新人モデル役!
今回、藤林アナが合格した役は、アニメ「ランウェイで笑って」(MBS)のヒロインのモデル事務所の後輩モデル役。合格が発表された時、近くにいた松井愛アナウンサーは「えっ?モデルっていった?」と、驚いていたが...。同じく「アナウンサー役じゃないんだ?」と少々驚いた。
声優デビュー
ところが...
感情の解放
藤林アナと亀井アナが学院を訪れた時、生徒らが「わはは!」「ぎゃー!」「ふざけんな!」などと、全身全霊で叫んだり、爆笑したり「大騒ぎ」していた。
「これは、『感情の解放』のトレーニングをしていました」と、声優歴21年の那須めぐみ先生。感情を瞬時にコントロールし表現力を鍛えるという。まるで舞台役者のように全身で表現している生徒らの姿に驚いた。
那須先生は「アフレコで、カットまわりで、いきなり感情が変わることがありまして」と解説。それを聞いた藤林アナは「アナウンサーの仕事ではなかなかないことですよね...」と不安気に訴えると、すぐに「(アナウンサーは)感情を抑えて平常心で表現するから真逆のお仕事ですね」と亀井アナ。「でも!大丈夫。藤林アナは平常心じゃないことが多いから。あなたには素質があります!」と続けた。
恥ずかしい気持ちが...
演じている側に恥ずかしさがある場合、見ている視聴者側にもそれが伝わる。藤林アナも「あの...よくないなと思ったのが...。羞恥心があるなと。恥ずかしい気持が拭い切れなかったというのが、先生にバレていると思います」とコメント。「私だけじゃなく、ここにいるみんな(生徒)全員わかってますよ」と先生は言っていたが、視聴者にもバレてますよ。
あ!コーヒー!
そして、亀井アナも同じ演技をすることに。しかし、亀井アナは「あ!コーヒー!ありがたいな!」といきなり言ってしまった。これでは、仮定・想定しての演技ではなくただの「実況」だ。先生からも「職業的な問題ですね。つい実況してしまうんですね」。
「アフレコ」と「アテレコ」
「アフレコ」は、「アフターレコーディング」の略で、完成した映像(主に日本のアニメ)に合わせて後から声を収録すること。
「アテレコ」は、海外のアニメや映画に日本語で吹き替える。
日本語を「あててレコーディング」すること。
「実は、『アテレコ』は原語を聞いています。英語の役者さんの声に合わせて自分のお芝居(日本語)をあてています」と那須先生。「アテレコ」は高度なテクニックがなければできないのだ。「この海外俳優にこの声って!? 合ってない!」などと簡単に言っていたが...もう言えなくなった。
人気声優・花守ゆみり&花江夏樹
今回、藤林アナの「アフレコ」担当は音響監督の田中亮さん。藤林アナに要求することは1つ「どれだけキレイに嘘をつけるか」だった。深くてかなり難しい要求だ。
そして収録本番へ。
想像以上...!
この後、藤林アナの「アフレコ」の模様は、想像を遥かに超えた"壮絶さ"があった。表現的には合ってないかもしれないが、「音響監督VS.藤林アナ」という感じがした。
藤林アナの渾身の「晴香」。気になる人は2020年1月から放送開始なので(MBSでは1月10日(金)深夜)チェックしてみては。
「コトノハ図鑑」(MBS 毎週日 あさ5時45分放送)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"の世界を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。