古川雄大さんってどんな人? 衣・食・住・遊・職から、素顔に迫る!
【連載】「今、この人に会いたい!」特別編Vol.4 a piece of Yuta Furukawa
ミュージカルで、ドラマで、ライブで。様々な場で観る人を魅了する古川雄大さん。今回は、そんな古川さんの日常を少し覗きます。
【衣】
「洋服は基本、どれだけラクでいられるかを重視してしまいますね。昔はおしゃれだなとか格好いいなと思うものをけっこう着ていたんですけど、今は“いいな”と思っても、ちょっと生活しづらそうだなとか、1時間ぐらい座ってたらキツそうだなとか、いろいろ考えてしまって。
色は、モノトーンが多いです。たまに赤とか着たくなって買っても、1回着て終わり。そういうものも置いておいて、“あ、こんなの買ったな”って眺めて、たまに着ようと思うんですけど、“いや、いいや”って片付けて(笑)。捨てられないんですよね。一応とっておこう、って。捨てるって踏み切るまでに時間がかかるんです。
洋服はインターネットで買うことが多いですね。だから、失敗が多くて。“あ、実際に見ると、こんなデザインなんだ”とかサイズが合わないとか。直感で買うとだいたい失敗するってわかっているんですけど……。学ばないみたいです(笑)。
女性のファッションは、よくわからなくて。だから、特にこだわりはないんですけど、極端に個性的なファッションよりも、シンプルを格好よく着こなすみたいなのはステキだなと思います」
【食】
「稽古場では、自分で握ったおにぎりを持って行って食べています。朝ごはんも作るんですけど、まず甘いパンを食べるんです。それから、卵とソーセージかベーコンか、どっちかを選んで焼いて、プラスごはん。ホントは、お味噌汁も欲しいんですけど、作るのがめんどくさくて。塩っぱいパンだったらスープもいいかな。でも、パンは甘いものって決まっているので(笑)。
パンは、だいたいジャムマーガリンかつぶあんマーガリンをサンドしたものか、メロンパン。それぞれにホイップクリームを追加して。ホイップ、家に常備してるんです(笑)。1回、直で飲んだときがあって。練乳を飲む人とかいるじゃないですか。それを“何やってるんだろ”って思っていたんです。でも、ホイップをかけられるものがなくて、でも糖質を摂りたいと思ったときに、直で飲みました。それ以降はやってないですけど、おいしかったですね、やっぱり(笑)。
外食はほぼないです。夜も作っているので。あのお店のあれが食べたいとかあるんですよ? 定食屋さんに絶対行こうと思ったりもするし。でも、1回も行ってないんです(笑)。“明日も稽古あるし、帰って作って食べよう”ってなっちゃって。作るのは面倒ではないです。時短の男飯料理が多いので」
「昔はコンビニ弁当ばっかりでしたけど、3年ぐらい食べてないですね。家でパッと作ってお腹が満たされれば、それがいいと思って」
【住】
「例えば1日、休みがあっても基本、家から出ないですね。昔はカーテンも開けなくて、光も一切いらない、みたいな(笑)。だから、日当たりの悪い部屋でも気にせず住んでいました。日当たりは別にどうでもいいやと思ってたから。でも今は、ちゃんと日を浴びたり、換気したりしています。
1日家の中にいても、だいたいのことはできちゃうじゃないですか。例えば、ごはんはデリバリーがあるし、映像配信サービスもあるし。昔は家にいると時間が長いなと思っていたんですけど、今は時間ってこんなに早いんだって思います。家の中では、映画を観たり、ごはんを作って食べたり、掃除したり、ネットで動画を観たり、楽器を弾いたり。あとは、ボーッとしたりですね(笑)。
インテリアは、茶色と白で統一しています。物は多いですね。でも、家具とか家電はそんなに……テレビ、テーブル、ベッド、ソファ、キーボード、ギター2本、空気清浄機ぐらいかな。ピアノを弾くときはヘッドホンをしているし、ギターもジャカジャカは弾かないんですけど、音は気にしています。なので、部屋を探すときに譲れないのは、防音、日当たりですかね。日当たりも気にするんです、今は」
以前、引っ越し先を探したとき、いい物件に出会うも、「1日じらしたらほかの人が決めちゃって」。部屋探しは縁だと母に言われたそう。
【遊】
「長めの休みがあったら、旅行したいですね。一人沖縄とか。スキューバ(ダイビング)を知り合いにすすめられて。スキューバをやったら、世界が変わるよって言われたんです。誘ってもらわないと行動に移せない性格が自分の欠点だと思うので、あえて今までやってこなかったことに挑戦したいと思っています。4〜5年前からずっと、一人旅しようと思っててやってないし。家で一人は平気なんですけど、旅行先で一人って味わったことがないので、どんな感じなんだろうとか、寂しくなったら嫌だなとか考えて終わっちゃうんですよね。
僕、友達と旅行しても、部屋でトランプやろうぜとか言っちゃう人で。あの夜景を観ようとかあのお店がおいしいとかよりも、みんなでいられればいいじゃんみたいな感じなんです。前に地元の友達と石川県に行ったときもそんな感じでした。みんなは釣りしようとか、観光地に行こうとか言ってたんですけど、部屋で話そうよって思っちゃってて。海外だと外に出るんですよ。もう来れないかもしれないっていう意識がどっかで働いて、いっぱい行っておこうってなるから。日本だといつでも行けるとか思っちゃってるのかもしれないです。スキューバで世界変えないとダメですね(笑)」
普段の休日は、「基本、家にいます」。「たまに近所に出かけたり、ちょっと洋服を見にいったりも。でも、見るだけで買わないんです」
6月から上演されるミュージカル『エリザベート』で演じるトート役は、目標にしてきた役。今、古川さんにとっての仕事とは……?
【職】
「自分にはこれしかないと思っていて。毎日がすごく新鮮なんですよ。いろんな役ができて、いろんな現場に行って、いろんな刺激を受けて、いろんな不安があって。すごく大変な職業だなと思うんですけど、こんなにも幸せが感じられる職業はないなと思いますし、続けていきたいと思っています。
今、仕事をしていて一番喜びを感じるのは、ステップアップが実感できたときですね。僕らの仕事って、同業者がいっぱいいる中で役をもらうためには、実力だったり、運だったり、いろいろな要素があると思うんです。その中で、ステップアップを自分で実感できて、なおかつそれが自分に実力がついたから役をいただけたんだなって思えたときは幸せだなと思います。
(ミュージカル『エリザベート』で)あの役(トート役)をいただけたのも幸せです。今までは考えてもなかったし、ありえないことだと思っていて。でも、いろいろな方との出会いがあり、『エリザベート』までも段階を踏んでいろんな役を演じてたどり着いたので、そういう過程の中で幸せを感じています」
今月の見切れ
最初はたまたま。でも今は、あえて。それが個性になりつつある古川さんの自撮り見切れ写真。「写したいものをメインで撮る。だから、写したいものはこっちですよ、自分じゃないですよ」ということだそうで。さて今月、写したかったものは……?
「2月14日のバレンタインデーは、『ロミオ&ジュリエット』の稽古期間中だったので、チョコレートをもらいました。愛の作品にふさわしい、『ロミオ&ジュリエット』とコラボしたチョコレートです。その日は、僕の最終通し稽古の日で。愛と糖質をいただいて、最後の通し稽古を全力で頑張りました。23日からは、いよいよ本番が始まります。皆さん、お楽しみに!」
Photo Gallery
古川雄大/Yuta Furukawa俳優・歌手1987年7月9日生まれ、長野県出身。2007年に俳優デビュー。舞台を中心に映像作品や音楽シーンでも活躍。近年の主な出演作に、ミュージカル『モーツァルト!』、『黒執事』、『マリー・アントワネット』など。第9回岩谷時子賞奨励賞受賞。現在、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』に出演中。6月からはミュージカル『エリザベート』に黄泉の帝王・トート役で出演する。
古川雄大公式サイト/http://www.ken-on.co.jp/furukawa/
a piece of Yuta Furukawa Vol.1
古川雄大さんが語る、アーティストデビュー10周年ライブと音楽活動
a piece of Yuta Furukawa Vol.2
古川雄大さんがドラマ『下町ロケット』に出演! 演じるのは嫌な奴!!
a piece of Yuta Furukawa Vol.3
古川雄大さんが、10周年記念ライブを読者の質問で振り返る
ニットカーディガン15万5000円/ジョンストンズ(リーミルズ エージェンシー 電話03-5784-1238) インナー2万4000円/シーグリーン(タトラス ジャパン 電話03-5708-5188) パンツ3万4800円/レインメーカー(電話075-708-2280)
イヴ・サンローランの半生を初ミュージカル化。注目の海宝直人さんが出演!
加藤和樹さんが極悪人に!? 手に汗握る舞台『暗くなるまで待って』
あの熱狂が再び! パワーアップした山崎育三郎さんが臨む『プリシラ』
人気インタビュー連載「今、この人に会いたい!」をもっと見る>>>
取材・文・構成/西川敦子 撮影/小田原リエ ヘア&メイク/平山直樹 スタイリング/森田晃嘉