cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_87d83cdf753c_試乗 ヴェゼル・ツーリング・ホンダセンシング(1.5ℓターボ) 価格/スペックを評価 87d83cdf753c

試乗 ヴェゼル・ツーリング・ホンダセンシング(1.5ℓターボ) 価格/スペックを評価

2019年2月9日 21:12 AUTOCAR JAPAN

もくじ


どんなクルマ?
ー ガソリン、HVに加え、ターボ追加


どんな感じ?
ー 1.5ℓターボ車のメリット
ー 出力アップで、足はハードに
ー アジャイルハンドリングアシスト


「買い」か?
ー 価格 C-HRハイブリッドG並み

スペック
ー ヴェゼル・ツーリングのスペック

どんなクルマ?


ガソリン、HVに加え、ターボ追加


フィットの基本設計を母体に発展したコンパクトSUVがヴェゼルである。基本ハードウェアではフリードと姉妹車の関係にもなる。登場した当初のヴェゼルは「フィット由来」を感じさせるSUVだったが、走りの質感など車格感に関わる部分に改良を加えて、登場当初よりもフィットとの車格距離を拡大している。

そこへ新たにシリーズ最上位モデルとして追加されたのが「ツーリング」である。従来ラインナップのパワートレインは1.5ℓ/CVTと、1.5ℓ/DCTをベースとしたパラレル式ハイブリッドの2タイプだったが、ツーリングには1.5ℓターボ/CVTが搭載される。1.5ℓの単一排気量設定ながら標準型、ハイブリッド、ターボを展開することとなった。



高性能型VTECをベースとしたL15Bターボは他にもステップワゴンやCR-V等に搭載されるホンダの主力パワートレインのひとつ。ただし、パワースペック(特性)は搭載車種によって変更され、ヴェゼル用はシビックセダンに近い172ps/22.4kg-m仕様となる。ちなみに他のL15B搭載車同様に燃料はレギュラーガソリンである。

また、専用加飾を用いた内外装は当然として、フレームやサスチューニングも専用設計となっている。シャシーまわりではアジャイルハンドリングアシストを採用しているのも見所だ。





どんな感じ?


1.5ℓターボ車のメリット



ヴェゼルのウイークポイントのひとつが高速域や連続登坂での余力の少なさ。

ハイブリッド車なら電動パワーアシストで一般走行では1.8ℓ級の余力感をもたらすが、比較的負荷に小さい領域が主。巡航ギア(比)維持による燃費向上が主目的と考えてもいい。そのため高速での追い越し加速や連続登坂では、標準1.5ℓ車よりはパワフルであってもエンジン回転上昇や高回転域の使用時間が長くなりやすい。



ツーリングの1.5ℓターボは違っている。中高速域での巡航回転数は1500rpm。加速時は先ずダウンシフトにより2000rpmくらいに上げて、過給タイムラグの短縮と初期加速応答を高める。そこからは速度上昇と連動したように回転を上昇させる。

ただし、回転上昇はギア比固定時よりも穏やか、つまり回転数と速度のリニアリティを持たせた連続的アップシフトを行い、CVTのラバーバンド感覚を少なくするとともにドライバーにトルクフルな印象を与えている。



もうひとつの見所はターボの切れ味である。理屈では踏んだ瞬間に「もっこりトルク」のほうが効率的加速に繋がるのだが、回転上昇ともに高まるトルクのほうが加速の爽快感がある。体感加速がいいわけだ。

この “後伸び感” も備えているのがヴェゼル・ツーリングの加速特性。ダウンサイジングターボのトルク感を基本に高性能ターボの伸びる加速をCVTの制御を介して上手く織り込んでいる。「回すほど速い」でなくても「回して楽しい」にはなっている。

というタイプなので100km/h巡航は余裕。高速登坂での追い越し加速も3000rpmも回すかどうか。高回転を使うのは速さを楽しむ時くらいである。







出力アップで、足はハードに



動力性能大幅向上。当然シャシー性能も強化されているが、ツーリングという名で量れば、いったい何km/hを巡航速度に設定しているのか、と言いたくなるほどのハードサス。

試すわけにはいかないが、設定巡航速度が180km/hでもおかしくない。一昔前のホンダ車なら「タイプR」でなくても「ユーロR」くらいには相当するだろう。



マンホールやパッチの段差ではけっこうな突き上げを感じる。同時に車軸まわりの揺動も。タイヤはRSと同サイズだが、当たりは強い。ただし、RSより車軸揺動感やばたつきは抑えられている。ダンパーだけでなくフレームまわりも含めて全体的に減衰性が向上した印象だ。





加減速時のピッチ、コーナリング時のロールのストローク速度はかなり抑えられ、また体感するロール軸は水平からごく僅かに前下がりの印象。後輪を軸に前輪をイン側に送り込むような高いラインコントロール性と路面うねりや加減速による乱れの少ない挙動安定を示した。




アジャイルハンドリングアシスト


こういった特性は挙動に重さを感じさせやすく、小技が利きにくいのだが、それをして際立って操舵に従順な反応をもたらすのがアジャイルハンドリングアシスト。ステア操作連動型の回頭補助トルク配分(ブレーキ制御型)だが、頑固な弱アンダー傾向のハンドリングと相性がいいのは他の同システム採用車と同様。無理めの追い舵にも綺麗に追従してくれる。



身を翻すような軽快感を求めるならRSのほうが適している。ただ、言い方を変えるなら軽快さは小さな破綻でもあり、その点でツーリングは正論的に優れたコーナリング性能を示す。大人の高性能と言ってもいいだろう。



しかも、静粛性でも従来ラインナップから大幅進化。全開加速中でもエンジン音は穏やかである。エンジン騒音自体に高回転域でも威圧感が少ないこともあるが、防音処理の効果が大きい。



ロードノイズは耳障りな高周波成分の減少が好感触。音量も減少しているが、薄っぺらな印象を強める高音域のノイズ減少が厚みや重みを感じさせてくれる。プレミアムコンパクトと呼ぶに相応なレベルになった。フィット由来の印象はほとんどない。





「買い」か?


価格 C-HRハイブリッドG並み


ヴェゼルの「ツーリング」というグレードというよりヴェゼルから発展したヴェゼル・ツーリングという上位モデル、と定義したほうがすっきりする。そのくらい大きな変化がある。対従来ラインナップならビッグMCくらいに考えてもいい。


ただし、その進化は価格に跳ね返ってハイブリッドRS(FF)の約10万円高。ちなみにC-HRハイブリッドGとほぼ同等である。さらに駆動方式はFFのみ。

コンパクトSUVでは積載性や居住性などのキャビンユーティリティに優れるが、悪路走行には不向きなハードサスということもありアウトドアレジャー向けSUVとしては厳しい。



その車名のとおり高速道路や山岳路を主体としたツーリングを主とする用途向け。ホットハッチ的なSUVとも言える。この用途で求められる性能や運転特性を評価軸にするならコンパクトSUVでもトップレベルなのも間違いない。

結果、プレミアムコンパクトあるいはスポーツ&スペシャリティ志向のユーザーには十分に納得できる価格と言うわけだ。




ヴェゼル・ツーリングのスペック


◇ホンダ・ヴェゼル・ツーリング・ホンダセンシング








■価格 290万3040円 


■全長×全幅×全高 4340×1790×1605mm 


■最高速度 - 


■0-100km/h加速 - 


■燃費(JC08モード) 17.6km/ℓ 


■CO2排出量(JC08モード) 131.9g/km 


■車両重量 1360kg 


■パワートレイン 直列4気筒1496ccターボ 


■使用燃料 レギュラーガソリン 


■最高出力 172ps/5500rpm 

■最大トルク 22.4kg-m/1700-5500rpm 


■ギアボックス 自動無段変速機(CVT) 







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cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_990358305979_ジャガーFタイプ 2020年モデル、偽装最小限に 直4/V8継続か 直6HV/BMW製V8の噂も 990358305979

ジャガーFタイプ 2020年モデル、偽装最小限に 直4/V8継続か 直6HV/BMW製V8の噂も

2019年11月15日 10:20 AUTOCAR JAPAN

新型Fタイプ 偽装の上から内外装予想ジャガーは現在、来年公開予定のフェイスリフト版Fタイプをテスト中だ。新しく入手できた画像からは、その内外の変更の様子が詳しく確認できる。
写真は、ジャガーランドローバーのゲイドン・ヘッドクォーター近くで撮影されたもの。2台のプロトタイプの偽装が、テストが進むにつれ薄くなっている。

2020年型とみられるジャガーFタイプ。新しいクラムシェルボンネットや、より低い位置に取りつけられたスリムで角ばったLEDヘッドライト、より目立つようになったグリルなど、新しくなったフロントエンドの様子がわかる。
リアを見てみよう。トランクリッドはそのままに、リアからボディサイドに回り込むような意匠のテールライトとバンパーの形は改められている。
キャビンの様子はわかりづらいが、インフォテインメントシステムは次世代型のようだ。ロータリーダイヤル型の空調表示はそのままらしい。
Fタイプには、Iペイスや2019年モデルのXEゆずりの高度なテクノロジーとインフォテインメント機能が搭載されるとみられる。具体的には新しいデジタルダイヤル、より大型で多機能なタッチスクリーン、それに素材の大幅なアップグレードなどだ。
V6→直6ハイブリッド BMW製の噂もジャガーランドローバーは現在、長らく続いたスーパーチャージドV6エンジンを廃止して、新しくターボ化およびハイブリッド化される直列6気筒エンジンに取り組んでいる。
これによりFタイプは、より効率的なパワートレインを手にすることだろう。

2020年型とみられるジャガーFタイプ。直列4気筒ターボエンジンとスーパーチャージドV8エンジンは小幅な改良を受けて引き継がれる予定。このプロトタイプも5.0LのV8を積んでいる。なお、ジャガーランドローバーはBMWから4.4LのV8ユニットを調達するとうわさされている。
新しいFタイプがマニュアルギアボックスを残すかどうかは不透明だ。英国内では直近のV6モデルに採用されているものの、米国のカタログからは消えている。マニュアルモデルの売り上げはわずかなものにとどまるのだ。
2019年のジャガーは、新型XEの展開と、同様に新しくなったXFおよびFペイスの発売に力を注いでいる。一方こうして、2020年シーズンの早い時期に新しいFタイプの確認もできた。発売まで、もう少しだ。

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cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_e81f5279cda4_アウトドア・ファッションをA1に 新型 アウディA1シティカーバーに試乗 e81f5279cda4

アウトドア・ファッションをA1に 新型 アウディA1シティカーバーに試乗

2019年11月15日 09:50 AUTOCAR JAPAN

アウトドア・ウェアをまとったアウディA1text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
アウトドア・ウェアをまとったアウディA1が、A1シティカーバー。SUVやクロスオーバーの人気は高まる一方だが、大きなボディサイズがゆえ、狭い街路での移動や駐車場探しはコンパクトカーと比べると簡単ではない。どんなドライバーでも楽しいと思える時間ではないだろう。
そんな前提もあって誕生したのが、完成度の高いA1をベースにした、A1シティカーバーだ。ホイールアーチや前後バンパーの下部にプラスティック製のカバーが付き、アウトドア・スタイルを明確に主張する。

アウディA1シティカーバーフロントグリルにはアウディのSUV、Qシリーズと共通する6角形のものが与えられている。地上高は50mm嵩上げされ、岩場ではなく、歩道の段差を超えることも容易になった。見た目によらず、4輪駆動のクワトロの設定はない。
エンジンは1.0Lの115psと、1.5Lの150psの2種類のガソリンターボが用意される。アウディとしては初めてのコンパクトカーとSUVファッションとを融合させたクルマだが、他社にはライバルモデルが控えている。
英国にはかつてローバー・ストリートワイズというクルマがあったが、現行でもフォード・フィエスタ・アクティブや、キアXシードなどが存在する。どちらもA1シティカーバーよりかなり安価。アウディとしては、プレミアムさで差別化を図りたいところだろう。
走り味や乗り心地はA1と同等に良好クルマの中身としては、標準のA1と大きな違いはない。1.0LエンジンはA1 30TFSIに搭載されるものと同じで、試乗ではA1との相性は最適だと感じたユニット。低音を響かせながら、シティスピードまで力強く加速するし、高速道路での巡航走行にも不足のない粘りがある。
試乗車には7速デュアルクラッチATが搭載されていたが、急発進時の不要なためらいも殆ど感じられなかった。アウディ製モデルの中には、発進時に気になるクルマがあるだけに好印象だった。

アウディA1シティカーバーお洒落をしたぶん、A1シティカーバーは標準のA1と比べて40kgほど重くなっている。しかし走行性能に与えた悪影響はほぼないといって良いだろう。0-100km/h加速をA1 30TFSIで比較すると0.4秒ほど遅いが、極わずかな差だから多くのドライバーは気づかないと思う。
乗り心地も通常のA1とほぼ同じ。フォルクスワーゲン・ポロと並んでクラス最高の乗り心地を備えていただけに、嬉しいところ。引き締められたサスペンションが付いてくるSラインの設定もない。無用に選んで、乗り心地を悪化させてることもないはず。
大きな起伏やスピードバンプでも、長さを増したサスペンション・トラベルのおかげで衝撃の吸収性も良い。ミニと比較しても快適だと思う。コーナリング時のボディロールは通常のA1よりも多めだが、運転を邪魔しない、充分に煮詰められた範囲に留まっている。
ステアリングの操舵感もグリップ力が感じられ正確。狭い道やカーブでも、不安感なくクルマを進めていける。狭い都市部でも充分軽快に操れるはず。ただし、フロントタイヤの状況はほとんどステアリングに伝わって来ない。
スタイルが気に入れば満足感は高い車内には、A1シティカーバーとA1との違いは殆どない。着座位置が若干高くなっていることくらいだろう。操作性に優れたタッチモニター式のインフォテインメント・システムも付いてくる。フォード・フィエスタ・アクティブに装備されているものより遥かに上等品だ。
前後ともに乗員空間はクラス標準で見れば優れている方。180cmを超えるような高身長の大人でも、フロントシートなら快適に座れるはず。リアシートは広々とはいえないかもしれないが、ミニよりは空間が確保されている。

アウディA1シティカーバー荷室も大きく、形状も使いやすい。しかし、規格外に広いホンダ・フィット(欧州名:ジャズ)には敵わないけれど。
客観的にいえば、車高を持ち上げたメリットは現実世界では殆どないだろう。4輪駆動のクワトロの設定がないから、クロスオーバーはファッションに留まる。機能的な部分でのプラスは少ないのに、価格はA1と比較して2000ポンド(28万円)も高い。
フォード・フィエスタ・アクティブやフォルクスワーゲンTロックの方が、コストバリューで優れて見えてしまう。よりSUVらしいスタイリングだし、見晴らしも良い。
それでも写真を見て気にったのなら、A1シティカーバーを選んだ満足感は高いだろう。運転の質感も良く、車内の広さもほとんどの用途で不足はない。快適性にも優れ、インテリアの設えもアウディらしい仕上りだ。
アウディA1シティカーバーのスペック価格:2万3580ポンド(333万円)
全長:4046mm
全幅:1756mm
全高:1483mm
最高速度:197km/h
0-100km/h加速:9.9秒
燃費:16.3km/L
CO2排出量:117g/km
乾燥重量:1170kg
パワートレイン:直列3気筒999ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:115ps/5000−5500rpm
最大トルク:20.2kg-m/2000−3500rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック

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cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_6bb1d83482ac_10月のインポートカー販売 前年比、大幅減 伸びたアウディ/PSA/ランドローバー 6bb1d83482ac

10月のインポートカー販売 前年比、大幅減 伸びたアウディ/PSA/ランドローバー

2019年11月15日 05:50 AUTOCAR JAPAN

台風、増税に揺れた10月text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)
日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた2019年10月期の外国メーカー車の新規登録台数は、前年同月比21.8%減の1万6623台と4か月ぶりのマイナスを記録する。
また、日本メーカーの輸入車を含めても、同24.1%減の1万9441台と、2か月ぶりの前年割れとなった。

苦しかった10月にPSAは健闘。写真は小型SUVのDS 3クロスバック・グランシック(411万5000円)。10月期の輸入車市場の動向についてJAIA関係者は、「10月の外国メーカー車の新車販売は、台風や豪雨などの災害が続いて販売ディーラーへの客足が落ちたこともあり、前年同月比21.8%減の1万6623台と大きく落ち込んだ。また、日本メーカー車は新型車効果が薄れたこともあって同35.2%減の2818台と2か月ぶりのマイナスとなり、輸入車全体では同24.1%減の1万9441台と2か月ぶりで前年実績を下回った」と説明。
「昨年10月が堅調(前年同月比1.7%増の2万1262台)だったことも、2桁のマイナスとなった一因。消費税増税の影響も、限定的ながらあったようだ。一方、登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは、国産車の新車販売が低調に推移したこともあり、8.6%と高レベルを継続する。価格帯別では、全カテゴリーで2桁減。とくに、400万円以上1000万円未満が43か月ぶりの前年割れ(前年同月比26.2%減の7788台)となったことは大きい」と指摘する。
今後の展望今後の展開については、「輸入車全体の受注状況は、新型車を中心に底堅く推移している。また、年末にかけて人気を集めそうな新型車や特別仕様車が各ブランドから鋭意発表される予定なので、これらがどれくらい受注を伸ばすかが今後の成績のカギを握るだろう。消費税増税の影響については、これから数か月を注視していく必要がある」と分析した。
外国メーカー車の10月期のブランド別成績では、メルセデス・ベンツが前年同月比20.1%減ながら3704台の新規登録を記録して56か月連続での首位に輝く。

ドイツ4強で唯一、前年同期比超えを果たしたのはアウディだった。続く第2位には、同28.5%減ながら2719台を達成したBMWが1ランクアップで位置。前月第2位のフォルクスワーゲンは、同39.5%減の2255台で第3位に陥落した。
また、アウディは前月と同位の第4位だったものの新規登録は同4.1%増の1565台と、ドイツ4強で唯一前年実績超えを成し遂げた。
プジョー、シトロエン、DSが健闘トップ4以外の外国メーカー車のブランド別成績では、多くが前年実績を下回るなか、プジョー・シトロエン・ジャポンの3ブランドの健闘が光った。
プジョーが前年同月比13.3%増の655台、シトロエンが同7.3%増の308台、DSが同37.9%増の80台を達成する。いずれも精力的な新型車および特別仕様車の発売や販売キャンペーンの展開が功を奏した。

ラグビーワールドカップでとにかく目立った英ランドローバー。10月に販売増を記録。また、ラグビーワールドカップ2019日本大会のワールドワイド・パートナーを務めたランドローバーが同13.1%増の207台を達成。同大会を記念した特別仕様車の「ディスカバリー/ディスカバリー・スポーツ・ラグビー・ワールドカップ2019エディション」の発売や大会オフィシャルカーへのランドローバー車両の提供、そして試合会場となる全国のスタジアム周辺やファンゾーンでのイベントの実施などが、セールス面でも効果を発揮したようである。
一方、スポーツカーブランドではロータスが唯一、前年同月比30.8%増の17台とプラスを記録。また、日本メーカー車のブランドではスズキが唯一、同31.6%増の283台と前年実績超えを達成した。

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cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_b71f9622bf7d_フェラーリ・ローマ、実車を撮影 620psの新型クーペ、内装/デザイン b71f9622bf7d

フェラーリ・ローマ、実車を撮影 620psの新型クーペ、内装/デザイン

2019年11月14日 22:21 AUTOCAR JAPAN

フェラーリ・ローマ 初公開イタリアの超高級車メーカー、フェラーリが発表した新型クーペ「フェラーリ・ローマ」。特別に開催されたイベントで、その姿がお披露目された。
イタリアの首都、ローマで初公開された新型ミド・フロント・エンジンの「2+」クーペ。流麗なプロポーションでありながら、懐かしさと新時代の訪れを感じさせるデザインが特徴となっている。その実車写真をご紹介しよう。

フェラーリ・ローマローマは、イタリアンデザインを象徴するスタイリングだけでなく、カテゴリーの頂点に君臨するパフォーマンスを実現し、「比類なきパフォーマンスとハンドリングを併せ持つ」モデルであると説明されている。
フェラーリ・ローマ パワートレインその言葉が示すように、パワーユニットは、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを4年連続で獲得したV8ファミリーの1つであるV8ターボを搭載した。
同じエンジンを採用するオープン・トップ・モデルのフェラーリ・ポルトフィーノと比較して、20ps高い最高出力となる620psを発揮する。

フェラーリ・ローマまた、トランスミッションは、先日日本でも披露されたばかりのSF90ストラダーレに導入された、新型8速DCTギアボックスを採用した。
フェラーリ・ローマ 内装ポルトフィーノとのボディ構造における最も大きな違いは、固定式ルーフのモデルであるということ。そして、車体各部のデザインもオリジナルのものが与えられている。
新型車の独特な優雅で華やかなスタイルは、1950〜60年代のローマで花開いた自由で心地よい生き方、「ドルチェヴィータ」の世界観を現代に伝えるものだという。

フェラーリ・ローマフェラーリは、確かな目を持つオーナーに最新の「ドルチェヴィータ」なライフスタイルをもたらすモデルであると、紹介している。

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cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_8bd0a7c90736_登録車の販売、10月として過去最低 売れたモデル/伸び悩んだモデル 8bd0a7c90736

登録車の販売、10月として過去最低 売れたモデル/伸び悩んだモデル

2019年11月14日 20:40 AUTOCAR JAPAN

消費税の影響 判断は11月以降text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)
日本自動車販売協会連合会がまとめた2019年10月の登録車の新車販売台数(速報値)は、前年同月比26.4%減の19万2504台と4か月ぶりのマイナス。
しかも10月単月としては統計をとり始めて以来過去最低の数字となった。なお、軽自動車と合わせた新車販売台数でも同24.9%減の31万4784台と、4か月ぶりの前年割れに落ち込んだ。

トヨタ・カローラツーリング・ハイブリッドWxB(ワゴン/FF)10月の登録車のブランド別新車販売台数では、新型車を積極的に発売したレクサスだけが前年同月比18.7%増の4474台とプラスを記録。
それ以外はすべて2桁のマイナスで、トヨタが同21.7%減の9万8208台、ホンダが同40.5%減の1万8393台、日産が同36.9%減の1万7899台、マツダが同10.5%減の1万143台、スズキが同22.3%減の6973台、スバルが同52.1%減の5033台、ダイハツが同28.0%減の2729台、三菱が同33.1%減の1992台と前年割れを記録した。
登録車の新車販売の動きについて業界団体の関係者は、「10月期は台風19号など災害が相次いで客足が鈍ったこともあり、新車販売は大きく落ち込んだ。昨年10月が好成績(前年同月比13.0%増の26万1554台)だったことも、2桁のマイナスとなった一因。消費税増税の影響があったことも推測されるが、これに関しては11月以降の動向を見ないことには断定できない」と解説。
今後については「新型車の受注自体は堅調で、また年末にかけて販売を伸ばしそうな新型車が精力的に発売される予定なので、復調する可能性は十分にある」と予測した。
カローラ 11年ぶりの栄冠このような状況のなか登録車の車名別ランキングでは、9月に新型に移行したトヨタ・カローラが前年同月比29.5%増の1万1190台を達成して2008年11月以来、約11年ぶりのトップにつく。
新型は発売1か月の受注がカローラ5400台(月販目標台数1700台)、カローラツーリング1万3700台(同5400台)、カローラスポーツ3000台(同2300台)の計2万2100台を記録しており、今後も首位争いを展開する見込みだ。

左からハッチバックの改良新型カローラスポーツ、セダンの新型カローラ、ワゴンの新型カローラツーリング。前月首位のトヨタ・シエンタは、同5.5%減の9302台にとどまって第2位に陥落。続く第3位には、同8.1%増の6962台を記録したトヨタ・ルーミーが5つ順位を上げてランクインした。
話題のニューモデルの販売成績を見ていこう。
4月にフルモデルチェンジしたトヨタRAV4は月販目標の3000台を上回る3919台を販売して第13位に。
10月に発売された新型クロスオーバーSUVのマツダCX-30は、新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」搭載車の発売がまだながら2525台を記録して第21位に入った。
マツダ2、フリード、セレナ 結果は?また、デミオから改称して9月より販売をスタートしたマツダ2は2080台を記録して第25位に。
5月にアクセラから実質的な移行を果たしたマツダ3は1891台を販売して第27位に位置。デビューから1年あまりが経過しながら月販目標台数(900台)を超える954台を記録したレクサスUXが第37位に入る。

内燃モデルはFF、ハイブリッドはAWDとなるレクサスUX。写真はUX200 Fスポーツ(451万2037円)。さらに、観光立国推進におけるタクシー車両の切り替えに伴う需要が発生して販売が伸びるトヨタ・ジャパンタクシーは前年同月比3.6%増の771台を記録して第41位に。検査体制の再構築を図るとともに増産体制に入ったスズキ・ジムニーシエラは同34.5%増の698台で第44位にランクインした。
一方、10月にマイナーチェンジしたホンダ・フリードは同35.3%減の4368台で第11位、8月にマイナーチェンジした日産セレナは同32.7%減の4313台で第12位と、数字を伸ばせなかった。

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cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_f579efcd1f87_10月の「軽」販売 全メーカーがマイナス その理由/今後の展望 f579efcd1f87

10月の「軽」販売 全メーカーがマイナス その理由/今後の展望

2019年11月14日 11:40 AUTOCAR JAPAN

消費税アップの影響は?text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)
全国軽自動車協会連合会がまとめた2019年10月の軽自動車の「国内新車販売台数」(速報値)は、前年同月比22.3%減の12万2280台と3か月ぶりの前年割れ。しかも軽自動車を販売するブランドすべてが、前年同月比でマイナスに落ち込んだ。
10月の軽自動車のブランド別新車販売台数は、スズキが唯一前年同月比で1桁減、6.2%減の4万2446台を記録して、5か月ぶりのシェアトップにつく。

第4のモデルとなるGRスポーツを投入した10月、コペンは大幅増。前月トップのダイハツは、同26.3%減の3万8792台と落ち込み、第2位に陥落。また、ホンダは電動パーキングブレーキの不具合でNワゴンの生産を一時停止している影響もあって同38.6%減の2万235台、日産自動車は同16.1%減の1万2065台、三菱自動車は同27.5%減の2715台と2桁のマイナスとなった。さらに、OEM供給を受けるトヨタ、マツダ、スバルも前年同月比で2桁減を記録する。
10月の軽自動車の新車販売動向について業界団体の関係者は、「9月期は消費税アップ直前の駆け込み需要が一定程度はあった模様で、前年同月比で2桁増を達成したが、10月期は台風19号などの災害で客足が遠のいたこともあり、新車販売は大幅に落ち込んだ」と説明。
「昨年10月が好成績(前年同月比11.7%増の15万7432台)を記録していたこと、デビューしたばかりのホンダNワゴンが生産を一時停止していることなども、2桁減となった要因。消費税増税の反動減があったことも否めないが、これは今後数か月の成績を確認しないことにはわからない」と解説した。
スペーシアが増これからの展開については、「スズキが大規模リコールの影響から立ち直りつつあり、また年末にかけて販売台数を伸ばしそうな新型車がリリースされることから、V字回復は十分に期待できる」と示唆した。
10月の軽自動車の車名別ランキングでは、スーパーハイトワゴンの首位争いに注目が集まったが、結果は想定外にあっけなかった。首位に立ったのはホンダNボックスで、前年同月比23.1%減ながら1万5768台を記録して26か月連続での首位につく。

スズキ・スペーシア・ギア。自転車を積載しやすいように、開口部にはタイヤガイドを配した。続く第2位には、検査体制の再構築を図って生産規模を回復させたスズキ・スペーシアが同5.2%増の1万2433台を販売して2ランクアップで位置。7月にフルモデルチェンジし、ホンダNボックスと首位争いを展開するかに思えたダイハツ・タントは、同4.2%減の1万1071台にとどまって、1ランクダウンの第3位に甘んじた。
トップ3に続いて第4位に入ったのは3月に新型に切り替わった日産デイズだが、前年同月比では17.6%減(9334台)。続く第5位のダイハツ・ムーヴも同35.5%減(7621台)に落ち込む。一方、第6位のスズキ・アルトはデビュー40周年を記念した特別仕様車や安全装備を拡充したラパンの販売が堅調なこともあり、同21.3%増(6441台)を達成した。
軽+登録 トップ3に異変ちなみに、登録車と合わせた車名別ランキングでは、トヨタ・カローラが1万1190台の販売を記録してダイハツ・タントを抜いて第3位に入ったことから、軽自動車のトップ3独占は13か月連続でストップした。
注目のニューモデルの動きを見ていこう。検査体制の再構築を図るとともに増産体制に入ったスズキ・ジムニーは前年同月比17.3%増の2172台で第11位に、3月に新型へと移行した三菱eKは同31.2%減ながら1975台を販売して第12位に入る。

コペンGRスポーツは、KYB製専用チューニングアブソーバーとレッド塗装のコイルを搭載する。また、10月にシリーズの第4のモデルとなるGRスポーツを発売したダイハツ・コペンは、同26.7%の大幅増(394台)を達成した。

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cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_214519a05a3d_次期型 BMW M3のリアエンドが見えた 現行M3 CSを上回る性能を目指す 214519a05a3d

次期型 BMW M3のリアエンドが見えた 現行M3 CSを上回る性能を目指す

2019年11月14日 10:10 AUTOCAR JAPAN

現行より軽量でパワフルにtext:Greg Kable( グレッグ・ケーブル)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
次期型BMW M3は2020年に発表予定だが、BMW専門ショップのフェイスブック・アカウントに、次期M3の写真がアップされた。偽装のない姿を目にするのは今回が初めてだ。撮影された写真は製造ライン上のようで、今まではっきりしていなかったデザインを確認できる。
写真から判断すると、標準のG20型BMW 3シリーズからの変更点は、トランクリッドのスポイラーにワイドフェンダー、黒いプラスティック製のバンパー下トリムなど。トランクリッド自体のデザインも変更されているようだ。

次期型BMW M3プロトタイプM3定番の太い4本出しマフラーも付いている。大型のリアディフューザーが装着されるはずだが、それはまだ取り付けられていないようだ。
われわれも期待を寄せる次期型のM3には、3.0L直列6気筒ツインスクロールターボ・エンジンを搭載。大幅にアップデートを受け、最高出力は500ps程度まで高まると考えられる。
BMWの取締役会会長、ハラルド・クルーガーは、2018年のパリ・モーターショーでM3の開発が進んでいることを認めていた。詳細に触れることはなかったが、BMWのエンジニアの話では、現行のM3 CSの460psを上回るパワーを目標としているという。
追加となる馬力は、M4 GTSに採用されている水噴射システムなどによって獲得する模様。シリンダー内の温度を下げ、燃焼効率を高めることが可能となる。パッケージング上の障害もあったと思われるが、既に克服されたのだろう。
ハイブリッドを搭載しない最後のM3水噴射システムの搭載に伴う車両増は最小限。1585kgのM3 CSより軽量化するという目標の足かせとなる可能性も低い。ルーフパネルなどをカーボンファイバー製の軽量なものに置き換えるだけでなく、G20型3シリーズの基本骨格の軽さも貢献している。
搭載される4輪駆動システムは現行のM5との共通性が高い。だが、車重の増加や機構の複雑さ、コストなどの面で、ハイブリッドを含む電動化技術の導入は見送られている。

次期型BMW M3プロトタイプ一方で2020年に発表となる次期型M3は、電動化技術を搭載しない最後のM3となるようだ。BMW全体での二酸化炭素排出量を減らす目標達成の優先度から、避けられないのだろう。
パフォーマンスの具体的な情報は明らかではない。それでも軽量でパワフルになる新しいM3は、現行型M3 CSの0-100km/h加速3.9秒を上回る鋭さを得ることは間違いなさそうだ。
トランスミッションは6速MTか8速ATがラインナップされるだろう。ローンチコントロール・システムも内蔵し、スタートダッシュの性能は引き上げられるはず。
次期型M3は、高張力鋼とアルミニウムを適材適所で用いた、新プラットフォームのCLARストラクチャを採用。優れたボディ剛性も獲得する。BMW 3シリーズが、クラス最高のパフォーマンス性能を獲得している理由でもある。
M3にはアップグレードされたサスペンションと、より幅の広いトレッドが与えられる。ダイナミクス性能を向上させるにあたり、エンジニアが既に得ているアドバンテージは高い。

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cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_7f9b91ab5f57_イヴォークの駆動系を移植 ランドローバー・ディスカバリー・スポーツに試乗 7f9b91ab5f57

イヴォークの駆動系を移植 ランドローバー・ディスカバリー・スポーツに試乗

2019年11月14日 09:50 AUTOCAR JAPAN

新プラットフォームを移植しハイブリッド化text:Richard Bremner(リチャード・ブレンナー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
つい最近までは、このD180はディスカバリー・スポーツで一番人気のグレードだった。だがディーゼルエンジンの不人気で陰り気味。
それでも43.7kg-mという太いトルクが低回転域から得られるという事実は、オフロードモデルにぴったり。定員7名のファミリーSUVとしても、トレーラーを牽引する目的としても、ディーゼルエンジンの有効性は確かだと思う。

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツD180 AWD SEディスカバリー・スポーツはこれらの機能に加えて、とても快適な長距離移動手段でもある。質感の良い180psの2.0Lターボディーゼル・エンジンとの組み合わせなら、燃費もさほど気にせずに走れる。ただし、旧フリーランダーの直系の子孫という関係上、車重が1953kgもあることが玉に瑕。
この質量は、これまでのディスカバリー・スポーツよりも僅かに増えている。その理由は電圧48Vによるマイルド・ハイブリッドシステムを搭載したことと、9速ATが採用されたことに伴う。同時に、燃料タンクも大型化されているのだ。
しかし実は、この他にも多くの変更点を受けている。バンパーやライト周りのデザインが変更されただけではない。ディスカバリー・スポーツは大々的な移植手術を受けており、まったく新しい車体骨格、プラットフォームで成り立っているのだ。
イヴォークの駆動システムを獲得モデルライフ中期のマイナーチェンジで、ステアリングシステムに変更を受ける程度なら珍しくない。だが新しいディスカバリー・スポーツは、従来のものを捨て、最新のレンジローバー・イヴォークの駆動システムを移植する変更を受けている。その結果、マイルド・ハイブリッドシステムも獲得したわけだ。
素人考えでも難しそうな変更だから、あまり考えないことにしよう。マイナーチェンジといって良いのかどうか、新しいディスカバリー・スポーツは洗練性が一気に高められたことは間違いない。外界からの隔離感は、まったく感知できないとはいえないまでも、飛躍的に向上した。

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツD180 AWD SEインジニウムと呼ばれるディーゼルエンジンは、出発時に存在を確認できるが、走行中は昼寝でもしているかのように静か。トランスミッションが変速するタイミングで少し目覚めるも、最近試乗したディスカバリー・スポーツD240より静かだ。
急な加速を求めた時には、少しのタメがあったあと、突如シフトダウンをする癖がある。だが高めのギア比で走らせている限り、トランスミッションもとても滑らかにクルマを進めてくれる。
郊外のカーブの続く区間に入ると、変速フィールの滑らかな9速ATの価値が発揮されてくる。それほど負荷がかかっていない状態なら、ディスカバリー・スポーツは7シーターのSUVとは思えない落ち着いた挙動で、カーブを曲がり、地形の起伏をこなしていく。
黒子のようにオフロード走行を支援なカーブでギクシャクすることなく、ボディロールも最小限。ディスカバリーの「スポーツ」であることを証明するかのようだ。
アクセルペダルのオン・オフで姿勢を変えていけるクルマではないし、ステアリングホイールにグリップ力の残量が伝わるわけでもない。だが期待以上のコーナリングの楽しさには、驚かざるを得ない。

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツD180 AWD SE乗り心地も極めて良い。舗装が剥がれた鋭い穴を通過したり、キャンバー角の大きな変更がなければ。オフローダーとして、どこへでも走っていける実力と組合わさり、ほとんどのオーナーは、ディスカバリー・スポーツの限界領域を知ることはないだろう。
移植に成功した新しいプレミアム・トランスバース(横置き)・アーキテクチャによって、新しい電子制御ホイール・マネージメント技術も導入された。滑りやすい急斜面でタイヤが空転している状況で、鋭く加速することが脱出方法だとドライバーが考えていても、クルマの方でちゃんと対応してくれる。
仮に闇雲にアクセルペダルを踏んでいても、ディスカバリー・スポーツは地形に最適なアルゴリズムを導き出し、ドライバーをその状況から抜け出させてくれるのだ。例えオールシーズン・タイヤを履いていなくても、砂や土、岩場であっても黒子のように助けてくれる。
目に見えない部分での大きな進化多くのドライバーの場合、ディスカバリー・スポーツでのオフロード走行で意識するのは、他の部分になるだろう。例えば、車内の大きなタッチモニター式のインターフェイス。部分的にモニター式になったデジタルメーター。大きくなった荷室容量や、40:20:40で分割してスライドできる2列目シートなど。
シート自体もデザインし直され、フロントシートにはマッサージ機能も内蔵された。3列目シートもオプションで設定できるようになっている。このクラスでは珍しい。

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツD180 AWD SE他のモデルのマイナーチェンジと異なり、多くは目に見えない部分だが、得たものは本物の中身だといえる。特にスピードで勝っていたり、燃費で優れていたりはしなくても、同じ価格で得られるクルマとしての価値は大きく向上した。
快適で実用性が高く、オフロード性能にも優れている。道を選ばないファミリーSUVとして、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツは真っ先に指名して然るべきクルマだといえる。
ランドローバー・ディスカバリー・スポーツD180 AWD SEのスペック価格:4万3175ポンド(600万円)
全長:4597mm
全幅:1920mm
全高:1727mm
最高速度:188km/h
0-100km/h加速:11.8秒
燃費:14.1km/L
CO2排出量:185g/km
乾燥重量:1953kg
パワートレイン:直列4気筒1999ccターボチャージャー
使用燃料:軽油
最高出力:180ps/4000rpm
最大トルク:43.7kg-m/1500−3000rpm
ギアボックス:9速オートマティック

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cat_oa-rp16797_issue_87d83cdf753c oa-rp16797_0_5ef7a7f590cc_フェラーリ新型ローマ ポルトフィーノの固定ルーフ版 620ps 内装/スペック 5ef7a7f590cc

フェラーリ新型ローマ ポルトフィーノの固定ルーフ版 620ps 内装/スペック

2019年11月14日 04:43 AUTOCAR JAPAN

新型クーペ発表伊フェラーリは、新型クーペ「フェラーリ・ローマ」を発表した。
同ブランドのオープントップ・モデル「ポルトフィーノ」の事実上の固定ルーフ・バージョンであるが、そのスタイリングは大きく変わっている。

フェラーリ・ローマローマは、伸びやかなフロントセクションの前端に、はっきりとした形状のグリルを採用している。ホイールアーチを横切るシャープなラインも印象的だ。
最高出力20psアップフロントに搭載されるエンジンは、3855ccV8ターボ。ポルトフィーノと同じユニットに改良を加え、最高出力は620psに向上。最大トルクは77.5kg-mを発揮する。
つまり、ポルトフィーノと比較して、最大トルクは変わらないものの、最高出力は20psアップしたことになる。

フェラーリ・ローマトランスミッションは、SF90ストラダーレに搭載されている8速DCTを選んだ。
軽量化オプションを採用した場合の乾燥重量は1472kg。ルーフ・オープン機構を備えるポルトフィーノと比較して70kg近く軽くなっている。
ローマ 内装内装は、ドラマティックなほどに彫り込まれた造形のコクピットとなっている。
今回発表された画像では、デジタル表示のメーターと、幅広いセンターコンソールに陣取るタッチスクリーンが確認できる。

フェラーリ・ローマフェラーリは、「2+」クーペという表現をしているが、その詳細は現段階では明らかになっていない。カリフォルニア、ポルトフィーノというシリーズは、2+2(乗員4名)を採用してきたことから、ローマにも同様のパッケージが用意される可能性がある。
詳細は、近日中に開催される顧客向けイベントで明らかになるだろう。
ローマ 主要諸元エンジン形式:3855cc 90°V8ターボ
最高出力:620ps/5750-7500rpm
最大トルク:77.5kg-m/3000-5750rpm
最高速度:320km/h以上
0-100km/h加速:3.4秒
0-200km/h加速:9.3秒

フェラーリ・ローマ全長:4656mm
全幅:1974mm
全高:1301mm
ホイールベース:2670mm
乾燥重量:1472kg

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