ハワイのイメージは「竜宮城」
ANA(全日空)が日本の航空会社として初めて導入し、2019年春に東京~ホノルル線で運航を開始する予定の超大型旅客機エアバスA380型機。それを記念した機体デザインコンテストの大賞が2017年3月6日(月)、発表されました。
世界中から寄せられた2197作品より大賞に選ばれたのは、「ウミガメの家族」をコンセプトに「ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌ(ウミガメ)の親子」を描いた、東京都の増岡千啓(ますおかちひろ)さんの作品。この特別塗装が施されたA380型機、愛称「FLYNG HONU」が2019年春より東京~ホノルル線で運航される予定です。
「早く実際にペイントされた機体を見て、『でっかいカメ』を実感できたらと思います」(大賞の増岡千啓さん)
大賞に選ばれた増岡さんにとって、ハワイのイメージは青い空、青い海、まるで「竜宮城」のようなところといい、シュノーケリングでウミガメを見たことが一番大きなハワイの思い出とのこと。そこから今回、「竜宮城」へ連れて行ってくれる「カメ」を、ホノルル線へ就航するA380型機にデザインしたといいます。
ANAがウミガメを選んだ理由は? A380型機にちなんだ年利3.8%のプランも
ANAによると、ハワイ語で「ホヌ」の愛称で親しまれるウミガメは、同地では大変神聖な生き物で、ウミガメを見られると幸福や繁栄が訪れるといわれ、広くハワイの人々に愛されているとのこと。そこでこの特別塗装機に乗ってハワイへ旅をする人にも幸福が訪れるよう願いを込め、特別塗装機の愛称を「空飛ぶウミガメ」という意味を持つ「FLYING HONU」にしたといいます。
「従来のANAのペイントではつまらないというところから、公募を行いました。万年生きるカメは日本でも神聖な存在です。またひとつ違った雰囲気を出せればと思います」(ANA 篠辺 修社長)
なお特別塗装機のデザイン公募にあたって、そのデザインはホノルル線に就航することから「レジャー」の方向で考えていたとのこと。またこのデザイン決定を記念し、ANAセールスは通常の積立プランの最大年利3%(サービス額率)をA380型機にちなみ3.8%にした「ANA旅行積立ハワイ限定プラン」を、4月13日(木)に発売する予定です。また大賞の増岡さんには、東京~ハワイ線のビジネスクラスペアチケットが贈られました。