cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_f211b4b6e41f_俳優・大谷亮平が選んだ、次の時代に残したい平成の1冊は? f211b4b6e41f f211b4b6e41f 俳優・大谷亮平が選んだ、次の時代に残したい平成の1冊は? oa-davincinews

俳優・大谷亮平が選んだ、次の時代に残したい平成の1冊は?

2018年12月24日 20:00 ダ・ヴィンチニュース

大谷亮平

2003年に韓国で出演したCMがきっかけとなり、韓国で数々の作品に出演。2016年4月より日本での活動を開始し、連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で一躍注目を浴びる。現在、NHK連続テレビ小説「まんぷく」に出演中。
大谷亮平さんの著書『日本人俳優』のレビューはこちら

大谷亮平
2003年に韓国で出演したCMがきっかけとなり、韓国で数々の作品に出演。2016年4月より日本での活動を開始し、連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で一躍注目を浴びる。現在、NHK連続テレビ小説「まんぷく」に出演中。
大谷亮平さんの著書『日本人俳優』のレビューはこちら

外部リンク

cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_f7c1b72da50f_怒涛の9カ月連続放送! 今の『転スラ』を見逃すな!――『転生したらスライムだった件』音響効果・小山恭正インタビュー f7c1b72da50f f7c1b72da50f 怒涛の9カ月連続放送! 今の『転スラ』を見逃すな!――『転生したらスライムだった件』音響効果・小山恭正インタビュー oa-davincinews

怒涛の9カ月連続放送! 今の『転スラ』を見逃すな!――『転生したらスライムだった件』音響効果・小山恭正インタビュー

2021年5月17日 17:30 ダ・ヴィンチニュース

TVアニメ『転生したらスライムだった件 第2期』 (C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
 スライムに転生してしまったサラリーマンが始める新しい異世界ライフ! 主人公リムルは彼を慕い集った数多の魔物たちと<ジュラ・テンペスト連邦国>を建国し、「人間と魔物が共に歩ける国」というやさしい理想を形にしつつあった。だが、この世界には、魔物に対して敵意を向ける存在がいた――。
『転生したらスライムだった件』は、著者の伏瀬が小説投稿サイト「小説家になろう」で連載し、人気を集めた作品。川上泰樹によるマンガ版が執筆され、そのマンガ版をベースにアニメ化が行われた。アニメの第1期は2018年10月からスタート。第2期の第1部が2021年1月から3月まで放送され、4月からはスピンオフ作品『転生したらスライムだった件 転スラ日記』のアニメ版も放送開始。7月からは第2期の第2部が放送を予定している。
 今回話を聞かせてもらったのは、音響効果を務める小山恭正氏。音響効果とは、いわゆる劇中の効果音を制作するセクション。アクションシーンの剣劇の音、魔法の音、獣たちの鳴き声だけでなく、登場人物たちの動く音や足音まで、多彩な効果音を担当している。スライムから魔王まで様々なキャラクターが闊歩するファンタジックな世界をどのように「音」で表現しているのか。『転スラ』の音響面についてたっぷりと語っていただいた。

音響効果は、お客さんの目線を誘導することが一番大切

――アニメ『転生したらスライムだった件』のオンエア開始は2018年10月。まもなくオンエアから3周年を迎えます。お付き合いも長い作品になってきたかと思いますが、この『転スラ』という作品には、当初どんな印象を抱かれていましたか。
小山:アニメの「転生」ものが今のように主流じゃなかったときから制作を始めているので、当時は珍しい作品だなと思っていました。以前だと、主人公は苦労しながら強くなっていくものでしたが、『転スラ』にはそういう描写がほとんどない。ストレスフリーで物語が進んでいく感覚がとても面白いな、と思いました。
――『転スラ』の音響効果を制作するにあたり、コンセプトをお聞かせください。
小山:エンタメ作品なので、派手なところは派手に、気持ちいい音を付けるように。発想をあまり限定しないようにしています。たとえば、魔法陣が展開するときは、ビジュアルに科学的なイメージがあったので、機械的な音も付けてもいます。「ファンタジー作品だから機械の音はしない」といったルールに縛られないようにしています。
――いわゆるエンタメ作品として、わかりやすく音を付けていらっしゃるということなんですね。
小山:そうですね。リムルのサクセスストーリーですし、アクションがたくさんある話なので、カメラワークに効果音を付けたり、全体的にテンポを上げていくような音付けをしています。
――カメラワークにも効果音を付けることがあるんですね。『転スラ』はアクションシーンもあれば、大軍勢も登場するので、効果音の数も多くなりそうです。
小山:全部に音を付けると、お客さんの視聴環境のTV(ステレオ2ch)ではただ音量が大きいだけになってしまいます。音響効果は、お客さんの目線を誘導することが一番大切なんです。
――視聴者の目線を誘導する……具体的にどのような作業をしているのでしょうか。
小山:たとえば、モブ(群衆)が手前にいるところに、主人公たちが奥からやって来る映像があるとします。その場合は、手前のモブの足音のSE(効果音)は付けずに、主人公たちにSEを付けることで、お客さんの目線を持っていくわけです。あるいは、大規模な軍勢による戦闘シーンで、軍勢の中で主人公たちが戦闘しているときに、まわりの人たちの戦闘音を上げて、主人公たちの音を下げたら、何が何だかわからなくなる。カットごとに「ここで見せたいもの」を選別して、音を付けるもの、付けないもの、音量のレベルを上げるところと下げるところを見極めて、お客さんの目線を誘導していく。音響効果は「何を立たせるか」というのがポイントなんです。
――音響監督の明田川仁さんとの効果打ち合わせでは、どんなお話があったのでしょうか。
小山:基本的に任せてもらえています。自分はそういう現場が多いんですよね。アニメーションの現場は各分野のプロフェッショナルが集まっているので、各自の仕事が信頼の上で成り立っているんです。とくに『転スラ』は、かなりOKの幅が広いと思います。伸び伸びやらせてもらえているので、とても楽しい現場です(笑)。


スライムは生の音と楽器を混ぜて、かわいらしい音になるようにしています

――『転スラ』で音響効果を付けるうえで、リムルにどのような効果音を付けていますか。
小山:最初に、第1期監督の菊地(康仁)さんと、スライムの音の方向性を話し合いました。とくに第1期の第1話、第2話は、ほぼスライムしかいませんからね。あまり生々しい音を付けるとかわいくなくなってしまうし、かといってカートゥーン(海外の子ども向けアニメ)みたいな音にすると、かわいくなりすぎてしまう。そこで楽器の音などを混ぜて、アニメ的になりすぎないようにしていきました。全体のキモになる音だと思ったので、そのときにスライムの音をかなり作り込みましたね。
――リムルの跳ねる音、ぷにぷにする音、転がる音、すべる音など、スライムの様々な動きに音が付いています。
小山:ひとつの音に決め込んでしまうと単純になってしまうので、要所ごとに変えていきました。リムルが軽く動くときの音は、実は「水滴」の音なんですよ。または「ボトルの中に入っている水を揺らしたときの音」ですね。「ボトルの中の水の音」を加工すると、わりとSFっぽい音になるんです。また、リムルが汗を出すときは「水っぽい音」をさらにつけたり、大きく動くときはほかの音も混ぜています。ジャンプするときは「スプリングの音」を加工して、カートゥーン的な音になりすぎないように。着地のときは生の音にティンパニのような音を付けて、生音だけにならないようにしています。生音だけにするとリアルになりすぎてしまうので、かわいらしい音になるように、いろいろな音を混ぜているんです。
――動きだけでなく、感情にもあわせて効果音を付けていますね。
小山:びっくりしたときには、エイトビットのピコピコした音を入れていますね。スライムのときはいわゆる顔芸が多いので、そのリアクションにあわせてエイトビットの音と生の音を混ぜています。ただし、リムルで使った音は、他のキャラクターには使っていません。リムルの音はリムル専用にしています。
――この『転スラ』本編で使ったリムルの効果音は、『転生したらスライムだった件 転スラ日記』でも使っているんですか?
小山:『転スラ日記』でも、本編と同じものを使っています。お客さんに同じ世界観ということを見せなくてはいけないので、スピンオフだとしてもリムルの音は共通ですね。
――リムルが人間の姿をするようになってからは、どんな音を付けていますか。
小山:人間の姿になってからは、ごく普通の人間として音を付けています。女の子としての音を付けていますね。リムルは性別としてはわからないところがあるんですが、体形や体重、見た目に合わせた音にしているんです。最近、身体がちょっと大きくなっちゃいましたけど、女の子っぽい音の付け方はこれからも変わらないと思います。
――リムルは変化を続ける主人公ですからね……。ちなみに、男の子と女の子では効果音の付け方は変わるものなんですか?
小山:簡単に言うと、足音の重さが違います。女の子は、足音が軽くなりますね。あとは、女の子のときは優しい音をつけるようにしています。でも、それはあくまでニュアンスの違いですね。実際、リムルは最強ですから、戦闘シーンは激しい音を付けています。
――この『転スラ』にはいろいろなモンスターや動物が出てくると思いますが、そういった音はどのように付けていったのでしょうか。
小山:『転スラ』では、モンスターも基本的にアフレコで声を入れているんです。そこに、こちらで音を足すようなかたちが多いですね。たとえば、ランガのギャグシーンでは、アフレコで演じてくださったお芝居に、こちらで音をいろいろと足しています。
――アフレコのときに、ランガ役の小林親弘さんは吠え声や鳴き声などのお芝居を収録しているそうですね。
小山:そうなんです。小林さんが全部演じてくださっていて、その声だけでも十分面白かったんですが、シーンのギャップを出そうと思って、そのうえに犬の甘えた声や鼻息などをこちらのアドリブで足したんです。序盤の話数でそういった作業をしたら、現場で評判が良かったので、レギュラー化してその後もずっと付けています。結果、自分の仕事を増やしてしまったかたちになりましたね(笑)。
――モンスター系はキャストさんのお芝居と、小山さんの効果音の共演ということですね。
小山:ヴェルドラも最初に出てきたときは、ギャグ的な印象があったので、いちいち動くたびに重い音を付けて、その重量感をギャグにしていく、ということをやっています。
――第2期第1部の最後にはヴェルドラが再登場しました。
小山:やっと登場しました。でも、復活したヴェルドラは人間の姿になっていたので……もしかしたら、あのドラゴンの重い音は今後使わないかもしれません(笑)。

TVアニメ『転生したらスライムだった件 転スラ日記』 TOKYO MXほかにて毎週火曜23:00~放送中 (C)柴・伏瀬・講談社/転スラ日記製作委員会

音を付けるときは、設定や裏設定を知りすぎないほうが良い

――『転スラ』の音響効果で特徴的なものはありますか?
小山:『転スラ』の特徴をもうひとつ挙げるとすると、テロップ(大賢者の解説シーン)ですね。テロップのところは面白いです。大賢者のシーンはスーパーコンピュータがすごい演算をしているんだろうという設定を個人的に考えて、効果音を付けています。リムルの成長に合わせて、大賢者も少しずつ意識が芽生えていって、クールなだけでなくユーモラスな感じになっていくんです。リムルが間違ったときは、効果音で「ブッブー」みたいな音を付けて、ギャグみたいな表現にしています。
――第2期第35話の大賢者から智慧之王(ラファエル)へ進化するシーンは、まさに効果音も含めてドラマがありました。あのシーンは大変だったのでは?
小山:そうですね。でも、第2期で一番大変だったのは、ヒナタ(・サカグチ)とリムルの戦闘シーンです(第30話)。あそこは作画とカッティングが良くて、しかも戦闘中はほとんどしゃべっていない。絵と効果が主役になるカットも多かった。効果音の乗りが良い話数でした。
――やはり作画が良いと、効果音も乗りやすいんですね。
小山:絵がすごかったので、効果音も負けないようにしたいなと。音数も多かったんですが、それだけでなく、単純に気合も入っていましたね。
――リムルが暴食者(グラトニー)を発動したときは、かなりドロドロとした音がついていましたね。
小山:スライムが暴走しているイメージですね。あそこはイメージ優先で音をつけていました。これだけ長く関わっていると主人公チームに思い入れがあるので、音で主人公たちをブーストする、応援していく、みたいな感じがあります。
――『転スラ』は剣と魔法の世界でもあります。魔法の描写については、どのように効果音を付けていきましたか?
小山:音を付けるときは、設定や裏設定を知りすぎないほうが良いと思っているんです。とくに音響効果って裏設定に縛られやすいんですね。たとえば、ロボットの音を付けるときに「実は裏設定でロボットじゃないんです。動力は人工筋肉なんです」と言われたら、見た目がロボットであっても、違う音を付けざるを得ない。ダビング(音響作業の最終工程)をするときに「何か足りないな」と言われてしまう。しかも、原作を読めばわかるという設定もあると思うんですが、アニメだけを見ている人に伝わらないといけませんから。アニメの絵を活かすためにも、なるべく情報を入れず、絵(映像)のインスピレーションを優先して付けていますね。
――第2期はとくに大規模な魔法の発動シーンがありました。第34話の「神之怒(メギド)」は、どのようなイメージで音を付けようと考えていましたか。
小山:「神之怒」には、リムルが動いたときに付けていた「ボトルの中で水を振ったときの音」を混ぜていきました。絵的にもそういう要素がありましたし、音としてもそこに引っかけるのが面白いなと。軽い音だけど、やっていることは禍々しい。そういうバランスを考えて音を作っていきました。
――1万5000人の兵士を殺戮する、かなり衝撃的なシーンでした。その見え方のバランスをかなり調整しながら作っていったんですね。
小山:絵的に、血がほとばしるような描写もなかったので、こちらも血の音を一切つけませんでした。神之怒のシーンをさらっと描いている分、それ以外のシーンはかなりエグい音を付けています。とくに異世界人の3人(ショウゴ、キララ、キョウヤ)のシーンでは、派手な音を付けていきました。
――『転スラ日記』ではどのように効果音を付けていったのでしょうか。
小山:全体的なコンセプトは変わらないんですけど、監督(生原雄次)の意向で、『転スラ日記』では、あまり音で説明をしない方向性になっているんです。ゆるやかな日常を表現したい、ということだったので、カメラワークがついても音を付けないようにしています。ただ、動きに細かく音を付けているので、音数はあまり変わっていませんね。
――本編もいよいよ第2期の第2部が始まろうとしています。
小山:楽しみですね。この先の話の続きが気になるので、どんどん続きをやってほしいです。このままライフワークとして『転スラ』を続けていけたら良いなと思っています。
取材・文=志田英邦
小山恭正(こやま・やすまさ)
音響効果技師。『シドニアの騎士』『PSYCHO-PASS サイコパス』『ガールズ&パンツァー』『ソードアート・オンライン』『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』などを手掛ける。

外部リンク

cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_f6e9842794b8_大谷翔平も実践したアイディア発想法「マンダラート」とは? f6e9842794b8 f6e9842794b8 大谷翔平も実践したアイディア発想法「マンダラート」とは? oa-davincinews

大谷翔平も実践したアイディア発想法「マンダラート」とは?

2021年5月17日 06:30 ダ・ヴィンチニュース


3×3マスでアイデアがどんどん湧いてくる?

“マンダラート”は、仏教の絵画などで見かける「曼荼羅」と「アート」を組み合わせた造語。デザイナーの今泉浩晃さんが考案したアイデア発想法で、曼荼羅と同じく中心から放射状に思考を広げていくのが特徴です。
 やり方は簡単で、3×3の9マスを用意して中心に「メインテーマ」を設定。あとは残る8マスに、メインテーマから連想される単語を書き込んでいくだけです。たとえば「売上アップ」がメインテーマだとしたら、「顧客層」「価格」「材料」「販売方法」などといった8単語をイメージ。マスを全て埋めたら周囲に新しい3×3マスを作り、最初の8マスに書いた「販売方法」などの単語を中央に置きます。そしてまた周囲の8マスに連想する単語を書き込んでいくというサイクル。
 マンダラートのルールは「無理矢理にでも全てのマスを埋める」ところ。きちんと考え抜いて8マスを埋めることで、思いもよらない発想が飛び出すといいます。
 実際にマンダラートを活用している人からは、「“自由に考えて”と言われるのは辛いけど、8マスなら埋められる。考えをまとめるのにも役立つし、やっていてすごく楽しい」「無意識に固まっちゃってる頭をほぐすために便利。強制的にひねり出すのがいいのかな」といった声が相次いでいました。

大谷翔平も実践した目標達成ツール

 マンダラートは“目標達成”に役立てることも可能。中央マスに目標を設定したら、周囲には「目標達成の手段」を書き込んでいきます。この方法で躍進したのが、現在メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手。
 大谷選手は「ドラ18球団」という目標を中心に書いた時、周囲には「体づくり」「コントロール」などを設定。そして「体づくり」のために、「柔軟性」「可動域」「食事 夜7杯 朝3杯」などの具体的なプロセスを書き加えていったそうです。漠然とした目標から「今やるべきこと」を切り出して努力した結果が、今の大活躍に繋がっているのかもしれませんね。
大谷翔平が花巻東高校1年時に立てた目標達成表

 「アイデアが出ない」「目標達成の方法がわからない」という時は、思考を整理するためにマンダラートを活用してみてはいかがでしょうか。
おすすめの動画はこちら

外部リンク

cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_77d5cea0289d_物価も賃金も停滞する「安いニッポン」の行きつく先は? 77d5cea0289d 77d5cea0289d 物価も賃金も停滞する「安いニッポン」の行きつく先は? oa-davincinews

物価も賃金も停滞する「安いニッポン」の行きつく先は?

2021年5月17日 06:30 ダ・ヴィンチニュース

『安いニッポン 「価格」が示す停滞』(中藤玲/日本経済新聞出版)
 東南アジアの多くの国々にとって、日本が豊かさへと導く教師だった時代はもはや過去のこと。今や、諸国にとっての反面教師(つまり、しくじり先生である)と格下げされていることをご存じだろうか。
 いったい日本は何をしくじっているのか。それが、この20年来、物価上昇が見込めないデフレが続いている現状、なのだという。
 単純な消費者目線だけで見れば、物価が安いことは多くの人にとって大歓迎。でも、多くの消費者が知らないのは、今の状態が続けばこの先、日本がどうなるのかという未来予想図だ。その決して喜ばしくない青写真の数々を、さまざまなアングルから映し出して見せてくれるのが、『安いニッポン 「価格」が示す停滞』(中藤玲/日本経済新聞出版)だ。
 冒頭の日本のしくじりの現状を、本書の言葉で再度説明しておくとこうなる。
 日本の物価やサービスの価格が世界標準から見ても安い理由について、「一言で言えば、日本は長いデフレによって、企業が価格転嫁するメカニズムが破壊されたからだ」というアナリストの指摘を紹介し、本書はこう続けている。
製品の値上げができないと企業がもうからず、企業がもうからないと賃金が上がらず、賃金が上がらないと消費が増えず結果的に物価が上がらない──という悪循環が続いているというわけだ。
 単純ながらも抜け出せない負のスパイラル、沼なのである。と同時に、「物は安く買いたい、でも給料はたくさん欲しい」が叶わぬ夢であることも明確になってくるだろう。
 本書はまず、いかに日本の物価が安いかを、グローバル展開しているディズニーやダイソー、マックなどの価格比較等のデータを使いながら説明していく。
 例えば、多くの日本人が高いと感じているディズニーの入園料(8200円※)であっても、パリ(約1万800円)、フロリダ(約1万4500円)、香港(約8500円)、上海(1万円以上)と比べて世界最安値水準だ。
 しかも、パリやフロリダ、上海は需要に応じて価格が変動するダイナミック・プライシングを導入しており、ここに掲載した価格よりも高い日もあるという。
(※2021年3月20日以降、東京ディズニーリゾートの入園料もダイナミック・プライシングが導入され、8200円〜8700円となった。また、各国の入園料は本書のデータを引用)
 また、こんなエピソードも紹介されている。タイの大戸屋では、日本で約900円のホッケ定食が、その約3倍の値段なのにもかかわらず、ヘルシーで美味しいと大人気なのだそうだ。
 前述のように、高いサービスや商品でも需要があるのは、その国では国民の所得が増えているからに他ならない。そこで次に本書は、なぜ日本では給料が上がらないのか、その構造を他国と比較しながら分析していく。
 そこに見えてくるのは、年功序列や横並び昇給といった、時代遅れの日本型賃金制度が未だ多くの企業に横たわっている現状だ。
 本書は、こうした状況では、海外から優秀な人材を雇用できず、国際競争力を失っていくことを指摘する。その打開策として「ジョブ型雇用」「役割型雇用」「ロール型雇用」など、新たな提案もいくつか記されているので、興味のある方は本書で学んでみてほしい。
 さて、このまま安いニッポンが続くとどうなるのか。本書がまず指摘するのが「買われるニッポン」だ。
 その筆頭として紹介されているのが、北海道のニセコ地域である。外資マネーの流入により、この一帯は多くの外国人が拠点を構え、物価も外国レベルなのだという。
 次いで紹介されるのが、優秀な技術を持った中小企業の相次ぐ買収の事例だ。外資マネーの触手は、製造業分野の技術ばかりではなく、日本のお家芸ともいうべき、アニメ技術やアニメーターたちにも伸びている。
「市場が拡大する中国にとって、日本のアニメーターは喉から手が出るほど欲しい。日本の年収の3倍でも軽く出せるので、今後も中国勢からの人材引き抜きは激しくなるだろう」(帝国データバンク飯島大介)
 こうしたコメントとともに、本書は、中国系企業やネットフリックスなどが、いかに日本の優秀なアニメ技術と人材を手中にしようとしているかをレポートする。
 買われるニッポンはまた、「買い負けるニッポン」でもある。
 本書は、国際競争力を失いつつある日本が、優秀な人材ばかりでなく、「魚さえも買い負ける」現状を伝えている。
 世界的な和食ブームや健康志向から、水産物の世界相場が上がっているため、その相場についていけない日本が買い負けているのだ。わかりやすく言えば、今後、日本人の口に入りにくくなる水産物が多数出てくるということで、サーモン、ロブスター、タコはその筆頭なのだという。
 さて、こうしたデフレ社会からの脱却といった大きな問題については、個人レベルで何ができるか、思いあぐねてしまう部分はある。
 ただ、「安いニッポン」の現状とその未来を本書から学ぶことで、「安ければそれでいい」は、必ずしも正解ではないことが理解でき、価値観に変化の余地を与えてくれるはずだ。
 そしてまずは、値上げと聞くと即「反対!」となる前に、一歩立ち止まって、そうしなければいけない構造的な背景を理解してみることからはじめてはいかがだろうか。
文=町田光

外部リンク

cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_02d653befb18_続けるということ/富田美憂の「私が私を見つけるまで」⑰ 02d653befb18 02d653befb18 続けるということ/富田美憂の「私が私を見つけるまで」⑰ oa-davincinews

続けるということ/富田美憂の「私が私を見つけるまで」⑰

2021年5月16日 20:00 ダ・ヴィンチニュース

イラスト:富田美憂
ここ何回かアルバムについて、音楽についての話が続いたので、今回は私の好きなことについて話そうかと思います。
これは、いつもお世話になっているメイクさんとよくお話していることなのですが、
「好き」を続けることってとても難しくて、苦しい気持ちになるものだよねって話したりしています。
私は学生の頃から仕事をしていることもあって、学生の頃は「将来が決まっているから楽でいいね」とか「好きなことを仕事にできていいね」と言われることがありました。
私はそれを言われる度に、正直ムッとしてしまいます。
どんな仕事でも”楽しい”だけじゃないんだって思います。
皆さんもきっと、この感情になる瞬間があると思います。
夢中になればなるほど、本気になればなるほど、好きになればなるほど、苦しくなっていくこの気持ちはなんなんだろうなー。
悔しい思いをして落ち込む度に「辞めちゃえば楽になれるのに…」と思います。
でもたぶん「好き」なことだから苦しくなるんですよね。好きじゃなかったら、本気じゃなかったら失、敗しても負けても別に落ち込まないし、つらくならない。
そしてなによりお芝居も歌も、成功した時、満足いくものができたとき、そしてお客さんとひとつになれたときに感じるあの気持ちよさを知ってしまっているから、それがどうしようもなく「楽しい」から、楽しくて楽しくてしょうがないから、どんなに苦しくてもやめられない。
私という人間は、この仕事でしかそれを感じられない。だから続けています。だから楽しい。何よりも楽しくて好き。
夢中になりすぎて、酸素が足りなくなるような感覚になる、あの感じ。
手足の先がびりびりするような、あの感じ。
大袈裟な表現じゃなくて、ほんとにそういう感覚になるんですよ。
その感覚を味わいたくて、その感覚が好きで、何度も言うけれど楽しくて。
だからしんどい気持ちになっても続ける。
自分自身でこの仕事が「天職」なんだと胸を張って言うには、まだまだ足りないことがありすぎるけれど。
私なりに、私の「好き」を続けていきたい。

とみた・みゆ
1999年11月15日、埼玉県生まれ。2015年に声優デビュー。代表作に、TVアニメ『アイカツスターズ!』『ガヴリールドロップアウト』『メイドインアビス』『となりの吸血鬼さん』『京都寺町三条のホームズ』『荒野のコトブキ飛行隊』『ぼくたちは勉強ができない』『かぐや様は告らせたい?』『いわかける-Sport Climbing Girls-』など。2019年11月、1stシングル『Present Moment』で富田美憂自身名義の音楽活動をスタート。2021年6月30日、自身初となるフルアルバム『Prologue』をリリースする。

外部リンク

cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_9287b5e2b5cb_料理が大好きな男子高校生と料理が苦手な女性教師が仲良くお弁当作りに励み…? 凸凹なふたりにほのぼのしすぎ注意!? 9287b5e2b5cb 9287b5e2b5cb 料理が大好きな男子高校生と料理が苦手な女性教師が仲良くお弁当作りに励み…? 凸凹なふたりにほのぼのしすぎ注意!? oa-davincinews

料理が大好きな男子高校生と料理が苦手な女性教師が仲良くお弁当作りに励み…? 凸凹なふたりにほのぼのしすぎ注意!?

2021年5月16日 20:00 ダ・ヴィンチニュース

『凸凹のワルツ』(森野きこり/マッグガーデン)
 ひょんなことから始まる、身長約180cmの「凸」な女教師と160cm前後の「凹」な男子高校生の“不器用でおいしいレッスン”。
 …と書くが『凸凹のワルツ』(森野きこり/マッグガーデン)はインモラルなマンガではない。ウブな2人が、「好きになる」ではなく、「好き」を共有していく物語である。今のところは。
 あまりのほのぼのさに、ニヨニヨしてしまうので、ぜひ注意してもらいたい。

“何一つ恥ずかしくなんてない”“好きになるのに資格なんてないよ”

 自分の「好き」を他人に否定される恐怖。皆さんには経験があるだろうか。本稿のライターにはある。
 主人公は料理が大好きな高校1年生の春海(はるみ)。彼は子どもの頃、作った料理をみせた女の子に「ハルくん変! 男のくせに気持ちわるー」と言われたことがトラウマになっていた。
 それから料理は人前でみせるものではなくなり、ひそかな趣味となる。SNSに“ミハル”という匿名で自作の弁当をアップロード。味はもちろんだが「エモく」て「映える」見た目にフォロワーも多く、コメントをもらえたりするだけで気持ちは“あがる”。「自分の好き」を肯定されるのは嬉しい。学校ではまともに趣味を話す友達はいないが、彼にはこれだけでじゅうぶん…なはずだった。
 高校で古文を教える教師・水原の忘れ物を届けに国語科準備室を訪れたところから物語は展開する。
 そこには水原先生の手作り弁当があった。それは炭と見まがう代物…。思わず話しかけると“ミハル”のレシピ通り作ったという。春海は、思わず自分の弁当を差し出し、「食べるならこっちにしてくれませんか…!」と口にする。
 それはファンシーな花柄オムライス。美しく、おいしい。ミハルこと春海は作り方を語る。彼のくるくる変わる表情をみた水原先生に「料理が好きなのね」と気づかれた春海は、「おかしい…ですよね」とつぶやき、走って逃げ出す。が…水原先生に追いかけられ、屋上に追い詰められ、「全然おかしくなんかない!」と言われるのだ。
 先生はキュートなキャラクター・メロリンのキーホルダーをみせて告白する。彼女の趣味は「キラキラしてかわいいものを集めること」で、我ながらまったく“らしく”みえないのを自覚していると。
でも私はこの子たちが好きだし何一つ恥ずかしくなんてない
好きになるのに資格なんてないよ
春海くんはちっともおかしくない
 春海は水原先生が食べてくれたときの表情を思い出し、急にドギマギする。だが水原先生は春海を呼び止め、手を取って、「また春海くんのお弁当が食べたい」と言う。「おいしくて、かわいくて綺麗で、一瞬で好きになったから」、と。春海にとって、SNS以外で料理を褒められたのは初めてだったから悪い気はしない。
 春海は3日ほど考えたが、水原先生の主食が、菓子パンやお菓子と聞き、しかもこの3日それすら食べる気がしなくなったと聞き心配になる。「春海くんのお弁当を食べてから今まで食べていたものが味気なくなって」と言われ、また赤面する春海。彼は、自分が弁当を作るから先生も自分で弁当を作ってきてほしい、と言う。「添削します。自炊はできるようになったほうがいい」。
 教師と生徒の“内緒”のドキドキ逆レッスンは、こうしてスタートした。

不器用に料理でワルツを踊る2人。心が通じ合ったその先はどうなる…?

 好きなものを好きだと言う。相手が生徒だろうと気にしない。本作のヒロイン・水原先生は、身長約180cm。その上背と、呪術が使えると噂になるほどの雰囲気から「巨神兵」などと呼ばれていた。何もかもが明かされているわけではないが、素直で愛らしい。
 おにぎりが作れただけ、卵を割れただけで喜ぶ。メロリンのキャラ弁当がかわいすぎて食べるか悩む。思春期の少年ではコロっといくだろう色気もある(口元のほくろもいいのです)。そして水原先生は春海と一緒に料理をしていくうち、特別な感情を抱きつつあるのに気づく…。
 禁断のラブ・ロマンスな雰囲気は、ほんのりとある。けれど本作の魅力は「好きなものは好きでいていい、誰かと好きを共有できるのは幸せ」だと感じられるところだ。
 現実に「流行ったり、多くの人に認められて一般化したり」した趣味以外は、特殊なものとされてきた。本作は、「〜オタク」と呼ばれてきた本稿のライターのような人たちの気持ちを穏やかにしてくれる。
 スローテンポのワルツのように、手を取り合ってゆっくりと踊り、進む…かもしれない、2人の行く末も期待して見守りたい。
文=古林恭

外部リンク

cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_916806d4e506_【最新話レポ】阿部寛がズバっと正論! ドラマ『ドラゴン桜』第3話、人を見下す秀才に突きつけられた現実とは 916806d4e506 916806d4e506 【最新話レポ】阿部寛がズバっと正論! ドラマ『ドラゴン桜』第3話、人を見下す秀才に突きつけられた現実とは oa-davincinews

【最新話レポ】阿部寛がズバっと正論! ドラマ『ドラゴン桜』第3話、人を見下す秀才に突きつけられた現実とは

2021年5月16日 19:00 ダ・ヴィンチニュース

『ドラゴン桜2』16巻(著:三田紀房/講談社)
※この記事は最新話の内容を含みます。ご了承の上お読みください。
 2021年5月9日(日)に放送されたドラマ『ドラゴン桜』第3話。人を見下す秀才・藤井遼(鈴鹿央士)に厳しい現実が突きつけられ、視聴者から「スカっとした!」「心を入れ替えてほしい」と大きな反響が巻き起こった。
 天野晃一郎(加藤清史郎)や早瀬菜緒(南沙良)をはじめ、徐々にメンバーが増え始めた東大専科。とはいえ彼らの学力は中学レベルの問題にも苦戦するほどで、東大専科の教室を訪れた藤井からは「マジで受かると思ってんだ? このレベルで」と冷たいセリフが。一方で桜木建二(阿部寛)は藤井が優秀な生徒と知りながら、「お前に東大は無理だ」と言い放つ。
 桜木にも反発した藤井の提案により、東大の過去問を使ったテスト対決が決定。その後も藤井の態度は変わらず、彼より偏差値の低い担任教師もこき下ろされてしまう。ところがいざ対決がおこなわれると、桜木の勉強法を実践した東大専科が大勝利。まさかの敗北を喫した藤井は、驚きを隠すことができない。
 桜木は藤井の敗因について“性格の悪さ”だと指摘し、「人を見下し教師の手すら振り払い、お前はたった1人で勉強した。だがお前の失点は誰かの助言さえあれば簡単に避けられたものばかりだ」と説明。「周囲の人間を蹴落とし、自分ばかりのし上がろうとする人間を東大は求めていない」と言い聞かせるのだった。
 思いがけない対決の結果に、ネット上でも「最初から勝敗は決まっていたんだね」「これは自業自得だわ」などの声が続出。果たして藤井は、その態度を改めることができるのだろうか。
ドラマ『ドラゴン桜』
放送日:毎週日曜 21:00~
出演:阿部寛、長澤まさみ、高橋海人(※高は正しくははしごだか)、南沙良、平手友梨奈 ほか

外部リンク

cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_6150e627036d_裏切りに次ぐ裏切りで、物語の展開も、主人公の恋の行方もまったく読めない! 読まないと損するファンタジー『偽りのフレイヤ』 6150e627036d 6150e627036d 裏切りに次ぐ裏切りで、物語の展開も、主人公の恋の行方もまったく読めない! 読まないと損するファンタジー『偽りのフレイヤ』 oa-davincinews

裏切りに次ぐ裏切りで、物語の展開も、主人公の恋の行方もまったく読めない! 読まないと損するファンタジー『偽りのフレイヤ』

2021年5月16日 18:00 ダ・ヴィンチニュース

『偽りのフレイヤ』(石原ケイコ/白泉社)
『銀河英雄伝説』や『ゲーム・オブ・スローンズ』に人々が熱狂する理由のひとつは、「まさかその人が死ぬとは……」「あいつが裏切るなんて……」という容赦ないどんでん返しの連続が仕込まれているからだろう。マンガ『偽りのフレイヤ』(石原ケイコ/白泉社)もまた、同じ。とくにファンタジー好きならば押さえていて損はない……というよりむしろ読まないと損をする作品である。
 主人公は、小国テュールのさらに小さなテナ村で母と暮らす、泣き虫少女・フレイヤ。家族同然に育った幼なじみの兄弟――皇太子の近衛・黒騎士を務める兄アーロンと、一般兵の弟・アレクの帰りを待っていた彼女の平凡な日常は、ある日突然、変わってしまった。北の大国シグルズによる脅威が迫るなか、国の希望とされる王子が人知れず病で命を落とし、王子と瓜二つのフレイヤが身代わりを務めることになってしまうのだ。
 そこからがとにかく、怒涛の展開で息つく暇がない。必ず守ると誓ってくれたアーロンは、フレイヤと心が通じ合った矢先、1巻で早くもシグルズ兵に殺されてしまう。同じくフレイヤを想い続けてきたアレクは、兄の代わりに死ぬ気で近衛騎士に昇格するも、ある事件でフレイヤのために谷底へと落ちてしまう。それでも、敵国に通じた宰相によって陥落しかけた砦を守ろうと奮闘するも、思いがけない人物の裏切りにあい……。
 結局アレクの無事がわかり、内部の敵も一掃できたところで、シグルズに支配されたかつての同盟国・ナハトにフレイヤは向かうのだけど、ナハトではなぜか妃の侍女が国を支配していた。処刑人として恐怖を国中にまき散らす彼女に、王と妃も逆らえない様子。ナハトとふたたび同盟を結ぶため、6巻でフレイヤは国の問題を解決しようと奔走するのだが、これまた想定外の裏切りの連続で、「構成うますぎるやろ……」と唸るほかなかった。
 さらに5巻以降、少しずつ変化を見せているフレイヤの恋模様にも要注目。というのも本作の魅力は、フレイヤが最終的に誰を愛するのか、まったく読めないことにもある。順当に考えればアレクだが、その想いにうすうす気づいているフレイヤが、彼に恋をしているかといえばはなはだ疑問。だがアレクは、命を助けられるのと引き換えに森の民となにやら重大な取引をかわしたらしく、フレイヤのそばにいられない覚悟を決めている。その事実が知れたとき関係がどう動くのかが見どころである。
 だが今のところ見逃せないのは、白騎士・ユリウスとの関係。亡き王子への心酔ゆえに最初はフレイヤを疎んじていた彼は、悲しみを背負いながら強く美しく成長していくフレイヤにとうに心を奪われており、6巻でとある行動に出る。それに、フレイヤがまんざらではなさそうなのが、なんとも……!
 旅の途中、身分を隠したまま出会ったフレイヤにガチで求婚したシグルズ王は、さすがに恋の相手にはならないだろうが、その出会いが今後にどう作用していくかも注目である。
 それにしても、そもそもなんでフレイヤは王子とそっくりなのか? フレイヤの母は王宮とかかわりがあったのか? など、まだまだ明かされていない謎がてんこもり。とりあえず7巻では、ナハト国の人々が幸せになってくれることを願いつつ、先がまったく読めない以上、読者はおとなしく続刊を待つしかない。
文=立花もも

外部リンク

cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_141a47f385f0_『サザエさん』すてきな母の日を、波平・マスオが台無しに!「別の意味でサプライズw」 141a47f385f0 141a47f385f0 『サザエさん』すてきな母の日を、波平・マスオが台無しに!「別の意味でサプライズw」 oa-davincinews

『サザエさん』すてきな母の日を、波平・マスオが台無しに!「別の意味でサプライズw」

2021年5月16日 18:00 ダ・ヴィンチニュース

『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)
 母の日である5月9日に放送された『サザエさん』では、波平とマスオが子どもたちの計画を台無しに。視聴者からは、笑い声があがっている。
 そのエピソードは、作品No.8252「母の日サプライズ」。ある日サザエは、子どもたちが母の日にサプライズを計画していることを知ってしまう。「せっかく喜ばせようとしてくれてるんだから、知らなかったことにしましょう」とフネと話し合うも、フネは「サプライズってどんなふうに驚けばいいのかしら…」と困り顔。タイミング悪くそこにワカメが登場し、サプライズ計画が本人たちに漏れていると知る子どもたちは、“最終手段”に出ることにする。それは、本人たちに「されて一番嬉しいことを聞く」こと。
 しかし、フネに尋ねても「あなたたちが病気しないこと。あなたたちがイイ子になること。あなたたちが幸せになること」と、子どもたちに関する願望ばかりで、サプライズネタにつながるようなことはなかった。
 そして母の日当日。カツオたちが用意したのは、「自分たちも楽しく過ごせる。おでかけの日」で、「私たちが一番幸せなのはお母さんといることだもん」と、目一杯のおめかしをして映画に行くことにする。
 一方、波平とマスオは、家で夕飯の準備をすることに。サザエたちが楽しいおでかけから帰宅すると、そこにあったのは、おびただいしほどの鍋と皿の山。驚きで口がふさがらない面々に対し、波平は「わしらだって頑張ったんだ」と切なそうに語るのだった。
 素敵な母の日のエピソードに、とんでもないオチをつけた父親たちの奮闘に、視聴者から「これはヒドいww 磯野家の台所崩壊させやがったwww」「カレーを作るのに失敗する方法を逆に教わりたいぐらいなんだが…」「食品ロスと洗い物の山。 最高のサプライズやな」「今週の波平は中々にポンコツだったな… 料理下手にも程があるわ!!」「素敵だったなー。 最後の父親の業に爆笑したけれど」「別の意味でサプライズなんだがw」などと爆笑する声が多くあがっている。

外部リンク

cat_oa-davincinews_issue_f211b4b6e41f oa-davincinews_0_7d12592fb82e_【最新話レポ】堤真一&木村佳乃がお笑い担当? 大河ドラマ『青天を衝け』第13話、平岡円四郎夫婦の平和すぎるやり取りが話題 7d12592fb82e 7d12592fb82e 【最新話レポ】堤真一&木村佳乃がお笑い担当? 大河ドラマ『青天を衝け』第13話、平岡円四郎夫婦の平和すぎるやり取りが話題 oa-davincinews

【最新話レポ】堤真一&木村佳乃がお笑い担当? 大河ドラマ『青天を衝け』第13話、平岡円四郎夫婦の平和すぎるやり取りが話題

2021年5月16日 18:00 ダ・ヴィンチニュース

『NHK大河ドラマ・ガイド 青天を衝け 前編』(著:大森美香、監修:NHKドラマ制作班、編集:NHK出版/NHK出版)
※この記事は最新話の内容を含みます。ご了承の上お読みください。
 2021年5月9日(日)に放送された大河ドラマ『青天を衝け』第13話。一橋家側近の平岡円四郎(堤真一)と妻・やす(木村佳乃)のやり取りがコミカルに描かれ、「この夫婦面白すぎでしょwww」と視聴者を楽しませたようだ。
 新たな攘夷の道を探るため、従兄の渋沢喜作(高良健吾)とともに京へ旅立った渋沢栄一(吉沢亮)。2人は以前“一橋家に仕えないか”と勧めてきた円四郎を頼るべく、一旦平岡邸へ向かうことに。円四郎は不在だったものの、代わりに妻のやすが2人を招き入れた。
 ここで視聴者の笑いを誘ったのが、やすと円四郎の回想シーンだ。円四郎は出発前に「渋沢ってぇのがここを訪ねてくるかもしれねぇ」とやすに伝えており、「こ…… こんな顔と、こんな顔の若ぇやつだ」と話しながら2度大袈裟に顔を歪ませてみせる。
 なんともぞんざいな扱いだが、円四郎は栄一と喜作を評価している様子。2人が“平岡の家臣”だと示す証文をやすに託し、「俺の眼に狂いはねえ」「おめえと一緒になったんだって、おめえがただの口が悪いだけの美人だからじぇねぇ」と話す。やがてなぜか円四郎とやすはいい雰囲気になり、その状況を思い返したやすは栄一と喜作の前で「ちょっとやめとくれよ、なに昼間っから。フフフ……」と照れ笑いを見せるのだった。
 お茶目な円四郎夫婦に、ネット上は「今回の大河のお笑い担当やな」「この2人を見てると平和すぎてほっこりする」と大盛り上がり。これから栄一とどのような絡みを見せるのか、円四郎夫婦にも注目しよう。
ドラマ『青天を衝け』
放送日:毎週日曜 20:00~
出演:吉沢亮、橋本愛、高良健吾、草彅剛 ほか

外部リンク