七瀬のななせるふ。「チェック」
お芝居の世界に集中したあとは、心がマッサージされたような感覚が残るんです。
ニット(カーディガンとセット)¥16000/デイシー 新宿ルミネ2店 帽子¥8900/CA4LA ショールーム(CA4LA) グローブ¥2600/G2?
買うものリストに付箋と蛍光ペンを追加しました
私が毎日チェックを欠かさないのは、インターネット。インスタを中心に、動物もイラストもマンガも旅行も、好きなものにまつわる情報は、主にネットでアップデート。
インスタで知ったのを機によく読んでいるのが河内瞬さんのエッセイマンガです。主夫としての日常をつづった作品も人気があるんですけど、私が好きなのは『店長と店員君』というシリーズ。ショップの店長さんと店員さんたちのやりとりがおもしろくて、クセになっています。
カルチャー情報はネットでチェックするのが日課の私だけど、ゲームに関して検索することはあまりないかもしれません。
新しいゲームに取りかかる時は、攻略サイトを見ずにまっさらな状態で着手したいタイプなんです。進めていくなかで難しすぎて行き詰まったり、いったんクリアしたあとに
“もっと遊び尽くせる要素はないかな?”ってさらに深掘りしたくなったりした時、初めて攻略サイトを訪れます。
でも、最近は昔に比べると、難易度の高いゲームが少なくなってきているんじゃないかな?
学生時代のほうが、攻略サイトで調べてプレイの方法が分かっても、“こんな複雑な仕組み、一体誰が気づくの!? ”ってびっくりするような難解なゲームが多かった気がします。
分からないことや知りたいことがある時は、検索エンジンで即サーチ。曲のタイトルが思い出せなくて、歌詞をひとフレーズ分だけ入力したり、ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の台本に出てきた“疑義照会”という用語の意味を調べたり。
ドラマで共演して仲よくなった方について、“そういえば今までどういう作品に出ていらっしゃったか、改めて知たいな”と思って、ウィキペディアを確認することもあります。
ちなみに自分自身についての検索、いわゆるエゴサーチは……エゴサする自分ってなんか好きじゃないなと思って、いつからか自然と一切しなくなりました!
スマホのメモ機能には、しょっちゅうチェックリストを作っています。たとえば、ドラマのクランクイン前には買うものリストに付箋と蛍光ペンを追加。基本的にはいつも台本に線を引いたり書き込んだりせず、ひたすら読んでセリフを覚えているんですけど、今回は使ってみようかなと思って。
他には今までにプレイしたゲーム名のリスト、旅行先で、寝る前や移動中に書き留めておいた旅記録、いつかお仕事でご一緒できたらいいな、と思っているクリエイターさんたちのお名前……そんなリストがたくさん並んでいます。
観劇後は乃木坂46の卒業生3人でごはんへ
振り返ってみると、今年の1〜2月は舞台をチェックする機会も多かったですね。
『グータンヌーボ2』でご一緒している長谷川京子さんや、『ライオンのグータッチ』で共演している佐藤隆太さんの舞台、そして生瀬勝久さんが演出を手がけられて能條愛未が出演していた作品も見に行きました。
愛未の舞台は、足を運んだのがたまたま(伊藤)かりんちゃんと同じ回の公演だったので、終演後に3人で久しぶりにごはんに行くこともできて大充実の一日に。
舞台の醍醐味は、やっぱり目の前でお芝居が展開されるところ。観劇中はものすごく集中しているし、作品の世界観にめちゃめちゃ入り込むタイプなので、ステージから客席へ届けられる生の感情表現に気持ちがものすごく動かされるんです。
それは心をマッサージされているような感覚に近くて、見終わったあとに残るのは、なんとも言えない爽快感。同時に、舞台の上で全身を使ってエネルギッシュにお芝居する役者の方々をうらやましく思う、憧れの気持ちも。
舞台は私にとって、いつか挑戦してみたい場所です。
モデル/西野七瀬 撮影/アシザワシュウ(S-14) ヘア&メイク/吉﨑沙世子(io) スタイリスト/藤井晶子 取材・原文/吉川由希子 撮影協力/アワビーズ web構成/轟木愛美 web編成/レ・キャトル