2017年度から3年間で新型ホームドアを検討
京阪電鉄は2017年3月30日(木)、京橋駅(大阪市都島区)でホームドアの整備に着手すると発表しました。
京阪線では、車両によって扉の数が異なるため、ホームドアの設置が困難な状況です。そこで5扉車を3扉車に置き換える計画を一部前倒しして、整備できる状況を作るといいます。
ただし同じ3扉車であっても、車両形式により扉の位置が少しずつ異なることから、さまざまな扉位置に対応する新型ホームドアの検討が2017年度から3年かけて進められます。2020年度をめどに、京橋駅の一部で試行整備され、その後の検証などを経て、同駅1、2番線(京都方面行き)にて、本整備が進められる計画です。
京橋駅2番線のホーム端に施された赤・白の注意喚起シート(画像:京阪電鉄)。
また、ホームドアとは別に、ホームからの転落や車両との接触事故を防止するため、3月18日(土)から、京橋駅2番線のホーム端部に注意喚起シートが試行設置されています。
このほか、ベンチの方向を線路に対し平行から垂直に変える取り組みも進行中。すでに天満橋駅と深草駅で完了しており、今後さらに京橋駅、枚方市駅をはじめ主要駅でも実施される予定です。
【写真】京阪電鉄全駅全ホームに整備済みの内方線付き点状ブロック
内方線付き点状ブロックは、2009年度までに京阪電鉄全88駅の全ホームに整備された(画像:京阪電鉄)。