなく、沢尻は22歳年上でハイパーメディアクリエイターの高城剛と結婚し、余計に“キワモノ扱い”されることになりました。転機は、12年公開の映画『ヘルタースケルター』。彼女はヌードを披露し、体当たりの演技が評価されて、そこから次第に仕事が増えていったのです」

 14年には、ドラマ「ファースト・クラス」の主役に抜擢されている。

「沢尻のイメージは完全には回復しておらず、当初、制作スタッフはビクビクしながら接していたそうです。でも、いざ撮影が始まると演技は素晴らしいし、スタッフへの対応も問題はなかった。ドラマも上々の評価を得て、それ以降、前と変わらないくらいに主役級を任されるようになりました」(同)

 その結果、ようやく大河ドラマに初抜擢されたのである。

 作家の麻生千晶氏に沢尻評を聞くと、

「沢尻さんは、ただのかわい子ちゃんではなくて、知的なもの、儚げなものも表現できる演技力をお持ちです。“別に”の問題については、会見であのように振る舞ったのはドジだったと思います。しかし、往々にして、若いときってそういうことがあるのではありませんか。大切なのは、傲慢であることに気づけるかどうかです。彼女はあの騒動で総スカンを喰らい、傲慢であることに気づきました。だからこそ、いまの活躍があるのでしょう」

 しかし、三つ子の魂百までというから、いつ油断が生じないとも限らない。沢尻は、「腹の虫」を抑えておくことができるか。

「週刊新潮」2019年4月4日号 掲載

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cat_oa-rp35774_issue_6216e4598da0 oa-rp35774_0_17315ba3f200_テレビ界の東大ブームはいつまで続く……注目は松丸亮吾と鈴木光でタレントが嫉妬!? 17315ba3f200

テレビ界の東大ブームはいつまで続く……注目は松丸亮吾と鈴木光でタレントが嫉妬!?

2019年4月9日 05:58 デイリー新潮

明石家さんまが火付け役

 よく考えてみると、エンターテインメント業界に東大が果たした貢献というものは、相当なものがあるはずだ。

 ***

 何しろ入学試験に合格するには、超トップクラスの学力が必要だ。東大生の希少価値は極めて高い。だから注目が集まる。パンダやトキの人気と構造は同じだ。

 そこで、これまで人気を博した“東大芸能人”を確認しておこう。男5人、女5人を並べてみた。改めて見てみれば、なかなか多彩な顔ぶれだ。

 年齢が高い芸能人ほど「演技」や「歌唱力」の能力が高い傾向がある。学部も文学部が目立つ。役者や歌手、演出家や音楽家として名を成した人々と言えるだろう。

 対して30代の女性は、タレントとして活躍しているケースが多い。いわゆる“才色兼備”の見本として注目を集めているわけだ。

 元号は平成から令和に替わったが、東大に対する関心の高さは不変だ。いや、むしろ上昇傾向にあるのかもしれない。近年も新しい東大芸能人が誕生している。その背景にあるのは、テレビ業界の“東大ブーム”だ。

「パイオニアは16年から放送されている、フジテレビの『さんまの東大方程式』でしょう。現役の東大生が数十人集結し、さんまさんにイジられる内容が好評で、今も不定期放送ですが続いています。この成功に17年からTBSが『東大王』をスタートさせました。これはクイズ番組で東大生の学力の高さを見せつけるという内容で、ある意味では王道の演出でしょう。そして18年からフジテレビが『今夜はナゾトレ』をスタートさせました。知識を問うクイズではなく、パズル的要素のある脳トレ問題を、東大生や京大生が出題するという設定が話題を呼びました」(テレビ局関係者)

「東大王」と「今夜はナゾトレ」から“スター候補”

 このうち、「東大王」(水曜19:00~20:00)から誕生したスターが鈴木光(20)だ。ネットで画像を検索してもらえば、“才色兼備枠”の新人女性だと分かるはずだ。

「今は文科一類の学生だそうで、将来は法学部の進学が確実視されています。第2の菊川怜(41)は大げさかもしれませんが、インテリクイズ要員としての地位を固めつつあります。かわいらしさに人気が集まっており、テレビ業界で期待する声は相当なものがあります。もっとも本人は弁護士志望で、今のところタレント活動に本腰を入れるつもりはないようです。そこが残念ですね。本気で芸能活動に邁進し、場数を踏めば、更に才能が花開く可能性があります」(同)

「今夜はナゾトレ」(火曜19:00~20:00)からは、松丸亮吾(23)が注目を集めている。昨年11月には『東大 松丸式 数字ナゾトキ――楽しみながら考える力がつく!』(ワニブックス)を上梓。その著者略歴を引用させていただく。

《東京大学に入学後、謎解き制作集団AnotherVisionの代表として団体を急成長させ、イベント・放送・ゲーム・書籍・教育など、様々な分野で一大ブームを巻き起こしている“謎解き”の仕掛け人。(中略)現在ではクリエイターとしての個人活動も活発になり、その発想力を活かして謎解きのみならずドラマの脚本・トリック監修にも携わる》

「『ナゾトレ』にAnotherVisionの代表として出演したのが原点ですが、面白いのは、クイズの回答者ではなく、出題者として人気を呼んだことです。爽やかなルックスと語り口で、大人も子供も楽しめる謎解きクイズを出題して、一気に注目を集めました。“メンタリスト”の肩書で心理学の著書を多く出版しているDaiGo(32)の弟というのも話題になりましたね」(同)

 近年の松丸は、「嵐にしやがれ」(日本テレビ系列・土曜21:00~21:54)や「人生が変わる1分間の深イイ話」(同・月曜21:00~21:54)、「ザ!世界仰天ニュース」(同・火曜21:00~21:54)、「サンデー・ジャポン」(TBS系列・日曜10:00~11:22)といった人気番組でトークの才能も発揮している。

「テレビに引っ張りだこと言っていいでしょう。視聴率三冠王の日テレが看板番組でしっかりとツバを付けているのも、彼の人気を伺わせます。本物のタレントが嫉妬するレベルですね。4月以降も、出演数は増えるでしょう。そして、クイズ番組の回答者としても人気を得ると、京大卒の宇治原史規(42)や同志社卒のカズレーザー(34)の強力なライバルとなります」

 まだまだ“東大ブーム”は続く?

週刊新潮WEB取材班

2019年4月9日 掲載

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cat_oa-rp35774_issue_6216e4598da0 oa-rp35774_0_05fcd04cc5fa_俳優「北村一輝」がカレー屋に華麗なる転身 20年来の悲願達成でそのお味は? 05fcd04cc5fa

俳優「北村一輝」がカレー屋に華麗なる転身 20年来の悲願達成でそのお味は?

2019年4月9日 05:57 デイリー新潮

 この4月1日に東京赤坂、TBSのほど近くに、カウンター9席だけの「大阪マドラスカレー」がオープンした。

 大阪・日本橋の老舗カレー店「カレーやマドラス」の東京初出店という。だが、このお店、オーナーはなぜか俳優の北村一輝(49)というのである――。

 

 ***

 北村といえば、今秋に始まるNHKの朝ドラ「スカーレット」の戸田恵梨香演じるヒロインの父親役に抜擢されると発表されたが、役を選ばないというより、何でも演じる役者として有名だ。ゲイバーのママから猫好きの侍、横山やすしまで、とにかく守備範囲は広い。

 中でも日本屈指の濃い顔の俳優を一堂に集めて古代ローマ人にした映画「テルマエ・ロマエ」では次期皇帝候補のケイオニウスを演じ、まったく違和感を感じさせなかったことでも知られる。その一方で、インド人にも間違えられたこともあるというのは、芸能記者だ。

「あまりバラエティ番組には出演しない北村さんですが、過去に出演したときには、『映画 怪物くん』のロケでインドに行ったときに、現地のインド人にスカウトされたことがあると言っていましたね。また、中国ロケでは、現地エキストラに『あなた、日本人役なのに、なぜインド人?』と尋ねられたとか。まあ、確かに日本人には珍しいほど濃い顔ですよね。インド人に似ているからなのかは知りませんが、バラエティで必ずと言っていいほど語られるのが、“カレー愛”です。芸能界でも知る人ぞ知るカレー好きとして有名。なんでも、あまりにカレーを愛するあまり、たまたま入ったお店のカレーがマズくて、『こんな店にお金は払えない』と言い出して一悶着起こしたこともあったとか」

 それで、店まで構えてしまったというのだが……所属事務所に聞いてみると、

「確かに北村がオーナーとしてやってはいますが、事務所はまったく関与しておりませんのでお答えしかねます」

 カレー好きが高じてと聞いているのだが?

「私どもではお答えしようもありませんので、お店に行ってみてはどうでしょうか? たまにいるようですので、直接、聞いてもらえたら……」

10代からの常連客

 港区赤坂のTBSテレビにほど近い、路地を入ったところにその店はあった。「大阪マドラスカレー」である。中に入ると、カウンターのみで全9席の小ぶりな店構えだ。メニューがないのでキョロキョロしていると、厨房のお姉さんから声がかかる。

「カレーは1種類で、ライスは大・中・小から選べます。それにトッピングには卵とチーズがあります」

 それだけ?

「ハイ、それだけです」

 中盛りに卵のトッピングを注文すると、すぐに出てきた。大阪によくある、ルーに生卵が乗ったカレーである。一口含むと、ちょっと甘い……。もう一口、あれ! 段々辛くなってくる。

「本店は大阪にありまして、そこの味なんですけど、いかがですか?」

 食べたことのない味だが、くせになるかも。

「ありがとうございます」

 ところで、この店のオーナーは顔を出すの?

「ご存知ですか! なかなか仕事が忙しくて時間が取れないようですけど、たまに顔を出してくれます」

 オーナーは仕事でこの味に出会って気に入ったのかな。

「この味をすっごく気に入ってるようです。それに、元々大阪出身ですからね、あちらでは長く続くお店だそうなので、元々知っていたのかもしれません」

 確かに北村は、大阪出身である。残念ながら本人がいなかったので、大阪本店のオーナーに聞いてみた。

「えーえー、北村さんはホンマに昔から来ていただいております。10代後半の頃からかな、役者になる前からの常連です。うちの味が気に入ってくれてるようで、役者になってからも、大阪で仕事のときはもちろん、京都で撮影のときにも飛んできてくれたり、何かあれば来てくれてます。テレビでも何度か紹介してもらって、ありがたいですわ」

 かなりお気に入りのようである。それがなぜ、東京に出店することに?

「20年近く前からかな、いつか東京でやりたいと言い始めたのは。東京にこの味を持っていきたいと言うんですわ。それから長いこと経ちましたが、ようやく目処が立ったらしく、東京に出店することになったんです」

 30種類のスパイスと4種類のフルーツを1週間かけてじっくりと煮込むというマドラスは関西では4~5軒の支店があるというが、東京へは初出店だ。

「どの店も私がやっているわけではなく、のれん分けとでも言うんですか、そういった形でやってもらってます。北村さんも一緒です。お友達と一緒に、うちのレシピでやってるんです。東京でも作っていますが、こちらからもルーを送ったりしてます。私の店では今、カツなどの揚げ物もありますけど、昔はカレーだけでしたから、その頃を再現しようとしているみたいです。頑張ってもらいたいですわ」

 インド人もびっくりの北村カレーである。

週刊新潮WEB取材班

2019年4月9日 掲載

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cat_oa-rp35774_issue_6216e4598da0 oa-rp35774_0_490048332b93_ゴーマン「麻生太郎」のせいで福岡県知事選は惨敗 財務相も引責辞任したら? 490048332b93

ゴーマン「麻生太郎」のせいで福岡県知事選は惨敗 財務相も引責辞任したら?

2019年4月9日 05:56 デイリー新潮

 保守分裂となった7日投開票の福岡県知事選は、麻生太郎副総理兼財務相がごり押しで自民党推薦の看板を据えた新人の武内和久氏(47)が、3選を期した現職の小川洋氏(69)に惨敗を喫した。最大の敗因は、麻生氏の私情も見え隠れする強引な武内氏擁立に対して、身内の自民党議員や支持団体から大きな反発を招いたことだ。もはや福岡県での「麻生1強」体制の瓦解は避けられそうにない。「おごる麻生は久しからず」である。

 選挙中、自民党やマスコミ各社の調査などでは、「トリプルスコアで小川氏リード」とされていた。開票を待たずして勝負あったかの様相だったが、結果はやはり94万票余りの大差で小川氏に凱歌が揚がった。NHKも開票速報で午後8時とともに「当確」を報じた。まさに、麻生氏への「政治的死」を突きつけるような瞬殺だった。

「敗軍の将」たる麻生氏は7日夜、支援者らを前に「当選させられず誠にふがいなく、われわれの力不足だった。おわび申し上げる」と頭を下げた。自身が置かれた立場を覚悟しているのか。いつになく殊勝な態度だった。

 福岡県での主要選挙で麻生氏が「保守分裂」に陥れたり、その寸前に至るまで混乱させたりした“主犯”となったのは、今回の知事選が初めてではない。

「私怨」が招いた分裂

 まずは2011年4月の知事選。自民党県連は当初、県議団会長擁立を内定したものの、麻生氏が「後出し」で自身の内閣で内閣広報官を務めた小川氏の擁立を主張し、調整は難航を極めた。結局、県連側が身を引き、小川氏が初当選を果たした。

 麻生氏の地盤である嘉麻市で行われた昨年3月の県議補選でも横やりが入った。自民党現職県議の死去に伴う補選であり、その事実上の後継者出馬が、規定路線となっていた。しかし、麻生氏の肝いりで元秘書が割って入ったため保守分裂を招き、結局、元秘書は落選の憂き目を見た。

 今年1月の北九州市長選でも麻生氏は、4選を目指す現職の北橋健治氏の対抗馬擁立を模索した。北橋氏は元民主党衆院議員で、前回2015年の市長選では自民党の推薦を受けて3選を果たし、同党が引き続き支援する流れと見られていた。しかし、それを甘受できない麻生氏は昨年11月、東大卒の北橋氏を「人の税金を使って学校に行った」と露骨に批判するなど「北橋降ろし」に動いた。最終的には麻生氏も矛を収め、北橋氏が自民党の推薦を得て4選を果たした。

 そして今回の知事選での保守分裂への導火線となったのが、鳩山邦夫元総務相の死去を受けた2016年10月の衆院福岡6区補選だ。「弔い」を期す鳩山氏の次男・二郎氏と麻生氏が推す候補が激突する構図となった同補選。自民党県連は麻生系候補の推薦に動いたが、二階俊博幹事長が拒否した。結局、新人2人がともに無所属で戦い、当選した二郎氏がその後、自民党および二階派入りした。自民党関係者が声を潜める。

「小川氏は過去2回の知事選で自民党の推薦を受けていた。ところが麻生氏は、この補選で推した候補を、自分の子飼いと見なしていた小川氏が支援しなかったことなどに激怒し、『小川降ろし』に傾いた」。つまり麻生氏の小川氏に対する「私怨」や「私憤」が、保守分裂に陥れたというわけである。

“ダメ押し”の忖度発言

 小川氏は昨年12月下旬に3選出馬を正式表明した。別の自民党関係者によると、麻生氏は側近の自民県連幹部を動かして、意中の元厚生労働官僚・武内氏の県連推薦を決める一方、安倍晋三首相はじめ党本部執行部に「推薦が取れないなら副総理を辞める」と凄み、武内氏の党推薦をもぎ取ったという。党独自の事前調査でも「負け戦」同然の選択であり、麻生氏の“暴走”だった。

 むろん、道理に欠く麻生氏の手法が、身内の反発を惹起しないわけがなかった。二階派中堅で党副幹事長の武田良太衆院議員らが、公然と小川氏支持を打ち出した。その数、福岡県選出の衆院議員11人のうち、二階派の3人を含む6人に上った。党の決定に背く「反党行為」であるが、「小川いじめ」とも受け取れる麻生氏の動きに疑念を抱く「県内世論」も彼らを後押しした。

 自民党関係者によれば、麻生氏サイドからは「造反者に対しては次期衆院選で党が公認しない」と“脅し”ともいえる情報が流されたという。しかし県内では、日を追うごとに「反麻生包囲網」が広がる。「麻生1強」の流れを崩したい古賀誠元幹事長や山崎拓元副総裁ら福岡県の有力OBも、小川氏支援に回った。地元経済界や自民党支持団体の多くも小川氏を支え、公明党・創価学会も同調した。

 麻生氏への“ダメ押し”となったのが、選挙戦終盤の4月1日に行われた武内氏の集会で、麻生氏の元秘書で麻生派所属の塚田一郎前国土交通副大臣が地元の道路建設をめぐり安倍首相と麻生氏に「忖度した」と発言し、同5日に副大臣辞任に追い込まれたのだ。麻生氏も「万事休す」となった。

「今回の知事選を含む一連の県内選挙で、麻生氏が唯我独尊よろしく自身の主張を強引に通してきた背景には、安倍首相から特別扱いされている自負と傲慢さがあるのではないか」。自民党閣僚経験者はこう手厳しく指摘する。

 麻生氏といえば、これまでも失言や暴言を繰り返して政局を混乱させてきたが、安倍首相に絶えず守られてきた。菅義偉官房長官とともに2012年末の第2次安倍政権発足以来「内閣の屋台骨」とされ、政権運営上、頼らざるを得ない存在だからである。昨年10月の自民党・内閣人事で、首相が周囲の不安を押し切って麻生氏を続投させたのも、最たる例だ。「安倍1強」を謳歌する首相の右腕たる麻生氏は、政権にとっては「切るに切れない」のである。そんな環境に麻生氏が安住してきたということだ。

 しかし、今回の知事選での麻生氏の蹉跌は、安倍政権の政権運営に大きな後遺症を残すことは間違いないだろう。麻生氏に対する責任論もさることながら、今年最大の政治決戦となる夏の参院選に向けて、党内の結束を再び固めるのも容易ではない。

「昨今、安倍政権から露呈し始めている『1強』の緩みや慢心が、福岡でも表面化したということだ。麻生氏を放任してきた首相の責任も大きく、福岡での『麻生1強』の落日は、中央での『安倍1強』の瓦解につながりかねない」。自民党関係者はそう天を仰いだ。

週刊新潮WEB取材班

2019年4月9日 掲載

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cat_oa-rp35774_issue_6216e4598da0 oa-rp35774_0_59bba0ae72e2_若狭勝元検事が処女小説を出版 「政界復帰? ないですよ」 59bba0ae72e2

若狭勝元検事が処女小説を出版 「政界復帰? ないですよ」

2019年4月9日 05:55 デイリー新潮

 最近はお笑い芸人や元新聞記者による小説は珍しくなくなったが、“元検事”によるものはなかなかない。

 元東京地検特捜部副部長で前衆院議員の若狭勝氏(62)がこのほど小説を出版した。その名も『分水嶺 濁流の果て』(日本橋出版)。

「いつかは小説を書きたいという思いがあったんです」

 とは、若狭氏ご本人。

「小学校の頃から、原稿用紙300枚以上の小説を書いていましたから。実際に本を書こうと思ったのは東日本大震災がきっかけです。若い頃に福島で勤務していたこともあり、身近に被害に遭われた方もいました。原発事故で運命が変わった方もたくさんいる。これは書き残さないといけないと、平成も終わるというタイミングで出版しました」

 もう一つの執筆動機は森友問題だった。

「個人的には日本の民主主義の一つの汚点だと思っていますが、近畿財務局の職員が自殺したことが特に心に残っています。あの事件が象徴しているのは、ひとつの小さなごまかしがやがて大きくなり、人生が大きく変わってしまうということ。個人ではどうにもならない悲哀を表現したかった」

 作品の中では、原発事故で東京への避難を余儀なくされた主人公が不倫の末、殺人を犯す。さらに彼がついた嘘で翻弄される遺族を描いた。

「殺人犯の内面の心理状態からどういう供述が生まれるか、丁寧に描きたいと思っていました」

 もっとも、自身は一昨年の衆院選で落選。一連の小池騒動の中で濁流にのまれた。

「小池(百合子)さんには本を渡していません。彼女に限らず、選挙応援などは断るようにしていますし。政界復帰? ないですよ」

 ひとつ足を踏み外せば、転落する人生。我々は細い径の上を歩んでいるのだと改めて気づかされる。

「週刊新潮」2019年4月4日号 掲載

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cat_oa-rp35774_issue_6216e4598da0 oa-rp35774_0_86966f057638_白鵬は「平成の大横綱」にあらず? 相撲記者、好角家が選ぶナンバー1は 86966f057638

白鵬は「平成の大横綱」にあらず? 相撲記者、好角家が選ぶナンバー1は

2019年4月8日 08:00 デイリー新潮

「平成の大横綱」の称号は誰の手に(1/2)

 平成の大横綱。栄誉あるその称号は、貴乃花にも白鵬にも使われるからヤヤコシイのだ。平成の世、土俵を彩った横綱はこの2人を含めて13人。果たして、真に平成の大横綱と呼ぶにふさわしい横綱は誰なのか。記者や好角家がガチンコで検証した、その結果は……。

 ***

「平成に育ててもらいました」――

 今年の1月場所8日目、天皇皇后両陛下が観覧に訪れた際に横綱・白鵬はそう口にしたが、今場所優勝後にも同じことを言った。その裏には、平成の大横綱は自分をおいて他にはいるまい、という強烈な自負が感じられはしないか。

 しかし、本誌(「週刊新潮」)が行った調査の結果は意外なものであった。平成の大横綱の称号に最もふさわしい力士は誰かと記者や好角家に聞いたところ、誰一人として白鵬を挙げなかったのだ。

 ちなみに、本誌の調査に協力していただいたのは、スポーツ評論家の玉木正之氏、東京相撲記者クラブ会友の大見信昭氏、相撲ジャーナリストの中澤潔氏、漫画家のやくみつる氏、ベテラン相撲記者、角界ジャーナリストの6人である。評価の対象となるのは、平成の時代に短期間でも土俵に上がったことのある横綱、第58代の千代の富士から第72代の稀勢の里までの13人。識者にはこの中から1人を選んでもらい、加えて、その力士の名勝負を2番選出してもらった。

 白鵬を推さなかった理由については、

「確かに優勝42回はすごいことなんですが、なんといえばいいか、鼻についてきたんですよね」(中澤氏)

「白鵬については、とんでもない優勝回数を記録しましたが、やはり、土俵態度という点で、とてもじゃないけど推せない」(やく氏)

 審判の判断に不服を申し立てるため、土俵に20秒近くも仁王立ちするという前代未聞の出来事があったのは2017年の11月場所。やはり、「品格なき横綱」は「平成の大横綱」たりえない、というわけである。

「ある力士がこう言っていました。“今は全体的にレベルが落ちている。若貴時代に白鵬がいたら、10回優勝できたか分からない”。つまり、白鵬は『鳥なき里のコウモリ』ということ。実際、“若貴時代は現在よりレベルが高かった”というのは関係者の一致した見方です」

 とは、貴乃花に一票を投じた角界ジャーナリスト。

「当時、横綱には貴乃花の他に若乃花、曙、武蔵丸がいて、大関には貴ノ浪。魁皇や武双山がなかなか大関に上がれなくて、安芸乃島、琴錦、貴闘力が三役の常連でした。この3人だって、現在のレベルから見ればメチャクチャ強いですよ。全体のレベルがあれだけ高かった中で、ガチンコで22回も優勝しているのは本当にすごいことです」

 やはり貴乃花を推した大見氏も、

「当時は巨漢のハワイ勢が隆盛を極めていた時代。そこに決して大きくはない日本人力士が一人、戦いを挑んでいったところに多くのファンは喝采していたのです」

 として、こう話す。

「さらに、宮沢りえとの婚約、河野景子との結婚、洗脳騒動に兄弟不仲説と、土俵外でも様々なドラマを見せてくれるとあって、その人気はうなぎ上りだった。親方になってからも話題には事欠かず、18年には自爆するような形で相撲界を去ったこともあり、やはり『平成の大横綱』にふさわしい」

貴乃花と武蔵丸の因縁

 今回の調査では、角界ジャーナリスト、大見氏に加えて中澤氏の票も得た貴乃花が3票でトップとなった。

 中澤氏が挙げる貴乃花の「名勝負」の一つは、1995年11月場所の「若貴対決」。あっけなく兄の若乃花の勝利に終わったが、

「あの当時は若貴ブームのおかげで満員御礼が666日も続いた。若貴の2人が土俵に上がるだけで666日も満員御礼が続くなんて、これは空前絶後の記録です。そんな中での若貴対決が注目を集めないはずがない」

 人気も実力も規格外の貴乃花のライバル、武蔵丸に1票を投じたのは、やく氏。名勝負として挙げるのは、99年11月場所千秋楽の対貴乃花戦である。

「武蔵丸の強さがピークだった頃ですね。この大一番を見れば、武蔵丸の右四つがとんでもなく完成されていることが分かります」

 と、やく氏は言う。

「貴乃花に十分の右四つで組まれ、武蔵丸は左の上手が取れずに、右の差し手だけでこらえることになった。ところが、武蔵丸はそのままの状態から、そのぶっとい右腕で、貴乃花を完全に裏返してしまった。本当に強烈でしたね。おそらく、貴乃花の生涯で、これだけぶん投げられたことはないだろうと思えるほどのインパクトでした。真裏に返されて180度では止まらずに、さらに90度、合計で270度くらい、貴乃花の体が回ったように見えた」

 現役当時、武蔵丸は悠揚迫らぬ泰然自若とした態度で、西郷隆盛のようだと言われた。

「私は外国人力士だからといって特別な目で見るのは好きではありません。ただし、武蔵丸に関しては、ハワイ出身でありながら、“西郷さんってこんな感じだったのかな”と思わせてしまう日本人的な雰囲気を持っており、そこが魅力でした。ハワイ勢はモンゴル勢に比べると、人種的にも文化的にも、より日本から遠いけれど、その距離を埋めようとした努力が健気に見えた、という側面もあったでしょう」(同)

 貴乃花は節目節目で武蔵丸と当たり、記憶に残る大一番が生まれた。

 中澤氏が「名勝負」として挙げるのは、01年5月場所の優勝決定戦で貴乃花が武蔵丸を下した大一番である。

「貴乃花が14日目にケガを負ってから、優勝決定戦で武蔵丸を倒すまで、まるで出来すぎた芝居を見ているようでした」

 と、中澤氏は言う。

「致命的なケガをくつがえした、最高の相撲。彼にとっては一番印象に残っている取組じゃないでしょうか。優勝を決めた後、当時の小泉総理が“感動した!”と言ったあのシーンは、まさに平成の名場面といえます」

 大見氏もこう語る。

「ほとんど動かないような状態の右ひざを抱えながら、険しい表情で武蔵丸と相対する貴乃花の姿には、背筋が凍るような独特の雰囲気がありました。あの形相といい、相撲内容といい、勝負の面白さというものを身に染みて感じた瞬間でしたね」

 結局、この時のケガが原因で7場所連続の休場に追い込まれた貴乃花は、02年の9月場所で再起。しかし、そこで彼の前に立ちはだかったのも“因縁の相手”である武蔵丸だった。

「01年の5月場所では、体がボロボロで悲壮感を漂わせる貴乃花に対して、武蔵丸は心を鬼にしきれなかった」

 と、やく氏は話す。

「しかし、貴乃花が復活してきた02年の9月場所では、メンタル面を平常に保ち、相撲の内容で圧倒したのです。当時、世間が貴乃花に同情的になればなるほど、この大一番は逆張り的な意味で、すごい一番を見たな、と溜飲が下がりました。私は、貴乃花ファンでも、武蔵丸推しでもなく、全体的に相撲を見ている立場でしたが、やっぱり武蔵丸は強いな、と思ったのを覚えています」

(2)へつづく

「週刊新潮」2019年4月4日号 掲載

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cat_oa-rp35774_issue_6216e4598da0 oa-rp35774_0_46ea913233fd_「AIを見くびっています」 『国家と教養』藤原正彦氏の「AI vs.人間」論 46ea913233fd

「AIを見くびっています」 『国家と教養』藤原正彦氏の「AI vs.人間」論

2019年4月8日 07:31 デイリー新潮

 AIが人間の仕事の大半をこなせるようになる――そういう日が遠からず来るというのは、定説になりつつある。その良い面は人手不足の解消につながることだろうし、悪い面は職を奪われることだろう。そして後者の方を心配する人は少なくない。

 しかし、ベストセラー『国家の品格』の著者として知られる数学者の藤原正彦氏はこうした見方を一蹴する。3月31日に放送された「報道プライムサンデー」(フジテレビ系)で、藤原氏は次のような持論を述べた。

「人間の仕事をAIが奪うといった話は、もう随分前からありました。私は20年以上前、アメリカでAIの研究者とそのことについて議論したことがあります。

 その時から私の考えは変わっていません。AIは人間には取って代われない、ということです。

 たとえば技術が進歩したことで、AIが詩や短歌も作ることができます。それはそれなりのものができるのです。

 ただし、その中でどれがいいかを選ぶのは、AIには無理。人間でないとできない。なぜなら、こういうものを選ぶには、もののあわれや悲しみ、情緒が必要だからです。そして、そうした感情は、密接に『死』とかかわっている。『死』は人間にとって根源的な悲しみです。

 一方で、AIには本質的には死はない。だからAIに情緒は理解できない。

 AIの研究者は、AI万能論を言いますが、あれはおめでたい人。

私なんかはAIを見くびっています」

 何だか心強く感じられる一方で、いささか氏の考え方は楽観的にも見える。良くも悪くもAIが人間の労働のかなりの部分をすでに代替しているのが現実。この流れが止まることはなさそうだ。

 藤原氏も、無条件に人間がAIに勝てるなどといった楽観論を説いているわけではない。ネット社会を生き抜くには、人間の側にもそれに適した能力が必要だ、という。新著『国家と教養』では、次のように述べている。

「書物やネットにある情報量はほぼ無限です。(略)

 無限にある情報の中から、人間は取捨選択し自分の情報とします。ここで適切な選択のできない人は、真偽の明らかでない情報、偏った情報、真っ赤な嘘、正しいが取るに足らない情報、などばかりを拾いがちです。

 この世に溢れる情報の99.9999999999%は自らにとってゴミ情報です。例えば、イギリスのケンブリッジ郡グランチェスター村で14世紀に、粉屋の娘が近所の男とふしだらな関係を結んだこと。1987年12月26日に同地で開かれた樽レースで誰が優勝したか。これらは世界中のほぼすべての人にとって完全に無価値な情報です。この村に住む人々のうちのノーベル賞受賞者の割合は世界一高い、という情報も正しいながら価値は限りなく小さい。昭和34年の都立西高入試における受験番号1番(成績ではない)が私という事実も、どこかに存在する情報ですが、私以外の人間にとってはほぼ無価値です。

 誰しも、有限の人生において、無価値の情報に関わっているヒマはありません。自分にとって価値のある情報だけを選択したい、とすべての人々が思っています。それらがその人の判断力の基盤となるからです」(『国家と教養』)

 この判断力にはある種の「嗅覚」が必要で、それは教養とそこから生まれる見識が大きく働いている、というのが藤原氏の考えである。AIに怯えすぎる必要はないけれども、負けないためには教養を積むなど人間側の努力も必要だということだろうか。

デイリー新潮編集部

2019年4月8日 掲載

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53歳2児の父「ローンもあって老後が不安」 専門家が教える定年後設計

2019年4月8日 06:40 デイリー新潮

 年金、住まい、資産運用……そろそろ真剣に「定年後のお金」について考えないといけない、そんな現役世代の人たちに、創立16年のお金の学校「ファイナンシャルアカデミー」(https://www.f-academy.jp/)の講師陣が定年後の設計方法をわかりやすく指南します。第1回の講師は、某大手証券会社で定年を迎えた顧客の様々な相談に乗ってきたファイナンシャルプランナーである小野原薫先生。「まずはこれだけ! 公的年金超入門」と題して、誰もが気になる公的年金について伺いました。

 ***

本日の読者代表:吉田正史さん(仮名・53歳) 

新卒で入った中小企業で営業として勤続31年。高校生の長女と中学生の長男を育てる2児の父だ。年収は650万円。マイホームは35歳の時に35年ローンで購入し、定年後もローン返済をしなくてはならない。ということで、目下の不安は退職後のお金のやりくり。これまであまりお金に関心がなかった吉田さんは、日々流れる年金のニュースを見て疑問を感じているという。

月給感覚だとダメ

吉田さん:何歳まで自分が生きるかわからないし、まだ中学生の子どももいる。退職後もローン返済は残っているし、本当に老後が不安です。そこでまず最初に知りたいことが基本的なことですが「年金って実際いくらもらえるの?」ということ。ニュースでも何かと話題になる年金ですが、恥ずかしながらイマイチ仕組みも分かってないんです。自分の場合はどうなのかを知りたい…! 小野原先生、わかりやすく教えてもらえませんか?

小野原先生:定年後のお金に関して、まず一番ご相談を受けるのが「年金」についてです。日常的に耳にする言葉ですが、実際にちゃんと理解できている人は意外と少ないもの。これがわかっていないと、定年後のマネー計画が立てられないので、しっかり学んでいきましょう!

 まず吉田さんもご存じだとは思いますが、一口に年金といっても色々な種類があります。国からもらう「公的年金」、企業が独自に行なう「企業年金」、そして自分自身で年金を用意する「個人年金」。年金の話をする時は、どの年金の話題なのかをまず把握した方がいいですね。今日はみなさんが一番気になる、国からもらう「公的年金」について一緒に学んでいきましょう。

吉田さん:はい、それが一番気になるところです。

小野原先生:公的年金といっても、日本にいる人は全員もらえるという「国民年金」と、公務員も含めた会社に勤めている人がもらえる「厚生年金」の2種類が実はあるんです。

吉田さん:会社員の私は「厚生年金」がもらえるということですね。

小野原先生:はい、そうです。ただ「厚生年金」だけでなく「国民年金」も両方もらえるんです。これが、公的年金でよく言われる「2階建て」というものです。

吉田さん:聞いたことありますね。

小野原先生:まずは「1階部分」である「国民年金」は、自営業の人であろうと会社員であろうと、日本国民であればみんながもらえるものとして存在しています。で、吉田さんのように会社勤めをしている人とか公務員の人たちは、その上の「2階部分」に「厚生年金」という年金があって、これもプラスアルファでもらうことができるというわけです。

吉田さん:なるほど。で、早速聞いてしまってナンなんですが、僕の場合ならいくらもらえるかの「金額」が知りたいんです(苦笑)。先生、どうやったら分かりますか? 毎月いくらもらえるんでしょうか?

小野原先生:ちゃんと知る方法はありますが、その前にそもそもですが、公的年金の支給は毎月ではないんですよ。基本は2カ月に1回、偶数月にもらえます。

吉田さん:え、そうなんですか!? じゃあ、月給感覚でいるとダメということですね?

小野原先生:そうですね。で、気になる金額ですが、まず「国民年金」、これについては、ちゃんと保険料を支払っていれば満額いくらですっていうのは、全員決まっています。今だと、年間で77万9千円。ですので、12カ月で割ると1カ月分は、6万5千円にいかないぐらいなんです。

吉田さん:おお。月々6万5千円ですか…。ローンのことも考えるとだいぶキツイですね。

小野原先生:ですよね。で、気になるのが2階部分の「厚生年金」の金額。これは人によって変わるんです。

吉田さん:そこを詳しく教えてください!

どれだけもらえる?

小野原先生:厚生年金部分の支給額は「報酬比例」という方法で決まるんです。その人が現役時代にもらっていた収入に比例して金額が決まりますよ、というのが言葉の意味で。収入が多い人は、その分、保険料も多く払っているので、年金もたくさんもらえるという制度です。

吉田さん:そうなんですね。その金額を具体的に知る方法ってありますか?

小野原先生:もちろんありますよ! 毎年毎年、誕生日の月に何か通知が来ていませんか? 実は「日本年金機構」というところから「ねんきん定期便」というものが届くんですが、そこに、「どのぐらいの期間、保険料を支払ったのか」という年金の加入実績とか、「今の時点で、どのぐらい年金がもらえるのか」という予想金額などを見ることができるんです。一番手っ取り早く、金額を知る方法はこれですね。ちなみに誕生日はしばらく先なんですという方もご心配なく! これ、ウェブ上で見ることもできるんですよ。それが、日本年金機構の「ねんきんネット」です。

吉田さん:ねんきんネット、ですか。

小野原先生:はい。ねんきんネットにログインするには最初にユーザIDの登録が必要になります。登録に必要なものは2つ「基礎年金番号」と「アクセスキー」です。基礎年金番号はみなさんがお持ちの年金手帳に載っていますよ。そして、アクセスキーを知る方法は3つあります。

・ねんきん定期便に記載

・年金事務所での発行

・ねんきんネットから発行依頼

 ねんきん定期便をどこに片付けたかわからない、という人は、ねんきんネットから発行依頼すれば数日すれば郵送でアクセスキーが届きますよ。

小野原先生:人によっては最初の登録手続きが多少面倒かもしれませんが、やり方はWEB上にわかりやすく掲載されていますし、登録さえできれば、自分の公的年金の試算が誰でもできるんですよ。しかも試算の方法は「かんたん試算」「質問形式で試算」「詳細な条件で試算」と3種類! 「かんたん試算」なんてボタンを1回クリックするだけです。

吉田さん:そうなんですね。やっぱり自分の公的年金の金額は知っておきたいです。

小野原先生:そうです。定年後のお金を準備するにしても、公的年金としていくらぐらいもらえそうか把握できていないと、計画の立てようがありませんよね。

小野原先生:ただ具体的な金額を確認する前に一つ言えるのは、ほとんどの人は、現役時代にもらっていたお給料の金額よりも、年金の金額は少なくなるということ。公的年金の方が現役時代の給与より多いという人は、まぁ、ほとんどいないと思います。

吉田さん:そうですよね。

小野原先生:定年後は生活を切り詰めて支出を抑えるのか、それとも少しでもゆとりを持って過ごすために自分でも準備をするのか。それは一人一人の考え方だと思いますが…、ただ、なかなか生活レベルを下げるっていうのは難しいですよね……(苦笑)

吉田さん:そうだと思います……。

小野原先生:ですので、忙しいみなさんが最低限必要なこととしては「自分の公的年金のだいたいの金額をまず把握すること」、そしてその後、「定年後の普段の生活+旅行などの余暇で必要な金額をざっくり把握すること」。この2つを把握できればその差額から、自分が準備すべき金額がわかる、というわけです。まぁ、まずは、ねんきんネットをチェックするところからやってみましょうか!

<今日の学び>

定年後のマネー計画の第一歩は、自分の公的年金を知ることから。

「ねんきんネット」で自分がもらえる公的年金の金額を試算してみよう!

 ***

(次回は4月22日(月)更新予定です)

ファイナンシャルアカデミー

お金の教養を身につけるための総合マネースクールとして2002に創立。東京校・大阪校・ニューヨーク校・WEB受講を通じて16年間で延べ約50万人が、貯蓄や家計管理といった身近なお金から、資産運用、社会を豊かにするお金の使い方までを学習。初心者向けの定番「お金の教養講座」https://www.f-academy.jp/school/kyouyousemi.htmlや40、50代に特化した「定年後設計スクール無料体験会」https://www.f-academy.jp/school/retirement.htmlが人気。

小野原 薫(おのはら かおる)

ファイナンシャルアカデミー認定講師、ファイナンシャルプランナー、相続診断士。大手証券会社勤務時代に、一受講生としてファイナンシャルアカデミーの講座を受け、中立的な金融経済教育の必要性を強く感じ同社の講師に転身。現在は成人向けの「お金の教養講座」や「投資信託スクール」の入門講座を担当する他、高校での出張授業など若年層への金融経済教育も積極的に行なっている。明るく誰にでもわかりやすい講義が好評。

2019年4月8日 掲載

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〈なつぞら〉「粟野咲莉」で思い出す「おしん」、歴代ヒロインが続々出演の大サービス

2019年4月8日 06:01 デイリー新潮

 NHK朝ドラ「なつぞら」がスタートした。なにせ記念すべき第100作目なのである。失敗作などと言われては、NHKの沽券に関わる。ヒロインはオーディションなしで広瀬すず(20)を指名。主題歌はスピッツ、語りにはNHKへの貢献度抜群の内村光良(54)、そして岡田将生(29)、吉沢亮(25)、山田裕貴(28)といったイケメンも取り揃えた。

 とはいえ、物語のヒロインはまだ小学生だ。さすがの広瀬も演じるわけにはいかず、子役が演じているのだが、その粟野咲莉ちゃん(8)の評判も上々。実は彼女、朝ドラヒロインの子役も2度目というベテランだった――。

 ***

 戦災孤児のヒロイン・奥原なつ(広瀬)が、亡き父の戦友で、十勝で酪農を営む柴田一家に引き取られ、東京でアニメーターになる夢に挑戦する姿を描く「なつぞら」。オープニングがアニメであることに面食らった朝ドラファンもいることだろう。

 だが、4月1日の初回視聴率は22.8%(ビデオリサーチ調べ:関東地区、以下同じ)と上々のスタートで、以降も第2話20.9%、第3話23.0%、第4話22.4%と、いまだ20%を下回ったことはない。民放プロデューサーは言う。

「広瀬はまだほとんど出演していないのに、視聴率20%以上をキープしているので、スタッフは胸をなで下ろしているのではないでしょうか。それでも前作『まんぷく』の初回23.8%を下回っていますからね、まだまだ油断はできないでしょう。だからこそ、脇の役者に力を入れているのがわかります」

 なつを引き取ってきた父の戦友で柴田家の父を演じる藤木直人(46)は、朝ドラ第61作「あすか」のヒロイン・竹内結子(39)の夫役だった。

 藤木の妻の松嶋菜々子(45)は、第54作「ひまわり」にヒロイン。

 そして松嶋の父(柴田家の祖父)には、大河「真田丸」で人気が再燃した草刈正雄(66)。朝ドラでは第53作「走らんか!」と第62作「私の青空」に出演している。

 その柴田牧場の従業員として第2話より出演しているのが、北海道が生んだ人気劇団TEAM NACSの音尾琢真(43)だ。

 北海道だけにTEAM NACSからは他にも、第4話から安田顕(45)がヒロインの同級生の父役として出演。安田の妻には、第31作にして朝ドラの金字塔「おしん」(平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%)で、おしんの姉役だった仙道敦子(49)。

 さらに、TEAM NACSからは、ヒロインの同級生の父としてもうひとり、戸次重幸(45)も第5話から出演している。ファンの間ではすでに、リーダー森崎博之(47)、大泉洋(45)も出演するかも、という期待が高まっている。

 その戸次の妻役こそ、「おしん」の小林綾子(46)なのである。

「100作目だけに、過去の朝ドラヒロインたちも集めるようですね。第55作「ふたりっ子」の岩崎ひろみ(42)も出演しています。明らかになっているところでは、第41作『純ちゃんの応援歌』の山口智子(54)、第76作『どんど晴れ』の比嘉愛未(32)も出演するそうです」(同・民放プロデューサー)

 すでに第2話には、朝ドラ第1作「娘と私」のヒロイン・北林早苗(75)も、戦災孤児時代のヒロインにサツマイモをあげるおばあさん役で出演した。なんだか、歴代のヒロインを全て出演させそうな勢いである。

計算された演技?

「第74作『純情きらり』のヒロイン(宮崎あおい[33])の姉(寺島しのぶ[46])の少女時代を演じた北乃きい(28)も出演しますし、ヒロイン以外も朝ドラに何らかの関わりがある女優ばかりですね。今回、ヒロインの少女時代を演じている粟野咲莉(さり)ちゃんも、第95作『べっぴんさん』でヒロイン(芳根京子[22])の少女時代を演じていたくらいです」(同・民放プロデューサー)

 彼女の評判がすこぶるいいのだ。

「北海道に連れてこられた彼女に、柴田牧場の大黒柱である祖父・草刈正雄が厳しく当たるわけです。なんだか『おしん』を思い出しました。父(伊東四朗[81])が厳しくおしんに当たるものの、実はいい人だったように、草刈もそうじゃないかと。実際そうでしたけどね。第4話では草刈が彼女を安田顕の和菓子屋へ連れて行き、アイスクリームを食べながら励ますシーンはSNSで絶賛されていました」(同・民放プロデューサー)

 こんな書き込みが見受けられる。

〈最初の頃のなつの「ザ・子役演技」が鼻についていたんだけど、実はそれが彼女のこれまでの人生の処世術によるもので彼女を見守っていた草刈正雄は気づいていて「堂々としろ」「もう謝るな」と言う伏線回収に唸った。唸りながら泣いた。〉

〈なつとじっちゃんが帯広に行く回を見直してみたけど、やっぱり神回だなあ…〉

〈粟野 咲莉のなつ!すごくいい!ずっと幼年期のままだといいのに・・・〉

 粟野咲莉とは、どんな女優なのか。

「子役専門の芸能事務所として有名なジョビィキッズの所属で、先輩には芦田愛菜(14)や、15年の大河『八重の桜』で綾瀬はるか(34)の幼少期と、同年の朝ドラ『あさが来た』のヒロイン・波瑠(27)の幼少期を演じ分けて話題となった鈴木梨央(14)もいます。咲莉ちゃんはまだ8歳ですが、朝ドラのみならず、『破獄』(テレビ東京系)ではビートたけし(72)と、現在放送中のCM『森永乳業 MOW 』では田中圭(34)と共演するなど、キャリアを重ねています。演技としては、確かに最初のうちは、少々わざとらしさもありましたが、SNSにもあったように、あれが草刈の“じっちゃん”と打ち解けるまでの計算された演技だとしたら、大したものですよね」(同・民放プロデューサー)

 第2週までは、咲莉ちゃんの演技が楽しめそう。

週刊新潮WEB取材班

2019年4月8日 掲載

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cat_oa-rp35774_issue_6216e4598da0 oa-rp35774_0_27aa9c35106e_YouTuber「ヒカル」に再びスキャンダル? 今度は“後輩つぶし”の疑惑が浮上 27aa9c35106e

YouTuber「ヒカル」に再びスキャンダル? 今度は“後輩つぶし”の疑惑が浮上

2019年4月8日 06:00 デイリー新潮

 今や小学生の「なりたい職業」にYouTuberが挙がる時代である。“一攫千金”の儲けを狙って、参戦する者が後を立たないとされる昨今だが、光あるところに闇あり。人気YouTuberのヒカル(27)に、陰湿な“後輩つぶし”が取り沙汰されていて……。

 ***

 YouTubeに日頃なじみがない身には、「ヒカル」は聞かない名かもしれない。が、界隈ではあのヒカキン(29)に次ぐ知名度を誇る人気YouTuberなんだとか。おカネを派手に使う企画で人気を博し、縁日のくじ引きに当たりが入っているのかを検証するという動画が“代表作”だという。これに300万円を費やした結果、3000万回以上再生される大ヒットを記録。今やチャンネル登録者数は300万人を超える。

「YouTuberの広告収入は実は複雑で、一概に『何回再生でいくら』とは言いにくい。ただ彼くらいの人気があれば、億単位の年収があると言われています」(業界関係者)

 そんなヒカルの名が一般にも広く知られることとなったのが、 2017年に「VALU」なる仮想株式市場サービスで、インサイダー取引を行った疑惑だった。詳細は省くが、これにより投資家たちに多額の損害を出させ、ヒカルは炎上の憂き目に。メディアでも大きく取り上げられ、謝罪の後、数か月間活動を自粛していた。

 さらに、今年1月には、ファンの女性に対して下着や全裸の写真を送らせるなどの“ネットセクハラ”を行っていたことを「文春オンライン」が報じ、こちらも大きな話題になった。

“ヒカルさんにお願いされたんですけど”

 さて、今回浮上したのが「後輩YouTuberいじめ」の疑惑である。証言するのは、ヒカルが昨年11月まで所属していた事務所「VAZ(バズ)」の関係者だ(現在は業務提携のみとのこと)。

「発端は、VAZ所属の“わかにゃん”という女性ユーチューバーが、事務所の給料未払い問題を告発する動画を、今年はじめにアップしたことでした。彼女は彼女でチャンネル登録10万人を超える人気ユーチューバーだったので、この動画は即炎上。『めざましテレビ』(フジテレビ系)でも取り上げられる事態にもなったんです。必然的に、事務所への批判の矛先は、看板タレントでもあるヒカルの元にも向けられることになりました」

 先述のとおり、ヒカルは過去に炎上を経験している身。給与問題の火の粉が、自分へ飛ぶことを恐れていたという。

「人気YouTuberは芸能人と同じか、それ以上に好感度が大事な商売ですからね。好感度が下がるのは死活問題なわけです。そこでヒカルは内々にわかにゃんに連絡し、“未払い分はひとまず俺が立て替える”“その代わり、ツイッターにそのことを書いて”と、事態の鎮静化と自身の好感度アップをはかろうとしたんです。これをわかにゃんは素直に受け取り、ツイッターに言われたとおりの投稿をしました。ところが、その後ヒカルからの連絡は途絶えたそうです」(同)

 そしてその裏で、所属事務所のVAZは、わかにゃん潰しに動いていた――そう語るのは、VAZと関係が深い、さるYouTuberだ。

「わかにゃんが給与の未払いを告発したしばらく後、私の元にVAZの役員から“彼女を叩く動画に出てほしい”とオファーがありました。台本まで送られてきていて、内容は『自分は過去にわかにゃんから脅迫されました』『キレたわかにゃんから刃物をつきつけられました』と“告発”するもの。もちろん、完全に創作の話です。まるで、反旗を翻した人間を、事務所ぐるみで潰そうとしているみたいじゃないですか。ですので、この話は断りました。これだけでも失望しましたが、この動画の計画を立てるLINEグループに、ヒカルさんも参加していました。なんかもう、ガッカリでした……」

 掲載の画像が実際のやりとりだが、ここでヒカルは〈○○(※別のYouTuber)どう?〉〈○○のチャンネルで話すのが一番よな?〉と投稿【画像1】。一方の○○は、VAZの役員に対して〈僕と2人で話せませんか?(汗 ヒカルさんにお願いされたんですけど〉とメッセージを送っている【画像2】。

 そして現在、このYouTuberのチャンネルには、自身がヒカルのマネージャーと共に、わかにゃんについて語る動画がアップされている――。

 こうした一連の動きを鑑みれば、ヒカルが“わかにゃん潰し”動画制作に、加担していたことが伺える。そこでVAZに問い合わせるも、

〈弊社は、弊社所属のわかにゃんと報酬未払い問題などについて、双方に代理人を立ててやりとりをしております。(中略)現在、弊社は法的措置を講じる準備に入っているため、ご質問については回答を差し控えさせていただきます〉

 と、社長室広報からの書面が返ってくるのみ。ならばと、当のわかにゃんに聞いてみると、

「そういう動き(わかにゃん潰し)があったことは知っていますが、現時点では私の口からはお話しできません」

 と、こちらもやっぱり言葉少な。ヒカルにはぜひ、ご自身の疑惑について検証する動画をアップしていただきたいものだ。

週刊新潮WEB取材班

2019年4月8日 掲載

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