cat_oa-newspostseven_issue_e0d370a8c59a oa-newspostseven_0_e0d370a8c59a_坂上忍、消えた義足の愛犬「飼育放棄騒動」の真相を語った e0d370a8c59a e0d370a8c59a 坂上忍、消えた義足の愛犬「飼育放棄騒動」の真相を語った oa-newspostseven

坂上忍、消えた義足の愛犬「飼育放棄騒動」の真相を語った

2018年8月1日 16:00 NEWSポストセブン

「以前はしょっちゅう『サンタ』の様子をブログに載せていたのに、もう3週間も触れていない。ファンの間では何かあった?と騒ぎになっています」(40代女性)

 7月下旬、坂上忍(51才)の飼い犬「サンタ」をめぐって、こんな疑問がインターネット上で噴出し始めた。

 芸能界屈指の愛犬家として知られる坂上。現在は千葉県の内房で暮らしているが、多忙な彼がわざわざ都心から離れた場所に暮らしているのも、12匹の愛犬たちのためだ。

 この家は2015年にテレビ番組の「家探し」の企画で購入したもので、何よりも重視したのは犬たちが暮らす環境だった。その後、隣接する土地を3ブロックも購入し、犬たちのためにもう一軒家を建て、犬が走りやすいようにと庭を300坪にまで広げたというから徹底している。

 そんな坂上が「自分の体力と犬の寿命を考えると、人生最後の犬」と公言して飼ったのが、甲斐犬のサンタ(推定4才)だった。

 坂上がサンタに出会ったのは、2017年6月放送の『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で訪れた動物保護施設。サンタはトラバサミという動物を捕まえるワナにはまって左前脚を失い、レントゲン写真では全身に散弾銃の銃弾が写っていた。甲斐犬は猟犬として使われるため、猟の際に被害に遭ったものと考えられる。

 保護施設で設けられた1か月の「お試し期間」を経て、『志村どうぶつ園』で、正式に坂上が引き取ることになった。

 それから1年──坂上は3本脚のサンタに義足を与え、その暮らしぶりをブログでこまめに報告してきた。ところが、7月10日を最後にサンタの話題には一切触れず、ネット上では冒頭のような「心配」や「不信」、さらに「飼育放棄では」という声まで上がり始めていた。

 いったいなにがあったのか。本誌・女性セブンが取材すると、サンタが「行方不明」になっていることが判明した。

「7月9日に保健所に捜索願が出されていました。この地域で『左前脚欠損』が特徴の4才の甲斐犬というからサンタ以外に考えられません」(地元住民)

 サンタはなぜ行方不明になったのか。なぜ坂上はその事実を公表しないのか──。

◆首輪が外れて…逃したのは“彼女”

 坂上家が転居してきた当初から知る近隣住民が言う。

「坂上さんのところはワンちゃんを中心に生活が回っていて、朝と夕方それぞれ、犬を何匹かに分けて散歩させています。朝は『バイキング』(フジテレビ系)の放送に間に合うように午前5時頃から散歩に出ています」

 犬の飼育には、坂上が4年前から一緒に暮らしている「同居女性」も協力している。

「坂上さんは仕事が忙しいので、夕方は彼女が1人で散歩させています。すごくきれいな女性で、こんな田舎には似つかわしくない華やかな人です(笑い)。低姿勢だし、こちらでの生活に溶け込もうとして頑張っていますよ」(前出・近隣住民)

 彼女は坂上が「いつか結婚する」と公言している女性だ。実はサンタが行方不明になったのは、彼女が散歩させている時だった。


「猛暑だったので、夜になってから散歩に出たそうですが、途中、リードから首輪が外れてしまい、そのまま逃げてしまったと説明していたそうです。サンタは脚が1本ないけど、力は強く、以前にも家の塀を飛び越えて逃げたことがありました。首輪が壊れてしまったんでしょうか。彼女は相当責任を感じているようです」(別の近隣住民)

「飼育放棄では」というネット上の声とは裏腹に、坂上はサンタの捜索に奔走している。

「田舎だから“サンタくんがいなくなった”って、すぐに広まりました。住民みんなで声をかけあって必死に捜しています。漁業組合の放送でも、サンタくんが行方不明になったことを何度も放送し、何か情報がないかと呼びかけていました」(前出・別の近隣住民)

 坂上は7月9日から13日まで夏休みを取って『バイキング』を休んでいた。その間、旅行にも行かず、サンタを捜し回っていたという。記者は早朝5時半頃、犬の散歩中の坂上を直撃した。

──サンタくんが行方不明になっているそうですが。

「そうなんです。でも、目撃情報もあって、いるところはわかっているんです。保護センターの人たちの協力もいただいています。『追うと逃げてしまうので、その場所に居つくまで手を出さない方がいい』と言われています」

──サンタくんは無事?

「はい。ご近所のかたに『サンタに会ったら餌をあげてください』と餌付けにご協力をお願いしています。今ようやく居ついたところで、近く、保護器を仕掛けることになっています」

 逃げた犬は、周囲が大騒ぎすると、ますます見つけにくくなる。サンタの「行方不明」を公にしなかったのは、そんな事情もあったようだ。

──逃がしてしまった彼女は何と?

「それはもうげっそりやせてしまって。もともと50kgちょっとしかないのに、50kgを切ったんじゃないかな。ぼくは責任にうるさい人間だけど、彼女に多くの犬の管理を任せてしまったのはぼくの責任です。二度とこういうことがないように帰ってきたらぼくが管理します」

──再び飼いますか?

「もちろんです。でも、今回の件で保護犬を飼う難しさは痛感しました。3年というのがやっぱり重くて。もう一度ちゃんと考えて、またサンタと一緒に暮らしたい」

 テレビ各局から引っぱりだこで、現在、6本のレギュラー番組を抱える坂上。10月の番組改編ではさらに2本増の8本になると見られている。仕事と12匹の愛犬との共同生活の両立は果たして叶うか。

※女性セブン2018年8月16日号

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cat_oa-newspostseven_issue_e0d370a8c59a oa-newspostseven_0_9ae645feb9cb_韓国が中国に突きつける「歴史論争」 高句麗の遺跡を「中国が歪曲」 9ae645feb9cb 9ae645feb9cb 韓国が中国に突きつける「歴史論争」 高句麗の遺跡を「中国が歪曲」 oa-newspostseven

韓国が中国に突きつける「歴史論争」 高句麗の遺跡を「中国が歪曲」

2022年1月22日 16:15 NEWSポストセブン

 2022年序盤の東アジアは、コロナ禍で開かれる冬季五輪北京大会(2月)、中国の国会にあたる全国人民代表大会(3月)、与野党候補の支持が拮抗しスキャンダル合戦が続く韓国大統領選挙(3月)など、重要な政治日程が目白押しだ。そうしたなか、韓国メディアの報道をきっかけに、中国と韓国の間で両国の歴史問題をめぐる議論が活発化しているという。歴史作家の島崎晋氏が解説する。

 * * *

 韓国の抱える歴史問題、と聞くと、日本とのあいだでしばしば議論となる「従軍慰安婦」か「元徴用工」に関する戦後補償問題などを思い浮かべる人が多いのではないか。しかし実際は、日本だけではなく、韓国は黄海を挟んで隣接する中国とのあいだにも歴史論争が存在する。

 韓国紙『朝鮮日報』日本語版は2022年の年明け以降、立て続けに「中韓歴史論争」に発展しかねないニュースを配信。1月3日には、〈中国、古朝鮮・高句麗の遺跡を「満州族の文化」と歪曲〉という衝撃的な見出しで報じた。

 同記事によると、中国・吉林省通化市にある遺跡について、朝鮮半島から中国東北部にかつて存在した高句麗(紀元前1世紀〜7世紀)のものであることは明白なのに、中国当局は新たに設けられた博物館や遺跡関連施設において、満州族の文化として扱い始めたという。この措置に対し、「中国が高句麗ではなく満州族を前面に押し出すのは[中略]事実上高句麗史を削除するレベルに入ったことを示唆している」(韓国・東北アジア歴史財団のパク・ソンミ研究委員のコメント)として、怒りをあらわにしたのが上の記事だった。

 高句麗とその前史である古朝鮮の遺跡およびそこからの出土品を見れば、前後の時代との文化的な連続性は明らかで、「満州族の文化」とするのは明白な歪曲である、というのが記事の主張だ。

 果たして中国と韓国どちらの言い分に理があるのか。ここで着目すべきキーワードは、「満州族」である。満州族は中国政府により公認されている55の少数民族の一つだが、満州が民族名として正式採用されたのは1635年のことで、それまではジュシェン(女真)と称していた。

 

 その経緯からすると、前1世紀から後7世紀に及ぶ高句麗の遺跡を「満州族の文化」と表現するのは不適切と言わねばならない。中国政府があえて「満州族」を選んだ背後に、何らかの意図があることは疑いない。とはいえ、女真の名が歴史上に現れるのは10世紀初頭だから、「女真族の文化」とするのもおかしい。この問題に関しては、韓国側の主張に理があると言わさざるをえない。

新羅系高麗人が中国王朝を開いた?

 続く1月9日には、〈中国王朝「金」の始祖は新羅系高麗人〉と題する記事が同じく『朝鮮日報日本語版』で配信された。「金」とは女真族が築いた国家(1115〜1234年)のこと。最盛期には、現在の中国東北部から黄河と長江の間を流れる中国第三の大河、淮河の流域までを支配下に収めた。

 上の記事では、韓国・東北アジア歴史財団のキム・インヒ委員の論文「金国の始祖・函普は新羅人」が取り上げられている。金の始祖とされる函普は朝鮮半島の出身で、その出身地については新羅、高麗、平州(現在の北朝鮮南西部)など諸説が入り乱れているが、平州を支配した勢力の推移からすれば、函普は新羅系高麗人とするのが正しい。これがキム氏の提唱する新説である。

 けれども、キム氏の主張でもっとも基本となる史料は金を滅ぼしたモンゴル族の元王朝時代末期、1344年に成立した『金史』という歴史書だった。そこでは、「金之始祖諱函普,初從高麗來,年已六十餘矣」(金の始祖の函普は60余歳のとき高麗から来た)としながら、「金之先,出靺鞨氏」(金は靺鞨氏の出身である)とある。歴史上、靺鞨は満洲族(女真)と同じツングース系とされている。

 つまり、キム氏は生まれ育った場所だけで論を進め、函普がツングース系でないとする根拠を何一つ挙げていない。『金史』を素直に読む限り、函普は朝鮮半島で生まれ育ったツングース系の民で、戦乱で身に危険を感じたため、同族が多く住む鴨緑江以北に逃れたとみるのが自然だろう。

 ちなみに女真族は日本とも無縁ではなく、平安時代中期の1019年3月に対馬・壱岐・筑前へ襲来。一週間にわたり殺戮と略奪の限りを尽くした集団「刀伊」の正体が、まだ建国前の女真族だった。

 

 歴史論争ではないが、1月10日には〈韓国式お辞儀をしないアイドルグループ中国人メンバー炎上〉という記事もみられた。中韓混成女性アイドルグループのサイン会で、集まったファンへの新年の挨拶として他のメンバーがひざまずき、両手の甲を額に当てて頭を下げる韓国式の最も丁寧なお辞儀「クンジョル」をするなか、中国人メンバー一人だけ中国式のお辞儀で済ませたことがきっかけで、ネットが大炎上したのだ。

 韓国ユーザーのなかには、「中国人アイドルを追放しろ」など激しい批判コメントもあったが、全体としては文化の違いに理解を示すコメントが多かった。

 それとは対照的なのが中国ユーザーたちで、「韓国はもともと中国の属国」「親は子に向かってひざまずかない」「母親(中国)に盾突くな」など、罵詈雑言の嵐が吹き荒れた。当のアイドルが急遽中国に帰国したことが、身の危険を避けるためと解釈され、中国のネットユーザーたちをさらに刺激したようである。

 その大半は、「自干五」と呼ばれる人びとかもしれない。「自干五」とは、金銭を見返りに中国政府のプロパガンダを広めるインターネット集団「五毛党」に対し、同じことを自主的、無償で行なう人びとのこと。過激な書き込みを躊躇わない危険な存在とみられている。

 歴史認識の違いは途方もなく大きな壁にも思えるが、歴史的な事実はやはりただ一つ。見方によって異なるのはあくまで解釈や感想にすぎない。韓国と中国に日本も含め、恣意的な解釈や神話をそのまま史実とする歴史観、異文化を見下す排他的な感情などを捨て去り、誰とでも歴史や文化を冷静に語り合える日が一日も早く訪れよう願いたい。

【プロフィール】

島崎晋(しまざき・すすむ)/1963年、東京生まれ。歴史作家。立教大学文学部史学科卒。旅行代理店勤務、歴史雑誌の編集を経て現在は作家として活動している。『ざんねんな日本史』(小学館新書)、『いっきにわかる! 世界史のミカタ』(辰巳出版)など著書多数。最新刊に『鎌倉殿と呪術 怨霊と怪異の幕府成立史』(ワニブックス)がある。

 

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cat_oa-newspostseven_issue_e0d370a8c59a oa-newspostseven_0_2c7ffe026082_緩和ケア専門医「ステージIVのママの”余命感覚”に考えさせられた」 2c7ffe026082 2c7ffe026082 緩和ケア専門医「ステージIVのママの”余命感覚”に考えさせられた」 oa-newspostseven

緩和ケア専門医「ステージIVのママの”余命感覚”に考えさせられた」

2022年1月22日 16:15 NEWSポストセブン

 21才で大腸がんステージIVの宣告を受け、22才で結婚、23才で娘を出産。2021年9月、24才で亡くなった遠藤和(のどか)さんが1才の娘のために綴った日記をまとめた『ママがもうこの世界にいなくても』は、がん闘病を克明に記録されたものとして、同じように病気を抱える人や、その家族からも注目されている。川崎市立井田病院に勤める腫瘍内科医で緩和ケア専門家の西智弘さんは、余命について考えさせられたと唸る。

 * * *

 私は腫瘍内科医、緩和ケアの専門家として、何百人もの患者さんの生と死を見てきました。率直に言って、『ママがもうこの世界にいなくても』は、これまでに例のない闘病記だと思います。

 驚かされたのは、遠藤和さんと夫の将一さんの「余命」に対する斬新な感覚です。がん患者さんとそのご家族に余命を告げるとき、私は必ず以下のように選択肢について話をします。

「あなたのがんを治すことはできません。抗がん剤治療をおこなうことはできますが、その主な目的は根治ではなくがんのコントロール、がんとの共存です。つまり、少しでも余命を延ばす。最期を迎えるまでの『時間の長さ』を優先するか、あるいは『時間の質』を優先するか。残された時間に、あなたがどんな意味を求めるのかを考えてほしいのです。

 仮に、抗がん剤でいくらか生活の質が落ちるとしても、生きている時間が延びることが大切なら、私は抗がん剤治療を勧めます。でも、時間の長さではなく、質を大切したいと考えるなら、抗がん剤治療をおこなわない選択肢もあります。どちらかが間違っているということはありません」

 私に限らず、医療者が「治せないがん患者さん」に対するときには、余命を「死から逆算した残りの時間」という枠組みで考えます。その枠組みを前提として、残り時間の「長さ」を優先するか「質」を優先するか、患者さんと相談し、寄り添って伴走していくわけです。

 しかし、和さんと将一さんは、余命を宣告されてもなお、最後まで「死から逆算した残りの時間」という考えを持ちませんでした。本当に「いまだけがあり、いまを積み重ねて生きる」、「絶対に治す」と信じ続けた。だから、2人にとって「死」は、予定されたものではなかったのでしょう。もちろん生を疑いたくなる瞬間もあったとは思いますが、それでも、これほどまで純粋に「今日一日」を積み重ねようとした心の持ちようには驚かされました。

 余命を受け入れるスタンスで生きていたわけではなかったからでしょう。2021年5月26日の日記を読むと、和さんは主治医から「もう、できる治療はありません」、「(自由診療に時間とお金を使うなら、代わりに)いいホテルでディナーとか、そういうのはどうですか」と、緩和ケアの提案を受けた際に「ずいぶん冷たい言い方に聞こえた」と反発しています。

 患者さんの立場から見れば、その気持ちもよくわかります。実際に、主治医の先生がどのような意図やニュアンスで言われたのかはわかりませんが、確かにそのように聞こえたのでしょう。けれど同時に、医師の言葉が冷たいように感じられるのは、その医師の内面が冷酷だから、というわけではないことはお話ししておきたいです。私たち医療者の果たすべき務めは、「がんという病を抱えて、どう生きていくのか」について、患者さんを導くことではありません。患者さんが、自らの意思で「自分の人生を選択すること」を支えるのが医療者の務めです。


家族で過ごした幸せな時間


 私が以前に担当した女性の例を挙げましょう。彼女は、夫に見せる感情と、医師である私に見せる感情がまるで違っていました。ある日、その患者さんから「死にたい」と言われたので、私はできるだけ淡々と「お迎えは来そうですか」と返しました。また別の日、彼女が夫婦で来院したとき、夫から「妻は最近、生きる気力が湧いてきたようです。調子も良くて」と報告されても、私は軽く頷いただけで、大きなリアクションを取らないように努めました。

 私の取った態度は、一般的には冷たく受け取られると思います。それでも、こういった場合に大きなリアクションを取らないのは、医療者が感情を露わにする行為が、患者さんの言葉をコントロールしてしまう可能性があるからです。

「死にたい」というフレーズにいかにも悲しそうに対応したり、逆に「生きたい」という言葉にうれしそうに応じたりすると、患者さんは自分の率直な気持ちではなく、医療者の態度に沿った言葉を口にするようになってしまうかもしれない。そういった影響を与えることを避けるため、がん患者さんに対する医療者は、できるだけ感情に訴えないように振る舞うことも多いのです。

 緩和ケアは決して、終末期のみの医療ではありません。国は、がんと診断されたところから緩和ケアが始まるべきだと以前から掲げていますし、がん告知の瞬間から緩和ケアを開始した方が生活の質が高まることは、世界的な研究結果でも示されています。

 医師が勧める治療を選択しても、そのゴールが、医師と患者さんで一致していないということは山のようにあります。医師は延命のために治療していて、患者さんは治癒を期待して治療に取り組んでいるということも、しばしばです。なかには、そのギャップを見て「患者さんの理解が悪い」などと口にする医療者までいます。あるいは、緩和ケアを受けるときには、すべての積極的治療をあきらめなければならないと考える医療者もいます。

 しかし私は、治癒を期待し続けるとか、治療を求め続ける生き方も肯定されるべきだと考えています。緩和ケアは、抗がん剤に代表される積極的治療を否定するものではありません。抗がん剤治療と並行して受けられます。だから、自由診療を受けてみなければ悔いが残ると考えるかたがそれを実行する際にも、緩和ケア医、緩和ケアチームとの縁は切らないでほしいです。

 和さんは、自身の確固たる意思とご家族の協力のもと闘病を終えました。彼女は最後の最後まで、しっかりと自分の人生を選択して生きたのではないかと私は感じました。

(前後編の前編。1月23日16時配信の後編【緩和ケア専門医「がん患者と家族のあり方」ステージIVママから学べること】に続く)

【プロフィール】西智弘(にし・ともひろ)/2005年北海道大学卒。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。室蘭日鋼記念病院で家庭医療を中心に初期研修後、2007年から川崎市立井田病院で総合内科/緩和ケアを研修。その後2009年から栃木県立がんセンターにて腫瘍内科を研修。2012年から現職。現在は抗がん剤治療を中心に、緩和ケアチームや在宅診療にも関わる。また一方で、一般社団法人プラスケアを2017年に立ち上げ代表理事に就任。「暮らしの保健室」の運営を中心に、地域での活動に取り組む。著書に『緩和ケアの壁にぶつかったら読む本』(中外医学社)、『「残された時間」を告げるとき』(青海社)がある。


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Iカップグラドル未梨一花 「地味な彼女が実は…」な姿を披露

2022年1月22日 16:15 NEWSポストセブン

 グラビアアイドルの未梨一花(22才)が、9枚目となるDVD『無垢な彼女の育て方』(ギルド)をリリースした。

 今作で未梨が演じたのは、地味で純粋無垢な会社員。ただ、実は“見せること”が大好きで、裏では露出した姿で配信を行うといった大胆な女性だ。そんな設定だからこそ、劇中の未梨は露出が限界突破。身長163cm、B100・W63・H92のIカップボディが思う存分弾けている。

 清楚なオフィスカジュアルの下に着たセクシーランジェリーや、レース素材のV字ランジェリー、胸元がぱっくり開いたボンテージ、隠すべきところしか隠れていない競泳水着など、過激な衣装もさまざま。さらに、会社で戯れる…といった禁断のシチュエーションも楽しめる。

 未梨は、スカウトを受けて2019年に芸能界デビュー。同年にはすぐさま「第2回サンスポGoGoクイーン」のピュア・グラマー賞を受賞するなど、グラビアアイドルの登竜門とも言える賞を数多く獲得している。直近では、2021年12月に「グラビア・オブ・ザ・イヤー2021」のベスト・グラマラス賞に輝いた。

 グラドル界の階段を駆け上がっていく未梨。この勢いは止められない。

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cat_oa-newspostseven_issue_e0d370a8c59a oa-newspostseven_0_1eda383fab25_西原愛夏、歯科衛生士とグラビア「二刀流グラドル」が限界に挑戦 1eda383fab25 1eda383fab25 西原愛夏、歯科衛生士とグラビア「二刀流グラドル」が限界に挑戦 oa-newspostseven

西原愛夏、歯科衛生士とグラビア「二刀流グラドル」が限界に挑戦

2022年1月22日 16:15 NEWSポストセブン

 歯科衛生士とグラビアという二刀流をこなす西原愛夏がグラビアに登場。DVD『鏡の中の私』(サウスキャット)も発売中の彼女が“限界”に挑戦した。現在、平塚競輪イメージキャラクターのほか女優、タレントとしてテレビ、映画、舞台でも活躍する西原が魅せる。

【プロフィール】

西原愛夏(にしはら・まなか)/1995年11月17日生まれ、山形県出身。身長161cm、B90・W58・H86。趣味は旅行、映画鑑賞。特技はバレエ。現役の歯科衛生士との二刀流で活躍中。デジタル写真集『鏡の国の愛夏』が1月24日に各電子書店で発売。

撮影/富田恭透

※週刊ポスト2022年1月28日号





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cat_oa-newspostseven_issue_e0d370a8c59a oa-newspostseven_0_5decd9e76f8d_職場にかかってくる不躾な営業電話 今後は携帯が狙われる可能性も 5decd9e76f8d 5decd9e76f8d 職場にかかってくる不躾な営業電話 今後は携帯が狙われる可能性も oa-newspostseven

職場にかかってくる不躾な営業電話 今後は携帯が狙われる可能性も

2022年1月22日 16:15 NEWSポストセブン

 NTTが電電公社時代から各契約世帯に配布してきたハローページ(電話帳)だが、営業電話などがかかってくるなどの影響を避けたい契約者が掲載を続々と掲載を止めたため、2023年2月までに発行を終える予定だ。だが、営業電話はなくならないし、自宅どころか忙しい職場にもかかってくる。ライターの森鷹久氏が、なぜ職場への営業電話がなくならないのか、営業を断った事で見舞われたトラブルについてレポートする。

 * * *

 医療関係者と思われるユーザーが「マンション販売業者の電話営業をどうにかしてほしい」とSNS上で訴え、話題になっている。

 勤務中、どこから調べたのか部署や自分の席にある直通電話が鳴り、対応をしてみるとそう言った業者だった、という経験をしている方も少なくないだろう。電話営業自体は、正当な営業活動の範疇ではある。しかし、電話を切ろうとしてもしつこく食い下がったり、自身が営業アポインターであることを隠して電話を入れる場合もあり、うっとうしく感じる場合が大半だ。

 命を扱う現場である医療機関にも、そういった電話がかかってくるとなると、それは患者や急病人の命を脅かすことに他ならない。それゆえ、関係者から不躾な営業電話に怒りの声や訴えが相次ぐのも無理はない。

「社外に非公開の番号に営業の電話がかかってくる。だから、どこでこの番号を知ったのかと問い詰めても『それでは』といって切られ逃げられるんです」

 こう話すのは、都内の大手建設会社勤務・坂本彩香さん(仮名・20代)。坂本さん自身は新卒で働き始めたところなので、不動産を購入できるほどの給与も貯蓄もない。普通なら営業のターゲットにはならないだろうが、勤務先が「大手」ということもあり、この類の電話が多いのだという。

「電話のほとんどは『投資用マンション』の営業ですね。都内のワンルームマンションを購入し、賃貸に回して利益をあげようというものです。一応建設会社なので、それがどんなマンションで施工会社はどこか、建設にはどの社が関わっているかで、なんとなくどんな物件か、上司は理解しているようで『こんな売り方をする物件だからお察しだ』と笑っています」(坂本さん)

 そして、間も無く「なぜ番号を知っているのか」という疑問も解消された。

「下の階の同期と偶然立ち話をしていたら、前日に同じ営業電話がかかってきたというんです。業者はどうも、会社の代表番号を一桁ずつずらしながらかけていたみたいで、だからフロア毎に順々に電話を受けていました。その翌日は私たちから2階上のフロアにかかってきたとか。すぐに社内で注意喚起メールが回されました」(坂本さん)


 電話番号では、市外局番の後に「市内局番」続くが、大企業の場合、この「市内局番」自体をその企業が独占的に使用しているケースがある。その場合、市内局番の後に続く加入者番号に当たる4桁の番号を「0000」から「9999」まで入力すれば、大企業内のどこかの部署につながる。つまり、1万通りの電話番号を営業電話の主は順番にかけ続けているのだ。

 迷惑な話だが、これならまだ可愛い方。業者側は、ほとんど「騙し」にも近いあらゆる方法で営業電話攻勢を仕掛ける。都内の物流大手勤務・沢井幸太さん(仮名・30代)がいう。

「社内で電話を取るのは若手社員と決まっていますが、営業の電話は誰宛であっても取次がないルールになっていたんです。ところがある日電話をかけてきた男が『部長のご家族に関する緊急の話』といって部長へ取次ぐよう、部下に言ってきたんです。部下は、訃報などまずいことかもしれないと思い部長に変わったんですが、これが実は投資用マンション業者だったんです。しかも部長は会議中をわざわざ離席したとかで、死ぬほど怒られていました」(沢井さん)

 怒った沢井さんが業者に再度電話をかけると「嘘は言ってない」「部長の家族がゆとりのある生活をするための提案」などと弁明していてあきれたと話す沢井さん。これ以上電話をするなら、会社の法務を通じて文書を出すと沢井さんが毅然とした態度で臨むと、やっと電話がなくなった。電話での営業は特定商取引法で定められた範囲でしなければならないので、業者であることをきちんと名乗り、事実と異なる説明をしてはならない、という部分で争うのは不利だと判断したのだろう。一度、断られた相手に同じ業者は勧誘の営業をできないので一安心と思っても、今でも別の業者からはたまに営業電話がかかってくるのだという。

 このように、明確に違法と即断しづらいが、常識的に考えてどうか、という販売スタイルを堂々と実践する人々が非公開の法人電話番号へ営業を続けている。最初からグレーなスタイルの仕事に参加している人々はいったいどんな人たちなのかというと、お世辞にも感じが良いとは言い難い部類の人間たちだ。

「投資用マンションの営業電話がかかってきて、仕事中だし営業は結構です、といって切ろうとすると、受話器の向こうから『死ね、ババアが』とか『クソが』とか聞こえてきてね。そういうのが2回くらい続いて、あんまりにも頭にきて、営業会社にクレームの電話を入れたんです」

 傍若無人な振る舞いの業者の行動に堪忍袋の緒が切れたと話すのは、埼玉県内の縫製加工会社経営・水野美江さん(仮名・50代)。コロナ禍以降、会社宛に「社内のDX化をしないか」という営業電話が度々かかってきていたが、生産管理や経理などをパソコンで行うのみで、DX化などは必要ないと再三断っていた。それでもしつこくかかってくるものだから、そっけない対応をとっていたら、予想もしなかった嫌がらせに見舞われることとなった。

「翌日くらいから会社に無言電話がかかってくるようになったんですよ。思い当たるのは、罵詈雑言を浴びせられたDX化営業電話だけ。怖くなって電話口で名乗られた業者名や相手の電話番号を調べたところ、その番号は『怪しい業者』『迷惑電話業者』という情報提供の書き込みが簡単に見つかりました。しかも何年も前からそう言われているのに、まだ強引で幼稚な営業をやっているなんて。電話越しに罵声を浴びせるだけでは違法じゃないにしても、悪質すぎます」(水野さん)


 この「電話をかける側」、そして電話をかけるための「名簿作成」のいずれもの経験があるという都内のコンサル会社代表・島津英二さん(仮名・40代)が、業者側の実情を明かす。

「昔は、電話帳を片手に片っ端から電話をかけていましたが、名簿屋が証券口座開設者とか高額所得者など富裕層の名簿を準備してくれるようになってからは、耳が擦り切れるほど、名簿の番号にかけていました。そうやって、ある程度客の素性を絞り込む業者もいれば、いまだに大企業を片っ端から、金持ち職員が多そうな医療機関を隅から隅まで、という業者もある。特にマンション営業なんて、1000件かけてアポを取り付けるのが数件あれば上出来な世界なので、電話がけする件数は多くなります。それに、営業マンにもバック(※売上に応じた見返り報酬)があるから、必死なんだよ」(島津さん)

 電話営業が芳しくなければ、現場の営業社員は駅前広場や公園を歩き、アンケートなどと称して巧妙な営業活動を行うこともザラにあるという。さらに、電話営業の世界は大きな変化を迎えつつある。

「固定電話を持つ家庭が少なくなり(電話営業の)業界もだいぶ変わりつつある。これからは個人の携帯電話番号の情報がさらに活用されるようになる。個人情報保護法の改正などがあり逆風は吹いているが、抜け道を必ず考えるはず」(島津さん)

 あくまでも「営業活動」と言われれば、それがかなりしつこいものであっても、丁寧に断り続けるしかないのかもしれないが、個人の携帯電話にまで、あのしつこい営業電話がかかってくるようになるのかと思うと憂うつにならざるをえない。「営業を受けない権利」を主張する人々が出始めてもおかしくないのかもしれない。

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乃木坂46・新内眞衣 卒業記念写真集のタイトルに込められた秋元康氏からのメッセージ

2022年1月22日 16:15 NEWSポストセブン

 2022年1月末に乃木坂46を卒業することを発表した新内眞衣(29)。アイドルとして活動する傍らOLとしての仕事を続けたことでも注目を集め、近年はラジオパーソナリティなど多彩な活躍を見せてきた。卒業を目前に控え、ひとつの集大成とも言える写真集が発売される彼女が、そのタイトルが決まるまでの経緯を明かした。

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「30歳」という年齢は女性にとって、やっぱりひとつの節目。だからこそ「29歳のわたし」を収めた作品を残したいなという思いがありました。それだけに、卒業への思いを込めた2nd写真集『夜が明けたら』を発売できることをとても嬉しく思っています。

 卒業に向かっていくタイミングで、こうして最後に写真集を作ることができて嬉しいですね。「やり残したことはない!」と胸を張って言えます。コンプレックスだった猫背も、ピラティスで鍛え上げました(笑)。

 今回、写真集を出すにあたって、秋元康さんからタイトルの候補をたくさん出していただきました。今回のタイトル『夜が明けたら』もその中のひとつで、10個ほどの候補の中から選ばせていただきました。タイトル候補が羅列されているリストをみて「秋元さんって私にこういうイメージを持っているんだな」っていうのが分かって、とても嬉しかったんです。

 乃木坂46として活動した9年間のうち、後半は6年以上にわたって『オールナイトニッポン』などラジオのお仕事を中心にさせていただいていたこともあり、実は私も写真集のタイトルはラジオと絡めたものがいいな、と思っていました。そうしたら、候補のほとんどに「夜」と関連があるようなワードが入っていたんです。秋元さんから見ても、私はラジオパーソナリティーとしてのイメージが強いんだな、と。1st写真集『どこにいるの?』(2017年)の時にも候補をいただいたんですが、それと比較すると、この4年でだいぶキャラクターを確立できたことを実感しました。



『夜が明ける』ではなく『夜が明けたら』。この後に新しい物語が続く響きがありますよね。卒業を控え、これから新しい道に進むタイミングだということもあり、「ちょうど合うのが来た!」と思いました。

 今回はほとんどの撮影を石川県で行いました。雰囲気の合う場所をスタッフの方が探してきてくださり、美味しいカニもたくさん食べて最高の思い出になりました。

 撮影現場ではちょっとしたアクシデントもありました。泡風呂での撮影のときに、スタッフさんが湯冷めしないようにとお湯の温度を高くしてくれていたのですが、予定していたよりも撮影時間が長引いて、立ちくらみするくらいまでのぼせちゃいました。そんな大変だったこともすべて楽しめました。

 卒業後もマイペースさを大切に、乃木坂46での経験が活きる仕事をしていきたいです。ラジオもそうですし、女優やモデルのお仕事も頑張りたいですね。またOL時代は経理部門にいたので、お金の計算については自信があります(笑)。引き続き応援してもらえたら嬉しいです!



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新型コロナ「心の後遺症」が起こるのはなぜか、長期間に及ぶことも

2022年1月22日 16:15 NEWSポストセブン

 年が明けるとともに到来したオミクロン株による新型コロナウイルス感染の第6波。ただ、オミクロン株は重症化しにくいという指摘もあり、実際に重症者や死亡者はまだわずかな人数にとどまる。

 高熱が出るわけでもない、ただ喉がイガイガ、鼻がグズグズするだけ。それなのに、感染したことを心から後悔する人が後を絶たないという──。国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんが指摘する。

「無症状や軽症でも、体内にウイルスが長期に残留して、しばらくしてから『後遺症』として発現する症例が確認されています。無症状や軽症だからといって、オミクロン株は決して油断できません」

 特に懸念される厄介な後遺症が、精神や神経に影響を与えるものだ。

「新型コロナの後遺症は、外傷性脳損傷やパーキンソン病、アルツハイマー病のように脳の神経細胞が変性してしまう病気や、脳や人格に影響を及ぼすさまざまな慢性疾患の症状によく似ていると指摘されます。それらの疾患には、感情が不安定になる、人格が変わる、被害妄想に悩まされるといった精神症状が含まれます」(一石さん)

 実際、昨年11月に発表されたアイルランドの医師チームの研究では、感染から6か月間の神経学的または精神医学的な後遺症の推定発症率は33.6%に上った。

 昨年4月に発表された英オックスフォード大学などの研究でも同様で、新型コロナ患者の約34%が回復から6か月以内に精神・神経疾患を発症していた。

「おおよそ3人に1人が精神・神経疾患を発症したとの結果でした。疾患のうち最も多かったのは不安障害(発症確率17%)で、うつ病などの気分障害(約14%)が続きました」(一石さん)

 新型コロナから回復しても、後遺症が最悪の結末をもたらすケースもある。

 米人気ドラマ『ドーソンズ・クリーク』の脚本で知られるハイディ・フェレールさんは2020年4月に新型コロナに感染した。それから原因不明の神経性の震えや視界のぼやけ、不眠などの後遺症に悩まされるようになり、2021年5月に自ら命を絶った。50才だった。ハイディさんの夫であるニック・グーテさんが女性セブンの取材にこう語る。

「妻は1日90分のウオーキングを欠かさず、食事はオーガニックで、熱心な読書家でした。しかし新型コロナに感染してから、脳に霧がかかったように物事が思い出せなくなる『ブレインフォグ(脳の霧)』や神経痛、不眠などに長く悩まされるようになった。治療の見込みもなく、これ以上地獄にいるより死んだ方がマシと思い込んだのか……この世を去ってしまいました」


 日本でも、ハイディさんのように「心の後遺症」で苦しむ人は多い。

 昨年10月に感染した都内在住の会社員・A美さん(33才)は、自宅待機後に職場復帰してからも変調が続いた。

「渡された書類やデータの意味がすぐに理解できず、内容を把握するまでにそれまでの3~4倍の時間がかかるようになりました。周囲の人の話し声やキーボードを打つ音に敏感になって、書類を投げつけて暴れ出したい衝動に駆られるようになりました」(A美さん)

 昨年11月に感染した千葉県在住のトラック運転手・Bさん(51才)も業務に支障が出るようになった。

「トラックのアクセルとブレーキを間違えてコンビニに突っ込みそうになったり、何度も行った倉庫の場所がわからず、ナビを使わざるを得なくなりました。車体の大きさが把握できなくなって、まっすぐ車を駐車できなくなりました」(Bさん)

 今年1月にオミクロン株の感染がわかった埼玉県在住の医師・Cさん(56才)の証言。


「感染後、他人の言動に無性に腹が立ったり、不安を感じたりするようになりました。理由もなく悲しくなって涙が出たかと思いきや、突然ハイテンションで騒ぎたくなることもある。戸締りを何度も確認したり、職場でもスタッフに同じ注意を繰り返したりするようになり、自分でも情緒不安定になったことを自覚しています」

 同じく1月にオミクロン株に感染した大阪府在住の会社員・D子さん(36才)は、回復後に神経過敏になった。

 彼女は寒暖差をひどく感じるようになり、体の一部をどこかに軽くぶつけただけで骨が折れたような激痛が走るという。それまで気にならなかった些細な生活音が耳障りになり、イライラするようにもなった。

 D子さんは現在も大学病院に通って、後遺症の治療を続けているという。

長期にわたることもある後遺症

 なぜ、そうした後遺症が起こるのか。

「まだ不明な点も多いですが、注目は炎症の影響です」

 そう指摘するのは一石さん。

「新型コロナに感染すると、『炎症性サイトカイン』というたんぱく質が大量に産生されて、制御不能な免疫反応を引き起こします。免疫の働きで脳内に生じた炎症が脳細胞を損傷・破壊して、後遺症が引き起こされると考えられます。

 実際に患者のなかには、記憶を司る海馬の細胞が10分の1に減少したり、大脳が損傷したとみられる人が出ています」(一石さん)

 海外の研究では、新型コロナウイルスが直接、脳細胞に感染して脳の働きを阻害したり、感染で生じた血栓が脳に悪影響を与えるのではないかとの見解もある。

 どのようなタイプの人が後遺症を抱えやすいのか。

「国立国際医療研究センターの研究では、新型コロナが重症化するリスクが高いのは肥満傾向の男性高齢者でした。一方、後遺症が残りやすいのは若年層ややせ型の人とされます。また男性より女性の方が、倦怠感、嗅覚や味覚の障害、脱毛などの後遺症が出やすかった」(一石さん)

 新型コロナ後遺症の治療を行う新中野耳鼻咽喉科クリニック院長の陣内賢さんも「若者」に注意を促す。

「ウチに来院する患者さんに限れば、若い世代の後遺症が目立ちます。年齢が若い分、免疫機能が活発で炎症が生じやすいためかもしれません」(陣内さん)

 後遺症が恐ろしいのは、症状が長期にわたることだ。

「前述した国立国際医療研究センターの研究では、新型コロナから回復後に4人に1人の割合で、発症から半年経っても何らかの後遺症とみられる症状が出現していました。さらに1年後でも、1割弱の人に症状が残っていました」(一石さん)

 中国・首都医科大学の研究では、新型コロナ発症から半年後に患者全体の68%が何らかの症状を訴え、1年後でも49%に症状が残った。特に息切れと不安・うつ症状は半年後よりも、1年後の方が割合は増えていた。現場からはこんな懸念も聞こえてくる。

「新型コロナに感染後、いったん症状が改善したのに、それからまた再発したという患者さんがいます。体調の改善とともに後遺症を抑え込んだとしても、何かの拍子でまたぶり返している。臨床現場では、ウイルス感染の影響はなかなかゼロにならないことを実感しています」(陣内さん)

 怖い後遺症が残らないためにも、まずは感染対策の徹底が求められる。

※女性セブン2022年2月3日号

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cat_oa-newspostseven_issue_e0d370a8c59a oa-newspostseven_0_bb9bbc852c62_最新の牛乳研究 「がんリスク」「脳梗塞リスク」と関係性はあるのか bb9bbc852c62 bb9bbc852c62 最新の牛乳研究 「がんリスク」「脳梗塞リスク」と関係性はあるのか oa-newspostseven

最新の牛乳研究 「がんリスク」「脳梗塞リスク」と関係性はあるのか

2022年1月22日 16:15 NEWSポストセブン

 昨年末には、大量廃棄回避のための消費拡大キャンペーンが行われた牛乳。「完全栄養食」と位置付けられることがある一方、逆に「牛乳を飲むと不健康になる」との説もある。こういった論争について、小田原短期大学食物栄養学科の平井千里准教授はこう語る。

「牛乳の栄養価の高さを疑う余地はありません。カルシウムやタンパク質にミネラルといった栄養素を豊富に含みます。ただし、飲み過ぎるとカロリー過多やカルシウムの過剰摂取で結石ができやすいといった不具合が起こることも考えられます。完全栄養食とは言えないが、適量を摂る分には体に悪いものではありません」

 近年は、最新の牛乳研究により新たな指摘も増えてきた。その一つが「がんリスク」だ。国立がん研究センターは、全国の約4万3000人を乳製品、牛乳、チーズ、ヨーグルトの摂取量によって4つのグループに分類して約10年間調査。その結果、摂取量が多くなるほど前立腺がんのリスクが高まり、最も摂取量が多いグループは、最も少ないグループの約1.6倍のリスクがあると発表した。そうした研究結果について、北品川藤クリニック院長の石原藤樹医師が解説する。

「牛乳の摂り過ぎが前立腺がんのリスクに関係することは、これまでにも海外の論文で報告されてきました。海外の牛乳などには、成長促進作用のあるホルモン『IGF-1』が含まれているものもあり、それが前立腺がんのリスクを増す一因とされます。成長因子には老化を進めたり、がん細胞を成長させるリスクもあると考えられています」

 牛乳に含まれる「脂質」に注目するのは、秋津医院院長の秋津壽男医師だ。

「普段から脂質が足りない人が牛乳を飲んで補う分には良いのですが、脂質過多の人が牛乳などの乳製品を摂り過ぎると、前立腺がんや大腸がんリスクを高めるとされます。いずれにせよ、牛乳やヨーグルト、チーズなどの過剰摂取はよくない。食事はバランスが大切だということです」

脳梗塞リスク47%低下!?

 一方、2021年に岩手医科大学などの研究グループは、「牛乳が血圧を抑え、脳梗塞のリスクを下げる」という調査を発表。10年間の調査により、岩手県北部の住民約1万4000人がコップ1杯200ミリリットルの牛乳を飲む頻度と脳梗塞の発症の関係を調べた。

 対象者を「週2杯未満」「週2杯以上7杯未満」「週7杯以上12杯未満」「週12杯以上」の4グループに分類すると、女性の脳梗塞発症リスクは、「週2杯未満」のグループに比べて、「週7杯以上12杯未満」のグループで47%低下した。研究を行なった岩手医科大学特任教授の丹野高三医師が語る。

「脳梗塞のリスクが下がった原因として、牛乳を飲む習慣のある人は健康的な生活や食習慣を送っている可能性が挙げられます。実際に1日1杯以上の牛乳を飲んでいる人は喫煙や飲酒をするケースが少なく、習慣的な運動をして栄養にも気を配る傾向がありました。

 それとともに、牛乳に含まれるカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが血圧を下げ、脳梗塞の発症リスクを下げた可能性もあります。こちらも実際に牛乳をよく飲む人は血圧が低い傾向が見られました。一方で男性には有意差が見られませんでした。その理由は、喫煙や飲酒をする人が多かったからだと考えられます」


 牛乳を毎日飲んでいても、タバコやアルコールのほうが健康に与える影響がはるかに大きいということだろう。前出の秋津医師の指摘。

「牛乳で脳梗塞リスクが下がるという結果は慎重に見たほうがいいでしょう。過度な期待はせず、牛乳を日々の食事に取り入れたい。1日に20品目の食品を目指すのが良いとされますが、そのなかで牛乳をローテーションに入れるのです。牛乳は200ミリリットル、紙パック1つ分を1日の目安と考えましょう」

 昭和の“牛乳神話”そのままにがぶ飲みするのは、栄養過多になり健康リスクが高まりかねない。飲み方について、小田原短期大学食物栄養学科の平井千里准教授はこう指摘する。

「牛乳は高カロリーなのでたくさん飲むと肥満などのリスクが増します。低脂肪乳を飲むか、ヨーグルトなど他の乳製品と併せて摂取しないなどの注意が必要です。また、骨粗しょう症を防ぐため、骨の新陳代謝が行なわれる夜にコップ1杯の牛乳摂取を心がけると、より効果的でしょう」

 飽食の時代だからこそ、賢く牛乳を飲みたい。

※週刊ポスト2022年1月28日号

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清原果耶『ファイトソング』で新境地 特殊な展開に視聴者はついていけるか

2022年1月22日 16:15 NEWSポストセブン

 若手女優の中でも屈指の存在とされる清原果耶の新作はどうか。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が分析した。

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 清原果耶さんが民放ドラマに初主演ということで注目を集める『ファイトソング』(TBS系 火曜午後10時)。昨年はNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で大活躍した清原さんだけあって、期待は大きく膨らみます。

 そもそも清原さんがまだ19才とはびっくり。やにわには信じられない落ち着き。受け答えも大人びています。朝ドラの百音という主人公は、内省的で引っ込み思案なタイプでしたが、その百音の特性を的確に理解し上手に演じ切った清原さん。

 さて、今回はヒューマンラブコメの主人公です。いかにこなすのか、こなせるのか。優等生的イメージを「崩す」ことができるのか、「落ちこぼれの側面や常識からのズレ」といった要素を演じることができるのか、興味津々です。

『ファイトソング』の物語は--主人公・木皿花枝(清原)は幼少期に母を亡くし父は家出してしまい、児童養護施設で育てられた。唯一熱中できるのが空手。日本代表を目指し勝ち上がっていくが、突如交通事故で夢を絶たれてしまう。しかも、事故の影響で聴神経腫瘍を患い、耳が聴こえなくなるのではとおびえて--。

 清原さん、まず第一話でさすがの運動神経を見せつけました。

 スポ根空手女子としての切れ味の良さ。構えの型に上段廻し蹴りと、股関節もしっかり開き腰が据わっている。そういえば以前、時代劇『螢草 菜々の剣』(NHKBS)で見せてくれた着物姿の鮮やかな殺陣を思い出しました。

 清原さんはそもそも運動が好きだそうで体育の成績は「5」とか。

 役者にとって「身体が自由に動く」という点はものすごく大きなアドバンテージです。注目の新人や人気女優はたくさんいるけれど、身体性の高さをアピールできる人ってそうそういない。

 では、肝心の演技の方はどうでしょうか? 今回のドラマで芸幅を広げることができるのか。

 花枝というキャラクターは、やわくない。幼い時から苦労を背負い、夢に破れて挫折。やる気を無くしぐうたらしているが、根は明るくスポ根で逆境を跳ね飛ばす勢いもあり、清掃業を仕事にしている--たしかにこれまでの清原さんのイメージとは一味違う「新境地」と言えそうです。

 花枝の部屋は散らかり放題、フリースにちょんまげのラフな格好で、鏡に向かって変顔してみたりと、フラットな三枚目に挑む清原さん。前とは違う役柄にサラリとなりきれていて、妙な力みも嫌みもないあたり、器の大きさを感じます。

 清原さん自身、「自分はこういうタイプ」と決めつけていない自由な感じも伝わってきます。まだ極悪人役や犯罪者役といった難しい領域に踏み込んでいないので、演技者として未知数の部分もありますが……。


 今回のドラマでは相手役にも恵まれた、と言えそうです。

 一発屋のミュージシャン・芦田春樹を演じている間宮祥太朗さんが、新たな「暗い人格」を花開かせてなかなかの味わいです。新曲が書けず鬱々と悩む芦田は、「人の感情というものがわからない」と自覚している。言葉は少なく顔はうつむき加減で表情も乏しい。恋愛経験もないという。

 そんな芦田を演じる間宮さんの「暗さ」が新鮮です。歌もうまくメロディラインにニュアンスを込めていて、悩めるミュージシャン役にぴたりハマッています。

 その芦田が、実は花枝が好んで聞いてきた“勝負曲”の作者だとわかり、二人は運命的な出会いをする。そしてレッスンを始めるように「恋という課題に取り組む」ことを約束する。期限は2ヶ月。なぜなら花枝が2ヶ月後に手術をし耳が聞こえなくなるかもしれないから。芦田も2ヶ月間に新曲が書けなければ契約解除のデッドラインだから。

 という、かなりわざとらしい設定。

 そもそも「曲がかけなくなった音楽家」と「耳が聞こえなくなるかもしれないヒロイン」のカップリングがどこかで見たような。あるいは空手大会で優勝した日に交通事故で選手生命を絶たれてしまうとか、たまたま訪ねたクリーニング先が芦田の家だったりとか、ご都合主義的設定が多くて目につくのは如何なものでしょう?

 養護施設の施設長・直美(稲森いずみ)が、花枝に「運命の人なんじゃないの?」と指摘するあたりも既視感ありあり。おせっかいな第三者の言葉によって恋に気付いて一歩踏み出す、という展開はすでに昭和ドラマで見飽きています。

 おそらく今どきのドラマ視聴者は、ささやかなことで登場人物に共感したい、感情移入したい。ごく普通に生き日常の中での課題がありちょっとしたハードルが現れてまた乗り越えていく、という姿に一緒になって一喜一憂したい。

 しかし、特殊な設定ありきで児童養護施設で育ったヒロインが事故に遭い危機の中で偶然、王子様が出現するという展開に、視聴者の気持ちがついていけるかどうか。今後の『ファイトソング』の評判はいかに? 清原さんと間宮さん、二人の魅力におんぶにだっこでは一抹の不安が残る。役者を応援しつつも強引な展開に戸惑いつつ、第三話以降に期待したいと思います。

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