結婚式では様々なドラマが起こるものだが、これはさすがに前代未聞ではないだろうか。
THE TIMES OF INDIAによると、インド北部のウッタル・プラデーシュ州で先月27日、ヒンドゥー教の結婚式が執り行われた。花輪を交換するジャイマラと呼ばれる儀式の最中、新婦のスラビさんが昏倒。医師が治療にあたったが、残念ながら亡くなってしまったという。死因は心臓発作だった。
その後、式はお開きとなるかと思いきや、両家で話し合いが行われ、スラビさんの妹ニーシャさんが新郎のマンジェッシュ・クマールさんと結婚することになったという。スラビさんの遺体は隣の部屋に運ばれ、同じ会場でニーシャさんとクマールさんの式が続行された。
TMZは、スラビさんの母親が予定通りに結婚式を挙行するよう懇願したと報じている。新郎からの持参金を受け取るためには、どうしてもその日のうちに式を終える必要があったようだ。
2人の花嫁の兄は「妹の結婚式が行われているのに、もう1人の妹の遺体が別の部屋に置かれているという異様な状況だった」とTHE TIMES OF INDIAに語った。