金持ちと作家さん歓喜?
2020年12月8日、タイ政府のプラユット内閣は、これまでは外国人観光客の受け入れは、中国などの低リスクの国や地域からの入国に限って「特別観光ビザ(STV:Special Tourist Visa)」で認めていたのを変更し、全ての国から観光客を受け入れると決定しました。
これにより、日本でも人気の旅行先だったタイ旅行も、ついに正式に解禁されタイ旅行ができるようになりました。
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しかしながら、この「特別観光ビザ(STV)」での外国人観光客のタイ旅行は、長期旅行者のみを対象にしたものです。
日本からタイ旅行に行くためには、タイ到着時の検疫や、自費での2週間の隔離は必須です。加えて、指定された金額以上の医療保険への加入義務などもあります。
タイ旅行に行く人は、これらを全て準備し必要書類を揃えて、まず日本のタイ大使館や領事館に申請し、承認が得られてから、タイに移動できて、タイ入国時には検疫と2週間隔離をし、それでコロナの陰性が確認されてから、タイ国内での旅行が可能となります。
このような主旨の海外旅行の為、長期にタイに滞在して旅行する方のみを対象とした解禁となりました。
このビザ(STV)は初回の滞在期限は90日間、その後は2回まで更新を申請することができ、最大で計270日間、約9カ月ものタイでの滞在が可能となっています。
このタイ政府の特別観光ビザ(STV)、具体的な条件は以下の概要で定義されており、発行費用は2000バーツ(約7000円)です。
1.この特別観光ビザ(STV:Special Tourist Visa)は、タイに長期滞在を希望する外国人旅行者のために発行されるビザです。
2.この特別観光ビザの利用者は、タイ政府の指定する検疫、隔離などの措置の全てに同意し、タイ入国時にALSQ(タイ政府指定隔離施設:Alternative Local State Quarantine)で14日間の隔離が行われる事に同意しなければならない。
3.この特別観光ビザの利用者は、タイ入国時のALSQでの14日間の支払い済みの予約票、もしくは医療機関での支払い済みの隔離期間の滞在予約票に加え、ALSQの後のホテルの支払い済みの長期予約票、もしくはタイのコンドミニアムなどの所有の証拠資料、もしくはタイのコンドミニアムのデポジットなどを支払い済みの予約資料のいずれかを、証拠を添えて提出しなければならない。
まだまだ厳しい条件のタイ旅行だが、隔離期間に「ゴルフ」も
解禁されたものの、長期旅行でコストもかかり、まだまだ難しいタイ旅行ですが、さらに良いニュースもあります。
2020年12月8日の同日に、外国人観光客の入国後の14日間の隔離期間に、社会的距離を確保してゴルフを出来るようにする案を、タイのプラユット内閣が承認しました。
これはタイへのゴルフ旅行へ、外国人観光客の呼び込みを行おうとする主旨の提案です。
ホテルの部屋に閉じ込められ、非常にしんどいという声も多い14日間の隔離期間。
この14日間の隔離期間に、一定のルールの下でゴルフ場に行けるようになったという本ニュースは、これまでの厳しい隔離期間の生活と比べると、大きな改良です。
もちろん隔離期間のゴルフについては、感染防止のための様々なルールなどが適用されますが、それでも部屋に14日間も閉じ込められる今の隔離期間と比べれば、大分楽になりました。
このようにして、日本からのタイ旅行も長期旅行は可能となり、さらに14日間の隔離期間もゴルフ付きで過ごす事もできるようになったことで、日本からのタイ旅行も正式に再開される事となりました。
かつてのような、気軽なタイ旅行とはまだまだいかないものの、日本からのタイ旅行の復活に向けて大きな前進をしています。(取材・文◎福留憲治【PJA NEWS】)
※本ニュースは、タイニュースを伝える以下のPJA NEWS(https://pattayaja.com/)の記事を元に配信しています。