10月31日のハロウィンを控え、アンネ・フランクの衣装を模したコスチュームが、Amazon.comで販売され、批判を集めている。
ユダヤ系ドイツ人のアンネ・フランクは第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害に遭い、16歳で亡くなった。拘束前の隠れ家生活を綴った『アンネの日記』は、今でも読み継がれる名作だ。ホロコーストの被害者である彼女を「コスプレ」の対象とすることが、物議を醸している。
@JerodMacEvoy
「私たちはいつだって、歴史の困難からも学べるのです。不幸なことに、第二次世界大戦は、かつて人類が体験したことのない衝撃を世界に与えました。同時に、この戦争は真実と勇気が何かであるかも明らかにしました。幼い少女だったアンネ・フランク。希望と日記しかなかった彼女は、予想もしなかったヒーローとなり、私たち皆に、インスピレーションを与えたのです。私たちも、彼女のような人から学べるはずです!
この製品は、第二次世界大戦のヒーローになって遊ぶためのコスチュームです。ボタンアップの青いドレスで、戦争をくぐり抜け、摩耗した風合いで、当時をしのんでいます」
CBS Newsによれば、この衣装は、Walmart.com, TheHalloweenSpot.com, ziggosparty.comなどのECサイトでも販売されていたという。
なんてひどいんだ!
BuzzFeed Newsの取材に対し、販売していたHalloweenCostumes.comは、「誤った判断だった」と謝罪した。
「この件で傷ついた方にお詫び申し上げます。いただいたご意見を真摯に受け止め、即座に販売を中止することといたしました。誤った判断について、重ねて、お詫び申し上げます」