4月19日、トロント・ラプターズが渡邊雄太と本契約を結んだことを発表した。
渡邊は昨季までの2年間をメンフィス・グリズリーズでプレーし、昨年11月にラプターズとエキジビット10契約(2WAY契約に切り替えることができる無保証契約)。26歳のフォワードはプレシーズン3試合で平均4.7点、3.7リバウンド、フィールドゴール成功率57.1%、3ポイント成功率60%と結果を残し、12月20日にチームと2WAY契約を結んだ。
開幕後しばらくはベンチを温める日々が続いたが、1月末からローテーション入りを果たし、自身の武器であるディフェンスで存在感を発揮。1月29日のサクラメント・キングス戦ではキャリアハイを更新する12得点と、オフェンスでも好プレーを見せていた。
その後は故障者の復帰や自身のケガもあってコートに立つ機会が減っていたものの、今月に入って再びプレータイムが増加。4月10日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で14得点をあげると、16日のオーランド・マジック戦では自己最多の21得点と大暴れ。18日のオクラホマシティ・サンダー戦ではキャリア最長となる29分間の出場で10得点、4リバウンド、4アシストを叩き出すなど、4月は10試合で平均8.7点、4.2リバウンド、1.5アシスト、フィールドゴール成功率60.0%、3ポイント45.8%、フリースロー76.9%という成績を残していた。
渡邊は「努力し続けたかいがありました!」と喜びのコメント。そして「さらに上を目指してもっともっと頑張ります! 今後も応援よろしくお願いします!」と今後の決意を語った。
世界最高峰の舞台でたゆまぬ努力を続け、キャリア3年目で悲願の本契約を勝ち取った渡邊。“選ばれし者”のさらなる活躍に期待がかかる。
構成●ダンクシュート編集部