「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)の運営会社、ユー・エス・ジェイは2日、ネットオークションサイト上で転売が確認された約4000枚の入場チケットなどを使えないようにしたと発表しました。
業者側では購入者に対して返金する動きが確認されたとのこと。運営会社は16日に、転売でチケットを購入した人を対象にした相談窓口を設置し、業者への返金請求などを手伝います。
USJは、1日から転売チケットの使用を無効にする対策を開始。同日に11枚の転売チケットが持ち込まれ、使用を拒んだことを明らかにしています。
国会図書館に1冊約6万円のシリーズ本「亞書(あしょ)」が78冊納本され、発行者に代償金136万2930円が支払われていたことが判明。通常、小売価格の5割と郵送料が代償金として支払われますが、同館は支払いが適切だったか調査を進めています。
同書を発売する、りすの書房の出版物は、これまで同館に288冊届き、うち252冊分の代償金621万7884円が支払い済み。なお、「亞書」の販売サイトは閉鎖されているのが確認されています。同館は通常行っている印刷費用などの資料提出を請求していませんでした。
同書をめぐっては、ネット上で疑問の声があがり騒ぎに発展。同館は納本に適切な品物だったか調査を始めました。
高速増殖炉原型炉「もんじゅ」について、原子力規制委員会は2日、日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長から意見聴取。委員からは「(機構の能力は)平均値以下」などと、厳しい指摘が相次ぎました。
聴取の結果を踏まえ、規制委は4日の定例会合で、文部科学省に対し、規制委の発足後初となる勧告を出すことも視野に入れています。もんじゅをめぐっては、2012年に大量の機器の点検漏れが発覚。規制委は2013年に事実上の運転禁止命令を出しています。
もんじゅは、約20年間ほとんど運転実績がありません。政府は機構から運営の剥奪を検討しているとされ、核燃料サイクル計画への影響も懸念されています。
USJ、10月の入場者数が過去最高 ハロウィンの催し好調
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の運営会社「ユー・エス・ジェイ」は2日、10月の入場者数が約175万人に達し、単月として過去最高だったと発表しました。
これまで最高だった昨年10月の約146万人から大幅増。ハロウィーンの期間限定イベントが好調で、外国人や家族連れの来場を中心ににぎわいました。
ハロウィンのほか、昨年7月に開業した「ハリー・ポッター」エリアも好評。アニメ「進撃の巨人」のアトラクションなど新しい企画を次々と打ち出し、継続的な人気へとつなげています。
東京慈恵会医科大学とNTTドコモは10月26日、病院全体でスマホを活用し、大規模なICT医療を展開していくことを発表。10月からスマホを含む、端末3600台を病院に導入ずみで、医療の質の向上をめざすとしています。
スマホの導入で、ナースコールや内線連絡のほか、救急患者情報などを共有化が可能に。段階的に機能を増やしていく方針で、病院間や他の病院との情報共有や、手術室のライブ映像を共有することなども考えているといいます。
これまで病院では携帯電話の利用が制限されていましたが、携帯電波の主流が4Gになったことで状況が変化。2014年に病院内での携帯電話の利用が可能になっています。
「駅の歩きスマホやめて」 JR東日本と携帯大手3社が呼びかけ
JR東日本と携帯大手3社は2日、歩きながらスマートフォンや携帯電話を使うのをやめるよう呼び掛けるキャンペーンを始めました。
14日までの期間中、駅や電車内に「やめましょう、歩きスマホ。」と記したポスターを掲示。新宿、横浜、大宮など首都圏の8駅でウエットティッシュ計1万6千個を配布します。
歩きスマホは海外でも問題になっています。そのため中国では、スマートフォンを触る人専用の歩道「歩きスマホ専用レーン」を設置。アメリカの一部でも、試験的に専用レーンが導入されています。
USJ、転売チケット11枚無効 対策初日
大阪市の米映画テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は2日、転売チケットの使用を無効にする対策を始めた1日に11枚の転売チケットが持ち込まれ、使用を拒んだことを明らかにしました。
USJによると、無効となったのは待ち時間なくアトラクションを楽しめる「エクスプレス・パス」など。持参した来場者はいずれも対策の説明を受けて納得し、トラブルはなかったということです。
エクスプレス・パスなどのチケットは、業者の買い占めで定価より高値で大量に転売されるケースが目立ち、USJは不当な価格での転売撲滅に向け対策を始めていました。
4人死亡火災で実況見分 宮崎・都城、原因特定へ
宮崎県都城市で1日に3階建てビルから出火し、2階に住んでいた母子と前日から泊まりに来ていた男児2人の計4人が死亡した火災で、宮崎県警は2日、火元や出火原因を特定するため、消防と合同で実況見分しました。
午前9時ごろ、約30人が現場に集まり、ビル1階の入り口付近の高さを測ったり、焼け跡を確認。最も激しく燃えていたのは、4人がいた部屋の真下で1階の元鮮魚店。現在は倉庫として使われ、県警は火元の可能性があるとみています。
「ウォームビズ」本格始動 暖房20度、厚着で快適に
衣食住の工夫で職場や家庭での暖房使用を控える「ウォームビズ」が2日、本格的にスタートしました。環境省が冬場の地球温暖化対策として2005年から提唱し、今年で11シーズン目。期間は来年3月末までです。
環境省はエネルギーの節約のため、暖房時の室温を20度にすることを呼びかけています。
保温機能のある下着やニットのセーター、膝掛けなどが有効とし、体が温まる食べ物や飲み物を取ることも推奨しています。
秋の褒章755人 落語家の立川志の輔さんら受章
政府は2日付で、2015年秋の褒章受章者755人と15団体を発表しました。芸術・文化の分野で活躍した人に贈る紫綬褒章には、落語家の立川志の輔さん、小説家の桐野夏生さんらが選ばれました。
立川さんは毒舌で人気を博した立川談志さんの一門。桐野さんは1999年に「柔らかな頬」で直木賞を受賞しています。
また、ナイロンやポリエチレンといった高分子化学の分野で新しい合成法を開発した京大教授の澤本光男さんや、東日本大震災の被災地をテーマにした作品で知られる写真家、畠山直哉さんにも紫綬褒章が贈られました。