オープニングには、日本展アンバサダーを務める市川紗椰さん(中央)、ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アートのアーカイブディレクター・レイラ・フレンチさんが登場。ストームトルーパーが来賓警護にあたった。
撮影:伊藤有
2019年8月8日から約5カ月間、東京・品川区の天王洲アイルでひらかれるスター・ウォーズの大展覧会「STAR WARS Identities: The Exhibition」が7日、プレス向けに初公開された。
この展覧会は12月に全国公開されるスター・ウォーズ完結編「スカイウォーカーの夜明け」を記念して、世界巡回展として開催されるもの。
会場は天王洲アイルの寺田倉庫G1。倉庫を改装した展示スペースだ。
アジア地域では今回の東京が初の展示となり、実際の映画制作に使われたアイテムや精密な模型、スケッチを含む展示総数は約200点が集まる。
会場の展示は、実物大の模型やハリウッド品質のリアルなエイリアンのミニチュアなどの実物展示がとにかく圧巻だ。劇中の特撮で使われた模型や、実物大のC-3PO、R2-D2、BB-8などのドロイドなどは、正直いつまでも見ていられるほど、精密に作り込まれている。
チケットは、大人3500円、小人2300円(いずれも当日券/税込)。
内覧でみかけた、特に印象的な展示の一部を写真で見ていこう。
展示会場の入り口の大きなロゴ。全体的に薄暗いムーディーな照明が気分を掻き立てる。
展示をまわる楽しみの1つ、配布されるID付きブレスレットをかざす「インタラクティブクエスト」。展示を巡ってスキャンしていくことで、自分の価値観が反映されたオリジナルキャラクターを創れるというもの。
展示の最初はストームトルーパーたちから。左右に新旧が並びます。
隣には賞金稼ぎボバ・フェットの姿も。歴戦の戦闘で傷ついたスーツがリアル。
エピソード7で登場以来、一躍人気キャラクターになったドロイドBB-8の実物大。意外と大きい。
BB-8の後ろにはスター・ウォーズを代表するドロイド、R2-D2とC-3POの姿が。もちろん等身大。
C-3POはちょっと前かがみ。しゃがむくらいの目線になると、視線があいます。輝き方、腕関節の細部の作り込みは、まさに本物。
エピソード1のポッドレースに参加したエイリアンたち。ミニチュアですが、質感がすごい。今にも動き出しそう。
シリーズのファンの間では微妙な存在ともいわれるジャー・ジャー・ビンクスのスケッチ。
初期3部作で最も記憶に残るシーンの1つ、炭素冷凍されたハン・ソロ。等身大。側面のメカ部分などの質感がすごい。
実物大のヨーダ。こう見えて、目にも止まらぬ俊敏な動きで敵を翻弄するジェダイ・マスターであることが、エピソード2のドゥークー伯爵との戦闘シーンで描かれた。
スター・ウォーズ大展覧会で最も見るべき展示の1つ。数mある巨大なスター・デストロイヤー。解説によると初期三部作の劇中で使われた模型のようだ。
巨大さに負けない、ものすごい密度の作り込み。艦橋部分など非常に細かくデザインされていることがわかる。
戦艦の展示は、帝国軍と反乱軍が向き合う形になっている。展示スタイルそのもにも作品愛を強く感じる。
シリーズに欠かせないハン・ソロの愛機、ミレニアム・ファルコン号のミニチュアといっても、大人が抱えるくらいに大きい。
特徴的なキャラクターのいくつかは実物大展示も。設定上の身長230cmのチューバッカはやはり大きかった
ダース・ベイダーの展示も。これは、初期三部作の最後で、ダース・ベイダーがマスクを脱ぎ、アナキン・スカイウォーカーの顔を見せるシーンに関連。マスク内側のチューブなど精密な作り込みがすごい。
ダース・ベイダー。
展示の最後で、ブレスレットをかざして収集したデータを元にオリジナルキャラクターがつくれる。ジャー・ジャー・ビンクスと同じグンガン人を選び、ボバ・フェットの要素を加えるとこうなってしまった。
(文、写真・伊藤有)