ケンタッキーフライドチキン、新型ゲーム機「KFConsole」発表。4K/120fps、チキンが焼ける
米ケンタッキーフライドチキンのゲームアカウントKFC Gamingが、新型ゲーム機「KFConsole」を発表した。
KFConsoleは4K/120fps対応、ストレージ容量2TBを内蔵、クロック周波数11GHzというハイスペックを備えるとともに、クロスプラットフォームもサポート。そして、チキンを温めておけるチキンチャンバーを搭載しているという他にはない特徴を持つ。
対応ソフトとして、カーネル・サンダースの恋愛シミュレーション『I Love You, Colonel Sanders!』が挙げられている。こちらも、かつて公式から発表され話題となったタイトルだ。
販売されるのか、プレゼント品として開発されるのかなどは現状では不明。ただし、該当ツイートにはジョークであることを示す表記はない。
公開された動画の最後には「POWER YOUR HUNGER」の文字と、「11.12.2020」という2020年11月12日の日付と思わしき数字が記されている。この日に何が起こるのか、注視していきたい。
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4K放送、画質には満足も番組の少なさに不満。A-PABが市場調査結果を発表
(一社)放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、4K・8K放送の市場調査結果、および新4K8K衛星放送の視聴可能機器台数集計結果を発表した。新4K8K衛星放送の視聴経験者は約5%に留まっているものの、視聴経験者の満足度は非常に高いという。
■画質や臨場感には満足も番組の少なさに不満
4K・8K放送の市場調査は、2021年2月にウェブ調査で実施。全国47都道府県に居住する男女20歳〜69歳を対象に、5,000サンプルの回答を得た。
新4K8K衛星放送を視聴した人は5.3%で、前回(2020年5月実施)結果とほぼ横ばい。視聴場所としては「自宅の4Kテレビまたは8Kテレビ」がそのうちの7割弱、「電気店の店頭」が4割強と続き、こちらも前回調査と同傾向だが、「イベント」で見たという人が微増した。
新4K8K衛星放送の視聴経験者のうち、画質や臨場感について「非常に満足できる」「まあ満足できる」と回答した人は合計9割弱。A-PABでは「高い満足度であることがわかる」としている。
新4K8K衛星放送で見たいジャンルでは、「映画(洋画・邦画)」が上位2つを占め、約3割。次いで「旅・紀行」、「コンサート・ライブ中継」が続き約2割となった。
なお、BS4K放送はアンテナでの直接受信以外でも、CATVやフレッツテレビ、ひかりTVなどを経由して視聴することもできるが、半数弱がこうした方法を「知らない」と回答。ただし前回と比べると「知らない」の回答割合が下がっており、各種のサービスを通じて受信する方法の認知が全体的に上がっている。
4K(8K)テレビの所有状況では、チューナー内蔵、非内蔵を含め、4K(8K)テレビを所有している人は18.0%と、前回より3.6ポイント上昇。内訳では、4Kチューナー内蔵テレビが2.4ポイント、4K対応テレビが1ポイント、それぞれ上昇した。
テレビを購入する際の情報入手経路については、「家電量販店の店頭」が約6割と突出。そのほか「比較サイト」や「メーカーのホームページ」など、インターネットでの情報収集も多いという。
4K(8K)テレビに対する満足度調査では、所有者の83.9%が4K(8K)テレビについて「満足」と回答しており、前回よりも2.3ポイント上昇。満足理由としては「きれいな画質で見られるから」を挙げる人が最も多く4割を超えた。一方、不満足の理由については、機器に関することでは「チューナーの設置が面倒」、放送に関することでは「4K・8K画質の番組が少ない」という回答が最も多く、それぞれ2割強となった。
■視聴可能機器台数は「比較的好調に推移」
新4K8K衛星放送の視聴可能機器台数集計は、2021年3月までの集計値。3月単月では約40万台増え、これまでの累計では約828万台となった。
3月増加分のうち、新チューナー内蔵テレビが約31万台(30万8,000台)を占め、次いでチューナー内蔵のCATV STBが5万5,000台。レコーダーなどのチューナー内蔵録画機が3万4,000台、外付けチューナーが1,000台だった。
3月単月の約40万台という数字は、前年同月比で見ると123%になる。A-PABでは「昨年末のような勢いはないものの、比較的好調に推移している」としている。また、新チューナー内蔵テレビは、薄型テレビの約6割、金額では約8割を占めるまでになっているという。
A-PABでは「3か月後に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けさらなる普及推進に努めて参ります」としている。
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ドコモとソフトバンクも新iPad Pro/iPhone 12新色/AirTag販売
NTTドコモ、およびソフトバンクは、アップルが発表した新iPad Pro、iPhone 12とiPhone 12 miniの新色パープル、およびAirTagの取り扱いを発表した。
先行して発表していたKDDI/沖縄セルラー(au)同様に、ドコモとソフトバンクもアップル新製品群の販売を行うことが発表された形。予約受付の開始タイミングも両社ともにauと同じで、パープルのiPhone 12とiPhone 12 mini、AirTagは4月23日午後9時から、iPad Proは4月30日午後9時から受付を開始する。
なお、auとソフトバンクがiPad Proの販売開始日を「5月下旬」と案内しているの対し、ドコモでは「販売開始日については改めてお知らせいたします」としている。iPhone 12とiPhone 12 miniの新色、AirTagについては3社とも4月30日に販売を開始する。
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e☆イヤホン秋葉原が明日4/22リニューアルオープン、一足先に覗いてきた
イヤホン・ヘッドホン専門店のe☆イヤホンが、秋葉原店を4月22日に移転オープンする。オープン前日の新店舗を覗いてきた。

新店舗は「リバティー8号店 フィギュア・ホビー館」が入っていたビルで、住所は東京都千代田区外神田4-7-1新東ビル。全8階建てのビルは、1〜5階が売り場、6階はイベントスペース、7〜8階を同社オフィスとして利用するため、丸ごとe☆イヤホンが入り込むことになる。
しかし、これまでの旧店舗からは徒歩1分となり、売り場面積としても大きな違いはないそうだ。それでも新店舗への移動を決めたのは、その立地が秋葉原の中央通りに面していることが大きい。
これまでは「ふらりと立ち寄る」というには店が見つけにくく、明確に来店目的の人、店のことを知っている人が客層の多くを占めていたが、今後は慣れ親しんでいない人にも「この店はなんだろう」と足を踏み入れてもらうことに、e☆イヤホンの担当者は期待を寄せる。
それは売場づくりにも現れている。人の目に付きやすい1階は、完全ワイヤレスイヤホンやBluetoothヘッドホンなど、トレンドとなるワイヤレスモデルで固められている。同店ならではのポップなども多数展示されており、イヤホンファンではなくともつい気になってしまうようなディスプレイだ。
2階はゲーミングヘッドホンや、映画鑑賞に向けたモデル、テレワークに使えるモデルなど、「ライフスタイル」をテーマに商品が集められた。おうちエンタメ需要の高まりなども相まって、ゲーミング分野はコロナ前後で売上が約14倍伸びたという。同店の特徴でもある、全製品を試聴できるということを武器に、音の側面からもゲーミングデバイスを訴求していく。
なお、試聴できるだけに衛生対策も徹底。スタッフによるクリーニングを行うとともに、各フロアには手指消毒ができるように弱酸性次亜塩素酸水を設置。ウェットティッシュも用意する。このウェットティッシュはアルコールアレルギーに配慮し、アルコール成分を含まない、赤ちゃんのおしりふきにも使えるものだそうだ。
3階には新品の有線イヤホン/ヘッドホンやポータブルオーディオプレーヤー、リケーブルなどのアクセサリー、PCオーディオ製品などが揃う。4階は整備された中古品、アウトレット品が並び、リーズナブルに商品を購入できる。もちろん、これらも試聴体験が可能だ。
5階は買取センターと、「 e☆イヤホンクリニック」として修理受付やカスタマイズ相談に対応する。これまで買取センターが入っていた旧店舗1階は、カスタムIEMなどを扱うオーダーメイド館になる。とはいえ、もともと旧店舗1階ではカスタムIEMを扱っており、それが買取センターへと変わっていった流れがあるため、もとの形態に戻るとも言える。
6階のイベントスペースはまだ何も設置されていなかったが、ちょっとしたトークショーなどは十分に行える広さがあった。昨今の情勢のなかではイベントの実施が難しい部分もあるだろうが、状況を見定めながら随時開催予定とのことだった。
店の中を見て回るなら、入り口すぐのエレベーターで上階にあがり、階段で降りながら覗いていくのが効率的そうだ。スタッフは誰もが “濃い” ため、欲しいモデルが漠然としている場合でも、安心して相談できる。新しくなった店舗も、また多くの人で賑わうことだろう。
【秋葉原店:本館】
・所在地:東京都千代田区外神田4-7-1新東ビル
・営業時間:11:00〜20:00(年中無休)※4/22〜25は10:00開店
・電話番号:0570-06-1118
【秋葉原店本館のフロア構成】
・6階:イベントスペース(イベント開催日のみ入場可能)
・5階:買取センター、修理受付、カスタマイズ相談コーナー
・4階:中古・アウトレット
・3階:有線イヤホン・ヘッドホン、プレイヤー、リケーブル、イヤーピース、PCオーディオ、アンプ
・2階:ゲーミングイヤホン・ヘッドホン・ヘッドセット、スポーツ向け製品、サラウンドスピーカー、テレワーク向け製品、DJ、音楽/動画制作、スタジオモニター
・1階:ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン・ヘッドセット、完全ワイヤレスイヤホン、ワイヤレススピーカー、中古AirPods、ネット注文受取カウンター
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井筒香奈江の最新アルバム『Another Answer』、5/26発売。ダイレクトカッティングのアナザーテイクも
オーディオクイーン、井筒香奈江の最新アルバム『Another Answer』が、5月26日に発売されることが決定した。8曲入りのCD(UHQCD)とDVDの2枚組で、価格は3,960円(税込)。
『Another Answer』は、一昨年にキング関口台スタジオで実施した「ダイレクトカッティング」のアナザーテイク4曲に加え、新たに録り下ろした新曲4曲で構成される。フォークグループ赤い鳥でも知られる京都の民謡「竹田の子守唄」の他、オリジナルの「輝く街」は、ピアノ/ギターと、ギター/ヴァイオリンによる2バージョンを収録。新曲のレコーディングも、前作に続き高田英男氏が担当する。
また、同梱されるDVDには、「輝く街」のメイキング&ミュージックビデオが収録される。メイキングビデオは「実際にレコーディングが行われた1日を、時間軸に沿ってまとめたもの」ということで、ミュージシャンはもちろん、スタッフのこだわりや音楽にかける情熱を垣間見ることができる。
■『Another Answer』収録曲
1.Sing Sing Sing
2.輝く街(Guitar, Violin ver.)
3.竹田の子守歌
4.Love Theme from Spartacus(スパルタカス愛のテーマ)
5.Superstar
6.カナリア
7.500マイル
8.輝く街(Piano, Guitar ver.)
参加メンバー
vocal:井筒 香奈江
piano:藤澤 由二
Guitar/Irish bouzouki:伊丹 雅博
Vibraphone/Percussion:大久保 貴之
Electric Bass:小川浩史
Contrabass:磯部 英貴
Violin:西田けんたろう
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ポイント大幅アップ!「楽天お買い物マラソン」4/23 20時から。最大半額クーポンが事前配布中
楽天市場で、ポイントが最大43.5倍獲得できる恒例セール「お買い物マラソン」が4月23日(金)20時より開催。事前エントリーの受付や、最大50%オフクーポンの事前配布をすでに開始している。
同セールでは、複数のショップで買い物することでポイントが最大10倍に。各ショップ個別のポイントアップ、および楽天市場のスマホアプリからの注文を始めとするSPU(スーパーポイントアッププログラム)の利用によるポイントアップを組み合わせると、最大43.5倍のポイントを獲得できる。
ショップ買い回りによる獲得ポイントアップには、本セールへの事前エントリーが必要。セール告知ページからの事前エントリーを受け付けている。
そして、4月23日20時の「お買い物マラソン」スタート直後2時間限定で使えるクーポンを事前配布中。クーポンによっては時間制限だけでなく、「先着100枚限定」など数量限定のものもあるので早めのチェックがオススメだ。
スマートフォンの画面保護シートやスマホケースといったモバイル関連や家電を含め、グルメ、ファッションまで幅広いアイテムで最大50%オフクーポンが配布中。事前配布されているクーポンの詳細はセールページで確認できる。
また、セール開始直前の4月23日19時59分までの限定で、最大5,000ポイントが当たる「お買い物マラソンスロット」も実施中。100万ポイントを正解者で山分けする「激むず?30秒チャレンジ!お買いものパンダ間違い探し」も行われている。
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オンキヨー、BackboneのiPhone用ゲームコントローラー「Backbone One」を販売開始
オンキヨーホームエンターテイメント(株)は、Lightning端子で接続するiPhone用のゲームコントローラー「Backbone One」を販売開始する。価格は12,980円(税込)。直販サイトから台数限定で予約販売を開始している。
Backbone Oneは、クリック可能なジョイスティク、アナログトリガーボタンを搭載しており、App Storeで配信される「Minecraft」「Asphalt 9:Legends」「Call of Duty」といった人気タイトルや、Apple Arcadeで配信されている100以上のゲームに対応している。
iPhoneと本体をLightningケーブルで接続することで、超低遅延で画面とコントロールの時間差を感じないゲーミング体験が可能としている。またキャプチャーボタンでゲーム画面を録画することが可能で、スムーズにSNSなどへ投稿することが可能。ほかにもボイスチャット機能や、仲間がゲームを開始したことを通知する機能なども搭載する。
サイズは、延長時の幅257.6mm、収縮時の幅176.2mm、高さ93.9mmで、奥行きは32.6mm。3.5mmヘッドホンジャックを搭載する。iPhone 6s以降、iOS 13以降が必要となる。
オンキヨーでは、eスポーツ市場向けにSHIDOブランドを展開しているが、今後モバイル市場向けに、Backbone社との製品開発提携などを予定。5Gによる高速通信時代を見据え、「ワンランク上のモバイルゲーミングの体験を実現したい」としている。
また、東京・両国の「ONKYO BASE」にも体験ブースを設置する予定としている。
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パナソニック、対象製品購入で最大10万円キャッシュバックの「ホームビューイングキャンペーン」第3弾
パナソニックは、同社の4Kテレビ“4Kビエラ”/4Kチューナー内蔵レコーダー“4Kディーガ”/ポータブル・テレビ“プライベート・ビエラ”購入者へ、最大10万円をキャッシュバックする「ホームビューイングキャンペーン」第3弾を2021年4月23日(金)から7月25日(日)まで実施する。応募締切は8月25日(水)16時59分まで。
期間中に対象製品を購入し、WEBフォームまたは応募用紙の郵送にて応募することで、もれなく全員にキャッシュバックが行われるキャンペーン。“4Kビエラ”“4Kディーガ”“プライベート・ビエラ”各カテゴリーごと個別に実施され、合計で最大10万円のキャッシュバックが受けられる。
“4Kビエラ”のキャッシュバックでは、本日発表された有機ELフラグシップモデル「JZ2000シリーズ」をはじめ、「JZ1000シリーズ」と液晶スタンダードモデル「JX750シリーズ」、また従来モデル「HX900シリーズ」「JX900シリーズ」「JX950シリーズ」「JX750シリーズ」の55型以上の製品が対象となる。
キャッシュバック金額は、75型/65型モデルの購入で3万円、58型/55型モデルの購入で1万円。加えて、同社製プラズマテレビを所有している場合、モデル名/製造番号を撮影した写真とともに応募することで2万円増額。最大5万円のキャッシュバックが受けられる。
“4Kディーガ”では、“全自動ディーガ”「4X1000」「4X600」で3万円、4TB〜3TB HDD搭載モデルで2万円、2TB〜1TB HDD搭載モデルで1万円をキャッシュバック。加えて、対象の“4Kビエラ”と同時購入で応募した場合は1万円プラスされ、最大4万円のキャッシュバックが受けられる。
“プライベート・ビエラ”では、「UN-15TD10」「UN-15CTD10」の購入で5,000円、その他の対象製品の購入で3,000円をキャッシュバック。加えて、対象の“4Kビエラ”と同時購入した場合、または既に“プライベート・ビエラ”や同社製薄型テレビを所有している場合はキャッシュバック金額が2倍となり、最大1万円のキャッシュバックが受けられる。
例として、パナソニック製のプラズマテレビを所有した状態で、65型以上の“4Kビエラ”、「UN-15TD10」または「UN-15CTD10」、“全自動ディーガ”を同時購入した場合、10万円がキャッシュバックされる。
キャンペーン対象製品は以下の通り。その他、応募方法や条件などの詳細はキャンペーンページにて確認できる。
■4Kビエラ
TH-65JZ2000、TH-65JZ1000、TH-55JZ2000、TH-55JZ1000、TH-75JX950、TH-75HX900、TH-65JX950、TH-65JX900、TH-65JX750、TH-55JX950、TH-55JX900、TH-58JX750
■4Kディーガ
DMR-4X1000、DMR-4X600、DMR-4T401、DMR-4CT401、DMR-4T301、DMR-4CT301、DMR-4T201、DMR-4CT201、DMR-4W201、DMR-4CW201、DMR-4W101、DMR-4CW101、DMR-4S201、DMR-4CS201、DMR-4S101、DMR-4CS101
■プライベート・ビエラ
UN-15TD10、UN-15CTD10、UN-15N10、UN-15CN10、UN-10N10、UN-10CN10、UN-10E10、UN-10CE10、UN-19FB10、UN-19CFB10、UN-19F10、UN-19CF10
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“スピーカーみたいに聴こえるヘッドホン”に新しい音場追加! ビクター「EXOFIELD THEATER」を比較試聴
映画館のような体を包み込む360度サラウンドをバーチャルで体験できるサラウンドヘッドホンが人気だ。さらにその中でも、実際にマルチチャンネルスピーカーで聴いているかのような音場を体験できることで高評価を得ているのが、ビクター“EXOFIELD THEATER”「XP-EXT1」。このたび本機がファームウェアアップデートされ、新しい音場「THEATER ROOM2」が使用可能になった。さっそく、アップデートの概要と新しい音場によるサラウンド効果を解説していこう。
XP-EXT1は、独自の頭外定位音場処理技術「EXOFIELD」を使い、一般的なサラウンドヘッドホンとは一線を画す高品位な再生を実現するシステム。製品はトランスミッターと専用のワイヤレスヘッドホンで構成されるが、使用前にヘッドホン内蔵のマイクで一人一人の音の伝わり方の特性を測定する。その計測結果を元に、スマートフォンアプリ内のデータベースからベストマッチの特性データを選択し、ヘッドホンにフィードバックして再生を行う仕組みになっている。水平方向360度に加えDolby AtmosやDTS-Xなどの7.1.4chサウンドもバーチャルで表現しつつ、アキュレイトなサウンドステージと定位を実現する。
今回のアップデートは、ファームウェアバージョン1.0.4による。内容は、先述した新しい音場「THEATER ROOM2」の追加で、センター定位するセリフの明瞭度の向上および低域の出力バランスが最適化されることと、全体的に音調がよりクリアでメリハリの利いた方向に変化することが事前にアナウンスされた。
アップデート方法は、スマホ/タブレットにインストールする専用アプリ「EXOFIELD THEATER」を最新バージョンへアップデート後、アプリと連携させた機材側のアップデートを実施すればよい。おおむね15分前後で終了する。
本システムの機材構成と接続方法は一般的なワイヤレスサラウンドヘッドホンと一緒で、本体ユニット(プロセッサーユニット)とヘッドホンからなる。ブルーレイプレーヤーやApple TV 4Kなどのソース機器とプロセッサーユニットをHDMIケーブルで接続して、さらにプロセッサーユニットとテレビ/プロジェクターを同じようにHDMIケーブルで結べば良い。今回は筆者の自宅ビジュアルシステムに設置されているJVCのネイティブ4Kプロジェクター「DLA-V9R」と組み合わせて試した。
まずは、付属のセットアップケーブルでプロセッサーユニットとヘッドホンを接続(測定作業時は有線接続する必要がある)して測定を終了させる。
試聴ソースは、精密かつ迫力のあるサラウンドデザインが施された「アリータ:バトル・エンジェル」(Apple TV)と「ジョン・ウィリアムズ ・ライヴ・イン・ウィーン」(ブルーレイディスク)」をチョイス。音声フォーマットはどちらもドルビーアトモスに対応している。
最初は既存の音場である「THEATER ROOM1」からチェックした。アリータは、一聴してワイドレンジで環境音の情報が多く、ヘッドホンを含めたシステム全体の性能を認識できた。
そして何よりも、高品位なマルチスピーカー環境を彷彿とさせる、品位の高いサラウンドが本システム最大の魅力!モーターボール会場のスタジアムのシーンでは、360度および高さ方向から歓声が聞こえてくる。ジョン・ウィリアムズは、オーケストラを構成する各楽器が明瞭に分離するし、録音会場であるムジークフェラインザールの持つ音の響きや立体感もわかる。改めて本システムによるヘッドホンによるサラウンド品質の高さを実感した。
次にアプリを操作して、新しい音場であるTHEATER ROOM2に変更。改めて2作品を視聴したが、その差は予想以上に大きかった。アリータ:バトル・エンジェルは、低域の迫力が増す事で爆発音の迫力が増し、主人公のアリータと敵のバトルスーツがぶつかり合う音もより派手になる。またアナウンスされた通りセリフが明瞭になり、環境音の中でのセリフがより分離されて聞こえてくるのも嬉しい。ジョン・ウィリアムズは低域の量感が増す事で、オーケストラのスケールが増長する。
2つの音場を比較すると、THEATER ROOM1は忠実志向のサラウンドで高く評価できる。そして今回のアップデートで使用可能となったTHEATER ROOM2では、よりインタラクティブ性が高い音作りに変化するので、ソースによっては大きく没入感が上がる。もし筆者が友達や家族に本ヘッドホンを紹介するならTHEATER ROOM2を選択すると思う。
高品位なテレビやプロジェクターを使ってホームシアターを楽しむとき、住宅近隣の環境に配慮して、夜間は音を絞らなくてはいけないジレンマを抱えている人も多いだろう。本製品は、その問題をすばらしい音質とともに解決してくれる。
ビクターは以前からヘッドホン/イヤホンの品質が良く、筆者もスタジオモニターのMX-100をリファレンスとして使用している。それらの経験が生かされた音の良さや、遮音性と装着感の高さも本機の大きな魅力だ。そして何より、本格的なシアタールームで聴いているようなマルチチャンネルスピーカー環境がもたらす、立体的なサウンドステージと明瞭な音場と定位をバーチャルで具現化している事は高く評価したい。
今回は試せなかったが、新しい音場をサラウンド対応のゲームなどで使用した場合、爆発音を含む環境音の迫力が増し、よりその世界に没入できるだろう。JVCケンウッドが展開する各ブランドの製品は、筆者の使用するプロジェクターも含め、購入後にもファームウェアアップデートで機能が追加されていくことが1つのアドバンテージとなるが、今回も本製品のユーザーにとって大きな価値のあるアップデートと言える。
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au、パープルのiPhone 12や新iPad Pro、AirTagを販売。あわせて割引増額や新プランも
KDDI、沖縄セルラーは、auブランドからアップルが本日早朝に発表した新製品群を販売開始するとアナウンスした。
M1チップを搭載し、5Gに対応した「iPad Pro」は5月下旬以降、新しいパープルの仕上げで5G対応の「iPhone 12」「iPhone 12 mini」、そして持ち物を見つけ出す忘れ物防止タグ「AirTag」は4月30日に発売する。
パープルのiPhone 12とiPhone 12 mini、AirTagは4月23日午後9時から、iPad Proは4月30日午後9時から、それぞれauのiPhone・iPad取扱店、au +1 collection取扱店、auウェブサイトで予約受付を開始する。
またKDDIでは、iPhone 12とiPhone 12 miniの「5G機種変更おトク割」について、5,500円の割引額を4月28日から5月9日まで11,000円増額。計16,500円の割引を行うキャンペーンを期間限定で行う。
さらに、新iPad Proの発売と同時に「タブレットプランライト 5G」の受付を開始する。月額料金は1,000円で、データ容量は1GB。提供開始日は別途案内される。