―福岡進出の狙いは。
「今進出しているところは大都市。まずは人口が多く、ユニークな食文化があるところでやっていきたいと考えている。九州エリアで福岡は欠かせない」
ウーバーイーツ日本代表の武藤友木子氏
―ユニークな食とは。
「例えばめんたいこなどで、もつ鍋店はすでに提供が始まっている。今後は屋台にも参画いただき、家や公園でも屋台の料理が食べられることを実現したい」
―福岡での開始時の利用状況と、浸透の鍵は。
「飲食店参画のスピードや配達員の登録状況は良いペースだ。(浸透には)利用者、飲食店、配達員3者のバランスが欠かせない。店の数や需要量など全て計算し、バランスを保ちながら全体を引き上げている。データ会社として腕の見せどころだ」
―福岡での競合は。また既存の運送業者の仕事を奪うことにはならないか。
「競合は意識していない。デリバリー(宅配)市場の伸びは大きいと考えており、市場の白地が大きくなる。一方で『ドアtoドア』で近距離の配達は誰もやっていないのではないか。仕事を取るのではなく、新しい市場をつくる側面が強いと考える」
―今後、福岡市内での提供エリア拡大や、九州の他都市で展開の予定は。
「他都市でも順次エリアを拡大しており、福岡も同じような展開を考えている。九州では、長い目で見れば広げたいが、直近で具体的なプランはない」
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西日本新聞
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