サムスン電子(Samsung Electronics)が、9月1日に折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold2」を発表! ディスプレイをカバーディスプレイとメインディスプレイの合計3枚を採用し、スマホとしても、開けばタブレットとしても使えるのが特徴。
折り畳んだ状態では、約6.2インチのディスプレイを備えたスマホとなり、広げれば、約7.6インチのディスプレイを備えたタブレットになるという仕組み。9月18日から世界各国で発売予定。価格は1,999ドル(約21万円)。日本での発売は未定。
3つのディスプレイを活かして、アプリを最大8個同時に表示可能
Galaxy Z Fold2は、複数のアプリを同時に表示するマルチウィンドウ機能があるので、カバーディスプレイでは2個のアプリを起動、メインディスプレイでは、3個のアプリを楽しめてしまう。メインディスプレイは3個のアプリに加えて、さらにポップアップで5個表示できるので、合計8つも表示できてしまう。また、ブルーライトカット機能搭載のため、それだけアプリを起動しても、目の疲れを最小限に抑えてくれそうだ。
ビジネス向けのアプリに最適化されている
Office系アプリ(Word、Excel、PowerPointなど)は、大画面での表示に最適化されており、「描画」「編集」といった画面上部のツールバーを、ちゃんと使うことができる。しかも、ドラッグ&ドロップで他のウィンドウへ貼り付けられるので、ExcelからWordへデータを貼り付けとった、パソコンのような操作ができてしまう。
角度を自由に調整できるフレックスモード
ディスプレイの角度は、75度〜115度で調整でき、ディスプレイを半開きにした状態でも使えるフレックスモードを採用している。そのため、片手や両手で持たなくても、机に置いてさまざまなコンテンツが楽しめるようになっている。
たとえば、メインディスプレイを、ハンズフリーのビデオ通話に使ったり、カバーディスプレイで映画やドラマなどの映像コンテンツを楽しめる。折りたたみだからこそできる使い方だろう。
スマホじゃできない撮影を可能に!
Galaxy Z Fold2を開いてカメラを起動すると、両画面にプレビューを表示しながら撮影できる。メインディスプレイでの撮影では、バーディスプレイにプレビューが表示され、撮影前に最適なアングルやポーズを確認できたりと、複数のディスプレイを活かした撮影を実現している。さらに、カメラ機能の特徴として被写体を追跡し、常にピントを調節する自動フレーミング機能を採用している。
フレックスモードでも自動フレーミングを使えるので、映像がボケることなくVlogのハンズフリー撮影ができたり、ビデオ会議に使用できる。被写体が増えると、フレーム内に収まるように広角に切り替わり、被写体が減ると元に戻ったりと気の利いた機能が揃っている。折りたためる形状を活かして、これまでのスマホではできなかった角度での、写真や動画の撮影可能にしてくれそうだ。
道案内や料理レシピを調べたり、連絡を取り合ったりと、スマホだけで完結できることが増えた時代。折りたたみスマホが、さらにその可能性を広げていきそうだ。