銭湯、ハマム、チムジルバン…呼び方は違えど、世界各地で親しまれる公衆浴場という文化。
公衆浴場の一番の目的は心身共にスッキリ穏やかになれていること (それとちょっと贅沢気分を味わうこと)。
それでは世界9カ国での公衆浴場の様子を覗いてみましょう。
テルメ・ディ・サトゥルニア — イタリア、サトゥルニア
木星VS土星の決闘の際に、木星が投げ飛ばした稲妻が地面に突き刺さり、治癒力のある熱い水が湧いて出てきたという神話があります。
その時の水が土星のスパとも呼ばれるテルメ・ディ・サトゥルニアです。火山の噴火口に位置する景色抜群のこのバブルバスは、何千年にも渡って愛されてきました。
ゲレールト温泉 — ハンガリー、ブダペスト
ブダペストの人気浴場の1つがゲレルート温泉施設。1919年にオープンし、2つの大浴場、3つの屋外プール、そして8つの温泉浴場を含めた13の入浴場があります。
また、施設内は美しいモザイクアート、彫刻作品、そしてステンドグラスで装飾されています。
ジャーロール・ハマム — トルコ、イスタンブール
オスマン帝国支配下で最後に建てられたハマムと呼ばれるトルコ式風呂ジャーロール・ハマムが建設されたのは、なんと1741年。
大理石の噴水やドーム天井などの美的建築は何世紀にも渡って丁寧に管理され続けてきました。
宝川温泉 — 日本、群馬県
美しい温泉で溢れる日本。中でも、最も写真映えするのは宝川温泉!この山荘の水には不思議な治癒力があると言い伝えられています。
この施設には3つの混浴風呂と1つの女性専用風呂があり、古来から訪問者たちの休息と憩いの場となってきました。
サンドゥノフスキエ・バーニャ — ロシア、モスクワ
1808年に建てられたサンドゥヌィ・バーニャ。ロシア最古の公衆浴場であり、モスクワで最も豪華な温泉施設と言ってもいいでしょう。
蒸し風呂や水風呂など8つの入浴部屋には、クラシックなローマスタイルからロシアのおとぎ話まで、それぞれ違ったテーマのユニークな装飾が施されています。
テルマス・ヘオメトリカス — チリ、プコン
チリのビジャリカ国立公園の中心地に位置するテルマス・ヘオメトリカスは世界で最も大きな天然温泉の1つ。
また、滝で涼んだり、屋外で「フォゴン」と呼ばれる焚き火が楽しめます。
ロイカーバート・テルメ — スイス、ロイカーバート
海抜およそ5000フィートの高さからスイスを見下ろす、アルプスの温泉の中で最も大きなロイカーバート・テルメ。10ある温泉は華氏109度にも達す、少し熱めです。
ブルーラグーン — アイスランド、グリンダヴィーク
アイスランドで最も人気の観光スポットの1つである天然温泉ブルーラグーン。色は青みがかった乳白色。
華氏102度に達する少し熱めのお湯には塩分、硫黄、シリカ泥が豊富に含まれ、ミネラル豊富なスクラブを全身で楽しめます。
スパ in ガーデンファイブ — 韓国、ソウル
ジャグジー、シャワー、伝統的なキルン式サウナ、マッサージテーブルなど様々な施設を備えるチムジルバン。
ほとんどが24時間営業なので、ソウルではお酒を飲んだ後に汗を流して二日酔いを防ぐという使い方をされることも。
スパ in ガーデンファイブなどの現代的なチムジルバンには、レストランやネイルサロン、本やボードゲームが楽しめるラウンジエリアまで完備されています。
この記事は英語から翻訳・編集しました。