忙しい時の頼もしい味方、駅そば。短時間でパワーチャージできる手軽さがウリだが、中にはキラリと光る何かを持ったそばとそば店もある。ただ腹ごしらえのために食べるのはもったいない、スペシャルな駅そばをピックアップ。どれもわざわざ食べに行く価値ありの逸品だ!
大食い野郎も満足!最強激盛りグルメ
もも肉1/2枚を使った唐揚げが人気のそば。厚手の衣で食べごたえも十分。「唐揚げというよりフリット。見た目よりもさっぱりした味で、つゆにもよく合います。カリカリとつゆしみモチモチ、一度にふたつの味が楽しめるのもうれしいですね」
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[アクセス]JR我孫子駅1・2番線ホーム
[営業時間]月〜金7:00〜23:45 土7:00〜22:30 日・祝7:00〜21:30 [定休日]なし
落ち着いた空間はデートにも最適
ウリは二八蕎麦。麺はキッチンの製麺機で作られている。「雪の茅舎」など人気の日本酒を取り揃え、アルコール類も充実。ワンランク上の駅そばだ。「本格的なもちもちした麺がとにかく旨い! 上品な味わいのつゆに加え、天ぷらもサクサクで最高!」
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[アクセス]JR川崎駅3F 北口改札出てすぐ [営業時間]7:00〜23:00 [定休日]アトレ川崎に準ずる
駅ナカで和と中がまさかのコラボ
「鳥中華」はそばのつゆに中華麺を入れた一品。山形県のご当地グルメを参考に、独自の具材をプラス。「意外な組み合わせですが、違和感ゼロ。見事にマッチして新たな味を作り出しています。具の種類が多く、どれもおいしいので、お得度高し」
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[アクセス]京王線高幡不動駅改札内 [営業時間]月〜金7:00〜22:00 土・日・祝7:00〜19:00
[定休日]なし
冬の主役が共演!新たな味を生んだ
そばの上にのっているのは何と、おでん。さつま揚げか卵2個、がんもどき2個のいずれかを選ぶことができる。卵とがんもを1個ずつという選択肢もあり。「おでんとそば、それぞれが味を主張しながら、組み合わせた時の一体感が絶妙。クセになります」
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[アクセス]JR立川駅5・6番線ホーム、3・4番線ホーム [営業時間]7:00〜22:00 [定休日]なし
1日の売り上げが3ケタ万円を超える
国内最大規模を誇る箱根そばの中で、最も売り上げが高いのが同店。1日約2000人が利用する。一番人気は小海老入り かき揚げ天そば。つまり日本一の売り上げを誇るそばということ。「麺、つゆ、かき揚げ全てハイレベルで完成度の高い一杯」
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[アクセス]小田急線新宿駅西口 地下コンコース [営業時間]月〜土6:30〜23:00 日・祝6:30〜22:00
[定休日]なし
注文後に茹でる自家製麺が絶品
文殊は生麺から茹でて提供する店。今ではほかにもあるが、始まりはこちら。茹で置きや冷凍よりもおいしい麺が食べられる。「歯ごたえとのどごしはさすが生麺。こだわりは具にも及び、春菊天は軽くてサクサク。春菊の香りが食欲を増幅させます」
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[アクセス]東武東上線川越駅2番線ホーム [営業時間]月〜金6:00〜23:00 土・日・祝7:00〜21:00
[定休日]なし ※東武東上線成増駅、都営地下鉄馬喰横山駅などにも店舗あり。
一杯飲んだ後のシメはさっぱりと
夜は立ち飲みができる駅そば店。紅生姜天そばは品川店で人気を博した名物メニューで、一時はメニューから消えそうになったが、ファンの声に応えて存続が決定。今では品川店と同店で提供。「紅生姜の酸味がやみつきに。シメの一杯におすすめ」
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[アクセス]京急線黄金町駅改札出てすぐ
[営業時間]月~金 6:45~22:30 立ち飲み16:00〜、土・日・祝 6:45〜21:30 立ち飲み15:00〜
[定休日]なし ※京急川崎駅、横浜駅などにも店舗あり。
※価格はすべて税込みです。
取材・文/金子長武 撮影/田中一矢、金子長武