ここでは、レンジを活用した簡単なカラメルソースの作り方について紹介していく。レンジ調理は便利な分、ちょっとしたトラブルが起きることもあるだろう。そのため、さまざまなトラブル回避方法と注意点についても詳しく触れていくので、留意してもらいたい。失敗なく手軽に美味しいカラメルソースを作ることを目指していこう。
1. レンジで簡単:固まらない!カラメルソースの作り方
まずは、レンジを活用したカラメルソースの作り方を紹介していく。
材料
- 砂糖(グラニュー糖、上白糖、三温糖など)
- 水
- 湯(調整用)
作り方
耐熱容器に砂糖と水を入れて混ぜてから、レンジを600Wに設定して加熱していく。加熱時間は、2分+1分+20秒+10秒+10秒+10秒といった具合に徐々に色づき加減を見ながら進めていく。その都度取り出して、耐熱容器をゆすりながら軽く混ぜるとよいだろう。よい色がついてきたら、調整用の湯を入れて混ぜたら完成となる。
作る量によって分量は違ってくるが、砂糖:水=3:1程度が望ましいだろう。
失敗しないためのコツ
レンジで加熱しながらも、色づき具合を確認していくことが重要である。数秒ごとにレンジを止めて、その都度取り出して耐熱容器をゆすりながら軽く混ぜるようにしていく。そうすることで、全体的に均等に色づけすることができる。
また、ここで混ぜるためにスプーンや菜箸などを使うことは避けてもらいたい。これらを使って混ぜてしまうと砂糖が結晶化してしまい、ザラメのようなダマになってしまうおそれがあるので注意が必要である。
2. レンジでカラメルソースの注意点:容器が割れる
レンジでカラメルソースを作る際に、容器(耐熱皿やマグカップなど)が割れてしまうトラブル回避策を紹介していこう。
レンジ調理の際に容器が割れてしまう原因とは?
耐熱皿やマグカップなどの容器は高温のものを入れることには対応できるが、急激な温度変化には対応しきれないことが、レンジ調理の際に容器が割れてしまう原因であるといえる。
カラメルソースを作る時には、容器に砂糖と水を入れてレンジで加熱することになる。急激な速度で加熱され温められていくので、普通のガラス容器ではこのような急激な温度変化に耐えることができない。その結果として、容器にヒビが入ったり割れてしまうということになる。
容器が割れるのを防ぐ方法
レンジ調理の際に容器が割れるのを防ぐ方法としては、使用する耐熱容器に気をつけることが最も確実で簡単な方法といえるだろう。電子レンジに対応しているマグカップや容器などは数多くあるので、表記を気にしながら使用していってもらいたい。さらに、プラスチック製品の容器やガラス以外の容器を使うことで、安心してレンジ調理が進めていくことができるだろう。
3. レンジでカラメルソースの注意点:固まる
レンジでカラメルソースを作る際に、ソースが固まってしまうトラブル回避策を紹介する。
レンジ調理の際にカラメルソースが固まってしまう原因とは?
レンジ調理の際にカラメルソースが固まってしまう原因には、砂糖の量と水分量にあると考えらえる。レンジで加熱することで水分が蒸発していき、カラメルソースが色づき始めることになる。そのため、加熱しすぎてしまったり、レンジで加熱後に調整用の湯をきちんと足さないと固まってしまうということになる。また、レンジで加熱している間に混ぜてしまうと、砂糖が結晶化することで固まってしまうおそれがある。
固まってしまったカラメルソースの復活方法
耐熱容器に固まってしまったカラメルソースと水(湯)を入れて、再びレンジで加熱することでカラメルソースを復活させることができる。この場合は、一気に加熱せずに数秒ごとに様子を見ながら加熱していくとよいだろう。
4. レンジでカラメルソースの注意点:茶色くならない
砂糖から褐色物質のカラメルができることをカラメル化という。レンジでカラメルソースを作る際のカラメル化で、ソースが茶色くならないトラブル回避策を紹介しよう。
レンジ調理の際にカラメルソースが茶色くならない原因とは?
カラメルソースを作る際の分量は、水よりも砂糖のほうが多い状態で加熱し始めている。そのため茶色くならない時の原因としては、砂糖と水の分量が考えられる。また、カラメル化に必要な温度は、185℃以上とされている。レンジを使用する時に設定できるのはワット数と加熱時間であり温度設定はできない仕組みになっていることも、レンジ調理の際にカラメルソースが茶色くならない原因のひとつといえるだろう。
茶色くならないカラメルソースの対処法
カラメル化に必要な条件は、上記から砂糖と水の分量、加熱温度、加熱時間ということが分かっただろう。そのためレンジ調理の際にカラメルソースが茶色くならない対処法としては、最初の作り方で紹介したように加熱時間を10秒ずつ追加していくのが打倒だろうと考えられる。この10秒ずつ追加していくというのもとても重要で、加熱しすぎると逆に固まってしまうおそれがあるので、ちょうどよいところで止める必要がある。
結論
本記事では、レンジを使ったカラメルソースの作り方を紹介してきた。レンジ調理は手軽で便利だけれど、レンジの中が見えないため少し分かりにくい部分もあるだろう。上記で紹介した注意点に気をつけながら上手にレンジを活用して、美味しいカラメルソースを作るコツをつかんでもらいたい。