cat_oa-newspostseven_issue_cac2f0988490 oa-newspostseven_0_cac2f0988490_2020年の食のトレンド 「グローカルフード」に注目が集まる cac2f0988490 cac2f0988490 2020年の食のトレンド 「グローカルフード」に注目が集まる oa-newspostseven

2020年の食のトレンド 「グローカルフード」に注目が集まる

2020年1月3日 16:00 NEWSポストセブン

 何を食べるかはつまりどう生きるか、につながる。オリンピックイヤーの食卓にはどういった変化が見込まれるのか。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が指摘する。

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 人間の営みのまわりには、必ず流行りすたりがある。昨年末には2019年の「食」について総括をしたが、2020年の「食」について年頭にあたり、恒例の今年来る「食」を予想しておきたい。まず五輪イヤーとなる2020年の今年、注目が集まるのは「グローカルフード」だ。昨年、大流行した台湾の「タピオカ(ミルクティー)」やコリアンタウン発の「ハットグ」のような海外の流行をそのまま取り入れるだけでなく、海外でもより狭い地域、未知なるエリアで人気だったものが発掘され、紹介されて人気を獲得するはずだ。

 すでにその兆しは飲食店の現場でさまざまな形で起きている。日本の名店で研鑽し、キャリアを積んだシェフが、海外の数十か国を巡った後、昨年オープンさせた中国料理店があっという間に予約の取れない名店となり、話題となった。確かな舌と腕で、現地の味を日本に持ち込み、サービスなどを含めてこの国の気風と風土に合わせて微調整したところ、名だたる食通から絶賛を受けることになったのだ。

 ジャンルとしての中華も引き続き注目が集まる。近年、埼玉県の西川口にはこれまで中国の奥地でしか食べられなかった現地の郷土料理を食べさせる飲食店が雨後のタケノコのように開店した。背景には風俗店の一斉摘発で空きテナントが大量に発生したこともある。中国の奥地まで足を運び、現地の料理や食文化を紹介するライターもいるし、中華圏の料理を再構築して提供する、四谷・荒木町の料理店も大人気だ。

 中国料理だけではない。日本に焦がれたメキシコ人シェフが、生地をトウモロコシから挽く三軒茶屋のタコス店にはファンが引きも切らない。日本在住歴の長いインド人オーナーも銀座のど真ん中にスパイスを中心に据えたフュージョン料理店をオープンさせた。中央アジアのウズベク・キルギスの郷土料理を現地出身のシェフが提供する店のカウンターは在日中央アジア人でパンパンだし、ラオス、ミャンマーなど東南アジアと日本を行ったり来たりするご夫婦が、現地料理を振る舞うサロンも常に予約で満杯だ。

 これまではフランスやイタリアの料理店で働いていたシェフが「本場での修業」経験をひっさげて、現地の料理を再現するシェフや店が多かった。だが日本人、特に東京のマーケットは「辺境」さえも消費しつつある。2020年の東京では、物珍しい辺境食を再現しただけでは、飛びつく理由にはなりえない。その背景にある暮らしや文化の香りが漂ってこそ、辺境食は輝きを放つのだ。その一皿の後ろにある物語や背景は必ず皿の上に反映される。見知らぬ文化を味わうために、人は飲食店に足を運ぶのだ。われわれ見知らぬ土地からやってきた、食べ物にのみ惹かれるのではない。

 あの「サイゼリヤ」も年末にメニューを改定した。本格的なイタリア料理店でも仕入れない酒を試験導入し、ラム肉の串焼きもグランドメニューに盛り込んだ。オリーブオイルの効いた白菜のミックスピクルスに、やさしい味の田舎風やわらかキャベツのスープ──。こうした品や使い放題のオリーブオイルやチーズからは、チェーンという業態でありながら、異国の文化を日本人にも受け入れられる形で伝えようという姿勢が感じられる。

 より辺境の地から持ち帰った料理や、日本と日本人に合わせた「グローカルフード」を提供する、遠い地の暮らしと文化が香る飲食店が、今年さらに加速する。

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cat_oa-newspostseven_issue_cac2f0988490 oa-newspostseven_0_4ca305a4e8f8_自民OB17人が選ぶ「次の総裁」高市氏は2票獲得「しっかりした国家観」の評 4ca305a4e8f8 4ca305a4e8f8 自民OB17人が選ぶ「次の総裁」高市氏は2票獲得「しっかりした国家観」の評 oa-newspostseven

自民OB17人が選ぶ「次の総裁」高市氏は2票獲得「しっかりした国家観」の評

2021年9月20日 11:05 NEWSポストセブン

 9月17日に告示され、29日に投開票を迎える自民党総裁選。本誌・週刊ポストは、歴代の総理・総裁の成功と失敗を見てきた自民党OBの長老政治家17人に、歴史の証言者の視点から、有力とされる岸田文雄・前政調会長、河野太郎・規制改革相、高市早苗・前総務相の総裁候補3人の中で誰が最も総理・総裁にふさわしいかを誌上で“期日前投票”してもらい、その理由を聞いた。

 1位となったのは河野氏で、17人中6人が支持。続く2位は岸田氏で、5人が票を投じた。そして3位は高市氏。自民党離党組の中でも“政界ご意見番”的存在の亀井静香・元政調会長と中山成彬・元文科相の2人が、女性候補である高市氏を支持した。

「今世界中で女性のトップが誕生している。男が随分とだらしなくなったということだ。日本もそう。そういう中で高市の主張を聞くと、日本人の心を元気に訴えている。その主張は妥当です。日本人に元気を与えることでしょう」(亀井氏)

「日本の置かれた状況を考えるとしっかりとした国家観を持つ保守政治家が必要。過去の歴史や現状を踏まえた上で党を牽引できる人物は高市早苗さん。これまでの行動や発言で判断すると高市さんはぶれていないし、大衆に迎合しないことが政治家として大切なことだと考えている」(中山氏)

 自民党OBの“期日前投票”の結果は、河野氏(6票)と岸田氏(5票)が伯仲し、高市氏(2票)がそれに続くかたちとなった。しかし、17人のなかに“棄権票”を投じたOBが4人もいることは見逃せない。

 党内抗争に飛び込んで自民党を2回離党した経験がある山口敏夫・元労働相は“白票”を選んだ。

「私は若手議員の頃、三木武夫・首相の派閥だったが、ロッキード事件で自民党の政治改革が必要だと思って離党して新自由クラブの立ち上げに動いた。その後、一度復党したが、やはり自民党改革が必要だという信念で宮澤喜一内閣不信任案に賛成し、再び離党した。政治家なんだから自ら動かないと何も始まらない。

 今回の総裁選を見ると、岸田さんは安倍さんの顔色を見てばかり、河野さんも脱原発がトーンダウン。高市さんは右派にすり寄って余計なことを言いまくっている。一番男を下げたのは出馬するかしないか最後まではっきりさせなかった石破さん。総裁候補からは誰もファイティングスピリットを感じられない。抗議の意味で白票を投じるよ」


「石破さんが出馬したら応援するつもりだった」という笹川堯・元総務会長は「前代未聞の総裁選」と呆れている。

「前日まで出馬すると言っていた菅義偉・首相が翌日に不出馬表明なんてこんな総裁選は見たことがない。若手議員は自分の選挙が大事だから、派閥の年寄りが右だの左だの言っても従わない。派閥は総理・総裁候補を中心に政権を目指す議員の集まりだったが、今は昔と違って議員が肩を寄せ合っているだけになった」

 総裁候補のパワーも、派閥のパワーも、自民党そのもののパワーも、明らかに衰えていると感じているのだ。

※週刊ポスト2021年10月1日号

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cat_oa-newspostseven_issue_cac2f0988490 oa-newspostseven_0_82f2e7323ddd_マスク着用による肌トラブル 覆われていない部分のニキビの原因にも 82f2e7323ddd 82f2e7323ddd マスク着用による肌トラブル 覆われていない部分のニキビの原因にも oa-newspostseven

マスク着用による肌トラブル 覆われていない部分のニキビの原因にも

2021年9月20日 11:05 NEWSポストセブン

 コロナ禍でまだまだマスクは必需品だが、マスクを原因とする健康トラブルが問題視されている。みらいクリニック院長の今井一彰さんは、こう話す。

「マスク着用時間の長期化により、心身に健康トラブルを抱える人が増えています。“マスクシンドローム”と総称されるその弊害は多岐にわたり、大きな問題となっています」

 また、マスクをすると口呼吸が増え、その結果、唾液が蒸発し、虫歯や歯周病になりやすくなるのだという。

 マスクがもたらす不都合は、口の中だけにとどまらない。美容皮膚科医の津田攝子さんは、いまは「肌にとっても緊急事態」だと語る。

「特にニキビや肌荒れに悩む人が急増しています。原因となるアクネ菌は、肌の毛穴にある脂をエサにして増殖しますが、マスクをつけることで顔全体の温度が上がるため、皮脂腺の働きが活発になり、ニキビができやすい肌環境がつくられてしまう。つまり、おでこなどマスクに覆われていない部分のニキビであっても、マスクが原因である可能性が大いにあるのです」(津田さん)

 温度が上昇した皮膚に、マスクの摩擦刺激が加われば、さらなる負担が肌を襲う。

「湿度が高く、ふやけた肌は角質層が壊れてバリア機能が低下した状態です。そのため、本来ならば刺激を感じないはずの汗がしみたり、ピリピリとした痛みを感じたりする原因になってしまう。こうした弱った状態の肌にマスクの摩擦が合わされば、かゆみやかぶれ、赤みが出やすくなってしまうのは当然です」(津田さん)

 肌への弊害は、肌の下にも及ぶ。

「マスクで口元が隠れてしまうため、表情筋を使わなくなったという人が増えており、しわやたるみが増えることが危惧されています。2~60代の男女400人を対象に行った『ロッテ』の調査でも、4割近くの人が“マスク生活によって表情を気にしなくなった”という回答がありました」(今井さん)

 マスクに覆われた口回りの筋肉の衰えは、着実に「老い」を進行させる。

「顔と頭の筋肉や血管はつながっているため、顔の筋肉が動かなくなれば頭皮の血流に影響が出て、抜け毛などの原因になる可能性も」(津田さん)


 マスクで顔の下半分が隠れた状態は大人でもコミュニケーションが取りづらいが、よりその影響を大きく受けるのは子供たちだ。「先生の口が怖い」「お友達のマスクを取ったお顔が変だ」と幼稚園や保育園の園児たちから不安交じりの声を聞くことがあると精神科医の関谷秀子さんは話す。

「特に幼い子供たちほど、口元が見えない状態で相手の表情を推測し、気持ちを読み取るのが苦手です。相手の口元が見えないから、相手が怒っているのか笑っているのか推測できず、コミュニケーションがうまく取れない。加えてコロナ禍では、家庭内でもマスクをつけて過ごす親子も珍しくなく、なかには保育士がマスクを外すと“口が怖い”と泣く園児もいるそうです。

 小学校においても、マスク越しのコミュニケーションに苦手意識を持ってしまい、友達とうまくつきあえずに、家で親とべったりという子供も。親離れすべき時期にできないというケースも耳にします。現在はまだはっきりとした形では表れていませんが、数年先、マスク生活が原因で相手の気持ちをうまく読み取れない子供が多く出てきてしまうことを懸念しています」

※女性セブン2021年9月30日・10月7日号

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cat_oa-newspostseven_issue_cac2f0988490 oa-newspostseven_0_547a0b4cb9f1_眞子さまと小室氏の結婚に米では歓迎ムード「ロミオとジュリエットみたい」 547a0b4cb9f1 547a0b4cb9f1 眞子さまと小室氏の結婚に米では歓迎ムード「ロミオとジュリエットみたい」 oa-newspostseven

眞子さまと小室氏の結婚に米では歓迎ムード「ロミオとジュリエットみたい」

2021年9月20日 07:05 NEWSポストセブン

 眞子内親王と小室圭氏が育んだ愛はついに結実する運びとなった。年内に結婚した後、眞子内親王は小室氏が拠点とする米ニューヨークに渡る意向とされる。海の向こうでは、そんな眞子内親王の姿に好意的な眼差しが向けられている。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏が指摘する。

「欧米では一途に愛を貫いた眞子さまを応援する声が多い。多くの外国人にとって結婚はあくまで個人の自由という考えだからです」

 とくに移住先の米国では歓迎ムードが高まっているという。

「皇室制度のない米国はロイヤル(王室)に対して憧れを持つ人が多い。実際に米メディアは『なんとピュアな2人、ロミオとジュリエットみたいだ』『もし2人がアメリカで結婚式を挙げるなら、写真を絶対に見せてほしい』などと、日本の記事に対する米国民の反応を報じ、2人がやって来ることを心待ちにしています。

 シングルマザーが少なくない米国は小室さんの境遇に共感する人も多く、2人がNYで暮らし始めたらメディアからの注目度は高まるでしょう」(多賀氏)

 皇室ジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどり氏はこのたびの眞子内親王の「覚悟の門出」に対して、国民の祝福を呼びかける。

「眞子さまは公務を立派にお務めしてきただけでなく、体調の芳しくない美智子さまを励まし、お手伝いする優しさと教養をお持ちになっている素晴らしい方です。

 にもかかわらず、いつまでも結婚が認められずに負い目を感じてしまい、皇室との縁が切れてしまうことになったら非常に残念なことです。もちろん、国民へのご説明はなされるべきなのかもしれませんが、結婚はあくまで当人たちのものです。できれば多くの国民にも、若い2人を祝福してほしいですね」

 父の教育を糧に眞子内親王は前に進む。

※週刊ポスト2021年10月1日号



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cat_oa-newspostseven_issue_cac2f0988490 oa-newspostseven_0_4d548ad65316_眞子さま、結婚から渡米までどこで過ごすのか 過去には月50万円物件検討 4d548ad65316 4d548ad65316 眞子さま、結婚から渡米までどこで過ごすのか 過去には月50万円物件検討 oa-newspostseven

眞子さま、結婚から渡米までどこで過ごすのか 過去には月50万円物件検討

2021年9月20日 07:05 NEWSポストセブン

「地位も名誉も一時金もいらないので、どうか結婚だけは認めてほしい」──秋篠宮家長女の眞子さまは、そんな思いを日増しに強くされているという。しかし、小室圭さんとの結婚生活は、愛だけで成立するものではない。

 結婚後は、小室さんの生活拠点であるニューヨークへ移り住むと見られている眞子さま。渡米するためにはパスポートが必要だが、皇族の眞子さまはパスポートを持たない。まずは皇族が身分を登録する「皇統譜」から抜けて、“一般人”として小室さんと「戸籍」をつくらねばならず、その上でパスポートを申請する。申請から取得まで、一般に2週間ほどかかるので、結婚後しばらくは日本にいなければならない。

 皇族を離れる以上、御用地に留まり続けるわけにもいかず、一時的に都内のマンションに滞在される見込みだが、セキュリティー万全のマンションに住むことになりそうだ。

 天皇陛下の妹である黒田清子さんは2005年、婚姻届を提出したその日に、夫の慶樹さんと都内の1LDKの賃貸マンションで新生活をスタートした。そして翌春には東京・目白に新築の高級マンションを購入。広さは約110平方メートル、当時の価格は約1億円の“億ション”だった。

「上皇陛下のご長女のお住まいですから、セキュリティーは万全。敷地外からは直接見えない駐車場があり、そこから居住フロアまでエレベーターで直接上がれる構造だそうです。さらに、赤外線センサーが張り巡らされ、住人でも居住階以外にエレベーターは止まらないという徹底したセキュリティーが売りだといいます」(皇室記者)

 いずれ“天皇の姉”となられる眞子さまのお住まいも当然、高いセキュリティーが求められる。

「実は宮内庁は、ご婚約内定の2017年当時、大手デベロッパーから物件情報をヒアリングしていたそうです。千代田、中央、港の3区を中心に、月50万円の家賃を上限として検討されたと聞きます。月50万円の家賃でも充分に高級マンションですが、ご結婚がこれだけこじれた以上、より一層厳重なセキュリティーが求められます。当然、家賃も上がりますから、さらに高額な家賃の超高級マンションに住むことになるでしょう」(皇室関係者)

 眞子さまは、神奈川・横浜市にある小室家のマンションで、小室さんの母・佳代さんと渡米までの日々を過ごすのではないかという報道もあった。

「ですが、このコロナ禍で、わざわざ県をまたいで引っ越しをされるでしょうか。そもそも、小室家のマンションではセキュリティー面も不安ですし、近隣住民への影響も考慮すると現実的ではありません」(宮内庁関係者)

 だが、義母の佳代さんが眞子さまを訪ねることは大いにありうる。

「眞子さまは女手ひとつで小室さんを育てた佳代さんに、心酔されていると聞きます。一方の佳代さんも『眞子さまが“母(紀子さま)より、お義母さまの方が好きです”とおっしゃってくださる』と友人に話したことがあるそうです。眞子さまとの関係に“自信”がうかがえる佳代さんですから、眞子さまを支えようと滞在先のマンションを訪れる可能性は充分にあります」(別の宮内庁関係者)

※女性セブン2021年9月30日・10月7日号





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cat_oa-newspostseven_issue_cac2f0988490 oa-newspostseven_0_7bb7091807fc_ホンダ「フィット」はなぜ売れないのか ミニマリズムの追求で見えた弱点と課題 7bb7091807fc 7bb7091807fc ホンダ「フィット」はなぜ売れないのか ミニマリズムの追求で見えた弱点と課題 oa-newspostseven

ホンダ「フィット」はなぜ売れないのか ミニマリズムの追求で見えた弱点と課題

2021年9月20日 07:05 NEWSポストセブン

 ホンダの代表的なコンパクトカー「フィット」の売れ行きが芳しくない。直近8月の新車販売台数ランキングを見ても、往年のライバル「ヤリス(旧ヴィッツ)」(トヨタ自動車)に大きく水をあけられているばかりか、「アクア」(トヨタ)や「ノート」(日産自動車)などにも抜かれ13位に甘んじている。いったい不振の要因はどこにあるのか──。自動車ジャーナリストの井元康一郎氏が試乗して確かめた。

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 2020年に主要モデルがそろってフルモデルチェンジを受け、今年もトヨタがハイブリッド専用モデル「アクア」の第2世代モデルを投入するなど、ちょっとした激戦区となっている国産Bセグメント(サブコンパクトカー)市場。その競争のさなか、防戦一方になっているのがホンダ「フィット」だ。

 フィットの第1世代は全長3.8m台の短いボディに広大な室内空間を持たせたクルマとして2001年に登場。トヨタ「カローラ」が33年間守り続けてきた年間販売台数1位の座を奪取するなど、日本のベーシックカーの概念を覆すほどの存在感を放っていた。

 しかし、第3世代のモデルライフ途中、そのフィットの販売に急ブレーキがかかる。2019年の年間販売台数は7万4000台。最も売れた2002年の25万台と比べると3分の1以下だ。

意欲的なモデルチェンジも響かず

 その事態を打開するため、デザインを肉食系から和み系に思い切り戻したのが2020年2月にフルモデルチェンジした現行の第4世代。クルマの基本部分は旧型の発展形だが、ハイブリッドシステムも駆動用電気モーターと発電機が別体の2モーター型を採用するなど意欲的なフルモデルチェンジだった。



 ところがフタを開けてみると、頽勢に歯止めをかけることはほとんどできなかった。ヴィッツあらため「ヤリス」の後塵を拝するばかりか、ハイブリッド専用車となって平均売価が跳ね上がった「ノート」にも押されている。加えて7月には第2世代トヨタ「アクア」という新たな難敵も登場した。

 今は不足している半導体の調達力の企業間格差が販売台数に大きく影響しているのでマーケットでの販売スコアをそのまま実力値としてみることはできないが、ホンダは事態を深刻に受け止めていて、「早期にデザインを軸に大規模変更する予定」(ホンダ関係者)であるという。

フィットは「究極の白物クルマ」

 今夏、そのフィットのクロスオーバーSUV版「フィットクロスター」をじっくり乗り込む機会があった。当然、何がそれほどまで販売にブレーキをかけることになっているのかということも大事な観察の対象である。



 ロードテスト車は「e:HEV」と称するストロングハイブリッドシステムを積んだもので、駆動方式はAWD(4輪駆動)。オプションとしてルーフレールとカーナビが装備されていた。試乗ルートは東京~九州で往路は山陽道、復路は山陰道を経由。総走行距離は3411.2kmで、道路比率は市街地2、郊外路5、有料高速2、山岳路1。

 インプレッションに入っていこう。フィットクロスターは大径タイヤを履き、サスペンションも通常版のフィットとは異なるチューニングであるなどフィットシリーズの中ではプレジャー重視のグレードだが、使い勝手や基本的な走りの特性などは普通のフィットとほぼ同一である。その印象を一言で表現すると“究極の白物グルマ”。


 デザインはカーマニアを喜ばせるような色気が希薄で、とくにインテリアは素っ気ない。運転していてワクワクさせられるようなドライビングプレジャーがあるわけでもない。だが、走行安定性は抜群に高く、乗り心地は現行の国産Bセグメントの中でも良く、静粛性も驚くほど高い。居住空間は広く、荷室容量も十分だ。ADAS(運転支援システム)はステアリングアシストありの「ホンダセンシング」が標準装備である。

 最近はサブコンパクトクラスもSUV、トールワゴン、3列シートミニバン等々、商品が多様化している。古典的な5ドアハッチバックを作る場合、それらに埋没しないように情感、質感をそれなりに重視しながら作るのが今のトレンドである。

 フィットはそのトレンドの逆張り。大事なものは落とさずに余計なものを極力排し、ユーザーが自分のライフスタイルに合わせて使い倒すための道具に徹する、いわゆるミニマリズム的なクルマと言える。

悪天候のロングランも苦にならない

 具体的にもう少し詳しくみていこう。フィットクロスターの諸性能の中で非常に優れていると感じられた点でまず挙げたいのは直進性の良さだ。強い横風を受けたりワダチを踏んだりしてもチョロチョロと進路が変わったりしないので、クルーズ時に神経を尖らせる必要がない。このおかげで東京から九州までのロングランは大変楽なものになった。

 テスト車がAWDだったためか、悪天候時の安定性も優れていた。今夏は立秋頃から天候が崩れ、荒れ模様の天候下でのドライブが多かったが、小型の台風が九州に上陸した際に強めの風雨の中をドライブしても不安を抱かずに済んだほどだった。

 ホンダは小型車のAWDについては伝統的に前輪駆動を基本とし、前輪が空転した時に後輪に力を配分する簡易型のシステムを使っていたが、第4世代フィットは常時、後輪にも駆動力を配分するフルタイムAWDになった。そのことも寄与していた可能性がある。

 第2は路面状況や天候によらず乗り心地が良く、静粛性が高いこと。本稿執筆時点で未試乗のアクアとの比較はわからないが、ヤリス、ノート、マツダ「マツダ2(旧デミオ)」、スズキ「スイフト」など国産Bセグメント群のライバルと対比して、乗り心地ではこのフィットクロスターが最も優れていた。静粛性もノートと互角の高さであった。ちなみにフィットはガソリン版とハイブリッド版でサスペンションチューニングが異なっており、ハイブリッド版のほうが滑らかだ。

 第3は室内が広く、眺望も良いこと。運転席からの眺めはスタイリングから連想される通り良好で、視線移動が少なく、死角を凝視する必要性も少ないので、長時間移動の眼精疲労はとても小さかった。

 前席だけでなく後席からの眺望も良いのも美点。鹿児島エリアで後席に乗ってみたが、着座位置が高いうえ、前席の肩の部分が丸くカットされているので圧迫感が少なく、前方、側方の両方がよく見晴らせる。もちろん広さも申し分なかった。

加速力、燃費はライバル車に比べて「並」

 これらに比して並のパフォーマンスと感じられたのは2モーター式のハイブリッドシステム。重量の大きいAWDだったこともあろうが、GPSを用いた実速度ベースの0-100km/h加速の計測値は10秒フラット。Bセグメントのハイブリッドとしてはそこまで鈍足というわけではないが、同格のライバルで6月に試乗したノートの電動AWDが実測7秒台だったのに比べるとかなりのビハインドだ。

 タイムが振るわなかったのは静止状態からのスタートがもっさりしているのが主因で、コンピュータの制御プログラムがロケットスタートを決められるようなものだったら1秒くらいはすぐ詰まるだろう。ちなみに40km/hから80km/hのレンジの加速力は良好で、登坂区間で低速車両を一気に追い抜かすようなシーンではパワー不足はまったく感じなかった。

 燃費は走り方による変動が少ないのが特徴。飛ばし気味に走っても燃費の低落はわずかであるかわりに、注意深く走ってもそれほど良好な数値にはならなかった。

 旅行中の通算燃費は満タン法による実測で22km/L(リットル)。最も悪かったのは坂道と渋滞だらけの鹿児島市街地をメインに走ったときの18.2km/L、最も良かったのは旅の最後に愛知から東京まで高速に乗らず、速度がやや遅い国道1号線バイパスをメインに走った区間の26.8km/L。長距離ドライブ時はおおむね21~23km/Lだった。

 絶対的な経済性はリッター20kmを超えれば十分に高いと言えるのだが、2クラス上のDセグメントミッドサイズセダン「アコード」が市街地を除き、フィットクロスターより良好な燃費を記録していたことを考えると、もうひと息伸びてほしいところ。昨年短距離試乗を行ったFWD(前輪駆動)版のハイブリッドモデルはクロスターよりずっと良い数値を出していたので、AWD化による燃費低下は実走行でもそれなりにあると言えそうだった。

弱点は内装の質感やシートの色使い

 弱点として挙げられるのは内装の質感。シート表皮が撥水機能を有しているのをはじめ、実用性についてはかなりの配慮がなされている。シート自体の出来も悪くない。が、触感や色使いがセンスに欠けるように感じられたのは否めない。

 もちろんデザインの受け取り方は人それぞれなのだが、濃いグレーとシルバーの2トーンの色使いや質感は、ディスカウントストアで売られている安物の運動着に似ていた。コストを上げずともちょっとした工夫でもっとセンス良く見せることは可能なのではないかと思われた。ダッシュボードやセンターコンソール等々、樹脂部品のタッチもあまり上等な印象は受けなかった。

 弱点としてもう一点挙げられるのは、ヘッドランプの照射能力の低さ。量産車なのだから保安基準くらいは当然満たしているのだが、いささか光量不足であるうえ横方向への配光も甘かったため、夜間に照明の少ない山間部を走る時には神経を使った。同じホンダ車でも軽自動車の「N-WGN」はもっと高性能だったので、そのレベルに引き上げてほしいところだ。

デザイン変更が裏目に出た過去

 このように、欠点も見受けられるものの長距離旅行のようなハードな使い方にも十分に耐える性能や機能を持ち合わせていたフィットクロスター。3400kmあまりのドライブを終えて、ライバルの攻勢の前に防戦一方になっている理由は何かということについてあらためて考えてみたが、少なくとも商品力そのものに問題があるようには思えなかった。

 序盤で述べたように、ホンダの判断はデザインが不振の主因というもの。加えて「価格が高いのもネック」(前出のホンダ関係者)と捉えている。早期に行われるという大規模改良の主眼はこの2点となるらしい。

 だが、今回長距離ツーリングを行ってみた感触としては、そこに大きくメスを入れることが正鵠を射ているかどうかは五分五分という気がした。

 まずはデザイン。クロスターを例外として、通常モデルはグリルレスマスクを持っている。これがユーザーに不評という話なのだが、筆者としてはフィットのデザインが販売不振の原因になるほどダメなようには感じられない。

 デザインのトレンドは時代によって目まぐるしく変わるもので、今の日本では攻撃的な雰囲気の肉食系デザインが流行っている。デザインの良し悪しというより、トレンドの変化の読みを外したと言ったほうが当たっているような気がする。

 もちろん人気の低いデザインを変更すること自体は悪いことではないが、第4世代フィットのようにミニマリズム志向でキレイにまとめられたクルマの場合、メスを入れた部分が浮いて、かえってバランスを崩してしまうということがよくある。

 21世紀に入ってからのホンダ車のなかでは「エリシオン」という大型ミニバンがその好例であろう。日産「エルグランド」やトヨタ「アルファード」と同クラスながら、“お上品路線”のデザインで差別化を図った。が、大型ミニバンユーザーはそんなお上品なデザインはまったく望んでおらず、販売は低迷。

 慌てたホンダはモデルライフ途中で巨大なグリルや険しい目つきのヘッドランプ、大型テールランプ等々のリデザインを行ったのだが、スリークなスタイルにその変更はまったく似合わず、販売は余計低迷した。フィットもグリルレスマスクの修正くらいなら大きな問題は起こらないだろうが、大げさなことをやると傷口を広げることになりかねないので注意が必要だろう。

価格見直しなら開発方針にブレも

 もう一点、ホンダが課題として挙げていた価格だが、これについては筆者はそれほど高いとは思わなかった。今回テストドライブしたクロスターの価格はルーフレール込み、カーナビレスの場合で250万円台。これでステアリング制御ありのADASやフルタイムAWDがコミコミなのである。

 価格の見直しを行う動機はアクアの登場であろう。フィットと同様、ステアリングアシスト付きのADASを装備し、燃費性能では大きく上回るアクアはフィットとほぼ同一価格。完全にフィットを狩りにきている感がある。ホンダとしてはこれ以上顧客をトヨタに奪われたら死活問題であるだけに、価格見直しを志向するのはある程度仕方がないところもあろう。

 しかし、価格引き下げの絶対条件となるのは、今のフィット、とくにハイブリッドの乗り心地や静粛性を損なわないことだ。フィットが粗利を十分に確保できていれば今の味のまま価格を少々引き下げても大丈夫だろうが、そうでなければ必ずコストダウン問題が生じる。もちろんコストダウンはこれまでも必死の思いでやってきたことは想像に難くなく、やるとすれば装備をはぎ取るか、目に見えない部分をより安価なものに交換するかだろう。

 グレードダウンの誘惑にかられやすい大物部品としてはショックアブゾーバー、足まわりのラバーブッシュ、遮音材、シートのウレタン等々が定番だが、これらがいちいち第4世代フィットの良さを形成する重要部品であるのが痛いところだ。

 カーマニアでもない普通の顧客の多くは改良前と後のモデルを乗り比べたりするわけではないし、少々雑になっても気づかないかもしれないが、せっかく味で勝負しようとした開発方針がブレてしまうと今は良くても後々クルマ作りのバランスを崩してしまうことにもつながりかねない。

諦めるのはまだ早い

 ホンダに限らず自動車メーカーは失敗すると自信を失い、その商品のどこが悪かったのかを異常に気にする習性がある。だが、第4世フィットのように本気モードでフルスイングし、それが豪快に空振りしたというケースの場合、そういうアイデアで動くとかえってドツボにハマることが往々にしてある。

 聞くところによると、第4世代フィットは他メーカーの顧客を引き込むことにほとんど成功していないという。それをクルマのせいにするのは簡単だが、質の良さを伴ったミニマリズムが人間にとって心地よいのだという信念があるのなら、そのことをどうやったら顧客に伝えられるかという工夫をもっとしっかりやるべきだ。

 それをやりきってなお無理なようなら、その時こそ諦めて、安いクルマ作りをやるのもいいだろう。だが、筆者が見る限り、ホンダはまだその段階には至っていない。この先どういう奮起と策を見せてくれるか、興味深いところだ。

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警察庁長官、警視総監だけじゃない 総裁選の裏で安倍前首相の“懐刀”が続々出世の怪

2021年9月20日 07:05 NEWSポストセブン

 9月14日、第29代警察庁長官に中村格・警視庁次長、第97代警視総監に大石吉彦・警備局長が就任することが発表された。松本光弘・警察庁長官と斉藤実・警視総監の退職に伴う「昇格」だが、この人事の“背景”が話題となっている。

 というのも、中村氏、大石氏はともに、安倍晋三・前首相に近く、今回の人事は安倍政権の“論功行賞ではないか”と言われているからだ。

 中村氏といえば、警視庁刑事部長時代の2015年、安倍氏と懇意の仲と言われていたジャーナリスト・山口敬之氏が、ジャーナリストの伊藤詩織さんに対して性暴力を行なったという“疑惑”が報じられた際、山口氏の逮捕が突如中止された件に関わった人物として取り沙汰され、たびたびメディアを騒がせた。そのため、今回の昇格人事が発表された途端に、SNSでは批判が殺到。〈#中村格氏の警察庁長官就任に抗議します〉との書き込みがトレンド入りしたほどだ。

 一方の大石氏は、第2次安倍政権が発足した2012年から約6年半、安倍氏の首相秘書官を務めている。

“安倍案件”と言われている人事はこれだけではない。

 9月1日、内閣情報調査室内閣審議官兼内閣情報分析官に、元産経新聞社編集委員の加藤達也氏を起用したことが発表された。

 

 加藤氏といえば、同社でソウル支局長を務めていた2014年、セウォル号沈没事件当日の朴槿恵・前大統領の「空白の7時間」に疑問を呈した記事を書き、「大統領への名誉毀損」として韓国検察当局に起訴された。8か月の出国禁止命令を出されていたものの、無罪を勝ち取り、帰国後は同社で編集委員を務めていた。

 本誌・週刊ポストは昨年10月に加藤氏の内調入りの情報を掴み、「登用は安倍政権時代に決まっていた話。拘束後も韓国当局との法廷闘争を貫いた加藤氏を、安倍政権の“対韓外交の知恵袋”として登用しようとしていた。朝鮮半島情勢の分析チームで危機管理の仕事を任せたかったようだ」と報じた。

 加藤氏に関しては、「昨年の報道により色々騒がれた結果、ほとぼりが冷めるのを待って今のタイミングでの登用になったようです」(全国紙政治部記者)というが、中村氏、大石氏も合わせた3人の人事の背景について、別の全国紙政治部記者はこう話す。

「安倍前総理は、森友・加計学園問題や『桜を見る会』の問題に触れられることを本気で嫌がっている。それらの捜査をする警察組織に自分の“懐刀”を入れ、味方につけようとしているのではないかと見る向きもあります。加藤氏にも、内調で対韓外交以外の“危機管理”も任せようとしているのではないか」

 総裁選を横目に、“院政”の地ならしは着々と進んでいる。

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cat_oa-newspostseven_issue_cac2f0988490 oa-newspostseven_0_fb789ea1c77b_鶴瓶、中居正広、出川哲朗がお忍び会食 感染対策万全の店で6時半にお開き fb789ea1c77b fb789ea1c77b 鶴瓶、中居正広、出川哲朗がお忍び会食 感染対策万全の店で6時半にお開き oa-newspostseven

鶴瓶、中居正広、出川哲朗がお忍び会食 感染対策万全の店で6時半にお開き

2021年9月20日 07:05 NEWSポストセブン

「大成功したお礼、ささやかな打ち上げだったのかな」。偶然居合わせた50代の女性客は、大物芸能人のお忍び会食を目撃し、やや高ぶった声色で振り返った。

 ダウンタウン松本人志とウッチャンナンチャン内村光良、松本と爆笑問題というお笑い界の大物が久しぶりに対面。さらに松本とナインティナイン、中居正広(49才)の司会共演──大物タレントの夢の競演で、夏の終わりに話題となったのは、フジテレビ系の大型特番『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』(8月28、29日)。豪華な出演陣の中で最も爆笑をさらったのは、笑福亭鶴瓶(69才)だった。

 28日の放送回。出演者たちのスマホから友人タレントに、翌29日の番組出演をアポなし依頼するコーナーで、中居が電話をかけたのが鶴瓶だった。中居から「どこにいるの?」と聞かれて、関西弁で「家や!」と怒りまじりに答えたフレーズが、スタジオの大爆笑をさらった。

 9月上旬、そんな2人の“延長戦”が行われていた。会場はもちろん鶴瓶の家……ではなく、彼の自宅の近所にある鉄板焼き店だった。冒頭の女性客が続ける。

「奥の個室からにぎやかな声が聞こえていました。鶴瓶さんへのお礼の会だったのかな、と勝手に妄想しています」

 実は、その個室にはもう1人、中居の友人がいた。出川哲朗(57才)だ。中居と親しいテレビ関係者が言う。

「軽く打ち上げをしようとなり、鶴瓶さんが感染対策の徹底されているお店を選んだんだと聞いています。そこに出川さんも参加した。コロナ禍での中居さんの毎日は、自宅、仕事先、スーパーで終わっていました。それぐらい徹底して自粛生活をしていたので、外食は久しぶりのことだと思います。そんな彼が家から飛び出したのは、鶴瓶さんと出川さんという“親友”との会食だったからでしょう」

 3人の友人関係は、もう20年来、個々の関係性では30年来。コロナ禍前のトーク番組では、出川が、3人で食事をする際には「誘うのが中居くんでも、カメラも回っていないところで師匠(鶴瓶)のことを『お財布さん早く座って』って呼ぶんですよ。師匠もニコニコして会計する」と暴露。鶴瓶も「おもろかったらええのよ」と答えていた。

「午後6時半に会はお開きになったようですが、店の前で中居さんと出川さんと別れた鶴瓶さんは再び店内へ。後からやってきた奥様と合流して食事を再開していました。お会計は鶴瓶さんが払っていたように見えました」(前出・居合わせた客)

 中居からのお礼の会のはずが、鶴瓶が「ワシが払うんや!」と一喝──そんなやりとりが容易に想像できる親密な3人の会食だった。

※女性セブン2021年9月30日・10月7日号






 

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浜辺美波、初の水着写真集でインスタ“問題動画”投稿にファン騒然

2021年9月20日 07:05 NEWSポストセブン

 女優の浜辺美波が20歳の節目を記念して、写真集を発売することが決定した。『浜辺美波写真集20』(10月27日発売予定、講談社刊)と題された同書は、「ハタチの短い夏休み」をテーマに、浜辺の素顔が切り取られているという。

 浜辺といえば、この1年は映画『約束のネバーランド』やテレビドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)など話題作に出演。2020年からはドコモのCMキャラクターを務めるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中だ。

 写真集の発売にあたり「いままでのどの作品より素の自分を見せられた」とコメントを出したが、スポーツ紙記者によれば、かなり“攻めた”中身になっているという。

「全編奄美大島(鹿児島県)で撮影されており、人生初の水着ショットにもチャレンジしている。浜辺はもともと痩せ形で、ボリューム感のある体型ではありませんが、ビーチやプールでのカットでは、胸の谷間もしっかり見せているそうです」

 写真集発売にあたって開設された公式インスタグラムでは、先行カットが数枚公開されており、そこにはシースルー姿やベッドで寝そべるカットがアップされている。

 圧巻はオフショットを収めた動画。胸元まで開いたキャミソール姿を披露しているのだが、そこでは“ポッチ”が主張しているではないか。

〈何か浮き出てる!〉

〈ちょっ、ちょっ!〉

〈これ、消した方がよいのでは〉

 と、公式インスタグラムには喜びと戸惑いの声が書き込まれ、公式アカウントが〈中には水着を着ています〉と釈明コメントを出す事態に。芸能ジャーナリストの三杉武氏が語る。

「2020年の主演ドラマ『アリバイ崩し承ります』(テレビ朝日系)では、毎話のように浜辺の入浴シーンがあり、それ目当ての視聴者が続出した。露出を求めるファンの声は理解していたはず。同じ事務所の先輩、長澤まさみも10代後半に写真集で初めて水着を披露し、ブレイクの一助となった。浜辺も今回の写真集でさらなる飛躍を求めているはずです」

“波”に乗れるか。

※週刊ポスト2021年10月1日号


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cat_oa-newspostseven_issue_cac2f0988490 oa-newspostseven_0_8562960afb9e_上白石萌音と10歳の浜辺美波を見出した2011年東宝シンデレラの慧眼 8562960afb9e 8562960afb9e 上白石萌音と10歳の浜辺美波を見出した2011年東宝シンデレラの慧眼 oa-newspostseven

上白石萌音と10歳の浜辺美波を見出した2011年東宝シンデレラの慧眼

2021年9月19日 16:05 NEWSポストセブン

 NHK朝ドラ『おかえりモネ』の物語は、10月29日の最終回に向けて佳境を迎えている。11月からは昭和から令和まで3つの時代でラジオ英語講座とともに歩んだ“3世代のヒロイン”の物語である『カムカムエヴリバディ』が放送開始。その初代ヒロイン・橘安子を演じるのが、女優の上白石萌音(23)だ。朝ドラだけでなくNHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演しているほか、歌手としても活動中。9月25日には初のエッセイ本『いろいろ』(NHK出版)を発売するなど、まさに「旬」の女優である。 

  上白石が芸能界デビューしたのは2011年。今年でちょうど芸歴10年になる。デビューのきっかけとなったのは、現在の所属事務所「東宝芸能」が実施する「東宝シンデレラオーディション」で4万4120人の中から「審査員特別賞」を受賞したことだった。 

  1984年に東宝創立50周年記念イベントとして始まった「東宝シンデレラ」は、オスカープロモーションの「国民的美少女コンテスト」、ホリプロの「ホリプロスカウトキャラバン」とともに女優やアイドルの“3大オーディション”の1つとされ、3~6年に一度の頻度で不定期に開催されている。記念すべき第1回(1984年)は『科捜研の女』(テレビ朝日系)シリーズで知られる沢口靖子(56)がグランプリに輝き、斉藤由貴(55)がファイナリストとして芸能界デビュー。近年の出世株は第5回(2000年)グランプリで、“東宝芸能の顔”となった女優・長澤まさみ(34)だ。 

  そんな長い歴史のなかでも上白石萌音を輩出した2011年の第7回大会は特に粒ぞろいだった。この大会で受賞したメンバーを見ていくと、グランプリに輝いたのは上白石萌音の2歳年下の妹・萌歌(21)、ドラマや映画に引っ張りだこの浜辺美波(21、ニュージェネレーション賞)、『JJ』専属モデルの山崎紘菜(27、審査員特別賞)など第一線で活躍するタレントばかりだ。 

  アイドル・女優評論家の北川昌弘氏が解説する。 

 「ひとつのオーディションで10年後に4人も大活躍、というケースは非常に珍しいです。かなりの豊作だったことは間違いありませんが、審査員や東宝芸能の審美眼も素晴らしかったと思います。上白石姉妹を揃って受賞させたこともそうですし、上白石萌歌と浜辺美波はこの時まだ10歳です。浜辺が受賞した『ネクストジェネレーション賞』というのはこの年、新たに創設された賞です。これは推測ですが、恐らく予想以上に良い素材が集まったことで“何の賞も与えないのはもったいない”と、急遽新設したのではないでしょうか。長澤まさみ以降、新たなスターがなかなか出てこなかった東宝芸能にとってはターニングポイントとなるオーディションだった」 

  さらに、様々な巡り合わせがあって実現した大会だったと北川氏は続ける。 


 「この年はオスカープロモーションの『国民的美少女コンテスト』も開催予定でしたが、3月に東日本大震災が起きたことで1年延期となりました。東宝シンデレラは毎回、1月初頭にグランプリを発表するのが慣例だったため、影響を受けずに大会を実施できた。もし開催時期があと2か月後ろにずれていたら、このオーディションも延期されていたでしょう。そうなれば同じメンバーが揃った保証はない。そうした意味でも“奇跡”と言えるかもしれません」 

  芸能界を席巻する“次世代の長澤まさみ”たちの活躍から今後も目が離せない。 

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