「我慢」「辛い」「オッサン」のイメージのあるサウナ。しかし、今、そのサウナが、経営者やクリエイターの間でちょっとしたブームになっている。そんななか11月11日に、全国のサウナ施設ベスト11を表彰する、サウナシュラン2018が発表された。
日本一のサウナは名古屋「ウェルビー栄」
サウナ浴により心身が恍惚感に満たされて、すっきり気持ちよくなった状態を、サウナ用語で「ととのえ(ととのう)」という。
で、11月11日の「ととのえの日」(1がきれいに4つ並び1年間のうちで1番ととのった日から日本記念日協会が制定)に、日本全国の今行くべきサウナ施設1位から11位までを表彰する「SAUNACHELIN(サウナシュラン)2018」が発表。全国に5,000施設ともいわれるサウナ施設の中から、サウナ啓蒙活動に賛同するさまざまな業界の「プロサウナ―」が審査委員となり、単によいサウナ室があるという観点だけでなく、水風呂・休憩(外気浴)スペース・サービス(ホスピタリティリティ)・男女の有無・料金設定・清潔性・エンタテイメント性・革新性など、多様な視点で"今行くべき全国のサウナ施設"が選出された。
プロサウナーたちの厳正な審査によるランキングは以下の通り。栄誉ある1位に選ばれたのは。名古屋の老舗サウナだ。
1位 ウェルビー栄(愛知/名古屋)
評価ポイント/サウナ業界を牽引してきたウェルビーの真骨頂ともいえる、まさに本場フィンランドのサウナ体験ができるつくりになっている。森の中のサウナ小屋を体験できる「森のサウナ」、冷たい外気と湖を体感できる水風呂「アイスサウナ」、白樺の木々に囲われた「湖のほとり」の休憩スペースなど、サウナ・水風呂・休憩スペースのどこをとっても申し分ない。
2位 湯らっくす
評価ポイント/今年最もサウナーの間で話題となった171cmの日本一深い水風呂やメディテーションサウナが魅力。
3位 ニューウイング
評価ポイント/ウェット&マイルドで優しいボナサウナとキンキンに冷えた大型の水風呂(通称:プール)、室内に送風機を設置し外気浴の感覚を味わえる休憩スペース(通称:風の滝)などが魅力。
4位 ニコーリフレ(北海道/札幌)
評価ポイント/「1、2、サウナー」の掛け声でサウナ室全体が一丸となるロウリュが人気。北海道震災時に施設を無料開放することで「サウナ」の社会貢献価値を啓発した。
5位 marushin spa
評価ポイント/天空のアジトと呼ばれ、都内随一の外気浴スペースを有し、さまざまな経営者や著名人の「サウナ―」誕生に貢献。
6位 Times Spa RESTA(東京/豊島)
7位 スカイスパYOKOHAMA(神奈川/横浜)
8位 豊島園 庭の湯(東京/豊島)
9位 舞浜ユーラシア(千葉/浦安)
10位 THERMAL SPA S.WAVE(神奈川/大磯)
11位 IZBA(福岡/宗像)
サウナ界のミシュランである、このサウナシュラン2018を主宰したTTNEの松尾 大さんは言う。
「サウナはオッサンのものというのは昔の話。今、経営者やIT系のクリエイターの間でサウナはアツいカルチャーです。サウナは正しい入り方をすると、やめられなくなります。なんていうのか、自分の眠っていた機能が動き出す感じ。それは経営者やクリエイターにとって、なくてはならない感覚なんじゃないかな。彼らって時代の先を読む人たちだから。多くの人に、ぜひ一度サウナでととのえてほしい。間違いなくハマりますから」
詳細は下記リンク参照
www.saunachelin.com
Text=八木基之(ゲーテWEB編集部)
サウナの正しい入り方⇩