さまざまなスパイスの香りや、ピリッとした辛さが美味しいタンドリーチキン。インドを代表する鶏肉料理だが、自宅で作るのは難しいと感じる人も多いだろう。今回はおすすめの市販スパイスや、スパイスを配合して作る本格タンドリーチキンの作り方を紹介したい。子供でも食べやすい辛さ控えめの作り方も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてほしい。
1. 市販のタンドリーチキンのスパイスにはどんなものがある?
まずは市販のタンドリーチキン用スパイスをチェックしてみよう。市販のスパイスといってもいろいろな種類があり、まぶすだけのパウダータイプやヨーグルトなどに合わせて漬け込むタイプなどがある。ここでは、おすすめの市販品とともにタイプや使い方まで詳しく紹介しよう。
S&B「SPICE&HERBシーズニング タンドリーチキン」
S&Bのスパイスは数種類のスパイスとハーブがミックスされていて、焼く前に鶏肉にふりかけるだけの手軽な商品。漬け込みやヨーグルトなどを用意する必要がないため、ササッとタンドリーチキンを作りたい人におすすめ。
カルディ「タンドリーチキンの素」
カルディのタンドリーチキンの素は、ペースト状の漬け込みタイプ。原材料にヨーグルトが使われているが、さらにヨーグルトを追加して漬け込むとマイルドに仕上がる。スパイシーにしたいときはそのまま、マイルドにしたいときはヨーグルトを追加するなど使い分けられるのも嬉しいポイント。
マギー「スパイスイット タンドリーチキン」
マギーの商品もヨーグルト不要なタイプだが、カルディの商品と同じくヨーグルトを追加して漬け込むとマイルドに仕上がるのが特徴。本格的なパンチの効いた味わいなので、本場のタンドリーチキンの味が好きな人におすすめ。ヨーグルトを使わない場合は、鶏肉にふりかけて焼くだけでOKなので手軽なのも魅力だ。
2. スパイスの配合が決め手!本格タンドリーチキンを作ろう
本格的なタンドリーチキンを作るなら、数種類のスパイスを1から揃えるのがおすすめ。使うスパイスは好みにもよるが、ターメリック・チリペッパー・ガラムマサラ・クミンパウダー・パプリカパウダー・カルダモンパウダーなどが中心。タンドリーチキンはカレー風味の鶏肉料理なので、カレーに使うスパイスと考えると分かりやすいだろう。ほかにもにんにくやショウガ、塩コショウなどを好みで合わせてヨーグルトに混ぜておく。食べやすいサイズにカットした鶏肉をスパイス入りのヨーグルトに漬け込み、できれば一晩ほど冷蔵庫に入れておこう。時間がなければ数時間でもOKだが、一晩漬けたほうがより味がしみ込んでスパイシーな仕上がりになる。漬け込んだ鶏肉をフライパンやオーブンなどでこんがりと焼けば、本格的なタンドリーチキンの完成。スパイスの配合は好みにもよるが、チリパウダーやガラムマサラなど辛みの強いものは入れすぎに注意しよう。同量ずつの配合を基本に、好きなスパイスをプラスしていくとよい。うまく配合できたら多めのヨーグルトに混ぜてみよう。
3. 子供も一緒に食べられる!辛さ控えめのスパイスタンドリーチキン
本格的なタンドリーチキンは美味しいが、かなりスパイシーなので子供には食べにくい。そんなときは、ケチャップやはちみつを使ったマイルドなタンドリーチキンを作ってみよう。基本の漬けダレにケチャップとはちみつを入れると、甘みがプラスされて食べやすくなる。チリパウダーやガラムマサラなど辛みの強いスパイスを少なめにし、ヨーグルトを多くするとよりマイルドな味わいに仕上がるだろう。さらに食べやすくしたいときは、複数の種類のスパイスをブレンドせずにカレー粉を使うのがおすすめ。ヨーグルトにカレー粉とケチャップ、にんにくやショウガとはちみつを加えて漬けダレを作ればマイルドな味わいのタンドリーチキンが作れる。ただしカレー粉自体も辛みが強いので、入れすぎには注意しよう。漬け込んだあとは本格的なタンドリーチキンを作るのと同じように、フライパンやオーブンで焼けばOK。子供と一緒にタンドリーチキンを楽しみたい場合は、ぜひケチャップやはちみつを活用してみよう。
結論
タンドリーチキンはスパイスをいろいろと用意しないと作れないイメージがあるが、市販の素を使えば短時間で美味しく仕上がる。スパイスを使って作るタンドリーチキンは本格的で美味しいうえに、自分好みに味を調整できるのが大きなメリットだろう。どちらの方法でも美味しく作れるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。