猫はとってもかわいい生き物。表情やしぐさ・行動の1つ1つが愛らしく、猫を見ていると「どうしてそんなにかわいいの~!?」と悶絶してしまうことも。しかし人が猫を「かわいい」と思うのには、実はちゃんとしたワケがあったのです!
猫がかわいいのにはワケがある!
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「かわいい」の代名詞のような存在の猫。いつの時代も、どこの国でも、猫は人にかわいがられ、愛され続けてきました。
「猫はどうしてこれほどかわいいのだろう?」
この疑問を解明すべく、オーストリアの動物行動学者が研究をおこなったそう。その研究結果によると、人が猫をかわいいと感じるのには“ベビースキーマ”と呼ばれる身体的特徴が関係していたのです!
ベビースキーマって?
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
“ベビースキーマ”とは、相手に「かわいい」と思わせる形態のこと。
主な特徴はこちらです。
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- 体に比べて頭が大きい
- 瞳が大きく、やや下の位置にある
- 輪郭が丸みを帯びている
- おでこが広く、前に張り出している
- 鼻が小さい
- 手足が短い
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どうやら人は“ベビースキーマ”の特徴を持つ生き物を見ると、視覚が刺激されて母性本能がくすぐられ、「かわいい」という感情が湧いてくるようです。
猫がかわいいのは、赤ちゃんがかわいい理由と似ている?
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
この“ベビースキーマ”の特徴、よく考えてみるとかなり猫に当てはまっていると思いませんか?
ウルウルとした大きい目や丸い輪郭の顔、小さな鼻……。
そしてこれらの特徴は、猫だけでなく人の赤ちゃんにも見られます。
猫や赤ちゃんが“ベビースキーマ”に挙げられる見た目をしているのは、母性本能を刺激して「守ってあげたい」という気持ちにさせるため、という説もあるのです。
人が猫を「かわいい」と感じるのには、このように科学的な理由があったのですね!
猫はほかにもこんな点がかわいい!
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
上記の“ベビースキーマ”の特徴以外にも、猫の「かわいい」ポイントはまだまだあります。
「ニャー」という鳴き声、ふわふわの毛並み、丸い手足、肉球、ユラユラ揺れるしっぽ、ぴょこんとした三角形の耳……。
ほかにも「肉球、耳、鼻、口元に見えるピンク色がかわいい」という意見も。
今回は猫の見た目を中心に挙げてきましたが、気まぐれで独立心の強い性格や、ふとした瞬間のしぐさ、たまに見せるおマヌケなポーズなども愛らしいですよね。
みなさんは、猫のどういったところを「かわいい」と感じますか?
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『猫がかわいいのは“あたりまえ”!?学者が研究を続ける「猫の魅力」』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。