今日の関東地方は、北東からの冷たく湿った風の影響で、どんよりと厚い雲に覆われました。
そのため、東京では朝からあまり気温が上がらず、最高気温は4月中旬並みの18.4℃となりました。
東京で、6月中旬に最高気温が19℃を下回るのは、2012年6月12日の18.7℃以来、6年ぶりのことになります。
明日の気温や体感は?

明日も雲が多めながらも、日差しの出る時間はあるため、日中は比較的過ごしやすい体感となる見込みです。朝晩はひんやりとするので、外出の際は、羽織るものがあると良さそうです。
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天気のポイント
・九州南部、奄美諸島は強い雨風に警戒
・太平洋側は外出時に折り畳み傘が必須
・関東、東北は過ごしやすい体感、西日本はムシムシ
九州南部、奄美諸島は強い雨風に警戒

台風6号の影響で、九州南部や奄美諸島では発達した雨雲が流れ込みやすく、1時間に20~30mmのザーザー、ゴーッと強い雨が降る恐れがあります。風も強く吹くため、横殴りの雨に警戒が必要です。不要不急の外出は控えるようにしてください。
また、波の高い状態が続くため、海岸には極力近寄らないようにしてください。
太平洋側は外出時に折り畳み傘が必須
西日本や東日本の太平洋側は湿った空気が流れ込み、雲の多い空となります。
東日本の太平洋側はポツポツ、パラパラとした弱い雨が降る可能性があり、西日本の太平洋側では遅い時間ほど雨が振りやすくなります。お出かけには折りたたみ傘があると安心です。
一方、日本海側は雲が流れ込みにくく、晴れのところが多くなります。安心してお出かけを楽しめる一日となりそうです。
また、北海道は日差しの届くことがあっても雲の多い空。弱い前線が接近するため、夕方以降は雨の降り出す所があります。お出かけには念のため折りたたみ傘があると安心です。
関東、東北は過ごしやすい体感、西日本はムシムシ
関東や東北日本海側は今日よりも気温が上がり、日中は過ごしやすい体感となります。ただ、冷たい空気が流れ込むため、夕方以降は少しヒンヤリと感じることも。外出の際は、羽織る物があると安心です。
北海道は一日を通してヒンヤリとした体感となります。
東海~西日本ではムシムシ、ジメジメとした不快な体感に。お出かけをされる方は、汗拭きタオルがあると良さそうです。

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6月16日(土) 15時現在、台風6号は奄美大島の南南西約190kmを、1時間におよそ35kmの速さで東北東へ進んでいます。
台風は今後、奄美大島付近を通過する予想です。奄美地方では、引き続き、強風や横殴りの雨、高波に警戒してください。
伊平屋村や伊是名村で50年に一度の大雨を観測した沖縄本島地方では、すでに雨のピークは過ぎたものの、増水した河川や急な崖付近に絶対に近づかないようにしてください。
▼台風6号 16日(土) 15時現在
存在地域 奄美大島の南南西約190km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 東北東 35 km/h
中心気圧 990 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
3地点で50年に一度の記録的な大雨を観測
気象庁による観測では、粟国島の観測地点で、7時50分までの1時間に102mmという猛烈な雨を記録しました。
また、伊江村付近では9時20分までの1時間で約110mm、伊是名村付近では10時20分までの1時間に約120mmという猛烈な雨が降ったと解析されています。
さらに、16日正午までの24時間降水量は、伊是名村で404mmに達するなど、4地点で300mmを超えています。
気象庁は、6時31分に沖縄県伊平屋村について、9時50分に沖縄県伊是名村について、11時51分に鹿児島県与論島について、それぞれ50年に一度の記録的な大雨となっているところがあると発表しました。
雨量や風速の観測値
【1時間降水量(16時現在)】
1.粟国(沖縄県)
102.0 mm(07:50)
2.与論島(鹿児島県)
90.5 mm(11:40)
3.奥(沖縄県)
86.0 mm(10:30)
4.伊是名(沖縄県)
83.0 mm(10:10)
5.国頭(沖縄県)
68.5 mm(10:00)
【24時間降水量(16時現在)】
1.伊是名(沖縄県)
404.5 mm(〜11:50)
2.奥(沖縄県)
323.5 mm(〜10:40)
3.与論島(鹿児島県)
323.5 mm(〜13:10)
4.粟国(沖縄県)
309.0 mm(〜09:50)
5.国頭(沖縄県)
262.0 mm(〜10:10)
【最大瞬間風速(16時現在)】
1.伊是名(沖縄県)
30.6 m/s(11:31)
2.沖永良部(鹿児島県)
28.8 m/s(13:02)
3.与論島(鹿児島県)
28.3 m/s(13:14)
4.宮城島(沖縄県)
26.6 m/s(09:29)
5.渡嘉敷(沖縄県)
26.2 m/s(04:36)
沖縄エリアは台風による激しい雨のピークは越えましたが、増水した河川や急な崖には絶対に近づかないようにしてください。
奄美地方では一旦雨が弱まっても油断せずに、引き続き、土砂災害や低い土地の浸水などに厳重に警戒してください。

竜巻などの突風にも警戒
奄美地方では、竜巻などの突風にも警戒が必要です。雷や急な風の変化などを感じた場合は、頑丈な建物の中に避難するようにしてください。
台風の名前「ケーミー」
「蟻(アリ)」を意味する韓国語。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
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6月16日(土) 12時現在、台風6号は沖縄本島近海を東北東に時速約30kmで進んでいます。
沖縄本島・奄美地方で、50年に一度の大雨を観測したところもありましたが、沖縄地方はすでに大雨のピークは越えました。このあとピークを迎える奄美地方では、引き続き土砂災害や浸水害、突風などに警戒してください。
▼台風6号 16日(土) 12時現在
存在地域 那覇市の北北東約60km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 東北東 30 km/h
中心気圧 990 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
3地点で50年に一度の記録的な大雨を観測

気象庁による観測では、粟国島の観測地点で、7時50分までの1時間に102mmという猛烈な雨を記録しました。
また、伊江村付近では9時20分までの1時間で約110mm、伊是名村付近では10時20分までの1時間に約120mmという猛烈な雨が降ったと解析されています。
さらに、16日正午までの24時間降水量は、伊是名村で404mmに達するなど、4地点で300mmを超えています。
気象庁は、6時31分に沖縄県伊平屋村について、9時50分に沖縄県伊是名村について、11時51分に鹿児島県与論島について、それぞれ50年に一度の記録的な大雨となっているところがあると発表しました。
沖縄エリアは台風による激しい雨のピークは越えましたが、このあとピークを迎える奄美地方では、土砂災害や低い土地の浸水などに厳重に警戒してください。

竜巻などの突風にも警戒
このあとピークを迎える奄美地方では、竜巻などの突風に警戒が必要です。雷や急な風の変化などを感じた場合は、頑丈な建物の中に避難するようにしてください。
台風の名前「ケーミー」
「蟻(アリ)」を意味する韓国語。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
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6月16日 11:09 千葉県で震度4の地震が発生しました。
震源地:千葉県南部
マグニチュード:4.5
震源の深さ:約20km
この地震による津波の心配はありません
震度4:
【千葉県】
一宮町一宮 長南町長南
震度3:
【千葉県】
茂原市道表 大網白里市大網 睦沢町下之郷 長生村本郷 白子町関 勝浦市墨名 勝浦市新官 いすみ市国府台 大多喜町大多喜
千葉県南部で地震相次ぐ

今月に入ってから、千葉県南部から千葉県東方沖にかけてを震源とする地震が相次いでいます。今日16日だけでも、11時09分にM4.5、11時16分にM3.4、11時22分にM4.3とそれぞれ発生しています。
千葉県沖では今月「スロースリップ」現象が続いています。千葉県東方沖では、海側のフィリピン海プレートが陸側のプレートの下に沈み込んでいますが、プレートの境界がゆっくりずれ動く現象をスロースリップといいます。
スロースリップが起こると周辺で地震活動が活発になると言われています。今後の地震活動に引き続き注意してください。
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6月16日(土) 9時現在、台風6号は沖縄本島近海を東北東に時速約30kmで進んでいます。
沖縄本島地方では記録的な大雨となっているところがあります。土砂災害や浸水害、突風などに警戒してください。
▼台風6号 16日(土) 9時現在
存在地域 那覇市の西約60km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 東北東 30 km/h
中心気圧 992 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
伊平屋村・伊是名村では50年に一度の記録的な大雨に 土砂災害や浸水に警戒
気象庁による観測では、粟国島の観測地点で、7時50分までの1時間に102mmという猛烈な雨を記録しました。
また伊江村付近では、9時20分までの1時間で約110mmという猛烈な雨が降ったと解析されています。
さらに、24時間での降水量は、伊是名村で338mmに達するなど、3地点で300mmを超えています(10時までの集計)。
気象庁は、6時31分に伊平屋村について、9時50分に伊是名村について、それぞれ50年に一度の記録的な大雨となっているところがあると伝えました。
土砂災害や低い土地の浸水などに厳重に警戒してください。

竜巻などの突風にも警戒
沖縄の周辺では、昼頃までは竜巻などの突風にも警戒が必要です。
◆台風の名前「ケーミー」
「蟻(アリ)」を意味する韓国語。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
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今日6月16日(土) 7時19分頃、鹿児島県の桜島で、今年129回目の爆発的噴火がありました。噴煙は火口上4700m(海抜約5800m)まで上昇しました。
上空を吹く東風によって、噴煙は鹿児島市内方向へ流れています。
噴火時の様子

噴火は南岳山頂火口からで、気象庁によると鹿児島市で中程度の体感空振があったとのことです。
この噴火により、弾道を描いて飛散する大きな噴石が6合目(南岳山頂火口より800から1100m)付近まで飛びました。
噴煙量が多量と記録されるのは5月24日の噴火以来です。
「ものすごい量の桜島からの火山灰で太陽が見えません」
今後の風向
16日は、上空中程度の高さでは東風が、高いところでは西風が吹く予想です。
主な噴煙は東風により西方向へ流され、鹿児島市ではやや多量の降灰が予想されます。
さらに、鹿児島県枕崎市、指宿市、垂水市、日置市、南さつま市、南九州市でも降灰が予想されます。
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■ この先1週間のポイント ■
・西・東日本は台風による直接的な影響は少ない見通し
・梅雨の晴れ間を有効に
西・東日本は台風による直接的な影響は少ない見込み
15日(金)に発生した台風6号は、16日(土)に沖縄に猛烈な雨をもたらした後、弱まりながら東進する予想となっています。
そのため、西・東日本は、台風による直接的な影響は少ない見込みです。
ただ、太平洋沿岸のエリアでは、念のため高波に注意してください。
梅雨の晴れ間を有効に

19日(火)〜21日(木)は、梅雨前線上の低気圧が通過します。
19日に西日本南岸、20日に東日本南岸、21日には北海道の東海上へ。
そのため、太平洋側を中心に雨となります。
ただ、天気は周期的に変化するため、雨は長く続かなそうです。
22日(金)は広く梅雨の中休みとなる予想なので、日差しの有効活用がおすすめです。

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きょう16日(土)のお出かけに傘が必要なエリアをマップで解説します。
大きい傘がいるエリア
沖縄や奄美地方では、台風6号の影響で強い雨や雷雨のおそれがあります。風も強まるため、外出の際は傘よりもレインウェアがよさそうです。ただ、雨の降り方が激しい時間や、雷鳴が聞こえる時間は、外出を控えてください。
折りたたみ傘がいるエリア
北海道の太平洋沿岸や東北、東日本では湿った空気や梅雨前線、寒気の影響で雨が降ります。激しい雨や雷雨にはなりませんが、お出かけには傘が必要となりそうです。
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■ 天気のポイント ■
・沖縄に台風最接近 大雨警戒
・関東や東北南部は冷たい雨
・西日本は梅雨の晴れ間に
今日は台風6号が沖縄本島に最接近する見込みで、大雨による災害に警戒が必要です。また、梅雨前線は西日本からは離れて天気が回復しますが、関東や東北では冷たい雨が続きます。
沖縄に台風最接近 大雨警戒
台風6号の接近により、先島諸島では朝まで、沖縄本島地方では昼頃まで、激しい雨による災害に警戒が必要です。雨が落ち着いた後も海は波の高い状態が続くため、海岸に近づくのは控えてください。
関東や東北南部は冷たい雨
梅雨前線や低気圧は離れるものの、北東からの冷たく湿った風の影響で、関東や東北北部では雨が降るところが多くなります。お出かけには傘が必須です。
気温もあまり上がらず、肌寒く感じられそうです。
東北北部や北海道では、時々晴れ間がのぞきそうです。
西日本は梅雨の晴れ間に
西日本や東海エリアからは梅雨前線が離れ、日差しの届く所が多くなります。比較的カラッとした空気となり、日陰では快適に過ごせそうです。
一年のうちで紫外線が最も強い時期となってきているので、少しの時間の外出でもしっかり対策をすることをおすすめします。
