「でかい猫」といわれるメインクーン。調べてみると、「でかい」のは体だけではないことが分かりました。メインクーンの体の大きさや世界記録、歴史、各パーツの特徴、性格など、その魅力を画像や動画とともにたっぷりとお届けします。
メインクーンは体がでかい!
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
メインクーンの特徴とその大きさ
メインクーンは、アメリカ北東部のメイン州で生まれたとされる長毛種。硬い筋肉としっかりした骨格をもち、体長約100cm、体重は4kg~10kgほどまで成長します。この大きさが、メインクーンが「でかい」といわれるゆえんです。
メインクーンの大きさが伝わる画像を、いくつか見てみましょう。
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メインクーンミックスのてんちゃん。横に並ぶお姉ちゃんの身長は72cmくらいで、しっぽまで入れるとてんちゃんの方が大きいようです。この写真の時点で生後7カ月頃ですが、メインクーンは3~4年かけて成猫サイズまで成長するので、まだまだ大きくなりそうですね!
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カイくんを帽子のように頭にのせる飼い主さん。頭にずっしりとフィットするカイくんですが、これでも小ぶりの体型だそうです。
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広島の猫カフェ「まねき猫」で、お行儀よくおやつ待ち中の猫たち。一番右に座っているのがメインクーンのコウガくんです。
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こちらはいつも仲良しの、メインクーンのチュロスくんとスコティッシュフォールドのティラミスちゃん。メインクーンはほかの種類の猫と比べても、大きめの体格だということが分かりますね。
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同じメインクーンでも、大きさには個体差があります。こちらは、9カ月のゼウスくんと1才7カ月のペルちゃんの写真です。ゼウスくんは月齢のわりに大きめ、ペルちゃんは小さめの体型だそうですよ。
世界で最も長い猫!世界記録をとったメインクーンたち
メインクーンの中には、「最も長い猫」の世界記録に認定された猫たちも!驚くほどでかい猫たちの動画をご紹介します。
アメリカのネバダ州に住んでいたストゥーウィーくん。2013年に8才で亡くなるまで、「最も長い尻尾を持つ猫」と「最も長い猫」の2つの記録を保持していたようです。伸びをしたときの全長は、なんと123cmだったというから驚きです。
イギリスのヨークシャー州に住むルドくんは、全長118cmのビッグキャット。2016年に世界記録を獲得したといいます。飼い主さんいわく、旅行のときにはルドくんを犬用のキャリーに入れる必要があるそうです。
そんなルドくんよりでかいのでは…と話題になっているのが、体長120cm、体重14kgもあるといわれるオマールくん。犬と一緒に遊んでいる動画を見ると、その大きさが伝わってきます。オマールくんが世界一に認定される日も近いかもしれませんね!
メインクーンは歴史がでかい!
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アメリカで最も古い歴史をもつ猫種のひとつ
メインクーンのルーツは、1600年代に開拓者とともにヨーロッパからアメリカ大陸へやってきた、北欧原産の長毛種だと考えられています。移民船の積み荷をネズミから守る目的で乗せられていたようです。
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
この猫たちが各地に広がるうちに、寒暖差の激しい環境に耐えられる、長毛で大きくたくましい体のメインクーンが生まれたのだとか。その後、農作物を荒らすネズミや害虫を退治するワーキングキャットとして、開拓者たちとともに長く暮らしていきました。
本やショーへの登場で有名に!
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
メインクーンが有名になったきっかけは、キャプテン・ジェンクスという名の白黒猫が本に登場したことです。また1895年には、コージーというメスのメインクーンが、ニューヨーク開催のキャットショーでベストキャットを受賞。世界的に注目を浴びました。
猫種として公認されたのは最近
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
そんなメインクーンですが、アメリカの家庭にはメインクーンに似た猫が多くいたことから血統猫としての確立は遅れ、猫種として公認されたのは1985年のことでした。今では、世界でも日本でも愛される猫種となっています。
メインクーンはパーツがでかい!
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フサフサの長い被毛
メインクーンの大きな特徴のひとつが、全身を覆う長い被毛です。とくに首回りとしっぽの毛量が多く、ゴージャスな印象も与えます。毛色はさまざまですが、ブラック・ホワイト・ブラウンなどの単色、縞模様が入るタビー、ブラック&ホワイトなどのバイカラーがよく見られるようです。
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
毛質は、毛の長さが不ぞろいで光沢のある分厚いシャギーコート。毛づくろいで飲み込んだ毛が胃や腸などに詰まってしまう「毛球症」になりやすいため、こまめなブラッシングを心がけましょう。毛玉に配慮したフードを与えるのも効果的です。
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
背中の毛は上から下にかけて長くなっており、フサフサと豊かな毛をたくわえたしっぽも魅力的です。その姿から、アメリカのメイン州のラクーン(アライグマ)と猫の交配によって誕生したという伝説が生まれ、メインクーンという名前の由来にもなりました。
顔や体の各パーツも大きい
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
メインクーンの顔は、大きな丸い目がやや傾斜してつき、目と目の間が離れているのが特徴です。顔の輪郭はわずかに縦長で、鼻筋は柔らかくカーブしています。
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
大きな耳はやや高めの位置につき、先端にリンクスティップと呼ばれる飾り毛があります。口元は四角く頑丈な印象です。
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四肢は筋肉が発達しており、中くらいの長さ。また足先の握りも大きく丸く、力強いです。
高音のかわいらしい鳴き声
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
体の大きいメインクーンですが、鳴き声は高音でかわいらしいことで知られています。「クルルル」「キューン」といった鳥にも似た鳴き声に、メロメロになってしまう飼い主さんも。ぜひ動画で聞いてみてくださいね。
メインクーンは器がでかい!
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
強い番犬のようなイメージ
その見た目から、強い番犬のようなイメージもあるメインクーン。実際に、オテをする、投げたおもちゃを取ってくるなど、犬のようなしぐさや遊びを覚えるメインクーンもいるようです。
大らかでフレンドリーな性格
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
しかしメインクーンは、その強そうな外見に反して、やさしく大らかな性格の猫が多いそう。人と長い間暮らすうちに、穏やかでフレンドリーな性格になっていったといわれています。
マイペースな一面も
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
このように人懐っこくて飼いやすいとされるメインクーンですが、マイペースな一面もあります。人との距離が近い分、人と対等であると考え依存しない猫が多いようです。
好奇心旺盛で活発
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ネズミを退治するワーキングキャットだった過去から、ハンター気質が強く残っており、好奇心旺盛で活動的な猫が多いともいわれています。運動不足でストレスを感じないよう、1日に5~10分以上、集中的に遊ぶ時間をつくりましょう。体が大きいため、遊ぶときは十分なスペースを確保することをおすすめします。
とにかく「でかい」メインクーン。見た目にも性格にも魅力がいっぱいで、一度飼ったらとりこになってしまいそうですね♡穏やかで飼いやすいとされる猫種ですが、体格や特徴にあったお世話をすることも大切ですよ。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『メインクーンの特徴・性格・飼い方』(監修:CFAオールブリード国際審査員 高野八重子先生)
参照/Instagram
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/nekonote
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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