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岡田結実が神コメ!岩政大樹は号泣?「W杯の楽しみ方」講座

2018年6月19日 11:00 LINE NEWS編集部

サッカーW杯は今日19日、日本代表がついに初戦コロンビア戦に臨みます。日本でもいよいよW杯熱が高まってきました。

「波に乗り遅れちゃったかな」と思っている方、まだ間に合います!タレントで女優の岡田結実さんが、元日本代表DF岩政大樹選手にW杯の楽しみ方を教わる特別講義、第2回は3時間目、4時間目の模様をお届けします。

──1986年、マラドーナのための大会


W杯は選手にとっても特別な大会です。僕も2010年の南アフリカ大会に出場しました。自分にとっても夢の舞台でしたが、家族や地元の方々など、みんなが出場を喜んでくれました。生まれ育った島ではパブリックビューイングが行われて、近所のおじいちゃんおばあちゃんたちまでが声援を送ってくれていたそうです。

ステキですね!

それくらい、たくさんの方の思いを背負ってプレーすることで、W杯では奇跡のようなストーリーが生まれます。今回はこれまでの大会を彩った「奇跡」を、いくつか紹介したいと思います。まずは1986年メキシコ大会のマラドーナです。マラドーナは知ってますか?

はい!知ってます!もじゃもじゃの方!

おー!そうですそうです!なぜ知っているんですか?

武田修宏さんが熱弁されていて…。

武田さん発信の情報多いですね(笑い)僕も最初に好きになった選手です。史上最高の選手と言われています。その彼がこの86年メキシコ大会で「神の手」と語り継がれている伝説のプレーをします。さて、「神の手」とは、どんなプレーでしょう?

神さまの手、ですよね。うーん…。あっ!他の選手の背中を手でたたいていったら、みんなめっちゃ強くなったとか!?

おー!なるほどー!(爆笑)それは確かに神の手ですね。でも、違います。正解、確認してみましょう。

(2人、動画を見る)

あれ、普通にヘディングで決めてますよね?

でも、相手は抗議してますよね。

ん?スロー映像だと、頭じゃなくて、手で触ってます?

はい!「神の手」とは、手でゴールを決めたプレーでした。審判が見逃して、ゴールが認められた。その時の実況が「これは神の手です」みたいなことを言ったのですが、それくらい彼は神格化されていたということです。

じゃ、いい意味で神の手?

うーん、それも微妙(笑い)でもマラドーナは、ちゃんと足でも神がかったプレーを見せます。それがこの大会でのもうひとつの伝説のプレー「5人抜き」です。

(2人、動画を見る)

うわー!最後にゴールまで決めちゃうんですね!

神の手と、この5人抜きゴールがあって、しかも優勝した。この大会で彼は伝説になりました。

相手のチームの選手、マラドーナさんの手下?みたいに見えますね!

手下、ですか(笑い)でも確かに、本当にうまい選手が相手だと、DFは止まって見えちゃいますね。マラドーナはこうやって相手をかわそうと事前に決めているわけじゃなく、相手の動き出しを見て、瞬間的に逆を突いているんです。

それってじゃんけんだと、後出しみたいな?

そうそうそう!すごく良いたとえですね!まさに、指の動きを見て勝つ方を出す、みたいな感じです。

じゃ、必ず勝てちゃうじゃないですか!うーん、それはずるい!というか、すごい…。足の感覚とか、頭の回転とかがすごいということですよね?そんなに瞬間的に反応できるってことは。

はい!まさにその通りです!アルゼンチンでは後にメッシというスーパースターが生まれますが、W杯ではまだマラドーナほどのプレーはできていないこともあって、いまだに「史上最高」はマラドーナという声も根強い。それもまた、W杯が大会として別格ということを示していると思います。

──悲劇のヒーロー、再びPKスポットへ


もう1人、ファンの記憶にいつまでも刻まれるストーリーを残した選手を紹介します。94年、米国大会でのロベルト・バッジョ選手。僕のアイドルでした。

あー、アイドルといっても、男性なんですね。

いやいやいや、そういうアイドルじゃなくてね(笑い)サッカーの世界では、憧れの選手のことをアイドルと言ったりします。

あ、そういうことですか(笑い)

彼はイタリア代表のエースとして期待され、背番号10を背負ってW杯に臨みます。でも直前に右アキレス腱を負傷。大会序盤はまったく結果が出せませんでした。それが決勝トーナメント1回戦、ナイジェリア戦の終了2分前に同点ゴールを決めて、母国を救うんです。

(2人、動画を見る)

あー、決まった!ゴール前に何人もいたのに!コロコロと、何か入るべくして入ったような…。

そう、導かれるように入っていく。ここに僕はドラマ性を感じました。ここから彼は立て続けにゴールを決めて、イタリアを決勝まで導くんです。

すごい!

でもこのドラマ、終わり方が切なかったんです。ブラジルとの決勝戦は、延長戦を含めて120分を戦っても同点のまま。決着はPK戦に持ち越されます。それも同点で進み、最後のキッカーはロベルト・バッジョです。

(2人、動画を見る)

音が怖いですね。声援だけど、これがバッジョさんひとりに…。ああ!外れた…。えっ?これで負け?

後姿が、はかなげでしょ。でも優勝したブラジル以上に、ファンの記憶には彼のこの姿が刻まれたんです。そしてこのストーリー、さらに続きがあります。

この大会後もケガに苦しんだロベルト・バッジョですが、後に復活して4年後のW杯フランス大会に出場します。そして1次リーグ初戦のチリ戦、1-2とリードを許した後半残り5分の場面で、相手選手のハンドを誘ってPKを獲得するんです。

うわー!4年前に外したPKですよね?どうするんですか?

彼はしばらくうつむいて考え込みます。でも、自分でPKを蹴ると名乗り出る。そして、4年前に外したのと同じ左側のコースを狙って、決めるんです。

えー!PKを志願するだけでもすごいのに、同じコースに…。本当に強い方なんですね。かっこいい…。

そこまでのストーリーを思い起こしただけでね…僕は今でも泣けます。

本当に目が真っ赤になってますよ!

いやいや!ちょっと!見んといてください!ってか…勘弁して!

──今大会の「ストーリーの主役」は誰に?


こうして「主役」たちによって、奇跡のようなストーリーが紡がれるのがW杯の魅力です。勝てるチームは1つですけど、ドラマはたくさん生まれる。そして「今大会では誰が主役になるのか」と予想しながら大会を待つのも、また楽しい。

岩政さんは誰が主役になると予想しているんですか?

はい、期待している選手はたくさんいるのですが、その中から今回は3人を厳選して来ました。ネイマール、サラー、ムバッペですね。まずはブラジル代表、ネイマールから紹介していきます。

ネイマールさん!知ってます!

おっ!知ってますか?

はい!家族によく「お前、顔の系統似てるんちゃうんか?」と言われるんですよ(笑い)

そういう入り口!?(爆笑)

じゃあ、パパも同じ系統ってことでしょうって言い返すんですけどね(笑い)

確かに(笑い)では、岡田家的にも彼に注目ですね!ネイマールは4年前のブラジル大会に、開催国のエースとして臨んだのですが、準々決勝で背中に相手選手の膝が入ってしまい、腰椎骨折の大ケガを負いました。大黒柱を欠いたチームは準決勝ドイツ戦で1-7という歴史的な大敗を喫することになります。

だから「今大会こそは」という気持ちは強いと思うのですが、W杯目前の今年2月、右足の甲を骨折する大ケガを負ってしまいました。W杯には間に合いましたが、直前の5月までプレーできていないブランクの影響は否めません。普通なら本領発揮は難しいのですが、僕としては、こういう時の方がドラマが生まれるんじゃないかと思うんですよね。

あっ!ロベルト・バッジョさんのように?

そういうことです。そして同じように、苦境を乗り越えて主役になるかもしれないと思うのが、エジプト代表のサラーです。

──新しいスター候補が続々


エジプト!そんなところからもスターが出てくるんですか!

イングランドのリバプールというクラブで、今年一気にブレイクした選手です。リーグ新記録のシーズン32得点を挙げました。しかしその後、欧州チャンピオンズリーグという大会の決勝で、ケガをしてしまいました。動画、ありますか?

ああっ、地面にまっすぐ腕を突いちゃってる…。痛そう…。

この左肩のケガをしたのが5月下旬。直後には「W杯絶望」との見方もありました。エジプトのW杯出場が28年ぶりということもあり、エースに期待していた国民は怒り心頭。あるエジプト人弁護士などは、サラーと交錯したレアル・マドリードのセルヒオ・ラモスを相手取り、10億ユーロ(約1300億円)の賠償金を求める訴訟まで起こしました。

それだけ期待されていたということですね。

それでも本人は急ピッチでリハビリを進めて、大会直前にはエジプト代表の練習への合流まで果たしました。何とか治して出てきてほしいと思います。(編集部注=サラーは15日のW杯ウルグアイ戦ではベンチ入り。出場はしませんでした)

そうなんですね!出られたら、もしかして…。

はい!ケガでさらに注目されたこともあるので、活躍すれば一気に世界的なスターになれるかもしれません。そしてもう1人紹介したいのがムバッペ。19歳にして、フランス代表の10番を背負います。

私のたった1歳年上?それで、エース番号を任されるんですか!うー、考えただけで苦しい…。

おっ!だいぶ分かってきましたね!そうなんです。10代にして、フランス中の期待を背負うということですね。プレーも見てみましょうか。

(2人、動画を見る)

なんか、急アクセル、急ブレーキがすごい…。しかもさっきあっちにいたのに、もうこっちにいるみたいな。

そうなんです。彼の最大の武器は加速力。それで相手を置き去りにしてゴールを決めます。レアル・マドリードが230億円を準備して獲得に動いているという報道もありましたが、今大会の活躍次第でもっと評価が上がるかもしれません。

かっこいい…これで私たちの同世代か。

はい!自分たちの世代の代表みたいな感じで、10代の皆さんには応援してほしいなと思います。

──"ボッチ"よりも"リア充"状態を


最後はわれらが日本代表について講義させていただきます。日本は世界の中では、決して強くない。優勝を目指すのはまだ先のこと。これを大前提として見ていただきたい。

じゃ、大会ではどれくらいが目標になるんですか?

大会ではまず、出場32カ国が8組に分かれて総当たり制の1次リーグを戦います。そして各組の上位2カ国、合計16カ国が決勝トーナメントに進出します。日本は過去に日韓共催の2002年、そして僕も出場した2010年の2度、決勝トーナメントに進出しました。ここまでいけば、よくやったなということになります。

そっか、まずはベスト16を目指すんですね!

監督がハリルホジッチさんから西野さんに代わったのはご存じですか?

はい!それはニュースで見ました!

日本はまだ「レベルの高い世界の強豪とどうやって戦うべきか」というのが固まっていないんです。大会直前に監督を変えたことは、その現状を象徴しています。とりあえずスタッフ全員を日本人にしてみて、まとまって戦おうというのが今の状態ですね。

日本の初戦の相手は、コロンビアです。

あー!ハメス・ロドリゲスさんの!

はい。とても強い相手です。2戦目のセネガル、3戦目のポーランドも強い。どの試合も、おそらく攻められ続ける展開になります。まずはそれに耐えることですが、勝ち抜くなら相手の隙を見つけて、どこかで攻めに出ないといけない。

サッカー初心者でも、とても難しそうなのは分かります。

一人ひとりの力では、相手の方が上なので、日本は何人かで力を合わせて対処しないといけません。攻める時も、束になって攻めないと崩せない。そういう意味で、まとまって戦えるかは、他の国以上にものすごく大事になります。

チームワークがカギなんですね…。

はい。そういう意味で、初心者の方にも分かってもらえるかもしれないバロメーターを1つお伝えしたいと思います。「今、日本代表はうまく試合運びをできているかどうか」を見極めるバロメーターです。

あっ!それはうれしいです!

テレビ中継では、ピッチを俯瞰する角度からの映像が多いと思います。この時に選手たちの距離が、ある程度近く保たれているか。そこを見れば、まとまって戦えているかがある程度分かります。言わば「ボッチ」より「リア充」ですかね。

それなら私でも分かるかも!(笑い)

──ドラマの帰結を見届けてほしい


ただ、サッカーは90分間ずっと、選手たちは行ったり、来たりと動き続けています。そうしているうちに、だんだん距離が離れてしまうものなんです。そうなると、広くなったスペースで、ハメスのようなうまい選手が自由にプレーし始めて、日本はピンチになります。

逆にたとえハメス相手でも、周りに何人も日本の選手がいる状況なら、自由にプレーをさせないことができます。そして攻める時にも、何人かで力を合わせて崩しにいけば、強いチームからでも点が取れる可能性はある。攻める時も守る時も、あうんの呼吸で「リア充状態」をつくる。そのためには、あらかじめ選手同士の距離がある程度近いほうがいいんです。

なるほど!すぐに試合を見てみたい気持ちになってきました!

いいですね!後は、日本代表にもストーリーがあります。これまで長く主力だった本田圭佑、長友佑都、岡崎慎司といったあたりの選手のストーリーが、今大会でおそらく一区切りになります。

彼らは2010年大会では日本をベスト16に導いた。そして前回大会では1勝もできなかった。8年前の成功、4年前の失敗を踏まえて、どう戦うのか。彼らはこの8年間、世界各地に散ってプレーしながら、それをずっと考えてきたんです。その集大成が、今回のW杯になります。それをぜひ、多くの方に見届けてほしい。

絶対見なきゃいけませんね!

そろそろお時間のようです。お付き合いいただいて、ありがとうございました。

もう時間ですか?なんか、あっという間でした!楽しかったです!

それはよかった。

衝撃的なお話もありましたけど、それも含めてものすごく興味が湧きました。分からないことを教えてくれる方って、なかなかいないですよね。それが、実際にW杯に出た経験をお持ちの方が、私たちのところまで降りてきてくださって、涙まで流しながら教えてくださるなんて…。

それだけは忘れましょう!(笑い)

LINE NEWSでは、本日午後9時キックオフの日本対コロンビア戦をはじめ、W杯の日本代表戦をリアルタイムで徹底実況!岩政大樹選手にも、見どころや戦況についてリアルタイムで語っていただく予定です。お楽しみに!

詳細はスマートフォンから

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開幕したけどまだ間に合う!岡田結実×岩政大樹「W杯の楽しみ方」講座

2018年6月15日 11:00 LINE NEWS編集部

4年に一度のビッグイベント、サッカーW杯が14日に開幕しました。ニュースもこの大会一色になりますが、「正直、付いていけない」と思っていらっしゃる方も少なくないのでは?そこでLINE NEWSでは、2010年W杯南アフリカ大会に日本代表として出場した岩政大樹選手に、「サッカーW杯の楽しみ方」をテーマに緊急講義をお願いしました。

的を射た硬派な解説で知られる岩政選手ですが、今回は「ぜひ、W杯をきっかけに多くの方にサッカーを好きになってほしい」と、高校の教員資格を持つという異色のキャリアも生かして分かりやすい内容を準備してくれました。そしてその講義を「サッカーをほとんど見たことがない層」を代表して、タレントで女優の岡田結実さんに受講していただきます。


講義は2回に分けて公開。今回は1時間目、2時間目の様子をお届けします。

さっそくですが、岡田さんはサッカーについてはどれくらいご存じですか?

体育の授業でやったりとか、あとはサッカーの漫画で好きな作品があったりとかですね。「エリアの騎士」という作品なんですが。

おー!世代が違う!「キャプテン翼」ではないですね(笑い)

それもあって興味はあるんですけど、ルールもポジションも分からず…。ハマりたいけど、ハマれない。

この企画にちょうどいい感じですね!今回はサッカーの中でも特にW杯の魅力について、講義をさせていただきます。W杯をきっかけに、サッカーを好きになっていただければいいなと思います。よろしくお願いいたします。


 

──世界最大級のイベント


はい、まずはW杯という大会について知っていただきたいなと。このイベント、世界最大級と言われてます。

そうなんですね!オリンピックとかもあると思うんですが。

そのオリンピックよりも、実は世界的に人気だというデータがあります。少し前のデータになってしまうんですが、2008年の北京五輪ではテレビ視聴者数が延べ47億人。これも十分にすごい数字なんですが、その直近に行われた2006年のサッカーW杯ドイツ大会では、延べ263億人に達していたそうなんです。

えー!!!5倍以上ですか!

サッカーって他のスポーツと違って、ボール1つに友だち2人で成立してしまう競技なんですよね。だから世界中で人気になる。人気を示す指標として、最近ではインスタのフォロワー数なんてものもあります。ちょっと見てみましょう。世界2位にクリスティアーノ・ロナウドがいます。

あー!CMで見たことあります!

ランキング上位はモデルとかハリウッドセレブ、リアリティーショーのスターばかりですが、そんな中に10位にネイマール、11位にメッシとサッカー選手が食い込んでいます。上位100人の中に、サッカー選手やクラブなどのアカウントが23。他のスポーツだとそれぞれ1つ、2つくらいしか入っていません。


そんな世界的な人気を誇る競技の中でも、4年に一度の特別な大会がW杯なんです。だから世界中が注目する。では、どこらへんが特別かという話をしていきましょう。

──短期間で選手の評価が激変


サッカーって、他の競技に比べると、あまり得点が入りません。だから格下のチームが1点だけ取れちゃって、守りきっちゃうみたいな番狂わせが、すごく起こりやすい競技なんです。なので、選手に対する評価も1、2試合ではされません。何年かのアベレージで評価される。

一発屋さんというのは、ないということですね。

はい(笑い)。ただ、W杯の期間中だけは、その常識が壊れます。大会中の数試合だけで、評価が激変するんです。例を挙げます。コロンビア代表、ハメス・ロドリゲス選手。この選手、前回の2014年ブラジル大会直前までは、うまいけどそこまでのスター選手ではありませんでした。

そんな彼がW杯でブレイクしました。日本戦での得点を含め、5試合6得点で大会得点王に。それで、ハメス株が急騰するんです。大会後、世界で一番リッチなクラブ、スペインのレアル・マドリードに買い取られます。その時に彼に付いた値段、いくらだと思います?

えー、分からない!平均がどれくらいなのかもちょっと…。そうですねー、500万円くらいだとどうですか?

あー、なるほど!いいところですよー!

これが多いのか少ないのかも分からない!もしかして、恐ろしい数字いっちゃってます?

正解は…100億円です(笑い)

えー!うそー!いいところって言ったじゃないですか!

記事の構成的にいいなと(笑い)

すごい…。ちょっと想像付かない金額…。

ですよね。なのでLINE NEWSのスタッフが100億円で買えるものをピックアップしてくれたそうです。えーと、うまい棒10億本。カップ麺5555万5555食。ゴリラ125頭。…これ、なんか意味あります?(笑い)




どんなゴリラなんですかね(笑い)

──帰国後、待ち受けていたのは…


W杯で評価が激変するのは、ポジティブな方向に限ったものではありません。1994年、W杯米国大会。驚きの事件が起きました。これもコロンビア代表の話なんですが、アンドレス・エスコバル選手がオウンゴールをしてしまったこともあって、1次リーグで敗退してしまいました。

オウンゴールなら、私も分かります!自分たちのゴールに決めてしまって、失点することですよね?

正解です(笑い)期待していた国民は怒り心頭。大半の選手が、ほとぼりがさめるまではコロンビアに帰らないことにしたほどです。でもエスコバル選手はあえてすぐに帰国しました。さて、彼を待ち受けていた運命とは、いったいどんなものだったでしょう?

潔く帰ってきてえらいぞと、ほめられたりしたんですかね…

正解は「射殺」です。

えっ?えっ?なんで?

バーから出たところで、銃で撃たれてしまったというんです。犯人は「オウンゴールをありがとう」と言い残して立ち去ったとされています。

衝撃です。オウンゴールしてしまっただけで、と言ったらあれですけど、殺されなくても…。

それくらい熱くなる国民もいるのがW杯、ということです。


──サッカー王国、ブラジル


ここからは出場国について紹介していきます。国際サッカー連盟に加盟している国・地域は、今大会の予選開始時点で209。今回はその中から、開催国枠で本大会出場が決まっていたロシア以外のすべて、つまり208チームがW杯予選に参加しました。

そんなに!本当に世界的なイベントなんですね!

今回の予選、最初の試合は2015年3月12日に行われた東ティモール対モンゴル戦でした。そこから3年近くかけて、31カ国が予選を勝ち上がって、本大会の切符を勝ち取りました。

本大会に出るだけでも、大変ということですね!

そうなんです。にも関わらず、1930年の第1回大会から今回に至るまで、すべて本大会に出場している国が1つだけあります。サッカー王国と呼ばれるブラジルです。

あ!分かります!ブラジルが強いのは!テレビで共演した時に、武田修宏さんが語られていました。

なるほど(笑い)その通り、W杯での優勝5回は最多です。その強さを支えているのは、世界中に渡ってプレーしている選手たちです。2015年のデータですが、海外のプロリーグでプレーする選手数で、ブラジルは1784人でダントツの1位。2位アルゼンチンの929人に大差を付けています。

そんなに海外に出て行っているんですね!

その理由の1つは貧富の差だと思います。GDP(国内総生産)世界8位の経済大国ですが、貧富格差の指標でも世界11位。アフリカの最貧国なら分かりますが、これだけ経済が発展した国でこの貧富格差は、他には見当たりません。

だから、いまだに多くの子どもたちが「サッカーで成功して裕福になろう」と目標を掲げる。そして選手として、世界中どこへでも行く。そうやって各地でもまれた選手たちの中から選ばれた23人が、W杯にやってくるんです。

世界選抜みたいですね…。それは強そう!

──お家芸?アフリカの雄に付きまとう"スト騒動"


次に紹介するのは、ナイジェリアです。アフリカ大陸の真ん中あたりにあって、人口1億8599万人は大陸最多。GDPも大陸1位という、アフリカの大国です。サッカーの世界でも、長くアフリカをリードしてきました。圧倒的な身体能力を武器に世界大会でも活躍していて、17歳以下のW杯では優勝5回。23歳以下が出場する五輪では、金を含めてメダルを3回もとっています。

そんなに強い国が、アフリカにも!

でもなぜか、年代の枠がなくなった各国の最強チーム、フル代表になると勝てなくなるんです。W杯の最高成績は、ベスト16止まり。そして実力よりも、不名誉な部分が世界的に有名になってしまっています。それはなんと、スト騒動。ナイジェリアの代表チームは国際大会のたびに、選手が「手当てが支払われていない」とボイコットを匂わせたりしてきたんです。

えー!手当てって、お給料ですよね?

はい。それが払われるまでプレーしないと。リオ五輪の時などは、高須クリニックの高須先生が「僕が代わりに手当てを払う」と言って、ナイジェリアの選手たちに数千万円を手渡したこともありました。

えっ!あの高須先生…!?

それ以外にも、2010年W杯での1次リーグ敗退に腹を立てた大統領が、代表チームに国際試合禁止を命じるなど、政治の介入も多々あります。

大統領までそんなに熱くなっちゃうって、ある意味すごい…。

そういうピッチ外のゴタゴタが多いうちは、なかなか上位には進出できないんじゃないかと思います。そもそもナイジェリアは民族数が250以上と推定され、同じ国の中でも言語や宗教がバラバラだったりもします。加えて、近年は欧州生まれの選手も代表入り。こういう側面も、チームがまとまることを難しくしているのではないかという見方もあります。

うーん。その国の文化とか、情勢とかが、サッカーにも反映されるんですね。

まとまらないと勝てない。そこがサッカーの難しいところです。サッカーは試合が止まらないので「よし、これからこういうプレーをしよう」と意思統一をする時間がない。それぞれの判断で動きつつ、自然とみんなの意思がそろわないとうまくいかない。若い世代の大会ならまだ、個人能力だけでも勝てるのですが。

そうなんですねー!じゃ、この方たちがまとまりさえすれば、ものすごく強くなるんじゃないですか?

そうなんです。たとえば同じ国の中で民族が対立していて、代表チームがなかなか強くならなかったのは、スペインも同様でした。それが10年前くらいから、サッカーだけはまとまり出した。そこから欧州選手権、そしてW杯と優勝できるようになったんです。今回、今のところナイジェリア代表の"内紛"は報じられていません。いよいよ本領発揮なるか。そんな点にも注目してみてください。

──世界が感動?食べ放題チャント??


もう1カ国いきましょう。アイスランド。本大会、今回が初出場です。

おー!死ぬまでに一度は行きたい国です!!

僕も行きたい(笑い)世界の国の中で、首都が最も北にある国ですね。夏場の日没時間は、3時間しかないそうです。

人口は約35万人。だいたい東京・新宿区と同じくらいです。W杯史上最も人口の少ない出場国ということになります。人口が少ないと、競争率が低くなるので、普通は強くなるのが難しくなります。しかも、アイスランドが出場する欧州予選は、特にレベルが高い。今回はオランダやイタリアといった強豪国も予選で敗退しています。

なぜ、そんなに難しい予選を突破できたんですか?

こういうデータがあります。アイスランドには、欧州サッカー連盟公認のコーチ免許保持者が国内に700人以上もいるそうで、これは総人口比でだいたい500人に1人という割合になります。

サッカーが盛んなイングランドでも、約1万人に1人だそうですから、飛びぬけて高い割合と言えます。その分、サッカー少年にコーチの目が行き届く。他の国なら埋もれる才能も、アイスランドなら見逃されない。

なるほどー!だから人口が少なくても強い!

そういうことになります。彼らは2016年、欧州選手権という大会でも、強豪を打ち破ってベスト8に進出する快挙を成し遂げています。その時に、チームの強さとともに話題になったのが、バイキングチャントです。バイキング、知ってますよね?

もちろん知ってます!食べ放題ですよね!

うーん!(しばし絶句)




な、なんとなくイメージは合ってます…かね?えーっと、ここで言うバイキングとは、アイスランド国民の祖先に当たるとされる北欧の武装船団、つまり海賊のことです。

勇猛果敢で知られ、大国イギリスにも攻め込んでいったりしたそうです。挑み続ける。そんな歴史と重なるんですが、2016年の欧州選手権で、アイスランドはイングランドに勝つ大番狂わせを演じました。その試合後、選手たちはスタンドのサポーターと一緒に拍手をした。それがバイキングチャントです。

うわー!すごくかっこいい!言ってみれば拍手をしているだけなのに、こんなに迫力があって!歴史を知った上で見ると、またさらにグッと来ますね!そして選手とファンが一体になっているのもステキです!

選手が「サポーターと一緒に戦う」と言うのは、決してお世辞ではありません。苦しい時、集中が切れそうな時には、サポーターの皆さんの声援、思いが選手の支えになります。だからこそ、勝った時に一緒に喜べる。W杯ともなればなおさらです。アイスランドのように、選手とサポーターが一体になって戦う姿にも、ぜひ注目していただきたいと思います。

3時間目、4時間目の様子は、日本代表が大会初戦のコロンビア戦に臨む19日に公開します。岡田結実さんには日本代表の注目点や、W杯を彩ってきた"伝説のプレー"などについて、岩政大樹選手による特別講義を受けていただきます。

LINE NEWSでは日本対コロンビア戦をはじめ、W杯の日本代表戦を徹底実況!岩政大樹選手にも、見どころや戦況についてリアルタイムで語っていただく予定です。お楽しみに!

(企画・構成=岩政大樹、塩畑大輔、撮影=佐野美樹、イラスト=山内光太郎)

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