開幕が目前に迫る東京五輪のため、6月中旬から横浜スタジアムを離れているベイスターズ。球団公式パフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」も他球場に舞台を移すことでフォーメーションの変更などを余儀なくされたが、持ち前のチームワークで乗り越えてきた。
6月18日、東京ドームで行われた初の主催試合。試合開始6時間前にはリハーサルに励むメンバーの姿があった。
本拠地では人工芝のグラデーションで立ち位置を把握していたが、単一色のものでは勝手が違った。場内の広告看板を目印に限られた時間で本番に間に合わせたといい、1年目のRinkaさんは「最初は感覚でやりました」と苦笑する。
東京ドームは外野席のチケット販売がなく、観客から離れたグラウンド後方でのパフォーマンスは腕の見せどころだ。副キャプテンのSaraさんは「他の球場で踊るのは新鮮だったし、大雨の際にはお客さんからすごく温かい拍手をもらった」とはにかんだ。
東京五輪期間中もオフにはならない。週3日、約6時間に及ぶトレーニングや座学が用意されており、Rinkaさんは「パフォーマンスレベルをどんどんどんどん上げていきたい」と話す。後半戦は8月14日のヤクルト戦(新潟)から再開。いつもの笑顔でファンを迎え入れる。
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