cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_7f45b0fa7cc7_小惑星発見を夢見る女子高生を描く4コマ漫画「恋する小惑星」テレビアニメ化 7f45b0fa7cc7

小惑星発見を夢見る女子高生を描く4コマ漫画「恋する小惑星」テレビアニメ化

2019年3月13日 07:00 映画.com ニュース

 「まんがタイムきららキャラット」(芳文社刊)で連載中のQuro氏による4コマ漫画「恋する小惑星(アステロイド)」のテレビアニメ化が決定した。

 同作は、進学先の高校で、天文部と地質研究会が合併してできた地学部に入部した15歳の木ノ幡みら(このはたみら)が、幼い頃に“小惑星を見つける”という約束を交わした真中あおと再会し、男の子だと思っていたあおが女の子だったことに驚きながらも、地学部の仲間たちとともに部活動に励む日々を描く。

 原作漫画の連載は2017年にスタートしており、既刊1巻。テレビアニメ化決定の発表に合わせて、公式サイト、公式Twitterアカウントがオープンしている。

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cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_0470a73a9120_水瀬いのり、劇場版「タガタメ」オリジナルキャラで主演!河森総監督は大絶賛 0470a73a9120

水瀬いのり、劇場版「タガタメ」オリジナルキャラで主演!河森総監督は大絶賛

2019年5月24日 21:21 映画.com ニュース

 アニメーション映画「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」の完成披露プレミア上映会が5月24日、TOHOシネマズ新宿で開催され、永坂カスミ役の水瀬いのり、エドガー役の逢坂良太、河森正治総監督、高橋正典監督、原作・プロデューサーの今泉潤が登壇した。

 全世界で800万ダウンロードを記録したRPGゲーム「誰ガ為のアルケミスト」を「マクロス」シリーズの河森が総監督、高橋が監督を務めた本作。引っ込み思案の女子高生・カスミが、突然召喚されてしまったバベル大陸で、仲間たちと共に、闇に支配された世界に光を取り戻す戦いを描く。

 劇場版オリジナルキャラクターであるカスミを演じた水瀬。最初は緊張したというが「アフレコの前に『タガタメ』の世界観やカスミというキャラクターを丁寧に説明していただいたので、収録のときには不安がなかった」と周囲のサポートに感謝。カスミの「普通の女の子」という部分を大事にしたとアプローチ方法を述べると「人間味のある女の子を意識しました」と語っていた。

 そんな水瀬に河森総監督は「第一声を聞いて、カスミという女の子の姿がはっきり見えてきた。自分に自信が持てないけれど、地味でも暗くもない。ふり幅がむずかしいキャラクターを見事に演じてくれました。水瀬さんにお願いしてよかったと」と大絶賛。一方の逢坂は「ゲーム版のキービジュアルではエドガーは、右上にポツンといるキャラクターだったので、(劇場版で)まさかメインになるとは……」と率直な胸の内を明かす。さらに「ゲームだとチャラくて女の子にも強いイメージだったのですが、劇場版はチャラさを抑えてくださいと言われました」と語ると「第一声が難しかった。最初のシーンは何度か撮り直しをさせていただいたんです」と収録現場の裏話を披露した。

 今泉プロデューサーは「この作品は河森総監督の40周年作品でもあります」と紹介すると「僕が生まれる前から監督をされてるキャリアの長い方なのですが、原作ものを手掛けるのは初めてなんです」と客席に報告。すると河森総監督は「手掛けたのが初めてなのではなく、完成にたどり着いたのが初めてなんですよ」と発言し会場を笑わせていた。

 「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」は6月14日から公開。

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cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_9b2fd5b46f3b_「五等分の花嫁」第2期製作決定 風太郎と5つ子姉妹のラブコメが再び 9b2fd5b46f3b

「五等分の花嫁」第2期製作決定 風太郎と5つ子姉妹のラブコメが再び

2019年5月24日 20:00 映画.com ニュース

 テレビアニメ「五等分の花嫁」の第2期の製作が決定した。メインキャストやスタッフ、詳細な情報などは、アニメ版公式サイトや公式Twitterで今後発表予定。

 原作は、「週刊少年マガジン」(講談社刊)で連載中の春場ねぎ氏による人気ラブコメ漫画。貧乏生活をおくる高校2年生・上杉風太郎が、全員美少女の5つ子の家庭教師となり、彼女たちを無事卒業させようと奮闘する姿を描く。2019年1~3月に放送されたテレビアニメ第1期では、のちに5つ子のうちのひとりと結婚式を挙げる風太郎の運命の日から2000日前にあたる林間学校のキャンプファイヤーまでを描いた。

 6月2日までは、東京・新宿マルイで「五等分の花嫁 POP UP SHOP in 新宿マルイ アネックス Vol.2」の開催も決まっている。グッズ販売や抽選会、謎解きイベント「五等分の花嫁×謎解きゲーム 赤点回避大作戦!」などが行われる。

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cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_1d0d3c17ca27_「空母いぶき」ヒット目指し出航、西島秀俊は原作者からの手紙に「感無量」 1d0d3c17ca27

「空母いぶき」ヒット目指し出航、西島秀俊は原作者からの手紙に「感無量」

2019年5月24日 17:06 映画.com ニュース

 かわぐちかいじ氏の人気コミックを実写映画化した海洋アクション「空母いぶき」が5月24日、全国331スクリーンで封切られ、西島秀俊、佐々木蔵之介、本田翼、市原隼人、深川麻衣、藤竜也と若松節朗監督が初日舞台挨拶を東京・TOHOシネマズ日比谷で行った。

 歴史上初となる自衛隊の防衛出動をめぐる24時間の攻防を描く内容なだけに、空母いぶき艦長役の西島は「かわぐち先生の原作はスケールがとにかく大きくて、テーマが深い。映画化は相当難しく、企画の段階から高いハードルがたくさんあった」と述懐。その上で「自衛官の方にたくさん話を聞くこともできたし、事前の準備をたくさんした。オールスタッフ、キャストが魂を込めて撮影したので、公開されてうれしい気持ちでいっぱいです」と語った。

 公開に際して寄せられた、かわぐち氏の手紙も読み上げられた。「製作陣の意志は、自衛隊を国防という本来の任務で、日本で初めて描くんだという強い思いだったと想像します。映像にみなぎる緊迫感は、国防という重要な問題を正面から描いている迫力です。原作者としてその映像に接することができ、これ以上の本望はありません」。

 西島は、「感無量です」と万感の表情。そして、「この作品に関わって、改めて今、自分が平和に毎日楽しく過ごしていられるのは、守ってくれる人がいるからだと実感した。見終わって、今の平和の大切さ、かけがえのなさを感じてくれたらうれしい」と真摯に語りかけた。

 一方、副長役の佐々木も「かわぐち先生は怖さを大切にしていて、それを感じてほしいとおっしゃっていた。正直、僕もひるみました。でも、この船に乗って良かった。拍手で迎えられ、報われた気持ちになります」と満足げ。いぶきに乗り込む記者役で、映画オリジナルのキャラクターの本田は「私が映画に出ていることの意味、自分の役割を見つけてやり通さなければいけないと思いながら演じました」と振り返った。

 関係者によれば、興収10億円突破が見込める出足だそうだが、若松監督は「まだ、ちょっと足りない。戦争を借りてはいるが、その先に見据えているものは平和。もっと多くの人に見てもらいたい」とアピール。藤が、「僕は150本くらい映画に出ているけれど、ヒット作に出たのは6本くらい。ヒットの幸せを味わってみたいなあ」と話し、登壇者や客席の笑いを誘っていた。

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cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_cb47569bc636_CLIP STUDIOで3年かけ個人製作した「絶望の怪物」 6月に名古屋・大須シネマで上映 cb47569bc636

CLIP STUDIOで3年かけ個人製作した「絶望の怪物」 6月に名古屋・大須シネマで上映

2019年5月24日 17:00 映画.com ニュース

 漫画家のコタニジュンヤ氏が個人製作した30分のアニメ「絶望の怪物」が、6月に名古屋・大須シネマで上映される。

 同作は、女子中学生の星野葵(アオイ)が、自分と家族の正体が醜い宇宙人の怪物だと知るところからはじまる。家族は人間の姿に化けるために薬を使っていたが、その薬がアオイだけに効かなくなっていく。

 元背景美術スタッフでもあるコタニ氏が、約3年間かけ製作。3月実施の完成試写会で配布されたインタビューによると、音響以外はプロデュースをふくめ全てひとりで手がけており、アニメーションについては、アニメーター経験がないままほぼ独学で作画ソフト「CLIP STUDIO」を使って仕上げているとのこと。過去にクラウドファンディングで570万円を集めようとしたが失敗し、働きながら製作を進めていたが、ビットコインへの投資で400万円の製作費をまかなうことができたという。

 大須シネマは、3月31日に開館したミニシアター。「絶望の怪物」は、6月10~23日の2週間、午後7時から上映される。鑑賞料金は1000円。

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cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_cab170d8515f_ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」に「ゲーム・オブ・スローンズ」脚本家が参加 cab170d8515f

ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」に「ゲーム・オブ・スローンズ」脚本家が参加

2019年5月24日 16:00 映画.com ニュース

 大ヒットシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の脚本家ブライアン・コグマンが、米アマゾン・スタジオが手がけるテレビドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」に脚本監修として参加することがわかった。

 「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターコンビであるデビッド・ベニオフとD・B・ワイスのアシスタントとして、企画の初期段階から同シリーズに携わってきたコグマンは、シーズン1「第一章:七王国戦記」の第4話「壊れたものたち」から最終章の第2話「七王国の騎士」まで、全8シーズンにわたり数々のエピソードで脚本を手がけてきた。

 米バラエティが入手した関係者の話によれば、コグマンは当初、同シリーズの放送局である米有料チャンネルHBOが準備中とされる「ゲーム・オブ・スローンズ」のスピンオフ番組のひとつに脚本家として参加する予定だった。しかし一向に進捗がないことに業を煮やし、2018年9月に大型契約を結んだアマゾン・スタジオに活動の拠点を移すことにしたようだ。

 英作家J・R・R・トールキンの傑作長編ファンタジー小説「指輪物語」をアマゾンがドラマシリーズ化する「ロード・オブ・ザ・リング」については、原作の第1部「旅の仲間」以前の時代が舞台ということ以外の詳細は明らかになっていない。コグマンは、すでに脚本の執筆に取りかかっているJ・D・ペイン&パトリック・マッケイの脚本家コンビを、コンサルタントとしてサポートするという。

 なお、コグマンは、ウォルト・ディズニーによる実写映画版「王様の剣」で脚本を担当することも決定している。

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cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_ee75a414a3dc_「グランベルム」OP主題歌は藍井エイル PVには石見舞菜香演じる新キャラ登場 ee75a414a3dc

「グランベルム」OP主題歌は藍井エイル PVには石見舞菜香演じる新キャラ登場

2019年5月24日 15:00 映画.com ニュース

 7月5日からMBS、TBSほか「アニメイズム」枠で放送を開始するテレビアニメ「グランベルム」のオープニング主題歌「月を追う真夜中」を、「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の藍井エイルが担当することがわかった。同楽曲の一部が聴けるオープニングプロモーションビデオも公開されている。

 藍井は「新曲『月を追う真夜中』は疾走感のあるアップテンポな楽曲になっています。“大事な人と一緒に紡いできた、たくさんの大切な思い出は、何者にも壊せない”と言うテーマで歌詞を書きました。タイトルは、どんなにつらく悲しいこと(真夜中)が近付いても月(大事な人との思い出)は陰らずに光り続けるという比喩で付けてます」と楽曲制作の舞台裏を明かし、「『グランベルム』では登場人物たちの人間性に驚いたり、心が苦しくなったりしたのですが、どのキャラクターもすごく個性的で魅力的でした。ネタバレになってしまうので深くは話せませんが、この作品は見る人たちの心にとても突き刺さる作品になっていると思います」と作品を紹介した。

 なお、オープニングPVには、新キャラクターの土御門九音と、彼女が操る“アルマノクス(魔法人形)”の雪月梅花も登場。九音は、代々続く陰陽師・土御門家の息女で、家を守る宿命を受け継ぐ、物静かな印象の中学生。声は「フルーツバスケット」の石見舞菜香が担当する。石見は「土御門九音ちゃんは、独特な感性を持った女の子ですが、冷静な態度の中にある熱い心や、時々みせる人間らしさ、不安定さを上手く表現できたらと思いながら演じておりました!」と収録を振り返っている。

 同作は、約1000年前に人々の生活を豊かにしていた魔力が消え去り、魔法が忘れ去られてしまった現代世界を舞台に展開されるオリジナルアニメーション作品。自分だけにできる“何か”に憧れる女子高生の小日向満月は、ある晩“アルマノクス”同士の戦闘に巻き込まれ、新月エルネスタ深によって窮地を救われるが……。YouTubeでは、第1話冒頭10分間の映像が公開されている。

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cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_f1866e99ad52_多様化する女性の幸せ描く「パリの家族たち」監督が注目する“母親という権力” f1866e99ad52

多様化する女性の幸せ描く「パリの家族たち」監督が注目する“母親という権力”

2019年5月24日 14:00 映画.com ニュース

 育児に不安を抱える大統領、シングルマザーのジャーナリスト、親離れできない息子を持つ舞台女優、無責任な恋人の子を妊娠した花屋、認知症の母の介護に悩む小児科医、母という存在に偏見を持ち、独身を謳歌する大学教授ら、パリで様々な人生を送る女性とその家族の姿から、多様化する現代社会での幸せの在り方を探る映画「パリの家族たち」が5月25日公開する。監督は実在の高校の問題児クラスの変化を描いた「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」で注目を集めたマリー=カスティーユ・マンシオン=シャール。来日したマンシオン=シャール監督に話を聞いた。

--今作は母親という存在を軸に、女性と社会との関わりを描いた作品です。

 「母親という存在は、人間にとっていちばん社会的なものだと思うのです。私たちがなぜ今あるのか、どのように人と関わるのか……そこには母親との関係が大きく影響していると思います。そして、子どもがいる場合はその影響が次の世代に渡っていくと思うのです。そういう意味で、この世界で命が循環し、その中で同じ間違いを繰り返すこともある。母親との関係はある種の神秘、ミステリーだと思うのです。今作ではそれを探っていきたいと思いました」

--母を題材にした作品は数多くありますが、劇中で言及される“母親という権力”という着眼点は興味深いです。

 「私は母親という存在が怖いものだと考えます。子どもに対する権力が大きすぎ、何か間違ったことをすれば、その子どもだけでなく、その次の世代にもそれが伝わってしまう恐ろしさがあるのです。そして、私たち女性は、父親のことを簡単に批判します。それが正しい場合もありますが、それは母親が自分の力を父親に分け与え、共有しない、ということでもあると思います。この映画の中でのある女性が、『母親が一番なんでもわかっているんだから』と言うセリフがあります。同じような考えを持つ人は多くいると思いますし、そう言われて育てられたからだと思うのです。また、社会でその力を乱用する人もいるのです」

--登場人物のひとりに、乳飲み子を抱える大統領を選んだ理由を教えてください。

 「私は母親になるということでは、どんな女性も皆平等であるとことを描きたかったのです。自分はどうなるのか、それはなってみないとわからない部分があります。この大統領は、非常に知的な人物で、予期しない出来事は好まない。全てをコントロールしたい人。しかし、子どもの前ではそのコントロールを失ってしまう。そんな母性の神秘的な部分を描きたかったのです」

--前述の女性大統領のほか、シングルマザー、娘たちに嫌われる母親、親離れできない息子を持つ母、母という存在に偏見を持つ独身女性ら、それぞれの登場人物が、人間味溢れる描かれ方をしています。

 「そうですね、例えば3人姉妹の母親はかなり意地悪で、子どもたちから母親らしくなかったと非難されます。どのキャラクターもある意味で批判されるところがあると思うのです。逆に言うと、パーフェクトな母親というものはなくて、皆どこかしら、非難されるところがあると思うのです。そして、母親でなくとも、母の葬式を計画する娘、食事中に授乳する女性に反抗してわざと胸を出す女性など、ちょっと毒を持ったリアルな女性を描きたかったのです。一方で、理想的に描いたのは大統領の母です。誰に対してもジャッジしない、非難しない、忍耐強い女性です」

--監督ご自身も母親ですね。母親であることで理不尽な思いをしたことはありますか?

 「母親として理不尽な思いをしたことはありません。例えば妊娠したり、子が生まれて仕事を少し休まなければならないということは、どんなに理解があるパートナーがいても、そのパートナーには起こりえないことなので、それはフェアじゃないなと思います。そして、母親になることによって、キャリアにストップがかかることはあります。子どもの面倒を見るために、時間が割かれますし。映画の仕事をしている女性は、1作目を作ったら、次は脚本を書くようになる。それは家でできることですから。しかし、そういうことは他の仕事でも可能でしょう」

--ニュースなどを見ると、フランスは日本と比べて女性の権利が確立されているように感じます。

 「日本のことはわかりませんが、アフリカやアラブ諸国と比べると、フランスは最もアンラッキーな国ではないです。フランスの女性の参政権も第2次大戦後に得られたものなので、そんなに大昔からあったわけではありません。現在ももっと均等であったほうが良いこと、改善されるべきことはたくさんあります。10年ほど前に、私自身も小さなグループを立ち上げ、フランスの女性映画人の中で小さなネットワークが生まれています。お互い助けられるかどうかは別として、一緒にいて話し合ったり、社会や生活で感じる問題について声を上げはじめています」

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cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_25fa2b3ea3f9_大剣豪の真実に切り込む「武蔵」監督が明かす、“本物”への異例のこだわり 25fa2b3ea3f9

大剣豪の真実に切り込む「武蔵」監督が明かす、“本物”への異例のこだわり

2019年5月24日 13:00 映画.com ニュース

 「“本物”であればあるほど、人は感動します。見ている方々の心を動かそうと思ったら、しんどいこと、危ないこともしないといけない」。そう語るのは、約6年かけてオリジナル時代劇「武蔵 むさし」を作り上げた三上康雄監督。撮影の日々を振り返ってもらうと、現代では異例ともいえる強いこだわりの数々が明らかになった。

 三上監督が脚本・製作を兼ねた、史実に基づくオリジナルストーリーが展開する本格時代劇。小次郎の年齢を50歳半ばに設定し、若さみなぎる武蔵と円熟の小次郎による巌流島の決闘などを群像劇として描く。武蔵を細田善彦、小次郎を松平健が演じるほか、目黒祐樹、水野真紀、若林豪、中原丈雄、清水紘治、原田龍二、遠藤久美子、武智健二、半田健人、木之元亮らが共演する。

 中学から大学にかけて剣道の稽古に励んできた三上監督にとって、武蔵は憧れの人だった。これまでも数々の作品で武蔵が描かれてきたが、「今までの武蔵はマーベルのヒーローみたいに遠い人という感じがした」といい、「実は剣聖でもない、剣豪でもない、我々と変わらない“人間・武蔵”という部分を一番見てもらいたいんです」と、自ら史実を検証した結果を映画で表現することを選んだ。

 監督以外にも、脚本・製作・編集をひとりでこなしたからこそ「全部とことん突き詰めるから作品ができる」と妥協はせず、「一個一個が自分のなかで納得していく作業。逆に言えば、納得していないものを人に見せたらいけないと思う」と力を込める。

 長回しで撮った決闘シーンにおいては、ことさら“本物”の迫力を求めた。松平や目黒には、使用する刀に違和感がないよう、撮影前の早い段階から刀をわたしていたという。「特に、目黒さんには撮影の2年ぐらい前から刀をわたしました。『(目黒が演じる)沢村大学の刀ですよ、沢村が沢村の刀を持って現場に来てください』と言いました。目黒さんの刀の使い方は本当にすごかったです。所作の先生の道場に40回も自腹で通って、真剣で藁を切ることにも挑んだそうです。撮影していて、ここにいるのは目黒さんなのか沢村さんなのかわからないっていうこともあった。本物を撮ろうと思ったら、まずは本物を作ること。抽象的な言い方だけれど、本物の状態にまでなれば“本物”が撮れる」。

 自身が納得できるまでこだわった結果、劇中に登場する畑の大根は約1年かけて種から育てて撮影に使用した。しかし、大根にクローズアップされた場面はなく、物語の一風景として通り過ぎていく。「こだわって撮ったって、見ている人には関係ないことです。ただ、いい加減なものでごまかして自分を甘やかしてはいけないという思いがあったんです。昔、黒澤(明)さんも『赤ひげ』のときに、カメラには映らない棚の引き出しの内部に色が塗っていないのを知って、役者さんが見たらそれが表情に出ると怒ったという話がありました。結局、そういうことだと思います」。

 そんな三上監督の映画作りにおける原点は、尊敬するスタンリー・キューブリック監督にあるそうで、本作にもその影響が色濃く反映されている。「本作を読み解くキーワードは、キューブリックです。映像で語ること。セリフで説明してはいけない。1コマ1コマをデザインする。左右対称の画にするために、役者さんに『右に1センチ動いて』って細かく動かして撮影していました。徹底してこだわり抜くキューブリックは、僕の師匠です」。

 キューブリックの揺るぎなきこだわりを継承するオリジナルの時代劇映画が誕生し、「リアルさ、本物では大概の時代劇には勝ったと思っている。オンリーワンじゃない、ベストでしょう」と胸を張った三上監督。満足できるまで本物にこだわったからこそ、その言葉にも自信がにじみ出ていた。

 「武蔵 むさし」は5月25日から全国公開。

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cat_oa-eigacom_issue_7f45b0fa7cc7 oa-eigacom_0_88113574e153_藤原竜也×蜷川実花「Diner」撮影現場はアート&狂気全開!“美しき殺し屋”を描出 88113574e153

藤原竜也×蜷川実花「Diner」撮影現場はアート&狂気全開!“美しき殺し屋”を描出

2019年5月24日 12:00 映画.com ニュース

 藤原竜也と写真家で映画監督の蜷川実花が初タッグを組んだ異色サスペンス映画「Diner ダイナー」のメイキング写真が、撮影現場の様子とともに初公開された。藤原のほか玉城ティナ、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二がアート全開のセットに集結。垂涎の料理を前に、衝撃的かつ狂気的なシークエンスを紡いでいった。

 公開されたのは、東京・世田谷区の東宝スタジオで行われた貴賓室でのひと幕。元殺し屋の天才シェフ・ボンベロ(藤原)が店主を務める“殺し屋専用の食堂”に、東西南北のトップが親睦会を開こうと集ってくる。大胆でセクシーなマリア(土屋)、男装の麗人・無礼図(真矢)、一見穏やかな老紳士のコフィ(奥田)。蜷川監督が「美しい人、かっこいい人しか出てこないのは、私の映画の特徴かもしれません」と話すとおり、全員が個性的で危うげな美しさを放つ。そして、ボンベロと新人ウエイトレス・オオバカナコ(玉城)はフォーマルな服装で神妙に立っている。華やかな空気のなかには、抜き身のカミソリを向けられたかのような緊張感が漂う。

 セットでは、VIPのみが使用できるゴージャスな貴賓室を創出。天井から床までアートが“爆発”しており、咲き誇る花々、ボンベロが手がける神々しい料理、物語のキーアイテムとなる超高級酒“ディーヴァ・ウォッカ”の優美なボトル彫刻など、どれも各界のトップクリエイターが手がけた超一級品がそろっている。

 親睦会のメインメニューは、「アルティメット・セクスタプレックス」という耳慣れないハンバーガーだ。パティは牛、豚、鴨、小鹿、子羊、熊の6種を使用(スタッフ・キャスト間では熊肉が好評だった)を、金箔で覆われたバンズで挟み込み、上からナイフで貫くとともに周囲に生肉を薔薇のように散らしている。ボンベロに扮した藤原が、難解な料理名を淀みなく告げたのち、塔のようにそびえ立つバーガーを手際よく切り分けていく。実はこの料理、スペアが用意されていなかったが、藤原は「失敗は許されない」というプレッシャーを跳ね除け一発OK。現場を称賛の拍手が包み込んだ。

 あることから豹変したマリアが、ボンベロの首根っこを掴んで引きずり倒し、その手にナイフを深々と突き立てるという戦慄のシーンも撮影された。蜷川監督の「こういうパターンも欲しい」という要求を受け、藤原は「わかりました!」と二つ返事で、いともたやすく実行してみせる。「今回は最初から実花さんにすべてを委ねよう、自己を解放して向き合おうと決めていました。細かいアドバイスを取り入れていくうちに、自然とボンベロというキャラクターを作り上げることができました」と、その信頼は絶大だ。

 藤原は連日、過酷なアクションシーンにも身を投じていた。美しく飾られたセットは、殺し屋たちの死闘により儚く崩壊していく。ボンベロの真っ白なシェフ服は鮮血で赤く染まり、まとめていた黒髪も激しく乱れているが、そんな満身創痍の姿さえもセクシーだ。破滅しゆくものの美しさが、その場を覆いつくしていた。

 「今回は『今までで一番かっこいい藤原竜也を私が撮らなければ!』というハードルを自分自身に設けて臨んでいます」(蜷川監督)。圧巻は、藤原のガンアクションだ。桜吹雪が舞い散るなかカウンターを滑走し、両手に構えた銃を撃ちまくっていく。足にロープを縛りつけ、アクションスタッフが引っ張るという手法で撮影されたが、勢い余って藤原がカウンターから床に叩きつけられてしまった。

 現場全体が「まさか」と息をのむ。スタッフが駆け寄ると、藤原は立ち上がり、「大丈夫、大丈夫」と余裕の笑みを見せた。その後も、銃撃戦、肉弾戦、そしてワイヤーアクションを華麗な身のこなしで披露。蜷川監督は「もともとアクション映画を見るのは苦手」と公言しているが、今作ばかりは「こんなにアクションシーンでワクワクしたのは初めて。何度でも見たくなるような仕上がりになっていると思います」と自信をみなぎらせている。

 「Diner ダイナー」は、ほか小栗旬、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキらが共演。7月5日から公開される。

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