3月27日に京都で開催予定も…南アフリカ側が危機感「危険を冒す覚悟ができていない」
森保一監督率いるU-23日本代表は、3月27日にU-23南アフリカ代表との国際親善試合を予定しているが、拡大する新型コロナウイルスの影響を踏まえてU-23南アフリカ代表が来日を拒否する姿勢を見せており、試合キャンセルの可能性が浮上している。英公共放送「BBC」が報じた。
東京五輪を控えるU-23日本代表は、1月にタイで開催されたU-23アジア選手権で1分2敗と未勝利のまま、大会史上初のグループリーグ敗退という憂き目に遭った。本大会に向けて、3月27日に南アフリカ戦(サンガスタジアム by KYOCERA)が組まれている一方、同月30日にU-23コートジボワール代表戦(東平尾公園博多の森球技場)、7月17日にはノエビアスタジアム神戸で国際親善試合(対戦相手未定)が予定されている。
そんななか、ここにきてU-23南アフリカ代表との国際親善試合にキャンセルの可能性が浮上しているようだ。英公共放送「BBC」は「南アフリカは、新型コロナウイルスの発生に対する懸念から、3月に日本で予定されている親善試合にオリンピック代表チームを派遣しない予定だ」と伝えている。
南アフリカサッカー協会のゲイ・モコエナ会長は、日本サッカー協会に試合開催の再考を求めているという。「我々は再考するよう求めており、我々は断固として譲らない。選手たちの最善の利益のために行動しなければならない。選手の命を危険に晒せない。死亡者数は毎日増加しており、私たちは大きな危険を冒す覚悟ができていない」と語っている。
1カ月後に予定さている国際親善試合だが、予定どおりに開催されるのか。今後の動向に注目が集まる。
外部リンク