子どもの家の中での食べ歩きについて、あるママから投稿がありました。
『一般的に考えて座って食べるのが常識ですが、きょうだいが多かったり子どもの自我が強すぎる、ママが多忙などの理由で食べ歩きをしている子がいます。うちは泣こうがわめこうが椅子から降ろさない、歩いたら取り上げることを徹底してきたので、食べ歩きをしている子がすごく目につきます。その子の家ならまだしも、うちに来てやられると怒りすらこみあげますが、うろうろしながらでも食べてくれるなら、それでもいいのかもと思ったりもします。これから2人目が生まれるけれど、それぐらい許してもいいのでしょうか?』
投稿者さんはご飯やお菓子を食べるときに、席を立って歩き回るのを禁止しています。でも周りを見ると、食べながら歩いている子もいるので、食べ歩き禁止は厳しいのかなと考えているようです。子どもが家の中で食べ歩きをすることに関して他のママたちは、どう考えているのでしょうか。
食べ歩きはさせない。その理由は?
食べ歩きをしないのはマナー
『家の中で食べ歩くのはあり得なくない? もう中3だけれど、我が子もママ友の子ども達もそんなことはしなかったよ。よその家でそんな非常識なことをされたら嫌だし、迷惑かけてしまうから、しつけとして家の中では食べ歩きはダメと教えた』
『家の中で食べ歩きなんてしたことないよ。私も子どもも。危ないし、汚れるしね。礼儀としてマナー違反だと思うけれど』
家の中で食べ歩きをするのは、マナー違反で非常識なことと考えているママたちがいました。もし食べている物を落としたりしたら床やカーペットなどが汚れてしまい、家の人に迷惑をかけてしまいます。誰かに迷惑をかけるようなことをしてはいけないのは、一般的な常識でしょうから、しつけとして食べ歩きを禁止しているようです。
スプーンやフォークなどが危ない
『月齢にもよるけれど、基本は食べ歩きはなしかな。やっぱり行儀が悪いし、手にスプーンとかは危ないしね』
スプーンやフォークなどを持って食べ歩きをしているとき、誤って転んでしまったら怪我をするかもしれません。子どもがケガをする危険性もあるので、食べ歩きを禁止するのは厳しすぎるとはいえなさそうです。
食べ歩きをさせないために食べる場所や時間を決める
『男の子3人いて、食べる場所と時間を守らせています。ダイニングテーブル以外での飲食禁止。決めた時間までに食べないようだったら片付ける。しつけももちろんですが、食べこぼされるのが嫌でおやつもお茶を飲むのも全てダイニング』
『こぼされたら嫌だから、何か食べるときは必ずダイニングテーブル。子どもの友達にもここで食べてね! と言うよ』
食べ歩きの際の食べこぼしを避けるために、ダイニングテーブルなど食べる場所を決めるのもいいでしょう。またダラダラと食べないように、時間を守らせるなど、食べるときのマナーをしっかりと教えているママもいました。
子どもの友達にも注意をする
『子どもの友達が来て食べ歩きをしたとしたら、ここで食べてねと言う。うちに来たらうちのルールでやってもらうよ』
『食べ歩きは絶対にさせてない。よその家に行ってもさせてないし、お友達が我が家に来て食べ歩きをするなら注意をする。お友達の親にも話をするわ』
食べ歩きをしないルールは、子どもの友達が家にきたときでも同じのようです。家に来た人がどんな人であっても自分の家のルールを守らせることで、子どもも例外がないとわかるでしょう。例外がないとわかれば、子どももよそで食べ歩きをしない決まりを守れるのではないでしょうか。
食べ歩きをしないのはマナー。例外を作ることなく子どもには教えていこう
おやつやごはんの食べ歩きを投稿者さんは厳しく禁止していますね。他のママたちも同じように食べ歩きを禁止していることがわかりました。食べごぼして汚す可能性、スプーンやフォークで怪我をする危険性、そしてマナーの面などの理由が挙げられています。また子どもの友達が来た場合でも食べ歩きをさせないようにするなど、ルールに例外を作らないことが子どもにしつけをするうえで重要なポイントになることもみえてきましたね。
厳しいと感じる人もいるかもしれませんが、よそのお宅に行ったときに迷惑をかけないのは最低限の礼儀ですよね。子どもの頃から教えていけば食べ歩きをしないことが当たり前になるでしょう。投稿者さんの2番目のお子さんにも食べ歩き禁止を教えていくとよさそうです。
文・川崎さちえ 編集・しのむ