漫才日本一を決める「M-1グランプリ2018」の決勝進出者が15日決定、同日、都内で記者会見を行った。決勝大会は12月2日。
決勝に進んだのは、和牛、霜降り明星、ゆにばーす、見取り図、かまいたち、スーパーマラドーナ、ジャルジャル、トム・ブラウン、ギャロップの9組。これに、決勝大会当日に行われる敗者復活戦を勝ち抜いた1組が加わり、総勢10組でチャンピオンの座を目指す。
和牛は4回目の決勝戦。昨年、一昨年と2年連続で準優勝しており、決勝に進むのは当然というのが大方の見方。水田信二は「期待されている感じもあって、それを超えなければいけないというのがあった。(決勝には)今回を含めて、あと4回出れられるので4連覇したい」と、堂々優勝宣言。さらに「見せたいネタができましたんで(決勝では)2本しっかりやりたい。いっぱいあるので、優勝して、そのまんまウイニング漫才をやりたい」とコメント。川西賢志郎も「もちろん優勝します」と自信を覗かせた。
2017年にコント日本一を決める「キングオブコント」で頂点に立った、かまいたちは、今年も2冠を狙う。山内健司が「優勝以外まったく狙ってない。優勝以外意味がないぐらい、ちょっと売れちゃってるんです……」とコメントするとステージの上も下も大笑い。濱家隆一も「漫才とコント取った人はまだいないんでね……両方取ってどうなるんだっけ?」と山内にふると、山内は「ネタの神になる。そのあと地方を回って、小さい子にお笑いを教えたい」とした。
M-1にエントリーできるのは、プロ、アマ問わず結成15年以内のコンビ。スーパーマラドーナ、ジャルジャルは、今年ラストイヤーを迎える。
スーパーマラドーナの武智は「ずっと優勝するためにネタを書いている。去年は悔いだらけでした。優勝も大事ですけど全部出し切って終わりたいなっていうのが正直なところ」。ジャルジャルは、今年も新しい漫才を用意していると聞いていると探られたが、福徳秀介は「何か言うと期待値をあげるからノーコメント」、後藤淳平も「ないですないです」と言葉少なだった。
ギャロップは事前番組でラストイヤーというあおりだったが、調べたところ、実はあと1年あるのではないかという疑惑が浮上。「で、どっちなの? ラストイヤーで(決勝に)初出場のほうがお客さんも頑張ってって思ってくれるのでは……」と詰め寄られた。
9組の中で初めて決勝に出場するのは、ギャロップのほか、見取り図、トム・ブラウン。
決勝大会の模様は、12月2日に、ABC・テレビ朝日系にて午後6時34分から生放送する。敗者復活戦は、同日、六本木ヒルズアリーナで開催され、その模様も午後2時30分から生放送される。
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