ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(毎週月曜夜8時~)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。
「テレ東プラス」編集部では、番組では放送しきれなかった"ほのぼの交流感動エピソード"を担当ディレクターに直撃する連載「Dの感謝」をお届けしています。
9月24日(月・祝)夜6時55分~放送の2時間スペシャルでは、アジフライを愛するイタリア人キャーラさんをフィーチャー。イタリアではあまり馴染みがないアジですが、アジフライを愛し、日本を愛するキャーラさんは、ブランド魚「野母んあじ(のもんあじ)」を求め長崎県に飛び、釣りの現場も取材しました。
今回の「Dの感謝」では、イタリアから日本のロケ全てに同行した隅川恵美ディレクターに語ってもらいました。
ロケハン30軒以上! 三者三様のアジフライ
――今回、アジフライという意外なテーマでしたね?
「最初はアジフライだけで『(番組が)持つかな?』と思いましたが、大丈夫でした。アジフライって、どこのお店にもありますが、それだけ当たり前にあるメニューだけにこだわりのあるお店があまりないんですよね。まずアジフライと取り上げている雑誌がない! あるとしてもトンカツとセットになった小さな記事だけ。それでもネットなどを駆使して30軒以上ロケハンに行きました。下調べの段階で、お店に作り方を聞いてみても『揚げてるだけだよ~』との答えで。実際に見せてもらっても本当にただ揚げてるだけでした(苦笑)」
――それでも今回ご登場いただいた3店のアジフライは三者三様、作り方が全て違い、どれも大変美味しそうでした。大阪のお店は番組MC陣のお知り合いだというのは知っていたんですか?
「アジの血抜き処理をしている大阪のお店は、本当にとても小さな雑誌記事から見つけました。まさか、織田(信成)さんと関係のある店とは知りませんでした。オーナーが個性的で面白い人で、関西の芸人さんの間では有名なお店みたいです」
――今回、感謝している方は誰ですか?
「取材させてもらったお店、それぞれに感謝しています。アジフライ定食で有名な『京ばし松輪』はランチ時に行列が出来る人気店ですが、混雑している時にも撮らせてもらいました。ここでは『お客さんが良ければ、話を聞いてもいいよ~』と言っていただいて、キャーラさんとのちょっとした交流も撮ることができました」
ブランド魚「野母んあじ」が釣れない?!
――キャーラさんは、とても明るい人という印象でしたが、実際はどうでしたか?
「イタリアで会った時は"明るい人だな"ぐらいの印象でしたが、日本に来たら終始キャッキャッはしゃいでいて、本当に日本が好きなんだなと思いました」
――漁船ではキャーラさんがかなり日焼けしていましたよね?
「そうですね。私は日焼けしないようにがっちりガードしましたが、船が出て『さぁ釣り始めようか』というところで船酔いしてずっとダウンしてしまいました。しかもあの日、アジは釣れてもなかなか『野母んあじ』が釣れなかったんですよ。2~3時間釣って、やっと一発目が釣れたという感じでした。キャーラさんは最後はちょっと疲れたみたいでしたが終始楽しそうでしたよ。今回は通訳の女性も私よりずっと年上でしたが元気な方で、私がいちばんバテて弱ってたぐらいです(苦笑)」
――今回いちばん大変なのは、やっぱりその漁でしたか?
「はい。漁で船酔いしたこととアジフライのお店を見つけることが大変でしたが、あとは楽しかったです。キャーラさんが明るくていい人だったのも大きいですね。長崎でロケが終了した時も『もっとやろうよー』と言ってましたね」
――キャーラさんは、オンエアされているところ以外も行ったんですか?
「私たちスタッフがインサートを撮っている時も、観光船の人が船を出してくれたので軍艦島などを見てきたみたいですね。夏休みの時期だったので、ロケが終わった後も日本滞在を延ばしてイタリアから来た友達と合流して、また『京ばし松輪』に行ったり、コミケに行ったりしていたようです」