女子学生を中心とした若者向けのサービスの企画・コンサルティングやSNS運用を提供するネオレアは、「2021年トレンド予測」のトップ10を発表しました。
週刊少年ジャンプで連載中の「呪術廻戦」が1位に輝いています。2位は関西ジャニーズJr.の7人組グループ「なにわ男子」、3位は韓国料理「カンジャンセウ/エビロールサムギョプサル」と続いています。
週刊少年ジャンプで2018年3月から連載している「呪術廻戦」が1位でした。人間が抱く負の感情から生み出された「呪い」と、それを祓うべく戦う「呪術師」の物語です。2020年にはアニメ化するなど、人気は急上昇中。作り込まれた世界観と、「死」や何気ない生活への奥深いセリフが人気の理由です。
関西ジャニーズJr.の7人組グループ「なにわ男子」が2位に入りました。デビュー前にも関わらず、映画やドラマ、バラエティなど幅広く出演し注目されています。ステージでは王道アイドルソング、バラエティでは関西弁というギャップが魅力の7人は、女子学生を中心に人気を集めています。
3位の「カンジャンセウ」「エビロールサムギョプサル」は、どちらも海老の韓国料理です。エビロールサムギョプサルは海老に豚肉を巻いて、とろけたチーズにフォンデュして食べるものです。カンジャンセウのカンジャンは醤油で、セウは海老を指します。海老の醤油漬けのようなもので、カンジャンケジャン(ケジャン=蟹)という料理もあります。ただ、海老のほうがリーズナブルなこともあり、エビロールギョプサルと同じく、じわじわと人気になりつつあります。
指原莉乃プロデュースで代々木アニメーション学院バックアップのもと、2017年に誕生した声優アイドル「LOVE」(通称イコラブ)が4位に。メンバーそれぞれが個性豊かで、たびたびSNSで話題となるなどバズってきました。顔を見たら、この子イコラブだったと思う子もいるはず。曲も王道アイドルソングからキャッチーなSNS向けの曲、トンチキソングなど話題になることが多いです。
5位は「骨格診断/顔タイプ診断」です。パーソナルカラー診断が去年と今年で大流行しました。イエベ(黄みよりの肌)かブルベ(青みよりの肌)かを診断できるアプリやサービスなども多くリリースされ、イエベやブルベかを基準にコスメを選ぶことが多くなっています。コスメ販売フロアにも「イエベさん向きコスメ」「ブルベさん向きコスメ」と、公式のポップを表示しているブランドもありました。パーソナルを重視した流れは肌の色だけでなく、骨格や顔のタイプにも。骨格は「ナチュラル・ストレート・ウェーブ」の3タイプが基本とされ、さらに顔の基本は16タイプもあります。
6位の「センイルケーキ」は、韓国語でバースデーケーキや誕生日ケーキを意味します。推しの誕生日に手作りする女の子が、日本でも急増しました。以前は推しごとのためのケーキでしたが、最近は専門店がオープンし、自分の誕生日ケーキがセンイルケーキの子も増えてきています。
7位の「ホカンス」は、ホテルで映え写真を撮影することを指します。空間的な映えがトレンドとなる中、学生もGoToでお洒落なホテルへの宿泊が可能になりました。もともとホカンスは韓国でトレンドでしたが、パリなどのヨーロッパ風のデザインを好む日本のフレンチガール層に人気となっています。
今をときめく7人組ジャニーズJr.グループ、通称「トラジャ」の相性で親しまれている「Travis Japan」が8位に。ダンス選抜グループなこともあり、Jr.の中でも抜群の表現力とダンスの実力でファンを魅了しています。YouTube開設後は、ダンス姿から想像できないキャラクター豊かなメンバーの面白さに惹かれファンになった人もいます。
9位の「もーりー(森英寿)」は、2020年下半期からTikTokで大人気となりました。ビジュアルのかっこよさ、ダンスや歌が上手くマジックができるギャップに加え、超がつく天然キャラクターで愛され力の高い彼は、瞬く間に大人気となっています。
2020年メジャーデビューした3ピーズバンドの「羊文学」が10位でした。壮麗かつ叙情的なオルタナ・ロックが特徴で、魅力はなんと言っても歌詞です。人間味あふれるエモく知的な歌詞にハマる若者が急増しています。