ジョン・レノンのギター、3億円で落札 ロックの史上最高値
ビートルズのジョン・レノンが使用し、50年以上行方が分からなくなっていたギターが7日、米ロサンゼルスで競売に掛けられ、241万ドル(約3億円)で落札されました。ロック分野の競売では史上最高値といいます。
ギターはビートルズのデビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」の収録などでレノンが使用しましたが、1963年のロンドン公演で紛失。その後、米国の男性が中古店で約200ドル(約2万5000円)で購入し、最近になって本物と認定されました。
競売では、エルビス・プレスリーが使用した黄金のピアノとビートルズのドラムヘッド(面)も出品。ピアノは60万ドル(約7400万円)、ドラムヘッドは約212万ドル(約2億6000万円)の高額で競り落とされました。
内戦状態に陥っているシリアの北部の町で、マスタードガスが使用されたことが7日までに分かりました。化学兵器禁止機関(OPCW)の情報筋が明らかにしました。
化学兵器が使用されたのは8月21日。シリア北部の町で、少なくとも2人がマスタードガスにさらされたとのこと。赤ちゃんも被害を受け死亡した可能性があるということです。
現時点ではどの組織が使用したかは特定できていませんが、米国務省は「イスラム国の手法に合致している」として、同組織が化学兵器を使った可能性が高いとの認識を示しました。
メキシコの「麻薬王」と呼ばれ、今年7月に刑務所を脱獄したホアキン・グスマン受刑者がアルゼンチンに逃亡した可能性があり、同国の治安部隊が最高度の警戒態勢に入っていることが分かりました。
アルゼンチンの国営テラム通信は、アルゼンチンとチリの国境地帯にグスマン受刑者がいる可能性があると報道。先月、グスマン受刑者はメキシコで、当局者の接近から逃れようとして負傷しています。
同受刑者の逮捕につながる情報には、米当局が最大500万ドル(約6億円)、メキシコ当局が380万ドル(約4.7億円)の賞金を懸けています。
中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統は7日、シンガポールで会談しました。1949年に中台が分断して以来、首脳同士の会談は初めて。
習氏は会談で、台湾の独立勢力による分裂活動に反対すると述べ、台湾の独立をけん制。一方、馬氏は双方の制度を相互に尊重するよう呼び掛け、台湾対岸でのミサイル配備に懸念を示しました。
中国政府よると、習氏は「両岸関係は2国家間の関係ではない」と強調し、「一つの中国」の原則を改めて確認。馬氏はこれに同意したと述べたうえで、"原則"をどう定義するか双方の解釈が異なることに変わりはないとしました。
米で列車脱線、エタノール流出 住民一時避難
米中西部ウィスコンシン州で7日朝(日本時間同日夜)、米BNSF鉄道の貨物列車が脱線し、一部車両から運んでいたエタノールが沿線のミシシッピ川に流出しました。
AP通信によると、負傷者や火災が発生したとの報告はなく、連邦鉄道局が事故原因などを調べています。周辺住民が一時避難し、近くを走る高速道路の一部が通行止めになったということです。
米アラバマ州で13年前に行方不明になった当時5歳の男の子が、このほどオハイオ州クリーブランドで発見されました。発見されたのはジュリアン・ヘルナンデズさん。現在18歳で元気だということです。
失踪当時、ジュリアンさんは母と一緒に暮らしていました。地元警察によれば、親権を持たない父親が誘拐したのではないかと疑われていたとのこと。当局は、父親を誘拐関連の容疑で逮捕しました。
ジュリアンさんが大学に願書を出そうとしたところ、自分の社会保障番号と名前が一致しなかったことが、発見のきっかけでした。
中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統は7日、シンガポールのホテルで1949年の中台分断後初となる首脳会談を行いました。両首脳は会談入りに際して握手を交わしました。
両首脳は、台湾海峡の平和と発展の重要性を確認。来年1月の台湾総統選で優勢に立つ独立志向の最大野党、民主進歩党(民進党)をけん制する狙いです。
会談では、「一つの中国」を認め合う「92年合意」を中台交流の基礎として改めて確認。馬総統は「『92年合意』を揺るぎないものとし、両岸の対立を交流に変える」と強調しました。
米労働省が6日発表した10月の雇用統計によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は27万1000人の増加。市場予想の18万人を大きく上回り、増加幅は3カ月ぶりに20万人を回復しました。
また失業率は5.0%で、2008年4月以来7年6カ月ぶりの低水準となりました。雇用情勢の改善は、米連邦準備制度理事会(FRB)が検討する12月の利上げへの追い風になるとみられています。
発表を受けてニューヨーク外国為替市場ではドル買いが進み、一時、約2カ月半ぶりの円安ドル高水準となる1ドル=123円台をつけました。
中台首脳7日に分断後初めての会談、それぞれの思惑とは?
台湾の馬英九総統と中国の習近平国家主席が7日に会談すると発表。1949年の分断以来、初めてで、歴史的な会談となりますが、会談にはそれぞれの思惑があるようです。
台湾では来年1月の総統選で野党が8年ぶりに政権を奪還する可能性が高まっています。そのため、会談を行うことで与党だけが中台関係を安定させうるとアピールする狙いがあるとみられています。
一方、中国側としては、南シナ海でアメリカとの緊張が高まっていることが背景にあるようです。台湾で野党が政権を奪取すると、中国にとって外交課題がまた一つ増える可能性があり、それを避けたい考えがあるとみられています。
12月18日公開の話題作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が、余命2カ月と診断された米男性のためだけにノーカットバージョンで特別公開されました。
スター・ウォーズファンの32歳男性は、9月に余命1~2カ月との宣告を受けました。家族は彼に新作を見せるため、SNS上で働きかけ夢が実現。5日にJ・J・エイブラムス監督から電話があり、翌日にスタッフが映画を自宅に持ってきて鑑賞させてくれたとのことです。
男性や家族の訴えはツイッター上で拡散し、同作キャストらが同調するなど、世界的な話題を巻き起こしました。