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「ヤバすぎる可愛さ!」新垣結衣の魅力爆発グラビアにファン大興奮【マガジン46号】

2017年10月21日 20:00 ダ・ヴィンチニュース

『週刊少年マガジン』46号(講談社)
 女優・新垣結衣が2017年10月18日(水)に発売された『週刊少年マガジン』46号の表紙&巻頭グラビアに登場。ファンから「マジで癒し感がハンパない…」「ヤバすぎる可愛さ!!」と大反響が巻き起こっている。
 主演映画「ミックス。」の公開を控えて、1年ぶりに『週刊少年マガジン』に登場した新垣。今回は7ページにわたるグラビア+単独インタビューに加えて、映画で共演した瑛太とのインタビューも掲載されており、まさに“秋のガッキー祭り”となった。
 グラビアでは、「誰にだって同じように朝は来る」というコピーとともに、寝息が聞こえてきそうな寝顔も披露した新垣。また寝起きを表現したのか前髪が無造作に乱れた表情や、自然光に包まれた中で、凛とした雰囲気を漂わせた横顔に迫ったカットも掲載。
 単独インタビューで、映画がロマンティックコメディーということもあり“リアリスト”か“ロマンチスト”か尋ねられた新垣。その答えは「多分リアリスト」ということで、「何か新しいことをやるときも結果をすごく想像します。ビビりなのかもしれません(笑)」「それで、新しいことを中々始められないんです」と語っている。またオフの日には「ひたすら寝ます。四度寝とかする時もあります」と、多忙な女優らしいプライベートを明かした。
 魅力があふれた“秋のガッキー祭り”にファンは大興奮。「ふだんマンガ誌は買わないけど今回は即購入しました」「仕事休んでガッキーのグラビアだけ見ていたい」「ありえないレベルの清涼感と存在感…」「秋のガッキー祭り最高かよ」といった声が溢れ返っている。
 瑛太が加わったインタビューでは、試写会の際に新垣と瑛太の“あるシーン”で女性客から「ヒャッ!!」と声が上がった、といったエピソードも紹介。新垣のグラビアと映画の裏話も聞けるインタビューで、じっくりと魅力に触れてほしい。

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cat_oa-davincinews_issue_bac582edb1b7 oa-davincinews_0_4cd84772a834_『東京喰種』の石田スイが全面プロデュース! 少年歌劇×シミュレーションゲーム『ジャックジャンヌ』 4cd84772a834 4cd84772a834 『東京喰種』の石田スイが全面プロデュース! 少年歌劇×シミュレーションゲーム『ジャックジャンヌ』 oa-davincinews

『東京喰種』の石田スイが全面プロデュース! 少年歌劇×シミュレーションゲーム『ジャックジャンヌ』

2020年8月6日 20:00 ダ・ヴィンチニュース

限定ユニヴェールコレクション スペシャル収納BOX(マットPP仕様)
『うたの☆プリンスさまっ♪』を筆頭に、数多くの乙女ゲームを発表してきた株式会社ブロッコリーが新たに送り出すのは、『東京喰種 トーキョーグール』の石田スイ氏がキャラクターデザイン・イラスト・シナリオすべてを手掛ける本格シミュレーションゲーム『ジャックジャンヌ』。プロデューサー・山下大介氏のお話とともに、その内容と魅力を紹介する。

性別を隠し少年歌劇の世界で夢を追う少女の物語

 男性歌劇の最高峰と言われる劇団・玉阪座。その管理下で役者を育てつつ公演を行うユニヴェール歌劇学校に、立花希佐は2つの条件付きで入学を許された。一つは、1年の最後に行われる最終公演で主演になること。もう一つは、女性である事実を隠し通すこと――。
 夢を叶えるため、日々稽古に精を出す希佐と仲間たちの青春を描く『ジャックジャンヌ』は、スポ根と恋愛、2つの要素を両立させたシミュレーションゲームだ。彼女が所属するクラスは“透明に輝く才能の原石”を意味する〈クォーツ〉。仲間6人のうち、誰を公演のパートナーに選ぶかで、役者への道筋はもちろん、恋愛模様も異なってくる。用意されたエンディングは20以上。公演の優勝を争う、勝利をめざし踊る〈オニキス〉、絢爛たる歌声をもつ〈ロードナイト〉、暗躍せし奇才〈アンバー〉という3つのライバルクラスの生徒たちとどう絡んでいくかも見どころである。
 しかしいちばんの注目は、なんといっても『東京喰種 トーキョーグール』で知られる石田スイ氏の美麗なるイラストだろう。キャラクターデザインだけでなく、約160枚のイベントイラストもすべて石田氏による描きおろし。さらには「素晴らしい企画」と賛同した石田氏みずからメインシナリオ制作への協力を申し出て、『東京喰種 トーキョーグール』のノベライズを担当する十和田シン氏とともに手掛けたというから驚きだ。そのボリュームは小説20冊以上、細部まで丹念に練られた世界観とキャラクタードラマが期待できる。
「作るなら、最高の乙女ゲームを徹底的に作りたい」という石田氏の熱情と、「乙女ゲームのジャンルを超えたヒットコンテンツを作りたい」という株式会社ブロッコリーの信念。その2つが掛け合わせられたとき生まれる、至上の物語――。12月3日の発売を、今はただ座して待つのみである。

石田スイが描く魅力的なキャラクターたち

(1)立花希佐(CV:寺崎裕香)
本作の主人公で、ジャックとジャンヌのどちらも演じる可能性をもつ1年生。ジャックエースとして「ユニヴェールの至宝」と呼ばれた兄・立花継希をもつ。
(2)根地黒門(CV:岸尾だいすけ)
3年生。クォーツの組長。ジャック(男性役)・ジャンヌ(女性役)両役をこなすだけでなく、舞台脚本執筆から演出まで手がける。エキセントリックな性格で周囲を振り回す。
(3)世長創司郎(CV:佐藤 元)
1年生。立花希佐の幼なじみで唯一秘密を共有する相手。立花継希と3人で演劇ごっこをした過去も。ジャック志望だがジャンヌに配役される。想いを表現するのが苦手。
(4)高科更文(CV:近藤孝行)
3年生。その華やかさと舞踏力でアルジャンヌ(女性役の主役格)を任されている。飄々としているが、勘は鋭い。かつて立花希佐の兄・立花継希のパートナーだった。
(5)白田美ツ騎(CV:梶原岳人)
2年生。少女のような容姿をもつクォーツの歌姫(トレゾール)。芝居・ダンスへの関心は薄いが歌に対してはストイック。個人主義だが、洞察力は優れている。
(6)睦実 介(CV:笠間 淳)
3年生。ジャックエース(男性役の主役格)として高科更文を支える。寡黙で1人の時間を好むが、クラス内には常に気を配り、困っている生徒がいれば手を貸す優しさも。
(7)織巻寿々(CV:内田雄馬)
1年生。立花継希のようなジャックエースになりたいと憧れている。不器用だが、クラスのムードメーカー的存在で、誰に対しても物怖じしない気さくな性格。

重厚なストーリーと本格リズムアクションが楽しめるゲームシステム

ストーリー
1年を通じて行われる公演は5つ。その過程で誰と親密度をあげるか、どんな結果を残すかでエンディングは変わる。公演は、作中作としてキャラクターたちの演技のもと楽しめるので必見。

リズムゲーム
公演本番を彩るのは、キャラクターの歌声が楽しめる歌唱パートと、ダンスが展開されるリズムパート。生楽器による演奏のもと、未経験者から上級者まで楽しめる音楽ゲームを用意。

*ゲーム画面は開発中のものです

ゲームプロデューサー 山下大介インタビュー

歌劇を通じた成長とその先にある恋愛を楽しんでほしい
「男性も楽しめる少女マンガ」と石田スイ氏も言う本作。ターゲット層を当初想定していた女性から広げ、性別を問わずに楽しめるものを、と制作過程で進化した。
「個人的には、少女/少年マンガの区別は単なるとっかかりでしかなく、おもしろければそれでいい、という認識です。でも実際は、男性が少女マンガや乙女ゲームに手を伸ばすのはなかなかにハードルが高い。“あなたも好きになってくれていいんだよ”と手を差し伸べてくれる存在があって、初めて未知のジャンルに踏み入ることができるんじゃないかと思ったんです。我々ブロッコリーが制作するのは女性向けの恋愛ゲームという印象が強いかと思いますが、『ジャックジャンヌ』はその限りではありません。少年たちの歌劇という設定のもと、シナリオを読むアドベンチャーゲームだけでなく、リズムアクションゲームも充実させています。どちらも手を抜かず、独立して販売してもおかしくないクオリティを目指しましたので、恋愛ゲームはちょっと苦手、という人でも楽しめるつくりになっているはずです」

才能に比例して個性も爆発しているクォーツの仲間たち。六者六様の魅力をもつ彼らと、全力で青春を味わってほしい。
 現実が恋愛だけでは成立しないように、本作においても「恋愛は歌劇を通じて成長した先にある一つの結果にすぎません」と山下さんは言う。
「傾向として、少女マンガは“他人を通じて主人公が救われる”、少年マンガは“主人公を通じて他人が救われる”ところに魅力がある気がしていますが、性別を超えて愛される作品は例外なく、その2つを両立させています。そして、主人公のみならず周囲のキャラクター全員に、一人の人間として魅力があり、個々の成長が生々しく感じられるものになっている。『ジャックジャンヌ』もそうありたい、と思いました。そのために、恋愛に移行する前にまず人としての絆を育む過程を描きたい。だから、選んだキャラクターと歌劇でも恋でもパートナーとなるエンディングを用意する一方、仲間たちと協力して学校の闇と対決する、恋愛抜きのルートも用意しました。前者はロマンティックで、後者はアツい。共通するのはどちらも“青春”を楽しめること。従来の乙女ゲームを超えた『ジャックジャンヌ』という唯一無二のジャンルを楽しんでもらいたいと思います」

性別を隠したまま、男性役も女性役も演じる主人公。歌劇の、そして恋のパートナーとして、誰とどのような絆を育んでいくのか……。
 その唯一無二性を成立させているのが、石田スイ氏とのタッグ。
「繊細なタッチと鮮やかな色彩から紡がれる世界観が素晴らしいのはもちろんですが、石田先生はとにかく発想の引き出しが多いんです。ふだんの会話でも『その考え、どこから出てくるんだろう』と驚かされますが、本作はその神髄を余すところなく感じられるものになっています。また、先生の『作品の完成度を高めたい』という想いのもと、作中楽曲にいたっては声優さんや制作人が、ゲーム楽曲としては異質なほど時間をかけてレコーディングを行いましたし、公演パートの3Dダンスは、乃木坂46の振付を担当したSeishiroさん監修のもと開発したりと、ふだんゲームをしない方でもさまざまな角度から楽しめるはず。ゲーム好きの方には、何度でもやりこめるように難易度を設定したり、隠し要素を仕込んだりしているので、長く深く味わっていただけると思います。今後は、動画配信サイトなどでゲームとは異なる形で世界観を味わえる企画もご用意しますので、ゲーム機を持っていない方もぜひチェックしてみてください」
やました・だいすけ●1991年、兵庫県生まれ。ソーシャルゲームのプランナーを経て、『ジャックジャンヌ』に参加するため株式会社ブロッコリーに入社。本作がプロデューサーとしてのデビュー。石田スイ氏いわく「入社3日目で重要な会議の進行を任されたりするというかわいそうなやつ」。
取材・文:立花もも(c)Sui Ishida/BROCCOLI
ジャンル:少年歌劇シミュレーションゲーム
対応機種:Nintendo Switch/Nintendo Switch Life
発売日:2020年12月3日
価格:通常版・ダウンロード版 各7800円(税別)
限定ユニヴェールコレクション 1万2300円(税別)
原作・キャラクターデザイン:石田スイ
シナリオ:十和田シン、石田スイ コンセプトアート:浪人
音楽:小瀬村 晶 振付:Seishiro
企画・発売元:株式会社ブロッコリー
詳細は公式サイトをチェック! https://jackjeanne.com/

限定ユニヴェールコレクション スペシャル収納BOX(マットPP仕様)
*画像は開発中のものです

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失踪した隣のお姉さんの秘密/バラシ屋トシヤの怖い話

2020年8月6日 20:00 ダ・ヴィンチニュース

Instagramフォロワー数14万人!! ギャグとホラーを掛け合わせたストーリーで話題のWEB漫画家のバラシ屋トシヤさんがダ・ヴィンチニュースに登場。薄気味悪さがクセになる“バラシ屋トシヤ”ワールド全開でお届けいたします。隣に住むお姉さんは美人でスタイルも良くて優しい。そんなお姉さんが一月前に失踪事件を起こした…。

バラシ屋トシヤ

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イケメン猫たちが猫カフェをオープン! 人間はなぜか猫の手を借りたがる…/佐伯さん家のブラックキャット⑥

2020年8月6日 19:00 ダ・ヴィンチニュース
cat_oa-davincinews_issue_bac582edb1b7 oa-davincinews_0_f74c44e85781_希代の美術家・会田誠と同世代の美大生・浪人生…「最低の夜」に何が起きたのか? f74c44e85781 f74c44e85781 希代の美術家・会田誠と同世代の美大生・浪人生…「最低の夜」に何が起きたのか? oa-davincinews

希代の美術家・会田誠と同世代の美大生・浪人生…「最低の夜」に何が起きたのか?

2020年8月6日 19:00 ダ・ヴィンチニュース

『げいさい』(会田誠/文藝春秋)
 国内外を問わず、会田誠ほど独自のポジションと作風を確立した美術家は珍しいだろう。代表作「あぜ道」が中学校の美術の教科書に載る一方、評者も観覧した「会田誠展:天才でごめんなさい」(2012年)では性暴力や児童ポルノを肯定する作品があるとして、市民団体から抗議を受けた。
 その後も何かと物議を醸す作品を創り続けている会田だが、それは彼の突出した個性に付随する「毒」のようなものだと思う。そんな会田誠の『げいさい』(文藝春秋)は、彼と同世代にあたる美大生の立身出世以前の「修業時代」を綴った青春群像小説である。
 本書の舞台は多摩美術大学の学園祭(以下芸祭)の夕方から夜にかけて。主人公は東京藝術大学(以下藝大)目指して浪人中の二朗だ。芸祭での酒宴を軸にしながらも、彼が藝大に合格する以前、美術予備校に通っていた頃のエピソードが度々挿入される。苦い想い出の詰まった当時の心境や状況を、会田が小説のスタイルを借りて吐露している。
 高校時代に美術教師に教えを乞うた二朗は、佐渡から上京して藝大を受験するが、1次試験であえなく不合格。そもそも二朗は藝大受験にまつわる予備知識がなく、ストレンジャーのまま東京の美術予備校に入る。だが、そこで彼は藝大受験の特異さに驚くのだった。
 藝大は他大に較べて圧倒的に学費が安いこともあり、競争率が40倍近いという狭き門。芸祭の打ち上げに乱入する馬場は6浪だが、奇しくも日本画家の旗手である松井冬子も6浪の末合格している。
 本書は、日常的に美術を鑑賞したり制作したりしたことのない人にも面白く読めるはずだ。美大生だった読者は数々の「美大あるある」に膝を打ち共感するだろうし、そうでない読者は特殊な異世界を覗いたような感興を得られるからだ。
 藝大の受験は数学のような教科と対照的に、評価の基準が極めて曖昧だ。どれだけ個性的な作品を創る天才でも、藝大受験で成功するという保証はない。藝大受験には同校の基準に合わせた傾向と対策があり、時として強すぎる個性は邪魔にすらなる。多くの受験生がそこで葛藤を覚えるのだ。
 素朴で粗野と言われる二朗の作風は藝大には不向きだ、と予備校で評される。そこで彼は、荒々しくなりがちな作風を意図的に抑制するのだが、この匙加減が実に難しく、彼は思い悩む。
 芸祭で作品を絶賛された熊澤さんという女性も、空間が歪んだような不穏な雰囲気を漂わせる作品を創っていたが、予備校ではデッサン的に正しい、「普通」の絵に矯正された。二朗はこうした日本の美大受験ワールドを「奇妙な掟のある辺鄙な村」と喩える。
 芸祭の夜、二朗は連絡が途絶えていた恋人と久々に再会し、麻薬を嗜みながらディスコで踊りまくり、美術の未来を語り合う生徒たちの言葉に耳を傾ける。最後には狂騒的な雰囲気にのまれ灯油を頭から被り、火をつけようとするのだが……。
 会田曰く本書で描かれているのは、「僕の人生の中でも飛び切り最低な夜の出来事」だと回想する。だが、後に日本の美術界を席巻する彼にとって、これは必要な雌伏期間だったのではないか。
「青春は例外なく不潔である。人は自らの悲しみを純化するに時間をかけねばならない」と喝破したのは、戦後最大の思想家とされる吉本隆明だが、会田が言う「最低の夜」は、彼が本書を書き上げたことにより、純化/浄化されたのかもしれない。
文=土佐有明

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孤立死や自殺…訳ありの死を迎えた人の痕跡を消す「特殊清掃」の世界を描く話題作が文庫に

2020年8月6日 19:00 ダ・ヴィンチニュース

本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介!
サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を楽しむことができる、貴重なチャンスをお見逃しなく。
《以下の著者インタビューは単行本刊行時(2018年7月)の紹介です》

 人が死を迎えたとき、そこにはなにが残るのか。生の本質に迫るような問いかけに、ひとつの解をくれる小説がある。それが「第7回ポプラ社小説新人賞」で大賞を受賞した、『跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング』(前川ほまれ/ポプラ社)だ。
 本作で新人作家としてデビューした前川さんは、現役の看護師。否が応でも生と死に向き合わざるを得ない職業に従事する傍らで、小説を書き続けてきた。そんな前川さんにとって「死」とはなんなのか。そして、そこに残るものとは――。

“死”は人の営みの延長線上に存在する

 本作の主人公・浅井 航は、気ままなフリーター生活を送るいまどきの若者。しかし、ある晩、笹川啓介と出会ったことにより、見知らぬ世界へと足を踏み入れることになる。それは「特殊清掃」の世界。この特殊清掃とは、孤立死や自殺など、訳ありの死を迎えた人たちの部屋を訪れ、その痕跡を片付けるというもの。笹川はそれを請け負う会社を立ち上げている人物だ。そして浅井は、笹川からの要望を受け、軽い気持ちでその仕事を手伝うことになっていく。
 本作では、浅井と笹川というふたりの男を軸に、特殊清掃の世界から見た“人の死”が描かれる。その眼差しは実に真摯で、ときには痛みを伴うほどだ。前川さんはなぜ、小説のテーマに「死」を選んだのだろうか。
「“人の営み”を書いてみようと思ったことが、本作の出発点だったんです。そこまで壮大な物語にするつもりはなくて、ただ、人の生活の先になにかがあるのではないかと。手探り状態で書きはじめました」
 人の営みを描きたい。その想いが、自然と死を描くことへと向かわせた。そこで舞台装置として選んだのが、特殊清掃の世界だ。
「最初は葬儀屋さんの物語にしようと思っていたんです。でも、できればもう少しだけ日常生活に踏み込んだ仕事が書きたいなと思うようになって。それで見つけたのが、特殊清掃員という職業でした。そんな仕事があるのかと驚きましたが、人は生きている限り亡くなるものですし、孤立死することも決して珍しくはない。だからこそ、まだあまり知られてはいないものの、とても必要とされる仕事なのではないかと思ったんです。それから参考文献を読んだり、ドキュメンタリーを観たりして、特殊清掃に対する知識を深めていきました」
 看護師として死に近い世界にいる前川さんにとっても、特殊清掃の世界は未知。しかし、本作を執筆する上で難しかったのは、なによりも登場人物たちの心の動きを描写することだった。
「特殊清掃に使う器具や、その手順などは調べればすぐにわかるんです。でも、それに関わっている人たちの気持ちを理解するのがとても難しくて。浅井をはじめとするキャラクターたちが、揺れ動くさまを描くのに苦心しました」

客観性をもって“死”と向き合い活写した

 本作の人物たちは、それぞれの方法で死と向き合っていく。それは浅井や笹川だけではなく、彼らに特殊清掃をお願いする依頼主たちも同様。特に読者が最初に心動かされるのは、第2章で描かれる、息子を亡くした母親のエピソードだろう。前川さん自身、このエピソードに最も心を砕いたという。

「このエピソードに登場する母親は、私の実際の母親をモデルにしているんです。もしも私が死んでしまったら、母親はきっとこうするだろう。そんな風に想像しながら書き進めました。それと同時に、このエピソードが書けたことで手応えを感じたんです。これならきっと最後まで書けるはずだ、と」
 しかし、あくまでも大切にしたのは“客観性”。人の死という普遍的なテーマを描く上で、自身の価値観を押し付けないように注意した。それもあって、各エピソードの読後感は実にバラバラだ。胸が痛むほどの哀しみを覚えるエピソードもあれば、非常に後味の悪いものもある。
「極論を言ってしまえば、亡くなった人のことをすぐに忘れてもいいですし、受け入れられなくてもいいと思うんです。大切な人を凄惨な事件で亡くしてしまえば、きっとずっと受け入れられないとも思いますし。ただ、残された人は生きていかなければならないですよね。そのためにも、さまざまなエピソードを用意することで、いろんな選択肢があることを示したかったんです」

“作家デビュー”という夢を叶えて

 本作(単行本)の帯には、書評家の大矢博子さんがこんな言葉を寄せている。

“一気読みだった。上手い。主人公が「死とは何か」を考えるのと一緒に、読者も自ずと死について考えるようになる。”
 その選評の通り、本作は見事な作品だ。新人離れしている筆力だと驚く読者もいるだろう。しかし、前川さんは小説コンクールで受賞したことはもちろん、最終選考まで残ったことも初めてだったという。
「小説を書き上げたのは、これで7作目なんですが、どれもクオリティに疑問が残る出来で……。何度かコンクールに応募したこともありましたけど、一次審査を通るのが精一杯でした。だから、最終選考に残ったとご連絡をいただいたときは、正直、戸惑ったんです。こんなひねくれた小説なのに、本当にいいのかなって(笑)」
 仕事をしながら、小説を書き続ける日々。それは想像以上に大変だったはずだ。
「原稿用紙400枚以上のものを一本として、年間で最低でも3本は書くつもりで続けてきました。そこまで自分を追い込まないと書けないと思ったんです。でも、だいぶ心は折れかかっていました(苦笑)。全然報われないし、仕事をしながら書き続ける意味はあるのかなって」
 だからこそ、“作家デビュー”という現実を噛みしめるように、前川さんは顔をほころばせる。
「まさか、私なんかがデビューできるとは思っていなかったので、純粋に嬉しくて仕方ないんです。これまで書いてきた小説は、家族にも読ませたことがなくて。だから、登場人物たちは、私の頭の中でしか生きていなかったんです。でも、受賞が決まって編集さんとお会いしたときに、ごく自然と浅井や笹川の名前を呼んでくださったんです。それが本当に嬉しかった。私の頭の中にいたキャラクターたちが、外の世界に飛び出してきたような感覚でしたね」
「小説家で食べていくなんて難しいし、諦めていたんです」と笑う前川さん。しかし、まさにいま、その夢への第一歩を踏み出そうとしている。本作を機に、これからはプロとして小説を書くことが求められていくだろう。
「今後はプロとして、単純に面白いと思える作品、エンターテインメント作品を書いていきたいと思っています。そのためにも、まずは本作を大勢の方に読んでいただきたい。一冊の中にいろんなものが詰まっていて、なにかしら読んでくれた方にフィットするところがあると思うんです」

取材・文=五十嵐 大 写真=内海裕之

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cat_oa-davincinews_issue_bac582edb1b7 oa-davincinews_0_1a5183c800ec_平松可奈子「自分なりの座長像をつくりたい」――大人気歴史改変ファンタジー主演舞台への意気込みを語る! 1a5183c800ec 1a5183c800ec 平松可奈子「自分なりの座長像をつくりたい」――大人気歴史改変ファンタジー主演舞台への意気込みを語る! oa-davincinews

平松可奈子「自分なりの座長像をつくりたい」――大人気歴史改変ファンタジー主演舞台への意気込みを語る!

2020年8月6日 19:00 ダ・ヴィンチニュース

 断頭台で処刑されたわがまま皇女が12歳に逆戻り!? 前世の記憶と日記帳を頼りに、運命を変えようとする――。大人気歴史改変ファンタジーが満を持しての舞台化決定! 主人公ミーア役の平松可奈子さんにお話を伺いました。


好きな洋服や作品に出会うと、心がふわあっと、ときめく――舞台はそんな感じです

 アイドルグループSKE48を卒業後、女優活動をはじめとしてファッションブランドのプロデュースやアイドルユニット「虹色の飛行少女」のセンターなど、多方面で活躍中の平松さん。『ティアムーン帝国物語 断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー THE STAGE』で久しぶりに舞台に立つ喜びを語ってくれました。
「今年の春以降、予定していたお芝居の仕事やライブ活動が軒並み中止になってしまって、したいことができない苦しさと、こういう状況になって改めて自分はお芝居が好きだという気持ち。そんないろいろな感情と向き合いながら過ごしていました」
 平松さんが演じるミーア姫は、わがままだった前世を悔いて新たな人生を生き直すポンコツお姫様だ。ひたすら保身のために人助けをし、善行を積んでいくうちに、意図せずして周囲の人望を集めていってしまう。
「原作小説とコミックスを楽しく読みました。ミーア姫、かわいいですよね。本当は小心者なのに一所懸命ドヤ顔をつくって、実はいっぱいいっぱいというのが……その気持ち、よくわかります(笑)」
 意外にも平松さんにとって初の単独主演となる。
「2014年に初舞台を踏んで今年で7年目になります。最初は何もわからなくて、たくさん叱られて、褒められて、励まされて、一歩一歩少しずつ積み重ねてきました。SKE48時代からそうだったんですが、ライブや舞台という観客の皆さんの前でパフォーマンスをするのが、私はやっぱり大好きなんです。中でもお芝居は特別で、いつか主役をやりたいという目標をずっと自分の中で掲げていました」
 その夢がとうとう叶った。だけどそれだけに、プレッシャーも大きいのではないだろうか?
「それが座長という責任はしっかり感じているんですが、緊張はしていないんです。ステージに立つこと自体はずっとやってきましたし、今までに参加した舞台で素敵な座長さんをたくさん見てきました。その方たちから得たものを生かして、自分なりの座長像をつくりたいですね」
 今の自身にとって演じることは「何より嬉しい仕事」という。
「もちろんファッションも大好きで、プロデュース業は自分の特技であり需要もあると感じています。対してお芝居は、これまでの人生で経験してきた感情や気持ちを表現することができて、それはすごい快感なんです。好きな洋服や好きな作品に出会うと、心がふわあっと、ときめきませんか? 私にとって舞台はまさにそんな感じなんです」
『SORAは青い』の駒姫、『俺はヤンキーになりたかった。』の赤城希望、本作をオファーされたきっかけとなった今年2月の舞台『思春~遥かなるオヤジーデ~』の干物女子・小泉京香と、さまざまなキャラクターを演じてきた平松さん。ミーア姫のことを「遊べるポイントがたくさんある役」ととらえている。
「ストレートないい子ではなくて、性格的にややブラックなところがあるのが面白いですね。何度かお姫様の役は演じてきたのですが、ミーア姫のような役柄は初めてなのでわくわくしています。衣装もとても楽しみで、原作とコミックスでのミーア姫のファッションは、私がプロデュースをしていたブランド“ハニーシナモン”とちょっと似ているんです。マリー・アントワネットのような世界観という感じで。内面も外面もどこまでミーア姫を表現できるか、原作ファンの方々の期待に応えつつ、予想を裏切りつつ、彼女のいろいろな表情を見せていきたいです」
舞台版のあらすじ
革命の日、断頭台に立つひとりの王女がいた。彼女の心にあったのは、恐怖とそして後悔……断頭台にかけられた彼女が目覚めると、なんと、12歳のころの自分に戻っていた! 手には血塗れの日記帳。日記帳は彼女に語りかける。「再び断頭台に上がりたくなければ、帝国の危機を自らの手で救え!」。ワガママ姫[ミーア]は、 第一に、自分の命を守るため! そしてちょっぴり、帝国のみんなのために、やり直しの人生を生き始める。隣国の王子[シオン]と[アベル]、味方となってくれる文官[ルードヴィッヒ]と武官[ディオン]、未来を指し示してくれる日記帳たち[ルージュ]と[ブラン]と共に、ギロチン回避をきっかけとした、ドタバタ世直し劇が始まる!
取材・文=皆川ちか 写真=渡邉和弘

平松可奈子
ひらまつ・かなこ●1991年、愛知県出身。2008年にSKE48第1期生としてアイドルデビュー。13年に卒業後は舞台女優、ファッションプロデューサー、アイドルユニット「虹色の飛行少女」メンバーなど多岐にわたって活動を展開。現在新たなアパレルブランド「Chouette latte(シュエット ラテ)」を準備中。

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cat_oa-davincinews_issue_bac582edb1b7 oa-davincinews_0_b513886bcb42_すべての女性はメンヘラである。ダメな私も好きになれる「悩まないセブンルール」とは b513886bcb42 b513886bcb42 すべての女性はメンヘラである。ダメな私も好きになれる「悩まないセブンルール」とは oa-davincinews

すべての女性はメンヘラである。ダメな私も好きになれる「悩まないセブンルール」とは

2020年8月6日 19:00 ダ・ヴィンチニュース

『すべての女子はメンヘラである』(スイスイ/飛鳥新社)
「メンヘラ」という言葉を初めて知った時、これは自分のことだと思い、ギクっとした。誰かに依存し、底なしの愛情を求めても心は常に空っぽ。「消えたい」という感情にいつか殺されてしまいそうだった。
 その残骸は、今でも時々顔を出すことがある。だから、『すべての女子はメンヘラである』(スイスイ/飛鳥新社)に綴られていた言葉から目が離せなくなった。

“まるで、制御できない獰猛な野生動物が心に棲みついているようで、自分で自分が手に負えなかった。(中略)怒りや悲しみなど、感情の津波に飲み込まれそうになる夜も多く、何に悩んでいるかわからないほど常に何かに悩み、頭の中はいつも散らかり放題だった。”
 あ、私と同じだ。そう感じて、興味が湧いた。
 著者のスイスイさんは「いますぐきて」が口癖で、彼氏から「毎日そばにいるから」と言われたいがためにリストカットをするようなメンヘラだったが、現在の夫と出会って変わろうと決意。今では自分を「ハッピーリア充」と形容できるまでになり、ウェブメディア「cakes」にて、読者の悩み相談に答え続けてきた。
 そんなスイスイさんは本書で、自身の経験をもとにしながら、メンヘラの特性をユーモラスに解説し、独自に導き出した“脱メンヘラ術”を紹介している。

経験者だからこそ語れる「脱メンヘラ法」

 メンヘラな自分を変えたいと思い立っても、どこをどう変えればいいのか分からずに悩んでしまう。よく耳にする「相手に依存しない」や「趣味を持つ」というアドバイスは漠然としすぎていて、イマイチ頭に入ってこない。それができるなら、そもそもメンヘラになっていないと昔、筆者は何度も思った。対して、スイスイさんの「脱メンヘラトレーニング」は、どこをどう変えればいいのか具体的で実践しやすい。
 本書では斬新な脱メンヘラ術が全5章に分けて記されているのだが、中でも引きこまれたのが「大失恋をボーナスに」や「行動ファスティング」などというユニークな呼称がつけられた7つの「脱メンヘラトレーニング【実践編】」。このトレーニングは最愛の元カレとの恋から生み出されたものだ。
 その中でも特に染みたのが「メンヘラ気質を資源にする」という考え方。メンヘラ特性は自己嫌悪のもとになりやすいが、スイスイさんはそれを「才能」として捉え、活かそうと提案する。例えば、ネガティブすぎる一面もひとつの才能だと考えると、似たような人の気持ちに寄り添える自分の優しさに気づけたり、仕事への活かし方が見えてきたりするもの。こんな風に、「嫌な一面」をプラスに捉え、自己肯定感をあげるトレーニングなんて初めて知ったから驚き、感動した。
 スイスイさんがこうしたアドバイスを思い立った背景には「元メンヘラ」という過去を「黒歴史」ではなく、「宝」として受け止めていることが大きく関係しているように思える。

“メンヘラやメンヘラホイホイだらけで肩を寄せ合い自己嫌悪を煮詰めあったあの狭い世界でしか、得られなかったものは大きい。自分で言うけど、負の感情を味わい抜いた人は優しさの幅が広い。つまり結局私はやっぱり、井戸で過ごした日々も愛しいのだ。”
 メンヘラと聞くと、大半の人はリストカットをしたり、過剰に恋人を束縛したりする人を思い浮かべるだろうが、本当にそうした人たちだけがメンヘラなのだろうか。スイスイさんは、メンヘラを「感情コントロールが苦手で、暴走してしまう人」と表現した上で、こんな言葉を寄せている。

“性別問わず現役メンヘラのみなさんはもちろん、メンヘラの扱いに悩むメンヘラ関係者のみなさん、そして、ストレスや不安や孤独を抱え込みがちな、感じやすい、悩みやすいすべての人にも、どうか私の集大成を捧げたい。”
 一般的にメンヘラ認定されていない人にも本書を読んでほしい。「どうにもできない私」を好きになるための救済法が、ここにはあるから――。
 他にも、本書にはスイスイさんが辿りついた「悩まないセブンルール」や最愛の元カレからのあとがきなどが収録されており、最後までとことん楽しめるつくりになっている。
 メンヘラ要素を持つ不器用で不格好な自分でも、明日を見て生きていこう。そう思わせてくれる温かさが、本書にはある。
文=古川諭香

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夏の甲子園の復活劇!──『夏空白花』文庫化に「球児たちの無念さが分かるから、今読むとさらに泣けそう」と反響続出

2020年8月6日 19:00 ダ・ヴィンチニュース

『夏空白花』(須賀しのぶ/ポプラ社)
 全国の高校球児たちが熱いドラマを繰り広げる「夏の甲子園」。今年は新型コロナウイルスの影響によって開催が中止となり、やりきれない想いを抱えている人も多いだろう。そんな苦境のまっただ中で、失われた「夏の甲子園」の復活劇を描いた小説『夏空白花』が文庫化。ネット上で「甲子園大会がなくなった今だからこそ読みたくなりました」「球児たちの無念さが分かるから、今読むとさらに泣けそうです」と話題を呼んでいる。
 夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)が最初に開催されたのは1915年のこと。1941年には太平洋戦争の勃発によって地方大会の途中で中止となり、その後“空白の4年間”が存在する。『夏空白花』では敗戦直後の1945年を舞台として、甲子園大会が復活を遂げるまでの物語が描かれていく。
 主人公の神住匡(かすみ・ただし)は大阪朝日新聞の記者であり、かつて高校野球のヒーローになりそこねた男。神住は人々の熱い想いと祈りに触れ、戦争によって失われていた高校野球大会を復活させるために全国を奔走する。しかしそこで立ちふさがったのは思惑を抱えた文部省の横やりと、高校野球に理解を示さないGHQの強固な拒絶だった──。
 史実を踏まえた歴史小説でありながら、野球に魅入られた人々の青春が描き出されているのが同作の魅力。作品に触れた人からは、「電車の中で読んでいて、最後は涙腺が決壊しそうになった。野球っていいものだな、としみじみ思う」「いくつもの荒波を乗り越えていく展開に胸が熱くなった。夏にふさわしい、さわやかな読後感」「戦前から続く夏の甲子園大会にこのような復活劇があったとは、知らなかった。子どもたちに希望を与え、大人たちの士気を高めるために全国を行脚する記者の姿に深く胸を打たれる」といった声が上がっていた。
 作者は『革命前夜』や『また、桜の国で』などの作品を世に送り出してきた小説家・須賀しのぶ。須賀は執筆のために終戦日から1年分の大阪朝日新聞を読み込み、歴史の流れをつかんでいったという。
 作中で描かれる終戦直後の混乱は、奇しくも現在の状況と通じるところがある。今年の夏は甲子園大会の復活を祈りながら、記者たちの物語に胸を躍らせてみてはいかがだろう。

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「こんなにも残酷で悲しいお別れってある?」ジャンプ35号『チェンソーマン』、デンジ対アキ戦ついに決着!

2020年8月6日 17:34 ダ・ヴィンチニュース

『週刊少年ジャンプ』35号(集英社)
 2020年8月3日(月)発売の『週刊少年ジャンプ』35号に掲載された、『チェンソーマン』第79話。“銃の悪魔”に乗り移られてしまったアキの最期に、読者は「こんなにも残酷で悲しいお別れってある?」と心乱されているようだ。
 デンジとアキは公安対魔特異4課の先輩・後輩で、兄弟のように同じ家で暮らしている仲。同話ではそんな2人の戦いの結末を描いている。
 “銃の悪魔”に乗り移られ、幼いデンジと“雪合戦”をしている幻想を見続けるアキ。現実ではデンジとアキは死闘の最中で、デンジがいくら呼びかけてもアキの意志が戻る様子はない。
 無邪気に攻撃を仕掛けるアキに、なす術がないデンジ。しかし幻想の中で泣きながら雪玉を投げるデンジを見て、アキは「オマエが泣いてるトコさ… 初めてみたよ…」「…もうオレの負けだ…」と雪の中へ倒れ込む。その瞬間アキの幻想からデンジの姿が消え、アキは幼い頃に亡くなった弟と再会するのだった。
 一方アキの体をチェンソーで貫いたデンジは、呆然としたように膝をつく。どこか笑っているように見えるアキの死体と呆然とするデンジの対比に、ネット上では「アキ視点だと幸せな最期だったんだよね…」「笑うアキと呆然とするデンジ。正反対なのが余計につらいな」といった声が。漫画家の横槍メンゴも自身のTwitterで、「全身にちからがはいらない」とコメントしている。
 戦いに決着はついたが、兄弟のような人物を自らの手で殺めてしまったデンジ。まさに“最悪の結末”を迎えたと言えるだろう。

『チェンソーマン』8巻(藤本タツキ/集英社)

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