「ありがとうございます。うれしい」
「多分、(和田)アッコさんが私に作ってくれたやつだと思います。私がまだ15歳。アッコさんが『お前にデビュー祝いをやるよ』って、オートクチュールで作ってくださって。
「当時はホットカーラーを持って歩いて、髪の毛も全部自分で巻いていました。自己流で。衣装だって全部自分でアイロンをかけて」
「寝台列車で地方にもよく行きました。ホームに立ち食いそばがあって、停車時間が7分。ジジジジと鳴ったらすぐ戻らなくちゃいけないから、注文して早くでてきてくれないと……
「2時間ドラマの女王」として存在感あふれる片平も、若い頃の苦労に支えられている。