客室の約8割が個室に
フェリーさんふらわあは2018年2月21日(水)、新造船「さんふらわあさつま」を5月に就航させると発表しました。
3フロア吹き抜けのエントランスホールのイメージ(画像:フェリーさんふらわあ)。
同社が運航する大阪~志布志(鹿児島県)航路には、新造船の大型フェリー2隻が投入されます。「さんふらわあさつま」はその1隻目です。5月15日(火)の大阪発下り便から運航を開始します。
現在の「さんふらわあさつま」は1993(平成5)年3月就航。全長186m、全幅25.5m、総トン数は1万2415トンで航海速力は22ノット、旅客定員は782人(営業定員)、積載車両数は大型トラック(13m換算)104台、普通車140台です。
新「さんふらわあさつま」は、全長192m、全幅27m、総トン数が1万3500トンで航海速力は23ノット、旅客定員は709人、積載車両数は大型トラック121台、普通車140台です。3フロア吹き抜けのエントランスホール内にあるアトリウムでは、四季や海、宇宙のプロジェクションマッピングを実施。船内Wi-Fiでは、船内情報や現地観光情報、オンデマンドの映画などを視聴できます。
専用バルコニーもある「スイート」のイメージ(画像:フェリーさんふらわあ)。
「ツーリスト」のイメージ。枕元に電源コンセントが完備されるほか、間仕切りによりプライバシーも確保される(画像:フェリーさんふらわあ)。
展望風呂のイメージ(画像:フェリーさんふらわあ)。
展望風呂の面積は現行船の約1.7倍に。また、117ある客室のうちおよそ8割を占める94の個室には、シャワーやトイレ、洗面台、冷蔵庫が個別に完備されます。また、フェリーさんふらわあでは初めて、最上級客室となるスイートルームも用意されます。
大人1人あたりの片道普通運賃(燃料油価格変動調整金含む)は1万3420円(ツーリスト)から3万3220円(スイート)です。往復1万円からの「弾丸フェリー」など、割引プランも複数用意されています。
なお、2隻目の新造船「さんふらわあきりしま」は、2018年夏に就航する予定です。
【画像】新「さつま」「きりしま」相次いで就航
新「さんふらわあさつま」と新「さんふらわあきりしま」は2018年に相次いで就航する(画像:フェリーさんふらわあ)。